JP2007176345A - 車両用エンジンの燃料装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、エンジン及びダッシュパネルに配設した燃料部品類を保護することを目的とする。
【解決手段】この発明は、エンジンの車両後方に配設されるダッシュパネルにフィルタブラケットを介して燃料フィルタを取り付けた車両用エンジンの燃料装置において、燃料フィルタを、車両幅方向でブレーキブースタと空間を隔てた位置に配設し、燃料フィルタをフィルタブラケットを介してダッシュパネルに取り付け、このフィルタブラケットに燃料フィルタのブレーキブースタと対向する側面を覆って車両前方に延びる保護部を設け、ブレーキブースタとフィルタブラケットとに車両幅方向の両側を挟まれる空間内に燃料フィルタの下流側の燃料配管を配設したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】この発明は、エンジンの車両後方に配設されるダッシュパネルにフィルタブラケットを介して燃料フィルタを取り付けた車両用エンジンの燃料装置において、燃料フィルタを、車両幅方向でブレーキブースタと空間を隔てた位置に配設し、燃料フィルタをフィルタブラケットを介してダッシュパネルに取り付け、このフィルタブラケットに燃料フィルタのブレーキブースタと対向する側面を覆って車両前方に延びる保護部を設け、ブレーキブースタとフィルタブラケットとに車両幅方向の両側を挟まれる空間内に燃料フィルタの下流側の燃料配管を配設したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は車両用エンジンの燃料装置に係り、特に、車両前部のエンジンルームに、エンジンと変速機を車両幅方向に並べて搭載した車両用エンジンの燃料装置に関するものである。
車両には、従来より、車両の前部に、車両幅方向の両側を一対のサイドメンバで囲まれるとともに車両後方をダッシュパネルに囲まれるエンジンルームを形成し、このエンジンルーム内に、エンジンと変速機とを連結したパワートレインを、出力軸が車両幅方向に延びるよう搭載しているものがある。この車両用エンジンの燃料装置には、ダッシュパネルに、燃料フィルタや、燃料フィルタよりも下流側の燃料配管、ブレーキブースタ等の部品を配設している。
従来の車両用エンジンの燃料装置には、高剛性を有するABSユニットをフューエルフィルタの上方又は下方に配置し、平面上においてフューエルフィルタをABSユニットと重なる位置に配置し、フューエルフィルタに対してトランスミッションの強い干渉が発生した場合に、ABSユニットによってフューエルフィルタを保護するものがある。
特開2005−247027号公報
従来の車両用エンジンの燃料装置には、ダッシュパネルにプロテクタを介して装着されたフューエルフィルタと別体の燃料制御装置を、ブレーキマスタシリンダの直下で、かつブレーキマスタシリンダの先端から後方にオフセットして配置し、ブレーキマスタシリンダをプロテクタとして機能させてフューエルフィルタの強い干渉からの保護を行うものがある。
特開平9−600992号公報
ところで、前記車両前部のエンジンルームに、エンジンと変速機とを連結したパワートレインをその出力軸が車両幅方向に延びるよう搭載し、ダッシュパネルに、燃料フィルタや、燃料フィルタよりも下流側の燃料配管、ブレーキブースタ等の部品を配設した車両用エンジンの燃料装置においては、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した場合に、左・右サイドメンバの一方が他方に対して大きく変形し、エンジンを支持する左・右マウントの位置が車両前後方向で相対的にずれる。
そして、パワートレインは、その出力軸が車両幅方向に対して傾斜した状態で、ダッシュパネル側に配設された燃料フィルタや燃料配管と強く干渉する虞があった。とりわけ、燃料フィルタや燃料配管などの燃料部品類は、車両前後方向から斜め方向にずれる位置に強く干渉する虞があった。
そして、パワートレインは、その出力軸が車両幅方向に対して傾斜した状態で、ダッシュパネル側に配設された燃料フィルタや燃料配管と強く干渉する虞があった。とりわけ、燃料フィルタや燃料配管などの燃料部品類は、車両前後方向から斜め方向にずれる位置に強く干渉する虞があった。
この発明は、エンジンの車両後方に配設されるダッシュパネルにフィルタブラケットを介して燃料フィルタを取り付けた車両用エンジンの燃料装置において、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、エンジン及びダッシュパネルに配設した燃料部品類を保護できる構造とすることを目的とする。
この発明は、車両の前部に車両幅方向の両側を一対のサイドメンバに囲まれるとともに車両後方をダッシュパネルに囲まれるエンジンルームを形成し、このエンジンルーム内に、エンジンと変速機とを連結したパワートレインを出力軸が車両幅方向に延びるように搭載し、このパワートレインの車両幅方向の両側部を夫々、左マウントと右マウントとを介して前記サイドメンバに支持し、前記ダッシュパネルに燃料フィルタと、この燃料フィルタよりも下流側の燃料配管と、ブレーキブースタとを配設した車両用エンジンの燃料装置において、前記燃料フィルタを、車両幅方向で前記ブレーキブースタと空間を隔てた位置に配設し、前記燃料フィルタをフィルタブラケットを介して前記ダッシュパネルに取り付け、このフィルタブラケットに前記燃料フィルタの前記ブレーキブースタと対向する側面を覆って車両前方に延びる保護部を設け、かつ前記ブレーキブースタと前記フィルタブラケットとに車両幅方向の両側を挟まれる空間内に前記燃料フィルタの下流側の燃料配管を配設したことを特徴とする。
この発明の車両用エンジンの燃料装置は、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、燃料フィルタのパワートレインと強く干渉し易い部位をフィルタブラケットで覆って保護することができる。
また、この発明の車両用エンジンの燃料装置は、燃料配管を、フィルタブラケットと剛性の大きいブレーキブースタとに挟まれる空間に配設することで、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、パワートレインと強い干渉を発生し難く位置に燃料配管を配設することができ、燃料配管を保護することができる。
また、この発明の車両用エンジンの燃料装置は、燃料配管を、フィルタブラケットと剛性の大きいブレーキブースタとに挟まれる空間に配設することで、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、パワートレインと強い干渉を発生し難く位置に燃料配管を配設することができ、燃料配管を保護することができる。
この発明の車両用エンジンの燃料装置は、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、フィルタブラケットで燃料フィルタを保護することができるとともに、フィルタブラケットとブレーキブースタとに挟まれ、パワートレインと干渉し難くい位置に燃料配管を配設して燃料配管を保護することができる。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図1は、この発明を示す車両のエンジンルームの平面図、図2はエンジンルームの後部平面図、図3はエンジンルームの左側面図、図4はダッシュパネルを透視したエンジンの背面図、図5はエンジンの背面図、図6はフィルタ取付ブラケットの平面図、図7はフィルタ取付ブラケットの左側面図である。
図1に示すよう、この発明の対象とする車両1は、車両1の前部にフロントバンパ2を配置し、フロントバンパ2の後方にエンジンルーム3を形成する。エンジンルーム3は、車両幅方向の両側を車両前後方向に延びる一対の左・右サイドメンバ4・5に囲まれるとともに、車両後方を車両幅方向に延びるダッシュパネル6に囲まれて形成される。このエンジンルーム3内には、車両用エンジン(以下、「エンジン」と記す。)7と変速機8とを連結したパワートレイン9を、その出力軸10(図3参照)が車両幅方向に延びるように搭載している。パワートレイン9は、車両幅方向の両側部を夫々、左マウント11と右マウント12とを介して左・右サイドメンバ4・5に支持されている。
パワートレイン9は、エンジンルーム3内において、エンジン7を車両幅方向の右側に配設するとともに、変速機8を車両幅方向左側に配設している。エンジン7は、車両幅方向の寸法が変速機8よりも長く、車両前後方向に延びる車両中心線Cを右側から左側に越える位置まで延びている。
図1に示すよう、この発明の対象とする車両1は、車両1の前部にフロントバンパ2を配置し、フロントバンパ2の後方にエンジンルーム3を形成する。エンジンルーム3は、車両幅方向の両側を車両前後方向に延びる一対の左・右サイドメンバ4・5に囲まれるとともに、車両後方を車両幅方向に延びるダッシュパネル6に囲まれて形成される。このエンジンルーム3内には、車両用エンジン(以下、「エンジン」と記す。)7と変速機8とを連結したパワートレイン9を、その出力軸10(図3参照)が車両幅方向に延びるように搭載している。パワートレイン9は、車両幅方向の両側部を夫々、左マウント11と右マウント12とを介して左・右サイドメンバ4・5に支持されている。
パワートレイン9は、エンジンルーム3内において、エンジン7を車両幅方向の右側に配設するとともに、変速機8を車両幅方向左側に配設している。エンジン7は、車両幅方向の寸法が変速機8よりも長く、車両前後方向に延びる車両中心線Cを右側から左側に越える位置まで延びている。
図2・図3に示すように、エンジン7は、シリンダブロック13の上部にシリンダヘッド14を取り付け、シリンダヘッド14の上部にシリンダヘッドカバー15を取り付け、シリンダブロック13の下部にオイルパン16を取り付けている。シリンダブロック13下部左側及びオイルパン16左側には、変速機8を取り付けている。
エンジン7には、車両前側に排気系部品の排気マニホルド17を取り付けている。排気系部品は、排気マニホルド17から下流側に向かって順次に、ターボチャージャ18と排気管19と触媒コンバータ20と後部排気管とを接続している。一方、エンジン7には、車両後側に吸気系部品の吸気マニホルド21を取り付けている。吸気系部品は、図1に示すように、上流側から順次に、吸気ダクト22とエアクリーナ23と吸気ホース24とターボインレットダクト25と前記ターボチャージャ18とインタクーラインレットパイプ26とインタクーラ27とインタクーラアウトレットパイプ28とシャッタバルブ29とを接続し、シャッタバルブ29を吸気マニホルド21の左側に接続している。
吸気マニホルド21には、シャッタバルブ29の近傍の後側に車両後方に向かって突出する取付部30を形成し、この突出部30にEGRバルブ31を取り付けている。EGRバルブ31は、下側に接続したEGRインレットパルプ32を変速機8上方のシリンダブロック13左側を通してシリンダヘッド14前側の排気マニホルド17に接続し、左側に接続したEGRアウトレットパイプ33をシャッタバルブ29の後側に接続している。
エンジン7には、車両前側に排気系部品の排気マニホルド17を取り付けている。排気系部品は、排気マニホルド17から下流側に向かって順次に、ターボチャージャ18と排気管19と触媒コンバータ20と後部排気管とを接続している。一方、エンジン7には、車両後側に吸気系部品の吸気マニホルド21を取り付けている。吸気系部品は、図1に示すように、上流側から順次に、吸気ダクト22とエアクリーナ23と吸気ホース24とターボインレットダクト25と前記ターボチャージャ18とインタクーラインレットパイプ26とインタクーラ27とインタクーラアウトレットパイプ28とシャッタバルブ29とを接続し、シャッタバルブ29を吸気マニホルド21の左側に接続している。
吸気マニホルド21には、シャッタバルブ29の近傍の後側に車両後方に向かって突出する取付部30を形成し、この突出部30にEGRバルブ31を取り付けている。EGRバルブ31は、下側に接続したEGRインレットパルプ32を変速機8上方のシリンダブロック13左側を通してシリンダヘッド14前側の排気マニホルド17に接続し、左側に接続したEGRアウトレットパイプ33をシャッタバルブ29の後側に接続している。
車両1に搭載されたエンジン7の燃料装置34は、図2・図3に示すように、ダッシュパネル6に燃料フィルタ35を配設している。燃料フィルタ35は、フィルタブラケット36を介してダッシュパネル6に取り付けられる。燃料フィルタ35は、略円筒形状のフィルタ本体37の上面にフィルタ入口側接続部38を備え、フィルタ本体37の側面にフィルタ出口側接続部39を備えている。
前記フィルタ入口側接続部38には、燃料供給車体側ホース40が接続される。燃料供給車体側ホース40には、燃料タンクから燃料を供給する燃料供給車体側パイプが接続される。前記フィルタ出口側接続部39には、燃料供給フィルタ側ホース41が接続される。燃料供給フィルタ側ホース41は、燃料供給パイプ42に接続される。燃料供給パイプ42には、燃料供給エンジン側ホース43が接続される。燃料供給エンジン側ホース43は、吸気マニホルド21後側且つ右側に取り付けられた燃料ポンプ44に接続される。
燃料ポンプ44は、図4・図5に示すように、圧送パイプ45により燃料ポンプ44下方且つ左方の吸気マニホルド21後側に取り付けられたコモンレール46に接続される。コモンレール46は、燃料分配パイプ47を介してシリンダヘッド14上部に取り付けられた各燃料噴射弁48に接続される。各燃料噴射弁48は、シリンダ内に燃料を直接噴射する。
各燃料噴射弁48には、図2に示すように、余剰の燃料を集める収集パイプ49が接続される。収集パイプ49は、集合パイプ50により燃料ポンプ44上方の吸気マニホルド21後側に取り付けられた燃料チャンバ51に接続される。燃料チャンバ51のコネクタ接合部52には、燃料戻りエンジン側ホース53の燃料コネクタ54が接合される。燃料戻りエンジン側ホース53は、燃料戻りパイプ55に接続される。燃料戻りパイプ55には、燃料戻り車体側ホース56が接続される。燃料戻り車体側ホース55には、燃料を燃料タンクに戻す燃料戻り車体側パイプが接続される。
前記フィルタ入口側接続部38には、燃料供給車体側ホース40が接続される。燃料供給車体側ホース40には、燃料タンクから燃料を供給する燃料供給車体側パイプが接続される。前記フィルタ出口側接続部39には、燃料供給フィルタ側ホース41が接続される。燃料供給フィルタ側ホース41は、燃料供給パイプ42に接続される。燃料供給パイプ42には、燃料供給エンジン側ホース43が接続される。燃料供給エンジン側ホース43は、吸気マニホルド21後側且つ右側に取り付けられた燃料ポンプ44に接続される。
燃料ポンプ44は、図4・図5に示すように、圧送パイプ45により燃料ポンプ44下方且つ左方の吸気マニホルド21後側に取り付けられたコモンレール46に接続される。コモンレール46は、燃料分配パイプ47を介してシリンダヘッド14上部に取り付けられた各燃料噴射弁48に接続される。各燃料噴射弁48は、シリンダ内に燃料を直接噴射する。
各燃料噴射弁48には、図2に示すように、余剰の燃料を集める収集パイプ49が接続される。収集パイプ49は、集合パイプ50により燃料ポンプ44上方の吸気マニホルド21後側に取り付けられた燃料チャンバ51に接続される。燃料チャンバ51のコネクタ接合部52には、燃料戻りエンジン側ホース53の燃料コネクタ54が接合される。燃料戻りエンジン側ホース53は、燃料戻りパイプ55に接続される。燃料戻りパイプ55には、燃料戻り車体側ホース56が接続される。燃料戻り車体側ホース55には、燃料を燃料タンクに戻す燃料戻り車体側パイプが接続される。
前記エンジン7の上部には、図1に示すように、車両上方から視た場合、シリンダヘッドカバー15、吸気マニホルド21、EGRバルブ31、及び燃料チャンバ51を覆うように、エンジンカバー57が取り付けられる。エンジンカバー57は、図3に示すように、車両前側を前側カバー取付ブラケット58を介してエンジン7に取り付けられ、車両後側を後側カバー取付ブラケット59を介してエンジン7に取り付けられる。また、エンジン7には、図4に示すように、シリンダブロック13後側且つ右側に補機部品のオルタネータ60を取り付けている。
さらに、エンジン7及び変速機8の周辺のエンジンルーム3空間には、図1に示すように、エンジン7及び車両1用の補機部品として、前記フロントバンパ2の車幅方向両側位置に左・右ヘッドランプ61・62を配設し、前記フロントバンパ2中央位置の車両後方側に前記インタークーラ27、空調装置のエアコン用コンデンサ63、冷却装置のラジエータ64等の放熱器類を配設し、前記変速機8の上方を覆う位置にバッテリ65を配設している。さらにまた、ダッシュパネル6には、エンジン7及び車両1用の補機部品として、燃料装置34の燃料フィルタ35と、この燃料フィルタ35より下流側の燃料配管である燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55と、制動装置のブレーキブースタ66等の補機部品を配設している。ブレーキブースタ66には、図2に示すように、ブースタ側負圧ホース67と負圧パイプ68とエンジン側負圧ホース69とが順次に接続され、吸気負圧が導入される。
そして、ダッシュパネル6には、図1に示すように、車両幅方向の右側にブレーキブースタ66を配設する一方、ブレーキブースタ66と車両幅方向で空間70を隔てた左側の位置にフィルタブラケット36を介して燃料フィルタ35を配設する。ブレーキブースタ66は、車両前後方向でエンジン7の直後方に位置する。燃料フィルタ35は、エンジン7の車両幅方向の左側端部とバッテリ65の間に形成される空間71の後方に位置する。燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55は、図2に示すように、負圧パイプ68と合わせて連結部材72により連結されて集中配管にまとめられ、配管ブラケット73を介してダッシュパネル6に取り付けられる。
さらに、エンジン7及び変速機8の周辺のエンジンルーム3空間には、図1に示すように、エンジン7及び車両1用の補機部品として、前記フロントバンパ2の車幅方向両側位置に左・右ヘッドランプ61・62を配設し、前記フロントバンパ2中央位置の車両後方側に前記インタークーラ27、空調装置のエアコン用コンデンサ63、冷却装置のラジエータ64等の放熱器類を配設し、前記変速機8の上方を覆う位置にバッテリ65を配設している。さらにまた、ダッシュパネル6には、エンジン7及び車両1用の補機部品として、燃料装置34の燃料フィルタ35と、この燃料フィルタ35より下流側の燃料配管である燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55と、制動装置のブレーキブースタ66等の補機部品を配設している。ブレーキブースタ66には、図2に示すように、ブースタ側負圧ホース67と負圧パイプ68とエンジン側負圧ホース69とが順次に接続され、吸気負圧が導入される。
そして、ダッシュパネル6には、図1に示すように、車両幅方向の右側にブレーキブースタ66を配設する一方、ブレーキブースタ66と車両幅方向で空間70を隔てた左側の位置にフィルタブラケット36を介して燃料フィルタ35を配設する。ブレーキブースタ66は、車両前後方向でエンジン7の直後方に位置する。燃料フィルタ35は、エンジン7の車両幅方向の左側端部とバッテリ65の間に形成される空間71の後方に位置する。燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55は、図2に示すように、負圧パイプ68と合わせて連結部材72により連結されて集中配管にまとめられ、配管ブラケット73を介してダッシュパネル6に取り付けられる。
ところで、図1に示すように、車両1においては、車両幅方向中心からずれた左前部または右前部に、物体74が強く当接して過大な力が作用する場合には、車両幅方向で変速機8が配置される側(左前部)への過大な力の作用と、エンジン7が配置される側(右前部)への過大な力の作用とが考えられる。
この車両1では、燃料フィルタ35が上記のような位置に配置されているため、車両左前部への過大な力の作用よりも、車両右前部への過大な力の作用の方が、燃料フィルタ35に及ぼす影響が大きくなる。
それは、以下の理由による。
車両1の斜め前方や車両幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用する際には、左・右サイドメンバ4・5の一方が他方に対して大きく変形し、左・右マウント11・12の位置が車両前後方向で相対的にずれる。そして、パワートレイン9は、その出力軸10が車両幅方向に対して傾斜した状態で、ダッシュパネル6の側へ移動する。
例えば、車両1の左前部への過大な力の作用の際には、エンジン7が車両1の右斜め後方へと移動し、燃料フィルタ35から離れていくことになる。そのため、この場合は、エンジン7が燃料フィルタ35と強く干渉する可能性は低い。また、この場合は、バッテリ65も車両後方に移動するが、燃料フィルタ35とバッテリ65との間に大きな空間75が確保されており、バッテリ65の燃料フィルタ35との強い干渉を回避することができる。
これに対して、車両1の右前部への過大な力の作用の際には、エンジン7が車両1の左斜め後方(図1の矢印A方向)へと移動するため、燃料フィルタ35及び燃料フィルタ35に繋がる燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55に強く干渉する虞が大きい。
そのため、この実施例の以降においては、車両1の右前部への矢印B方向からの物体74の強い当接による過大な力の作用を中心に説明する。
この車両1では、燃料フィルタ35が上記のような位置に配置されているため、車両左前部への過大な力の作用よりも、車両右前部への過大な力の作用の方が、燃料フィルタ35に及ぼす影響が大きくなる。
それは、以下の理由による。
車両1の斜め前方や車両幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用する際には、左・右サイドメンバ4・5の一方が他方に対して大きく変形し、左・右マウント11・12の位置が車両前後方向で相対的にずれる。そして、パワートレイン9は、その出力軸10が車両幅方向に対して傾斜した状態で、ダッシュパネル6の側へ移動する。
例えば、車両1の左前部への過大な力の作用の際には、エンジン7が車両1の右斜め後方へと移動し、燃料フィルタ35から離れていくことになる。そのため、この場合は、エンジン7が燃料フィルタ35と強く干渉する可能性は低い。また、この場合は、バッテリ65も車両後方に移動するが、燃料フィルタ35とバッテリ65との間に大きな空間75が確保されており、バッテリ65の燃料フィルタ35との強い干渉を回避することができる。
これに対して、車両1の右前部への過大な力の作用の際には、エンジン7が車両1の左斜め後方(図1の矢印A方向)へと移動するため、燃料フィルタ35及び燃料フィルタ35に繋がる燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55に強く干渉する虞が大きい。
そのため、この実施例の以降においては、車両1の右前部への矢印B方向からの物体74の強い当接による過大な力の作用を中心に説明する。
そこで、このエンジン7の燃料装置34は、燃料フィルタ35を車両幅方向でブレーキブースタ66と空間70を隔てた左側の位置に配設し、燃料フィルタ35をフィルタブラケット36を介してダッシュパネル6に取り付ける。
前記フィルタブラケット36は、図6・図7に示すように、車両左側から視た場合、パイプ材を折り曲げて車両前方から後方に向かって略横U字形状に形成されるブラケット本体76を設けている。ブラケット本体76は、上下に一対で車両前後方向に平行な第1・第2取付部77・78を設け、第1取付部77の車両後方側からダッシュパネル6に対して略垂直に対向するように延びる第1延長部79を設け、第2取付部78の車両後方側からダッシュパネル6に対して略平行するように延びる第2延長部80を設け、第1・第2取付部77・78の車両前方側から燃料フィルタ35のブレーキブースタ66と対向する側面を覆って車両前方に延びる略C字形状の保護部81を設けている。
前記第1・第2取付部77・78には、燃料フィルタ35と対向する側にフィルタ取付け部材82を固着している。フィルタ取付け部材82には、前記燃料フィルタ35を取り付ける。前記第1延長部79には、第1ダッシュ用取付部83を固着している。第1ダッシュ用取付部83は、ダッシュパネル6に第1取付ボルト84により取り付けられる。前記第2延長部80には、第2ダッシュ用取付部85を固着している。第2ダッシュ用取付部85は、ダッシュパネル6に第2取付ボルト86により取り付けられる。前記保護部81には、ブレーキブースタ66と対向する側にプロテクタ取付け部材87を固着している。プロテクタ取付け部材87には、プロテクタ88を取り付ける(図2参照)。
前記フィルタブラケット36は、図6・図7に示すように、車両左側から視た場合、パイプ材を折り曲げて車両前方から後方に向かって略横U字形状に形成されるブラケット本体76を設けている。ブラケット本体76は、上下に一対で車両前後方向に平行な第1・第2取付部77・78を設け、第1取付部77の車両後方側からダッシュパネル6に対して略垂直に対向するように延びる第1延長部79を設け、第2取付部78の車両後方側からダッシュパネル6に対して略平行するように延びる第2延長部80を設け、第1・第2取付部77・78の車両前方側から燃料フィルタ35のブレーキブースタ66と対向する側面を覆って車両前方に延びる略C字形状の保護部81を設けている。
前記第1・第2取付部77・78には、燃料フィルタ35と対向する側にフィルタ取付け部材82を固着している。フィルタ取付け部材82には、前記燃料フィルタ35を取り付ける。前記第1延長部79には、第1ダッシュ用取付部83を固着している。第1ダッシュ用取付部83は、ダッシュパネル6に第1取付ボルト84により取り付けられる。前記第2延長部80には、第2ダッシュ用取付部85を固着している。第2ダッシュ用取付部85は、ダッシュパネル6に第2取付ボルト86により取り付けられる。前記保護部81には、ブレーキブースタ66と対向する側にプロテクタ取付け部材87を固着している。プロテクタ取付け部材87には、プロテクタ88を取り付ける(図2参照)。
このように、この燃料装置34は、図2に示すように、フィルタブラケット36に、燃料フィルタ35のブレーキブースタ66と対向する側面を覆って車両前方に延びる保護部80を設けている。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、燃料フィルタ35のパワートレイン9と強く干渉し易い部位をフィルタブラケット36の保護部81で覆って保護することができる。また、この燃料装置34は、保護部81にプロテクタ88を取り付けていることにより、作用する力をさらに弱めることができる。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、燃料フィルタ35のパワートレイン9と強く干渉し易い部位をフィルタブラケット36の保護部81で覆って保護することができる。また、この燃料装置34は、保護部81にプロテクタ88を取り付けていることにより、作用する力をさらに弱めることができる。
また、この燃料装置34は、図2に示すように、ブレーキブースタ66とフィルタブラケット36とに車両幅方向の両側を挟まれる空間70内に、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を配設している。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、パワートレイン9と干渉し難くい位置に燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を配設することができ、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を保護することができる。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、パワートレイン9と干渉し難くい位置に燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を配設することができ、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を保護することができる。
さらに、この燃料装置34は、図4に示すように、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を、車両1の上下方向でフィルタブラケット36よりも高い位置に配設している。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、フィルタブラケット36に加わる荷重でダッシュパネル6が変形しても、フィルタブラケット36が燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55と干渉しない構造にできるため、燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を保護することができる。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、フィルタブラケット36に加わる荷重でダッシュパネル6が変形しても、フィルタブラケット36が燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55と干渉しない構造にできるため、燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を保護することができる。
さらにまた、この燃料装置34は、図6に示すように、車両1の上方から視た場合、フィルタブラケット36のブラケット本体76を、燃料フィルタ35のブレーキブースタ66に対向する部位を覆う保護部81から車両1の後方に延びてダッシュパネル6に取り付けられる形状の第1・第2取付部77・78を形成し、図2に示すように、フィルタブラケット36を、燃料フィルタ35のブレーキブースタ66に対向する部位からダッシュパネル6に対向する部位を覆う形状としている。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、ダッシュパネル6が変形しても、燃料フィルタ35が変形しない構造にできるため、フィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39を保護することができる。
これにより、この燃料装置34は、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、ダッシュパネル6が変形しても、燃料フィルタ35が変形しない構造にできるため、フィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39を保護することができる。
また、この燃料装置34は、燃料フィルタ35の燃料配管の接続部であるフィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39を、車両幅方向でブレーキブースタ66と反対側の車両外方の左方に向けるようにしてフィルタブラケット36に取り付けている。
これにより、この燃料装置34は、過大な力の作用によって損傷し易い燃料フィルタ35のフィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39を、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、エンジン7と衝突し難い位置に配設できるため、燃料フィルタ35に損傷が及ぶことを防止することができる。
これにより、この燃料装置34は、過大な力の作用によって損傷し易い燃料フィルタ35のフィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39を、車両1の斜め前方や車両1の幅方向中心から右側に偏った前方から過大な力が作用した際に、エンジン7と衝突し難い位置に配設できるため、燃料フィルタ35に損傷が及ぶことを防止することができる。
このように、このエンジン7の燃料装置34は、車両1の右前部への物体74の強い当接による過大な力の作用の際に、エンジン7が強く当接し易い燃料フィルタ35の右前部を保護しつつ、燃料フィルタ35のフィルタ入口側接続部38及びフィルタ出口側接続部39をエンジン7が当接し難い位置に配置して保護することができる。
また、この燃料装置34は、図2・図3に示すように、ブレーキブースタ66とフィルタブラケット36とに車両幅方向の両側を囲まれる空間70に燃料フィルタ35の下流側の燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55を配設し、燃料フィルタ35のフィルタ出口側接続部39と燃料配管の燃料供給パイプ42との間を燃料供給フィルタ側ホース41で接続し、燃料戻りパイプ55に燃料戻り車体側ホース56を接続し、燃料フィルタ35のフィルタ入口側接続部38に燃料供給車体側ホース40を接続する。
前記燃料供給フィルタ側ホース41は、燃料フィルタ35の車両1の左外方に向けられたフィルタ出口側接続部39から、車両1の上方に向かってわずかに延び、それから、車両1の右斜め前方に向かって屈曲し、燃料フィルタ35の左前部に沿って延びる。それから、車両1の右斜め後方に向かって屈曲し、フィルタブラケット36の保護部81に沿うように延びて燃料供給パイプ42に接続される。
一方、前記燃料戻り車体側ホース56は、車両1の左外方に向けられた燃料戻りパイプ55から、車両1の左斜め下方にわずかに延びる。それから、車両1の右斜め下方に向かい屈曲し、燃料タンクの燃料戻り車体側パイプに接続される。
さらに、前記燃料供給車体側ホース40は、燃料フィルタ35の車両1の左外方に向けられたフィルタ入口側接続部38から、車両1の前方に向かってわずかに延び、その後、車両1の右斜め前方に向かい屈曲し、燃料フィルタ35の左前部に沿って延びる。それから、車両1の右斜め後方に向かって屈曲し、フィルタブラケット36の保護部81に沿うように延びる。次いで車両1の後下方に向かって屈曲し、燃料戻りパイプ55の下方を潜り車両1の左下方に延び、燃料タンクの燃料供給車体側パイプに接続される。
このように、この燃料装置34は、燃料供給フィルタ側ホース41、燃料戻り車体側ホース56、燃料供給車体側ホース40を屈曲させることによって、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55にエンジン7が干渉した際に、燃料供給フィルタ側ホース41、燃料戻り車体側ホース56、燃料供給車体側ホース40を自由に変形できるようにし、保護することができる。
前記燃料供給フィルタ側ホース41は、燃料フィルタ35の車両1の左外方に向けられたフィルタ出口側接続部39から、車両1の上方に向かってわずかに延び、それから、車両1の右斜め前方に向かって屈曲し、燃料フィルタ35の左前部に沿って延びる。それから、車両1の右斜め後方に向かって屈曲し、フィルタブラケット36の保護部81に沿うように延びて燃料供給パイプ42に接続される。
一方、前記燃料戻り車体側ホース56は、車両1の左外方に向けられた燃料戻りパイプ55から、車両1の左斜め下方にわずかに延びる。それから、車両1の右斜め下方に向かい屈曲し、燃料タンクの燃料戻り車体側パイプに接続される。
さらに、前記燃料供給車体側ホース40は、燃料フィルタ35の車両1の左外方に向けられたフィルタ入口側接続部38から、車両1の前方に向かってわずかに延び、その後、車両1の右斜め前方に向かい屈曲し、燃料フィルタ35の左前部に沿って延びる。それから、車両1の右斜め後方に向かって屈曲し、フィルタブラケット36の保護部81に沿うように延びる。次いで車両1の後下方に向かって屈曲し、燃料戻りパイプ55の下方を潜り車両1の左下方に延び、燃料タンクの燃料供給車体側パイプに接続される。
このように、この燃料装置34は、燃料供給フィルタ側ホース41、燃料戻り車体側ホース56、燃料供給車体側ホース40を屈曲させることによって、燃料配管の燃料供給パイプ42及び燃料戻りパイプ55にエンジン7が干渉した際に、燃料供給フィルタ側ホース41、燃料戻り車体側ホース56、燃料供給車体側ホース40を自由に変形できるようにし、保護することができる。
この発明の車両用エンジンの燃料装置は、車両の斜め前方や車両の幅方向中心からいずれか一側に偏った前方から過大な力が作用した際に、燃料フィルタや燃料配管を保護することができるものであり、エンジン後方のダッシュパネルに燃料部品類を配設した車両に適用することができる。
1 車両
2 フロントバンパ
3 エンジンルーム
4・5 左・右サイドメンバ
6 ダッシュパネル
7 エンジン
8 変速機
9 パワートレイン
10 出力軸
11・12 左・右マウント
34 燃料装置
35 燃料フィルタ
36 フィルタブラケット
38 フィルタ入口側接続部
39 フィルタ出口側接続部
42 燃料供給パイプ
55 燃料戻りパイプ
66 ブレーキブースタ
70 空間
76 ブラケット本体
81 保護部
2 フロントバンパ
3 エンジンルーム
4・5 左・右サイドメンバ
6 ダッシュパネル
7 エンジン
8 変速機
9 パワートレイン
10 出力軸
11・12 左・右マウント
34 燃料装置
35 燃料フィルタ
36 フィルタブラケット
38 フィルタ入口側接続部
39 フィルタ出口側接続部
42 燃料供給パイプ
55 燃料戻りパイプ
66 ブレーキブースタ
70 空間
76 ブラケット本体
81 保護部
Claims (4)
- 車両の前部に車両幅方向の両側を一対のサイドメンバに囲まれるとともに車両後方をダッシュパネルに囲まれるエンジンルームを形成し、このエンジンルーム内に、エンジンと変速機とを連結したパワートレインを出力軸が車両幅方向に延びるように搭載し、このパワートレインの車両幅方向の両側部を夫々、左マウントと右マウントとを介して前記サイドメンバに支持し、前記ダッシュパネルに燃料フィルタと、この燃料フィルタよりも下流側の燃料配管と、ブレーキブースタとを配設した車両用エンジンの燃料装置において、前記燃料フィルタを、車両幅方向で前記ブレーキブースタと空間を隔てた位置に配設し、前記燃料フィルタをフィルタブラケットを介して前記ダッシュパネルに取り付け、このフィルタブラケットに前記燃料フィルタの前記ブレーキブースタと対向する側面を覆って車両前方に延びる保護部を設け、かつ前記ブレーキブースタと前記フィルタブラケットとに車両幅方向の両側を挟まれる空間内に前記燃料フィルタの下流側の燃料配管を配設したことを特徴とする車両用エンジンの燃料装置。
- 前記燃料配管を、車両の上下方向で前記フィルタブラケットより高い位置に配設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの燃料装置。
- 車両上方から視た場合、前記フィルタブラケットを、前記燃料フィルタの前記ブレーキブースタに対向する部位から前記ダッシュパネルに対向する部位を覆う形状としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの燃料装置。
- 前記燃料フィルタの燃料配管との接続部を、車両幅方向で車両外方に向けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの燃料装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005377781A JP2007176345A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 車両用エンジンの燃料装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005377781A JP2007176345A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 車両用エンジンの燃料装置 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005377781A patent/JP2007176345A/ja active Pending
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