JP2007186008A - 車両の牽引フック配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーランプロテクタを備えた車両において、部品点数の増加やアンダーランプロテクタの変動挙動への影響を伴うことなく、車体フレームに対して強固に固定することが可能な車両の牽引フック配置構造の提供。
【解決手段】牽引フック配置構造3は、車体フレーム4と、車体フレーム4の前方又は後方に配置され車幅方向に延びるアンダーランプロテクタ5と、アンダーランプロテクタ5を車体フレーム4に対して固定するためのブラケット6と、牽引ロープを掛け止め可能な牽引フック8と、を備えている。ブラケット6は、牽引フック8を取り付けるための牽引フック取付部34を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、アンダーランプロテクタを備えた車両の牽引フック配置構造に関する。
トラック等の車高の高い車両(以下、大型車両と称する)に乗用自動車等の車高の低い車両(以下、小型車両と称する)が前面衝突又は追突した際に、小型車両が大型車両の下側に潜り込む恐れがある。かかる不都合を防止するために、大型車両では、車両の前部又は後部にアンダーランプロテクタを配置することが知られている。
また、アンダーランプロテクタを備えた車両には、他の車両を牽引する際に牽引ロープを掛け止め可能な牽引フックが、アンダーランプロテクタと近接した位置に配置されている。
特開2000−296743号公報 実開平6−12115号公報
ところで、牽引フックは、他の車両を牽引した際に強い荷重を受けるため、剛性・強度上の理由により、車体フレームに対して直接固定することが望ましい。しかしながら、車体フレームから離間して、車両の前部又は後部にバンパが配設された車両では、牽引フックを、牽引ロープが掛け止めし易い位置、即ち、バンパと近接した位置まで伸張する必要がある。このため、車体フレームとバンパとの距離に応じた牽引フックを製作しなければならず、汎用性に欠けるという問題が生じる。かかる不都合は、車体フレームと牽引フックとの間に、牽引フックを取り付けるためのブラケットを設けることにより回避することが可能である。しかし、このような部材を別途設けることは、部品点数の増加及び取付作業性の煩雑化を招く。
また、アンダーランプロテクタは、一般的に、車体フレームの前方又は後方に配設され、衝突による衝撃荷重に耐え得る剛性・強度を備えている。このため、牽引フックをアンダーランプロテクタに直接固定することも可能である。しかしながら、牽引フックをアンダーランプロテクタに直接固定すると、衝撃荷重がアンダーランプロテクタに作用した際、アンダーランプロテクタと牽引フックとの固定状態が解除される恐れがあり、場合によっては、牽引フックが飛散する可能性が生じる。さらに、牽引フックの取り付けにより、アンダーランプロテクタの変形挙動に影響を及ぼす可能性があり、場合によっては、アンダーランプロテクタが、牽引フックとの取付部位を中心として屈曲変形してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、アンダーランプロテクタを備えた車両において、部品点数の増加やアンダーランプロテクタの変形挙動への影響を伴うことなく、車体フレームに対して強固に固定することが可能な車両の牽引フック配置構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る車両の牽引フック配置構造は、車両の車体フレームと、車体フレームの前方又は後方に配置され車幅方向に延びるアンダーランプロテクタと、アンダーランプロテクタを車体フレームに対して固定するためのブラケットと、牽引ロープを掛け止め可能な牽引フックと、を備えている。ブラケットは、牽引フックを取り付けるための牽引フック取付部を有する。
上記構成では、牽引フックを取り付け可能な牽引フック取付部が、アンダーランプロテクタを車体フレームに対して固定するためのブラケットに設けられている。すなわち、牽引時に強い荷重を受ける牽引フックが、アンダーランプロテクタへの衝撃荷重を支持し得る所定の剛性・強度を備えたブラケットに取り付けられるため、牽引フックを車体フレームに取り付けるためのブラケットや、牽引フックの取付部分を補強する補強部材を別途設ける必要がない。従って、ブラケットの共有化が可能なため、重量の増大及び部品点数の増大を抑えた構造とすることができる。
また、牽引フックは、アンダーランプロテクタとは別体であるブラケットに取り付けられるため、牽引フックの取り付けによって、衝撃荷重が作用した際のアンダーランプロテクタの変形挙動に影響が及ぶことがない。従って、アンダーランプロテクタへ衝撃荷重が作用した際、そのエネルギーをアンダーランプロテクタの良好な変形により効率的に吸収することができる。
また、牽引フック取付部を、アンダーランプロテクタの上方で且つ車両の前方又は後方へ向かって突出させてもよい。
上記構成では、ブラケットには、牽引フック取付部が車両の前方又は後方へ向かって突出形成されている。このため、例えば、車体フレームの前方又は後方にバンパを備えた複数の車型において、バンパと車体フレームとの離間距離が相違する場合であっても、ブラケットからの牽引フック取付部の突出量を適宜調整することにより、牽引フックの長さを変更せずに、牽引フックの先端をバンパと近接した位置に配置することが可能となる。従って、牽引フックの共通化を図ることができ、汎用性に富んだ構造とすることができる。
また、牽引フック取付部が車両の前方又は後方へ向かって突出形成されているため、牽引フックの車両前後方向の全長を、ブラケットからの牽引フック取付部の突出分短縮することが可能となる。従って、牽引フック自体の剛性・強度を向上させることができる。
さらに、牽引フック取付部がアンダーランプロテクタの上方に設けられているため、アンダーランプロテクタに特別な加工を施すことなく、牽引フックを車両の所定位置に配置することが可能となる。従って、アンダーランプロテクタの変形挙動に影響を及ぼさず、さらに、取付作業性の向上を図ることができる。
なお、アンダーランプロテクタを備えていない車両においても、牽引フック取付部を有するブラケットを採用することが可能なため、汎用性に富み且つ部品の共通化が可能となる。
また、牽引フックは、ブラケットと一体的に形成してもよい。
上記構成では、牽引フックがアンダーランプロテクタを取り付けるためのブラケットと一体的に形成されるため、牽引フックをブラケットに取り付けるためのボルト等が不要である。従って、部品点数の削減化及び取付作業性の簡略化を一段と図ることができる。
本発明によれば、アンダーランプロテクタを備えた車両において、簡単な構成により、部品点数の増加やアンダーランプロテクタの変形挙動への影響を伴うことなく、牽引フックを車体フレームに対して強固に固定することができる。
以下、本発明に係る第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のキャブオーバートラックの模式図である。図2は車両後方から視た状態での牽引フック配置構造の要部拡大斜視図、図3は車両前方から視た状態での牽引フック配置構造の要部拡大斜視図、図4は牽引フック配置構造の要部拡大側面図である。なお、図中FRは、車両前方を、図中UPは車両上方をそれぞれ示している。また、以下の説明における左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)より前方に位置するキャブオーバー型の車両であり、車両1の前部には、牽引フック配置構造3を備えている。
図2〜図4に示すように、牽引フック配置構造3は、車体フレーム4と、車体フレーム4の前方に配置され車幅方向に延びるフロントアンダーランプロテクタ(アンダーランプロテクタ)5と、フロントアンダーランプロテクタ5を車体フレーム4に対して固定するためのブラケット6と、フロントアンダーランプロテクタ5とブラケット6との間に介在するサポート部7と、牽引ロープ(図示省略)を掛け止め可能な牽引フック8とを備えている。
車体フレーム4は、車幅方向両側で車両前後方向に延設されたサイドメンバ11と、車幅方向に延設されサイドメンバ11の前端同士を連結するクロスメンバ12とを備えている。
サイドメンバ11は、断面略コ字形状からなり、側壁部13と、側壁部13の両端から車幅方向内側へ向かって相対向して延びる上壁部14及び底壁部15とを有する。
クロスメンバ12は、断面略コ字形状からなり、側壁部17と、側壁部17の両端から車両後方へ向かって相対向して延びる上壁部18及び底壁部19とを有する。クロスメンバ12の車幅方向両端部の外面側は、サイドメンバ11の前端部の内面側と嵌合可能な形状を有し、クロスメンバ12をサイドメンバ11に取り付けた状態では、クロスメンバ12の上壁部18の外面側と底壁部19の外面側とが、それぞれサイドメンバ11の上壁部14の内面側と底壁部15の内面側とに当接する。
クロスメンバ12は、その車幅方向両端部の側壁部17の外面側をサイドメンバ11の先端と略同一となる位置で、サイドメンバ11と嵌合させて、ボルト締めや溶接等をすることによりサイドメンバ11に対して接合される。
ブラケット6は、第1支持片31と第2支持片32とを有する。
第1支持片31は、断面略L字状のサイドメンバ取付部33と、サイドメンバ取付部33の車両前方側の端部から車両前方へ延長される断面略L字状の牽引フック取付部34と、サイドメンバ取付部33の下端部から下方へ延長される略板状の延設部35とを有し、これらは一体的に形成されている。
サイドメンバ取付部33は、側壁部36と、側壁部36の上端から曲折して車幅方向外側へ延びる上壁部37とを有する。側壁部36の所定位置には、ボルト16が挿通可能なサイドメンバ取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が複数形成されている。
牽引フック取付部34は、側壁部38と、側壁部38の上端から曲折して車幅方向外側へ延びる上壁部39とを有する。側壁部38の所定位置には、ボルト45が挿通可能な牽引フック取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が複数形成されている。
延設部35の車両前方側の端縁40は、平面形状を有し、後述する第2支持片32のサポート取付部52の車両後方側に固着される。
第2支持片32は、サポート部7の車両後方側の外面に固着される略板状のサポート取付部52と、サポート取付部52の下端からフロントアンダーランプロテクタ5側へ向かって曲折して延びる底壁部51と、サポート取付部52の車両方向内側の上端から上方へ延設される支持片取付部41と、支持片取付部41の車幅方向外側の端部から車両前方側へ向かって突出形成される断面略L字状の牽引フック取付部42とを有し、これらは一体的に形成されている。
第2支持片32の底壁部51の所定位置には、ボルト28が挿通可能なフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。
支持片取付部41の所定位置には、後述する支持片56を取り付けるための支持片取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成され、この支持片取付用のボルト挿通用孔は、ボルト20が挿通可能な形状を有する。
牽引フック取付部42は、側壁部43と、側壁部43の上端から曲折して車幅方向内側へ延びる上壁部44とを有する。側壁部43の所定位置には、ボルト45が挿通可能な第1支持片取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が複数形成されている。
サポート部7は、側壁部53と、側壁部53の両端から車両前方側へ相対向して延びる上壁部54及び底壁部50とを有する。サポート部7とブラケット6のサポート取付部52とは、略同一の車幅方向の幅を有し、車体フレーム4に対してフロントアンダーランプロテクタ5が組み付けられた状態で、車両前後方向に積層される。サポート部7の内面形状は、フロントアンダーランプロテクタ5のプロテクタ片22の外面形状と略同一の形状を有し、サポート部7は、フロントアンダーランプロテクタ5に組み付けた状態で、その側壁部53と上壁部54と底壁部50とが、プロテクタ片22の側壁部25と上壁部26と底壁部(図示省略)とにそれぞれ当接する。
サポート部7の底壁部50の所定位置には、ボルト28が挿通可能なフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。また、サポート部7の上壁部54には、支持片56がボルト締めや溶接等により接合されている。この支持片56は、断面略L字形状からなり、サポート部7の上壁部54と当接する底壁部55と、底壁部55のブラケット6側の端部から上方へ曲折して延びる側壁部57とを有する。側壁部57の所定位置には、ボルト20が挿通可能なブラケット取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。
このように、フロントアンダーランプロテクタ5のブラケット6側には、サポート部7とブラケット6のサポート取付部52とが重ねられた状態で配置されるため、アンダーランプロテクタ5のうちサポート部7と接触する部分の実質的な板厚(強度)は、サポート部7及びサポート取付部52の板厚分増大する。従って、フロントアンダーランプロテクタ5の剛性・強度を向上させることができる。
牽引フック8は、車両前方から牽引ロープを掛け止め可能なフック部59と、フック部59の車両後方側でブラケット6に対して固定されるブラケット取付部60とを有し、これらは一体的に形成されている。ブラケット取付部60の所定位置には、ボルト45が挿通可能なブラケット取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が複数形成されている。
次に、本実施形態に係る牽引フック配置構造3の組み付け方法について説明する。
先ず、ブラケット6の第1支持片31と第2支持片32とを当接した状態で、牽引フック8のブラケット取付用のボルト挿通用孔と、第1支持片31の牽引フック取付用のボルト挿通用孔と、第2支持片32の第1支持片取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト45を車幅方向外側から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込む。これにより、牽引フック8がブラケット6に対して締結固定される。
次に、サイドメンバ11とブラケット6の第1支持片31とを当接した状態で、サイドメンバ11のブラケット取付用のボルト挿通用孔と、第1支持片31のサイドメンバ取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト16を車幅方向外側から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込む。これにより、牽引フック8が固定されたブラケット6が、サイドメンバ11に対して固定される。
その後、サポート部7の内面側とフロントアンダーランプロテクタ5の外面側とを嵌合し、フロントアンダーランプロテクタ5のサポート部取付用のボルト挿通用孔とサポート部7のフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔とを合致させた位置で、サポート部7をフロントアンダーランプロテクタ5に対してボルト締めや溶接等により接合する。そして、支持片56のブラケット取付用のボルト挿通用孔とブラケット6の第2支持片32の支持片取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト20が挿通可能な位置で、支持片56をサポート部7の上壁部54に対してボルト締めや溶接等により接合する。
次に、サポート部7が取り付けられたフロントアンダーランプロテクタ5を、ブラケット6の第2支持片32の底壁部51の上面に載置し、この状態で、支持片56のブラケット取付用のボルト挿通用孔と、第2支持片32の支持片取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト20を車両前方側から挿通し、ナットを蝶合して締め込む。そして、第2支持片32のフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔と、サポート部7のフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔と、フロントアンダーランプロテクタ5のサポート部取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト28を下方から挿通し、ナットを蝶合して締め込む。これにより、フロントアンダーランプロテクタ5が、車体フレーム4に対して固定され、牽引フック8が、フロントアンダーランプロテクタ5の上方に配置される。
このように、本実施形態によれば、牽引フック8を取り付け可能な牽引フック取付部34,42が、フロントアンダーランプロテクタ5を車体フレーム4に対して固定するためのブラケット6に設けられている。すなわち、牽引時に強い荷重を受ける牽引フック8が、フロントアンダーランプロテクタ5への衝撃荷重を支持し得る所定の剛性・強度を備えたブラケット6に取り付けられるため、牽引フック8を車体フレーム4に取り付けるためのブラケット6や、牽引フック8の取付部分を補強する補強部材を別途設ける必要がない。従って、ブラケット6の共有化が可能なため、重量の増大及び部品点数の増大を抑えた構造とすることができる。
また、牽引フック8は、フロントアンダーランプロテクタ5とは別体であるブラケット6に取り付けられるため、牽引フック8の取り付けによって、衝撃荷重が作用した際のフロントアンダーランプロテクタ5の変形挙動に影響が及ぶことがない。従って、フロントアンダーランプロテクタ5へ衝撃荷重が作用した際、そのエネルギーをフロントアンダーランプロテクタ5の良好な変形により効率的に吸収することができる。
ブラケット6には、牽引フック取付部34,42が車両の前方へ向かって突出形成されている。このため、車体フレーム4の前方にバンパ(図示省略)を備えた複数の車型において、バンパと車体フレーム4との離間距離が相違する場合であっても、ブラケット6からの牽引フック取付部34,42の突出量を適宜調整することにより、牽引フック8の長さを変更せずに、牽引フック8の車両前方側の先端をバンパと近接した位置に配置することが可能となる。従って、牽引フック8の共通化を図ることができ、汎用性に富んだ構造とすることができる。
また、牽引フック取付部34,42が車両の前方へ向かって突出形成されているため、牽引フック8の車両前後方向の全長を、ブラケット6からの牽引フック取付部34,42の突出分短縮することが可能となる。従って、牽引フック8自体の剛性・強度を向上させることができる。
さらに、牽引フック取付部34,42がフロントアンダーランプロテクタ5の上方に設けられているため、フロントアンダーランプロテクタ5に特別な加工を施すことなく牽引フック8を車両の所定外側に配置することが可能となる。従って、アンダーランプロテクタ5の変形挙動に影響を及ぼさず、さらに、取付作業性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、ブラケット6の第1支持片31と第2支持片32とを別体で設けたが、これらを一体的に形成することも可能である。
次に、本発明に係る第2の実施形態の車両の牽引フック配置構造について、図5〜図7に基づいて説明する。図5は車両後方から視た状態での牽引フック配置構造の要部拡大斜視図、図6は車両前方から視た状態での牽引フック配置構造の要部拡大斜視図、図7は牽引フック配置構造の要部拡大側面図である。また、図5〜図7に示す第2の実施形態は、上述した第1の実施形態のうちブラケットに牽引フックを設けた点が異なり、他の構成は第1の実施形態と同様な構成であるため、同一番号を重複説明を省略する。
図5〜図7に示すように、本実施形態に係る牽引フック配置構造61は、フロントアンダーランプロテクタ5を車体フレーム4に対して固定するためのブラケット62を備えている。ブラケット62は、サポート部7の外面側に配置され車幅方向に延びる略板状のプレート部63と、プレート部63の車両後方側の所定位置から突出しサイドメンバ11に沿って延びる略板状のサイドメンバ取付部64と、プレート部63の車両前方側の所定位置から突出し牽引ロープ(図示省略)を掛け止め可能な牽引フック65とを有し、これらは一体的に形成されている。
プレート部63は、サポート部7を取り付けるためのサポート取付部67と、サポート取付部67の下端からフロントアンダーランプロテクタ5側へ向かって曲折して延びる底壁部68と、サポート取付部67の車両方向内側の上端から延長して延びる支持片取付部66とを有する。プレート部63の底壁部68の所定位置には、ボルト28が挿通可能なフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。支持片取付部66の所定位置には、ボルト20が挿通可能な支持片取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。
サイドメンバ取付部64の所定位置には、ボルト16が挿通可能なサイドメンバ取付用のボルト挿通用孔(図示省略)が形成されている。
次に、本実施形態に係る牽引フック配置構造61の組み付け方法について説明する。
先ず、サイドメンバ11とブラケット62のサイドメンバ取付部64とを当接した状態で、サイドメンバ11のブラケット取付用のボルト挿通用孔と、サイドメンバ取付部64のサイドメンバ取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト16を車幅方向外側から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込む。これにより、牽引フック65を有するブラケット62が、サイドメンバ11に対して固定される。
次に、サポート部7が取り付けられたフロントアンダーランプロテクタ5を、ブラケット62のプレート部63の底壁部68の上面に載置し、この状態で、支持片56のブラケット取付用のボルト挿通用孔と、プレート部63の支持片取付部66の支持片取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト20を車両前方側から挿通し、ナット(図示省略)を蝶合して締め込む。そして、プレート部63の底壁部68のフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔と、サポート部7のフロントアンダーランプロテクタ取付用のボルト挿通用孔と、フロントアンダーランプロテクタ5のサポート部取付用のボルト挿通用孔とのそれぞれにボルト28を下方から挿通し、ナットを蝶合して締め込む。これにより、フロントアンダーランプロテクタ5が、車体フレーム4に対して固定され、ブラケット62の牽引フック65が、フロントアンダーランプロテクタ5の上方に配置される。
このように、本実施形態によれば、牽引フック65がフロントアンダーランプロテクタ5を取り付けるためのブラケット62と一体的に形成されるため、牽引フック65をブラケット62に取り付けるためのボルト等が不要である。従って、部品点数の削減化及び取付作業性の簡略化を一段と図ることができる。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、牽引フック配置構造3及び牽引フック配置構造61を、車両1の前方に配置されるフロントアンダーランプロテクタ5に適用したが、図8に示すように、車両の後方に配置されるリアアンダーランプロテクタに適用することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係る牽引フック配置構造を備えたキャブオーバートラックの模式図である。 車両後方から視た状態での第1の実施形態に係る牽引フック配置構造の要部拡大斜視図である。 車両前方から視た状態での図2の牽引フック配置構造の要部拡大斜視図である。 図2の牽引フック配置構造の要部拡大側面図である。 車両後方から視た状態での第2の実施形態に係る牽引フック配置構造の要部拡大斜視図である。 車両前方から視た状態での図5の牽引フック配置構造の要部拡大斜視図である。 図5の牽引フック配置構造の要部拡大側面図である。 本発明に係るアンダーランプロテクタ取付構造をリアアンダーランプロテクタに適用した場合のキャブオーバートラックの模式図である。
符号の説明
1 車両
3 牽引フック配置構造
4 車体フレーム
5 フロントアンダーランプロテクタ(アンダーランプロテクタ)
6 ブラケット
7 サポート部
8 牽引フック
11 サイドメンバ
12 クロスメンバ
34 牽引フック取付部
42 牽引フック取付部
61 牽引フック配置構造
62 ブラケット
65 牽引フック

Claims (3)

  1. 車両の車体フレームと、前記車体フレームの前方又は後方に配置され車幅方向に延びるアンダーランプロテクタと、前記アンダーランプロテクタを前記車体フレームに対して固定するためのブラケットと、牽引ロープを掛け止め可能な牽引フックと、を備え、
    前記ブラケットは、前記牽引フックを取り付けるための牽引フック取付部を有する
    ことを特徴とする車両の牽引フック配置構造。
  2. 請求項1記載の車両の牽引フック配置構造であって、
    前記牽引フック取付部は、前記アンダーランプロテクタの上方で且つ前記車両の前方又は後方へ向かって突出している
    ことを特徴とする車両の牽引フック配置構造。
  3. 車両の車体フレームと、
    前記車体フレームの前方又は後方に配置され車幅方向に延びるアンダーランプロテクタと、
    前記アンダーランプロテクタを前記車体フレームに対して固定するためのブラケットと、
    前記ブラケットに一体的に形成され、牽引ロープを掛け止め可能な牽引フックと、を備えた
    ことを特徴とする車両の牽引フック配置構造。
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