JP2007190319A - ヘアードライヤ - Google Patents

ヘアードライヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2007190319A
JP2007190319A JP2006013634A JP2006013634A JP2007190319A JP 2007190319 A JP2007190319 A JP 2007190319A JP 2006013634 A JP2006013634 A JP 2006013634A JP 2006013634 A JP2006013634 A JP 2006013634A JP 2007190319 A JP2007190319 A JP 2007190319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair dryer
coil
heat source
magnetic metal
metal material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006013634A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsuda
隆 松田
Masami Fukumoto
正美 福本
Kyoko Anyoji
恭子 安養寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006013634A priority Critical patent/JP2007190319A/ja
Publication of JP2007190319A publication Critical patent/JP2007190319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成であって、加熱効果に優れたヘアードライヤ、また、簡単な構成で加熱される磁性金属体の温度分布が全体にわたり略均一になり、加熱に要する時間が短くてすむヘアードライヤ、また、安全性に優れたヘアードライヤを提供する。
【解決手段】熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体11の熱源18を電磁誘導加熱手段により構成する。熱源18は、絶縁内筒17cに巻かれたコイル17bと、絶縁内筒17cに挿入されコイル17bと非接触状態に設けた磁性金属材料の筒17dとで形成されている。コイル17bは高周波交番磁界の発生源に接続され、高周波電流が流される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ヘアードライヤに係り、詳しくは、その熱源の加熱手段として磁気誘導加熱手段を採用し、熱風発生室に磁気誘導加熱ヒータを備えてヘアードライヤの空気を加熱する安全性に優れたヘアードライヤに関する。
従来、ヘアードライヤ、ヘアーブロッサあるいはハンドドライヤなどのヘアードライヤ類(以下、単に「へアードライヤ」という)の熱源としては、ニクロム線を電熱線として雲母板にまきつけたものや正特性サーミスタのような発熱体による加熱手段が使用されている。
しかしながら、ニクロム線を巻回したヘアードライヤでは、ニクロム線が局所的に高温になってしまうことがあり、これを防ぐために送風装置を大型にしたり、巻き方を変えたりしていた。この種のヘアードライヤは、吸い込み口から吸い込んだ空気を吐出口に向けて送り出す送風装置と吐出口との間にヒータ部を配することで吐き出す風を温風にする。例えば特許文献1に示されたヘアードライヤは、図9のように、側面側に吸い込み口が開口する本体101の後部のファン収容室110内に多翼遠心型のファン130とモータ131とからなる送風装置を収めている。先端面が吐き出し口111となっている筒状本体101の前部内にはヒータ部102が収められ、本体101の下部には、ハンドル部112が設けられ、スイッチ類が収められている。
このヒータ部102は、平行並列に配置された複数の平板のヒータ基板120と、各ヒータ基板120に巻回されたニクロム線(図示せず)と、連結ピン122によって機械的及び電気的に連結されたヒータ基板120を囲むテーパ状の囲い枠とからなる。各ヒータ基板120は、送風装置103による送風方向に沿うように設置されている。ヒータ基板120へのニクロム線の巻回は、送風装置103側において密に、吐き出し口111側において粗となるように巻回することにより、送風装置103側での発熱量が吐き出し口111側よりも大きくなるようにしている。
特開平6−181810号公報(段落[0007]〜[0009]、図2)
この特許文献1のヘアードライヤの熱源は、その放熱板として耐火性と絶縁性の点から通常マイカが使われ、マイカ放熱板にニクロム線を巻きつけてあるが、熱源がニクロム線であるため短時間での均一な発熱が困難で、加熱が十分でないことがある。したがって、一定温度に達するには時間がかかり、温風の発生までには時間がかかり即時に温風を出すことはできなかった。したがって、効率よく均一に大量の熱が発生できるヘアードライヤが求められていた。また、このようなヘアードライヤは、使用中に熱源を収容したヒータ部に、ヘアーピンなどが誤って入り込むと、ニクロム線がむきだしであるため接触してショートし、ニクロム線が断線に到るなどの問題が起きることがあった。そこで、発熱効率がよく、安全な、品質のよいヘアードライヤが望まれている。
本願の発明者は、上記の問題点を解決すべく種々検討を行った結果、ヘアードライヤの熱源に着目し、加熱手段として電磁誘導加熱手段を採用したところ、ヘアーピンなどが落ち込んでも安全であり、また加熱される磁性金属体の温度分布が全体にわたり略均一になり、加熱に要する時間が短くてすむヘアードライヤが提供できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、簡単な構成であって、加熱される磁性金属体の温度分布が全体にわたり略均一になり、かつ加熱に要する時間が比較的短くてすみ発熱効率のよい加熱手段を備えたヘアードライヤを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、安全性に優れたヘアードライヤを提供することを目的とするものである。
請求項1の発明に係るヘアードライヤは、熱源、ファン及び該ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤであって、前記熱源と前記熱源の外側から順に設けられた外壁と絶縁内筒とにより加熱室を構成し、前記加熱室内における前記熱源は電磁誘導加熱手段により構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るヘアードライヤは、請求項1に記載のヘアードライヤにおいて、前記熱源は、前記絶縁内筒に巻かれたコイルと、前記絶縁内筒に挿入され前記コイルと非接触状態に設けた磁性金属材料の筒とで形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るヘアードライヤは、請求項2に記載のヘアードライヤにおいて、前記コイルは高周波交番磁界の発生源に接続され、高周波電流が流されることを特徴とする。
請求項4の発明に係るヘアードライヤは、請求項2に記載のヘアードライヤにおいて、前記コイルは高周波電力を供給するインバータ回路と前記インバータ回路を制御する制御回路とに接続され、前記インバータ回路は、前記コイルに並列接続された共振用コンデンサと、直列接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に逆方向に並列接続されたダイオードとで形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明に係るヘアードライヤは、請求項2乃至4のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部は、複数の孔を有する磁性金属材料の放熱板が複数枚設けられて横断的に区切られていることを特徴とする。
請求項6の発明に係るヘアードライヤは、請求項2乃至4のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部には、籠状に形成された磁性金属材料の放熱器が設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明に係るヘアードライヤは、請求項2乃至6のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記磁性金属材料は、鉄又はニッケルクロムによりなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヘアードライヤ本体の熱源を電磁誘導加熱手段により構成したことにより、熱源の構造が簡単になる。また、加熱される磁性金属体の温度分布が全体にわたって均一になり、効率よく均一に大量の熱を発生するヘアードライヤを提供することができる。また、ヘアーピンなどが落ち込んでもショートのおそれがなく安全な、ヘアードライヤを提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、熱源が、絶縁内筒に巻かれたコイルと、絶縁内筒に挿入されコイルと非接触状態に設けた磁性金属材料の筒とで形成されているので、熱源の構造が簡単になり、経済的に安価なヘアードライヤを提供できる。
請求項3の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、コイルは高周波交番磁界の発生源に接続され、高周波電流が流されるのであるから、熱源の構造が簡単になり、経済的に安価なヘアードライヤを提供できる。
請求項4の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、ヘアードライヤは、コイルが高周波電力を供給するインバータ回路とインバータ回路を制御する制御回路とに接続され、インバータ回路は、コイルに並列接続された共振用コンデンサと、直列接続されたスイッチング素子と、スイッチング素子に逆方向に並列接続されたダイオードとで形成されているので、極めて簡単な回路で加熱手段を実現することができる。
請求項5の発明によれば、請求項2乃至4に記載の発明の効果に加えて、磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部は、複数の孔を有する磁性金属材料の放熱板が複数枚設けられて横断的に区切られているので、速やかに効果的な加熱が行われる。
請求項6の発明によれば、請求項2乃至4に記載の発明の効果に加えて、磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部には、籠状に形成された磁性金属材料の放熱器が設けられているので、温風の流通が良好になると同時に、速やかに効果的な加熱が行われる。
請求項7の発明によれば、請求項2乃至6に記載の発明の効果に加えて、磁性金属材料は、鉄又はニッケルクロムによりなるので、効率よくジュール熱を発生することができる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのヘアードライヤを例示するものであって、本発明をこのヘアードライヤに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
図1は本発明に係るヘアードライヤの一実施例の一部断面図である。図2は図1のヘアードライヤの本体内に設けられる熱源の断面図である。図3は熱源の断面図である。図4は本発明の他の実施例に係る熱源の断面図である。図5は図4の磁性金属材料の筒の斜視図である。図6は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの一部断面図である。図7は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの本体内に設けられる磁性金属材料の筒の透視図である。図8は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの回路図である。
本発明におけるヘアードライヤ本体は、熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵して構成され、加熱手段として電磁誘導加熱手段を採用したものである。ヘアードライヤ1は、筒型をした本体11と本体の下面の後端部近くに取り付けられたハンドル12を備えている。ハンドル12は、ケース13の下面から突出した保持部11aを支点にして軸支され、折りたたみ可能に本体11に取り付けられている。ハンドル12には電源スイッチ14が設けてある。
このヘアードライヤ1のケース13は、前部13aと後部13bと後部カバー15とアタッチメント16とから構成されている。ケース13の前部13aと後部13b及びアタッチメント16は、ポリカーボネートや耐熱性ABS樹脂等の耐熱性プラスチックの成型品により構成される。図1に示すようにケース13の前部13aは縦断面の輪郭が前方に向けやや先細りになった円筒形である。またケース13の前部13aの前端開口部は風の吹き出し口となっており、そこにノズルとして整風用アタッチメント16が着脱自在に取り付けられている。後部13bは、短い円筒状で前部13aに突き合わせて接合されている。本体11の後端、すなわちケース13の後部13bの後端には後部カバー15が設けられ、外気を導入するための複数の孔からなる吸気口を設けたものであり、例えば多数の蜂の巣状の孔を備えた金属板が円形ドーム形状をなして取り付けられている。
この本体11のケース13の内部には、空気を加熱して熱風を発生する加熱室17が設けられており、加熱室17は熱源18と熱源18の外側から順に設けられた外壁17aと絶縁内筒17cとから構成される。この空気の加熱は、電磁誘導加熱手段を採用した熱源18からの発熱を利用して行われる。
その熱源18は、絶縁内筒17cに巻かれたコイル17bと、絶縁内筒17cの内側に挿入されコイル17bと非接触状態に設けた磁性金属材料の筒17dとで形成されている。絶縁内筒17cに巻かれたコイル17bは高周波交番磁界の発生源に接続され、高周波電流が流される。この実施例において、筒17dは、多数の孔を有し筒17dと同様に磁性金属材料からなる複数の放熱板17eによりその内部を横断的に区切られている。ここで磁性金属材料は、好ましくは鉄又はニッケルクロムからなるが、これらに限られるものではない。
さらに熱源18の後方には風を送るためのファンモータ19を収納するが、ファンモータ19は、前端部が加熱室17の内部に配置される絶縁筒23の内部に嵌め合わされている。ファンモータ19の後方には送風室20が設けられ、送風室20にはファンモータ19に連結されたファン20aが備えられており、ファン20aは送風室20のファン保持筒22に嵌め合されている。送風室20はファン20aにより、後部カバー15の吸気口から取り込んだ空気を加熱室17に送りこむ。外部へ熱風を吹き出す加熱室17の先端部には、吹き出し口グリル21が取り付けられている。
図2に示すように、加熱室17には、複数枚の磁性金属材料からなる放熱板17eが、磁性金属材料からなる筒17dの内部に等間隔で、筒の軸方向に沿って配置して固定され、絶縁内筒17cの周囲にはコイル17bが巻かれている。コイル17bは一層のトロイダル状に巻かれ、耐熱性プラスチックなどで固められて絶縁内筒17cを形成する。コイル17bには高周波交番磁界の発生源が接続され、高周波電流が流される。磁性金属材料の筒17dは、鉄、ニッケルクロム等の材質よりなるのが好ましい。ファンモータ19に連結された送風室20内のファン20aの風は、中空円筒形の加熱室17の中を複数の放熱板17eの間を経由して前方のアタッチメント16に向かって送られる。図中の矢印は風の流れを示す。
図3は、図2の熱源18を送風側から見た断面図である。放熱板17eには風を通過させる多数の通孔17fが形成されている。コイル層の外側には間隔を置いてヨーク17gが設けられている。この図において、ヨークは8本である。
高周波磁界中に金属のような導体を置くときに発生する渦電流のジュール熱によって金属自体が直接発熱することは誘導加熱として周知である。この場合、高周波の電磁誘導によって導体中に誘導される渦電流は、表皮効果により表面において最も大きくなるので短時間に表面だけを均一に加熱することができる。したがって、加熱室17においては、コイル17bを巻きつけた絶縁内筒17cを中空円筒形として内部を風が吹き抜けるようにすると、表皮効果によって発熱したコイル17bと磁性金属材料からなる筒17dと筒17dと一体化した放熱板17eとが風を加熱し、温風を発生することができる。
図4及び図5において、熱源18の別の実施例を示す。図4は縦断面図であり切断面を示す。図5は後方から見た磁性金属材料の筒17dの斜視図である。図2の実施例と対応する部分には同じ記号を付してある。多数の通孔17fを有する放熱板17eは中心部が前方に向けて突出する円錐形をなし、6枚の放熱板の外周部分が筒17dの内面に取り付けられている。このような円錐形状であると、放熱板17eの面積が大きくなり加熱効率がよくなる。また、ファン20から送風される空気は、放熱板17eの吹き出しグリル21側に収束するような円錐形状に沿って集風され所謂整風アダプターとしての効果を奏する。
図6はさらに別の実施例に係る熱源18を設けたヘアードライヤである。本実施例では複数の放熱板の代わりに磁性金属材料を網目状に形成した放熱手段を備えている。本実施例に係る熱源18は、コイル17bと、コイル17bを固定した絶縁内筒17cの内側に配置した磁性金属材料からなる筒17dと、その中空円筒状の筒17d内に設けた網の目状に組んだ放熱器24とから構成される。放熱器24は、横網24aと縦網24bとの組み合わせによりなる。この形状により磁性金属材料部分の面積がさらに大きくなり加熱効率がさらによくなる。
図7は放熱器24の他の実施例である。透視図に示すように、加熱室17には複数枚の放熱板の代わりに磁性金属材料からなる円錐形の籠状をなす放熱器24が、磁性金属材料からなる筒17dの内部に、筒の軸方向に沿って配置して固定される。筒17dの周囲には、コイル17bが巻かれた絶縁性内筒17cが配置されているが図示を省略する。磁性金属材料の筒17dは、材質がジュール熱を多く発生する鉄、ニッケルクロム等より構成されるのが好ましいがこれらの金属に限られるものではない。放熱器24はパンチングなどで形成される。モータ19に連結された送風室20内のファン20aにより発生した風は、中空円筒形の加熱室17の中をこの放熱器24を経由して前方のアタッチメント16に向かって送られる。放熱器24の中央部に集中する磁束により空気を効果的に加熱できるように、放熱器24の一端24cは空気吐き出し口の中央部に金属板を集約したような形状に形成されている。この放熱器24は、空隙の多い籠状に形成されているので、空気の流れも円滑である。
以上の実施例において、コイルの巻かれた内筒に配設される円筒状の金属体は電磁誘導加熱手段により発熱する。すなわち、コイルに高周波電流を流して交番磁界を発生させると、交番磁界によって金属体に渦電流が生じるとともに、渦電流と金属体の固有抵抗により発生したジュール熱によって金属体が発熱し、加熱室に存在する空気を加熱させることになる。金属体にはその内部を仕切るように取り付けた放熱板あるいは籠状の放熱器などの放熱手段が設けられており、空気はこれらの放熱手段を通過しながら温度分布が全体にわたりほぼ均一になるように加熱される。円筒状の金属体を用いると、磁界の強度は金属体の中央部が両端部よりも強いため渦電流は中央部で多く流れることとなり、それによるジュール熱も中央部に集中し温度分布は中央部が高くなる。しかし、放熱板等に通孔を設けることによって金属体の全体が略同温度となり表面温度を均一に上昇させることができる。また電磁誘導加熱によると加熱に要する時間が短時間ですむ。
次に、ヘアードライヤの回路について説明する。図8には、電磁誘導加熱方式のヘアードライヤの回路の一実施例を示す。ヘアードライヤの回路は、内筒に巻かれたコイル54と、内筒に挿入されコイル54とは非接触に固定された磁性体金属材料の筒と、コイル54に高周波電力を供給するインバータ回路60と、インバータ回路60の動作を制御する制御回路56とに接続される。符号51は交流電源であり整流器52が接続されている。整流器52の出力側にはインバータ回路60が接続されている。インバータ回路60は、平滑コンデンサ61と、加熱コイル54に並列接続された共振用コンデンサ62及び直列接続されたスイッチング素子63と、スイッチング素子63に逆方向に並列接続されたダイオード64とから構成される。加熱コイル54の内部には磁性体金属材料の筒が設けられている。インバータ回路60は加熱コイル54に周波数20KHz乃至50KHzの高周波電流を供給することにより加熱コイル54から発生させた高周波交番磁界を磁性体金属材料の筒に供給し、筒に生じる渦電流損によって筒を発熱させ、それによって加熱室内の空気を暖め、温風として吐き出しノズルから排出する。符号57は直流モータ駆動用の整流回路であり、符号58は送風ファン駆動用のモータである。
このようなヘアードライヤによれば、ヘアードライヤ本体の熱風発生室の熱源として電磁誘導加熱手段を用いており、熱源がコイルと中空円筒状の磁性体金属材料の筒とで形成され構成が簡単である。整髪中にピンなどが熱風発生室に落ち込んでもニクロム線が熱源である場合と異なりショートを起こすことが無く安全である。誘導加熱は、磁性体金属材料の筒自体が発熱するので、空気の加熱が比較的迅速であり効果的に加熱できるなどの効果が得られる。なお、ヘアードライヤ本体から供給される空気には、温風、冷風のみならずスチームも含まれ、この熱源は各種のヘアードライヤに適用できる。
図1は本発明に係るヘアードライヤの一実施例の一部断面図である。 図2は図1のヘアードライヤの本体内に設けられる熱源の断面図である。 図3は熱源の断面図である。 図4は本発明の他の実施例に係る熱源の断面図である。 図5は図4の磁性金属材料の筒の斜視図である。 図6は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの一部断面図である。 図7は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの本体内に設けられる磁性金属材料の筒の透視図である。 図8は本発明の他の実施例に係るヘアードライヤの回路図である。 図9は従来のヘアードライヤの断面図である。
符号の説明
1 ヘアードライヤ
11 ヘアードライヤ本体
12 ハンドル
13 ケース
14 電源スイッチ
15 後部カバー
16 アタッチメント
17 加熱室
17a 外壁
17b コイル
17c 絶縁内筒
17d 磁性金属材料からなる筒
17e 放熱板
17f 通孔
17g ヨーク
18 熱源
19 ファンモータ
20 送風室
20a ファン
21 吹き出しグリル
22 ファン保持筒
23 絶縁筒
24 放熱器
24a 横網
24b 縦網
24c 放熱器の一端

Claims (7)

  1. 熱源、ファン及び該ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤであって、前記熱源と前記熱源の外側から順に設けられた外壁と絶縁内筒とにより加熱室を構成し、前記加熱室内における前記熱源は電磁誘導加熱手段により構成されていることを特徴とするヘアードライヤ。
  2. 前記熱源は、前記絶縁内筒に巻かれたコイルと、前記絶縁内筒に挿入され前記コイルと非接触状態に設けた磁性金属材料の筒とで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤ。
  3. 前記コイルは高周波交番磁界の発生源に接続され、高周波電流が流されることを特徴とする請求項2に記載のヘアードライヤ。
  4. 前記コイルは高周波電力を供給するインバータ回路と前記インバータ回路を制御する制御回路とに接続され、前記インバータ回路は、前記コイルに並列接続された共振用コンデンサと、直列接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に逆方向に並列接続されたダイオードとで形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘアードライヤ。
  5. 前記磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部は、複数の孔を有する磁性金属材料の放熱板が複数枚設けられて横断的に区切られていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  6. 前記磁性金属材料の筒は中空円筒形に形成され、その内部には、籠状に形成された磁性金属材料の放熱器が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  7. 前記磁性金属材料は、鉄又はニッケルクロムによりなることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のヘアードライヤ。
JP2006013634A 2006-01-23 2006-01-23 ヘアードライヤ Pending JP2007190319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013634A JP2007190319A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 ヘアードライヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013634A JP2007190319A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 ヘアードライヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007190319A true JP2007190319A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38446447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006013634A Pending JP2007190319A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 ヘアードライヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007190319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268772A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Surf Coat:Kk 誘導加熱による加温方法及び加温装置
JP4659913B1 (ja) * 2010-06-30 2011-03-30 満 渡辺 車両用温風ヒータ
CN106213738A (zh) * 2016-07-26 2016-12-14 金亚东 一种节能电吹风
CN106213743A (zh) * 2015-09-07 2016-12-14 上海雷瓦电器有限公司 电吹风
EP3970555A1 (en) * 2020-09-17 2022-03-23 Tuanfang Liu Hair dryer

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268772A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Surf Coat:Kk 誘導加熱による加温方法及び加温装置
JP4659913B1 (ja) * 2010-06-30 2011-03-30 満 渡辺 車両用温風ヒータ
JP2012011844A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Mitsuru Watanabe 車両用温風ヒータ
CN106213743A (zh) * 2015-09-07 2016-12-14 上海雷瓦电器有限公司 电吹风
CN106213738A (zh) * 2016-07-26 2016-12-14 金亚东 一种节能电吹风
CN106213738B (zh) * 2016-07-26 2023-08-04 常州兰迪科技有限公司 一种节能电吹风
EP3970555A1 (en) * 2020-09-17 2022-03-23 Tuanfang Liu Hair dryer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6480672B1 (en) Flat panel heater
JP4600877B2 (ja) 温風供給機
KR101277264B1 (ko) 세라믹히터를 갖는 헤어드라이기
US6541743B2 (en) Electrical heater unit and heater
JP2007190319A (ja) ヘアードライヤ
KR101277784B1 (ko) 세라믹 발열체를 갖는 헤어 드라이어
US3304625A (en) Portable hair dryer with heaters on both ends of flexible hose
JP3804493B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2004171926A5 (ja)
JP2004171926A (ja) 誘導加熱装置
US2594101A (en) Portable fan-type air heater
JP5667316B1 (ja) 電磁調理器
JP2005185864A (ja) ヘアードライヤー
JP6917542B2 (ja) 温風機
JP2012019866A (ja) ヘアードライヤー
JP4222549B2 (ja) ヘアードライヤー
EP0919154A2 (en) Hair dryer
JP2003284609A (ja) 送風装置、およびイオン発生装置
KR200323506Y1 (ko) 원적외선 면상 발열장치를 구비한 헤어드라이어
US20100078420A1 (en) Electric heater for tumble dryers
JP4212037B2 (ja) 送風装置
WO2017208687A1 (ja) 流体加熱装置
JP2005180889A (ja) I.h.(電磁発熱)を用いた電気暖房器。
JP2005122963A (ja) 誘導加熱調理器
KR101311744B1 (ko) 면상 발열형 인덕션 난방기