JP2007188618A - 6軸制御駆動方式による質量平衡型光学ピックアップレンズアクチュエータ - Google Patents

6軸制御駆動方式による質量平衡型光学ピックアップレンズアクチュエータ Download PDF

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憲壽 四方田
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Abstract

【課題】簡単な構造で、情報の読み取り、または情報の記録性能と耐震性能が向上し、もって製造時の組み込む精度をフリーにし、光軸調整の工程の簡素化は相当のコストダウンを実現する。
【解決手段】光学ピックアップアクチュエータは、光ピックアップレンズと、可動部を可動可能に支持する4本の支持アームと4本の支持アームが支持されるダンパベースと、電磁気力作用により光ピックアップレンズ光軸を移動制御と回動制御する駆動手段と、支持アームの中心部を可動部に連結し、両端部に駆動要素兼バランスウエイトを有し、バランスする中途部を重心点にしてダンパベースの軸孔を揺動可能な支軸としたバランス軸とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、記録媒体上に記録された情報を読み取り、又は情報を記録する光学ピックアップレンズアクチュエータ(以下光ピックという)において、高密度情報を追尾し、高速度で伝送を行う時の、レーザスポット品質とレーザ光軸を最適に制御する駆動装置に関する発明である。
従来型の光学ピックアップレンズの駆動装置は、方式上振動・衝撃に弱く、例えば特開平10−21562号公報のように、光ピックアップレンズを搭載する可動部材を4本の支持ワイヤにより可動可能に片持ち支持し(それ故レンズ搭載可動子の質量を重力に抗した手段が不備)永久磁石と駆動コイルとによる電磁気力作用により可動部材に備えられる該レンズをフォーカシング方向とトラッキング方向に移動制御し、また、高性能の光ピックは情報媒体のラジアル方向の反りに対応して、光軸の角度を調整する制御機能を備えて、記録媒体上に記録された情報を読み取り、情報を記録する考案がなされているが、更なる媒体の高密度化記録に呼応し、情報媒体のタンジェンシャル方向に移動制御し、かつタンジェンシャル方向の反りに対応して光軸の角度を調整する制御機能を備え、前記の全駆動手段の光ピックにおいて、質量及び駆動のバランス機構を備えて、耐振動・衝撃に強い対策設計を施した光ピックの考案はなされていなかった。
ところで、今後期待される大容量の記録媒体である、DVD,HDD,BRDの高密度記録媒体等は、高速伝送性能が求められる為、可動レンズ部を軽量化し、慣性力の小さい作りに力点が置かれ、生産性の観点で光ピックの90%超が4本の支持ワイヤ方式であり、又主駆動方向(フォーカス、トラッキング)のみの制御である為、該媒体の反りに対応できず、情報の密度化に比例しデータエラーが起き易くなっている。
しかも、従来型の4ワイヤ方式は外部衝撃に弱く、Gセンサ、予備ICメモリ等の付加によりデータの欠落を防止して連続性を確保している。又微弱振動に対しては、防振ダンパゴム等を用いている。
特開平10−21562号
ところで、従来の4ワイヤ方式の光学ピックアップレンズ駆動装置においては、外部振動、衝撃対策としてGセンサ、予備ICメモリ等によりデータの連続性を確保するものでは、構造が複雑であり、又微弱振動に対しては、防振ダンパゴム等を用いるものは、充分な防振効果が得られず、余分なコスト増と省スペースの点で課題を残す方式である。この為、小型化や高密度記録媒体に記録された情報を読み取り、又は情報を記録するのに、困難となっている。また、高密度記録媒体となると、レーザ光軸をフォーカス、トラッッキングのみの制御機能から、トラックの接線方向のタンジェンシャル可動軸とラジアルチルトとタンジェンシャルチルトと光ディスク記録面の全方位追尾機能を付加し、かつ耐震性に強い機構が求められる。
この発明は、これらの点を全て解決したもので、簡単な構造で情報の読み取り、又は情報の記録性能が向上する光学ピックアップアクチュエータを提供することを目的とする。
課題を解決する為の手段
前記課題を解決し、かつ目的を達成する為にこの発明は、以下のように構成した。
本発明は、光ピックアップレンズと可動部材を可動可能に支持する2本の支持ワイヤと該ワイヤと直交する2本の支持ワイヤと前記の合計4本の支持ワイヤが支持されるダンパベースと電磁気力作用により光ピックアップレンズを移動制御と回転制御(フォーカスとトラック半径方向とトラック接線方向の移動駆動及びトラックラジアルチルトとトラックタンジェンシャルチルトとフォーカス軸の360度垂直制御機能の円周回転の駆動をする6駆動手段と、前記2組の各2本づつの支持ワイヤの両端に各バランスウェイトを兼ねる機能の駆動手段を有し、該2組の2本づつの支持ワイヤの中心部を、レンズ中心を通って直交する可動部の4箇所に支持し、該可動部に該各2対の直交した支持ワイヤの支持点間の90度領域内を2分する、対角位置に対称に設けた4個のチルト駆動手段とを備え、更に該レンズを該可動部に搭載した総重量が各バランスウエイトとバランスする該支持ワイヤの4箇所の中途部を駆動システムの重心点として、揺動可能に軸支したたことを特徴とする光ピックアップアクチュエータ(以下、光ピックという)である、以後、具体的に説明する。
光ピックの特徴は、該レンズの直交する2本の直径線が該可動子部全体の重心点を通り、外周と交差する4点を平行する該各2本の支持ワイヤを直交させた2組の該支持ワイヤで支持し、該各支持ワイヤの1組目の両端部に設けたコイルボビンに一対のトラッキング駆動コイルと、残りの1組目の両端部に設けたコイルボビンに一対のタンジェンシャル駆動コイルとが、該可動子部全体の3次元方向での質量モーメントと等価になる点をダンパベースの軸孔を自在可動の支軸とし、光ピック全体の重心点とすることで、耐震性を飛躍的に向上させ、種々の外乱にも強くしているのが特徴で、3方向の移動駆動(フォーカス、トラッキング、タンジェンシャル)及び2軸(トラッキングとタンジェンシャル)回転駆動と1軸(フォーカス)360度の円周回転による垂直補正機能によるチルト制御の駆動手段で駆動のバランスをとり、なお前記の質量バランスとを同時性で実現している。
光ピックは、レンズをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させる際、レンズがレーザ光の光軸に対して傾かないように、上下及び左右に平行移動させている。その理由は、レンズと対向配置される光ディスクの信号記録面が、水平面を持っていることを前提に製造されているからある。しかしながら、実際の光ディスクは、反りをもっている。その為、従来の光ピックでこのような反りが生じている光ディスクから信号を読み込んだり、信号を書き込む際に、光ディスクのレーザ光の照射位置で、光ディスクとレンズとが互いに非平行になってしまう。すなわち、光ディスクの信号記録面上のレーザスポットの形状が所望の形状から変形してしまい、レーザスポットの形状が劣化してしまう。つまり、光ディスクの信号記録面とそれに照射されるレーザ光(レンズ)の光軸とのずれに起因して信号劣化を引き起こしてしまう。
この問題を解決する為に、光ディスクの反りにより信号記録面に対してレーザ光が傾くことで発生する波面収差を補正する為レンズを傾けたり、反りのある光ディスクの信号記録面に対してレーザ光を垂直に照射する為に光ピック全体を傾ける必要がある。すなわち、回転する光ディスクの反り量の変化に対応して、傾いて照射されるレーザ光の光軸の傾きを補正する必要がある。方法として、以下の3通りが採用されている。
第1の従来方法は、レンズを保持する可動子にラジアルチルト補正用のコイルを配設し、光ディスクの反り量に対応して可動子を傾ける方法である。この場合、支持ワイヤを光軸回りにねじることとなり、4本の支持ワイヤは一端部をベースに固定し、他端部で可動部を支持する構造の為、変則なストレスがかかる。この状態で、光ピックにフォーカスサーボやトラッキングサーボを掛けるとレンズに通常起こり得ない新たな共振が発生する。その結果、両サーボ特性に劣化が生じてしまう。
第2の従来方法は、光ピック自体を光ディスクの半径方向に沿って摺動するスレッド機構のスライドシャフトを、光ディスクの反り量に対応して傾ける方法である。この場合のアクセス性は良くない。
第3の従来方法は、前記スレッド機構全体を光ディスクの反り量に対応して傾ける方法である。
第1と第2の場合、いずれもチルト駆動機構が必要であり、被駆動体の重量が重いので、光軸の傾きを高速に補正するレスポンス性能は悪く、高消費電力型でコスト増、及び駆動時の振動でレンズのローリングを招く。
ところで、前記光ディスクの反りは種々のものがある。光ディスクのラジアル方向に沿った反りとタンジェンシャル方向に沿った反りである。
従来提案されている光ディスクの反り対策は、全て光ディスクのラジアル方向に沿った反りのみを考慮したもので、タンジェンシャル方向に沿った反りについては考慮しておらず、ましてや光ディスクの信号記録面に対してレーザ光を360度の全方位円周角における全域で垂直に照射する回転制御機能と光ディスクのタンジェンシャル方向に沿った光軸を移動させる駆動制御を有する光ピックの存在は、実存しない。
それ故、現行の製造工程は光ディスクのラジアル軸上と光軸を一致させる為に、組み付け精度に依存する調整作業を行なってサーボ特性を確保しているのであり、調整費が製造コスト増を招いているのが実情である。
本発明の特徴は、レンズ光軸を内部・外部の種々の外乱の影響から防御し、支持ワイヤをねじらず、低消費電力でラジアルとタンジェンシャルとフォーカス軸回りの360度の円周領域の反りに対して、高速でレーザ光軸の傾きを補正し、更にタンジェンシャル方向に沿った時間軸制御の駆動手段を有する点である。
以上、前記[0015]の特徴は、前記[0007]と[0008]の手段で全てが実現される。
発明の効果
前記構成により、本発明は以下のような大きな二つの効果を簡単な構造で実現できる。
一つは、支持ワイヤの中心部を可動部材に支持し、両端にバランスウエイト兼駆動手段を有し、バランスする中途部をダンパベースの可動軸孔を介して可動可能に軸支したバランス支軸[該バランス支軸は該アクチュエータの重心点を成す]を備えた構成で、該可動部材にレンズを搭載した光ピックは、外部振動、衝撃、内部回転のメカ振動と媒体の回転で発する風圧等及び各方向の不平衡駆動によってレンズが受ける慣性移動と慣性回転力を相殺出来、全外乱を平衡させるので高速情報処理の精度が上がる。又重力に抗する電力を不要にする平衡構造型である。
二つ目は、永久磁石を固定側に設け、駆動コイルを可動部材側と支持ワイヤの両端部に駆動軸孔を境界とする良好な質量配分をして設け、重心点である駆動軸孔を介する電磁気作用により、レンズをフォーカス、トラック、タンジェンシャル方向への光軸移動制御とラジアルとタンジェンシャルを含む全方位の360度の角度で光軸回転制御ができる、微調整駆動手段を備えることで、超高精度な光ピックアップレンズの光軸制御が可能である。また、本発明において、駆動コイルを固定側にして可動部材側に永久磁石を設けても同じである。
以下、本発明の光ピックの実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すもので、必ずしもこの実施の形態に限定されず、また発明の用語もこれに限定されない。
第1の実施の形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。図1は光ピックの平面図、図2は光ピックの側面図、図3はダンパベースのバランス支軸を示す断面図、図4は可動部と支持ワイヤとバランス支軸と光軸を主駆動方向に移動制御する駆動手段を示す断面図、図5は可動部材と支持ワイヤとバランス支軸と光軸を回転駆動し、チルト制御する駆動手段を示す断面図である。
本実施の形態の光ピックは、光ピックアップレンズ1、可動部2、フォーカス駆動手段2−1、永久磁石3、チルト駆動手段4−1,2,3,4、トラッキング駆動手段5−1,2、タンジェンシャル駆動手段6−1,2、ダンパベース(バランス支軸)7−1,2,3,4,5,6,7,8、支持ワイヤ・トラッキング駆動8−1,2、支持ワイヤ・タンジェンシャル駆動9−1,2、チルト対角線軸[仮想線]10−1,2、固定基盤11、等を備える。
該レンズ1は、記録媒体上に記録された情報の読み取りと書き込みをし、可動部材2に搭載される。
可動部は、フォーカス駆動手段とチルト駆動手段とが設けられて、4本の支持ワイヤによって可動可能に支持されている。該4本の支持ワイヤは、一対の2組に分かれて直交する配列で各々一対同士は、左右位置の上下の対角線位置に配置され、中心部が可動部材に固定され、二対の両端部にトラッキング駆動手段とタンジェンシャル駆動手段が設けられ、本光ピックの重心を成す支持ワイヤ上のポイントをダンパベースのバランス支軸を成す軸孔に貫通して可動部を中空固定し、可動部をフォーカス方向の上下移動[z軸]とトラッキングとタンジェンシャル方向の2軸平行移動[x軸、y軸]及びレーザ光軸をz軸に対して360度の円周回転で角度補正をする為に、円錐柱形状の回転駆動とx軸とy軸回りで角度補正する回転駆動を可能ならしめる支持構造で保持されている。
駆動手段は、永久磁石と各駆動コイルを有し、電磁気力作用により光ピックのレンズをフォーカス方向、トラック方向、タンジェンシャル方向の移動制御とz軸を中心とする360度全方位円周回転で角度補正とx軸、y軸回りの角度補正の回転制御をする。この実施では、永久磁石はリング形状で固定基盤に固定されている。
駆動コイルは、フォーカス駆動コイルと対象位置の一対のトラック駆動コイル、同一対のタンジェンシャル駆動コイルとレーザ光軸を通り直交する2本の対角線上に設けた4個のチルト駆動コイルを有する。フォーカス駆動コイルは、可動部に巻回されてリング磁石の内側に対向配置される。トラック駆動コイルとタンジェンシャル駆動コイルは、直交した各一対の支持ワイヤの両端部に設けたコイルボビンに巻回されて、リング磁石の外側で対向配置される。チルト駆動コイルは、可動子に一体的に設けた該2対角線上のコイルボビンに巻回されて、リング磁石の外側で対向配置される。各駆動手段による駆動力は、フレミングの左手の法則に従って駆動制御される。
バランス軸は、固定基盤から立ち上げた8個のダンパベースに仕組まれており、4本の支持ワイヤを支持する支持ワイヤと概同径の軸孔を有し、該軸孔を形成する両側は円錐柱形状を成している為、支持ワイヤを貫通した状態では点接触で当接し、可動部を支持した支持ワイヤはバランス支軸の軸回りの回動と支軸点を基点とする水平方向の移動が規制されず、フリーな揺動可能となり、また支持ワイヤーの弾性機能によって回動量及び移動量に応じての復元力が働いて、光ピックを常に始動時の動作中立点に自動復帰できる。更に該バランス軸は、[0026]の可動部の総質量と支持ワイヤに設けたトラック駆動手段とタンジェンシャル駆動手段の合算質量と等価にして重心点での可動が可能にしてある為、外部振動、衝撃による慣性モーメントをバランス支軸によりバランスさせることが出来、6軸駆動制御の手段は、次世代情報媒体が更なる高密度化された際予想する誤差を追尾制御するのに充分な機能であり、高精度な光ピックのレンズ応答伝達制御を可能にする。バランス支軸はダンパ材が塗布される。
以上、本実施形態は、バランス支軸を介した6軸駆動手段を備えた光ピックであり、その特性より外部及び内部振動、衝撃による慣性モーメントをバランスさせることが出来、簡単な構造で高密度な情報の読み取りと書き込み性能を向上させることができる。また、Gセンサやそれに伴う補助メモリの容量の削減、記録媒体の精密制御による記録密度の向上、エラーレートの向上、電力消費量の低減、衝撃に耐えることが要求される機器への応用等は、システムコストの減少に直結できる要素の多くを含むため、その効果に期待が持たれている。
本光ピックの、簡単な構造での情報の読み取り、書き込み性能の向上と、耐振性能は、高密度記録媒体・高速情報伝送機器向け、モバイル機器向けなどあらゆる大量の情報処理時代に必要な機器に搭載が期待される。
光ピックの平面図である。 光ピックの側面図である。 ダンパベースのバランス支軸を示す断面図。 可動部と支持ワイヤとバランス支軸と光軸を主駆動方向に移動制御する駆動手段を示す断面図。 可動部と支持ワイヤとバランス支軸と光軸を回転駆動し、チルト制御する駆動手段を示す断面図である。
符号の説明
1・・・光ピックアップレンズ
2・・・可動部
2−1・・・フォーカス駆動手段[駆動用コイルは対向する永久磁石の形状に沿った設計でも良い]
3・・・永久磁石
4−1,2,3,4・・・チルト駆動手段[駆動用コイルは対向する永久磁石の形状に沿った設計でも良い]
5−1,2・・・トラッキング駆動手段[駆動用コイルは対向する永久磁石の形状に沿った設計でも良い]
6−1,2・・・タンジェンシャル駆動手段[駆動用コイルは対向する永久磁石の形状に沿った設計でも良い]
7−1,2,3,4,5,6,7,8・・・ダンパベース(バランス支軸)
8−1,2・・・支持ワイヤ・トラッキング駆動
9−1,2・・・支持ワイヤ・タンジェンシャル駆動
10−1,2・・・チルト対角線軸[仮想線]
11・・・固定基盤

Claims (1)

  1. 情報媒体を記録再生する光学式の対物レンズの光軸を含み、該媒体の半径方向と直角な面内で対物レンズを保持した可動部に基準軸[光路の軸線]を設けて第1−1基準盤とし、該第1−1基準盤を所望の一方向(半径方向)に可動可能な少なくとも2本の第1可動軸[支持アームI]で連通した平行に連続する一方向側の第2基準盤と、該第1−1基準盤を可動可能な前記第1可動軸[支持アームI]で連通した平行な連続する、第1−1基準盤と反対の他方向側に第3基準盤を設け、また該第1−1基準盤に直交する該媒体の接線方向と直角な面内で構成する対物レンズを保持した可動部に基準軸を設けて第1−2基準盤とし、該第1−2基準盤を所望の一方向〈接線方向〉に可動可能な少なくとも2本の第2可動軸[支持アームII]で連通した平行に連続する一方向側に第4基準盤と、該第1−2基準盤を可動可能な前記第2可動軸[支持アームII]で連通した平行な連続する、第1−2基準盤と反対の他方向側に第5基準盤を設け、また該第1−1基準盤と該第1−2基準盤の直交角度を二分する2本の対角線上で直角に対向させた該可動部の延伸する部位に順次90度間隔で第6、第7、第8、第9基準盤を設け、更に該媒体に平行な面内で対物レンズを保持した可動部の重心点に基準軸[光軸と直交する線]を設けて第1−3基準盤とし、該第1−3基準盤を所望の方向(フォーカス方向)に可動可能に保持する該第1可動軸[支持アームI]と該第2可動軸[支持アームII]は該可動部の該第1−1基準盤内と第1−2基準盤内の点対象位置と第1−3基準盤との交点又は該第1−3基準盤と平行で対称な面との交点部位で可動部に固定され、該可動部と該第2基準盤から順次該第5基準盤までを連通する該第1可動軸[支持アームI]と該第2可動軸[支持アームII]上で前記駆動システムにおける重心点となる中途部分に、少なくとも4個のダンパベースと該ダンパベースに設けたバランス支軸で前記駆動システムを全方位でバランスさせ、該可動部を前記の所望3方向への移動手段及び所望の傾角方向への回転手段で回動自在とする中空浮上の支持ワイヤ方式による6軸駆動装置で(フォーカス駆動[z軸]、トラッキング駆動[x軸]、タンジェンシャル駆動[y軸]の移動手段と、ラジアルチルト駆動、タンジェンシャルチルト駆動、フォーカス駆動[z軸]軸回りで光軸点を基点とする円錐柱の円周駆動の回動手段)情報記録媒体への記録・再生における応答追随・応答伝達制御を前記6軸駆動手段で、かつ6軸方向における全要素質量の平衡を取ったバランス支持方式で行うことを特徴とする6軸バランス型光ピックアップアクチュエータ(以下光ピックという)は以下を含み構成される。
    (1)対物レンズと可動部、可動部に巻回したフォーカスコイルと可動部の延伸部に設けたボビンに巻回したラジアルチルトコイルとタンジェンシヤルチルトコイル、第1可動軸[支持アームI]に設けた第2基準盤と第3基準盤のボビンに巻回したラジアルコイルと第2可動軸[支持アームII]に設けた第4基準盤と第5基準盤のボビンに巻回したタンジェンシャルコイル、前記各要素コイルと対峙し、該可動部の外側に設けられた永久磁石、該可動部を中空で可動自在に固定する第1可動軸と、該第1可動軸と直交する第2可動軸を形成する其々の支持アームIとII、該支持アームの可動自在を可能に支持して該可動部を中空に浮上させ、かつ該光ピックの駆動手段全体を重力に抗して質量バランスさせるとともに、6軸駆動手段における駆動力バランスをも担うダンパベースのバランス支軸、支持アームに設けた第2基準盤と第3基準盤と第4基準盤と第5基準盤の移動制御における駆動手段、また可動部に設けた第6基準盤と第7基準盤と第8基準盤と第9基準盤の回転制御における駆動手段とを、対物レンズ光軸を外乱の影響を排除しながら、所望の光軸制御を実行する技術要素として、該対物レンズの光軸部から対称位置となる外側へと順次設けて構成した構造。
    (2)対物レンズを保持した可動部のレンズ光軸を該光軸と平行の重力方向への光軸移動制御〈フォーカス方向;z軸〉と光軸と直交する方向の光軸移動制御(トラッキング方向;x軸とタンジェンシャル方向;y軸)及び光軸の回動制御[ラジアル軸回り;x軸の回転とタンジェンシャル軸回リ;y軸の回転と光軸;z軸を中心とする円周回転]に起因して、第1−1,1−2,1−3基準盤〈以下、第1基準盤と称す〉の慣性移動を第2基準盤と第3基準盤と第4基準盤と第5基準盤と第6基準盤と第7基準盤と第8基準盤と第8基準盤と第9基準盤の少なくとも2個の基準盤に設けた等価質量で、第1基準盤が保有する全質量と質量平衡をとり、内部発生の振動や外部振動・衝撃の影響を抑止する構造。
    (3)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも3個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (4)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも4個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (5)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも5個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (6)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも6個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (7)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも7個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (8)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも8個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (9)前記(2)で、第2から第9基準盤の少なくとも9個の基準盤に設けた等価質量で構成する構造。
    (10)第1基準盤の質量におけるダンパベースのバランス支軸を支点に第1可動軸と第2可動軸をアーム長として、駆動推力や重力を起因とした不平衡による回転モーメントの発生を抑制する為に、該支点の第1基準盤より外側に延在する支持アームIと支持アームIIの所定位置に第2から順次第5基準盤まで設け、該第1基準盤の総質量と該支点回りの回転モーメントと〈第2+第3+第4+第5の基準盤の質量×支持アームIとIIの長さの合算値〉の総質量と該支点回りの回転モーメントを等価に設定し、更に該支持アームに伝達する微振動を制振するダンパ材をダンパベースに設けたバランス支軸に塗布し、該支軸を駆動装置全体の重心位置並びに第1基準盤のレンズ光軸を中心とする対称位置で設定し、又可動自在となるように該支持アームと概同等径の軸孔にし、該軸孔の両端部を円錐柱状形状にして支持アームの両端をフリー状態で貫通し、支持アームの平行移動と軸回転移動の自在可動を可能にした構造の為 、第1基準盤の各駆動力による不平衡な回転モーメントの発生を零に出来るので、第1基準盤のレンズ光軸に傾角が発生せず、又第1基準盤の重力加速度を零して外部振動・衝撃に強くし結果、バイアス電圧を零にする構造。
    (11)支持アームIと支持アームIIは、直交する第1−1基準盤と第1−2基準盤と第1−3基準盤が直交する可動部の重心点を通る平面が可動部の外形部と交わって直交する少なくとも4点か、前記4点を基準にz軸方向での対称点かつ該重心を基準にした点対称を満たした少なくとも4点で、それぞれは第1−1基準盤と第1−2基準盤と第1−3基準盤上の少なくともその一つの上に固持されてなる、レンズ光軸を所望の方向に保持して推力駆動し、直交する支持アームIとIIのバネの復元力で中立点復帰する構造。
    (12)フォーカス駆動手段は、情報媒体と水平方向に可動部の外周面に巻回されて保持したフォーカスコイルと可動部の外周側で固定基盤に固定された永久磁石との間の電磁力でz軸方向に追随する駆動構造。
    (13)トラッキング駆動手段は、支持アームIをダンパベースの軸孔にダンパ材と塗布して貫通させた両端部に設けた第2基準盤と第3基準盤のボビンに、情報媒体と垂直方向に巻回されて保持したトラッキングコイルと該永久磁石との間の電磁力で追随する駆動構造。
    (14)タンジェンシャル駆動手段は、支持アームIIをダンパベースの軸孔にダンパ材を塗布して通過させた両端部に取付けた第4基準盤と第5基準盤に情報媒体と垂直方向に巻回されて保持したタンジェンシャルコイルと該永久磁石との間の電磁力で追随する駆動構造。
    (15)ラジアルチルト駆動手段とタンジェンシャルチルト駆動手段は、対物レンズを搭載する可動部の外形で支持アームIと支持アームIIが情報媒体と平行な面内で形成する四辺形の対角線上の、レンズ光軸を直角に交差させる2本の対角線を各チルトの可動基軸にして、該可動基軸上の延在する位置にコイルボビンを対向する2個を2組設け、情報媒体と水平方向に巻回されて保持した計四個のチルトコイルと該リング磁石との電磁力で、2本の対角する該可動基軸をチルト基準線にして、ラジアル方向とタンジェンシャル方向の回転制御と光軸方向であるz軸回りで、情報媒体の水平面内を円周回転のチルト制御をして追随する駆動構造。
JP2006028940A 2006-01-11 2006-01-11 6軸制御駆動方式による質量平衡型光学ピックアップレンズアクチュエータ Pending JP2007188618A (ja)

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