JP2007194092A - メンブレンシート及びスイッチ装置 - Google Patents
メンブレンシート及びスイッチ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007194092A JP2007194092A JP2006011756A JP2006011756A JP2007194092A JP 2007194092 A JP2007194092 A JP 2007194092A JP 2006011756 A JP2006011756 A JP 2006011756A JP 2006011756 A JP2006011756 A JP 2006011756A JP 2007194092 A JP2007194092 A JP 2007194092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- key top
- metal dome
- membrane sheet
- emitting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
【課題】複数のキートップの表面部を所望の色及び所望の明るさによって照明することが容易であり、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】一主面上に固定接点電極1が形成されたベース基材2と、固定接点電極1に対応する位置に配されたメタルドーム3と、メタルドーム3上に設置されたメンブレンシート9とを備える。メンブレンシート9は、絶縁材料からなるメンブレン基材9aと、メンブレン基材9a上に設置されたLED10と、メンブレン基材9a上に形成されLED10に給電するための回路パターン9bと、LED10を覆ってメンブレン基材9a上に設置された透光材料からなるキートップ11とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】一主面上に固定接点電極1が形成されたベース基材2と、固定接点電極1に対応する位置に配されたメタルドーム3と、メタルドーム3上に設置されたメンブレンシート9とを備える。メンブレンシート9は、絶縁材料からなるメンブレン基材9aと、メンブレン基材9a上に設置されたLED10と、メンブレン基材9a上に形成されLED10に給電するための回路パターン9bと、LED10を覆ってメンブレン基材9a上に設置された透光材料からなるキートップ11とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話装置等の種々の電子機器における入力キースイッチ等として使用されるスイッチ装置に関し、また、このようなスイッチ装置の構成に使用されるメンブレンシートに関する。
従来、携帯電話装置等の電子機器においては、入力キースイッチとして、特許文献1に記載されているように、いわゆるメンブレンスイッチやメタルドームスイッチ(皿バネ式スイッチ)等、クリック感のあるスイッチ装置が使用されている。このようなクリック感のあるスイッチとして、メタルドームスイッチは、図4に示すように、接点電極101が形成された接点回路ベース基材102を有し、この接点回路ベース基材102上にメタルドーム(皿バネ)103及びメタルドーム押さえシート104を有するとともに、さらに、メタルドーム押さえシート104上にキーマット層105を有して構成されている。
接点回路ベース基材102には、接点電極101に接続された内部配線回路106が形成されている。これら接点電極101と内部配線回路106とは、ビア(Via)、または、スルーホール(TH)107によって接続されている。接点電極101は、接点回路ベース基材102の表面上に形成されている。
メタルドーム103は、薄い金属板によってドーム状(皿状)に形成されており、接点電極101上に位置して設置されている。このメタルドーム103は、メタルドーム押さえシート104によって覆われた状態で、接点回路ベース基材102の上面に固定されている。メタルドーム押さえシート104は、接着剤層108により、接点回路ベース基材102の表面及びメタルドーム103の上面に接着されている。
キーマット層105は、メタルドーム押さえシート104上に設置されるベースラバー109と、このベースラバー109に接着剤110により接着されたキートップ111とにより構成されている。ベースラバー109は、合成樹脂材料によりシート状に形成されており、メタルドーム押さえシート104に対向する下面部にプランジャ112を有している。このプランジャ112は、ベースラバー109下面部より下方に向けて突設された突起部として形成されている。キートップ111は、押釦となる部分であって、合成樹脂材料により形成されている。このキートップ111の押圧操作される上面部は、文字や記号等が印刷されるキートップ加装飾部113となっている。
このスイッチ装置においては、キートップ111の上面部が押圧操作されると、このキートップ111がメタルドーム103側に移動し、ベースラバー109が押圧されて変形する。このベースラバー109は、キートップ111によって押圧されて変形することにより、プランジャ112により、メタルドーム押さえシート104を介してメタルドーム103の上面中央部を押圧する。すると、メタルドーム103は、接点回路ベース基材102側に弾性変位し、 接点電極101に接触する。接点電極101にメタルドーム103が接触することにより、この接点電極101において離間したパターン間が導通され、スイッチ操作がなされる。
また、このようなスイッチ装置においては、図5に示すように、キートップ111を照明するための発光素子(LED)114を備えたものが提案されている。このスイッチ装置においては、発光素子114は、メタルドーム押さえシート104上に設置され、複数のキートップ111の間となる位置に配置されている。そのため、発光素子114からの照明光がキートップ111を介してキートップ加装飾部113に導かれるように、導光体を用いる必要がある。この導光体は、透光性を有する樹脂材料等からなる導光板と、ベースラバー109とによって構成される。
ところで、前述したような従来のスイッチ装置においては、発光素子114から発せられた照明光は、メタルドーム押さえシート104によって分散反射され、ベースラバー109、接着剤110及びキートップ111間を透過して、キートップ加装飾部113に到達し、このキートップ加装飾部113を裏面側から照明する。
このように、従来のスイッチ装置においては、発光素子114から発せられた照明光は、種々の部材中を透過してキートップ加装飾部113に到達する。そのため、キートップ加装飾部113が所望の色及び所望の明るさによって照明されるようにするために、発光素子114からの照明光が透過する各部材の透過率及び色のそれぞれを適切に設定しなければならず、設計及び製造が困難とものとなっている。
また、従来のスイッチ装置においては、各キートップ111と各発光素子114とが一対一で対応しておらず、各キートップ111は複数の発光素子114によって照明され、また、各発光素子114は複数のキートップ111を照明することとなる。
そのため、従来のスイッチ装置においては、各キートップ111について、個別に異なる色の照明光によって照明することは困難であり、また、個別に照明光の色や点灯及び消灯の切替えを行うことはできなかった。なお、各キートップ111を個別に異なる色の照明光によって照明するには、各キートップ111ごとにカラーフィルタを設置することが考えられるが、構成が複雑となり、また、照明光の色を切替えることはできない。
なお、発光素子114として、LEDではなくELパネルを使用したスイッチ装置が考えられるが、ELパネルを使用したスイッチ装置においても、各キートップ111について、個別に異なる色の照明光によって照明することは困難であり、また、個別に照明光の色や点灯及び消灯の切替えを行うことはできない。また、ELパネルには、耐久性や発光輝度について問題があり、インバータ制御回路を用いないとノイズを発生し易いといった問題もある。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、複数のキートップを有するスイッチ装置において、各キートップの表面部(キートップ加装飾部)を所望の色及び所望の明るさによって照明することを容易に行えるようにし、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることを容易に行えるようにするメンブレンシートを提供し、また、このメンブレンシートを使用して構成されたスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成1〕
本発明に係るメンブレンシートは、絶縁材料からなりスイッチ装置における可動部となるメンブレン基材と、メンブレン基材上に設置された発光素子と、メンブレン基材上に形成され発光素子に給電するための回路パターンと、発光素子を覆ってメンブレン基材上に設置された透光材料からなるキートップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係るメンブレンシートは、絶縁材料からなりスイッチ装置における可動部となるメンブレン基材と、メンブレン基材上に設置された発光素子と、メンブレン基材上に形成され発光素子に給電するための回路パターンと、発光素子を覆ってメンブレン基材上に設置された透光材料からなるキートップとを有することを特徴とするものである。
〔構成2〕
本発明に係るメンブレンシートは、構成1を有するメンブレンシートにおいて、メンブレン基材の下面部の発光素子に対応する位置に、プランジャ部材が設置されていることを特徴とするものである。
本発明に係るメンブレンシートは、構成1を有するメンブレンシートにおいて、メンブレン基材の下面部の発光素子に対応する位置に、プランジャ部材が設置されていることを特徴とするものである。
〔構成3〕
本発明に係るメンブレンシートは、構成1、または、構成2を有するメンブレンシートにおいて、メンブレン基材には、発光素子の周囲となる位置に、複数の開口部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係るメンブレンシートは、構成1、または、構成2を有するメンブレンシートにおいて、メンブレン基材には、発光素子の周囲となる位置に、複数の開口部が形成されていることを特徴とするものである。
〔構成4〕
本発明に係るメンブレンシートは、構成1乃至構成3のいずれか一を有するメンブレンシートにおいて、発光素子は、透光性を有する樹脂材料によって封止されていることを特徴とするものである。
本発明に係るメンブレンシートは、構成1乃至構成3のいずれか一を有するメンブレンシートにおいて、発光素子は、透光性を有する樹脂材料によって封止されていることを特徴とするものである。
〔構成5〕
本発明に係るスイッチ装置は、一主面上に固定接点電極が形成されたベース基材と、固定接点電極に対応する位置に配された可動接点となるメタルドームと、メタルドーム上に設置された構成1乃至構成4のいずれか一を有するメンブレンシートとを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るスイッチ装置は、一主面上に固定接点電極が形成されたベース基材と、固定接点電極に対応する位置に配された可動接点となるメタルドームと、メタルドーム上に設置された構成1乃至構成4のいずれか一を有するメンブレンシートとを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るメンブレンシートは、構成1を有することにより、発光素子とキートップとが一対一に対応しているので、複数のキートップを有するスイッチ装置において、各キートップの表面部(キートップ加装飾部)を所望の色及び所望の明るさによって照明することが容易となり、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることが容易となる。
また、発光素子としてLEDを使用した場合、例えば、ELパネルを使用した照明と比較して、各キートップを高輝度で照明することができ、ノイズ発生の虞れがなく、かつ、十分な耐久性を実現することができる。
このメンブレンシートを使用したスイッチ装置は、各キートップについて個別に照明光の色や点灯及び消灯の切替えが可能なので、いわゆる「操作ガイド」や「タイピング練習」等の目的で、所定のキートップを照明によって指示することが可能となる。
また、このメンブレンシートを使用したスイッチ装置は、別途の導光体が不要であるため、薄型化を図ることができる。
本発明に係るメンブレンシートは、構成2を有することにより、発光素子に対応する位置にプランジャ部材が有しているので、確実なスイッチ操作を実現することができる。
本発明に係るメンブレンシートは、構成3を有することにより、発光素子の周囲となる位置に複数の開口部が有するので、発光素子が設置された個所におけるメンブレンシートの面方向(上下方向)の移動が円滑に行える。
本発明に係るメンブレンシートは、構成4を有することにより、発光素子は、透光性を有する樹脂材料によって封止されているので、発光素子が保護され、発光素子の対ESD(Electric Static Discharge:静電放電)破壊特性を向上させることができる。
本発明に係るスイッチ装置は、構成5を有することにより、メンブレンシートが構成1乃至構成4のいずれか一を有するので、各キートップの表面部(キートップ加装飾部)を所望の色及び所望の明るさによって照明することが容易であり、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることが容易である。
また、発光素子としてLEDを使用した場合、例えば、ELパネルを使用した照明と比較して、各キートップを高輝度で照明することができ、ノイズ発生の虞れがなく、かつ、十分な耐久性を実現することができる。
このスイッチ装置においては、各キートップについて個別に照明光の色や点灯及び消灯の切替えが可能なので、いわゆる「操作ガイド」や「タイピング練習」等の目的で、所定のキートップを照明によって指示することが可能となる。
また、このスイッチ装置においては、別途の導光体が不要であるため、薄型化を図ることができる。
すなわち、本発明は、複数のキートップを有するスイッチ装置において、各キートップの表面部(キートップ加装飾部)を所望の色及び所望の明るさによって照明することを容易に行えるようにし、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることを容易に行えるようにするメンブレンシートを提供することができるものである。
また、本発明は、このメンブレンシートを使用することによって、各キートップの表面部(キートップ加装飾部)を所望の色及び所望の明るさによって照明することが容易であり、また、各キートップについて、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることが容易であるスイッチ装置を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1中の(a)は、本発明に係るスイッチ装置の構成を示す平面図であり、図1中の(b)は、このスイッチ装置の構成を示す断面図である。
図1中の(a)は、本発明に係るスイッチ装置の構成を示す平面図であり、図1中の(b)は、このスイッチ装置の構成を示す断面図である。
本発明に係るスイッチ装置は、以下に述べるように、本発明に係るメンブレンシートを備えて構成されるものである。このスイッチ装置は、図1中の(b)に示すように、接点電極1が形成された接点回路ベース基材2を有し、この接点回路ベース基材2上に可動接点となるメタルドーム(皿バネ)3を有し、さらに、本発明に係るメンブレンシート9を備えるキーマット層5を有して構成されている。
接点回路ベース基材2には、接点電極1に接続された図示しない内部配線回路が形成されている。これら接点電極1と内部配線回路とは、図示しないビア(Via)、または、スルーホール(TH)によって接続されている。接点電極1は、接点回路ベース基材2の表面上に形成されている。
メタルドーム3は、薄い金属板によってドーム状(皿状)に形成されており、接点電極1上に位置して設置されている。このメタルドーム3は、メタルドーム押さえシート4によって覆われた状態で、接点回路ベース基材2の上面に固定されている。メタルドーム押さえシート4は、PET(Polyethyleneterephthalate)基材の如き絶縁材料からなり、接着剤層8により、接点回路ベース基材2の表面及びメタルドーム3の上面に接着されている。
キーマット層5は、メタルドーム押さえシート4上に設置されるメンブレンシート9によって構成され、キートップ11を有して構成されている。メンブレンシート9は、平坦なシート状のPETの如き絶縁材料からなり可動部となるメンブレン基材9aを有して構成されている。このメンブレン基材9a上には、発光素子となるLED10が設置されている。このLED10は、各メタルドーム3に対応して設置される。このLED10は、メンブレン基材9a上に導電性接着剤がスクリーン印刷されて形成された実装ランド部上に実装されている。また、メンブレン基材9a上には、LED10に給電するための回路パターン9bが形成されている。この回路パターン9bは、スクリーン印刷によって形成されている。また、この回路パターン9b上には、保護層9cが形成されている。この保護層9cは、回路パターン9bを保護するものであって、絶縁フィルムを貼り付けることや、絶縁材料を印刷することによって形成されている。
そして、LED10は、透光性を有する樹脂材料12によって封止されている。この樹脂材料12は、LED10を保護し、また、LED10の対ESD(Electric Static Discharge:静電放電)破壊特性を向上させるものである。
LED10を封止する樹脂材料12上には、ベースラバー14を介して、キートップ11が設置されている。ベースラバー14及びキートップ11は、透光性を有する合成樹脂材料からなり、LED10を覆って、メンブレン基材9a上に設置されている。キートップ11は、押釦となる部分であって、押圧操作される上面部は、図1中の(a)に示すように、文字や記号等が印刷されるキートップ加装飾部13となっている。
そして、メンブレン基材9aの下面部のLED10に対応する位置には、プランジャ部材7が設置されている。すなわち、メンブレン基材9aは、メタルドーム3上に配置されたときに、メタルドーム3のほぼ中央部となる位置に凹部(エンボス部)6を有している。この凹部6は、メタルドーム3側に対しては、突起部となっている。この凹部6は、プレス成形(いわゆるエンボス加工、または、絞り加工)によって形成されている。この凹部6の深さは、組合わせるメタルドーム3の仕様に依存するが、通常は、0.2mm乃至0.8mm程度が望ましい。そして、この凹部6内には、プランジャ部材7が配置されている。このプランジャ部材7は、例えば、エポキシ樹脂や紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)の如き流動材料が凹部6内に充填されて硬化されたものである。プランジャ部材7をなす材料としては、ほとんどのエポキシ系樹脂を採用することができる。
このスイッチ装置においては、キートップ11の上面部が押圧操作されると、このキートップ11がメタルドーム3側に移動し、メンブレンシート9が押圧されて変形する。このとき、キートップ11を押圧操作した押圧力は、キートップ11から、ベースラバー14、LED10を封止している樹脂材料12及びLED10を経て、メンブレンシート9に伝達される。このメンブレンシート9は、このように押圧されて変形することにより、プランジャ部材7及びメタルドーム押さえシート4を介して、メタルドーム3の上面中央部を押圧する。すると、メタルドーム3は、接点回路ベース基材2側に弾性変位し、 接点電極1に接触する。このように、接点電極1にメタルドーム3が接触することにより、この接点電極1において離間したパターン間が導通され、スイッチ操作がなされる。このスイッチ装置においては、プランジャ部材7が設けられていることにより、確実なスイッチ操作が実現されている。
また、このスイッチ装置においては、LED10が発する照明光は、このLED10を封止している樹脂材料12、ベースラバー14及びキートップ11内を透過して、キートップ加装飾部13を裏面側より照明する。このスイッチ装置においては、LED10とキートップ11とが一対一に対応しているので、各キートップ11のキートップ加装飾部13を所望の色及び所望の明るさによって照明することが容易であり、また、各キートップ11について、個別に異なる色の照明光によって照明したり、個別に照明光の色や点灯及び消灯を切替えることが容易である。そのため、このスイッチ装置においては、いわゆる「操作ガイド」や「タイピング練習」等の目的で、所定のキートップ11を照明の有無や色によって指示することが可能である。
また、このスイッチ装置においては、ELパネルを使用した照明と比較して、各キートップ11を高輝度で照明することができ、ノイズ発生の虞れがなく、かつ、十分な耐久性を実現している。さらに、このスイッチ装置においては、別途の導光体が不要であるため、薄型化を図ることができる。そして、このスイッチ装置は、携帯電話、ゲーム機、電化製品等のほとんどの全ての入力スイッチに適用することができる。
なお、本発明に係るメンブレンシート9は、以下の工程によって作製することができる。
(1)メンブレン回路加工
まず、PET等からなるメンブレン基材9aに、印刷タイプ導電インクをスクリーン印刷し、回路パターン9bを形成する。その後、保護層9cをラミネート加工、もしくは、スクリーン印刷加工によって形成する。ここで、外形の制約等によっては、スルーホールを介して両面回路印刷を行うこととしてもよい。
まず、PET等からなるメンブレン基材9aに、印刷タイプ導電インクをスクリーン印刷し、回路パターン9bを形成する。その後、保護層9cをラミネート加工、もしくは、スクリーン印刷加工によって形成する。ここで、外形の制約等によっては、スルーホールを介して両面回路印刷を行うこととしてもよい。
(2)エンポス加工
メンブレン基材9aにエンポス加工を行うことにより、プランジャー部材7が設置されるための凹部6を形成する。なお、このエンポス加工は、(1)のメンブレン回路加工の前に行ってもよい。
メンブレン基材9aにエンポス加工を行うことにより、プランジャー部材7が設置されるための凹部6を形成する。なお、このエンポス加工は、(1)のメンブレン回路加工の前に行ってもよい。
(3)プランジャー部材の設置(樹脂充填)
エポキシ系樹脂等の十分な硬さを有する樹脂材料を、ディスペンスやスクリーン印刷によって凹部6内に充填し、硬化させることによってプランジャ部材7とする。なお、このような樹脂充填を、下記(4)の実装工程における導電性接着剤スクリーン印刷よりも先に行い、部品実装を行ってから、この樹脂材料を硬化させた後に、導電接着剤をディスペンスするようにすれば、より信頼性の高い実装が可能となる。
エポキシ系樹脂等の十分な硬さを有する樹脂材料を、ディスペンスやスクリーン印刷によって凹部6内に充填し、硬化させることによってプランジャ部材7とする。なお、このような樹脂充填を、下記(4)の実装工程における導電性接着剤スクリーン印刷よりも先に行い、部品実装を行ってから、この樹脂材料を硬化させた後に、導電接着剤をディスペンスするようにすれば、より信頼性の高い実装が可能となる。
(4)部品実装
メンブレン基材9a上の凹部6の周囲に導電性接着剤をスクリーン印刷して実装ランド部を形成し、LED10を実装してから、導電性接着剤を硬化させる。その後、LED10を封止する樹脂材料12をディスペンスし、よくキュアさせる。このとき、LED10の全面をコートすると、ESD破壊特性に対して優れた効果が得られる。
メンブレン基材9a上の凹部6の周囲に導電性接着剤をスクリーン印刷して実装ランド部を形成し、LED10を実装してから、導電性接着剤を硬化させる。その後、LED10を封止する樹脂材料12をディスペンスし、よくキュアさせる。このとき、LED10の全面をコートすると、ESD破壊特性に対して優れた効果が得られる。
〔第2の実施の形態〕
図2中の(a)は、本発明に係るメンブレンシートの第2の実施の形態における構成を示す平面図であり、図2中の(b)は、このメンブレンシートの構成を示す断面図である。
図2中の(a)は、本発明に係るメンブレンシートの第2の実施の形態における構成を示す平面図であり、図2中の(b)は、このメンブレンシートの構成を示す断面図である。
本発明に係るメンブレンシート9は、図2に示すように、メンブレン基材9aのLED10の周囲となる位置に、複数の開口部15を形成して構成してもよい。すなわち、このメンブレンシート9においては、LED10を取り囲むようにして、複数の開口部15が形成されている。この開口部15は、プレス加工(打抜き加工)によって形成することができる。
このように複数の開口部15が形成されていることにより、LED10が設置された個所におけるメンブレンシート9の面方向(上下方向)の弾発力が弱くなり、キートップ11に対する押圧操作によるメタルドーム3側への移動が円滑に行われるようになる。この場合には、メタルドーム3の特性が直接的にキートップ11に伝達されるようになり、良好なスイッチ操作感を実現することができる。
〔第3の実施の形態〕
図3は、本発明に係るスイッチ装置の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。
図3は、本発明に係るスイッチ装置の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。
本発明に係るスイッチ装置は、図3に示すように、キートップ11とベースラバー14とを一体的に形成して構成してもよい。すなわち、この場合には、キートップ11は、LED10を覆った状態で、直接、メンブレンシート9に接着されて設置される。
この場合にも、キートップ11の上面部が押圧操作されると、この押圧力は、キートップ11から、LED10を封止している樹脂材料12及びLED10を経て、メンブレンシート9に伝達される。このメンブレンシート9は、このように押圧されて変形することにより、プランジャ部材7及びメタルドーム押さえシート4を介して、メタルドーム3の上面中央部を押圧する。すると、メタルドーム3が接点回路ベース基材2側に弾性変位して接点電極1に接触し、スイッチ操作がなされる。また、このスイッチ装置において、LED10が発する照明光は、このLED10を封止している樹脂材料12及びキートップ11内を透過して、キートップ加装飾部13を裏面側より照明する。
なお、本発明に係るメンブレンシートは、前述した各実施の形態におけるメタルドームスイッチに限定されず、メタルドームを用いずに、このメンブレンシートをFPC回路(ポリイミドベースの銅箔エッチング回路)上に設置した構成のスイッチ装置にも適用可能である。
1 接点電極
2 接点回路ベース基材
3 メタルドーム
4 メタルドーム押さえシート
5 キーマット層
6 凹部
7 プランジャ部材
8 接着剤層
9 メンブレンシート
9a メンブレン基材
9b 回路パターン
14 ベースラバー
15 開口部
10 LED
11 キートップ
13 キートップ加装飾部
2 接点回路ベース基材
3 メタルドーム
4 メタルドーム押さえシート
5 キーマット層
6 凹部
7 プランジャ部材
8 接着剤層
9 メンブレンシート
9a メンブレン基材
9b 回路パターン
14 ベースラバー
15 開口部
10 LED
11 キートップ
13 キートップ加装飾部
Claims (5)
- 絶縁材料からなり、スイッチ装置における可動部となるメンブレン基材と、
前記メンブレン基材上に設置された発光素子と、
前記メンブレン基材上に形成され、前記発光素子に給電するための回路パターンと、
前記発光素子を覆って前記メンブレン基材上に設置された透光材料からなるキートップと
を有することを特徴とするメンブレンシート。 - 前記メンブレン基材の下面部の前記発光素子に対応する位置に、プランジャ部材が設置されている
ことを特徴とする請求項1記載のメンブレンシート。 - 前記メンブレン基材には、前記発光素子の周囲となる位置に、複数の開口部が形成されている
ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載のメンブレンシート。 - 前記発光素子は、透光性を有する樹脂材料によって封止されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のメンブレンシート。 - 一主面上に固定接点電極が形成されたベース基材と、
前記固定接点電極に対応する位置に配された可動接点となるメタルドームと、
前記メタルドーム上に設置された請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のメンブレンシートと
を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006011756A JP2007194092A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | メンブレンシート及びスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006011756A JP2007194092A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | メンブレンシート及びスイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007194092A true JP2007194092A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38449621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006011756A Pending JP2007194092A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | メンブレンシート及びスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007194092A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014525131A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-09-25 | スンヒ ナ | 発光式調節ノブ |
WO2016141062A3 (en) * | 2015-03-05 | 2016-10-27 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Mechanical structure for button on satellite microphone |
JP2018120694A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | シチズン電子株式会社 | 照光式スイッチ |
JP7496382B2 (ja) | 2022-03-18 | 2024-06-06 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | キーボード装置 |
-
2006
- 2006-01-19 JP JP2006011756A patent/JP2007194092A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014525131A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-09-25 | スンヒ ナ | 発光式調節ノブ |
CN104321846A (zh) * | 2012-06-27 | 2015-01-28 | 罗顺姫 | 发光控制钮 |
US9443676B2 (en) | 2012-06-27 | 2016-09-13 | Astec Co., Ltd. | Light emitting control knob |
WO2016141062A3 (en) * | 2015-03-05 | 2016-10-27 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Mechanical structure for button on satellite microphone |
CN107430949A (zh) * | 2015-03-05 | 2017-12-01 | 杜比实验室特许公司 | 卫星麦克风上的按钮的机械结构 |
US10256057B2 (en) | 2015-03-05 | 2019-04-09 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Mechanical structure for button on satellite microphone |
JP2018120694A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | シチズン電子株式会社 | 照光式スイッチ |
JP7496382B2 (ja) | 2022-03-18 | 2024-06-06 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | キーボード装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI269330B (en) | Keysheet module | |
KR101138321B1 (ko) | 발광 시트 모듈 | |
JP4845701B2 (ja) | シートスイッチモジュール | |
EP1152442B1 (en) | Keypad structure with inverted domes | |
US8168904B2 (en) | Illumination button switch assembly having lighting structure and electronic device | |
JP2008204769A (ja) | 導光シート及びこれを用いた可動接点体とスイッチ | |
TWI277110B (en) | Lighting type push-button switch | |
JP2012512596A (ja) | 光拡散アクチュエータフィルム(ldaf)・キーパッドモジュール | |
JP2009094036A (ja) | 可動接点体及びこれを用いたスイッチ | |
JP2008305655A (ja) | 可動接点体及びこれを用いたスイッチ | |
JP2004014284A (ja) | 照光スイッチシート及びこれを用いた照光ユニット | |
JP2009099298A (ja) | スイッチ | |
JP2007194092A (ja) | メンブレンシート及びスイッチ装置 | |
JP2009238726A (ja) | キースイッチ構造および導光シート | |
JP2010225346A (ja) | 導光シート及びこれを用いた可動接点体 | |
JP2008243655A (ja) | 可動接点体およびそれを用いて構成した照光式パネルスイッチ | |
WO2007145423A1 (en) | Light emitting keypad | |
JP5619369B2 (ja) | シートスイッチ | |
JP2010129502A (ja) | 可動接点体及びこれを用いたスイッチ | |
WO2008078143A1 (en) | A keypad assembly | |
US8164015B2 (en) | Movable contact unit and switch using the same | |
KR100830542B1 (ko) | 발광 키패드용 이엘(el) 디바이스 | |
JP2011003371A (ja) | 導光シート及びこれを用いた可動接点体 | |
JP2010049812A (ja) | キースイッチ構造体 | |
JP4886738B2 (ja) | ライトガイド層の照明構造 |