JP2007179671A - データ構造および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】BD−ROM規格を記録可能な記録媒体に適応するように拡張し、既存のBD−ROM規格と互換性を有したままで、記録装置特有の情報を記録できるようにする。
【解決手段】インデックステーブル、プレイリスト、クリップインフォメーションのそれぞれに、拡張データを追加できる構成を定義する。拡張データは、複数の拡張データ本体が格納可能なデータブロックと、データブロックに格納される拡張データ本体それぞれを取得するための情報であるデータエントリとを含む。データエントリは、データブロック内での拡張データの位置およびサイズを示す情報と共に、拡張データを規定した団体または組織を示すID1と、ID1に示される団体または組織に規定された、当該拡張データの用途を示すID2とが含まれる。ID1およびID2が定義されていることで、再生専用の記録媒体の記録フォーマットを、記録可能な記録媒体にも適用することができる。
【選択図】図13

Description

この発明は、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)といった大容量の記録媒体に適用可能なデータ構造および記録媒体に関し、特に、再生専用の記録媒体のフォーマットを、記録可能な記録媒体にも適用できるようにしたデータ構造および記録媒体に関する。
近年、記録可能で記録再生装置から取り外し可能なディスク型記録媒体の規格として、Blu−ray Disc(ブルーレイディスク)規格が提案されている。Blu−ray Disc規格では、記録媒体として直径12cm、カバー層0.1mmのディスクを用い、光学系として波長405nmの青紫色レーザ、開口数0.85の対物レンズを用いて、最大で27GB(ギガバイト)の記録容量を実現している。これにより、日本のBSディジタルハイビジョン放送を、画質を劣化させることなく2時間以上記録することが可能である。
この記録可能光ディスクに記録するAV(Audio/Video)信号のソース(供給源)としては、従来からの、例えばアナログテレビジョン放送によるアナログ信号によるものと、例えばBSディジタル放送をはじめとするディジタルテレビジョン放送によるディジタル信号によるものとが想定されている。Blu−ray Disc規格では、これらの放送によるAV信号を記録する方法を定めた規格は、既に作られている。
一方で、現状のBlu−ray Discの派生規格として、映画や音楽などが予め記録された、再生専用の記録媒体を開発する動きが進んでいる。映画や音楽を記録するためのディスク状記録媒体としては、既にDVD(Digital Versatile Disc)が広く普及しているが、このBlu−ray Discの規格に基づいた再生専用光ディスクは、Blu−ray Discの大容量および高速な転送速度などを活かし、ハイビジョン映像を高画質なままで2時間以上収録できる点が、既存のDVDとは大きく異なり、優位である。
このBlu−ray Discにおける再生専用の記録媒体の規格を、以下では、BD−ROM(Blu-ray Disc-Read Only Memory)規格と呼ぶ。また、Blu−ray Discにおける記録可能な記録媒体の規格を、BD−REと呼ぶ。
記録可能な記録媒体においては、フォーマットで規定されるデータ構造中に、記録装置特有の情報を記録するための領域を用意しておく必要がある。上述のBD−RE規格においては、例えば特許文献1に示されるように、このような領域がデータブロックMakersPrivateData()として定義されている。
特開2002−157859号公報
ところで、従来から存在する、再生専用の記録媒体に対して規定されたDVD−Video(Digital Versatile Disc-Video)規格を用いて、記録可能なDVDに対してAV(Audio/Video)データを記録するようにしたDVDレコーダが普及してきている。このことから、現状では再生専用の記録媒体に対する規格として開発されているBD−ROM規格も、将来的には、民生用レコーダの記録方式の一つとして用いられることが想定される。
ところが、BD−ROM規格は、プリオーサリングされた再生専用のディスクに対する規格として想定されていたため、このような、記録装置特有の情報を記録する領域が存在していなかったという問題点があった。
また、単純に、BD−ROM規格に対して記録装置特有の情報を記録する領域を追加すると、既存のBD−ROM規格と互換性が取れなくなってしまうおそれがあるという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、BD−ROM規格を記録可能な記録媒体に適応するように拡張し、既存のBD−ROM規格と互換性を有したままで、記録装置特有の情報を記録することができるようにしたデータ構造および記録媒体を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを含むデータ構造において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とを有し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むことを特徴とするデータ構造である。
また、第2の発明は、記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録装置において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトに呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とを記録媒体に記録する記録部を有し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むことを特徴とする記録装置である。
また、第3の発明は、記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録方法において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とを記録媒体に記録する記録のステップを有し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むことを特徴とする記録方法である。
また、第4の発明は、記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録方法をコンピュータ装置に実行させる記録プログラムにおいて、記録方法は、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とを記録媒体に記録する記録のステップを有し、インデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むことを特徴とする記録プログラムである。
また、第5の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生装置において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生部と、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、再生部で再生されたデータから拡張データを抽出する拡張データ抽出部とを有することを特徴とする再生装置である。
また、第6の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生方法において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生のステップと、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、再生のステップにより再生されたデータから拡張データを抽出する拡張データ抽出のステップとを有することを特徴とする再生方法である。
また、第7の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生方法をコンピュータ装置に実行させる再生プログラムにおいて、再生方法は、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生のステップと、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、再生のステップにより再生されたデータから拡張データを抽出する拡張データ抽出のステップとを有することを特徴とする再生プログラムである。
上述したように、第1の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを含むデータ構造において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生位置を示すクリップ情報とを有し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むようにしているため、このデータ構造が用いられた再生専用の記録媒体の記録フォーマットは、記録可能な記録媒体にも適用することができる。
また、第2、第3および第4の発明は、記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する場合において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生位置を示すクリップ情報とを記録媒体に記録し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むようにしているため、再生専用の記録媒体に用いる記録フォーマットを、記録可能な記録媒体の記録フォーマットとして適用できる。
また、第5、第6および第7の発明は、少なくともコンテンツデータと、コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する場合において、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生位置を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、再生されたデータから拡張データを抽出するようにしているため、再生専用の記録媒体の記録フォーマットで、記録可能な記録媒体に記録されたデータを再生した際に、記録装置に特有の情報を取得することができる。
この発明は、上述したように、コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、インデックステーブルに呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、プレイリストに基づき呼び出される、少なくともコンテンツデータの再生位置を示すクリップ情報とを有し、少なくともインデックステーブル、プレイリストおよびクリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、拡張データは、拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含むようにしているため、このデータ構造が用いられた再生専用の記録媒体の記録フォーマットは、記録可能な記録媒体にも適用することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。先ず、理解を容易とするために、Blu−ray Discに関し、"Blu-ray Disc Read Only Format Ver1.0 part3 Audio Visual Specifications"で規定されている、読み出し専用タイプのBlu−ray DiscであるBD−ROMに記録されたコンテンツすなわちAV(Audio/Video)データの管理構造について説明する。以下では、このBD−ROMにおける管理構造をBDMVフォーマットと称する。
例えばMPEG(Moving Pictures Experts Group)ビデオやMPEGオーディオなどの符号化方式で符号化され、MPEG2システムに従い多重化されたビットストリームは、クリップAVストリーム(またはAVストリーム)と称される。クリップAVストリームは、Blu−ray Discに関する規格の一つである"Blu-ray Disc Read Only Format part2"で定義されたファイルシステムにより、ファイルとしてディスクに記録される。このファイルを、クリップAVストリームファイル(またはAVストリームファイル)と称する。
クリップAVストリームファイルは、ファイルシステム上での管理単位であり、ユーザにとって必ずしも分かりやすい管理単位であるとは限らない。ユーザの利便性を考えた場合、複数のクリップAVストリームファイルに分割された映像コンテンツを一つにまとめて再生する仕組みや、クリップAVストリームファイルの一部だけを再生する仕組み、さらには、特殊再生や頭出し再生を滑らかに行うための情報などをデータベースとしてディスクに記録しておく必要がある。Blu−ray Discに関する規格の一つである"Blu-ray Disc Read Only Format part3"で、このデータベースが規定される。
図1は、BD−ROMのデータモデルを概略的に示す。BD−ROMのデータ構造は、図1に示されるように4層のレイヤよりなる。最も最下層のレイヤは、クリップAVストリームが配置されるレイヤである(便宜上、クリップレイヤと呼ぶ)。その上のレイヤは、クリップAVストリームに対する再生箇所を指定するための、ムービープレイリスト(Movie PlayList)と、プレイアイテム(PlayItem)とが配置されるレイヤである(便宜上、プレイリストレイヤと呼ぶ)。さらにその上のレイヤは、ムービープレイリストに対して再生順などを指定するコマンドからなるムービーオブジェクト(Movie Object)などが配置されるレイヤである(便宜上、オブジェクトレイヤと呼ぶ)。最上層のレイヤは、このBD−ROMに格納されるタイトルなどを管理するインデックステーブルが配置される(便宜上、インデックスレイヤと呼ぶ)。
クリップレイヤについて説明する。クリップAVストリームは、ビデオデータやオーディオデータがMPEG2 TS(トランスポートストリーム)の形式などに多重化されたビットストリームである。このクリップAVストリームに関する情報がクリップ情報(Clip Information)としてファイルに記録される。
また、クリップAVストリームには、字幕を表示するグラフィクスストリームであるプレゼンテーショングラフィクス(PG)ストリームや、メニュー表示などに用いられるデータをストリームにしたインタラクティブグラフィクス(IG)ストリームも多重化される。インタラクティブグラフィクスは、例えばメニュー表示に用いられるボタン画像であって、図1では、ボタンオブジェクト(Button Object)として示されている。
クリップAVストリームファイルと、対応するクリップ情報が記録されたクリップ情報ファイルとをひとまとまりのオブジェクトと見なし、クリップ(Clip)と称する。すなわち、クリップは、クリップAVストリームとクリップ情報とから構成される、一つのオブジェクトである。
ファイルは、一般的に、バイト列として扱われる。クリップAVストリームファイルのコンテンツは、時間軸上に展開され、クリップ中のエントリーポイントは、主に時間ベースで指定される。所定のクリップへのアクセスポイントのタイムスタンプが与えられた場合、クリップAVストリームファイルの中でデータの読み出しを開始すべきアドレス情報を見つけるために、クリップ情報ファイルを用いることができる。
プレイリストレイヤについて説明する。ムービープレイリストは、再生するAVストリームファイルの指定と、指定されたAVストリームファイルの再生箇所を指定する再生開始点(IN点)と再生終了点(OUT点)の集まりとから構成される。この再生開始点と再生終了点の情報を一組としたものは、プレイアイテム(PlayItem)と称される。ムービープレイリストは、プレイアイテムの集合で構成される。プレイアイテムを再生するということは、そのプレイアイテムに参照されるAVストリームファイルの一部分を再生するということになる。すなわち、プレイアイテム中のIN点およびOUT点情報に基づき、クリップ中の対応する区間が再生される。
オブジェクトレイヤについて説明する。ムービーオブジェクトは、HDMVナビゲーションコマンドプログラム(HDMVプログラム)と、ムービーオブジェクトとを連携するターミナルインフォメーションを含む。HDMVプログラムは、プレイリストの再生を制御するためのコマンドである。ターミナルインフォメーションは、ユーザのBD−ROMプレーヤに対するインタラクティブな操作を許可するための情報を含んでいる。このターミナルインフォメーションに基づき、メニュー画面の呼び出しや、タイトルサーチといったユーザオペレーションが制御される。
BD−Jオブジェクトは、Javaプログラム(Javaは登録商標)によるオブジェクトからなる。BD−Jオブジェクトは、この発明と関わりが薄いので、詳細な説明を省略する。
インデックスレイヤについて説明する。インデックスレイヤは、インデックステーブルからなる。インデックステーブルは、BD−ROMディスクのタイトルを定義する、トップレベルのテーブルである。インデックステーブルに格納されているタイトル情報に基づき、BD−ROM常駐システムソフトウェア中のモジュールマネージャによりBD−ROMディスクの再生が制御される。
すなわち、図2に概略的に示されるように、インデックステーブル中の任意のエントリは、タイトルと称され、インデックステーブルにエントリされるファーストプレイバック(First Playback)、トップメニュー(Top Menu)およびタイトル(Title)#1、#2、・・・は、全てタイトルである。各タイトルは、ムービーオブジェクトあるいはBD−Jオブジェクトに対するリンクを示し、各タイトルは、HDMVタイトルあるいはBD−Jタイトルの何れかを示す。
例えば、ファーストプレイバックは、当該BD−ROMに格納されるコンテンツが映画であれば、映画本編に先立って映出される映画会社の宣伝用映像(トレーラ)である。トップメニューは、例えばコンテンツが映画である場合、本編再生、チャプタサーチ、字幕や言語設定、特典映像再生などを選択するためのメニュー画面である。また、タイトルは、トップメニューから選択される各映像である。タイトルがさらにメニュー画面であるような構成も可能である。
図3は、上述のようなクリップAVストリーム、クリップ情報(Stream Attributes)、クリップ、プレイアイテムおよびプレイリストの関係を示すUML(Unified Modeling Language)図である。プレイリストは、1または複数のプレイアイテムに対応付けられ、プレイアイテムは、1のクリップに対応付けられる。1のクリップに対して、それぞれ開始点および/または終了点が異なる複数のプレイアイテムを対応付けることができる。1のクリップから1のクリップAVストリームファイルが参照される。同様に、1のクリップから1のクリップ情報ファイルが参照される。また、クリップAVストリームファイルとクリップ情報ファイルとは、1対1の対応関係を有する。このような構造を定義することにより、クリップAVストリームファイルを変更することなく、任意の部分だけを再生する、非破壊の再生順序指定を行うことが可能となる。
また、図4のように、複数のプレイリストから同一のクリップを参照することもできる。また、1のプレイリストから複数のクリップを指定することもできる。クリップは、プレイリスト中のプレイアイテムに示されるIN点およびOUT点により、参照される。図4の例では、クリップ300は、プレイリスト310のプレイアイテム320から参照されると共に、プレイリスト311を構成するプレイアイテム321および322のうちプレイアイテム321から、IN点およびOUT点で示される区間が参照される。また、クリップ301は、プレイリスト311のプレイアイテム322からIN点およびOUT点で示される区間が参照されると共に、プレイリスト312のプレイアイテム323および324のうち、プレイアイテム323のIN点およびOUT点で示される区間が参照される。
なお、プレイリストは、図5に一例が示されるように、主として再生されるプレイアイテムに対応するメインパスに対して、サブプレイアイテムに対応するサブパスを持つことができる。例えば、このプレイリストに付けられているアフレコオーディオ用のプレイアイテムをサブプレイアイテムとして、プレイリストに持たせることができる。詳細は省略するが、プレイリストは、所定の条件を満たす場合にだけ、サブプレイアイテムを持つことができる。
次に、"Blu-ray Disc Read Only Format part3"で規定された、BD−ROMに記録されるファイルの管理構造について、図6を用いて説明する。ファイルは、ディレクトリ構造により階層的に管理される。記録媒体上には、先ず、1つのディレクトリ(図6の例ではルート(root)ディレクトリ)が作成される。このディレクトリの下が、1つの記録再生システムで管理される範囲とする。
ルートディレクトリの下に、ディレクトリ"BDMV"およびディレクトリ"CERTIFICATE"が置かれる。ディレクトリ"CERTIFICATE"は、著作権に関する情報が格納される。ディレクトリ"BDMV"に、図1を用いて説明したデータ構造が格納される。
ディレクトリ"BDMV"の直下には、ファイルは、ファイル"index.bdmv"およびファイル"MovieObject.bdmv"の2つのみを置くことができる。また、ディレクトリ"BDMV"の下に、ディレクトリ"PLAYLIST"、ディレクトリ"CLIPINF"、ディレクトリ"STREAM"、ディレクトリ"AUXDATA"、ディレクトリ"META"、ディレクトリ"BDJO"、ディレクトリ"JAR"、およびディレクトリ"BACKUP"が置かれる。
ファイル"index.bdmv"は、ディレクトリBDMVの内容について記述される。すなわち、このファイル"index.bdmv"が上述した最上層のレイヤであるインデックスレイヤにおけるインデックステーブルに対応する。また、ファイルMovieObject.bdmvは、1つ以上のムービーオブジェクトの情報が格納される。すなわち、このファイル"MovieObject.bdmv"が上述したオブジェクトレイヤに対応する。
ディレクトリ"PLAYLIST"は、プレイリストのデータベースが置かれるディレクトリである。すなわち、ディレクトリ"PLAYLIST"は、ムービープレイリストに関するファイルであるファイル"xxxxx.mpls"を含む。ファイル"xxxxx.mpls"は、ムービープレイリストのそれぞれに対して作成されるファイルである。ファイル名において、"."(ピリオド)の前の"xxxxx"は、5桁の数字とされ、ピリオドの後ろの"mpls"は、このタイプのファイルに固定的とされた拡張子である。
ディレクトリ"CLIPINF"は、クリップのデータベースが置かれるディレクトリである。すなわち、ディレクトリCLIPINF"は、クリップAVストリームファイルのそれぞれに対するクリップインフォメーションファイルであるファイル"zzzzz.clpi"を含む。ファイル名において、"."(ピリオド)の前の"zzzzz"は、5桁の数字とされ、ピリオドの後ろの"clpi"は、このタイプのファイルに固定的とされた拡張子である。
ディレクトリ"STREAM"は、実体としてのAVストリームファイルが置かれるディレクトリである。すなわち、ディレクトリ"STREAM"は、クリップインフォメーションファイルのそれぞれに対応するクリップAVストリームファイルを含む。クリップAVストリームファイルは、MPEG2(Moving Pictures Experts Group 2)のトランスポートストリーム(以下、MPEG2 TSと略称する)からなり、ファイル名が"zzzzz.m2ts"とされる。ファイル名において、ピリオドの前の"zzzzz"は、対応するクリップインフォメーションファイルと同一することで、クリップインフォメーションファイルとこのクリップAVストリームファイルとの対応関係を容易に把握することができる。
ディレクトリ"AUXDATA"は、メニュー表示などに用いられる、サウンドファイル、フォントファイル、フォントインデックスファイルおよびビットマップファイルなどが置かれる。ファイル"sound.bdmv"は、HDMVのインタラクティブなグラフィクスストリームのアプリケーションに関連したサウンドデータが格納される。ファイル名は、"sound.bdmv"に固定的とされる。ファイル"aaaaa.otf"は、字幕表示や上述したBD−Jアプリケーションなどで用いられるフォントデータが格納される。ファイル名において、ピリオドの前の"aaaaa"は、5桁の数字とされ、ピリオドの後ろの"otf"は、このタイプのファイルに固定的とされた拡張子である。ファイル"bdmv.fontindex"は、フォントのインデックスファイルである。
ディレクトリ"META"は、メタデータファイルが格納される。ディレクトリ"BDJO"およびディレクトリ"JAR"は、上述のBD−Jオブジェクトに関連するファイルが格納される。また、ディレクトリ"BACKUP"は、上述までの各ディレクトリおよびファイルのバックアップが格納される。これらディレクトリ"META"、ディレクトリ"BDJO"、ディレクトリ"JAR"およびディレクトリ"BACKUP"は、この発明の主旨と直接的な関わりがないので、詳細な説明を省略する。
各ファイルについて、より詳細に説明する。先ず、ディレクトリ"BDMV"の直下に置かれるファイル"index.bdmv"について説明する。図7は、このファイル"index.bdmv"の一例の構造を表すシンタクスを示す。ここでは、シンタクスをコンピュータ装置などのプログラムの記述言語として用いられるC言語の記述法に基づき示す。これは、他のシンタクスを表す図において、同様である。
図7において、フィールドtype_indicatorは、32ビットのデータ長を有し、このファイルがインデックステーブルであることを示す。フィールドversion_numberは、32ビットのデータ長を有し、このファイル"index.bdmv"のバージョンを示す。フィールドindexes_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス内にあるブロックindexes()の開始アドレスを示す。
フィールドExtensionData_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス内にあるブロックExtensionData()の開始アドレスを示す。フィールドExtensionData_start_addressは、このファイル"index.bdmv"の最初のバイトからの相対バイト数で、ブロックExtensionData()の開始アドレスを示す。相対バイト数は、"0"から開始される。若し、このフィールドExtensionData_start_addressの値が"0"であれば、このファイル"index.bdmv"内に、ブロックExtensionData()が存在しないことを示す。
フィールドExtensionData_start_addressに続くデータ長が192バイトの領域は、将来の使用のために予約されている領域である。ブロックAppInfoBDMV()は、コンテンツ制作者が任意の情報を記述できるブロックであって、プレーヤの動作などには影響を与えない。
ブロックindexes()は、このファイル"index.bdmv"の実質的な内容であって、このファイル"index.bdmv"に記述された内容により、ディスクをプレーヤに装填した際に再生されるファーストプレイバックや、トップメニューから呼び出されるタイトル(ムービーオブジェクトやBD−Jオブジェクト)が指定される。なお、以下では、ムービーオブジェクトおよびBD−Jオブジェクトを纏めて、ムービーオブジェクト等と記述する。インデックステーブルにより呼び出されたムービーオブジェクト等に記述されたコマンドに基づき、後述するムービープレイリストファイルが読み込まれる。
図8は、ブロックindexes()の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドlengthは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドlength直後からこのブロックindexes()の終わりまでのデータ長を示す。続けて、ブロックFirstPlayback()およびブロックTopMenu()が配される。
ブロックFirstPlayback()は、ファーストプレイバックで用いられるオブジェクトに関する情報が記述される。ブロックFirstPlayback()の最初のフィールドFirstPlayback_object_typeは、2ビットのデータ長を有し、ファーストプレイバックで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトおよびBD−Jオブジェクトの何れであるかが示される。
フィールドFirstPlayback_object_typeの値が"01"(バイナリ)であれば、ファーストプレイバックで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールドHDMV_Title_playback_typeおよびフィールドFirstplaybak_mobj_id_refが記述される。フィールドHDMV_Title_playback_typeは、2ビットのデータ長を有し、HDMVタイトルの再生タイプが示される。フィールドFirstplaybak_mobj_id_refは、16ビットのデータ長を有し、ファーストプレイバックで用いられるムービーオブジェクトのIDを示す。
フィールドFirstPlayback_object_typeの値が"10"(バイナリ)であれば、ファーストプレイバックで用いられるオブジェクトがBD−Jオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールドBD-J_Title_playback_typeおよびフィールドFirstplaybak_bdjo_file_nameが記述される。フィールドBD-J_Title_playback_typeは、2ビットのデータ長を有し、BD−Jタイトルの再生タイプが示される。フィールドFirstplaybak_bdjo_file_nameは、40ビット(5バイト)のデータ長を有し、ファーストプレイバックで用いられるBD−Jオブジェクトのファイル名を示す。
ブロックTopMenu()は、トップメニューで用いられるオブジェクトに関する情報が記述される。フィールドTopMenu_object_typeは、2ビットのデータ長を有し、トップメニューで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトおよびBD−Jオブジェクトの何れであるかが示される。
フィールドTopMenu_object_typeの値が"01"(バイナリ)であれば、トップメニューで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールド'01'およびフィールドTopMenu_mobj_id_refが記述される。フィールド'01'は、2ビットのデータ長を有する。フィールドTopMenu_mobj_id_refは、16ビットのデータ長を有し、トップメニューで用いられるムービーオブジェクトのIDを示す。
フィールドTopMenu_object_typeの値が"10"(バイナリ)であれば、トップメニューで用いられるオブジェクトがBD−Jオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールド'10'およびフィールドTopMenu_bdjo_file_nameが記述される。フィールド'10'は、2ビットのデータ長を有する。フィールドTopMenu_bdjo_file_nameは、40ビット(5バイト)ビットのデータ長を有し、トップメニューで用いられるBD−Jオブジェクトのファイル名を示す。
ブロックTopMenu()の次のフィールドnumber_of_Titlesは、16ビットのデータ長を有し、トップメニューから呼び出されるタイトル数を示す。次のfor文に従い、このフィールドnumber_of_Titlesに示される回数だけ、ブロックTitle[title_id]()が記述される。ブロックTitle[title_id]()は、タイトル毎の情報が記述される。引数title_idは、"0"からフィールドnumber_of_Titlesで示される値までの数値であり、タイトルを識別する。
Title[title_id]()において、フィールドTitle_object_typeは、2ビットのデータ長を有し、タイトルで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトおよびBD−Jオブジェクトの何れであるかが示される。フィールドTitle_access_typeは、このタイトルで用いられるオブジェクトに対するアクセスタイプを示す。
フィールドTitle_object_typeの値が"01"(バイナリ)であれば、このタイトルで用いられるオブジェクトがムービーオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールドHDMV_Title_playback_typeおよびフィールドTitle_mobj_id_refが記述される。フィールドHDMV_Title_playback_typeは、2ビットのデータ長を有し、このタイトルの再生タイプが示される。フィールドTitle_mobj_id_refは、16ビットのデータ長を有し、このタイトルで用いられるムービーオブジェクトのIDを示す。
フィールドTitle_object_typeの値が"10"(バイナリ)であれば、このタイトルで用いられるオブジェクトがBD−Jオブジェクトであるとされ、if文に基づきフィールドBD-J_Title_playback_typeおよびフィールドTitle_bdjo_file_nameが記述される。フィールドBD-J_Title_playback_typeは、2ビットのデータ長を有し、このタイトルの再生タイプが示される。フィールドTitle_bdjo_file_nameは、40ビット(5バイト)のデータ長を有し、このタイトルで用いられるBD−Jオブジェクトのファイル名を示す。
図9は、ムービープレイリストファイル"xxxxx.mpls"の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドtype_indicatorは、32ビット(4バイト)のデータ長を有し、このファイルがムービープレイリストファイルであることを示す。フィールドversion_numberは、32ビット(4バイト)のデータ長を有し、このムービープレイリストファイルのバージョンを示す。フィールドPlayList_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス中のブロックPlayList()の開始アドレスを示す。フィールドPlayListMark_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス中のブロックPlayListMark()の開始アドレスを示す。
フィールドExtensionData_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス中のブロックExtensionData()の開始アドレスを示す。フィールドExtensionData_start_addressは、ブロックExtensionData()の開始アドレスを、ファイル"xxxxx.mpls"の最初のバイトからの相対バイト数を表した値である。相対バイト数は、"0"から開始される。若し、このフィールドExtensionData_start_addressの値が"0"であれば、このファイル"xxxxx.mpls"内に、ブロックExtensionData()が存在しないことを示す。
ブロックAppInfoPlayList()は、次のブロックPlayList()に記述されるプレイリストのタイプ、再生制限などの情報が記述される。ブロックPlayList()は、プレイリストが記述される。ブロックPlayListMark()は、チャプタジャンプなどでジャンプされるポイントが記述される。ブロックExtensionData()は、この発明の実施の一形態に係るデータが記述される。
図10は、ブロックPlayList()の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドlengthは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドlengthの直後からブロックPlayList()の最後までのデータ長を示す。フィールドlengthに続くデータ長が16ビットの領域は、将来の使用のために予約されている領域である。フィールドnumber_of_PlayItemsは、16ビットのデータ長を有し、このブロックPlayList()に含まれるプレイアイテムの数を示す。フィールドnumber_of_SubPathは、このブロックPlayList()に含まれるサブパスの数を示す。
次のfor文に従い、フィールドnumber_of_PlayItemsで示される数だけ、プレイアイテムが記述されるブロックPlayItem()が記述される。for文に基づくカウント数がブロックPlayItem()の識別子PlayItem_idとなる。さらに次のfor文に従い、フィールドnumber_of_SubPathで示される数だけ、ブロックSubPath()が記述される。for文に基づくカウント数がブロックSubPath()の識別子SubPath_idとなる。
なお、サブパスは、上述のアフレコ用のオーディオデータの例以外にも、例えば2枚の映像を合成する際に、プレイアイテムで指定されるクリップと同期して再生する副映像を指定するといった目的で用いられる。
図11は、ブロックPlayItem()の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドlengthは、16ビットのデータ長を有し、このフィールドlengthの直後からブロックPlayItem()の最後までのデータ長を示す。
フィールドClip_Information_file_name[0]は、40ビット(5バイト)のデータ長を有し、このブロックPlayItem()が参照するクリップインフォメーションファイルのファイル名が示される。このプレイアイテムにおいて、フィールドClip_Information_file_name[0]で示されるファイル名のクリップインフォメーションファイルが読み出される。フィールドClip_codec_identifier[0]は、32ビット(4バイト)のデータ長を有し、このブロックPlayItem()によるプレイアイテムにおいて用いられるクリップAVストリームのコーデック方式を示す。
続く11ビットの領域は、将来の使用のために予約されている領域である。1ビットのデータ長を有するフラグis_multi_angleは、マルチアングルに対応しているか否かを示す。フィールドconnection_conditionは、4ビットのデータ長を有し、接続状態に関する情報を示す。フィールドref_to_STC_id[0]は、8ビットのデータ長を有し、システムタイムベース(STC)の不連続点に関する情報を示す。
フィールドIN_timeおよびフィールドOUT_timeは、それぞれ32ビットのデータ長を有し、メインクリップAVストリームの再生範囲を示す。フィールドIN_timeが開始点を示し、フィールドOUT_timeが終了点を示す。
フィールドUO_mask_table()は、ユーザ入力の受付制限が設定されるテーブルである。1ビットのデータ長を有するフラグPlayItem_random_access_flagは、このブロックPlayItem()によるプレイアイテムに対してランダムアクセスを許可するか否かを規定する。続く7ビットのデータ長を有する領域は、将来の使用のために予約された領域である。
フィールドstill_modeは、8ビットのデータ長を有し、ブロックPlayItem()によるプレイアイテムにおいて、最後に表示した映像を静止画として表示させるか否かを示す。フィールドstill_modeの値が"0x01"(バイナリ)であれば、if文に基づき、16ビットのデータ長を有するフィールドstill_timeにより静止時間が示される。フィールドstill_modeの値が"0x01"以外であれば、当該16ビットのデータ長を有する領域が将来の使用のために予約された領域とされる。
上述したフラグis_multi_angleの値がマルチアングルに対応していることを示す値("1")であれば、if文において示されるマルチアングルを管理するための構造が記述される。このマルチアングルに関しては、この発明と直接的な関わりがないので、説明を省略する。
ブロックSTN_table()は、このブロックPlayItem()によるプレイアイテムが管理しているクリップAVストリームの属性、PID番号、記録媒体上での記録位置などが管理される。
図12は、クリップインフォメーションファイルの一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドtype_indicatorは、32ビット(4バイト)のデータ長を有し、このファイルがクリップインフォメーションファイルであることを示す。フィールドversion_numberは、32ビット(4バイト)のデータ長を有し、このクリップインフォメーションファイルのバージョンを示す。
このクリップインフォメーションファイルは、ブロックClipInfo()、ブロックSequenceInfo()、ブロックProgramInfo()、ブロックCPI()、ブロックClipMark()およびブロックExtensionData()を有し、それぞれ32ビットのデータ長を有するフィールドSequenceInfo_start_address、フィールドProgramInfo_start_address、フィールドCPI_start_address、フィールドClipMark_start_addressおよびフィールドExtensionData_start_addressは、各々対応するブロックの開始アドレスを示す。
フィールドExtensionData_start_addressは、このクリップインフォメーションファイルの最初のバイトからの相対バイト数で、ブロックExtensionData()の開始アドレスを示す。相対バイト数は、"0"から開始される。若し、このフィールドExtensionData_start_addressの値が"0"であれば、このファイル"index.bdmv"内に、ブロックExtensionData()が存在しないことを示す。
ブロックClipInfo()は、これらの開始アドレスを示すフィールドに続く、96ビットのデータ長を有する将来の使用のために予約された領域の次から開始される。ブロックClipInfo()は、このクリップインフォメーションファイルが管理するクリップAVストリームに関する情報が記述される。例えば、このクリップインフォメーションファイルが管理するクリップAVストリームが保持するソースパケット数、クリップAVストリームがどのようなストリームであるかを示す情報、最大記録レートを示す情報などが、ブロックClipInfo()に管理される。
ブロックSequenceInfo()は、STCやATC(アライバルタイムベース)が連続しているシーケンスをまとまりとして管理する情報が記述される。ブロックProgramInfo()は、このクリップインフォメーションファイルに管理されるクリップAVストリームがどのようなコーデック(例えばMPEG2方式あるいはMPEG4 AVC方式)を用いて記録されているか、クリップAVストリーム中のビデオデータのアスペクト比などの情報が記述される。
ブロックCPI()は、ランダムアクセス開始点などの、AVストリーム中の特徴的な箇所を表す特徴点情報CPIに関する情報が格納される。ブロックClipMark()は、チャプタ位置などの、クリップに付された頭出しのためのインデックス点(ジャンプポイント)が記述される。ブロックExtensionData()は、この発明の実施の一形態に係るデータが記述される。
次に、この発明の実施の一形態により定義される、ブロックExtensionData()について説明する。このブロックExtensionData()は、既に説明したように、インデックステーブルが格納されるファイル"index.bdmv"、プレイリストが格納されるファイル"xxxxx.mpls"およびクリップインフォメーションファイル"zzzzz.clpi"の各ファイルに記述することができる。
図13は、ブロックExtensionData()の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドlengthは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドlengthの直後からブロックExtensionData()の終わりまでのデータ長をバイト数で示す。このフィールドlengthの示すデータ長が"0"でなければ、if文以下の記述がなされる。
フィールドdata_block_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このシンタクス中の、拡張データext_dataの本体が格納されるブロックdata_block()の開始アドレスを、このブロックExtensionData()の先頭バイトからの相対バイト数で示す。すなわち、相対バイト数は、"0"から開始される。なお、フィールドdata_block_start_addressは、次に示す32ビットアライメントの条件を満たさなければならない。
data_block_start_address%4=0
フィールドnumber_of_ext_data_entriesは、8ビットのデータ長を有し、このブロックExtensionData()のブロックdata_block()に格納される拡張データのエントリ数を示す。拡張データのエントリは、拡張データの本体を取得するための情報が格納される。より具体的には、拡張データのエントリは、例えばフィールドID1、フィールドID2、フィールドext_data_start_addressおよびフィールドext_data_lengthからなるブロックext_data_entry()であって、ブロックExtensionData()において、このフィールドnumber_of_ext_data_entriesに示される個数だけ、このブロックext_data_entry()が存在する。
フィールドID1は、16ビットのデータ長を有し、拡張データext_dataを特定する第1の情報を表す識別情報であって、主識別情報である。例えば、拡張データext_dataを定義した団体あるいは組織を表す。このフィールドID1の値は、このブロックExtensionData()を含む規格書のライセンサ(使用認可者)が割り当てる。
例えば、このデータ構造が記録されるディスクがBD−ROM規格のディスクであれば、BD−ROM規格を定義した組織がこのフィールドID1の値を割り当てる。また例えば、物理規格がBD−RE規格のディスクなどの記録可能なディスクに対して、ビデオカメラでこのデータ構造を記録する規格の場合、ビデオカメラに適用される規格を定義した組織がこのフィールドID1の値を割り当てる。
なお、フィールドID1を割り当てる組織によって、拡張するデータの種類が異なることが考えられる。上述の例では、BD−ROM規格と、ビデオカメラの規格とでは要求されるデータの種類が異なる。換言すれば、フィールドID1を割り当てる組織と、当該フィールドID1が含まれる拡張データのエントリ(ブロックext_data_entry())により拡張されるデータの種類とは、互いに対応関係にあるといえる。
フィールドID2は、16ビットのデータ長を有し、拡張データext_dataを特定する第2の情報を表す識別情報であって、副識別情報である。例えば、上述のフィールドID1が示す団体あるいは組織が規定した、フィールドID1の値に応じてデータの種別を識別するための識別情報、あるいは、データを一意に識別するための識別情報を示す。フィールドID2は、このフィールドID2が記述されるブロックExtensionData()を含む規格の使用許可を受けた製造業者(ライセンシ)、あるいは、規格書のライセンサが割り当てる。
より具体的には、フィールドID2は、このフィールドID2が含まれる拡張データのエントリ(ブロックext_data_entry())に対応するブロックdata_block()に記述されるデータが用いられる用途を特定する。上述したように、拡張データを定義および格納するためのブロックExtensionData()は、インデックスファイル"index.bdmv"、プレイリストファイル"xxxxx.mpls"およびクリップインフォメーションファイル"zzzzz.clpi"に対してぞれぞれ設けることができる。拡張データの用途は、例えば当該拡張データが格納されるファイルに対応したものとすることができる。
例えば、フィールドID1でBD−ROM規格で使用する拡張データが記録されたデータであることを示し、フィールドID2により、BD−ROM規格で用いられる、映像を合成するための副画像の表示位置などを規定したデータと、音声の合成のためのデータとを区別するために用いられる。
したがって、拡張データを識別するための識別情報を、フィールドID1で示される主識別情報と、フィールドID2で示される副識別情報とで分けて管理することにより、迅速に拡張データの内容を把握することができるだけでなく、フィールドID1で拡張データを定義した団体または組織に関するデータを記録することにより、将来において、この論理フォーマットが拡張された場合であっても対応し得る拡張性を有するデータ構造を提供することができる。
なお、フィールドID1およびフィールドID2は、例えば、このフィールドID1およびフィールドID2が含まれる拡張データのエントリ(ブロックext_data_entry())毎に異なる値を記述することができる。また、1のブロックExtensionData()中に、フィールドID1およびフィールドID2が同一のブロックext_data_entry()が2以上、存在してはいけないものとする。
フィールドext_data_start_addressは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドext_data_start_addressが含まれる拡張データのエントリ(ブロックext_data_entry())に対応する拡張データext_dataの開始アドレスを示す。フィールドext_data_start_addressは、ブロックExtensionData()の先頭バイトからの相対バイト数で、拡張データext_dataの開始アドレスを示す。なお、フィールドext_data_start_addressは、次に示す32ビットアライメントの条件を満たさなければならない。
data_block_start_address%4=0
フィールドext_data_lengthは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドext_data_start_addressが含まれる拡張データのエントリ(ブロックext_data_entries())に対応する拡張データext_dataのデータ長を示す。データ長は、バイト数で示される。
フィールドnumber_of_ext_data_entriesで示された個数だけ、拡張データのエントリ(ブロックext_data_entry())が記述されると、それぞれ16ビットのデータ長を有し任意のデータ列からなるフィールドpadding_wordが、2フィールドを組として任意の回数L1だけ繰り返される。その後、拡張データの本体が格納されるブロックdata_block()が記述される。ブロックdata_block()は、1以上の拡張データext_dataが格納される。それぞれの拡張データext_dataは、上述したフィールドext_data_start_addressフィールドext_data_lengthに基づき、ブロックdata_block()から取り出される。
図14は、ブロックExtensionData()における各データの参照関係を模式的に示す。フィールドlengthにより、フィールドlength直後の位置からブロックExtensionData()の最後までのデータ長が示される。フィールドdata_block_start_addressにより、ブロックdata_block()の開始位置が示される。フィールドnumber_of_ext_data_entriesで示される個数だけ、ブロックext_data_entryが記述される。最後のブロックext_data_entryからブロックdata_block()の間には、任意の長さでフィールドpadding_wordが置かれる。
ブロックdata_block()内には、ブロックext_data_entry()で示される拡張データext_dataが置かれる。それぞれの拡張データext_dataの位置およびデータ長は、対応するブロックext_data_entry()内のフィールドext_data_start_addressおよびフィールドext_data_lengthにより示される。したがって、ブロックdata_block()内での拡張データext_dataの並び順は、対応するブロックext_data_entry()の並び順と一致していなくてもよい。
このように、拡張データを、拡張データの本体が格納されるブロックdata_block()と、ブロックdata_block()内の拡張データに対するアクセス情報などが格納されるブロックext_data_entry()とによる2層構造とすることで、複数の拡張データを格納することが可能となる。
ブロックdata_block()のより具体的な例を、図15および図16を用いて説明する。ここでは、ディスクがBD−RE規格に対応した記録可能なBlu−ray Discであって、このディスクに対してレコーダでAVストリームを記録する場合について考える。この場合、レコーダ用途に必要な諸情報、例えば、記録装置名、記録に用いるディスク名、記録日時、ライトプロテクト情報などを拡張データとして、ブロックExtensionData()を用いて記述する。これにより、再生専用として定義されたデータ構造に対して、記録装置に対応したデータを付加することができるようになる。
例えば、インデックスファイル"index.bdmv"のブロックExtensionData()に対して、インデックスファイルを拡張する情報を格納する場合について説明する。先ず、上述の図13を参照して、フィールドID1を値"0x1000"、フィールドID2を値"0x0100"とする。なお、これらフィールドID1およびフィールドID2に記述された値は、例えば再生装置側において、予めROM(Read Only Memory)などに記憶されたテーブルが参照されて識別される。
フィールドext_data_start_addressで示されるブロックdata_block()内の位置から始まる領域に対して、図15に一例の構造が示されるように、インデックスファイルを拡張するブロックIndexExtData()を記述する。ブロックIndexExtData()において、フィールドtype_indicatorは、次に続くデータの種類を示す、ISO(International Organization for Standarization)646に規定された符号化方式で符号化した4文字からなる文字列が記述される。この図15の例では、フィールドtype_indicatiorにISO646に既定の方式で符号化された4文字の文字列"IDEX"が記述され、次に続くデータが記録に関する属性情報を記述するデータUIAppInfoRecordingであることが示される。
フィールドtype_indicatorに続けて32ビットのデータ長を有する予約領域と、224ビットのデータ長を有する、将来の使用のための予約領域とが配され、次にデータUIAppInfoRecordingが記述されるブロックUIAppInfoRecording()が置かれる。
図16は、ブロックUIAppInfoRecording()の一例の構造を表すシンタクスを示す。フィールドlengthは、32ビットのデータ長を有し、このフィールドlengthの直後からブロックブロックUIAppInfoRecording()の終わりまでのデータ長をバイト数で示す。フィールドmaker_IDは、16ビットのデータ長を有し、この拡張データを含むデータを最後に記録および/または更新した記録装置の製造者を示す。フィールドmaker_model_codeは、16ビットのデータ長を有し、この拡張データを含むデータを最後に記録および/または更新した記録装置の型番を示す。
1ビットのデータ長のフラグwrite_protect_flagは、この拡張データを含むデータの書き換えの可否を示す。例えばこのフラグwrite_protect_flagが値"1"にセットされていれば、記録装置は、この拡張データを含むデータを書き換えてはいけないとされる。また、値が"0"にセットされていれば、書き換え可とされる。
フィールドref_to_thumbnail_indexは、16ビットのデータ長を有し、この拡張データを含むデータを画像として表す代表画像を指定する。フィールドtime_zoneは、8ビットのデータ長を有し、この拡張データを含むデータが記録された時刻のタイムゾーンを示す。フィールドrecord_time_and_dateは、56ビット(4ビット×14)のデータ長を有し、この拡張データを含むデータが記録された日時および時刻を示す。
7ビットのデータ長の予約領域に続けて、フィールドcharacter_setは、8ビットのデータ長を有し、フィールドnameに格納される文字列のキャラクタセットを示す。フィールドname_lengthは、8ビットのデータ長を有し、次に配置されるフィールドnameにおける、先頭からの有効なデータ長を示す。フィールドnameは、この拡張データを含むデータの名称を示す。例えば、フィールドnameによりディスク名が示される。このフィールドnameは、データ長が(8ビット×255)に固定長とされており、1バイト文字を255文字まで格納可能になっている。このフィールドnameの先頭からフィールドname_lengthで示されるデータ長までの文字列が、有効な文字列とされる。
次に、この発明の実施の一形態による拡張データの一例の作成方法および読み出し方法について説明する。図17は、インデックスファイル"index.bdmv"やプレイリストファイル"xxxxx.mpls"、クリップインフォメーションファイル"zzzzz.clpi"に対して定義された、ブロックExtensionData()にデータを書き込む際の一例の処理を示すフローチャートである。この図17では、ブロックExtensionData()中の(n+1)番目のエントリとして、拡張データを追加し、ブロックExtensionData()を書き換える場合の例である。
先ず、ステップS10で、書き込もうとしている拡張データのデータ長を取得し、フィールドext_data_length[n+1]の値にセットする。なお、「[n+1]」の記述は、(n+1)番目のエントリの番号に対応する。次に、ステップS11で、現在のブロックExtensionData()に列挙されているブロックext_data_entry()のフィールドext_data_lengthおよびフィールドext_data_start_addressの値を調べ、ブロックdata_block()の使用状況を取得する。
そして、次のステップS12で、ブロックdata_block()中に、書き込もうとしている拡張データのデータ長であるフィールドext_data_length[n+1]に示されるデータ長以上の、連続した空き領域があるか否かが判断される。若し、あると判断されれば、処理はステップS14に移行される。
一方、フィールドext_data_length[n+1]に示されるデータ長以上の連続した空き領域が無いと判断されれば、処理はステップS13に移行され、ブロックExtensionData()におけるフィールドlengthの値を大きくし、フィールドext_data_length[n+1]に示されるデータ長以上の連続した空き領域をブロックdata_block()内に作る。空き領域ができたら、処理がステップS14に移行される。
ステップS14では、拡張データを書き込む領域の先頭アドレスを決め、その先頭アドレスの値をフィールドext_data_start_address[n+1]とする。次のステップS15で、フィールドext_data_start_address[n+1]から、上述のステップS10でセットされたフィールドext_data_length[n+1]の長さの拡張データext_data[n+1]を書き込む。
データの書き込みが終了したら、ステップS16で、ブロックext_data_entry()に対して、フィールドext_data_length[n+1]と、フィールドext_data_start_address[n+1]とを追加する。
なお、上述において、書き換えを行うブロックExtensionData()は、すでにディスクなどの記録媒体から読み出されて記録装置のメモリに記憶されているものとする。そのため、ステップS13における、フィールドlengthの値の変更によるブロックExtensionData()の拡大は、システムに任され、システムがメモリアロケーションを適切に行うことでなされる。
図18は、インデックスファイル"index.bdmv"やプレイリストファイル"xxxxx.mpls"、クリップインフォメーションファイル"zzzzz.clpi"に対して定義された、拡張データによるブロックExtensionData()から拡張データを読み出す際の一例の処理を示すフローチャートである。なお、この図18のフローチャートによる処理は、再生専用の記録媒体(例えばBD−ROM)と、記録可能な記録媒体(例えばBD−RE)との両方に適用可能なものである。
先ず、最初のステップS20で、読み込もうとする拡張データが準拠する規格から、フィールドID1の値を取得し、ステップS21で、読み込もうとする拡張データの種別から、フィールドID2の値を取得する。
次のステップS22で、ブロックExtensionData()に列挙されているブロックext_data_entry()を1つずつ順次、読み込む。そして、ステップS23で、読み込んだブロックext_data_entry()に含まれるフィールドID1およびフィールドID2の値が、上述のステップS20およびステップS21で取得したフィールドID1およびフィールドID2の値と一致するか否かが判断される。
一致していないと判断されれば、処理はステップS24に移行され、ブロックExtensionData()内に列挙されるブロックext_data_entry()を全て読み終えたか否かが判断される。全て読み終えたと判断されれば、処理はステップS25に移行され、このブロックExtensionData()には、読み込もうとした拡張データが存在しないとして、一連の処理が終了される。全て読み終えていないと判断されれば、処理はステップS22に戻され、次のブロックext_data_entry()が読み込まれる。
上述のステップS23において、ブロックext_data_entry()に含まれるフィールドID1およびフィールドID2の値が、取得したフィールドID1およびフィールドID2の値と一致していると判断されれば、処理はステップS26に移行される。ここでは、ブロックExtensionData()中の[i]番目のエントリで一致したものとする。
ステップS26では、[i]番目のエントリのブロックext_data_entry()からフィールドext_data_length[i]の値と、フィールドext_data_start_address[i]の値とを読み込む。そして、ステップS27で、ステップS26で読み込んだフィールドext_data_start_address[i]で示されるアドレスから、フィールドext_data_length[i]で示されるデータ長だけ、データを読み出す。
ここで、仮想プレーヤについて、概略的に説明する。上述したようなデータ構造を有するディスクがプレーヤに装填されると、プレーヤは、ディスクから読み出されたムービーオブジェクトなどに記述されたコマンドを、プレーヤ内部のハードウェアを制御するための固有のコマンドに変換する必要がある。プレーヤは、このような変換を行うためのソフトウェアを、プレーヤに内蔵されるROM(Read Only Memory)にあらかじめ記憶している。このソフトウェアは、ディスクとプレーヤを仲介してプレーヤにBD−ROMの規格に従った動作をさせることから、BD仮想プレーヤと称される。
図19は、このBD仮想プレーヤの動作を概略的に示す。図19Aは、ディスクのローディング時の動作の例を示す。ディスクがプレーヤに装填されディスクに対するイニシャルアクセスがなされると(ステップS30)、1のディスクにおいて共有的に用いられる共有パラメータが記憶されるレジスタが初期化される(ステップS31)。そして、次のステップS32で、ムービーオブジェクトなどに記述されたプログラムがディスクから読み込まれて実行される。なお、イニシャルアクセスは、ディスク装填時のように、ディスクの再生が初めて行われることをいう。
図19Bは、プレーヤが停止状態からユーザにより例えばプレイキーが押下され再生が指示された場合の動作の例を示す。最初の停止状態(ステップS40)に対して、ユーザにより、例えばリモートコントロールコマンダなどを用いて再生が指示される(UO:User Operation)。再生が指示されると、先ず、レジスタすなわち共通パラメータが初期化され(ステップS41)、次のステップS42で、ムービーオブジェクト実行フェイズに移行する。
ムービーオブジェクトの実行フェイズにおけるプレイリストの再生について、図20を用いて説明する。UOなどにより、タイトル番号#1のコンテンツを再生開始する指示があった場合について考える。プレーヤは、コンテンツの再生開始指示に応じて、上述した図2に示されるインデックステーブル(Index Table)を参照し、タイトル#1のコンテンツ再生に対応するオブジェクトの番号を取得する。例えばタイトル#1のコンテンツ再生を実現するオブジェクトの番号が#1であったとすると、プレーヤは、ムービーオブジェクト#1の実行を開始する。
この図20の例では、ムービーオブジェクト#1に記述されたプログラムは2行からなり、1行目のコマンドが"Play PlayList(1)"であるとすると、プレーヤは、プレイリスト#1の再生を開始する。プレイリスト#1は、1以上のプレイアイテムから構成され、プレイアイテムが順次再生される。プレイリスト#1中のプレイアイテムの再生が終了すると、ムービーオブジェクト#1の実行に戻り、2行目のコマンドが実行される。図20の例では、2行目のコマンドが"jump TopMenu"であって、このコマンドが実行されインデックステーブルに記述されたトップメニュー(Top Menu)を実現するムービーオブジェクトの実行が開始される。
次に、この発明の実施の一形態を適用可能な記録再生装置について説明する。図21は、この発明の実施の一形態に適用可能な記録再生装置の一例の構成を示す。制御部17は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などからなる。ROMは、CPU上で動作されるプログラムや動作のために必要なデータが予め記憶される。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。CPUは、ROMに記憶されたプログラムやデータを必要に応じて読み出し、RAMをワークメモリに用いながら、この記録再生装置の全体を制御する。上述したBD仮想プレーヤは、例えば予めROMに記憶されたプログラムにより、制御部17により実現される。
この記録再生装置に対して記録のためにビデオデータやオーディオデータなどの各種データを供給する機器(例えばビデオカメラやディジタルテレビ放送を受信可能なチューナ)から出力される、機器特有のデータや記録に関するデータなどがデータ入出力端子28から入力され、制御部17に供給される。
各種のスイッチなどの操作子や、簡易的に表示を行う表示阻止を有する図示されないユーザインタフェースから出力されたデータがデータ入出力端子28から入力される。また、制御部17で生成された表示制御信号がデータ入力出力端子28を介してユーザインターフェイスに供給される。ユーザインターフェイスは、この表示制御信号をテレビジョン受像器などのモニタ装置に供給し、表示させることもできる。
先ず、記録時の動作について説明する。入力端30にビデオ信号が入力される。入力端31にオーディオ信号が入力される。入力されたビデオ信号およびオーディオ信号は、AVエンコーダ23に供給される。ビデオ信号は、ビデオ解析部24にも供給される。AVエンコーダ23は、入力されたビデオ信号およびオーディオデータを、例えばMPEG2方式で符号化し、符号化ビデオストリームV、符号化オーディオストリームAおよびシステム情報Sをそれぞれ出力する。
AVエンコーダ23は、オーディオ信号を、例えばMPEG1オーディオストリームやドルビーAC3オーディオストリームなどの形式に符号化する。システム情報Sは、符号化ピクチャやオーディオフレームのバイトサイズ、ピクチャの符号化タイプといった、ビデオ信号やオーディオ信号の符号化情報や、ビデオおよびオーディオの同期などに関する時間情報からなる。
AVエンコーダ23のこれらの符号化出力は、マルチプレクサ22に供給される。マルチプレクサ22は、供給された符号化ビデオストリームV、符号化オーディオストリームAを、システム情報Sに基づき多重化し、MPEG2トランスポートストリームによる多重化ストリームを出力する。すなわち、符号化ビデオストリームV、符号化オーディオストリームAおよびシステム情報Sは、それぞれトランスポートパケットのペイロードのサイズに分割され、所定のヘッダを付加されて、トランスポートパケット化される。ヘッダには、それぞれのデータ種類などを識別可能なように、PIDが所定に格納される。
マルチプレクサ22から出力された多重化ストリームは、端子50Aが選択されたスイッチ50を介してソースパケッタイザ21および上述した多重化ストリーム解析部25に供給される。ソースパケッタイザ21は、供給された多重化ストリームを、記録媒体のアプリケーションフォーマットに従って符号化する。
ソースパケッタイザ21で符号化されたクリップAVストリームは、ECC(Error Correction Coding)符号化部20でエラー訂正符号化され、変調部19で記録符号に変調され、書き込み部18に供給される。書き込み部18は、制御部17から供給される制御信号の指示に基づき、変調部19で記録符号に変調されたクリップAVストリームを、記録可能な記録媒体10に対して記録する。
この記録再生装置は、クリップAVストリームが多重化されたトランスポートストリームを直接的に入力して、記録媒体に記録することができるようになっている。例えば、ディジタルインターフェイスまたはディジタルテレビジョンチューナから出力される、ディジタルテレビジョン放送などによるトランスポートストリームが入力端子32に対して入力される。
入力されたトランスポートストリームの記録方法としては、トランスペアレントに記録する方法と、記録ビットレートを下げるなどの目的のために再エンコードして記録する方法とが考えられる。この2通りの記録方法のうち何方を用いて記録を行うかを指示は、例えばユーザのユーザインターフェイスに対する操作によりなされ、この操作に応じた制御信号がデータ入力出力端子28を介して制御部17に供給される。制御部17は、この制御信号に基づきこの記録再生装置の各部を制御し、記録方法の制御を行う。
入力トランスポートストリームをトランスペアレントに記録する場合、スイッチ50において端子50Bが選択されると共に、スイッチ51において端子51Aが選択され、入力端32から入力されたトランスポートストリームは、スイッチ51および50を介してソースパケッタイザ21および多重化ストリーム解析部25にそれぞれ供給される。これ以降の処理は、上述した、入力端30および31に入力されたビデオ信号およびオーディオ信号を符号化して記録する場合と同一である。
一方、入力トランスポートストリームを再エンコードして記録する場合、スイッチ51において端子51Bが選択され、入力端32から入力されたトランスポートストリームは、デマルチプレクサ15に供給される。デマルチプレクサ15は、供給されたトランスポートストリームに多重化されている符号化ビデオストリームV、符号化オーディオストリームAおよびシステム情報Sを分離し、符号化ビデオストリームVをAVデコーダ16に供給すると共に、符号化オーディオストリームAおよびシステム情報Sをマルチプレクサ22に供給する。
AVデコーダ16は、デマルチプレクサ15から供給された符号化ビデオストリームVを復号し、復号されたビデオ信号をAVエンコーダ23に供給する。AVエンコーダ23は、供給されたこのビデオ信号を符号化して符号化ビデオストリームVとする。この符号化ビデオストリームVは、マルチプレクサ22に供給される。
マルチプレクサ22は、AVエンコーダ23で符号化され供給された符号化ビデオストリームVと、デマルチプレクサ15で分離された符号化オーディオストリームAとを、同じくデマルチプレクサ15で分離されたシステム情報Sに基づき多重化して多重化ストリームを出力する。これ以降の処理は、上述した、入力端30および31に入力されたビデオ信号およびオーディオ信号を符号化して記録する場合と同一である。
この記録再生装置は、例えばBD−RE規格に準じた記録媒体10に対して上述のようにしてクリップAVストリームファイルを記録すると共に、記録するクリップAVストリームファイルに関連するアプリケーションデータベース情報をさらに記録する。アプリケーションデータベース情報は、ビデオ解析部24からの動画像の特徴情報と、多重化ストリーム解析部25からのクリップAVストリームの特徴情報と、端子28から入力されるユーザの指示情報とに基づき、制御部17により作成される。
ビデオ解析部24から得られる、動画像の特徴情報は、AVエンコーダ23によりビデオ信号を符号化して記録する場合に、この記録再生装置内において生成される情報である。ビデオ解析部24は、入力端30から入力されたビデオ信号または入力端32から入力されたトランスポートストリームからデマルチプレクサ15で分離されAVデコーダ16で復号されたビデオ信号が供給される。ビデオ解析部24は、供給されたビデオ信号の内容を解析し、入力されたビデオ信号中の特徴的なマーク点の画像に関する情報を生成する。例えば、ビデオ解析部24は、入力ビデオ信号中のプログラムの開始点、シーンチェンジ点や、CM(コマーシャル)放映の開始、終了点などの特徴的なマーク点を検出し、検出されたマーク点の画像の指示情報を得る。また、マーク点の画像のサムネイル画像を生成するようにしてもよい。サムネイル画像は、実際の画像データを間引き処理などにより縮小した画像である。また、サムネイル画像のクリップAVストリーム上の位置は、PTSで示すことができる。
これらの画像の指示情報、サムネイル画像およびサムネイル画像の位置情報(例えばPTS)は、制御部17を介してマルチプレクサ22に供給される。マルチプレクサ22は、制御部17から指示されるマーク点の画像を符号化した符号化ピクチャを多重化する際に、当該符号化ピクチャのクリップAVストリーム上でのアドレス情報を制御部17に返す。制御部17は、特徴的な画像の種類と、対応する符号化ピクチャのクリップAVストリーム上でのアドレス情報とを関連付けて、例えばRAMに記憶する。
多重化ストリーム解析部25から得られる、クリップAVストリームの特徴情報は、記録されるクリップAVストリームの符号化情報に関連する情報であり、この動画像記録再生装置内において生成される。例えば、クリップAVストリームについて、エントリポイントのタイムスタンプと対応するアドレス情報とをクリップAVストリームの特徴情報として含む。この他にも、クリップAVストリームについて、STC(System Time Clock)の不連続情報、プログラム内容の変化情報、アライバルタイムと対応するアドレス情報などが、クリップAVストリームの特徴情報として含まれる。
また、多重化ストリーム解析部25は、入力端32から入力されるトランスポートストリームをトランスペアレントに記録する場合、クリップAVストリーム中の特徴的なマーク点画像を検出し、検出された画像の種類とアドレス情報とを生成する。この情報は、クリップインフォメーションファイル中のブロックClipMarkに格納されるデータとなる。このように、多重化ストリーム解析部25により得られたクリップAVストリームの特徴情報は、クリップAVストリームのデータベースであるクリップインフォメーションファイルに格納されることになる。多重化ストリーム解析部25で得られたこれらの情報は、例えば、制御部17のRAMに一旦記憶される。
図示されないユーザインターフェイスに対してなされたユーザの指示情報は、データ入力出力端子28から制御部17に供給される。この指示情報は、例えば、クリップAVストリーム中でユーザが気に入った再生区間の指定情報、当該再生区間の内容を説明するためのキャラクタ文字、ユーザが気に入ったシーンにセットするブックマーク点やリジューム点のクリップAVストリーム中のタイムスタンプなどが含まれる。これらのユーザの指示情報は、一旦、制御部17のRAMに記憶される。これらの指示情報は、記録媒体10上においては、プレイリストが有するデータベースに格納される。
制御部17は、RAM上に記憶された上述した入力情報、すなわち、ビデオ解析部24から得られる動画像の特徴情報、多重化ストリーム解析部25から得られるクリップAVストリームの特徴情報、ならびに、データ入力出力端子28から入力されたユーザ指示情報に基づき、クリップAVストリームのデータベース(クリップインフォメーション)、プレイリストのデータベース(プレイリストファイル)、記録媒体の記録内容に対する管理情報(インデックスファイル)およびサムネイル情報を作成する。
ここで、制御部17は、インデックスファイルを作成する際に、上述した、データ入出力端子28から入力された、機器特有のデータや記録に関する情報に基づき、インデックスファイル、プレイリストファイルおよび/またはクリップインフォメーションファイルを拡張するための拡張データを作成することができる。すなわち、制御部17は、データ入出力端子28から入力されたデータに基づき、拡張データを、図17のフローチャートを用いて説明したような処理によりファイルに埋め込む。
これらのデータベース情報は、制御部17のRAMから読み出され、クリップAVストリームと同様にして、制御部17からECC符号化部20に供給されエラー訂正符号化され、変調部19で記録符号に変調され、書き込み部18に供給される。書き込み部18は、制御部17から供給される制御信号に基づき、記録符号化されたデータベース情報を記録媒体10に記録する。
次に、再生時の動作について説明する。記録媒体10は、記録時の動作で説明したようにして作成された、クリップAVストリームファイルと、プレイリストファイルおよびインデックスファイルからなるアプリケーションデータベース情報とが記録されている。記録媒体10が図示されないドライブ装置に装填されると、先ず、制御部17は、読み出し部11に対して、記録媒体10上に記録されたアプリケーションデータベース情報を読み出すように指示する。読み出し部11は、この指示を受けて、記録媒体10からアプリケーションデータベース情報を読み出す。読み出し部11の出力は、復調部12に供給する。
復調部12は、読み出し部11の出力を復調し、記録符号を復号してディジタルデータとする。復調部12の出力は、ECC復号部13に供給され、エラー訂正符号が復号されエラー訂正処理が行われる。エラー訂正処理されたアプリケーションデータベース情報は、制御部17に供給される。
制御部17は、アプリケーションデータベース情報に基づいて、記録媒体10に記録されているプレイリストの一覧を、ユーザインターフェイス入力出力端子28を介してユーザインターフェイスに出力する。このプレイリストの一覧は、例えばユーザインターフェイスに設けられた表示部に所定に表示される。ユーザにより、このプレイリストの一覧から再生したいプレイリストが選択され、選択したプレイリストを再生するような操作がユーザインターフェイスに対してなされる。この操作に応じた制御信号がユーザインターフェイスから出力され、端子28を介して制御部17に供給される。
制御部17は、この制御信号に応じて、選択されたプレイリストの再生に必要なクリップAVストリームファイルの読み出しを、読み出し部11に指示する。読み出し部11は、この指示に従い、記録媒体10からクリップAVストリームファイルを読み出す。読み出し部11の出力は、復調部12に供給される。復調部12は、供給された信号を復調し、記録符号を復号してディジタルデータとして出力し、ECC復号部13に供給する。ECC復号部13は、供給されたディジタルデータのエラー訂正符号を復号し、エラー訂正を行う。エラー訂正されたクリップAVストリームファイルは、制御部17により提供される図示されないファイルシステム部の処理を受け、ソースデパケッタイザ14に供給される。
ソースデパケッタイザ14は、制御部17の制御に基づき、記録媒体10におけるアプリケーションフォーマットで記録されていたクリップAVストリームファイルを、デマルチプレクサ15に入力できる形式のストリームに変換する。例えば、ソースデパケッタイザ14は、記録媒体10から再生されたMPEG2トランスポートストリームをソースパケット単位に分解し、ソースパケットからヘッダを取り除きトランスポートパケット化する。このトランスポートパケット化されたクリップAVストリームを、デマルチプレクサ15に供給する。
デマルチプレクサ15は、制御部17の制御に基づき、ソースデパケッタイザ14から供給されたクリップAVストリームの、制御部17により指定された再生区間(PlayItem)を構成するビデオストリームV、オーディオストリームAおよびシステム情報Sを出力し、AVデコーダ16に供給する。例えば、デマルチプレクサ15は、供給されたトランスポートパケットをPIDに基づき選別し、選別されたそれぞれについて、トランスポートパケットヘッダを取り除いて出力する。AVデコーダ16は、供給されたビデオストリームVおよびオーディオストリームAを復号し、復号された再生ビデオ信号および再生オーディオ信号をビデオ出力端26およびオーディオ出力端27にそれぞれ導出する。
なお、制御部17は、インデックスファイルやクリップAVストリームファイル、プレイリストファイルに拡張データが含まれている場合、図18のフローチャートを用いて説明した処理に従いファイルに埋め込まれた拡張データを取得する。制御部17は、取得された拡張データに応じて所定の処理を行うことができる。上述の図16の拡張データの例では、記録媒体10に記録されたデータの書き換えの可否や、サムネイル画像の表示制御、記録データの記録日時表示制御などが考えられる。
上述では、記録媒体10がBD−RE規格に準じた記録可能なディスクであるとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、再生部側の処理に限っていえば、記録媒体10は、BD−ROM規格に準じた、再生専用のディスクであってもよい。記録媒体10として再生専用の記録媒体を用いる場合でも、再生部側の動作は、上述と同一である。勿論、記録部側の動作は、行えないようにされる。また、再生専用の記録媒体を用いる場合において、上述の図16の構成を、記録部側の構成を省略した再生装置とすることもできる。さらに、上述の図16の構成を、再生部側の構成を省略した記録装置とすることもできる。
なお、上述では、図16に示す動画像記録再生装置がハードウェア的に構成されるように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、動画像記録再生装置は、実際に記録媒体10が装填されるドライブ部などの機構部分以外の部分を、ソフトウェアとして構成することも可能である。この場合、ソフトウェアは、例えば制御部17が有するROMに予め記憶される。これに限らず、動画像記録再生装置を、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置上に構成することも可能である。この場合には、動画像記録再生装置をコンピュータ装置に実行させるソフトウェアは、CD−ROMやDVD−ROMといった記録媒体に記録されて提供される。コンピュータ装置がネットワーク接続可能な場合、インターネットなどのネットワークを介して当該ソフトウェアを提供することも可能である。
BD−ROMのデータモデルを概略的に示す略線図である。 インデックステーブルを説明するための略線図である。 クリップAVストリーム、クリップ情報、クリップ、プレイアイテムおよびプレイリストの関係を示すUML図である。 複数のプレイリストから同一のクリップを参照する方法を説明するための略線図である。 サブパスについて説明するための略線図である。 記録媒体に記録されるファイルの管理構造を説明するための略線図である。 このファイル"index.bdmv"の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ブロックindexes()の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ムービープレイリストファイル"xxxxx.mpls"の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ブロックPlayList()の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ブロックPlayItem()の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 クリップインフォメーションファイルの一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ブロックExtensionData()の一例の構造を表すシンタクスを示す略線図である。 ブロックExtensionData()における各データの参照関係を模式的に示す略線図である。 ブロックdata_block()をより具体的に説明するための略線図である。 ブロックdata_block()をより具体的に説明するための略線図である。 拡張データによるブロックExtensionData()にデータを書き込む際の一例の処理を示すフローチャートである。 拡張データによるブロックExtensionData()から拡張データを読み出す際の一例の処理を示すフローチャートである。 BD仮想プレーヤの動作を概略的に示すフローチャートである。 BD仮想プレーヤの動作を概略的に示すフローチャートである。 この発明の実施の一形態に適用可能な記録再生装置の一例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 記録媒体
11 読み出し部
17 制御部
18 書き込み部
28 データ入出力端子

Claims (19)

  1. 少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを含むデータ構造において、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報と
    を有し、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、
    上記拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含む
    ことを特徴とするデータ構造。
  2. 請求項1に記載のデータ構造において、
    上記主識別情報は、上記拡張データを規定した団体あるいは組織を表す
    ことを特徴とするデータ構造。
  3. 請求項2に記載のデータ構造において、
    上記副識別情報は、上記主識別情報に示される上記団体あるいは組織、または、上記団体あるいは組織に許可された者によって規定される
    ことを特徴とするデータ構造。
  4. 請求項1に記載のデータ構造において、
    上記副識別情報は、上記拡張データが用いられる用途を示す
    ことを特徴とするデータ構造。
  5. 請求項1に記載のデータ構造において、
    上記拡張データは、
    複数の拡張データ本体を格納可能なデータブロックと、
    該データブロックに格納される該拡張データ本体を取得するための情報を含むデータエントリと
    を有し、
    上記データエントリは、上記データブロックに格納される上記拡張データ本体のそれぞれについて、上記主識別情報と、上記副識別情報と、該拡張データ本体の位置を示す位置情報と、該拡張データ本体のデータ長を示す情報とを有する
    ことを特徴とするデータ構造。
  6. 記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録装置において、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトに呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報と
    を記録媒体に記録する記録部を有し、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、
    上記拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含む
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6に記載の記録装置において、
    上記主識別情報は、上記拡張データを規定した団体あるいは組織を表す
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、
    上記副識別情報は、上記主識別情報に示される上記団体あるいは組織、または、上記団体あるいは組織に許可された者によって規定される
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項6に記載の記録装置において、
    上記副識別情報は、上記拡張データが用いられる用途を示す
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項6に記載の記録装置において、
    上記拡張データは、
    複数の拡張データ本体を格納可能なデータブロックと、
    上記主識別情報と、上記副識別情報と、該拡張データ本体の位置を示す位置情報と、該拡張データ本体のデータ長を示す情報を、該データブロックに格納される上記拡張データ本体のそれぞれについて持つデータエントリと
    を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録方法において、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報と
    を記録媒体に記録する記録のステップを有し、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、
    上記拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含む
    ことを特徴とする記録方法。
  12. 記録媒体に対して、少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とを記録する記録方法をコンピュータ装置に実行させる記録プログラムにおいて、
    上記記録方法は、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報と
    を記録媒体に記録する記録のステップを有し、
    上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、
    上記拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含む
    ことを特徴とする記録プログラム。
  13. 少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生装置において、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生部と、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、該拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、上記再生部で再生された上記データから上記拡張データを抽出する拡張データ抽出部と
    を有する
    ことを特徴とする再生装置。
  14. 請求項13に記載の再生装置において、
    上記主識別情報は、上記拡張データを規定した団体あるいは組織を表す
    ことを特徴とする再生装置。
  15. 請求項14に記載の再生装置において、
    上記副識別情報は、上記主識別情報に示される上記団体あるいは組織、または、上記団体あるいは組織に許可された者によって規定される
    ことを特徴とする再生装置。
  16. 請求項13に記載の再生装置において、
    上記副識別情報は、上記拡張データが用いられる用途を示す
    ことを特徴とする再生装置。
  17. 請求項13に記載の再生装置において、
    上記拡張データは、
    複数の拡張データ本体を格納可能なデータブロックと、
    上記主識別情報と、上記副識別情報と、該拡張データ本体の位置を示す位置情報と、該拡張データ本体のデータ長を示す情報を、該データブロックに格納される上記拡張データ本体のそれぞれについて持つデータエントリと
    を備え、
    上記拡張データ抽出部は、上記データエントリに基づき上記データブロックに格納される上記拡張データ本体を選択的に抽出する
    ことを特徴とする再生装置。
  18. 少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生方法において、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生のステップと、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、該拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、上記再生のステップにより再生された上記データから上記拡張データを抽出する拡張データ抽出のステップと
    を有する
    ことを特徴とする再生方法。
  19. 少なくともコンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を制御するための再生制御情報とが記録された記録媒体を再生する再生方法をコンピュータ装置に実行させる再生プログラムにおいて、
    上記再生方法は、
    コンテンツデータの再生を管理するインデックステーブルと、
    上記インデックステーブルに呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの再生方法を示すオブジェクトと、
    上記オブジェクトから呼び出されるプレイリストと、
    上記プレイリストに基づき呼び出される、少なくとも上記コンテンツデータの属性情報を示すクリップ情報とが記録された記録媒体からデータを再生する再生のステップと、
    少なくとも上記インデックステーブル、上記プレイリストおよび上記クリップ情報のそれぞれは、拡張データを保持できる構成とされ、該拡張データは、該拡張データを特定する識別情報として主識別情報と副識別情報とを含み、上記再生のステップにより再生された上記データから上記拡張データを抽出する拡張データ抽出のステップと
    を有する
    ことを特徴とする再生プログラム。
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