JP2007179375A - データ改竄防止方法及びデータ改竄防止システム - Google Patents

データ改竄防止方法及びデータ改竄防止システム Download PDF

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Abstract

【課題】生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータの改竄を防止し、正確な生産物の履歴情報を得ることができるデータ改竄防止システムを提供する。
【解決手段】データ改竄防止システムは、生産物100に取り付けられたRFIDタグ1と、i番目の工程に対応するi番目の読取書込装置2iとを備える。i番目の読取書込装置2iが、RFIDタグ1の記憶領域において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域をi番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域をi番目の工程におけるデータの書き込みが可能な現在データ領域(Ri)とする。現在データ領域に、基本情報、履歴情報及び違法コピー防止情報からなるi番目の工程におけるユーザデータを、固有の暗号キー30iを用いて暗号化して書き込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ改竄防止方法及びデータ改竄防止システムに関し、特に、生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータの改竄を防止し、正確な生産物の履歴情報を得ることができるデータ改竄防止方法及びデータ改竄防止システムに関する。
RFID(radio-frequency identification)タグ又はICタグの小型化と低価格化が進んで、種々の分野への適用が広がっている。例えば、RFIDタグは、生産物それ自体又はその包装や容器等に取り付けられ、これに当該生産物についての種々の情報を格納することにより、当該生産物の履歴の管理等に用いられる。
例えば、再生可能な生産物に固着されたRFIDタグに、当該生産物の流通に伴って生じる履歴データを記録して、当該再生可能な生産物についての流通を管理することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−228026号公報
前述のように、RFIDタグに当該生産物の履歴データを記録する場合、生産物が各工程を通過する毎に、そのデータを改竄する機会 (可能性)が生じてしまう。このため、結果として、RFIDタグに格納されたデータの改竄を防止することができない。
このように、RFIDタグに格納されたデータの改竄防止は、オペレータの善意に依存しているため、悪意のある者には有効に対抗することができない。即ち、生産物のトレーサビリィティを完全に補償したものとは言えない。これに対して、本発明者の検討によれば、RFIDタグに格納されたデータのデータ構造として、当該生産物とデータとをより密接に管理することが可能な新たなデータ構造を採用すること等により、比較的に簡易な手段で、データの改竄を有効に防止することができることが判った。
本発明は、生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータの改竄を防止し、正確な生産物の履歴情報を得ることができるデータ改竄防止方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータの改竄を防止し、正確な生産物の履歴情報を得ることができるデータ改竄防止システムを提供することを目的とする。
本発明のデータ改竄防止方法は、少なくともi(iは正整数)番目の工程及びこれに続く(i+1)番目の工程を流通する生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータのデータ改竄防止方法である。即ち、前記i番目及び(i+1)番目の工程に、各々、相互に異なるi番目及び(i+1)番目の読取書込装置を対応させる。前記i番目の工程において、前記i番目の読取書込装置が、前記RFIDタグの記憶領域において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域を前記i番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域を前記i番目の工程におけるデータの書き込みが可能な現在データ領域とし、前記現在データ領域に、前記i番目の工程における前記生産物の基本的な情報からなる基本情報、前記生産物の履歴からなる履歴情報、及び、当該生産物の違法なコピーを防止する違法コピー防止情報からなる前記i番目の工程におけるユーザデータを書き込む。前記(i+1)番目の工程において、前記(i+1)番目の読取書込装置が、前記i番目の工程における前記過去データ領域と現在データ領域とを前記(i+1)番目の工程における新たな過去データ領域とし、前記新たな過去データ領域以外の領域を前記(i+1)番目の工程における新たな現在データ領域として、前記(i+1)番目の工程におけるユーザデータの書き込みを繰り返す。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止方法において、前記ユーザデータが、更に、前記生産物を製造加工するための指示からなる製造指示情報を含む。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止方法において、前記違法コピー防止情報が、前記生産物を分割した値からなり、前記過去データ領域の中の最初の領域において書き込まれた前記違法コピー防止情報が、前記生産物を分割可能な最大値からなり、前記読取書込装置が、前記過去データ領域において書き込まれた1又は複数の前記違法コピー防止情報の和と、現在データ領域において書き込まれた前記違法コピー防止情報との和を、前記最大値に等しくする。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止方法において、前記i番目及び(i+1)番目の読取書込装置が、各々、固有の暗号キーを用いて、前記基本情報、履歴情報、違法コピー防止情報からなる前記i番目及び(i+1)番目の工程におけるユーザデータを暗号化して書き込む。
本発明のデータ改竄防止システムは、少なくともi番目の工程を流通する生産物に取り付けられたRFIDタグと、前記i番目の工程に対応するi番目の読取書込装置とを備える。前記i番目の読取書込装置が、前記i番目の工程において、前記RFIDタグの記憶領域において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域を前記i番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域を前記i番目の工程におけるデータの書き込みが可能な現在データ領域とし、前記現在データ領域に、前記i番目の工程における前記生産物の基本的な情報からなる基本情報、前記生産物の履歴からなる履歴情報、及び、当該生産物の違法なコピーを防止する違法コピー防止情報からなる前記i番目の工程におけるユーザデータを、固有の暗号キーを用いて暗号化して書き込む。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止システムにおいて、当該データ改竄防止システムが、更に、前記i番目の工程に対応する1又は複数のi番目の携帯端末を備える。前記i番目の携帯端末が、各々、前記RFIDタグから前記固有の暗号キーを用いて暗号化して書き込まれた前記i番目の工程におけるユーザデータを読み出し、これを解読して、前記i番目の工程におけるユーザデータを参照する。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止システムにおいて、当該データ改竄防止システムが、更に、前記(i+1)番目の読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムを備える。前記レジスタシステムが、前記(i+1)番目の工程におけるユーザデータとして、前記生産物の販売情報を書き込む。
好ましくは、本発明のデータ改竄防止システムにおいて、当該データ改竄防止システムが、更に、前記(i+1)番目の読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムと、前記レジスタシステムを通過後に通過するように設けられ、前記RFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去する消去装置とを備える。前記レジスタシステムが、前記(i+1)番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域のデータを読み取って、これを用いて精算した後、前記消去装置が前記RFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去する。
本発明のデータ改竄防止方法によれば、各々の工程において、当該工程に対応する読取書込装置が、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域をデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域をデータの書き込みが可能な現在データ領域として、これに加えて、現在データ領域に違法コピー防止情報を含むユーザデータを書き込む。このように、当該生産物とデータとをより密接に管理することが可能な新たなデータ構造を採用することにより、工程が異なると読取書込装置が異なることになり、その結果として、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域は、データの読み取りのみが可能な領域(過去データ領域)とされる。これにより、生産物が各工程を通過する際にデータを改竄する機会を無くすことができる。従って、オペレータの意識に拘らず、RFIDタグに格納されたデータの改竄を有効に防止することができる。
また、本発明のデータ改竄防止方法によれば、ユーザデータが生産物を製造加工するための指示からなる製造指示情報を含む。後の工程において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域(過去データ領域)の読取は可能であるので、製造指示情報により、前の工程から後の工程に指示 (連絡)すべき情報を確実に後の工程に知らせることができる。
また、本発明のデータ改竄防止方法によれば、過去データ領域の中の最初の領域において書き込まれた違法コピー防止情報が生産物を分割可能な最大値からなり、過去データ領域において書き込まれた1又は複数の違法コピー防止情報の和と、現在データ領域において書き込まれた違法コピー防止情報との和を、最大値に等しくする。これにより、RFIDタグに格納されたデータを当該最大値以上に改竄することができないようにし、この結果、生産物を当該最大値以上には分割できなくすることができる。
また、本発明のデータ改竄防止方法によれば、i番目及び(i+1)番目の読取書込装置が、各々、固有の暗号キーを用いて、i番目及び(i+1)番目の工程におけるユーザデータを暗号化して書き込む。これにより、RFIDタグの記憶領域をデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とデータの書き込みが可能な現在データ領域とに分離すること、及び、現在データ領域に違法コピー防止情報を書き込むことに加えて、各工程に固有の暗号キーを用いることにより、一層有効にデータの改竄を防止することができる。
本発明のデータ改竄防止システムによれば、i番目の工程に対応するi番目の読取書込装置が、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域をデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域をデータの書き込みが可能な現在データ領域とし、現在データ領域に違法コピー防止情報を含むユーザデータを、固有の暗号キーを用いて暗号化して書き込む。これにより、前述のように、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域は、データの読み取りのみが可能な領域とされるので、生産物が各工程を通過する際にデータを改竄する機会を無くし、RFIDタグに格納されたデータの改竄を有効に防止することができる。
また、本発明のデータ改竄防止システムは、更に、i番目の工程に対応するi番目の携帯端末を備える。i番目の携帯端末は、固有の暗号キーを用いて、i番目の工程におけるユーザデータを読み出して解読し、i番目の工程におけるユーザデータを参照する。これにより、RFIDタグの読取機能 (リーダ)を備える携帯端末から、何らの制限もなく、ユーザデータを参照することができる。例えば、商店の店頭において、最終消費者が、当該携帯端末を用いて、購入しようとしている商品の履歴情報を参照することができる。
また、本発明のデータ改竄防止システムは、更に、読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムを備える。レジスタシステムは、(i+1)番目の工程におけるユーザデータとして生産物の販売情報を書き込む。これにより、例えば最終消費者への販売価格をユーザデータとしてRFIDタグに書き込むことができ、その後いつでも、例えば中古品の売買等において、最終消費者への販売価格を知ることができる。
また、本発明のデータ改竄防止システムは、更に、(i+1)番目の読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムと、レジスタシステムを通過後に通過するように設けられた消去装置とを備える。レジスタシステムが精算した後、消去装置がRFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去する。これにより、例えば最終消費者への販売の後、RFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去して、情報の不必要な漏洩を防止することができ、この結果、RFIDタグの回収の手間を不要にすることができる。
図1は、本発明のデータ改竄防止方法を実現する本発明のデータ改竄防止システムの構成を示す。図2は、本発明のデータ改竄防止方法の説明図である。
データ改竄防止システムは、図1に示すように、生産物100に取り付けられたRFIDタグ1と、RFIDタグ1の読取書込装置(リーダライタ)2とを備える。生産物100は、少なくともi番目の工程を流通する。i番目の工程は、例えば現在の工程である。i番目の工程は、後述するように、固有の暗号キー30iを用いる。
ここで、iは、正の整数であり、1〜nの値を取るものとする。即ち、i=1の場合には当該工程は最初の工程を表し、i=nの場合には当該工程は最終の工程を表すものとする。i番目の工程に対応する読取書込装置2を、符号iを付加して、読取書込装置2iと表すこととする。他の装置又は部分についても同様とする。
工程とは、RFIDタグ1が取り付けられる生産物100の流通における各段階を言う。例えば、生産、加工、卸売り、小売等である。また、卸売りを1次卸、2次卸のように分割しても差し支えない。即ち、システムの管理者及び/又はユーザは、工程について自由に定義することができる。また、工程は、層、階層、過程等と言い換えることができる。
従って、生産物100は、実際には、少なくともi番目の工程及びこれに続く(i+1)番目の工程を含む複数の工程(1番目〜n番目の工程)を流通する。例えば、i番目及び(i+1)番目の工程を含む複数の工程に、各々、i番目及び(i+1)番目の読取書込装置2i及び2(i+1)を含む複数の読取書込装置2を対応させる。複数の読取書込装置2は、各々、相互に異なる装置とされる。
即ち、複数の読取書込装置2は、後述するように、相互に異なる暗号キー30を用いて、所定の情報についての暗号化を行う。換言すれば、異なる暗号キー30を用いる場合、工程が異なると言うことができる。複数の読取書込装置2は、相互に異なる暗号キー30を用いる以外は、同一の装置であるので、以下においては、主として、i番目の読取書込装置2について説明する。
1番目の読取書込装置21は、自己の対応する工程、即ち、1番目の工程(i=1)において、RFIDタグ1について以下の処理を行う。RFIDタグ1には、図2(A)に示すように、何も書き込まれていない(又は、(例えば先頭に)タグIDが書き込まれていても良い)。読取書込装置21は、図2(B)に示すように、RFIDタグ1の先頭に暗号IDを書き込む。暗号IDが書き込まれていない残りの領域が、当該RFIDタグ1の記憶領域であり、また、読取書込装置21における現在データ領域Ri(i=1であるので、R1)である。
i番目の読取書込装置2iは、自己の対応する工程、即ち、i番目の工程において、RFIDタグ1について以下の処理を行う。即ち、i番目の読取書込装置2iは、RFIDタグ1の記憶領域において、図2(D)に示すように、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域R1〜R(i−1)を過去データ領域とし、これ以外の領域Riを現在データ領域とする。過去データ領域R1〜R(i−1)は、i番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な領域である。現在データ領域Riは、i番目の工程におけるデータの書き込みが可能な領域である。なお、図2(C)は、2番目の工程(i=2)において、1番目の工程の現在データ領域R1を、2番目の工程における過去データ領域R1とした状態を示す(当該現在データ領域はR2である)。
換言すれば、本発明において、i番目の読取書込装置2iは、RFIDタグ1の記憶領域において、過去データ領域R1〜R(i−1)についてはデータを上書きする機能を持たず、かつ、データを読み出す機能のみを持ち、現在データ領域Riについてはデータを書き込む機能を持つ。
この例では、過去データ領域R1〜R(i−1)はRFIDタグ1の記憶領域の先頭の側とされ、過去データ領域R1、R2、・・・R(i−2)、R(i−1)の順に格納される。現在データ領域Riは過去データ領域R(i−1)に続く領域であって、RFIDタグ1の記憶領域の最後までの領域とされる。現在データ領域Riの全てにデータを書き込む必要は無い。過去データ領域R1〜R(i−1)の各々の大きさ(長さ)は可変長とされる。従って、現在データ領域Riも可変長とされる。
i番目の読取書込装置2iは、現在データ領域Riに、i番目の工程におけるユーザデータUiを、固有の暗号キー30iを用いて暗号化して書き込む。ユーザデータUiは、図2(D)に示すように、その先頭にタグ「<」及び「>」で囲まれた文字「始」が挿入され、その最後尾にタグ「<」及び「>」で囲まれた文字「終」が挿入される。<始>は、データの先頭を示す特殊な制御情報であり、これにより当該ユーザデータUiの開始(先頭)を示す。<終>は、データの最後尾を示す特殊な制御情報であり、これにより当該ユーザデータUiの終了(最後尾)を示す。なお、当該制御情報としては種々のものを用いることができる。
i番目の工程における(実際の)ユーザデータUiは、図2(D)に示すように、基本情報、履歴情報及び違法コピー防止情報からなる。この例では、これらの情報の大きさは、各々、可変長とされ、これらの情報は、現在データ領域Riの先頭からこの順に書き込まれる。
基本情報は、例えばi番目の工程における生産物100の基本的な情報(各々の工程に共通の情報)からなる。具体的には、生産物100の名前、製品名、生産者、形式、型番、生産地等の情報からなる。これにより、ユーザは基本情報をいつでも知ることができる。履歴情報は、例えば生産物100の履歴を示す情報(各々の工程に固有の情報)からなる。具体的には、生産物100の加工者、資格、加工地、流通経路、販路等の情報からなる。これにより、ユーザは履歴情報をいつでも知ることができる。違法コピー防止情報は、例えば当該生産物100の違法なコピーを防止する情報からなる。具体的には、生産物100の生産数量、ロット数等からなる。これにより、ユーザデータU(即ち、RFIDタグ1)の違法なコピーを防止することにより、生産物100の違法なコピーを防止することができる。
なお、ユーザデータUが、図2(D)に点線で示すように、更に、製造指示情報を含むようにしても良い。製造指示情報は、例えば生産物100を製造加工するための指示からなる。これにより、i番目の工程ユーザは、(i+1)番目の工程のユーザに生産物100を製造加工するための指示を与えることができる。
i番目の工程が実際の工程における最初の工程(例えば、生産工程)である場合、それ以前の工程が存在しない。即ち、RFIDタグ1の記憶領域において、過去データ領域R1〜R(i−1)が存在しない。従って、この場合、RFIDタグ1の記憶領域の全体が現在データ領域Riとされ、当該最初の工程におけるユーザデータUiの書き込みが可能とされる。
以上の処理が、i番目の工程以外においても同様に実行される。連続する2つの工程の間における関係を明確にするために、(i+1)番目の工程について説明する。即ち、(i+1)番目の工程において、(i+1)番目の読取書込装置2(i+1)は、i番目の工程における過去データ領域R1〜R(i−1)と現在データ領域Riとを(i+1)番目の工程における新たな過去データ領域とする。その上で、(i+1)番目の読取書込装置2(i+1)は、新たな過去データ領域以外の領域を(i+1)番目の工程における新たな現在データ領域R(i+1)として、(i+1)番目の工程におけるユーザデータの書き込みを実行する。
以上の結果、i番目及び(i+1)番目の読取書込装置2i及び2(i+1)が、各々、固有の暗号キー(30i及び30(i+1))を用いて、i番目及び(i+1)番目の工程におけるユーザデータUi及びU(i+1)を暗号化して書き込んだことになる。これにより、各々の工程のユーザは、その履歴情報を格納して、それ以降の工程のユーザに送ることができる。各々の工程のユーザがそれ以降の工程のユーザにRFIDタグ1を渡す毎に、過去データ領域R(i−1)と現在データ領域Riの生成(認識)が繰り返される。
図3は本発明のデータ改竄防止システムにおけるRFIDタグ1の読取書込装置2の具体的な構成の一例を示す。
(i番目の)読取書込装置2は、制御部21、表示部22、入力部23、読取書込部24、記憶部25、生成部26、圧縮解凍部27、暗号復号部28を備える。暗号復号部28は暗号キーテーブル29を備える。i番目の読取書込装置2iの用いる固有の暗号キーを、暗号キー30iと言うこととする。
制御部21は、ユーザの指示入力に従って読取書込装置2の全体を制御する。表示部22は、入力部23からのユーザの入力、RFIDタグ1の過去データ領域R1〜R(i−1)から読み取られたユーザデータU1〜U(i−1)、RFIDタグ1の現在データ領域Riに書き込む(即ち、入力部23から入力された)ユーザデータUiを表示する。入力部23は、読取書込装置2のユーザの入力に従って、読み取りや書込み等の指示入力や、現在データ領域Riに書き込むべきユーザデータUiを制御部21に入力する。
読取書込部24は、制御部21からの依頼に応じて、RFIDタグ1の過去データ領域R1〜R(i−1)からユーザデータU1〜U(i−1)を読み取り、RFIDタグ1の現在データ領域RiにユーザデータUiを書き込む。記憶部25は、RFIDタグ1の過去データ領域R1〜R(i−1)から読み取られたユーザデータU1〜U(i−1)を格納する。
生成部26は、例えば直前の過去データ領域R(i−1)から読み取られた(即ち、(i−1)番目の工程における)ユーザデータU(i−1)に含まれる違法コピー防止情報を用いて、現在データ領域Riに書き込むべき(即ち、i番目の工程における)違法コピー防止情報を生成する。なお、違法コピー情報は、直前のユーザデータU(i−1)に含まれる違法コピー防止情報以外の違法コピー防止情報をも用いて生成するようにしても良い。圧縮解凍部27は、制御部21からの依頼に応じて、RFIDタグ1の現在データ領域Riに書き込むべきユーザデータUiを周知の圧縮方法によりデータ圧縮する。暗号復号部28は、圧縮解凍部27(又は、制御部21)からの依頼に応じて、暗号キーテーブル29に格納されたいずれかの暗号キーを固有の暗号キー30iとして用いて、圧縮解凍部27により圧縮されたユーザデータUiを周知の暗号化方法により暗号化する。
図4は本発明のデータ改竄防止システムにおける読取書込装置2の備える暗号キーテーブル29についてを示す。
暗号キーテーブル29は、図4(A)に示すように、暗号ID毎に、複数の(1〜n個の)暗号キー(暗号キーの組)を格納する。複数の暗号キーXXX・・・、YYY・・・等は、各々、予め定められている。暗号IDは、例えばRFIDタグ1の先頭に、暗号化されることなく格納される。これにより、そのRFIDタグ1の使用する暗号キーの組(即ち、暗号キーテーブル29)が予め定められる。暗号キーテーブル29は、そのRFIDタグ1の流通する(使用する)工程の各々に予め配布され、その読取書込装置2に格納される。この時点では、i番目の読取書込装置2iが暗号キーテーブル29の中のどの暗号キーを使用するかは(即ち、固有の暗号キー30i)定まっていない。
そのRFIDタグ1が取り付けられた生産物100が流通して、読取書込装置2iが対応するi番目の工程に来ると、読取書込装置2iは、そのRFIDタグ1から読み出された暗号IDに応じて、当該RFIDタグ1の読み取りや書込みに使用する暗号キーテーブル29を特定する。そして、読取書込装置2iは、特定した暗号キーテーブル29の全ての暗号キーを順に用いて、当該RFIDタグ1の記憶領域に書き込まれたユーザデータU1〜U(i−1)の読み取りを行い、この結果に応じて、暗号キーを処理する。
即ち、ユーザデータU1〜U(i−1)の読み取りに使用することができた暗号キーは、それ以前の(i−1)番目までの工程のいずれかの工程において既に使用されたものである。そこで、読取書込装置2iは、当該ユーザデータUを保存した上で、当該暗号キーを暗号キーテーブル29から削除する。例えば、暗号ID=1の暗号キーXXX・・・を消去するか、又は、図4(B)に示すように、全て「0」(オール0)で上書きする。又は、全て「1」(オール1)で上書きするようにしても良い。
これにより、(i−1)番目までの工程においてRFIDタグ1の過去データ領域R1〜R(i−1)に書き込まれたユーザデータU1〜U(i−1)は、読み取ることができる。また、当該読み取りの後は、当該暗号キーが削除されるので、(i−1)番目までの工程においてRFIDタグ1に書き込まれたユーザデータU1〜U(i−1)を、当該i番目の工程(の読取書込装置2i)において、偽造のために書き換えることはできない。即ち、暗号キーを用いた読み出し処理と当該読み出しに用いた暗号キーの削除処理とを一体不可分の処理とすることにより、当該読み出したデータの書き換えを不可能としている。
一方、ユーザデータUの読み取りに使用することができなかった暗号キーは、それ以前の(i−1)番目までの工程において使用されなかったものである。そこで、読取書込装置2iは、図4(B)に示すように、当該使用されなかった暗号キーの中から任意の暗号キーをランダムに選択して、これを当該i番目の工程に固有の暗号キー30iとして決定し(用いて)、当該i番目の工程において書き込むべきユーザデータUiを暗号化して、RFIDタグ1の現在データ領域Riに書き込む。例えば、適切な大きさの乱数を発生させて、当該乱数を用いて暗号キーテーブル29に残る当該使用されなかった暗号キーを先頭から順にカウントすれば良い。これにより、当該i番目の工程において固有の暗号キー30iを用いて、ユーザデータUiをRFIDタグ1に書き込むことができる。
なお、当該工程が1番目の工程である場合、ユーザデータUが読み取れないので、いずれの暗号キーも使用されなかった状態となる。従って、RFIDタグ1の記憶領域全てが現在データ領域Riとなり、暗号キーテーブル29の全ての暗号キーの中から固有の暗号キーを選択することになる。
図5は、本発明のデータ改竄防止処理フローであり、本発明のデータ改竄防止システムが実行するデータ改竄防止処理を示す。
オペレータが、生産物100に取り付けられたRFIDタグ1をi番目の読取書込装置2i(の読取書込部24)に近づけた状態で、入力部23から読み取りを指示する(ステップS11)。これに応じて、制御部21が読取書込部24に読み取りを依頼すると、読取書込部24が、RFIDタグ1の記憶領域の過去データ領域R1〜R(i−1)の内容を読み取り、その内容(読取データとも言う)を制御部21に送り、制御部21はこれを記憶部25の当該情報を格納するための所定の領域に格納する(ステップS12)。この読み取りにおいて、暗号キーテーブル29の暗号キーが用いられる。制御部21は、当該読み取った過去データ領域R1〜R(i−1)の内容を表示部22に表示する(ステップS13)。当該内容は、違法コピー防止情報Aとして、例えばA=100 (個)を含む。
これを見たオペレータが入力部23からデータを入力する(ステップS14)。この時、当該入力データは、例えば生産物100をA1=60(個)及びA2=40(個)に分けて販売するという事実に基づいて、これを違法コピー防止情報として含む。この入力に応じて、制御部21が、生成部26にユーザデータUiの生成を依頼すると、生成部26が前記入力データを用いてユーザデータUiを生成して、表示部22に表示し、記憶部25の当該情報を格納するための所定の領域に格納する(ステップS15)。
この後、制御部21が、記憶部25に格納されたユーザデータUiの圧縮を圧縮解凍部27に依頼すると、圧縮解凍部27が、当該ユーザデータUiを圧縮し、更に、圧縮解凍部27が当該圧縮したユーザデータUiの暗号化を暗号復号部28に依頼する。これに応じて、暗号復号部28が、暗号キーテーブル29に格納されたいずれかの暗号キーを固有の暗号キー30iとして用いて、圧縮されたユーザデータUiを暗号化し、記憶部25の当該情報を格納するための所定の領域に格納する(ステップS16)。
この後、制御部21が、読取書込部24に書込みを依頼すると、読取書込部24がRFIDタグ1の記憶領域の現在データ領域Riに、記憶部25に格納された暗号化されたユーザデータUiを書き込む(ステップS17)。この書込みにおいて、暗号キーテーブル29の1個の暗号キーが、当該i番目の工程に固有の暗号キー30iとして用いられる。
図6は、本発明のデータ改竄防止処理フローであり、本発明のデータ改竄防止システムが実行する読取処理及び暗号キーの消去処理を示す。この処理は、例えば図5のステップS12において実行される。
読取書込部24が、RFIDタグ1の記憶領域の先頭の暗号IDを読み取り(ステップS21)、その内容を制御部21に送る。制御部21は、当該暗号IDに対応する暗号キーテーブル29を選択し(ステップS22)、消去候補レジスタ(図示せず)をクリアする(ステップS23)。
この後、読取書込部24が、RFIDタグ1の記憶領域の過去データ領域R(i−1)の内容(2値データ)をその先頭から順に読み取り(ステップS24)、その内容を制御部21に送る。制御部21は、暗号キーテーブル29の先頭から順に1個の暗号キーを取り出して(ステップS25)、当該暗号キーを用いて前記読取データを復号し(復号データとも言う)、解凍し、保持する(ステップS26)。制御部21は、保持された復号データの先頭にタグ「<」及び「>」で囲まれた文字「始」が存在するか否かを調べ(ステップS27)、存在する場合、タグ「<」及び「>」で囲まれた文字「終」が存在するか否かを調べる(ステップS28)。
ステップS27において文字「始」が存在しない場合、及び、ステップS28において文字「終」が存在しない場合、ステップS25以下を繰り返す。
ステップS28において文字「終」が存在する場合、制御部21は、文字「始」と文字「終」で囲まれた領域のデータをユーザデータU1〜U(i−1)として記憶部25の当該情報を格納するための所定の領域に格納し(ステップS29)、消去候補レジスタに格納された暗号IDに対応する暗号キーを暗号キーテーブル29から消去し(ステップS210)、当該ユーザデータU1〜U(i−1)の読み取りに用いた暗号キーの暗号IDを消去候補レジスタに格納して、当該暗号キーを消去候補とする(ステップS211)。
この後、制御部21は、暗号キーテーブル29に未処理の暗号キーが残っているか否かを調べ(ステップS212)、残っている場合、ステップS25以下を繰り返す。残っていない場合、消去候補レジスタに格納された暗号IDに対応する暗号キーを暗号キーテーブル29から消去することなく、処理を終了する。
この読取処理の後の書込処理において、前述のように、現在データ領域Riに書き込むべきデータとステップS29(即ち、ステップS12)で記憶部25に格納したユーザデータU(i−1)の違法コピー情報とを用いて(例えば、図7参照)暗号化を行うことにより、ユーザデータUiを生成する(ステップS16)。この時、固有の暗号キー30iは、暗号キーテーブル29において消去されずに残った暗号キーの中からランダムに選択される。
また、RFIDタグ1は、現在データ領域Riに書き込むべきデータとステップS29で記憶部25に格納したユーザデータU(i−1)とを用いて、複製することができる。前述のように、読取処理は1回しか実行できない。従って、ステップS11〜S13に代えて、前記記憶部25に格納したユーザデータU1〜U(i−1)を読出した後、ステップS11〜S17を実行すれば良い。この複製においても、前述のように、過去データ領域R1〜R(i−1)を書き換えることはでいないので、データの改竄を防止することができる。
図7は、本発明のデータ改竄防止方法の実際の利用を説明する図であり、生産物100を分割する場合における本発明によるデータ改竄防止について示す。
本発明によれば、一例として、違法コピー防止情報が、生産物100を分割した値からなるようにされる。そして、過去データ領域R1〜R(i−1)の中の最初の領域R1において書き込まれた違法コピー防止情報Aが、生産物100を分割可能な最大値からなるようにされる。このような条件下で、読取書込装置2は、図7(A)に示すように、過去データ領域R1〜R(i−1)において書き込まれた1又は複数の違法コピー防止情報の和Sと、現在データ領域Riにおいて書き込まれた違法コピー防止情報Aiとの和を、最大値に等しくするようにする。即ち、A=S+Aiとされる。
例えば、最大値がAであるとする。Aは、例えば「個」「枚」等の種々の単位を取ることができる。例えば、最初の工程において、同一ロット番号の付される生産物100を100個生産した場合、A=100(個)とされる。次の工程において、当該生産物100を2社の加工業者にA1(個)及びA2(個)を販売した場合、A=A1+A2とされる。更に、次の工程において、A1(個)を購入した加工業者が3社の1次卸売業者にA11(個)、A12(個)及びA13(個)を販売した場合、A1=A11+A12+A13とされる。更に、次の工程において、A12(個)を購入した1次卸売業者が4社の2次卸売業者にA121(個)、A122(個)、A123(個)及びA124(個)を販売した場合、A12=A121+A122+A123+A124とされる。従って、図7においては、例えばA=A11+(A121+A122+A123+A124)+A13+A21+(A221+A222)となる。
従って、図7(B)に示すように、違法コピー防止情報A122を持つRFIDタグ1は、その上位の全ての違法コピー防止情報A、A1、A12、A122を持つ。生産物100に取り付けられたRFIDタグ1を比較することにより、いずれかの工程におけるデータの改竄があれば、これを検出することができる。これにより、各々の工程において、事実上、その違法コピー防止情報を書き換えることができない。従って、RFIDタグ1に書き込まれたデータを改竄することができず、生産物100についての不正を防止し、そのトレーサビリィティを向上することができる。
図8は、本発明のデータ改竄防止方法の実際の利用を説明する図であり、生産物100を組み立てて統合する場合における本発明によるデータ改竄防止について示す。
本発明によれば、一例として、ある生産物100のRFIDタグ1のユーザデータUが、他の複数のRFIDタグ1のユーザデータUを統合した値を含むようにされる。具体的には、生産物100のRFIDタグ1は、生産物100に取り付けられた1又は複数の部品101のユーザデータを書き込まれる。
例えば、生産物100であるテーブルが、図8(A)に示すように、天板101と、これに取り付けられる部品である4本の足102とからなるとする。この場合、天板101のRFIDタグ1には、図8(B)に示すように、最終工程(i=n)における過去データ領域R1〜R(n−1)と現在データ領域Rnとにデータが格納されている(101で示す)。過去データ領域R1〜R(n−1)は、それ以前の複数の工程の種々のユーザデータU1〜U(n−1)を含む。現在データ領域Rnは、当該天板101それ自体の最終工程nにおけるユーザデータUnを格納する。ユーザデータUnは、最終工程nに固有の暗号キー30nを用いて暗号化されて書き込まれる。
これに加えて、天板101のRFIDタグ1には、4本の足102のRFIDタグ1の格納する情報#1〜#4が書き込まれる。例えば、情報#1は、4本の足102の1本について、その過去データ領域R1〜R(n’−1)にそれ以前の複数の工程の種々のユーザデータU1〜U(n’−1)を格納し、その現在データ領域Rn’に当該足102それ自体の最終工程におけるユーザデータUn’を格納する。情報#2〜#4についても同様である。
更に、天板101のRFIDタグ1には、情報#5が書き込まれる。情報#5は、天板101に4本の足102を取り付けてテーブル100を組み立てたことを示す組立情報、情報#1〜#4を含むことを示す関連情報、及び、組立についての詳細情報等からなる。詳細情報は、例えば組立者、工場名、販売者、販売価格等からなる。
付加的に書き込まれる情報#1〜#5が統合情報である。統合情報は、最終工程nに固有の暗号キー30nを用いて暗号化されて書き込まれても、統合工程(n+1)に固有の暗号キー30(n+1)を用いて暗号化されて書き込まれても良い。即ち、統合工程を実際の最終工程と考えて、工程nに更に1工程加えられたと考えても良い。
これにより、天板101や4本の足102について、各々、前述のように、違法コピー防止情報を書き換えることができないことに加えて、統合工程において、違法コピー防止情報の書き換えを防止することができる。即ち、統合工程において足102の違法コピー防止情報を偽造したとしても、情報#1〜#4と不一致になるので、偽造の意味を失うことになる。従って、前述の各々の工程における違法コピー防止情報の書き換え防止と併せて、更に、生産物100についての不正を防止し、そのトレーサビリィティを向上することができる。
図9は、本発明のデータ改竄防止方法を実現する本発明の他のデータ改竄防止システムについて示す。
この例のデータ改竄防止システムは、図9(A)に示すように、図1〜図3の構成に加えて、更に、i番目の工程に対応する1又は複数のi番目の携帯端末3iを備える。即ち、i番目の携帯端末3iは、予めi番目の工程に固有の暗号キー30iを備える。例えば、i番目の工程の読取書込装置2iのユーザが、i番目の工程におけるユーザデータUiの参照を許す者に対して、使用した固有の暗号キー30iをインターネット等を介して予め配布する(コピーさせる)。又は、i番目の固有の暗号キー30iとi番目の工程の読取装置を予め搭載した携帯電話を、i番目の工程についての会員に予め配布するようにしても良い。
i番目の携帯端末3iは、各々、読取部(リーダ)31、復号部32、解凍部33、表示部34、暗号キーテーブル29を備える。これらの処理部31〜34及び暗号キーテーブル29は、i番目の工程に対応する読取装置である。i番目の携帯端末3iは、各々、その読取部31によりi番目の工程に固有の暗号キー30iを用いて暗号化して書き込まれたi番目の工程におけるユーザデータUiをRFIDタグ1から読み出し、i番目の工程に固有の暗号キー30iを用いて復号部32によりこれを解読して、解凍部33により解凍して、i番目の工程におけるユーザデータUiを表示部34により表示し、ユーザが参照可能とする。i番目の携帯端末3iは、読取部31のみを備え、書込部(ライタ)を備えないので、固有の暗号キー30iを知らせても、i番目の工程におけるユーザデータUiが改竄される恐れは無く、改竄を防止することができる。
これにより、RFIDタグのi番目の工程の読取装置 (リーダ)を備える携帯端末3iから、何らの制限もなく、ユーザデータUiを参照することができる。例えば、i番目の工程が最終工程(販売工程)である(i=nである)場合、図9(B)に示すように、商店の店頭において、最終消費者が、当該携帯端末3iを用いて、購入しようとしている商品の履歴情報を参照することができる。
図10は、本発明のデータ改竄防止方法を実現する本発明の他のデータ改竄防止システムについて示す。
この例のデータ改竄防止システムは、図10(A)に示すように、図1〜図3の構成に加えて、更に、(i+1)番目の読取書込装置2と一体に形成されたレジスタシステム4を備える。レジスタシステム4は、(i+1)番目の工程におけるユーザデータとして、図10(B)に示すように、生産物100の販売情報を書き込む。
これにより、例えば、(i+1)番目の工程が最終工程(販売工程)である(i+1=nである)場合、例えば最終消費者への販売価格をユーザデータU(i+1)としてRFIDタグ1に書き込むことができる。この結果、その後いつでも、例えば中古品の売買等において、当該生産物100の最終消費者への販売価格を知ることができる。例えば、前述のように、携帯端末3(即ち、携帯端末3(i+1))に(i+1)番目の工程に固有の暗号キー30(即ち、暗号キー30(i+1))を備えるようにすることにより、中古品の売買等において、携帯端末3の所有者が当該生産物100の最終消費者への販売価格を知ることができる。
図11は、本発明のデータ改竄防止方法を実現する本発明の他のデータ改竄防止システムについて示す。
この例のデータ改竄防止システムは、図11(A)に示すように、図1〜図3の構成に加えて、更に、(i+1)番目の読取書込装置2と一体に形成されたレジスタシステム4と、消去装置5とを備える。消去装置5は、レジスタシステム4を通過後に通過するように設けられ、RFIDタグ1に書き込まれた全ての情報を消去する。この例の場合、レジスタシステム4が、(i+1)番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域のデータを読取書込装置2により読み取って、これを用いて精算する。レジスタシステム4は当該工程でのユーザデータUは書き込まない(又は、書き込むようにしても良い)。この後、消去装置5がRFIDタグ1に書き込まれた全ての情報を消去する。
例えば、(i+1)番目の工程が最終工程(販売工程)である(i+1=nである)場合、店舗の出口に消去装置5を備えるゲート6を設け、レジスタシステム4での精算が済んだ最終消費者のみが、ゲート6を通過可能とする。このゲート6の通過により、ユーザや最終消費者に意識させること無く、RFIDタグ1に書き込まれた全ての情報を消去することができる。
なお、消去装置5が、全ての暗号キーを格納する暗号キーテーブル29を備えるようにしても良い。この場合、消去装置5が、各々の工程に応じた固有の暗号キー30を用いて、RFIDタグ1の記憶領域の全てに「0」又は「1」のような意味のないデータを書き込むようにしても良い。
これにより、図11(B)に示すように、例えば最終消費者への販売の後、RFIDタグ1に書き込まれた全ての情報を消去することができる。この結果、情報の不必要な漏洩を防止することができ、これにより、RFIDタグ1の回収の手間を不要にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、データ改竄防止方法及びシステムにおいて、データを改竄する機会を無くすことにより、オペレータの意識に拘らず、RFIDタグに格納されたデータの改竄を有効に防止することができる。これに加えて、本発明によれば、データ改竄防止方法及びシステムにおいて、RFIDタグに違法コピー防止情報を書き込むと共に各工程に固有の暗号キーを用いることにより、一層有効にデータの改竄を防止することができる。これにより、生産物のトレーサビリィティをより確実に補償することができる。
また、本発明によれば、データ改竄防止方法及びシステムにおいて、RFIDタグの読取機能を備える携帯端末からユーザデータや最終消費者への販売価格を知ることができるので、RFIDタグの用途を拡大することができる。
一方、本発明によれば、データ改竄防止方法及びシステムにおいて、RFIDタグからの情報の不必要な漏洩を確実に防止することができ、RFIDタグの回収を不要とし、RFIDタグの用途を拡大することができる。
本発明のデータ改竄防止システムの構成図である。 本発明のデータ改竄防止方法の説明図である。 本発明のデータ改竄防止システムの読取書込装置の説明図である。 本発明のデータ改竄防止システムの読取書込装置の説明図である。 本発明のデータ改竄防止処理フローである。 本発明のデータ改竄防止処理フローである。 本発明のデータ改竄防止方法の説明図である。 本発明のデータ改竄防止方法の説明図である。 本発明のデータ改竄防止システムの他の構成図である。 本発明のデータ改竄防止システムの他の構成図である。 本発明のデータ改竄防止システムの他の構成図である。
符号の説明
1 RFIDタグ
2 読取書込装置
21 制御部
22 表示部
23 入力部
24 読取書込部
25 記憶部
26 生成部
27 圧縮解凍部
28 暗号復号部
29 暗号キーテーブル

Claims (8)

  1. 少なくともi(iは正整数)番目の工程及びこれに続く(i+1)番目の工程を流通する生産物に取り付けられたRFIDタグに書き込まれたデータのデータ改竄防止方法であって、
    前記i番目及び(i+1)番目の工程に、各々、相互に異なるi番目及び(i+1)番目の読取書込装置を対応させ、
    前記i番目の工程において、前記i番目の読取書込装置が、前記RFIDタグの記憶領域において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域を前記i番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域を前記i番目の工程におけるデータの書き込みが可能な現在データ領域とし、前記現在データ領域に、前記i番目の工程における前記生産物の基本的な情報からなる基本情報、前記生産物の履歴からなる履歴情報、及び、当該生産物の違法なコピーを防止する違法コピー防止情報からなる前記i番目の工程におけるユーザデータを書き込み、
    前記(i+1)番目の工程において、前記(i+1)番目の読取書込装置が、前記i番目の工程における前記過去データ領域と現在データ領域とを前記(i+1)番目の工程における新たな過去データ領域とし、前記新たな過去データ領域以外の領域を前記(i+1)番目の工程における新たな現在データ領域として、前記(i+1)番目の工程におけるユーザデータの書き込みを繰り返す
    ことを特徴とするデータ改竄防止方法。
  2. 前記ユーザデータが、更に、前記生産物を製造加工するための指示からなる製造指示情報を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ改竄防止方法。
  3. 前記違法コピー防止情報が、前記生産物を分割した値からなり、
    前記過去データ領域の中の最初の領域において書き込まれた前記違法コピー防止情報が、前記生産物を分割可能な最大値からなり、
    前記読取書込装置が、前記過去データ領域において書き込まれた1又は複数の前記違法コピー防止情報の和と、現在データ領域において書き込まれた前記違法コピー防止情報との和を、前記最大値に等しくする
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ改竄防止方法。
  4. 前記i番目及び(i+1)番目の読取書込装置が、各々、固有の暗号キーを用いて、前記基本情報、履歴情報、違法コピー防止情報からなる前記i番目及び(i+1)番目の工程におけるユーザデータを暗号化して書き込む
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ改竄防止方法。
  5. 少なくともi番目の工程を流通する生産物に取り付けられたRFIDタグと、
    前記i番目の工程に対応するi番目の読取書込装置とを備え、
    前記i番目の読取書込装置が、前記i番目の工程において、前記RFIDタグの記憶領域において、それ以前の工程においてデータの書き込まれた領域を前記i番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域とし、これ以外の領域を前記i番目の工程におけるデータの書き込みが可能な現在データ領域とし、前記現在データ領域に、前記i番目の工程における前記生産物の基本的な情報からなる基本情報、前記生産物の履歴からなる履歴情報、及び、当該生産物の違法なコピーを防止する違法コピー防止情報からなる前記i番目の工程におけるユーザデータを、固有の暗号キーを用いて暗号化して書き込む
    ことを特徴とするデータ改竄防止システム。
  6. 当該データ改竄防止システムが、更に、
    前記i番目の工程に対応する1又は複数のi番目の携帯端末を備え、
    前記i番目の携帯端末が、各々、前記RFIDタグから前記固有の暗号キーを用いて暗号化して書き込まれた前記i番目の工程におけるユーザデータを読み出し、これを解読して、前記i番目の工程におけるユーザデータを参照する
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ改竄防止システム。
  7. 当該データ改竄防止システムが、更に、
    前記(i+1)番目の読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムを備え、
    前記レジスタシステムが、前記(i+1)番目の工程におけるユーザデータとして、前記生産物の販売情報を書き込む
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ改竄防止システム。
  8. 当該データ改竄防止システムが、更に、
    前記(i+1)番目の読取書込装置と一体に形成されたレジスタシステムと、
    前記レジスタシステムを通過後に通過するように設けられ、前記RFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去する消去装置とを備え、
    前記レジスタシステムが、前記(i+1)番目の工程におけるデータの読み取りのみが可能な過去データ領域のデータを読み取って、これを用いて精算した後、前記消去装置が前記RFIDタグに書き込まれた全ての情報を消去する
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ改竄防止システム。
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