JP2007184771A - 移動通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ通信中に通信先の基地局が切り替わって通信レートが低下する場合に、データ通信を無条件に継続せずに、常にユーザの意向に沿ったデータ通信を可能にする。
【解決手段】データ通信中にcdma2000 1x-EVDO方式の基地局からcdma2000 1x方式の基地局へのハンドオフが行われる際に、上記データ通信の残り通信時間を計算してこれをしきい値と比較し、残り通信時間がしきい値未満の場合にはcdma2000 1x方式の基地局との間でデータ通信を継続する。一方、残り通信時間がしきい値以上でかつ予め自動中止モードが設定されている場合には、上記データ通信を中止する。これに対し手動中止モードが設定されている場合には、ユーザにデータ通信を継続するか否かを問い合わせるメッセージを表示し、ユーザが中止を選択すればデータ通信を中止し、ユーザが継続を選択すればcdma2000 1x方式の基地局との間でデータ通信を継続する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの移動通信端末に係わり、特に通信レートの異なる複数の基地局に接続可能な移動通信端末に関する。
従来、移動通信方式の一つとしてQualcomm社によるcdma2000 1x方式が使用されている。この方式はcdmaOne方式を広帯域化したもので、通信レートは下り方向(基地局から移動通信端末への方向)において最大163.2Kbps、上り方向(移動通信端末から基地局への方向)において最大86.4Kbpsである。
一方、最近では高速移動通信方式の一つとしてcdma2000 1x-EVDO方式が開発されている。cdma2000 1x-EVDO方式は、cdma2000 1x方式の拡張方式であるHDR(High Data Rate)方式を標準化したもので、日本では電波産業界ARIBにおいてSTD.T-64 IS-2000 C.S.0024 “cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification”として標準化されている。なお、cdma2000 1x-EVDO方式のEVDOはEvolution Data onlyの略である。
cdma2000 1x-EVDO方式は、移動通信端末から通知された当該移動通信端末の受信状態を表す情報に基づいて、基地局が当該端末へ送信するデータの変調方式を切り替えるもので、これにより当該端末の受信状態が良好なときには誤り耐性は低いが高速な通信レートを、一方受信状態が劣化しているときには低速だが誤り耐性の高い通信レートを使用してデータ通信を行うことが可能である。cdma2000 1x-EVDO方式の通信レートは、下り方向において最大2.4Mbps、上り方向において最大153.6Kbpsであり、cdma2000 1x方式に比べ格段に高速のデータ通信が可能である。
ところで、現在のシステムでは、cdma2000 1x方式を使用する基地局と、cdma2000 1x-EVDO方式を使用する基地局とが併用されており、それに伴い移動通信端末においても上記両方の方式に対応する機能を備えたハイブリッドの端末が開発されている。この種の端末を使用すれば、その時々の期待できる通信レートに応じて上記cdma2000 1x方式とcdma2000 1x-EVDO方式とを選択することにより、常に安定したデータ通信を行うことが可能である(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2002−345619号公報
ところが、従来の移動通信端末では、cdma2000 1x-EVDO方式により通信を行っているときに移動通信端末がcdma2000 1x-EVDO方式に対応した基地局が無いエリアに移動してハンドオフした場合、またはcdma2000 1x-EVDO方式の通信環境が悪くなると、無条件にcdma2000 1x方式に切り替えられる。このため、例えば移動通信端末がcdma2000 1x-EVDO方式の基地局からデータをダウンロードしている最中に移動通信端末が移動し、通信先の基地局がcdma2000 1x方式の基地局に切り替えられると、つまりハンドオフが行われると、上記データの伝送レートが大幅に低下して、データのダウンロードに予想外の時間がかかってしまうことがあり、これがユーザにとって大きなストレスになると云う問題点があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、データ通信の最中に通信先の基地局が切り替わって通信レートが低下する場合に、データ通信が無条件に継続されないようにし、これにより常にユーザの意向に沿った最適なデータ通信を実行し得る移動通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、第2の基地局との間で上記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、上記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から上記第1の基地局に切り替える手段とを備える移動通信端末にあって、
上記通信相手の切り替えに先立ち、未通信のデータ残量と上記第1の通信レートとをもとに上記切り替え時点から上記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測し、この予測された残り通信時間をユーザに提示するようにしたものである。
したがって、データ通信の最中に通信相手の基地局が高通信レートの第2の基地局から低通信レートの第1の基地局に切り替わる場合に、通信を終了するまでに必要な残り通信時間が推定されてこれがユーザに提示される。このため、ユーザは上記提示により残り通信時間を確認した上で、データ通信を継続するか或いはデータ通信を中止するかを任意に指定することが可能となる。
また上記目的を達成するためにこの発明の第2の観点は、第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、第2の基地局との間で上記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、上記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から上記第1の基地局に切り替える手段とを備える移動通信端末にあって、
上記通信相手の切り替えに先立ち、未通信のデータ残量と上記第1の通信レートとをもとに上記切り替え時点から上記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測し、上記予測された残り通信時間を予め設定されたしきい値と比較して残り通信時間がしきい値より長いか短いかを判定する。そして、この判定の結果、残り通信時間がしきい値より短い場合には第1の基地局との間でデータ通信を継続し、一方残り通信時間がしきい値より長い場合には第1の基地局との間のデータ通信を中止するようにしたものである。
したがって、データ通信の最中に通信相手の基地局が高通信レートの第2の基地局から低通信レートの第1の基地局に切り替わる場合に、通信を終了するまでに必要な残り通信時間が推定されてこれがしきい値と比較され、その比較結果をもとにデータ通信の継続処理或いは中止処理が実行される。すなわち、データ通信を継続するか或いはデータ通信を中止するかが自動的に判定され、その判定結果に基づいて処理が実行される。このため、残り通信時間の推定値がしきい値より短い場合におけるユーザの操作を不要にして操作性を改善することができる。
さらに上記目的を達成するためにこの発明の第3の観点は、第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、第2の基地局との間で上記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、上記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から上記第1の基地局に切り替える手段とを備える移動通信端末にあって、
ユーザによる自動中止モードの設定指示或いは手動中止モードの設定指示の入力を受け付けてこの設定指示されたモードを保存する手段を備える。そして、通信相手の切り替えに先立ち未通信のデータ残量と上記第1の通信レートとをもとに上記切り替え時点から上記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測し、この予測された残り通信時間を予め設定されたしきい値と比較して残り通信時間がしきい値より長いか短いかを判定する。この判定の結果、残り通信時間がしきい値より短い場合には上記第1の基地局との間でデータ通信を継続させる。一方、残り通信時間がしきい値より長い場合には、自動中止モードが保存されているか手動中止モードが保存されているかを判定し、自動中止モードが保存されている場合には第1の基地局との間のデータ通信を中止する。これに対し、手動中止モードが保存されていると判定された場合には、上記予測された残り通信時間をユーザに提示し、この状態でユーザによる通信継続指示又は通信中止指示の入力を受け付ける。そして、通信継続指示が入力された場合には第1の基地局との間で上記データ通信を継続し、一方通信終了指示が入力された場合には第1の基地局との間のデータ通信を中止するようにしたものである。
したがって、残り通信時間の推定値がしきい値より短い場合にはデータ通信が自動的に継続され、これに対し残り通信時間の推定値がしきい値より長い場合には、ユーザにより予め設定されたモードに従い自動中止処理又は手動中止処理が実行される。
要するにこの発明によれば、データ通信の最中に通信先の基地局が切り替わって通信レートが低下する場合に、データ通信が無条件に継続されないようにでき、これにより常にユーザの意向に沿った最適なデータ通信を実行することが可能な移動通信端末を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明に係わる移動通信端末の一実施形態である携帯電話機の構成を示すブロック図である。図示しない基地局から送信された無線信号は、アンテナ1で受信されたのち無線ユニット2に入力される。無線ユニットは、アンテナ共用器(DUP)3と、受信ユニット4と、送信ユニット5とから構成される。アンテナ共用器3は、上記アンテナ1により受信された無線信号を受信ユニット4に入力すると共に、送信ユニット5から出力された無線信号を上記アンテナ1に供給する。
受信ユニット4は、EVDO対応受信回路41と、1x対応受信回路42と、切替回路(図示せず)とを備える。EVDO対応受信回路41は、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局から送信された無線信号を中間周波信号にダウンコンバートしたのち直交復調し、この受信ベースバンド信号をCDMA信号処理ユニット6に入力する。1x対応受信回路42は、cdma2000 1x方式の基地局から送信された無線信号を中間周波信号にダウンコンバートしたのち直交復調し、この受信ベースバンド信号をCDMA信号処理ユニット6に入力する。切替回路は、制御ユニット20から出力される切替制御信号に応じて、上記EVDO対応受信回路41及び1x対応受信回路42をアンテナ共用器3とCDMA信号処理ユニット6との間に択一的に接続する。
CDMA信号処理ユニット6はRAKE受信機を備える。RAKE受信機は、上記受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスの信号をそれぞれ拡散符号により逆拡散処理して再生する。そして、この再生された各パスの信号を位相を調停したのち合成する。かくして、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは圧縮/伸長処理ユニット(以後コンパンダ(compander)と称する)7に入力される。
コンパンダ7は、上記CDMA信号処理ユニット6から出力された受信パケットデータを多重分離ユニットによりメディアごとに分離する。そして、この分離されたメディアごとのデータに対しそれぞれ復号処理を行う。例えば、受信パケットデータにオーディオデータが含まれていれば、このオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。また受信パケットデータにビデオデータが含まれていれば、このビデオデータをビデオコーデックにより復号する。
上記復号処理により得られたディジタルオーディオ信号はPCM符号処理ユニット(以後PCMコーデックと称する)8に供給される。PCMコーデック8は、コンパンダ7から出力されたディジタルオーディオ信号をPCM復号してアナログオーディオ信号を出力する。このアナログオーディオ信号は、受話増幅器9にて増幅されたのちスピーカ10より出力される。
上記コンパンダ7のビデオコーデックにより復号されたディジタルビデオ信号は、制御ユニット20に入力される。制御ユニット20は、上記コンパンダ7から出力されたディジタルビデオ信号を、ビデオRAMを介して表示デバイス15に表示する。表示デバイス15はLCD(Liquid Crystal Devise)により構成される。なお、制御ユニット20は、受信されたビデオデータばかりでなく、図示しないカメラにより撮像されたビデオデータについてもビデオRAMを介して表示デバイス15に表示する。
また上記コンパンダ7は、受信パケットデータが電子メールの場合には、この電子メールを制御ユニット20へ出力する。制御ユニット20は、上記電子メールを記憶ユニット13のメール記憶領域に記憶する。そして、入力デバイス14においてユーザが行った表示操作に応じて、上記メール記憶領域から上記電子メールを読み出して表示デバイス15に表示する。なお、表示デバイス15には、携帯電話機の動作モードを表す情報や、着信報知情報、バッテリ16の残量又は充電状態を表す情報、現在時刻を表す時計等も表示される。
一方、マイクロホン11に入力された話者の音声信号は、送話増幅器12により適正レベルまで増幅されたのち、PCMコーデック8にてPCM符号化処理が施され、ディジタルオーディオ信号となってコンパンダ7に入力される。また、図示しないカメラから出力されるビデオ信号は、制御ユニット20によりディジタル化されてコンパンダ7に入力される。なお、制御ユニット20において作成された電子メールも、制御デバイス20からコンパンダ7に入力される。
コンパンダ7は、PCMコーデック8から出力されたディジタルオーディオ信号より入力音声のエネルギ量を検出し、この検出結果に基づいて送信データレートを決定する。そして、上記ディジタルオーディオ信号を上記送信データレートに応じたフォーマットの信号に符号化し、これによりオーディオデータを生成する。また、制御ユニット20から出力されたディジタルビデオ信号を符号化してビデオデータを生成する。そして、これらのオーディオデータ及びビデオデータを多重分離ユニットで所定の伝送フォーマットに従い多重化して送信パケットデータを生成し、この送信パケットデータをCDMA信号処理ユニット6へ出力する。なお、制御ユニット20から電子メールが出力された場合にも、この電子メールを送信パケットデータに変換する。
CDMA信号処理ユニット6は、上記コンパンダ7から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施す。そして、その出力信号を送信ユニット5へ出力する。
送信ユニット5は、EVDO対応送信回路51と、1x対応送信回路52と、切替回路(図示せず)とを備える。EVDO対応送信回路51は、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間で通信を行っている状態で、上記スペクトラム拡散処理された送信信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式又はQAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式等のディジタル変調方式を使用して変調する。そして、この変調により生成された送信信号を無線信号にアップコンバートし、さらに制御ユニット20により指示される送信電力レベルに高周波増幅して出力する。この増幅された無線信号は、アンテナ共用器3を介してアンテナ1に供給され、このアンテナ1からcdma2000 1x-EVDO方式の基地局へ向け送信される。
1x対応送信回路52は、cdma2000 1x方式の基地局との間で通信を行っている状態で、上記スペクトラム拡散処理された送信信号をQPSK方式等のディジタル変調方式を使用して変調する。そして、この変調により生成された送信信号を無線信号にアップコンバートし、さらに制御ユニット20により指示される送信電力レベルに高周波増幅して出力する。この増幅された無線信号は、アンテナ共用器3を介してアンテナ1に供給され、このアンテナ1からcdma2000 1x方式の基地局へ向け送信される。
切替回路は、制御ユニット20から出力される切替制御信号に応じて、上記EVDO対応送信回路51及び1x対応送信回路52をCDMA信号処理ユニット6とアンテナ共用器3との間に択一的に接続する。
入力デバイス14には、ダイヤルキーと、複数の機能キーが設けられている。電源回路17は、バッテリ16の電源出力をもとに所定の動作電源電圧Vccを生成して各ユニットに供給する。なお、バッテリ16は商用電力をもとに充電回路18により充電される。
ところで、制御ユニット20はマイクロコンピュータを備えたもので、次のように構成される。図2はその構成を示すブロック図である。制御ユニット20は、中央処理ユニット(CPU;Central Processing Unit)21を備える。CPU21には、バス22を介してプログラムメモリ23と、データメモリ24と、入出力インタフェース(入出力I/F)25がそれぞれ接続される。
入出力I/F25は、前記無線ユニット2、CDMA信号処理ユニット6、コンパンダ7、PCMコーデック8、記憶ユニット13、入力デバイス14及び表示デバイス15との間で、制御信号やデータの入出力処理を行う。
プログラムメモリ23には、この発明を実施するために必要なアプリケーションプログラムとして、通信モード切替制御プログラム231と、判定条件設定制御プログラム232と、通信継続/中止判定プログラム233と、通信自動中止制御プログラム234と、通信手動中止制御プログラム235と、通信再開制御プログラム236が格納されている。
通信モード切替制御プログラム231は、データ通信中に通信相手をcdma2000 1x-EVDO方式の基地局からcdma2000 1x方式の基地局にハンドオフする場合に、それに伴い自端末の通信モードをcdma2000 1x-EVDO方式からcdma2000 1x方式に切り替える処理を、CPU21に実行させる。
判定条件設定制御プログラム232は、入力デバイス14においてユーザが入力する判定条件を入出力I/F25を介して受け取り、これをデータメモリ24の条件記憶部241に記憶させる処理を、CPU21に実行させる。入力される判定条件には、通信モードの切り替えに際しデータ通信を継続するか中止するかを判定するしきい値と、データ通信を中止する場合に自動中止モードとするか手動中止モードとするかを指定する中止モード情報とがある。
通信継続/中止判定プログラム233は、通信モードがcdma2000 1x-EVDO方式からcdma2000 1x方式に切り替えられる場合に、それに先立ち未通信データ量とcdma2000 1x方式におけるデータ伝送レートとから残り通信時間を算出する。そして、この算出した残り通信時間を上記条件記憶部241に保存されたしきい値と比較して、cdma2000 1x方式への切り替え後もデータ通信を継続するか中止するかを判定する処理を、CPU21に実行させる。
通信自動中止制御プログラム234は、上記通信継続/中止判定プログラム233によりデータ通信中止と判定され、かつ条件記憶部241に自動中止モードが保存されている場合に、データ通信を途中で中止して待ち受け状態に移行する処理を、CPU21に実行させる。また、上記中止処理においては、中止されたデータ通信を再開する際に必要な中断情報を生成してこれを条件記憶部241に保存させる。
通信手動中止制御プログラム235は、上記通信継続/中止判定プログラム233によりデータ通信中止と判定され、かつ条件記憶部241に手動中止モードが保存されている場合に、データ通信を継続するか中止するかをユーザに問い合わせるためのメッセージを生成して表示デバイス15に表示させる。そして、この状態でユーザが入力デバイス14により中止要求を入力した場合にデータ通信を途中で中止して待ち受け状態に移行し、一方継続指示を入力した場合には切り替え後のcdma2000 1x方式の基地局との間でデータ通信を継続する処理を、CPU21に実行させる。また、この場合にも、上記中止処理において中止されたデータ通信を再開する際に必要な中断情報を生成してこれを条件記憶部241に保存させる。
通信再開制御プログラム236は、条件記憶部241に中断情報が保存されている場合に、待ち受け状態において定期的にcdma2000 1x-EVDO方式の基地局の捕捉を試行する。そして、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間でデータ通信が可能になった場合に、上記中断情報に従い前記中止したデータ通信を最初からやり直す処理を、CPU21に実行させる。
データメモリ24には条件記憶部241が設けてある。この条件記憶部241は、上記判定条件設定制御プログラム232により入力が受け付けられたしきい値及び中止モード情報と、上記通信自動中止制御プログラム234又は通信手動中止制御プログラム235により生成された中断情報を保存するために用いられる。
次に、以上のように構成された携帯電話機の動作を説明する。
(1)判定条件の設定処理
データ通信の継続/中止制御の実行に先立ち、CPU21は判定条件の設定制御を以下のように実行する。図3はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、待ち受け状態においてCPU21は、判定条件設定モードが選択された状態でステップS31においてしきい値の入力を監視する。この状態で、ユーザが入力デバイス14においてしきい値を入力すると、CPU21は上記入力されたしきい値を表す情報を入出力I/F25を介して受け取る。しきい値は残り通信時間を判定するものであるため、時間値として入力される。
続いてCPU21は、ステップS32において中止モードの選択メニューを表示デバイス15に表示させ、中止モードの入力を監視する。この状態でユーザが、上記表示された中止モードの選択メニューのうち自動中止モードと手動中止モードのいずれかを入力デバイス14において選択入力すると、CPU21はこの選択入力された中止モードを入出力I/F25を介して受け取る。そして、自動中止モードが選択された場合にはステップS33に移行して当該自動中止モードの設定情報を生成し、一方手動中止モードが選択された場合にはステップS34に移行して当該手動中止モードの設定情報を生成する。
最後にCPU21は、ステップS35において上記受け取ったしきい値を表す情報と、上記生成された自動中止モードの設定情報又は手動中止モードの設定情報を、データメモリ24内の条件記憶部241に記憶させる。そして、この記憶処理終了後に待ち受け状態に戻る。
(2)データ通信の継続/中止処理
cdma2000 1x-EVDO方式の基地局が捕捉された状態で、ユーザが入力デバイス14において、図示しないコンテンツ配信サーバからコンテンツデータをダウンロードするための操作を行うか、又は他の端末へデータを送信するための操作を行ったとする。そうするとCPU21は、次のようにデータ通信のための制御を実行する。図4はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、CPU21はステップS41によりデータの受信又は送信制御を開始すると、先ずステップS42において通信データサイズを取得してデータメモリ24の条件記憶部241に記憶させる。例えば、データを受信する場合には受信データのヘッダ情報から受信する総データサイズを取得し、一方データを送信する場合には送信しようとする総データサイズを取得し、これらを条件記憶部241に記憶させる。そして、このデータサイズの記憶終了後に、CPU21はステップS43においてデータの受信又は送信制御を実行する。かくして、受信の場合には、コンテンツサーバ等からダウンロードされたコンテンツ等のデータが受信されて記憶ユニット13に格納される。一方送信の場合には、記憶ユニット13又はデータメモリ24内から読み出された電子メール等のデータが送信される。
上記データの受信又は送信の実行中にCPU21は、ステップS44においてハンドオフを監視する。この状態で、例えば携帯電話機を所持したユーザがcdma2000 1x-EVDO方式の基地局が形成する無線エリアからcdma2000 1x方式の基地局が形成する無線エリアに移動したとする。そうするとCPU21は、通信相手をcdma2000 1x-EVDO方式の基地局からcdma2000 1x方式の基地局に切り替える、いわゆるハンドオフ制御を実行する。
上記ハンドオフの実行に際しCPU21は、次のようにデータ通信継続/中止制御を実行する。すなわち、先ずステップS45において、未通信データ量とcdma2000 1x方式におけるデータ伝送レートとから残り通信時間を算出する。未通信データ量は次のように求められる。
すなわち、受信の場合には、条件記憶部241に記憶された総受信データサイズから、受信済みのパケット量又はデータ量を引き算することにより求められる。一方送信の場合には、条件記憶部241に記憶された総送信データサイズから、送信済みのパケット量又はデータ量を引き算することにより求められる。なお、パケット量はプロトコルレイヤにおいて求められ、またデータ量はアプリケーションレイヤにおいて求められる。また、cdma2000 1x方式における通信レートは、例えば過去の一定期間におけるスループットをもとに計算することができる。
続いてCPU21は、ステップS46により上記算出した残り通信時間を上記条件記憶部241に保存されたしきい値と比較して、cdma2000 1x方式への切り替え後もデータ通信を継続するか中止するかを判定する。そして、残り通信時間がしきい値より短ければステップS47に移行し、ここでcdma2000 1x方式に切り替わった後に引き続きデータのダウンロード又はメール等のデータの送信を実行する。
これに対し上記判定の結果、残り通信時間がしきい値以上だったとする。この場合CPU21はステップS48に移行し、ここで中止モードを判定する。そして、上記条件記憶部241に自動中止モードの設定情報が保存されていれば、ステップS51に移行して以後のデータのダウンロード又は送信を中止すると共に、後のデータ通信の再開に備えて中止情報を条件記憶部241に記憶させる。また、ステップS52において、データ通信を中止するまでの間に受信されて記憶ユニット13に記憶されたデータを消去し、待ち受け状態に移行する。
これに対し上記条件記憶部241に手動中止モードの設定情報が保存されていたとする。この場合CPU21は、ステップS49に移行してここでデータ通信を継続するか中止するかをユーザに問い合わせるためのメッセージを生成して表示デバイス15に表示させる。そして、この状態でユーザが入力デバイス14により中止要求を入力すると、CPU21はステップS51に移行してここでデータの受信又は送信を途中で中止して待ち受け状態に移行する。なお、この場合にも、データ通信の再開に備えて中止情報が生成され条件記憶部241に記憶され、かつ記憶ユニットに記憶された受信済みのデータは消去される。
一方、ユーザがデータ通信の継続指示を入力したとする。この場合CPU21は、ステップS47に移行して、cdma2000 1x方式に切り替わった後に引き続きデータのダウンロード又はメール等の送信を実行する。
なお、上記cdma2000 1x方式の基地局との間で継続してデータ通信を行っている間に、当該携帯電話機を所持するユーザが再びcdma2000 1x-EVDO方式の基地局の無線エリアに移動した場合には、CPU21はcdma2000 1x-EVDO方式の基地局が捕捉されてデータ通信が可能になった後に、当該cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間でデータ通信を無条件に継続する。なお、この場合、データ通信を無条件に継続せず、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間の現在の通信レートを推定し、この通信レートがしきい値以上の場合にデータ通信を継続するようにしてもよい。
(3)中止後のデータ通信の再開処理
データ通信の中止処理が行われると、CPU21は次のようにデータ通信再開制御を実行する。図5はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、条件記憶部241に中断情報が保存されている場合にCPU21は、待ち受け状態においてステップS61により定期的にcdma2000 1x-EVDO方式の基地局の捕捉を試行する。そして、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間でデータ通信が可能になると、ステップS62からステップS63に移行し、ここでデータ通信をリトライするか否かをユーザに問い合わせるためのメッセージを生成して、このメッセージを入出力I/F25を介して表示デバイス15に表示させる。
この状態で、ユーザが入力デバイス14において「リトライする」を選択入力したとする。そうするとCPU21は、この入力指示をステップS65で認識し、条件記憶部241に保存された中止情報をもとに以後cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間でデータ通信を再開する。これに対し、ユーザが入力デバイス14において「リトライしない」を選択入力すると、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間の無線リンクを開放して待ち受け状態に復帰する。なお、この待ち受け状態に復帰する際には、条件記憶部241に保存された中止情報を削除する。
以上述べたようにこの実施形態では、データ通信中にcdma2000 1x-EVDO方式の基地局からcdma2000 1x方式の基地局へのハンドオフが行われる際に、上記データ通信の残り通信時間を計算してこれをしきい値と比較し、残り通信時間がしきい値未満の場合にはcdma2000 1x方式の基地局との間でデータ通信を継続する。一方、残り通信時間がしきい値以上でかつ予め自動中止モードが設定されている場合には、上記データ通信を中止して待ち受け状態に移行する。これに対し手動中止モードが設定されている場合には、ユーザにデータ通信を継続するか否かを問い合わせるメッセージを表示し、ユーザが中止を選択すればデータ通信を中止して待ち受け状態に移行する。一方、ユーザが継続を選択すればcdma2000 1x方式の基地局との間でデータ通信を継続するようにしている。
したがって、少なくとも残り通信データ量がしきい値未満の場合か、又はユーザ自身がデータ通信継続指示を選択入力した場合にのみデータ通信が継続される。このため、ユーザにとってはハンドオフ後に無条件にデータ通信が継続される心配が無くなり、これによりデータ通信に予想外の時間と通信費用がかかる不具合を防止することができる。
また、自動中止モードを設定しておくことで、残り通信データ量がしきい値以上の場合にはデータ通信が自動的に中止される。このため、ユーザはその都度データ通信の中止操作を行う必要がなくなる。しかも、しきい値はユーザが任意に設定できるので、データ通信の自動継続及び自動中止にユーザの意思を反映させることができる。
さらに、データ通信を中止した場合に、後に当該データ通信を再開するために必要な中止情報を保存しておき、待ち受け状態において定期的にcdma2000 1x-EVDO方式の基地局の捕捉を試行する。そして、cdma2000 1x-EVDO方式の基地局との間でデータ通信が可能になると、データ通信を再開するようにしている。したがって、ユーザはデータ通信を行うための操作を再度行う必要がなく、これにより操作性が改善される。
しかも、上記データの再開に先立ち、データ通信をリトライするか否かをユーザに問い合わせ、ユーザが「リトライする」を選択した場合に上記データ通信を再開し、「リトライしない」を選択した場合にはデータ通信を再開しないようにしている。したがって、データ通信の再開の可否についても、ユーザの意思を反映させることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態ではしきい値を設定して、残り通信データサイズがこのしきい値未満の場合にはデータ通信を自動継続するようにした。しかしそれに限らず、しきい値を設定せずに、残り通信データサイズが如何なるデータ量であっても、ユーザにデータ通信を継続するか中止するかを問い合わせ、ユーザがデータ通信の継続を指示した場合にデータ通信を継続するようにしてもよい。
また前記実施形態では、手動中止モードを設け、残り通信データサイズがしきい値以上の場合にはユーザにデータ通信を継続するか中止するか否かを問い合わせ、ユーザがデータ通信の中止を指示した場合にデータ通信を中止するようにした。しかしそれに限らず、自動中止モードのみを設け、残り通信データサイズがしきい値以上の場合には、ユーザへの問い合わせを行わずに無条件にデータ通信を中止するようにしてもよい。
反対に、手動中止モードのみを設け、残り通信データサイズがしきい値以上の場合には必ずユーザに対しデータ通信を継続するか中止するか否かを問い合わせ、これに対しユーザが中止を指示した場合にデータ通信を中止するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では中止情報に基づいてcdma2000 1x-EVDO方式の基地局の捕捉処理を無制限に繰り返すようにした。しかしそれに限らず、繰り返し回数の上限値を予め定めておくようにしてもよい。
さらに、前記実施形態ではデータの受信が中止された場合に、それまでに受信記憶されたデータをすべて消去するようにした。しかしそれに限らず、受信記憶されたデータを消去せずに保存しておき、データ受信を再開したときに未受信のデータを受信するようにしてもよい。これは、例えばパケットに番号を付しておき、中止直前に受信されたパケット番号を中止情報に含めて記憶しておくことで実現できる。
さらに、前記実施形態ではcdma2000 1x-EVDO方式の基地局とcdma2000 1x方式の基地局との間でハンドオフする場合を例にとって説明したが、通信レートが異なる複数の基地局間でハンドオフが行われるシステムであれば、この発明は如何なるシステムにも適用可能である。
その他、移動通信端末の種類や構成、判定条件設定制御、データ通信継続/中止制御及び通信再開制御の手順と内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる移動通信端末の一実施形態である携帯電話機の構成を示すブロック図。 図1に示した携帯電話機の制御ユニットの機能構成を示すブロック図。 図2に示した制御ユニットによる判定条件設定制御の手順と内容を示すフローチャート。 図2に示した制御ユニットによるデータ通信継続/中止制御の手順と内容を示すフローチャート。 図2に示した制御ユニットによる通信再開制御の手順と内容を示すフローチャート。
符号の説明
1…アンテナ、2…無線ユニット、3…アンテナ共用器(DUP)、4…受信ユニット、41…EDVO対応受信回路、42…1x対応受信回路、5…送信ユニット、51…EDVO対応送信回路、52…1x対応送信回路、6…CDMA信号処理ユニット、7…コンパンダ、8…PCMコーデック、9…受話増幅器、10…スピーカ、11…マイクロホン、12…送話増幅器、13…記憶ユニット、14…入力デバイス、15…表示デバイス、16…バッテリ、17…電源回路、18…充電回路、20…制御ユニット、21…CPU、22…バス、23…プログラムメモリ、231…通信モード切替制御プログラム、232…判定条件設定制御プログラム、233…通信継続/中止判定プログラム、234…通信自動中止制御プログラム、235…通信手動中止制御プログラム、236…通信再開制御プログラム、24…データメモリ、241…条件記憶部、25…入出力インタフェース。

Claims (7)

  1. 第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    第2の基地局との間で前記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    前記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から前記第1の基地局に切り替える手段と、
    前記通信相手の切り替えに先立ち、未通信のデータ残量と前記第1の通信レートとをもとに前記切り替え時点から前記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測する手段と、
    前記予測された残り通信時間をユーザに提示する手段と
    を具備することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記残り通信時間が提示された状態で、前記ユーザによる通信継続指示又は通信中止指示の入力を受け付ける手段と、
    前記通信継続指示が入力された場合に前記第1の基地局との間でデータ通信を継続し、一方前記通信終了指示が入力された場合には前記第1の基地局との間のデータ通信を中止する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
  3. 第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    第2の基地局との間で前記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    前記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から前記第1の基地局に切り替える手段と、
    前記通信相手の切り替えに先立ち、未通信のデータ残量と前記第1の通信レートとをもとに前記切り替え時点から前記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測する手段と、
    前記予測された残り通信時間を予め設定されたしきい値と比較して、残り通信時間がしきい値より長いか短いかを判定する手段と、
    前記残り通信時間がしきい値より短い場合に前記第1の基地局との間でデータ通信を継続し、一方前記残り通信時間がしきい値より長い場合には前記第1の基地局との間のデータ通信を中止する手段と
    を具備することを特徴とする移動通信端末。
  4. ユーザによる前記しきい値の入力を受け付け、この入力されたしきい値を記憶する手段を、さらに具備することを特徴とする請求項3記載の移動通信端末。
  5. 第1の基地局との間で第1の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    第2の基地局との間で前記第1の通信レートよりも高速度の第2の通信レートによりデータ通信を行う手段と、
    ユーザによる自動中止モードの設定指示或いは手動中止モードの設定指示の入力を受け付け、設定指示されたモードを保存する手段と、
    前記第2の基地局との間でデータ通信を行っている期間に、通信相手を当該第2の基地局から前記第1の基地局に切り替える手段と、
    前記通信相手の切り替えに先立ち、未通信のデータ残量と前記第1の通信レートとをもとに前記切り替え時点から前記データ通信が終了するまでに必要な残り通信時間を予測する手段と、
    前記予測された残り通信時間を予め設定されたしきい値と比較して、残り通信時間がしきい値より長いか短いかを判定する手段と、
    前記残り通信時間がしきい値より短い場合に、前記第1の基地局との間でデータ通信を継続する手段と、
    前記残り通信時間がしきい値より長い場合に、前記自動中止モードが保存されているか手動中止モードが保存されているかを判定する手段と、
    前記自動中止モードが保存されていると判定された場合に、前記第1の基地局との間のデータ通信を中止する手段と、
    前記手動中止モードが保存されていると判定された場合に、前記予測された残り通信時間を前記ユーザに提示する手段と、
    前記残り通信時間が提示された状態で、前記ユーザによる通信継続指示又は通信中止指示の入力を受け付ける手段と、
    前記通信継続指示が入力された場合に前記第1の基地局との間で前記データ通信を継続し、一方前記通信終了指示が入力された場合には前記第1の基地局との間のデータ通信を中止する手段と
    を具備することを特徴とする移動通信端末。
  6. 前記第1の基地局との間のデータ通信が中止された場合に中止情報を保存する手段と、
    前記中止情報が保存されている状態で前記第2の基地局の捕捉を試行する手段と、
    前記試行により前記第2の基地局が捕捉された場合に、前記中止されたデータ通信を再開するか否かを表す問い合わせメッセージを前記ユーザに提示する手段と、
    前記問い合わせメッセージが提示された状態で、前記ユーザによる通信再開指示の入力を受け付ける手段と、
    前記通信再開指示が入力された場合に、前記捕捉された第2の基地局との間で前記中止されたデータ通信を再開する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項2、3又は5記載の移動通信端末。
  7. 前記第1の基地局との間のデータ通信が中止された場合に中止情報を保存する手段と、
    前記中止情報が保存されている状態で前記第2の基地局の捕捉を試行する手段と、
    前記試行により前記第2の基地局が捕捉された場合に、当該捕捉された第2の基地局との間で前記中止されたデータ通信を再開する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項2、3又は5記載の移動通信端末。
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