JP2007184474A - 通信機器ケース - Google Patents

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智弘 小林
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Abstract

【課題】 複数の電気機器に対して1つのマルチリモコンを共用する通信システムで用いられる受発光ユニットの通信機器ケースを提供する。通信機器ケースの組立性を改善してその量産性を高める。
【解決手段】 電源バーテリ収納箱としてのベース体70に、通信機能要素を収納した中空箱形のケース本体40を揺動手段80を介して姿勢変更自在に取り付ける。揺動手段80は、ベース体70の取付部71に形成した軸孔部81と、ケース本体40の被取付部47に形成した軸体82とでなる。ケース本体40の下ケース41にスリット状の切込み48を形成することにより被取付部47に弾力性を付与し、その弾力性を利用して、左右の取付部71により左右の被取付部47を弾圧状態で挟ませる。切込み48をケーブル90の挿通孔として活用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機器ケース、特に、通信機能要素を収納しているケース本体がベース体に揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられている通信機器ケースであって、ベース体に対するケース本体の取付性や、ベース体に引き込まれるケーブルの引廻し性を改善するための対策が講じられた通信機器ケースに関する。
テレビジョン受像機やDVDプレーヤといった一般家庭で汎用されている電気電子機器では、それぞれの電気電子機器に制御信号の受信部が内蔵されていて、各電気電子機器に専用のリモートコントローラ(以下「リモコン」という)から上記受信部に制御信号を発信することによってそれぞれの電気電子機器の遠隔制御を可能としていることが多い。同様の遠隔制御システムの普及は、冷蔵庫や扇風機、室内照明灯といったその他の電化製品などについても拡がりをみせている。しかし、このような遠隔制御システムでは、それぞれの電気電子機器や電化製品に専用のリモコンをその都度使い分ける必要があるため、一般家庭などでは、個別の電気電子機器や電化製品の数に見合う数の多数のリモコンを保管することを余儀なくされ、その置き場所に困ったり使い分けが煩雑であるという問題点が指摘されている。
そこで、異種の電気電子機器や電化製品に共通して用い得るリモコンとしてのマルチリモートコントローラ(以下「マルチリモコン」という)の開発が行われている。このマルチリモコンについての通信システムの一例の概略を図8〜図10を参照して説明する。
図8はこの通信システムの概略説明図、図9は当該通信システムにおいて用いられるマルチリモコンの相手方デバイスとしての受発光ユニット2の通信機能要素の構成図、図10は同受発光ユニット2の概略側面図である。
図8において、1A,1B,1Cは異種の電気電子機器又は電化製品(以下「電気機器」という)を示し、これらは、それぞれに専用のリモコン(不図示)から発信された制御信号を導入する受信窓1a,1b,1cを備えていて、それらの受信窓1a,1b,1cに導入された個別の光制御信号が図示していない信号処理部により処理されて各電気機器1A,1B,1Cが遠隔制御されるようになっている。3は個々の電気機器1A,1B,1Cに共通して用いられるマルチリモコンであり、このマルチリモコン3の相手方デバイスとしての複数の受発光ユニット2A,2B,2Cが個々の電気機器1A,1B,1Cに各別に付設されている。これらの受発光ユニット2A,2B,2Cの設置場所は、個々の電気機器1A,1B,1Cの設置場所と同一の場所であっても、それらの設置場所とは異なる場所であってもよい。マルチリモコン3は、レンズ部31を有する撮像機構(不図示)を備えているほか、その撮像機構によって取り込んだ画像を表示したりその他の設定モードの内容を表示したりする表示部32、操作ボタン類33、受発光部34などを備えていると共に、個々の電気機器1A,1B,1Cに専用のリモコンの仕様と同様の仕様を内蔵メモリに記憶しており、個々の電気機器1A,1B,1Cに特有のID信号を取り込むことによってその仕様が制御回路(不図示)の作用を介して上記の専用リモコンと同様の仕様に切り替わるようになっている。
これに対し、相手方デバイスとしての個々の受発光ユニット2A,2B,2Cにも受光部と発光部とが備わっている。図10には、個々の受発光ユニット2A,2B,2Cを共通符号2で示してあり、同図の発光部21から出た光制御信号が図8のマルチリモコン3の受発光部31に導入される一方、同マルチリモコン3の受発光部34から出た光制御信号が図10の受光部22に導入されるようになっている。また、図9に概略で説明的に示したところから明らかなように、受発光ユニット2では、図8のマルチリモコン3からの光制御信号を受信部23が受信すると、その信号が処理部24で処理されて信号生成部25に送られ、その信号生成部25が、記憶部26に予め格納されているデータに基づいて個々の電気機器に応じた識別信号(ID信号)を生成し、そのID信号が発信部27から光制御信号として発信される。
図8に示した通信システムの実行手順の概要を次に説明する。ユーザがマルチリモコン3の撮像機構を動作させることにより、個々の電気機器1A,1B,1Cに付設されている受発光ユニット2A,2B,2Cの中から特定の電気機器1Bに対応している受発光ユニット2Bを表示部32に表示させることにより、そのマルチリモコン3を当該受発光ユニット2Bに指向させた後、ユーザが操作ボタン類33を操作して光制御信号を発信すると、受発光ユニット2Bがその光制御信号を取り込み、図9を参照して説明したステップを経てその受発光ユニット2Bが特定の電気機器1Bに特有のID信号を発信する。そして、そのID信号をマルチリモコン3が受信すると、このマルチリモコン3が特定の電気機器1Bを認識して、そのマルチリモコン3の仕様が電気機器1Bに専用のリモコンの仕様と同等の仕様に転換される。これと同様の手順が他の電気機器1A,1Bに対応して行われたときにも同様に、マルチリモコン3が他の電気機器1A又は1Bを認識して、マルチリモコン3の仕様が電気機器1A又は1Bに専用のリモコンの仕様と同等の仕様に転換される。
したがって、個々の電気機器1A,1B,1Cに対してマルチリモコン3を使い分けることが可能になる。そのため、この通信システムを採用することにより、個々の電気機器1A,1B,1Cに専用のリモコンを使い分ける必要がなくなり、一般家庭では、ユーザが個別の電気機器の数に見合う数のリモコンを保管することを余儀なくされるという問題点や、それらの置き場所に困ったり使い分けが煩雑であるといった問題点が解消されるということが云える。
ところで、上記した通信システムでは、1つのマルチリモコン3を複数の電気機器1A,1B,1Cに共用して使い分けることが行われ、その際には、受発光ユニット2A,2B,2Cが発信する個々の電気機器1A,1B,1Cに応じたID信号を1つのマルチリモコン3でその都度個別に受信することを要する。そのため、受発光ユニット2A,2B,2Cから発信されるID信号には比較的高い指向性が要求され、その指向性が緩やか過ぎると、マルチリモコン3で異なる受発光ユニットのID信号が混信するなどの不都合を生じるおそれがある。
このことから、図8の受発光ユニット2A,2B,2Cを共通符号2で示した図10の受発光ユニット2には、それから発信されるID信号自体に高指向特性を付与することが有益であるほか、受発光ユニット2の設置姿勢を変更し得る機能を付与したり、受発光ユニット2がぐらつかないような対策を講じておくことが有益であると云える。したがって、受発光ユニット2の実際面での形態として、図9を参照して説明した処理部24や信号生成部25などの通信機能要素をケースに収容した形態を採用する場合には、そのケースの姿勢変更を可能にし、かつ、そのケースのぐらつきを抑制しておくことが有益であると云える。
一方、従来では、移動体通信端末の無線部に関して、配線基板を収納しているシールドケースを2つのシールド部材に分割し、それらのシールド部材を結合する手段として、第1シールド部材側の突起に第2シールド部材側の係合爪を係合させるという手段を採用することが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、ノートパソコンの外部接続用コネクタの開閉蓋に関し、その開閉蓋にスリットを形成してその開閉蓋のヒンジ部に弾力性を付与することが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平11−17376号公報 特開2000−101264号公報
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、複数の電気機器に対して1つのマルチリモコンを共用することができるような冒頭で説明した通信システムに用いられる受発光ユニットに好適に適用することのできる通信機器ケースを提供することを目的とする。
また、本発明は、組立性を改善してその量産性を高めることのできる通信機器ケースを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、冒頭で説明した通信システムに用いられる受発光ユニットに有利に適用することのできる通信機器ケースを提供することを目的とする。
本発明に係る通信機器ケースは、設置座を有するベース体に、通信機能要素を収納した中空箱形のケース本体が、軸体とその軸体が回転自在に嵌合された軸孔部とを備える揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられている。そして、上記揺動手段の軸体と軸孔部とのうちの一方側要素を備える取付部が上記ベース体に設けられ、それらのうちの他方側要素を備える被取付部が上記ケース本体に設けられていると共に、上記被取付部と上記取付部とが弾圧状態で押し合っている。
この構成を備えた通信機器ケースは、通信機能要素として、たとえば図9を参照して説明した処理部24や信号生成部25などを備えた要素を採用することにより、冒頭で説明した通信システムに用いられる受発光ユニット2のケースとして採用することが可能である。また、ベース体の取付部とケース本体の被取付部とが弾圧状態で押し合っているという構成を採用したことにより、ケース本体がベース体にぐらつきなく保持されるようになり、そのことが、ケース本体に収納されている通信機能要素に対する信号授受の安定性を向上させることに役立つ。さらに、ベース体の取付部とそのベース体に揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられているケース本体の被取付部との弾圧状態での押合いを利用することによってケース本体の姿勢の無段変更が可能になるという作用も奏される。
本発明では、上記被取付部が上記ケース本体の左右それぞれの側壁の長手方向一端部に設けられ、かつ、左右の上記被取付部が、上記ベース体に設けられた左右の上記取付部により挟まれていると共に、上記被取付部の近傍箇所で上記ケース本体にスリット状の切込みを形成することによって上記被取付部に弾力性が付与され、その切込みの幅を狭める方向に弾性変形した上記被取付部の復元力でその被取付部が上記取付部と押し合っているという構成を採用することが望ましい。これによれば、ベース体の取付部とケース本体の被取付部との弾圧状態がケース本体にスリット状の切込みを形成するという簡単な対策を講じるだけで発揮されるために、ケース本体をベース体にぐらつきなく保持させる必要がある場合に部品を余分に追加したりする必要がなくなる。
本発明では、上記ケース本体が下ケースとその下ケースに合わされた上ケースとにより形成されていると共に、下ケースの左右それぞれの側壁の一端部に上記被取付部が形成され、スリット状の上記切込みが下ケースの一端壁と底壁とに亘って左右それぞれの上記側壁に対して平行に延びていると共に、上記切込みの横幅が、左右の上記取付部の相互間に左右の上記被取付部を嵌め込むときの被取付部の内方向への変形を吸収し得る広さに定められている、という構成を採用することが可能である。これによれば、左右の被取付部を内方向に変形させながら左右の取付部の相互間に嵌め込むという操作を行うだけで、取付部と被取付部とを弾圧状態で押し合わせることが可能になるためにベース体に対するケース本体の組立性が向上する。また、ケース本体が下ケースと上ケースとに分かれていて、下ケースに被取付部が形成されているので、下ケースをベース体に取り付けた後に、通信機能要素をその下ケースに入れ、次に上ケースを下ケースに合わせるという手順を採用した組み立てることのできる利便がある。
本発明では、上記ベース体が、上記ケース本体に収納されている通信機能要素に駆動電力を供給する電源バッテリの収納箱として形成され、それらの通信機能要素と電源バッテリとを電気的に接続するケーブルの上記ケース本体側の挿通孔として、そのケース本体に形成されている上記切込みが利用されていることが望ましい。これによれば、ベース体が電源バッテリの収納箱として利用されるために、当該収納箱を別途設ける必要がなくなるだけでなく、ケーブルの挿通孔にケース本体側の挿通孔を利用しているために、その挿通孔をケース本体に別途設ける必要がないという利点がある。
本発明では、上記収納箱における上記ケース本体側の上記切込みの対向箇所に、上記ケーブルの収納箱側の挿通孔がスリット状に形成されていることが望ましい。これによれば、ケース本体側の切込みと収納箱側のスリット状の挿通孔とにケーブルが挿通されているために、ケース本体を姿勢変更させたときにケーブルがそれらの切込みや挿通孔の内側で屈曲などを起こすことなく無理なく変位することになり、そのことが、ケーブルの断線などを防ぐことに役立つ。
本発明では、設置座を有するベース体に、通信機能要素を収納した中空箱形のケース本体が、軸体とその軸体が回転自在に嵌合された軸孔部とを備える揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられている通信機器ケースであって、上記通信機能要素が、多種類の電気機器を遠隔制御する機能を備えたリモートコントローラを相手方として信号のやり取りを行う通信システムを備え、かつ、上記ベース体の設置座が、多種類の上記電気機器又は固定面に対する定置手段を備えており、上記揺動手段の軸孔部を備える取付部が上記ベース体の左右2箇所に立ち上げられた突出片によって形成され、かつ、上記揺動手段の軸体を備える被取付部が、下ケースとその下ケースに合わされた上ケースとにより形成された上記ケース本体の上記下ケースの左右それぞれの側壁の長手方向一端部に設けられて、左右の上記被取付部が左右の上記取付部により挟まれ、上記被取付部の近傍箇所で下ケースの一端壁と底壁とに亘って左右それぞれの上記側壁に対して平行に延びるスリット状の切込みが形成され、それらの切込みによって左右の上記被取付部に弾力性が付与されていると共に、それらの切込みの幅を狭める方向に弾性変形した左右の上記被取付部の復元力でその被取付部が上記取付部と押し合っており、上記ベース体が、上記ケース本体に収納されている通信機能要素に駆動電力を供給する電源バッテリの収納箱として形成され、その収納箱における上記ケース本体側の上記切込みの対向箇所に形成されたスリット状の挿通孔を通して上記通信機能要素と電源バッテリとを電気的に接続するケーブルが引き出され、かつ、そのケーブルの上記ケース本体側の挿通孔として、そのケース本体に形成されている上記切込みが利用されている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明の作用などについては後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本発明によれば、冒頭で説明した通信システムに用いられる受発光ユニットに適用可能な通信機器ケースを提供することが可能であるだけでなく、通信機能要素を収納したケース本体のぐらつきが抑えられて信号授受の安定性が高まるという効果が奏される。また、ケース本体の姿勢を変更することが可能であるために、ユーザにとっての受発光ユニットの使い勝手を高めることのできる通信機器ケースを提供することが可能になる。さらに、ケース本体側の被取付部に弾力性を付与して組立性・量産性を高めるための手段として、ケース本体にスリット状の切込みを形成するという手法を採用しているためにその構成が簡単になり、価格が安く抑えられるという利点がある。
図1は本発明の実施形態に係る通信機器ケースの概略斜視図、図2は同通信機器ケースのケース本体40を示した概略斜視図、図3はケース本体40の下ケース41を示した平面図、図4はケース本体40の上ケース42を内面側から見た平面図、図5はベース体70とケース本体40の下ケース41との取付部構造を示した部分平面図、図6は図5の要部を拡大した部分平面図、図7はベース体70に対する下ケース41の組立工程を示した部分平面図である。
図1のように、ケース本体40は略矩形の中空箱形に形成されていて、揺動手段80を介してベース体70に姿勢変更自在に取り付けられている。この実施形態において、ケース本体40は、図3に示した下ケース41と図4に示した上ケース42とに分割されており、両者41,42は、下ケース41の周囲適所に形成された複数箇所の係合爪44に、上ケース42の周囲適所に下向きに突出形成された複数箇所の係合片45を係合させることによって箱形に組み立てられ、その内部には図示していない通信機能要素が収納される。通信機能要素には、たとえば、図9を参照して説明した発信部27や受信部23、信号生成部25などを備える通信機能要素(不図示)が採用されている。したがって、この通信機能要素は、多種類の電気機器(不図示)を遠隔制御する機能を備えたリモートコントローラ(不図示)を相手方として信号のやり取りを行う通信システムを備えている。これに対し、ベース体70も略矩形の箱形に形成されていて、この実施形態では、そのベース体70が電源バッテリ(乾電池)の収納箱とされている。
ベース体70は、その前端の左右2箇所に立ち上げられた突出片によって形成されている取付部71を左右2箇所に有しているのに対し、ケース本体40は、その左右の側壁、具体的には下ケース41の左右の側壁46の長手方向一端部に段付状に設けられた被取付部47を有している。そして、左右の取付部71の相互間に左右の被取付部47が嵌め込まれ、それらの被取付部47が左右の取付部71により左右方向で挟まれていると共に、互いに重なり合っている取付部71と被取付部47とが揺動手段80を介して連結されている。この実施形態では、揺動手段80が、取付部71に具備された軸孔部81と、被取付部47に横向きに突出された突起状の軸体82とによって構成されていて、軸体82が軸孔部81に回転自在に嵌合されている。したがって、ケース本体40がベース体70に対し、軸体82と軸孔部81との嵌合箇所を中心として前後に揺動可能であり、そのようなベース体40の揺動によってそのベース体40の姿勢を変更することが可能である。
図3又は図4のように、下ケース41には、左右それぞれの被取付部47の近傍箇所にスリット状の切込み48が備わっている。図例の切込み48は、下ケース41の一端壁49と底壁51とに亘って形成され、かつ、左右それぞれの側壁46に対して平行に延びている。このように、被取付部47の近傍箇所にスリット状の切込み48を形成しておくと、その切込み48によってそれぞれの被取付部47に成形樹脂に特有の弾力性が付与される。
ここで、上記した左右の取付部71の相互間隔は、上記した左右の被取付部47の外面の相互間隔よりもわずかに狭くなっている。そのため、左右の取付部71の相互間に嵌め込まれている左右の被取付部47は、上記した切込み48の幅を狭める方向に弾性変形していて、図6に示したように、左右それぞれの被取付部47が、その復元力F1で取付部71と押し合った状態のままバランスしている。このため、被取付部47と取付部71との間にがたつきがなくなり、その結果、ケース本体40がベース体70にぐらつきなく取り付けられた状態になる。また、図6に説明的に示した被取付部47と取付部71との重なり面Sには両者の弾圧状態での押合いに伴う摩擦抵抗が発生するため、ケース本体40をベース体70に対して軸体82と軸孔部81との嵌合箇所を中心として前後に揺動させたときには、その揺動後の姿勢でケース本体40がそのままベース体70に保持される。したがって、ケース本体40は、ベース体70に対して姿勢変更可能であるにもかかわらず、ぐらつきなくケース本体40に保持されるという作用が発揮される。
さらに、上記した切込み48は、その横幅が、左右の取付部71の相互間に左右の被取付部47を嵌め込むときの被取付部47の内方向への変形を吸収し得る広さに定められている。このため、図7に示したように、左右の取付部71の相互間に左右の被取付部47を嵌め込むときには、軸体82が取付部71に乗り上がって被取付部47を内方向に変形させた後、その軸体82が取付部71を乗り越えて軸孔部81に嵌合するという作用が発揮され、そのことが、組立性を高めることに役立って量産性の向上に寄与することになる。
ところで、電源バッテリの収納箱として形成されているベース体70に収納されている電源バッテリの電力は、ケース本体40に収納した通信機能要素の駆動電力として利用されるものであるため、図1に示したように、ケーブル90がベース体70から引き出されてケース本体40の内部に引き込まれている。このようなケーブル90の引廻しのために、ベース体70に挿通孔72を開設し、ケース本体40にも挿通孔52を形成しておく必要がある。そこで、この実施形態では、ケース本体40側の挿通孔52として、そのケース本体40の片側に備わっている切込み48を利用している。また、ベース体70側の挿通孔72を、ケース本体40側の切込み48の対向箇所にスリット状に形成してある。この構成を採用しておくと、ケーブル90が、対向箇所にスリット状に形成されている双方の挿通孔52,72の内側でそれらの長手方向に自由に無理なく動くことが可能になるので、ケース本体40を揺動させてその姿勢を変更させる操作を行ったときに、ケーブル90がケース本体40の動作に追従して双方の挿通孔52,72の内側でそれらの長手方向に動いても、ケーブル90が屈曲したりして早期に断線したりするおそれがなくなる。
以上説明した通信機器ケースは、ベース体70に収納された電源バッテリの電力が、ケース本体40に収納されている通信機能要素の駆動電力として利用されるようになっているので、図8などを参照して既述した通信システムの受発光ユニット2A,2B,2Cの通信機器ケースとして用いることが可能である。
また、ベース体70の下面を設置座として形成し、その設置座に粘着テープやビス止めに用い得るビス挿通孔などでなる定置手段(不図示)を具備させておけば、その定置手段を用いてベース体70を電気機器キャビネットの外面や床面、天井面、テーブル面などに定置しておくことができるために、ユーザにとっては受発光ユニットとして適用された通信機器ケースの設置場所を一定位置に定めておくことができるという利便がある。
上記した実施形態では、揺動手段80の軸体81を被取付部47側に具備させ、その軸孔部81を取付部71側に具備させてあるけれども、この点は、軸体81を取付部71側に具備させ、その軸孔部81を被取付部47側に具備させておくことも可能である。また、この実施形態では、ベース体70を電源バッテリの収納箱として形成してあるけれども、この点は、ベース体70を板片状に形成しておき、電源バッテリにボタン電池のような薄型電池を用いてそれをケース本体40に収納した通信機能要素の配線基板に装備させることも可能である。
本発明の実施形態に係る通信機器ケースの概略斜視図である。 同通信機器ケースのケース本体を示した概略斜視図である。 ケース本体の下ケースを示した平面図である。 ケース本体の上ケースを内面側から見た平面図である。 ベース体とケース本体の下ケースとの取付部構造を示した部分平面図である。 図5の要部を拡大した部分平面図である。 ベース体に対する下ケースの組立工程を示した部分平面図である。 通信システムの概略説明図である。 受発光ユニットの通信機能要素の構成図である。 受発光ユニットの概略側面図である。
符号の説明
3 マルチリモコン(マルチリモートコントローラ)
40 ケース本体
41 下ケース
42 上ケース
46 下ケースの側壁
47 被取付部
48 切込み(挿通孔)
49 下ケースの一端壁
51 下ケースの底壁
70 ベース体
71 取付部
72 挿通孔
82 軸体
81 軸孔部
80 揺動手段

Claims (6)

  1. 設置座を有するベース体に、通信機能要素を収納した中空箱形のケース本体が、軸体とその軸体が回転自在に嵌合された軸孔部とを備える揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられている通信機器ケースであって、
    上記通信機能要素が、多種類の電気機器を遠隔制御する機能を備えたリモートコントローラを相手方として信号のやり取りを行う通信システムを備え、かつ、上記ベース体の設置座が、多種類の上記電気機器又は固定面に対する定置手段を備えており、
    上記揺動手段の軸孔部を備える取付部が上記ベース体の左右2箇所に立ち上げられた突出片によって形成され、かつ、上記揺動手段の軸体を備える被取付部が、下ケースとその下ケースに合わされた上ケースとにより形成された上記ケース本体の上記下ケースの左右それぞれの側壁の長手方向一端部に設けられて、左右の上記被取付部が左右の上記取付部により挟まれ、
    上記被取付部の近傍箇所で下ケースの一端壁と底壁とに亘って左右それぞれの上記側壁に対して平行に延びるスリット状の切込みが形成され、それらの切込みによって左右の上記被取付部に弾力性が付与されていると共に、それらの切込みの幅を狭める方向に弾性変形した左右の上記被取付部の復元力でその被取付部が上記取付部と押し合っており、
    上記ベース体が、上記ケース本体に収納されている通信機能要素に駆動電力を供給する電源バッテリの収納箱として形成され、その収納箱における上記ケース本体側の上記切込みの対向箇所に形成されたスリット状の挿通孔を通して上記通信機能要素と電源バッテリとを電気的に接続するケーブルが引き出され、かつ、そのケーブルの上記ケース本体側の挿通孔として、そのケース本体に形成されている上記切込みが利用されていることを特徴とする通信機器ケース。
  2. 設置座を有するベース体に、通信機能要素を収納した中空箱形のケース本体が、軸体とその軸体が回転自在に嵌合された軸孔部とを備える揺動手段を介して姿勢変更自在に取り付けられている通信機器ケースであって、
    上記揺動手段の軸体と軸孔部とのうちの一方側要素を備える取付部が上記ベース体に設けられ、それらのうちの他方側要素を備える被取付部が上記ケース本体に設けられていると共に、上記被取付部と上記取付部とが弾圧状態で押し合っていることを特徴とする通信機器ケース。
  3. 上記被取付部が上記ケース本体の左右それぞれの側壁の長手方向一端部に設けられ、かつ、左右の上記被取付部が、上記ベース体に設けられた左右の上記取付部により挟まれていると共に、上記被取付部の近傍箇所で上記ケース本体にスリット状の切込みを形成することによって上記被取付部に弾力性が付与され、その切込みの幅を狭める方向に弾性変形した上記被取付部の復元力でその被取付部が上記取付部と押し合っている請求項2に記載した通信機器ケース。
  4. 上記ケース本体が下ケースとその下ケースに合わされた上ケースとにより形成されていると共に、下ケースの左右それぞれの側壁の一端部に上記被取付部が形成され、スリット状の上記切込みが下ケースの一端壁と底壁とに亘って左右それぞれの上記側壁に対して平行に延びていると共に、上記切込みの横幅が、左右の上記取付部の相互間に左右の上記被取付部を嵌め込むときの被取付部の内方向への変形を吸収し得る広さに定められている請求項3に記載した通信機器ケース。
  5. 上記ベース体が、上記ケース本体に収納されている通信機能要素に駆動電力を供給する電源バッテリの収納箱として形成され、それらの通信機能要素と電源バッテリとを電気的に接続するケーブルの上記ケース本体側の挿通孔として、そのケース本体に形成されている上記切込みが利用されている請求項4に記載した通信機器ケース。
  6. 上記収納箱における上記ケース本体側の上記切込みの対向箇所に、上記ケーブルの収納箱側の挿通孔がスリット状に形成されている請求項5に記載した通信機器ケース。
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