JP2007179068A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な組み合わせを可能として確実なマスター設定による表示制御を可能としたマルチディスプレイ装置を構成する表示装置を提供する。
【解決手段】データ入出力方向を上下左右各方向において識別可能としたデータ転送用の4方向インタフェースと、4方向インタフェースを介して入力するアドレス情報に基づくアドレス算出処理を実行するアドレス演算手段とを有し、さらにユーザによる設定情報の入力がなされた場合またはインタフェースの接続するバスの占有権を最初に確保した場合にマスター画像表示装置として自装置を設定する処理を実行する構成とした。本構成により、様々な組み合わせを可能とし、また確実なマスター設定による表示制御を行なうマルチディスプレイ装置が実現される。
【選択図】図15

Description

本発明は、画像表示装置に関する。さらに詳細には、単体で動作可能なディスプレイを複数個組み合わせた構成において、各ディスプレイに4方向インタフェースを設け、インタフェースを介した信号転送を実行することによる構成認識、および各種態様での画像表示を実現可能とした画像表示装置に関する。
複数の表示装置、例えばCRT、液晶表示装置等を組み合わせて構成したマルチディスプレイを適用して、大画面の画像表示を行なったり、あるいは、マルチディスプレイを構成する個々の表示装置にそれぞれ異なる画像データを表示したりするシステムとして、マルチディスプレイシステムが知られている。
一般にこのようなマルチディスプレイシステムは、例えば単一あるいは複数の画像データ・ソースから、マルチディスプレイシステムを構成する個々のディスプレイに対して、それぞれの表示用データを個別に提供し、個々のディスプレイが受信したデータを表示する構成をとっている。
マルチディスプレイシステムは、例えば水平方向にn個、垂直方向にm個のn個×m個の複数ディスプレイ、例えばCRT、液晶表示装置等を配し、n個×m個のディスプレイ全体に1つの画像データを表示したり、n×mのディスプレイを2分割、あるいは3分割して、それぞれの分割領域に異なる画像データを表示したり、あるいは、n×mのディスプレイの個々にそれぞれ異なる画像データを表示する等、様々な画像データの表示を可能としている。
しかしながら、従来のマルチディスプレイシステムは、画像データを表示する複数のディスプレイの構成を固定、例えば横にn個、縦にm個等、固定的な配列構成を前提としており、各ディスプレイの配列構成を自在に変更することは困難であった。ディスプレイの配列構成を変更する場合には、画像データを供給する制御装置の設定変更処理等、マルチディスプレイシステム全体の総入れ替えと同様のシステム変更処理を行なうことが必要となっていた。
本発明は、上述の如き従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の表示装置の組み合わせによって構成されるマルチディスプレイ装置において、自在な構成変更を可能とし、他の表示装置との相対的位置関係に基づく制御信号に従った表示データ生成処理を各ディスプレイにおいて実行し、様々な態様の画像表示を実現可能としたマルチディスプレイ装置、画像表示装置、および方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
画像表示可能なディスプレイを有する画像表示装置であり、
データ入出力方向を上下左右各方向において識別可能としたデータ転送用の4方向インタフェースと、
前記4方向インタフェースを介して入力するアドレス情報に基づくアドレス算出処理を実行するアドレス演算手段と、
ユーザによる設定情報の入力がなされた場合、または前記インタフェースの接続するバスの占有権を最初に確保した場合に、自装置および前記インタフェースを介して接続される画像表示装置における画像表示に適用する制御信号の生成処理を行なうマスター画像表示装置として、自装置を設定する制御手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置にある。
さらに、本発明の画像表示装置の一実施態様において、前記アドレス演算手段は、前記4方向インタフェースを介して他の画像表示装置から入力したアドレス情報に基づく自己アドレス算出処理を実行する構成を有し、前記自己アドレス算出処理は、アドレスを水平方向座標:H、垂直方向座標:Vとして、(H,V)により示されるデータであるときに、前記4方向インタフェースに基づいて識別される入力アドレス情報伝播方向に応じた下記演算処理、
アドレス伝播が左から右の場合は、H+1,V+0、
アドレス伝播が下から上の場合は、H+0,V+1、
アドレス伝播が右から左の場合は、H−1,V+0、
アドレス伝播が上から下の場合は、H+0,V−1、
を実行して、上記演算結果を自己アドレスとして設定する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像表示装置の一実施態様において、前記4方向インタフェースは、画像表示装置筐体の前面および背面を除く上下左右面に設置された構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像表示装置の一実施態様において、前記4方向インタフェースは、画像表示装置筐体の背面に設置された構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像表示装置の一実施態様において、前記画像表示装置は、制御信号をマスター装置から受信し、前記制御信号に含まれる画像表示領域設定用データを適用して自装置のディスプレイに表示すべき画像データの領域設定を実行する表示領域設定手段と、前記制御信号に含まれる表示画像拡縮処理用データを適用して自装置のディスプレイに表示すべき画像データに応じた密度変換処理を伴う画像拡縮処理を実行するN倍密変換処理手段とを有することを特徴とする。
さらに、本発明の画像表示装置の一実施態様において、前記画像表示装置は、制御信号をマスター装置から受信し、自己に割り当てられたアドレス(ID)に基づいて、対応する制御情報を抽出して、画像データの切り出し、N倍密変換、同期信号等に基づく表示制御を実行して、各表示データの表示を実行する構成であることを特徴とする。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、画像表示可能なディスプレイを有する画像表示装置が、データ入出力方向を上下左右各方向において識別可能としたデータ転送用の4方向インタフェースと、4方向インタフェースを介して入力するアドレス情報に基づくアドレス算出処理を実行するアドレス演算手段とを有し、さらに、ユーザによる設定情報の入力がなされた場合、またはインタフェースの接続するバスの占有権を最初に確保した場合にマスター画像表示装置として自装置を設定する処理を実行する構成とした。本構成により、様々な組み合わせを可能とし、また確実なマスター設定による表示制御を行なうマルチディスプレイ装置が実現される。
以下、本発明の画像表示装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の実施例に係る外観を示す図である。(a)に示す画像表示装置には、その筐体側面に信号転送用のインタフェース101,102が設けられている。図においては、画像表示装置の上面インタフェース101と、右側面インタフェース102のみが示されているが、画像表示装置の下面、および左側面にもインタフェースが設けられている。これらの4つのインタフェースは、複数の画像表示装置を組み合わせて構成されるマルチディスプレイ装置において、隣接する画像表示装置間のデータ転送を実行するインタフェースである。
図1(b)の画像表示装置は、背面に4つのインタフェースを構成した例である。インタフェース111が上部に隣接配置される画像表示装置との接続用インタフェース、インタフェース112、113は、それぞれ左右に隣接配置される画像表示装置との接続用インタフェース、インタフェース114が下部に隣接配置される画像表示装置との接続用インタフェースとして利用される。
図1(a)は画像表示装置の4側面にインタフェースを設けた構成であり、(b)は画像表示装置の背面にインタフェースを設けた構成を示しているが、(a)、(b)の両インタフェースを設けた構成として、各インタフェースを選択的に使用する構成としてもよい。
図1に示す画像表示装置を複数個、組み合わせてマルチディスプレイ装置を構成した場合の構成例を図2に示す。図2(a)は、縦列に画像表示装置を重ね合わせたマルチディスプレイ装置構成例であり、それぞれの画像表示装置は、上下の隣接画像表示装置間でインタフェース同士が接続され、各画像表示装置間におけるデータ転送が可能となっている。
図2(b)は、縦横に画像表示装置を重ね合わせたマルチディスプレイ装置構成例であり、それぞれの画像表示装置は、上下および左右の隣接画像表示装置間でインタフェース同士が接続され、各画像表示装置間におけるデータ転送が可能となっている。
図2(c)は、図1(b)に対応する背面のインタフェース接続構成例を示す図であり、縦に画像表示装置を重ね合わせた場合のインタフェースのケーブル接続例を示す。背面インタフェース間は、それぞれのインタフェース位置、すなわち上段の画像表示装置は、下方向に隣接する画像表示装置との接続であるので、下方向隣接画像表示装置とのインタフェース121を用いて、また、下の画像表示装置は、上方向に隣接する画像表示装置との接続であるので、上方向隣接画像表示装置とのインタフェース122を用いて、相互がケーブル123により接続される。
本発明のマルチディスプレイ装置は、各画像表示装置のインタフェースを介したアドレス設定処理によって各画像表示装置に対するアドレスを設定する。各画像表示装置は、設定アドレスまたはIDを保持し、マスター装置はアドレス情報に基づいてマトリクステーブルを生成し、生成したマトリクステーブルに従って、各画像表示装置に表示画像生成処理に適用するための制御信号を送出する。これらの処理については、後段で詳細に説明する。
図3に、本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置単体のブロック図を示す。画像表示装置は、メモリ211、表示領域設定手段212、制御手段220、N倍密変換処理手段214、表示制御処理手段215、4方向インタフェース216、およびアンテナ等のデータ受信手段217を有する。
メモリ211は、画像データ供給元から受信手段217を介して入力される画像データを格納する。画像データ供給元から入力される画像データは、データを入力する画像表示装置自身が表示する画像領域のデータを含む画像データであり、例えばNTSCデコードされた画像データである。表示領域設定手段212は、メモリ211に格納された画像データから、画像表示装置自身が表示する画像領域データの切り出し処理としての表示領域設定処理を実行する。
表示領域設定手段212の表示領域設定処理は、制御手段220から供給される制御信号に基づいて実行される。制御手段220は、マルチディスプレイ装置の制御を実行するマスターとして設定された画像表示装置から制御信号を4方向インタフェース216を介して受信し、受信した制御信号を表示領域設定手段212に供給する。なお、自装置がマスターとして設定された場合には、制御手段220は、各種の制御信号、同期信号を生成し、自装置および他の画像表示装置に4方向インタフェース216を介して出力する。これらの構成については後段で詳細に説明する。
表示領域設定手段212の実行する表示領域設定処理によって切り出された画像データは、N倍密変換処理手段214に提供され、切り出し画像の倍密変換処理、すなわち画像データの拡縮処理が実行される。倍密変換処理は、例えば高密度画像(HD画像)、低密度画像(SD画像)等、密度が異なる画像間の変換処理と同様の処理であり、高密度画像の有するライン数と低密度画像の有するライン数に応じて実行する画像変換処理である。この装置におけるN倍密変換処理手段214における切り出し画像の拡縮処理は、制御手段220がマスター装置から受信し、制御手段220からN倍密変換処理手段214に出力される制御信号に基づいて実行される。
制御手段220から供給される制御信号と、表示領域設定手段212の実行する表示領域設定処理、およびN倍密変換処理手段214における切り出し画像の拡縮処理について、図4を参照して説明する。制御手段220がマスター装置から受信する制御信号には、以下のデータが含まれる。
画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、
表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、
まず、表示領域設定手段212は、制御手段220から提供される画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データに基づいて、メモリ211に格納された画像データから、設定領域の画像データ切り出す表示領域設定処理を実行する。この表示領域設定処理によって画像データ251の切り出しが行われる。
次に、N倍密変換処理手段214は、制御手段220から提供される切り出し画像サイズとしての画像サイズ(x2,y2)データ、および表示開始位置(x3,y3)、表示画像サイズ(x4,y4)データに基づいて、切り出し画像データ251の拡縮処理としてのN倍密変換処理を実行する。すなわち、切り出し画像サイズとしての画像サイズ(x2,y2)データと、表示画像サイズ(x4,y4)データに基づいて、N倍密画像変換としてのNの値を算出し、算出したN値に基づいて、ラインの補間または間引き処理等を実行する。この倍密変換処理により、表示画像データ252が生成される。
表示領域設定手段212における画像切り出し処理の具体的処理例について、図5を参照して説明する。例えば表示対象データ図5(a)に示すデータとして、隣接する画像表示装置、例えば図5(b)に示すマルチディスプレイ装置における画像表示装置1,2間に図5(a)に示すデータを表示する場合を想定する。この場合、各画像表示装置には、有効表示領域271、有効表示領域271の外周領域としてのオーバースキャン領域を含む領域272、および非表示領域を含む領域273の領域があり、これら3つの表示領域に対応して各画像表示装置において表示画像の切り出しを行なう態様がある。
図5(c−1)は、隣接する画像表示装置の有効表示領域271にそれぞれ表示画像データを分割して全表示する態様であり、図5(c−2)は、隣接する画像表示装置のオーバースキャン領域を含む領域272にそれぞれ表示画像データを分割して、有効表示領域に対応する画像データを表示する態様であり、図5(c−3)は、隣接する画像表示装置の非表示領域を含む領域273にそれぞれ表示画像データを分割して、有効表示領域に対応する画像データを表示する態様である。
本発明のマルチディスプレイ装置においては、各画像表示装置における画像切り出し処理を各画像表示装置に出力する制御信号、すなわち、切り出し処理制御情報としての画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データに基づいて、行なう構成であるので、各種の表示態様を、この制御信号の設定を変更するのみで、容易に変更可能となる。
また、画像のN倍密変換処理においても、同様、図6に示すように、(a)に示すマルチディスプレイ装置における画像表示装置1,2,4,5に(b)に示す1つの画像データを4分割して拡大表示ような場合に、(b)の1/4画像280を画像表示装置290の有効表示領域291、有効表示領域291の外周領域としてのオーバースキャン領域を含む領域292、および非表示領域を含む領域293の領域のそれぞれに対応させて倍密変換を実行する複数の処理方法がある。
本発明のマルチディスプレイ装置においては、各画像表示装置におけるN倍密変換処理を各画像表示装置に出力する制御信号、すなわち、N倍密変換処理制御情報としての切り出し画像サイズ(x2,y2)データ、および表示開始位置(x3,y3)、表示画像サイズ(x4,y4)データに基づいて、行なう構成であるので、各種の表示態様を、この制御信号の設定を変更するのみで、容易に変更可能となる。
図3のブロック図に戻り、画像表示装置の処理の説明を続ける。N倍密変換処理手段214の生成した表示画像データ252は、表示制御処理手段215に提供される。表示制御処理手段215は、制御手段220の提供する制御信号、同期信号に基づく表示制御を実行する。制御手段220は、マルチディスプレイ装置の制御を実行するマスター装置から制御信号、同期信号を受信し、受信した制御信号、同期信号を表示制御処理手段215に供給する。
表示制御処理手段215に入力される制御信号には、例えばOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等を含む。同期信号は、例えば水平同期信号(HSync)、垂直同期信号(YSync)である。
図7を参照して、水平同期信号(HSync)、垂直同期信号(YSync)に基づく、表示制御処理手段215における表示制御について説明する。図7に示すように、水平同期信号(HSync)は、有効表示データがスタートする水平方向の位置を示すデータであり、垂直同期信号(YSync)は、有効表示データがスタートする垂直方向の位置を示すデータである。表示制御処理手段215は、制御手段220から出力される水平同期信号(HSync)、垂直同期信号(YSync)に基づいて、N倍密変換処理手段214から出力される画像データの表示制御を行ない、CRT等の表示手段に出力する。
次に、図3に示す画像表示装置の制御手段220の詳細構成、および処理について説明する。制御手段220は、マルチディスプレイ装置における画像表示装置の配置位置対応データとしてのアドレス設定処理、および上述した各種制御信号、同期信号の処理を実行する。
図8に制御手段220の詳細構成を示すブロック図を示す。制御手段220は、4方向インタフェースからの入力データの解析を実行する入力データ解析部221、4方向インタフェースからの入力データがアドレスデータである場合にアドレス演算処理を実行するアドレス演算部222、アドレス演算部222の算出アドレスを格納するアドレス格納部、マルチディスプレイ装置の各画像表示装置の配置構成を示すテーブルとしてのマトリクステーブルを格納するマトリクステーブル格納部224、入力データが制御信号、同期信号である場合に自装置の制御信号、同期信号の生成、抽出を実行する制御信号生成部225、マルチディスプレイ装置の他の画像表示装置に対するアドレスデータ、または制御信号、同期信号を生成する出力データ生成部226を有する。
制御手段220における処理として、まず、4方向インタフェースを介してアドレスデータを画像表示装置相互間で転送し、マルチディスプレイ装置を構成する各画像表示装置の配置位置に対応したアドレスを設定する処理について図9を参照して説明する。
マルチディスプレイ装置を構成する各画像表示装置の配置は、水平方向(H)、垂直方向(V)として、それぞれ(H,V)座標位置として示すことが可能である。例えば(b)に示すよう4台の画像表示装置が水平(H)方向に2つ、垂直(V)方向に2つある2×2のマルチディスプレイ構成を想定する。この場合、(0,0)の位置にある画像表示装置151をマスター画像表示装置として設定する。なお、マスター装置の設定は、ユーザ選択による設定、あるいは各画像表示装置の接続バス占有権を最初に確保した装置をマスター設定する等の自動設定処理としてもよい。
4つの画像表示装置151〜154は、アドレスの初期設定として(c−1)に示すようにすべて(0,0)として設定される。マスター装置として設定された画像表示装置151は、4方向インタフェースを介して隣接接続された画像表示装置に対して自己のアドレス(0,0)を出力する。例えば(c−2)に示すように、右方向に隣接する画像表示装置154に対して自己のアドレス(0,0)を出力する。
画像表示装置154のアドレス演算部222は、4方向インタフェースのどのインタフェースからの入力データであるかによって、異なる演算を実行する。すなわち、(c−2)に示すように水平(H)方向の左隣接装置からの入力アドレスである場合は、入力アドレス(H,V)=(0,0)に対して、H+1,V+0の処理を実行し、(c−3)に示すように(1,0)のアドレスを自己のアドレスとして設定し、自装置のアドレス格納部223に格納する。
また、マスター画像表示装置151は、4方向インタフェースを介して上方向に隣接接続された画像表示装置に対しても自己のアドレス(0,0)を出力する。例えば(c−4)に示すように、上方向に隣接する画像表示装置152に対して自己のアドレス(0,0)を出力する。
画像表示装置152のアドレス演算部222は、4方向インタフェースのどのインタフェースからの入力データであるかを判別して演算を実行する。すなわち、(c−4)に示すように垂直(V)方向の下隣接装置からの入力アドレスである場合は、入力アドレス(H,V)=(0,0)に対して、H+0,V+1の処理を実行し、(c−5)に示すように(0,1)のアドレスを自己のアドレスとして設定し、自装置のアドレス格納部223に格納する。
画像表示装置153は、画像表示装置152からアドレス(0,1)、または画像表示装置154からアドレス(1,0)を入力する。(c−6)に示すように画像表示装置152からアドレス(0,1)を受領した場合は、入力アドレス(0,1)に対して、H+1,V+0の処理を実行し、(c−8)に示すように(1,1)のアドレスを自己のアドレスとして設定し、自装置のアドレス格納部223に格納する。(c−7)に示すように画像表示装置154からアドレス(1,0)を受領した場合は、入力アドレス(1,0)に対して、H+0,V+1の処理を実行し、(c−8)に示すように(1,1)のアドレスを自己のアドレスとして設定し、自装置のアドレス格納部223に格納する。
すなわち、4方向インタフェースを介して隣接接続された画像表示装置に対してアドレスデータが伝播された場合、各画像表示装置のアドレス演算部222は、入力アドレス(H,V)に対して以下のような演算処理により自己アドレスを算出する処理を実行する。
左から右:H+1,V+0、
下から上:H+0,V+1、
右から左:H−1,V+0、
上から下:H+0,V−1、
上述の演算処理によって、マルチディスプレイ装置を構成する全ての画像表示装置のアドレスが設定される。
次に、マトリクステーブルについて、図10および図11を参照して説明する。マトリクステーブルは、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置情報を格納したテーブルであり、マスター装置において、上述したアドレス設定処理により設定した各画像表示装置の設定アドレスに基づいて生成される。
図10(a)は、画像表示装置の設定情報を入力していない、リセットされた状態のマトリクステーブルを示している。図10(a)に示すマトリクステーブルは、水平(H)方向に−2,−1,0,1,2の5つの位置を持ち、垂直(V)方向にも同様に−2,−1,0,1,2の5つの位置を持つテーブル例であり、5×5=25の位置識別を可能としたテーブル例を示している。
例えば、図10(b)に示すような配置を持つ5つの画像表示装置によりマルチディスプレイ装置を構成する場合を想定する。図10(b)に示す5つの画像表示装置中、画像表示装置451をマスター画像表示装置(M)とし、他の画像表示装置452〜455をマスター画像表示装置から同期信号を受信するスレーブ画像表示装置(S)とする。
このマルチディスプレイ装置構成の場合、マトリクステーブルは、例えば図9(c)に示すようにマスター画像表示装置(M)451の位置を、マトリクステーブルの中心(0,0)に設定する。なお、(0,0)は、(H,V)の位置を示す。その他の画像表示装置を、配置に従った上記アドレス設定処理に従って、それぞれ、画像表示装置452を(0,1)、画像表示装置453を(1,1)、画像表示装置454を(1,0)、画像表示装置455を(1,−1)に設定すると、マスター装置は各スレーブ装置から設定アドレス情報を受信して、マトリクステーブルを生成する。
各画像表示装置に対応するマトリクステーブル上の位置データ(H,V)は、図11(b)に示すように、同期マスターに対する相対位置を示す。なお、各画像表示装置には、各画像表示装置を識別する識別子としてのIDが設定されるが、このIDとして、マトリクステーブル上の位置データ(H,V)、すなわち上述したアドレスを用いることが可能である。あるいは、図11(c)に示すように、それぞれマトリクステーブル上の位置データ(H,V)とは異なる個別IDを設定する構成としてもよい。これらの識別データは、マスター画像表示装置からその他のスレーブ画像表示装置に対して出力される制御信号に対する付加情報として設定され、各画像表示装置は、付加情報内のアドレス(またはID)に基づいて、自装置に対する制御信号を判別して抽出する。
図8に示す画像表示装置の制御手段220内のマトリクステーブル格納部224に、マトリクステーブルが格納され、マルチディスプレイ装置の構成が変更され、新たなアドレス設定がなされた場合には、変更されたアドレスに基づいて、マトリクステーブルが適宜更新される。
制御信号生成部225は、マトリクステーブル格納部224から入力するマトリクステーブルデータに基づいて、自装置、あるいは、自装置がマスターである場合は、スレーブ画像表示装置に対する制御信号を生成し、生成した制御信号を出力データ生成部226を介して各スレーブ表示装置に対して出力する。なお、マトリクステーブルは、例えば図12に示すように、画像表示装置のディスプレイに表示することが可能である。
マルチディスプレイ装置を構成する各画像表示装置は、4方向インタフェースを介した接続構成を持つ。図13に4つの画像表示装置が接続されたマルチディスプレイ装置構成例を示す。各画像表示装置の4方向インタフェースを介して制御手段相互間でアドレスデータ、制御信号、同期信号が送受信される。制御信号には、画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、および、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等が含まれる。
これらの信号は、例えばIICバス(Inter−ICバス)481等の信号伝送路を介して各画像表示装置間で送受信される。なお、IICバス(Inter−ICバス)は、双方向通信、ランダムアクセス、分散制御、衝突処理可能なデータ通信用バスであり、通常の調歩同期直列伝送と、スタートストップビット方式、オープンコレクタ型ドライブ等による衝突処理、基本伝送単位毎のアクノレッジ(確認応答)処理機能を持つ2線式シリアルバスである。
各画像表示装置間で送受信されるデータ構成例を図14に示す。送受信データは、データパケットの始点および終点を示すスタート、ストップデータ、データ宛先アドレスとしてのスレーブアドレス、データの読み取りまたは書き込みのいずれであるかの種別を示すR/W、データ受信確認応答である場合のアクノレッジ(ACK)、制御データ、同期データ等の各種データを含む。
各画像表示装置は、図14に示すデータを受信し、自己に割り当てられたスレーブアドレスを持つ場合には、格納データとしての例えば制御情報を抽出し、画像データの切り出し、N倍密変換、表示制御を実行して、各表示データの表示を実行する。なお、同期処理もマスターから入力する同期信号に基づいて実行される。
次に、図15を参照して、図3を参照して説明した画像表示装置を複数組み合わせたマルチディスプレイ装置における信号処理について説明する。図15において、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置として、3つの画像表示装置510,520,530を示している。ここでは3つの画像表示装置例を示すが、画像表示装置数は、任意数に設定可能である。
図15において、画像表示装置510が、マスター装置として設定された画像表示装置であり、制御信号、同期信号を他のスレーブ画像表示装置520,530に提供する。制御信号には、画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、および、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等を含む。
これらの制御信号、同期信号は、マスター画像表示装置の制御手段513において生成され、4方向インタフェース516を介して各スレーブ装置に送信される。
各画像表示装置510,520,530は、先に図3を参照して説明したと同様の構成を持つ。マスター装置として設定された画像表示装置510は、制御手段513において制御信号、同期信号を生成し、自装置および他のスレーブ画像表示装置520,530に対してこれらの制御信号、同期信号を提供する処理を実行する。
ソース画像データは、例えば画像表示装置510においてアンテナ517を介して画像データ供給元から受信し、メモリ511に格納する。メモリ511に格納される画像データは、各画像表示装置自身が表示する画像領域のデータを含む画像データであり、例えばNTSCデコードされた画像データである。他装置においても同様の画像データ入力処理を実行する。
マスターとしての画像表示装置510は、アンテナ517を介して入力する画像データをメモリ511に格納し、表示領域設定手段512において、制御手段513から出力される制御信号に基づいて、先に図4を参照して説明した画像切り出し処理を実行する。さらに、N倍密変換処理手段514において、制御手段513から出力される制御信号に基づいて、拡縮処理としてのN倍密変換処理を実行する。
さらに、N倍密変換処理によって生成された表示画像データは、表示制御処理手段515において、制御手段513から出力される制御信号に含まれる例えばOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、および、同期信号に基づいて表示制御がなされ、CRT等に出力される。
マスター装置以外のスレーブ画像表示装置520,530は、制御信号、すなわち、画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、および、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等を、バス550、およびそれぞれの4方向インタフェースを介して、マスター画像表示装置510の制御手段513から受信し、受信した制御信号に基づいて、アンテナを介して受信したソース画像データの表示領域設定、N倍密変換を実行する。また、同期信号についてもマスターとしての画像表示装置510の制御手段513から受信し、表示制御処理手段において表示制御を実行して画像データを各画像表示装置のCRT等のディスプレイに出力する。
次に、本発明のマルチディスプレイ装置を適用した画像表示処理の手順について、フローを参照して説明する。処理は、大きく分けて、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置構成をアドレス設定により確認し、設定アドレスに基づいてマトリクステーブルを生成あるいは更新した後、画像表示を実行する初期設定を伴う処理と、すでに生成されたマトリクステーブルと、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置構成との対比処理を実行して、必要に応じてマトリクステーブルの更新を実行して、画像表示を実行する対比処理を伴う処理との2つの処理がある。
まず、図16を参照して、アドレス設定処理によりマトリクステーブルを生成あるいは更新する初期設定処理を含む画像表示処理の手順を説明する。
ステップS101では、マスター装置の設定を行なう。マスター装置の設定は、ユーザ選択による設定、あるいは各画像表示装置の接続バス占有権を最初に確保した装置をマスター設定する等の自動設定処理によって行われる。次にステップS102においてアドレス設定処理、ステップS103においてマトリクステーブル生成処理を実行する。
このステップS102におけるアドレス設定処理、ステップS103におけるマトリクステーブル生成処理の詳細を図17の処理フローを参照して説明する。
ステップS151において、マスター装置において、マトリクステーブルを初期化する。図10(a)の状態に相当する。次に、マスター装置は、自己の隣接デバイスから1つのアドレス伝播デバイスを選択し、ステップS153において選択デバイスに対して自己のアドレス、例えば(0,0)を出力する。この処理は、先に図9を参照して説明した処理に相当する。ステップS161において、マスターからアドレスを入力したスレーブ装置は、ステップS162において、自己のアドレス算出処理としての演算を実行する。すなわち、前述したように、アドレス伝播が左から右の場合は、H+1,V+0、下から上の場合は、H+0,V+1、右から左の場合は、H−1,V+0、上から下の場合は、H+0,V−1の演算を実行し、算出結果を自己のアドレスとしてステップS163においてメモリに記憶し、さらに、ステップS164において登録結果をマスターに対して送信する。
さらに、スレーブ装置は、ステップS165において、アドレス受信デバイス以外の隣接デバイスの有無を判定し、隣接デバイスがある場合は、隣接デバイスに対して設定アドレスを出力する。この処理は、図9の(c−6)〜(c−8)に相当する処理である。隣接デバイスがない場合は処理を終了する。
一方、マスター装置は、スレーブ装置から設定アドレス情報を受信すると、ステップS154において、マトリクステーブルの書き込みを実行する。ステップS155で、全デバイスのアドレス設定完了の確認が行なわれ、未完了デバイスがある場合は、ステップS152以下の処理を繰り返し実行し、全デバイスのアドレス設定完了により処理を終了する。
図16の表示処理フローに戻り、説明を続ける。上述したステップS102,S103のアドレス設定、マトリクステーブル生成処理が終了すると、次に、ステップS104において、ステップS103で設定したマトリクステーブルに基づいて、各画像表示装置に対する制御信号および同期信号を生成する。制御信号には、先に説明した通り、画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、および、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等を含み、これらの信号が、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置個々のIDに対応するデータ数生成される。
生成された制御信号、同期信号は、ステップS105において、4方向インタフェースを介してマルチディスプレイ装置を構成するスレーブ画像表示装置に対して出力される。ステップS106において、各画像表示装置は、制御信号を受信し、ステップS107において、自己に割り当てられたアドレス(ID)に基づいて、対応する制御情報を抽出し、画像データの切り出し、N倍密変換、同期信号等に基づく表示制御を実行して、各表示データの表示を実行する。
次に、図18を参照して、すでに生成されたマトリクステーブルと、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置構成との対比処理を実行して、必要に応じてマトリクステーブルの更新を実行して、画像表示を実行する対比処理を伴う処理について説明する。
ステップS201では、ユーザが画像表示を実行しようとするマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置構成における稼動状況を確認する。すなわち、スイッチONの状態であり稼動可能な画像表示装置を確認する。ステップS202では、稼動している画像表示装置構成と、マルチディスプレイ装置構成、すなわちマスター装置に格納されたマトリクステーブル情報に対応するマルチディスプレイ装置構成の対比処理を実行する。ステップS202において、稼動デバイス(画像表示装置)と、システム構成(=マトリクステーブル情報)が一致していると判定した場合は、ステップS203に進む。
ステップS202において、稼動デバイスと、システム構成が一致していないと判定した場合は、ステップS211に進み、マスター装置の稼動状況を判定する。マスターが稼動していると判定された場合は、ステップS212において、稼動デバイスのみによるデバイスIDとシステム構成のリンク再設定処理を実行する。このリンク再設定処理は、マトリクステーブルの更新処理、すなわち、稼動デバイスの構成に基づく新たなマトリクステーブルの生成処理として実行される。
また、ステップS211において、マスターが稼動していないと判定されると、ステップS213に進み、先に図16を参照して説明した初期設定処理としてのマトリクステーブル更新処理が実行される。この処理はマスターの設定処理、設定されたマスターによるマトリクステーブル生成を含む処理となる。
ステップS203では、予め生成済みのマトリクステーブル、あるいはステップS212またはS213で更新されたマトリクステーブルに基づく稼動デバイス(画像表示装置)構成において、表示可能な組み合わせを算出し、ステップS204において、表示可能な組み合わせに基づく制御信号を生成し、ステップS205において、表示可能な組み合わせ画像を生成した制御信号に基づいて次々にトグル形式で表示する。
トグル形式の表示処理とは、例えば3×3=9個の画像表示装置からなるマルチディスプレイ装置である場合には、図19に示すように各種の表示態様、例えば(1)のように、9個のデバイス(画像表示装置)にそれぞれ個別の画像を表示する組み合わせ、(2)のように左上の4つのデバイス(画像表示装置)に1つの画像データを表示する例、(3)のように右上の4つのデバイス(画像表示装置)に1つの画像データを表示する例、(n)のように、9つのデバイス(画像表示装置)に1つの画像データを表示する例等様々な組み合わせがあり、これらの(1)〜(n)の組み合わせ画像を次々と、一定時間間隔で表示する。この各組み合わせに対応して、制御信号も異なり、マスターは、それぞれの組み合わせに基づく制御信号を生成し、各画像表示装置に送信する。
ステップS206では、トグル形式で表示される画像データの組み合わせから、ユーザの選択処理入力がなされたか否かを判定し、入力があるまで、トグル形式の画像表示を継続し、選択入力があった時点で、ステップS207に進み、選択された画像データ表示形式に従った画像表示を継続して実行する。なお、この処理においても、制御信号には、先に説明した通り、画像切り出し開始位置(x1,y1)、および画像サイズ(x2,y2)データ、表示開始位置(x3,y3)、および表示画像サイズ(x4,y4)データ、および、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)等の表示コントロール信号、ドライバ制御信号等を含み、これらの信号が、マスター装置からマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置個々に送信される。
なお、先に説明した図16の初期設定を伴う画像表示処理においても、複数画像の組み合わせを有する場合には、各画像組み合わせについてのトグル形式の画像表示、および選択処理を実行してもよい。
上述したように、本発明のマルチディスプレイ装置では、様々な配置構成にあるマルチディスプレイ装置において、4方向インタフェースを介してアドレスを設定し、マスター装置が設定アドレスに基づいてマトリクステーブルを生成し、生成したマトリクステーブルに基づいて、マスター装置が、各スレーブ画像表示装置に対して、画像切り出し、N倍密変換処理用の制御信号をそれぞれ、4方向インタフェースを介して送信する。各スレーブ画像表示装置は、自装置に対応する制御信号を抽出して画像データの処理を実行し表示データを生成する。このように、制御信号は、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の配置構成に基づくマトリクステーブルに対応して生成するものであるので、様々な画像表示配置構成に対応した画像表示が可能となる。
図20に画像表示例を示す。図20(a)は、3×3の9個の画像表示装置によって構成されるマルチディスプレイ装置であり、左上段の2×2の画像表示装置領域511、右上の1×2の画像表示装置領域512、最下段の3つの1×1の画像表示装置領域513,514,515によって構成したマルチディスプレイ表示例である。
図20(b)は、画像表示装置と、オープンボックスとの組み合わせ例であり、画像表示領域は、左端の1×3の画像表示装置領域521、右上の3×2の画像表示装置領域522を有し、オープンボックス領域531を有する。本発明の画像表示装置では、稼動状態にある個々の画像表示装置に対してアドレス伝播を実行してアドレスを設定し、設定アドレスに基づくマトリクステーブルを生成して、マスター装置がマトリクステーブルにエントリされたデバイス(スレーブ)に対して、個別の制御信号を生成して送信することが可能であり、各スレーブは、制御信号に従って画像処理を実行して表示することが可能な構成であるので、オープンボックス領域531を有する等、任意の配列構成を持つ場合であっても、複数の画像表示装置を用いて一体化した違和感のない画像データ表示を実行することが可能となる。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送したりし、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。
以上説明してきたように、本発明の一実施例の構成によれば、画像表示可能なディスプレイを有する画像表示装置が、データ入出力方向を上下左右各方向において識別可能としたデータ転送用の4方向インタフェースと、4方向インタフェースを介して入力するアドレス情報に基づくアドレス算出処理を実行するアドレス演算手段とを有し、さらに、ユーザによる設定情報の入力がなされた場合、またはインタフェースの接続するバスの占有権を最初に確保した場合にマスター画像表示装置として自装置を設定する処理を実行する構成とした。本構成により、様々な組み合わせを可能とし、また確実なマスター設定による表示制御を行なうマルチディスプレイ装置が実現される。
本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置のインタフェース構成の概要を説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置の構成例を示す図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置において実行する画像切り出し処理について説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置において実行する画像切り出し処理の態様について説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置において実行するN倍密変換処理の態様について説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置において実行する表示制御処理について説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の制御手段の構成を示すブロック図である。 本発明のマルチディスプレイ装置におけるアドレス設定処理を説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置において適用するマトリクステーブルについて説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置において適用するマトリクステーブルについて説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置において適用するマトリクステーブル表示例について説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における接続構成を説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における転送データ構成を説明する図である。 本発明のマルチディスプレイ装置の一実施例としてのマスターデバイスを用い構成を示すブロック図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における処理手順を説明するフロー図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における処理手順としてのアドレス設定およびマトリクステーブル生成処理を説明するフロー図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における処理手順を説明するフロー図である。 本発明のマルチディスプレイ装置におけるトグル処理手順を説明するフロー図である。 本発明のマルチディスプレイ装置における表示処理例を説明する図である。
符号の説明
101,102 インタフェース
111〜114 インタフェース
121,122 インタフェース
123 ケーブル
210 画像表示装置
211 メモリ
212 表示領域設定手段
220 制御手段
214 N倍密変換処理手段
215 表示制御処理手段
216 4方向インタフェース
217 受信手段
221 入力データ解析部
222 アドレス演算部
223 アドレス格納部
224 マトリクステーブル格納部
225 制御信号生成部
226 出力データ生成部
251 画像データ
252 画像データ
280 画像データ
451〜455 画像表示装置
481 バス
510,520,530 画像表示装置
511 メモリ
512 表示領域設定手段
513 システム制御信号生成手段
514 N倍密変換処理手段
515 表示制御処理手段
516 4方向インタフェース
517 アンテナ

Claims (6)

  1. 画像表示可能なディスプレイを有する画像表示装置であり、
    データ入出力方向を上下左右各方向において識別可能としたデータ転送用の4方向インタフェースと、
    前記4方向インタフェースを介して入力するアドレス情報に基づくアドレス算出処理を実行するアドレス演算手段と、
    ユーザによる設定情報の入力がなされた場合、または前記インタフェースの接続するバスの占有権を最初に確保した場合に、自装置および前記インタフェースを介して接続される画像表示装置における画像表示に適用する制御信号の生成処理を行なうマスター画像表示装置として自装置を設定する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記アドレス演算手段は、
    前記4方向インタフェースを介して他の画像表示装置から入力したアドレス情報に基づく自己アドレス算出処理を実行する構成を有し、
    前記自己アドレス算出処理は、
    アドレスを水平方向座標:H、垂直方向座標:Vとして、(H,V)により示されるデータであるときに、前記4方向インタフェースに基づいて識別される入力アドレス情報伝播方向に応じた下記演算処理、
    アドレス伝播が左から右の場合は、H+1,V+0、
    アドレス伝播が下から上の場合は、H+0,V+1、
    アドレス伝播が右から左の場合は、H−1,V+0、
    アドレス伝播が上から下の場合は、H+0,V−1、
    を実行して、上記演算結果を自己アドレスとして設定する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記4方向インタフェースは、画像表示装置筐体の前面および背面を除く上下左右面に設置された構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記4方向インタフェースは、画像表示装置筐体の背面に設置された構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像表示装置は、
    制御信号をマスター装置から受信し、前記制御信号に含まれる画像表示領域設定用データを適用して自装置のディスプレイに表示すべき画像データの領域設定を実行する表示領域設定手段と、
    前記制御信号に含まれる表示画像拡縮処理用データを適用して自装置のディスプレイに表示すべき画像データに応じた密度変換処理を伴う画像拡縮処理を実行するN倍密変換処理手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示装置は、
    制御信号をマスター装置から受信し、自己に割り当てられたアドレス(ID)に基づいて、対応する制御情報を抽出して、画像データの切り出し、N倍密変換、同期信号等に基づく表示制御を実行して、各表示データの表示を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
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