JP2007184027A - データ記憶装置の機能試験装置 - Google Patents

データ記憶装置の機能試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007184027A
JP2007184027A JP2006000903A JP2006000903A JP2007184027A JP 2007184027 A JP2007184027 A JP 2007184027A JP 2006000903 A JP2006000903 A JP 2006000903A JP 2006000903 A JP2006000903 A JP 2006000903A JP 2007184027 A JP2007184027 A JP 2007184027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
data storage
storage device
hdd
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006000903A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kuwashima
正樹 桑嶌
Nobuo Takeda
信雄 武田
Masafumi Tsuyama
雅史 津山
Shigeto Nishiuchi
繁人 西内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HGST Netherlands BV
Original Assignee
Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV filed Critical Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority to JP2006000903A priority Critical patent/JP2007184027A/ja
Publication of JP2007184027A publication Critical patent/JP2007184027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基板交換が容易でスペース効率の良い、安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置を提供する。
【解決手段】筺体と、前記筺体によって確定されたキャビティ内に配置されデータ記憶装置の機能試験を実行する試験基板と、を備えるデータ記憶装置の試験装置であって、前記試験基板は、前記データ記憶装置に接続されるアダプタ基板と、前記データ記憶装置の機能試験を制御するCPUが実装されたCPU基板と、前記アダプタ基板と前記CPU基板との間に位置するインターフェイス基板と、を少なくとも備え、前記試験基板を構成する全ての基板は、各基板の実装面が互いに実質的に平行となるように相互接続されている、データ記憶装置の試験装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ記憶装置の機能試験装置に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハード・ディスク・ドライブ(Hard Disk Drive:HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。更に、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
また、HDDにおいて、大容量化と高速化を目的としてさまざまな技術が開発されている。そのうちの高速化を目指した一例としては、SAS(Serial Attached SCSI)やFC4G(Fiber Channel 4Gbps)などの新しいインターフェイスに対応することによる高速化があげられる。この新しいインターフェイスの開発に伴って、データ記憶装置の機能試験において、新しいインターフェイスに対応した機能試験装置が求められている。また、データ記憶装置の機能試験装置において、安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置が切望されている。
安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置を作成するためには、(1)それぞれのインターフェイスに対応した機能試験装置にするために、ドライバ等の工具を使わずに機能試験装置を構成する基板が機能試験装置から取り外すことが容易に行うことができる。(2)1台の装置に接続することが可能なHDDの数を増やすためにスペース効率が良い。(3)HDDと基板間あるいは基板間の隙間による接触不良が発生しない。の3つの条件が必要となる。
従来のデータ記憶装置の機能試験においては、PCを用いて行われる方法が一般的であった(例えば、特許文献1)。データ記憶装置の一例としてHDDを用いたときにおける、PCを用いた一般的なHDDの機能試験装置のブロック図を示したのが図5である。PCを用いたデータ記憶装置の機能試験装置は、PC91とHDD900をHDDインターフェイスケーブル96にて接続している。HDD900の電源は、PC91内に配設された電源95をHDD用に電圧変換を行うことによって供給されている。PC91内には、マザーボード92とHBA(Host Bus Adapter)94と電源95が設けられている。
マザーボード92内には、メモリ921、CPU923、通信回路924が配設されている。それぞれは、CPUバス925を経由してデータのやりとりを行っている。また、マザーボード92の外とのつながりを持つためのPCIバス93が設けられている。PCIバス93を通してマザーボード92とHBA94は接続されている。HBA94内にはインターフェイスコントローラ941が設けられている。
しかしながら、PCを用いた一般的なHDDの機能試験方法においては、上述の安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置を作成するための3つの条件においては、(1)基板交換の容易性という点において、PC内に基板が位置するために交換するときにはドライバ等の工具を用いた作業が必要となる。また、(2)スペース効率の点からも、PC1台につきHDD1台または数台に限られてきてしまうため、非常にスペース効率が悪い。さらに、PCを用いた一般的なHDDの機能試験方法においては、HDDの電源がPCのみに依存しているため電源制御を行うことができないことや、高性能のPCやHBAは非常に高価であるためにコストパフォーマンス的にも問題点が生じてしまう。
PCにおけるコストパフォーマンスの問題点を解決するために、PCやHBAを用いずに、PCに相当する試験用CPU基板と、HBAに相当するインターフェイス基板とを用いる方法が開発されている。このときのHDDの機能試験装置を示したのが図6、7である。図6に水平方向から見た図、図7に垂直方向から見た図を示す。
この機能試験装置においては、1台のHDDに対して5枚の基板から構成されており、垂直基板にアダプタカード、インターフェイス基板、電源基板を差し込む構成となっていた。また、インターフェイス基板には、CPU基板が接続されている。インターフェイス基板と電源基板とは、それぞれの基板平面の方向に対して垂直方向に並んで垂直基板に差し込まれている。これは、従来のHDDの機能試験装置において、試験装置の平面サイズの制限によりそれぞれの基板を垂直に並べる構成にしなければならなかった。
ここで、アダプタカードは、HDDと垂直基板をつなぐためのカードであり、それぞれのインターフェイスに応じた形状をしている。このことによって、アダプタカードを差し替えることによって、それぞれのインターフェイスに対応するHDDの機能試験装置となっている。また、それぞれの基板は、HDDの機能試験装置の筐体に固定された垂直基板に差し込むことによって固定されている。
特開2004−342304号公報
しかしながら、この装置においても前述の安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置を作成するための3つの条件において、(1)基板交換の容易性という点で、アダプタカードを交換するのは容易であるが、その他の基板に関しては垂直基板が妨害するために基板交換は容易に行うことができなかった。また、(2)スペース効率の点から考えると、垂直基板を用いているために垂直方向のスペース効率が悪くなっている。
さらに、CPU基板とインターフェイス基板とを2つのコネクタで接続しているために、図7の918に示されるように、空きスペースが生じてしまう。さらにまた、(3)HDDと基板間あるいは基板間の隙間による接触不良については、基板間の隙間による接触不良を防ぐために、アダプタカードの位置調整が必要となっていた。これは、アダプタカードが、垂直基板とのコネクタとインターフェイス基板とのコネクタとを経由してとめられているため、位置が安定しておらず、Fixtureとの接続のときに位置調整が必要となるからである。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、基板交換が容易でスペース効率の良い、安価で短時間に機能試験を行うことができるデータ記憶装置の機能試験装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係るデータ記憶装置の機能試験装置において、筺体と、前記筺体によって確定されたキャビティ内に配置されデータ記憶装置の機能試験を実行する試験基板と、を備えるデータ記憶装置の試験装置であって、前記試験基板は、前記データ記憶装置に接続されるアダプタ基板と、前記データ記憶装置の機能試験を制御するCPUが実装されたCPU基板と、前記アダプタ基板と前記CPU基板との間に位置するインターフェイス基板と、を少なくとも備え、前記試験基板を構成する全ての基板は、各基板の実装面が互いに実質的に平行となるように相互接続されているものである。このようにすることによって、鉛直方向のスペース効率を向上させることができる。
また、前記筺体はマトリックス状に配置された複数のキャビティを備え、前記複数のキャビティのそれぞれに前記試験基板が配置され、前記試験基板のそれぞれに接続されたデータ記憶装置について同時に機能試験を行うものであると良い。試験基板のそれぞれにデータ記憶装置を接続することによって、同時に複数のデータ記憶装置の機能試験を行うことができる。さらに、前記インターフェイス基板と前記CPU基板は、前記インターフェイス基板と前記CPU基板との端部に設けられたコネクタによって接続されるとよい。インターフェイス基板とCPU基板の端部に設けられたコネクタによって接続しているため、インターフェイス基板内とCPU基板内とにおいて、無駄なスペースをなくすことができる。
さらにまた、前記アダプタカードは、前記インターフェイス基板のコネクタと前記データ記憶装置のコネクタとを接続するための最小限の回路が実装されたものであるとよい。これは、アダプタカードとデータ記憶装置とのコネクタは、機能試験ごとにデータ記憶装置を接続したりはずしたりするために磨耗しやすいため、上述のような構成にすることによって、コストパフォーマンスの悪化を防ぐことができる。
また、前記CPU基板及び前記インターフェイス基板と、前記アダプタカード及び前記アダプタカードに接続された前記データ記憶装置とが、前記筐体の内壁によって分離されているとよい。この構成にすることによって、データ記憶装置の高温試験を行う際に、アダプタカード及びアダプタカードに接続されたデータ記憶装置の部分のみを高温にすることが可能となる。そのため、CPU基板やインターフェイス基板に温度の上昇による影響を及ぼすことがない。
さらに、前記筐体の内壁によって分離されている、前記アダプタカード及び前記アダプタカードに接続された前記データ記憶装置とが配設された空間側の内壁に、前記空間の温度をコントロールする温度調節装置が設けられるとよい。このことによって、アダプタカード及び前記アダプタカードに接続された前記データ記憶装置とが配設された空間の温度を制御することが可能となる。
本発明に係るデータ記憶装置の機能試験装置によれば、データ記憶装置の機能試験を実行する試験基板を構成する全ての基板それぞれの実装面が互いに実質的に平行となるように相互接続されているために、鉛直方向のスペース効率を良くすることができ、所定の大きさのデータ記憶装置の機能試験装置においてより多くのデータ記憶装置を試験することが可能となるため、データ記憶装置の機能試験を安価で短時間に行うことができるようになる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、データ記憶装置の機能試験装置に適用したものである。以下の説明においては、データ記憶装置として、HDDを例として説明する。
本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置においては、鉛直方向のスペース効率を高めるために、データ記憶装置の機能試験を実行する試験基板を構成する全ての基板それぞれの実装面が互いに実質的に平行となるように相互接続している。このようにするために、CPU基板またはインターフェイス基板に電源回路を実装することによって、鉛直方向に対してスペースの無駄が生じる垂直基板と電源基板を取り除いている。また、CPU基板とインターフェイス基板との接続するためのコネクタの位置を端部にすることによって、基板内において実装することができるスペースの無駄を省いている。さらに、垂直基板を用いていないためにそれぞれの基板の変更を容易に行うことができる。
本実施の形態に係るHDDの機能試験装置のHDD試験基板構成の概略図を図1に示す。本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置1は、AC200VからDC15Vと6Vを供給する電源11と温度コントロール回路12、及びPC用通信回路13を有し、データ記憶装置の機能試験装置1内には、HDD1台に対応するHDD試験基板14がマトリックス状に並べられている。機能試験装置1は、マトリックス状に並べられたセルを有し、このセル内に上述したHDD試験基板14が1枚ずつ配置される。また、機能試験装置1は、外部に位置するコントロールPC15と接続されている。
HDDの機能試験を行う際には、HDD試験基板14それぞれにHDDが接続される。HDD試験基板14それぞれには、電源11とPC用通信回路13が接続されている。電源11から送られるDC15Vと6Vの電圧電源によって、HDD試験基板14とそれぞれのHDD試験基板14に接続されたHDDが動作することになる。HDDは、DC15Vと6Vの電圧電源では動作することができないが、HDD試験基板14内に設けられている電源回路によって、HDDに対応した電圧に変換されHDDに送られることによって、HDDは動作することになる。電源回路の詳細は後述する。
また、コントロールPC15からのHDDの機能試験の命令がPC用通信回路13を通してそれぞれのHDD試験基板14に送られる。そして、HDDの機能試験終了後にはその試験結果がまたPC用通信回路13を通してコントロールPCに送られることになる。
さらに、本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置1は、HDDの高温検査を行うことができる。HDDの高温検査を行う際には、コントロールPC15からPC用通信回路13を通して温度コントロール回路12に命令が送られる。その後、温度コントロール回路12は、チャンバー部に設けられたヒーターに電流を流すことによってHDD周囲の雰囲気温度を上昇させることができる。このとき、HDDはそれぞれに対応するチャンバー部の中に入っている。
さらに、本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置のHDD試験基板14のブロック図を図2に示す。HDD試験基板14は、CPU基板21とインターフェイス基板22、アダプタカード23から構成される。HDD100の試験を行うときには、アダプタカード23にHDD100が接続して行われる。
CPU基板21は、PCにおけるマザーボードに相当する部分であり、HDDの機能試験を行うためのCPU213が実装されている基板である。さらに、CPU基板21にはメモリ211、通信回路214が実装されている。メモリ211、CPU213、及び通信回路214は、CPUバス216に接続されている。さらに、CPU基板21には、CPU基板21外との信号のやり取りを行うPCIバス24と接続するために、PCIバス・ブリッジ212が設けられている。PCIバス・ブリッジ212は、CPUバス216に接続され、CPU基板21外のPCIバス24にも接続されている。
インターフェイス基板22は、PCを用いたデータ記憶装置の機能試験装置におけるHBAに相当するものである。つまり、CPU基板21とHDD100とを接続するための信号変換等を行うための基板である。インターフェイス基板22には、インターフェイスコントローラ221が実装されており、インターフェイス基板22とCPU基板21とは、PCIバス24及び、HDD用電源と回路用電源とI/OとLEDとの信号線を有するコネクタによって接続されている。
また、本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置におけるCPU基板21又はインターフェイス基板22においては、電源回路が実装されている。CPU基板21において電源回路が実装されていることによって、電源基板が不要となるために垂直基板を用いることなく機能試験装置を作成することが可能となる。また、この電源回路は、HDD100を駆動するためやその他の回路を駆動するための電圧に変換することができる。例えば、試験装置内部のDC15V、6Vから電源回路によって、HDD用12V、5Vと試験回路用5V、3.3Vに変換している。電源回路を用いることによって、それぞれに対応した電源を一つの電源から作成することが可能となる。
アダプタカード23は、HDD100のインターフェイスに対応したコネクタを有する基板である。このアダプタカード23は、信号を処理するための半導体回路を実装していない、あるいは、信号を再出力する回路のみを実装している。つまり、信号処理を行うのはインターフェイス基板22であり、インターフェイス基板22からHDD100へ信号を橋渡しし、物理的なインターフェイスであるHDDのインターフェイスに対応するコネクタを有するのがアダプタカード23である。
このコネクタは、HDDインターフェイス25の高速な信号に対応したコネクタである。このアダプタカード23を含み、インターフェイス基板22とHDD100とを結ぶHDDインターフェイス25が形成される。HDD100の試験を行う際には、アダプタカード23のコネクタとHDD100の抜き差しが頻繁に行われるため、アダプタカード23のHDD100と接続するコネクタが磨耗してしまう。
そのため、本実施の形態においては、HDD100と接続する部分をアダプタカード23という1枚の独立した基板にしている。これは、アダプタカード23のコネクタが磨耗したときに、他の基板を取り替えることなく容易に交換可能にし、コストパフォーマンスを下げることなくHDDの機能試験を行うためである。また、本実施の形態に係るHDDの機能試験装置におけるアダプタカード23は、HDD100のインターフェイスによっても取替えが可能となっている。このことによって、様々な種類のインターフェイスを有するHDDに対応することが可能となる。
次に、本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置1の構造概略図を図3、4に示す。図3は、機能試験装置1を水平方向の視点から見た図であり、図4は、機能試験装置1を鉛直方向上方の視点から見た図である。
本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置1におけるCPU基板21は、固定金具31にネジ止めされている。また、固定金具31は、基板固定板34とネジ33によって固定されている。固定金具31とCPU基板21は、ネジ33によって基板固定板34にHDD100の方へ力をかけながら固定されている。また、基板固定板34は、図3における奥行き方向、図4における上下方向の端部にて筐体外壁に固定されている。このネジ33は、CPU基板21を容易に取り外しが出来るように、ナイラッチのような工具を必要としないネジが良い。
また、CPU基板21はコネクタによって、インターフェイス基板22に接続されている。このときのコネクタは、垂直方向に接続されている。言い換えると、CPU基板21とインターフェイス基板22とは、鉛直上方から見るとコネクタが実装されている部分で重なり接続されている。CPU基板21とインターフェイス基板22とを垂直方向に接続する理由については後述する。
本実施の形態に係るデータ記憶装置の機能試験装置1においては、鉛直方向のスペース効率を高めるために、CPU基板21に電源回路215が実装している。このことは電源基板を不要とし、垂直基板を用いることなく機能試験装置1を作成することが可能となる。なお、この電源回路215の実装は、CPU基板21ではなくインターフェイス基板22に行っても良い。
さらに、インターフェイス基板22とCPU基板21との基板配置を変更することによって、コネクタの位置を限定することなく、CPU基板21内とインターフェイス基板22内とでのスペースの無駄を省いている。これは、従来において鉛直方向に接続し、水平方向の面積を小さくするためにコネクタが位置する部分が限定されていたのに対し、コネクタをCPU基板21とインターフェイス基板22の端部に位置させているため、限定されたコネクタ位置によって生じるCPU基板21内とインターフェイス基板22内でのスペースの無駄を省くことができ、CPU基板21とインターフェイス基板22との面積を減少させることができる。また、CPU基板21とインターフェイス基板22は鉛直方向に接続されているため、新しいインターフェイス基板を設計する際、所定の大きさにならなくても、CPU基板21側に大きくし、対応することができる。
さらに、インターフェイス基板22は、アダプタカード23に接続されている。このとき、アダプタカード23とインターフェイス基板22との接続したコネクタが位置するのは、機能試験装置1の筐体内壁35に穴が開いている部分となる。これは、HDD100の高温検査が行われる際に、HDD100とアダプタカード23が位置するチャンバー部20を高温にし、CPU基板21やインターフェイス基板22が位置するロジック基板部10に影響を及ぼさないようにするためである。さらに、アダプタカード23とインターフェイス基板22との接続は、前述したCPU基板21とインターフェイス基板22との接続と違い、アダプタカード23とインターフェイス22が同一平面上にくるように接続している。
また、HDD100は、Fixture32によってセットされる。このFixture32はHDD100の位置を固定するためのものであり、Fixture32は、機能試験装置1の筐体内壁35に固定されている。このFixture32にHDD100がセットされると、アダプタカード23が水平方向にインターフェイス基板22側に押される形となる。このとき、CPU基板21からもHDD100側に力がかかる状態になっているので、インターフェイス基板22とアダプタカード23が両側から挟まれる形となり、インターフェイス基板22とアダプタカード23とが同一平面に位置するためインターフェイス基板22とアダプタカード23の位置が一意に決まることになる。
本実施の形態に係るHDDの機能試験装置1においては、アダプタカード23のみを取り替えることによって、磨耗してしまう部分を取り除くことが可能である。さらに、アダプタカード23には高価なICチップをのせずに、HDD100のインターフェイスにあわせた信号線のみ、あるいは必要最小限の回路をのせることによって、磨耗した部分を取り除くことによるコストパフォーマンスの悪化を防ぐことができる。
以上のような構成をしている、本実施の形態に係るHDDの機能試験装置1であるが、ロジック基板部10とチャンバー部20とが分けられているため、HDD100における高低温試験を行うこともできる。これは、チャンバー部20のみの温度を変化させることができ、ロジック基板部10は高低温にはならないため、温度によって生じる試験回路の異常動作を防ぐことができる。
HDD100を交換するときには、ロジック基板部10の固定金具31に固定されているCPU基板21にインターフェイス基板22とアダプタカード23と接続された状態になっている。この状態のときにFixture32内にHDD100をセットする。HDD100がFixture32にセットされると、Fixture32はCPU基板21側に力がかかる状態になる。また、CPU基板21からもHDD100側に力がかかる状態になっているので、インターフェイス基板22とアダプタカード23が両側から挟まれる形となり、インターフェイス基板22とアダプタカード23の位置が一意に決まることになる。
また、CPU基板21とFixture32にセットされたHDD100とからの力でインターフェイス基板22とアダプタカード23を押しこむので、HDD100とアダプタカード23や、CPU基板21とインターフェイス基板22、及びインターフェイス基板22とアダプタカード23との間に隙間が生じることが少なく、接触不良をおこしにくくなる。
また、スペース効率悪化となる電源基板・垂直基板をなくし、高さ方向のスペース効率を向上させている。このことによって、HDDの機能試験装置に一度に設置することが可能なHDDの個数が顕著に増加させることが可能である。さらに、インターフェイス基板22とCPU基板21の基板配置を変更することによって、コネクタの位置が限定されないために、無駄なスペースを減らすことが可能となり、基板サイズを小さくすることができる。
基板点数を減らすには、1枚の大きい基板にすべて埋め込めばよいと考えられるが、インターフェイスの交換が容易でなくなるし、故障が生じた場合にすべての基板を交換しなくてはならなくなるために、コストパフォーマンスが悪化する。インターフェイスに依存する部分は、HDDが挿入されるコネクタを含むために磨耗を起こしやすく、接触不良などの故障が生じやすいが、本実施の形態においては高額なICを使用していないアダプタカードを使用することによって、この問題点を解決している。
また、スペース効率という点で垂直基板と電源基板をなくし単純に構成にしただけではHDDの機能試験装置のCPU基板21とインターフェイス基板22とを小さくすることはできない。本実施の形態にかかるHDDの機能試験装置1においては、CPU基板21とインターフェイス基板22との接続のコネクタをそれぞれの基板の端部に位置させることによって、コネクタの位置からうけるスペースの制限をなくしているため、CPU基板21とインターフェイス基板22とに必要な回路のみを実装することが可能となり、従来の空きスペースをなくすことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
実施の形態1に係るデータ記憶装置の機能試験装置1のHDD試験基板構成の概略図 実施の形態1に係るデータ記憶装置の機能試験装置1のHDD試験基板のブロック図 実施の形態1に係るデータ記憶装置の機能試験装置1の水平方向から見た構造概略図 実施の形態1に係るデータ記憶装置の機能試験装置1の鉛直方向から見た構造概略図 従来のPCを用いた一般的なHDDの機能試験装置のブロック図 CPU基板とインターフェイス基板とを用いたHDDの機能試験装置の水平方向から見た構造概略図 CPU基板とインターフェイス基板とを用いたHDDの機能試験装置の鉛直方向から見た構造概略図
符号の説明
1 データ記憶装置の機能試験装置、10 ロジック基板部 11 電源
12 温度コントロール回路、13 PC用通信回路、14 HDD試験基板
15 コントロールPC、20 チャンバー部、21 CPU基板
22 インターフェイス基板、23 アダプタカード、24 PCIバス
25 HDDインターフェイス、31 固定金具、32 Fixture
33 ネジ、34 基板固定板、35 筐体内壁、91 PC、92 マザーボード
93 PCIバス、94 HBA、95 電源、96 インターフェイスケーブル
211 メモリ、212 バス・ブリッジ、213 CPU、214 通信回路
215 電源回路、216 CPUバス、221 インターフェイスコントローラ
900 HDD、911 垂直基板、912 電源基板、913 CPU基板
914 インターフェイス基板、915 固定金具、916 アダプタカード
917 Fixture、918 空きスペース、921 メモリ
922 PCIバス・ブリッジ、923 CPU、924 通信回路
925 CPUバス 941 インターフェイスコントローラ

Claims (7)

  1. 筺体と、前記筺体によって画定されたセル内に配置されデータ記憶装置の機能試験を実行する試験基板と、を備えるデータ記憶装置の試験装置であって、
    前記試験基板は、
    前記データ記憶装置に接続されるアダプタ基板と、
    前記データ記憶装置の機能試験を制御するCPUが実装されたCPU基板と、
    前記アダプタ基板と前記CPU基板との間に位置するインターフェイス基板と、を少なくとも備え、
    前記試験基板を構成する全ての基板は、各基板の実装面が互いに実質的に平行となるように相互接続されている、データ記憶装置の試験装置。
  2. 前記筺体はマトリックス状に配置された複数のセルを備え、
    前記複数のキャビティのそれぞれに前記試験基板が配置され、
    前記試験基板のそれぞれに接続されたデータ記憶装置について同時に機能試験を行う、請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記インターフェイス基板と前記CPU基板とは、前記インターフェイス基板と前記CPU基板との端部に設けられたコネクタによって接続される、請求項1に記載のデータ記憶装置の機能試験装置。
  4. 前記アダプタカードは、信号を処理するための半導体回路を実装しない、あるいは、信号を再出力する最小限の回路を実装した、請求項1に記載のデータ記憶装置の機能試験装置。
  5. 前記CPU基板及び前記インターフェイス基板と、前記アダプタカード及び前記アダプタカードに接続された前記データ記憶装置とが、前記筐体の内壁によって分離されている、請求項1に記載のデータ記憶装置の機能試験装置。
  6. 前記筐体の内壁によって分離されている、前記アダプタカード及び前記アダプタカードに接続された前記データ記憶装置とが配設された空間側の内壁に、前記空間の温度をコントロールする温度調節装置が設けられた、請求項5に記載のデータ記憶装置の機能試験装置。
  7. 前記データ記憶装置と前記データ記憶装置と隣接するデータ記憶装置との間に、前記筐体の内壁を有する、請求項6に記載のデータ記憶装置の機能試験装置。
JP2006000903A 2006-01-05 2006-01-05 データ記憶装置の機能試験装置 Pending JP2007184027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000903A JP2007184027A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 データ記憶装置の機能試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000903A JP2007184027A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 データ記憶装置の機能試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007184027A true JP2007184027A (ja) 2007-07-19

Family

ID=38339976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000903A Pending JP2007184027A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 データ記憶装置の機能試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007184027A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187245A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Fujitsu Ltd インタフェースボード試験装置及びインタフェースボードの試験方法
JP2012141956A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi ハードディスク電流のテストシステム及びそのアダプターボード
TWI486604B (zh) * 2011-01-07 2015-06-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 硬碟機電流測試系統及其轉接板
CN113205853A (zh) * 2021-06-18 2021-08-03 长江存储科技有限责任公司 测试用转接装置、测试***及固态硬盘

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH097708A (ja) * 1995-06-14 1997-01-10 Canon Inc 電子機器間の電気的接続構造及びこれを用いた電子機器とコネクタ
JPH1064173A (ja) * 1996-05-11 1998-03-06 Samsung Electron Co Ltd ハードディスクドライブのテスト装置及びテスト方法
JP2004342304A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Samsung Electronics Co Ltd ハードディスクドライブのテスト装置及びその方法
JP2005521341A (ja) * 2002-03-22 2005-07-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ モジュール方式のセットトップボックス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH097708A (ja) * 1995-06-14 1997-01-10 Canon Inc 電子機器間の電気的接続構造及びこれを用いた電子機器とコネクタ
JPH1064173A (ja) * 1996-05-11 1998-03-06 Samsung Electron Co Ltd ハードディスクドライブのテスト装置及びテスト方法
JP2005521341A (ja) * 2002-03-22 2005-07-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ モジュール方式のセットトップボックス
JP2004342304A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Samsung Electronics Co Ltd ハードディスクドライブのテスト装置及びその方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187245A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Fujitsu Ltd インタフェースボード試験装置及びインタフェースボードの試験方法
JP2012141956A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi ハードディスク電流のテストシステム及びそのアダプターボード
TWI486604B (zh) * 2011-01-07 2015-06-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 硬碟機電流測試系統及其轉接板
CN113205853A (zh) * 2021-06-18 2021-08-03 长江存储科技有限责任公司 测试用转接装置、测试***及固态硬盘
CN113205853B (zh) * 2021-06-18 2023-10-20 长江存储科技有限责任公司 测试用转接装置、测试***及固态硬盘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107688376B (zh) 一种支持自适应硬盘接口的硬盘背板
US7643281B2 (en) Storage controller
US10993345B2 (en) Peripheral storage card with offset slot alignment
CN102129274B (zh) 服务器、服务器组件及控制风扇转速方法
US20170269871A1 (en) Data storage system with persistent status display for memory storage devices
TW201516853A (zh) 可連接至伺服器的儲存系統
KR101587453B1 (ko) 멀티 디바이스 베이 및 디바이스에 따른 pci express 스위치의 인터페이스 변환설정 방법 및 장치
TWI412921B (zh) 電子裝置、電子裝置的電力開啟方法及程式
TWI449035B (zh) 驅動盒
CN104360718A (zh) 一种服务器
US10624228B2 (en) Rack mount case storage system separably coupled to body
US20190227974A1 (en) Hot swap control circuit and related storage server system
JP2007184027A (ja) データ記憶装置の機能試験装置
CN110908464B (zh) 模块化计算平台、更换平台部件的方法和优化平台的方法
US11762437B2 (en) Expansion fan device with adjustable fan
TWI542976B (zh) 服務器
US20140075065A1 (en) Multi-Use Adapters, Solid State Storage Modules and High Capacity Storage Systems
JP2006244340A (ja) ディスクアレイ装置
JP2019061660A (ja) Ssdのためのアセンブリ、及びssdアセンブリ
JP6438626B2 (ja) ストレージ装置及び記憶デバイス管理プログラム
US11310933B2 (en) Storage device
CN113552926A (zh) 电缆模块
JP2005216366A (ja) ディスクアレイ装置及びディスクアレイ装置のケーブル支持方法
JP2007004885A (ja) ミラーリング用ハードディスク装置
CN101436166A (zh) 数据传输装置与控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081211

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026