JP2007177501A - 建設機械の作動油タンク構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】作動油が貯留される作動油タンク9の実質的な容量を、ブーム6に空気室を設けたりすることなく拡大できるようにする。
【解決手段】燃料タンク10の後半部上方に、補助タンク16を延設できる延出空間Xを燃料タンク10とは干渉しないようにして確保し、作動油タンク上面板の後半部燃料タンク側に確保される取り付けスペースから延出空間Xに延出するようにして前記補助タンク16を取り付けて作動油タンク9の実質的な容量を増大させる。
【選択図】図2
【解決手段】燃料タンク10の後半部上方に、補助タンク16を延設できる延出空間Xを燃料タンク10とは干渉しないようにして確保し、作動油タンク上面板の後半部燃料タンク側に確保される取り付けスペースから延出空間Xに延出するようにして前記補助タンク16を取り付けて作動油タンク9の実質的な容量を増大させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、油圧ショベル等の建設機械の作動油タンク構造の技術分野に属するものである。
一般に、油圧ショベル等の建設機械においては、油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータを作動させるための作動油を貯留する作動油タンクが設けられるが、該作動油タンクは、油圧アクチュエータ側に供給する作動油量が一定でないため油面が上下変化する。そして作動油タンクは、このような油面変化に順応するため上部側に空気室を設けて変動吸収をするようになっている。しかしながらタンク上部側に空気室を確保する構成にすると、その分、作動油タンクに充填する作動油量が少なくなってしまうという問題がある。
そこで空気室を外付けとしてブームに配設し、該空気室と作動油タンクとを連通管を介して連通連結するようにして作動油タンクに充填する作動油量を多く確保できるようにすることが試みられている(例えば特許文献1)。
特開平10−227046号公報
そこで空気室を外付けとしてブームに配設し、該空気室と作動油タンクとを連通管を介して連通連結するようにして作動油タンクに充填する作動油量を多く確保できるようにすることが試みられている(例えば特許文献1)。
ところで前記空気室をブームに外付けして配設したものは、ブームが揺動作動するたびに連通管が繰り返し的に動くことになって疲労破損を招く惧れがあるだけでなく、連通管に物が当たって破損し易いという問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、油圧アクチュエータを作動させるための作動油が貯留された作動油タンクを備えた建設機械において、前記作動油タンクの周囲には他部材に干渉しない空間が確保されるものとし、作動油タンクには、該空間に延出するようにして補助タンクが設けられていることを特徴とする建設機械の作動油タンク構造である。
請求項2の発明は、補助タンクは、作動油タンクの上面に取り付けられていて空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造である。
請求項3の発明は、補助タンクは、作動油タンクの側面に取り付けられていて油室または空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造である。
請求項2の発明は、補助タンクは、作動油タンクの上面に取り付けられていて空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造である。
請求項3の発明は、補助タンクは、作動油タンクの側面に取り付けられていて油室または空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造である。
請求項1の発明とすることで、作動油タンクは、取り付けられた補助タンクによって実質的な容量が大きくなって作動油量を、空気室を確保しながら多くすることができる。
請求項2または3の発明とすることにより、補助タンクを空気室または油室として利用できることになる。
請求項2または3の発明とすることにより、補助タンクを空気室または油室として利用できることになる。
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は油圧ショベルの走行機体であって、該走行機体1は、クローラ型走行装置2を備えた下部走行体3に上部旋回体4を旋回自在に設けて構成される。上部旋回体4を構成する架台フレーム5の前半側には、左右方向中央部位に位置してブーム6の基端部が上下揺動自在に軸支され、該ブーム6を挟んで左右方向一側(本実施の形態では左側)にはキャブ7が配設され、他側(本実施の形態では右側)には、コントロール弁8が前側に、作動油タンク9および燃料タンク10が後側にそれぞれ配されているが、作動油タンク9と燃料タンク10とは、作動油タンク9がブーム6に対して左右方向他側に隣接し、燃料タンク10が作動油タンク9に対してさらに左右方向他側に隣接する配置構成、つまり作動油タンク9は、ブーム6と燃料タンク10とによって左右両側が挟まれる配置構成になっている。また、架台フレーム5の後半側には、ブーム6の後方に位置する状態でエンジン11が、キャブ7の後方に位置する状態でラジエータ等の部材装置12が、作動油タンク9および燃料タンク10の後方に位置する状態でメインポンプ13がそれぞれ配設されている。尚、燃料タンク10の前半部上面には燃料供給口10aと燃料ゲージ10bとが設けられており、このようにすることによって、燃料タンク10の後半部上面の上方に後述する補助タンク16の延出空間Xが確保されるようになっている。
前記作動油タンク9は、上面板9aが燃料タンク10上面よりも僅かに上位に位置する状態で前後方向に長い矩形状をして構成されているが、タンク上面板9aの前半部には上端部が上方に突出するようにしてリターンフィルタ(カプセルフィルタ)14が組込まれ、後半部には、リターンフィルタ14に対して左右方向ブーム6側に偏倚する状態でメンテナンス用のサクションスクリーン15が組込まれており、これによって後述する補助タンク16の取付けスペースYが燃料タンク上面板9a後半部の燃料タンク10側部位に確保されている。
作動油タンク9における上面板9aの後半部燃料タンク10側部位には、燃料タンク10の後半部上面に上側からオーバーラップするようにして前記延出空間Xに至るよう延出部9bが形成され、該延出部9bには、前記取付けスペースYから延出空間Xに至るようにして前記補助タンク16が取り付けられているが、その取り付け手段は、本実施の形態では溶着になっている。そして補助タンク16は、タンク上面板9aに補助タンク16内に位置する状態で穿設した連通孔9cによって作動油タンク9と連通連結している。しかも補助タンク16には、その上面にエアブリーザ(ベント弁)17と給油口18とが設けられている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、補助タンク16が作動油タンク9に取り付けられていて作動油タンク9の実質的な容量を大きくし、これによって充分な大きさの油室と空気室とを確保できることになるが、補助タンク16は、作動油タンク9に形成される取り付けスペースYから他部材に干渉しない延出空間Xを有効に利用して取り付けられることになって、スペースの有効利用ができる。
前記実施の形態では、作動油タンク9の上面に補助タンク16を取り付けているが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、図6に示す第二の実施の形態のように作動油タンク9の側面に取り付けるようにしてもよい。つまりこのものでは、メインポンプ13の上方空間Zを補助タンク16の延出空間として有効利用し、作動油タンク9の後側面9dにさらに補助タンク20を取り付けたものであり、そしてこの場合、補助タンク20は、上側半部が空気室になり、下側半部が油室となるように構成されている。さらには、図示しないが、作動油タンク9の前側面に補助タンクを設ける構成にすることもでき、本発明は、このように他部材に干渉しない空間があれば、この空間に延出するようにして必要において一つまたは複数の補助タンクを取り付けることができるものであることはいうまでもない。
9 作動油タンク
9a 上面板
10 燃料タンク
16 補助タンク
9a 上面板
10 燃料タンク
16 補助タンク
Claims (3)
- 油圧アクチュエータを作動させるための作動油が貯留された作動油タンクを備えた建設機械において、前記作動油タンクの周囲には他部材に干渉しない空間が確保されるものとし、作動油タンクには、該空間に延出するようにして補助タンクが設けられていることを特徴とする建設機械の作動油タンク構造。
- 補助タンクは、作動油タンクの上面に取り付けられていて空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造。
- 補助タンクは、作動油タンクの側面に取り付けられていて油室または空気室になっていることを特徴とする請求項1記載の建設機械の作動油タンク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005376898A JP2007177501A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 建設機械の作動油タンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005376898A JP2007177501A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 建設機械の作動油タンク構造 |
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Family
ID=38302951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005376898A Pending JP2007177501A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 建設機械の作動油タンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007177501A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009127895A1 (en) * | 2008-04-14 | 2009-10-22 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden Ab | Construction vehicle with a split hydraulic holding unit |
DE112012000013T5 (de) | 2011-03-02 | 2013-01-10 | Komatsu Ltd. | Ölspeicherbehälter und Baufahrzeug |
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2005
- 2005-12-28 JP JP2005376898A patent/JP2007177501A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009127895A1 (en) * | 2008-04-14 | 2009-10-22 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden Ab | Construction vehicle with a split hydraulic holding unit |
DE112012000013T5 (de) | 2011-03-02 | 2013-01-10 | Komatsu Ltd. | Ölspeicherbehälter und Baufahrzeug |
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