JP2007180617A - ネットワークアダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置を省電力状態又は通常状態に切替可能であり、省電力機能を持たない画像処理装置での省電力化を実現することができると共に、事実上ネットワークと画像処理装置間が直接通信する通信プロトコルを確立する。
【解決手段】ネットワークアダプタ200をスルーする時点において、ネットワークアダプタ200を特定する転送先MACアドレスBを、複合機302を特定する転送先MACアドレスAに変換する。ルーター304から受けた画像データは、ネットワークアダプタ200をスルーして複合機302へと送られることになる。これにより、ルーター304側からみると、省エネ状態と同様にネットワークアダプタ200を転送先として画像データを送出するときと全く同じ状態(表1参照)でイーサネット(登録商標)フレームを構築すればよく、特別の設定や調整が不要となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークに対応した画像処理装置に省電力機能を追加するネットワークアダプタに関する。
オフィスにおいては、プリンタ等の画像処理装置をネットワークに接続し、複数人で使用することが多い。このようなプリンタに対し、ネットワークからジョブが送られていない間も画像処理装置の電源をオンにしたままにしておくと、画像処理装置は常に高い電力を消費してしまう。近年の省エネルギー化の要請から、一定時間画像処理装置が使用されない場合に消費電力を低減する省電力動作(省電力モードあるいは省エネモードという)が可能な画像処理装置が開発されている。
しかし、画像処理装置を省電力動作可能とするには、それ専用のハードウェア構成を具備する必要がある。したがって省電力動作が可能なハードウェア構成を有さない画像処理装置を使用しているオフィスにおいては、画像処理装置自体を省電力機能を有するものに交換しなければ省エネルギー化を実現できないという問題があった。
省電力機能が不十分な画像処理装置において、その省電力機能を補完する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、省エネモードを有するが一定時間経過後に省エネモードに移行する機能を有さないプリンタに対し、一定時間経過後に省エネモードに移行させる技術を開示している。
特開平11−161449号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術によっても、画像処理装置が省電力動作が可能なハードウェア構成を有している必要がある点に変わりはなく、省電力動作が可能なハードウェア構成を有さない画像処理装置において省エネルギー化を実現することはできないという問題があった。
これを解決するため、本出願人は、画像処理装置とネットワークとの間に、画像処理装置に代わって、画像処理装置を省電力状態又は通常状態に切替可能なネットワークアダプタを提案し省電力機能を持たない画像処理装置での省電力化を実現しているが、これに付随して、画像データの送受信の際の通信プロトコルに関しての構築によっては、省電力状態又は通常状態の各状態で特別な設定変更を強いられる可能性があるという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、画像処理装置を省電力状態又は通常状態に切替可能であり、省電力機能を持たない画像処理装置での省電力化を実現することができると共に、事実上ネットワークと画像処理装置間が直接通信する通信プロトコルを確立することができるネットワークアダプタを得ることが目的である。
本発明は、原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、並びに入力される画像データに基づいて画像を形成するプリンタ機能の少なくとも一方を備えた画像処理装置と、前記画像データの送信元と接続するためのネットワークに接続されたルーターと、の間に設けられ、前記画像データの送受信を管理するネットワークアダプタであって、前記画像処理装置が省電力状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを前記画像処理装置の省電力状態が解除されて通常状態となるまで一時記憶すると共に、前記画像処理装置が通常状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを、直接前記ルーターから前記画像処理装置へ送信する画像データ送信制御手段と、前記画像処理装置の省電力状態及び通常状態に関わらず、前記画像処理装置と前記ルーターとの間の通信プロトコルに適用される送信先アドレスを変換することで、前記画像処理装置と前記ルーターとが疑似的に直接接続されているように前記画像データの送受信を実行するアドレス変換手段と、を有している。
本発明によれば、画像データ送信制御手段では、画像処理装置が省電力状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを前記画像処理装置の省電力状態が解除されて通常状態となるまで一時記憶する。
一方、画像処理装置が通常状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを、直接前記ルーターから前記画像処理装置へ送信する。
これにより、送信元では、例えば、画像処理装置が通常状態へ復帰するのに時間を要するとき、「プリンタがオフラインです」等のメッセージが出て画像データを送信できないといったタイムラグを回避することができる。
また、本発明のネットワークアダプタでは、画像処理装置の省電力状態及び通常状態に関わらず、前記画像処理装置と前記ルーターとの間の通信プロトコルに適用される送信先アドレスを変換することで、前記画像処理装置と前記ルーターとが疑似的に直接接続されているように前記画像データの送受信を実行する(アドレス変換手段)。これにより、画像処理装置が省電力状態に切り替わっても、通常状態に切り替わっても、特別な設定が不要であり、画像データの送受信が円滑に実行される。
上記発明において、前記画像処理装置を前記通常状態又は前記省電力状態へ選択的に切り替える切替手段をさらに有することを特徴としている。
画像処理装置自体に省電力状態への切替機能を持たなくても、ネットワークアダプタからの指令で省電力状態を確立することができる。
また、本発明において、前記画像処理装置に付加されるIPアドレスを読み込み、自身のIPアドレスとして設定するIPアドレス設定手段をさらに有し、前記画像データの送信時のIPアドレスとすることを特徴としている。
IPアドレス設定手段に、画像処理装置に付加されるIPアドレスを読み込み、自身のIPアドレスとして設定しておき、画像データの送信時のIPアドレスとすることで、ネットワークアダプタが画像処理装置の代わりとして機能するため、画像処理装置が省電力状態であっても、例えば、ネットワークから見て、ネットワークアダプタの存在を意識する必要がない。
さらに、本発明において、前記画像処理装置が通常状態の場合に、前記アドレス変換手段では、前記ルーターに予め記憶され設定される転送先のMACアドレスを、前記画像処理装置を特定するMACアドレスに変換することを特徴としている。
本来は、MACアドレスは機器固有のアドレスであるが、このMACアドレスを変換することで、ルーターが送信を指示した場所(機器:ここではネットワークアダプタ)と、実際に送信した場所(機器:ここでは画像形成装置)とを異ならせることができ、ネットワークから見ると、画像形成装置が省電力状態であろうと通常状態であろうと、画像データを画像形成装置へ確実に送信していると認識される。
また、本発明において、DHCP動作が検知された場合に、前記ルーター側にDHCP動作を実施してIPアドレスを取得し、同一のIPアドレスを前記画像処理装置に付与することを特徴としている。
DHCPが動作すると、割り当てられたIPアドレスが変更される場合がある。そこで、DHCP動作が検知された場合に、前記画像処理装置が通常状態となったとき、前記ルーター側にDHCP動作を実施してIPアドレスを取得し、同一のIPアドレスを前記画像処理装置に付与する。
これにより、常に、画像形成装置のIPアドレスを記憶しておくことができる。
以上説明した如く本発明では、画像処理装置を省電力状態又は通常状態に切替可能であり、省電力機能を持たない画像処理装置での省電力化を実現することができると共に、事実上ネットワークと画像処理装置間が直接通信する通信プロトコルを確立することができるという優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システム1の構成を示すブロック図である。画像処理装置としての複合機100は、スキャナ、FAX、プリンタ、コピー等の複数の機能を併せ持つ。複合機100は後述するようにネットワークインターフェースを有しており、ネットワークNを介して他の機器との間で制御信号やデータの送受信を行うことができる。なお、本実施の形態に適用される複合機100は省電力動作を行うための専用のハードウェア構成を有していない。
ネットワークアダプタ200は、複合機100とネットワークNとの間で送受信されるデータを中継する機能を有する。ネットワークアダプタ200は、さらに、複合機100に省電力動作(省電力状態と通常状態との切替動作)を行わせる機能を有する。
以下に、ネットワークアダプタ200の詳細については後述する。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等が代表として挙げることができる。
ネットワークNは、その一部に無線区間を含んでもよい。ネットワークNには複数のPC(Personal Computer)400が接続されている。PC400のユーザは、PC400上で動作するアプリケーションソフトウェアを介して、複合機100に対して印刷、FAX送信、スキャン等の動作を行わせることができる。
図2は、複合機100の構成を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)110は、複合機100の各部を制御する制御手段である。メモリ130は、各種のデータやプログラムを記憶する記憶手段である。
メモリ130は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。
バスブリッジ120は、CPU110のバスとメモリ130のバスとを接続する機能を有する。I/Oコントローラ140は、複合機100の入出力を制御する機能を有する。FAX通信モジュール170は、FAX送受信を行うためのモジュールである。ネットワークIF180は、ネットワークを介して他の機器との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
IIT(Image Input Terminal)150は画像読取を行うモジュールであり、IOT(Image Output Terminal)160は画像形成を行うためのモジュールである。IIT150およびIOT160は、バスブリッジ125を介してバス190に接続されている。
なお、複合機100は、外部からの制御信号に応じて、CPU110、メモリ130、IIT150、IOT160への電力の供給を停止、あるいは停止されていた電力の供給を開始する機能を有する。複合機100において、これらの要素へ電力が供給されていない状態を「オフ状態(省電力状態)」、電力が供給されている状態を「オン状態(通常状態)」という。
図3は、ネットワークアダプタ200の構成を示すブロック図である。CPU210は、ネットワークアダプタ200の各部を制御する制御手段である。メモリ230は、各種のデータやプログラムを記憶する記憶手段である。メモリ230は、ROM230A、RAM230B、並びに図示しないHDD等で構成される。バスブリッジ220は、CPU210のバスとメモリ230のバスとを接続する機能を有する。
上記CPU210、メモリ230、バスブリッジ220により省エネ制御部200Aを攻勢している。
機器IF270は、複合機100との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。ネットワークIF280は、ネットワークNを介して他の機器との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
この機器IF270とネットワークIF280との間には、データの送信経路を変更するためのパケット制御部200Bが設けられている。このパケット制御部200Bについては、後述する。
ネットワークアダプタ200の機器IF270は、複合機100のネットワークIF180に接続されている。ネットワークアダプタ200は、ネットワークIF280を介してネットワークNに接続されている。
(パケット制御部200B)
図3に示される如く、パケット制御部200Bは、MAC変換部300を備えており、このMAC変換部300を挟むように一対のスイッチ250、260が直列に接続されている。また、前記省エネ制御部200Aのバスブリッジ220から、MAC変換部300、スイッチ250、260に対してコマンド信号を送出する信号線SCOMANDが配線されている。
すなわち、パケット制御部200Bは、省エネ制御部200Aによる省エネ制御に対応して動作するように連携されている。
すなわち、省エネ制御部200Aにおいて複合機302を省電力状態にした場合、MAC変換部300、スイッチ250、260に対して省電力状態であることを報知する。
これにより、パケット制御部200Bでは、スイッチ250、260をバスブリッッジ側に切り替えて、MAC変換部300の機能を無効とする。
一方、省エネ制御部200Aにおいて複合機302を通常状態にした場合、MAC変換部300、スイッチ250、260に対して通常状態であることを報知する。
これにより、パケット制御部200Bでは、スイッチ250、260をMAC変換部300側に切り替えて、MAC変換部300の機能を有効とする。
MAC変換部300が有効になると、MAC変換部300では、受信した画像データに付加されているMAアドレスを変換する役目を有している。
より具体的には、送信元(MACアドレス指定/図3ではMACアドレスC)としてルーター304からネットワークアダプタ200を転送先(MACアドレス指定/図3ではMACアドレスB)として画像データが送出されると、この送信先MACアドレスBを複合機302が転送先となるMACアドレスAに変換する。
また、送信元(MACアドレス指定/図3ではMACアドレスA)としての複合機302からネットワークアダプタを転送先(MACアドレス指定/図3ではMACアドレスB)画像データが送出されると、この送信元MACアドレスA及び送信先MACアドレスBをネットワークアダプタ200が送信元となるMACアドレスBに変換し、かつルーター304が転送先となるMACアドレスCに変換する。
以下、本実施の形態の作用を説明する。
画像処理システム1の動作について説明する。
まず最初に、複合機100がオフ状態(省エネモード、省電力モード)となっているときの動作について説明する。本実施形態において、ネットワークアダプタ200および複合機100は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って通信を行うことができる。
図4は、複合機100の電源をオフ状態からオン状態に移行させる動作を示すフローチャートである。
ネットワークアダプタ200のCPU210は、ネットワークNからプリント要求等のジョブに関するパケット(画像データ)が送信されてきたか判断する(ステップS100)。ネットワークNから見て、ネットワークアダプタ200は複合機100よりも上流に位置するので、ネットワークNから送られてきたパケットは、ルーター304を介して、まずネットワークアダプタ200により受信される。ネットワークからプリント要求を受信していない間(ステップS100:NO)、CPU210は、プリント要求を受信するまで待機する。
ここで、画像データが送信されると、ルーター304では画像データ(data)に付加された発信元のIPアドレスを認識し、以下の表1に示すようなイーサネット(登録商標)フレームを構築してネットワークアダプタ200へ送信する。
Figure 2007180617
図5は、ステップS100におけるデータの流れを説明する図である。複合機100がオフ状態にあるとき、複合機100は、ネットワークNから送信されてきたパケットを処理することができない。この場合、ネットワークアダプタ200が複合機100に代わりパケットの処理を行う。メモリ230は、複合機100がオン状態にあるかオフ状態にあるかを示すフラグを記憶している。メモリ230に記憶されているフラグがオフ状態を示している場合、CPU210は、スイッチ260を制御し、ネットワークIF280を介してネットワークNから受信したパケットを、メモリ230に記憶させる(図5の(1)の経路)。この状態では、MAC変換部300は無効の状態である。
CPU210は、メモリ230に記憶されたパケットを、TCP/IPに従って処理する(図5の(2)の経路)。CPU210は、パケット処理により得られたデータをメモリ230に記憶する。CPU210は、処理対象パケットのヘッダから、処理対象パケットが複合機100を宛先とするものでないと判断した場合(ステップS100:NO)は、特別な処理は行わない。CPU210は、処理対象パケットのヘッダから、処理対象パケットが複合機100を宛先とするものであると判断した場合(ステップS100:YES)、処理をステップS110に移行する。
再び図4を参照して説明する。ステップS110において、CPU210は、まず、複合機100をオン状態に移行させるための制御信号(「電源オン信号」という)を生成する。CPU210は、生成した電源オン信号を複合機100に出力する。
電源オン信号を出力すると、CPU210は、複合機100がオン状態に移行したかを監視する(ステップS120)。複合機100がオン状態に移行したか否かの判断は、複合機100のネットワークIF180から出力される信号を監視することにより行われる。CPU210は、ネットワークIF180から出力される信号のレベルがあらかじめ決められたしきい値以上になると、複合機100がオン状態に移行したと判断する。複合機100がオン状態に移行したと判断すると(ステップS120:YES)、CPU210は、処理をステップS130に移行する。
複合機100は、ネットワークアダプタ200から電源オン信号を受信すると、CPU110、メモリ130、IIT150、IOT160への電力の供給を開始する。電力が供給されると、複合機100のCPU110はメモリ130から起動プログラムを読み出して実行する。こうして複合機100は、オン状態、すなわち、通常の動作状態に移行する。複合機100がオン状態に移行するまでの間、複合機100はパケットの処理をするこができない。したがってこの間も、ネットワークアダプタ200のCPU210は、受信したパケットをメモリ230に記憶する。CPU210は、メモリ230に記憶されたパケットを処理する。
図6は、ステップS110におけるデータの流れを説明する図である。ステップS130において、CPU210は、まず、メモリ230に記憶されているフラグをオン状態を示すものに更新する。フラグを更新すると、CPU210は、メモリ230に記憶されている、複合機100宛てのデータを読み出す(図6の(3)の経路)。CPU210は読み出したデータをパケットとして、バスブリッジ220、スイッチ250、機器IF270を介して複合機100に出力する(図6の(4)の経路)。複合機100は、ネットワークアダプタ200から画像データ(パケット)を受信すると、パケットを処理する。複合機100のCPU110は、パケットから生成したデータに従って、印刷等の処理を実行する。
以上で説明したように、本実施形態に係るネットワークアダプタ200によれば、省電力機能を有さない画像処理装置(複合機100)に、省電力機能を付加することができる。すなわち、複合機100がオフ状態にあるときは、ネットワークアダプタ200が複合機100宛てのパケットを処理する。ネットワークアダプタ200は、パケット処理により得られたデータを複合機100に送信する。したがって、複合機100は、オフ状態にあったときに送信されてきたデータも通常通り処理することができる。
本実施形態に係るネットワークアダプタ200は、省電力機能を有する画像処理装置に接続されてもよい。省電力機能を有する画像処理装置であっても、通常状態(オン状態)に復帰するのに時間がかかる場合、パケットの取りこぼしが発生する可能性がある。パケットが受信されなかった場合、送信元端末(PC400)において、送信先端末が存在しないものと判断され、「プリンタがオフラインです」等のエラーメッセージが表示される。この場合、PC400のユーザは、複合機100がオン状態に移行したことを確認した後、再度複合機100にデータ(ジョブ)を送信しなければならない。本実施形態に係るネットワークアダプタ200を用いれば、このように省電力状態(オフ状態)から通常状態(オン状態)に移行するのに時間がかかる画像処理装置においても、データ(パケット)の取りこぼしをなくすことができる。
次に、複合機100がオン状態に移行した後の動作について説明する。複合機100がオン状態に移行すると、ネットワークアダプタ200は、オフ状態(省電力状態)に移行する(図4:ステップS140)。複合機100がオン状態にあるときは、ネットワークアダプタ200の省エネ制御部200Aを機能させる必要はない。そのため、不要な要素への電力供給を停止し、パケット制御部200Bのみに電力を供給すればよい。
複合機302が通常状態になると、ネットワークアダプタ200における省エネ制御部200AのCPU210では、バスブリッジ220を制御して、パケット制御部200Bの各部(MAC変換部300、スイッチ250、260)に対して複合機302が通常状態になったことを知らせる。これにより、スイッチ250、260は、MAC変換部300に切り替わり、このMAC変換部300が有効となる。
図7(A)は、ステップS140におけるデータの流れを説明する図である。メモリ230に記憶されているフラグがオン状態を示すものに更新され、メモリ230に一時的に記憶されていた複合機100宛てのデータを複合機100へ送信し終えると、CPU210は、バスブリッジ220を介してスイッチ250およびスイッチ260を制御し、データの経路を切り換える。すなわち、ネットワークNから送信されたデータ(パケット)は、ネットワークIF280、スイッチ260、スイッチ250、機器IF270を介して複合機100に出力される(図7(A)の(5)の経路)。データの経路が切り換えられると、電力制御部(図示略)は、ネットワークアダプタ200を省電力状態に移行させる。
この場合、本実施の形態では、MAC変換部300によって転送先MACアドレスの変換を行う。
前述の表1のようなイーサネット(登録商標)フレームに対して、ルーター304から受けた画像データをネットワークアダプタ200をスルーして複合機302へ画像データを直接送信する場合、以下の表2のようなイーサネット(登録商標)フレームを構築する。なお、以下の表2の右端欄に前述した表1のイーサネット(登録商標)フレームを併記する。
Figure 2007180617
すなわち、このネットワークアダプタ200をスルーする時点において、ネットワークアダプタ200を特定する転送先MACアドレスBを、複合機302を特定する転送先MACアドレスAに変換する。図7(B)は前記(5)の経路におけるイーサネット(登録商標)フレームにおけるMACアドレスの変換状態を模式的に示した状態図である。
この結果、ルーター304から受けた画像データは、ネットワークアダプタ200をスルーして複合機302へと送られることになる。
これにより、ルーター304側からみると、省エネ状態と同様にネットワークアダプタ200を転送先として画像データを送出するときと全く同じ状態(表1参照)でイーサネット(登録商標)フレームを構築すればよく、特別の設定や調整が不要となる。
なお、図7(C)は、前記図7(A)の(5)経路の反対方向、すなわち、複合機302からルーター304へと画像データ(例えば、複合機302のIIT150によって原稿から読み取ったデータ)を送出する場合のイーサネット(登録商標)フレームにおけるMACアドレルの変換の状態を示したものであり、(5)経路と同様、複合機302の電源状態(省エネ状態又は通常状態)に関わらず、複合機302やルーター304において特別の設定や調整は不要となる。
図8は、ネットワークアダプタ200の省電力状態を説明する図である。省電力状態において、電力制御部は、CPU210、バスブリッジ220、メモリ230、すなわち省エネ制御部200Aに対する電力の供給を停止する。
ネットワークアダプタ200が省電力状態に移行することにより、画像処理システム1全体の消費電力を低減することができる。
次に、複合機100の電源をオン状態からオフ状態に移行させる動作を説明する。
図9は、画像処理装置の電源をオン状態からオフ状態に移行させる動作を示すフローチャートである。複合機100のCPU110は、オフ状態(省電力状態)に移行する条件が満足されたか監視している(ステップS200)。オフ状態に移行する条件は、例えば、ユーザが複合機100のユーザインターフェースを介してオフ状態へ移行する指示を入力したという条件である。あるいは、CPU110が、複合機100において不使用状態が継続している時間を計測し、不使用状態が一定時間以上継続したという条件であってもよい。
オフ状態に移行する条件が満足された場合、CPU110は、複合機100がオフ状態に移行することを示す通知パケットを生成し、ネットワークIF180を介してネットワークアダプタ200に出力する。ネットワークIF280が通知パケットを受信すると、ネットワークアダプタ200の電力制御部は、CPU210、バスブリッジ220、メモリ230に対する電力の供給を開始する。CPU210に電力が供給されると、CPU210は、メモリ230から起動プログラムを読み出して起動に必要な処理を行う。起動が完了すると、CPU210は、データの経路を切り換える。すなわち、ネットワークアダプタ200の動作は、通常動作(オン状態)に切り換えられる(ステップS210)。
図10は、複合機100がオフ状態の時のデータの流れを説明する図である。CPU210は、バスブリッジ220を介してスイッチ250およびスイッチ260を制御し、データの経路を、ネットワークIF280、スイッチ260、バスブリッジ220、メモリ230という経路(図10の(6)の経路)に切り換える。この経路は、図5の(1)の経路と同一であり、MAC変換部300が無効の状態である。すなわち、ネットワークNから送信されたパケットは、ネットワークアダプタ200のCPU210が処理をするようにデータの経路が変更される(ステップS220)。
データの経路が変更されると、CPU210は、複合機100をオフ状態に移行させるための制御信号(「電源オフ信号」という)を生成する。CPU210は、生成した電源オフ信号を、機器IF270を介して複合機100に出力する(ステップS230)。電源オフ信号を受信すると、複合機100は、オフ状態に移行する。
電源オフ信号を出力すると、CPU210は、複合機100がオフ状態に移行したか監視する(ステップS240)。オフ状態に移行したかの判断は、オフ状態からオン状態へ移行したかの判断(図4:ステップS120)と同様に行われる。複合機100がオフ状態に移行したと判断すると(ステップS240:YES)、CPU210は、メモリ230に記憶されているフラグを、オフ状態を示すものに更新する。以降、複合機100がオフ状態の動作は、図4で説明したとおりである。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、複合機100のオフ状態において、電力の供給が停止される要素は上述の実施形態で説明したものに限定されない。例えば、HDD等の記憶装置に対する電力の供給のみを停止する構成としてもよい。ネットワークアダプタ200のオフ状態において、電力の供給が停止される要素は上述の実施形態で説明したものに限定されない点も同様である。
また、ネットワークアダプタ200は、省電力機能を有さない構成としてもよい。すなわち、複合機100がオン状態であるときにも、ネットワークアダプタ200のCPU210、バスブリッジ220、メモリ230に電力が供給される構成としてもよい。
また、機器IF270を介してネットワークアダプタ200に接続される機器は画像処理装置に限定されず、ネットワークを介してデータの送受信を行う装置であればどのようなものでもよい。
一実施形態に係る画像形成システム1の構成を示すブロック図である。 複合機100の構成を示すブロック図である。 ネットワークアダプタ200の構成を示すブロック図である。 オフ状態からオン状態に移行させる動作を示すフローチャートである。 データの流れを説明する図である。 データの流れを説明する図である。 (A)データの流れを説明する図、(B)は経路(5)におけるイーサーネットのMACアドレス変換の状態を示す状態図、(C)は経路(5)の反対方向の経路におけるイーサーネットのMACアドレス変換の状態を示す状態図である。 ネットワークアダプタ200の省電力状態を説明する図である。 オン状態からオフ状態に移行させる動作を示すフローチャートである。 データの流れを説明する図である。
符号の説明
1…画像処理システム
100 複合機
110 CPU
120 バスブリッジ
125 バスブリッジ
130 メモリ
140 I/Oコントローラ
150 IIT
160 IOT
170 FAX通信モジュール
180 ネットワークIF
190 バス
200 ネットワークアダプタ
200A 省エネ制御部
200B パケット制御部
210 CPU
220 バスブリッジ
230 メモリ
250 スイッチ
260 スイッチ
270 機器IF
280 ネットワークIF
N ネットワーク
300 MAC変換部
302 複合機
304 ルーター
400 PC

Claims (5)

  1. 原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、並びに入力される画像データに基づいて画像を形成するプリンタ機能の少なくとも一方を備えた画像処理装置と、前記画像データの送信元と接続するためのネットワークに接続されたルーターと、の間に設けられ、前記画像データの送受信を管理するネットワークアダプタであって、
    前記画像処理装置が省電力状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを前記画像処理装置の省電力状態が解除されて通常状態となるまで一時記憶すると共に、前記画像処理装置が通常状態であるときに、前記ルーターが受信した前記画像処理装置宛の画像データを、直接前記ルーターから前記画像処理装置へ送信する画像データ送信制御手段と、
    前記画像処理装置の省電力状態及び通常状態に関わらず、前記画像処理装置と前記ルーターとの間の通信プロトコルに適用される送信先アドレスを変換することで、前記画像処理装置と前記ルーターとが疑似的に直接接続されているように前記画像データの送受信を実行するアドレス変換手段と、
    を有するネットワークアダプタ。
  2. 前記画像処理装置を前記通常状態又は前記省電力状態へ選択的に切り替える切替手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のネットワークアダプタ。
  3. 前記画像処理装置に付加されるIPアドレスを読み込み、自身のIPアドレスとして設定するIPアドレス設定手段をさらに有し、前記画像データの送信時のIPアドレスとすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のネットワークアダプタ。
  4. 前記画像処理装置が通常状態の場合に、前記アドレス変換手段では、前記ルーターに予め記憶され設定される転送先のMACアドレスを、前記画像処理装置を特定するMACアドレスに変換することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のネットワークアダプタ。
  5. DHCP動作が検知された場合に、前記ルーター側にDHCP動作を実施してIPアドレスを取得し、同一のIPアドレスを前記画像処理装置に付与することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のネットワークアダプタ。
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