JP2007175665A - Apparatus for coating building board - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、インクジェット式の塗装機を用いて建築板の表面に塗装を行なう建築板の塗装装置に関するものである。 The present invention relates to a building board coating apparatus for coating the surface of a building board using an ink jet type coating machine.
セメント系外装板などの建築板に塗装を施すにあたっては、従来からスプレー塗装機、ロールコーター塗装機、フローコーター塗装機などを用いて、建築板の表面に塗料を塗布することによって行なうのが一般的である。しかしこのようなスプレー、ロールコート、フローコートなどでは、複雑な柄模様に塗装を施すことが難しく、特に外装板のように表面にレンガ調などの凹凸を設けた建築板に塗装を施すことは困難である。一方、凸版や凹版などの印刷ロールを用いて塗装することも行なわれているが、この場合には同じ柄模様が繰り返して現れる塗装になって、単調な模様になり易く、また塗装する柄模様を変更する場合には印刷ロールを取り替える必要があって、建築板ごとに異なる模様を塗装することはできない。 Conventionally, when painting building boards such as cement-based exterior boards, it is common to apply paint to the surface of building boards using a spray coater, roll coater coater, flow coater coater, etc. Is. However, with such sprays, roll coats, flow coats, etc., it is difficult to paint complex patterns, and it is particularly difficult to paint on building boards with irregularities such as bricks on the surface like exterior boards. Have difficulty. On the other hand, painting is also performed using printing rolls such as letterpress and intaglio, but in this case, the same pattern is repeatedly applied and tends to be a monotonous pattern. When changing, it is necessary to replace the printing roll, and it is not possible to paint a different pattern for each building board.
そこで最近、インクジェットプリンターを塗装機として用い、搬送コンベアで建築板を搬送してこのインクジェット式の塗装機の塗装ノズルヘッドの下方を通過させながら、塗装ノズルヘッドから塗料を噴射させることによって、建築板の表面を塗装することが提案されている(例えば特許文献1等参照)。 Therefore, recently, an ink jet printer is used as a coating machine, and a building board is conveyed by a conveyor, and the building board is sprayed from the coating nozzle head while passing under the coating nozzle head of the ink jet type coating machine. It has been proposed to coat the surface of (see, for example, Patent Document 1).
インクジェット式の塗装機では塗装ノズルヘッドから噴射させた塗料で、建築板の表面に対して非接触で塗装を行なうことができるものであり、また塗装ノズルヘッドからの塗料の噴射を制御することによって、建築板の任意の位置に任意の柄模様となるように塗料を噴射することができるものであり、表面に凹凸を有する建築板に複雑な柄模様で塗装を行なうことができるものである。特に、塗装ノズルヘッドから塗料を噴出する制御は、インクジェット式塗装機に供給される建築板ごとに設定することが可能であるので、建築板ごとに異なる模様を塗装することも可能になるものである。
上記のように、インクジェット式塗装機の塗装ノズルヘッドから塗料を噴射して建築板の表面に塗装を行なう場合、塗装ノズルヘッドの下面は建築板の表面に数mm程度の間隔で近接して対向している。 As described above, when coating is performed on the surface of a building board by spraying paint from the coating nozzle head of an ink jet type coating machine, the lower surface of the coating nozzle head faces the surface of the building board close to the surface of the building board at an interval of several millimeters. is doing.
一方、建築板としては、セメントなどの水硬性材料や補強繊維などを水に分散させたスラリーを板状に抄造し、この抄造板を養生硬化させることによって作製される窯業系板材が一般に用いられるが、このように養生硬化の工程を経て作製される建築板には、養生硬化の際に、反り変形が発生することがある。 On the other hand, as a building board, a ceramic board produced by making a slurry in which a hydraulic material such as cement or a reinforcing fiber or the like is dispersed in water is made into a plate and cured and cured. However, in the building board produced through the curing and curing process as described above, warp deformation may occur during curing and curing.
そしてこのように反り変形が発生した建築板が搬送コンベアで塗装ノズルヘッドに供給されると、反り変形した建築板は搬送コンベアの上面から浮き上がった状態で送られることになり、建築板のこの浮き上がった部分が塗装ノズルヘッドに衝突して、塗装ノズルヘッドを破損させるおそれがあるという問題があった。また、建築板が反り変形していると、反り変形によって塗装ノズルヘッドと建築板の上面との間のクリアランスが一定しないことになり、塗装ノズルヘッドから噴出される塗料の付着状態が変化して、塗装が不鮮明になるなど塗装不良が発生するおそれがあるという問題もあった。 Then, when the building board with warpage deformation is supplied to the coating nozzle head by the conveyor, the warped and deformed building board is sent in a state of being lifted from the upper surface of the conveyor, and this lifting of the building board There was a problem that the damaged portion collided with the coating nozzle head and could damage the coating nozzle head. In addition, if the building board is warped, the clearance between the coating nozzle head and the upper surface of the building board is not constant due to the warping deformation, and the adhesion state of the paint sprayed from the coating nozzle head changes. There is also a problem that coating failure may occur such as unclear painting.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、反り変形した建築板で塗装ノズルヘッドが破損されることを防ぐことができると共に、塗装不良が発生することなく塗装を行なうことができ、しかも建築板をその幅方向で位置ずれすることなく搬送して正確な位置に塗装を行なうことができる建築板の塗装装置を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and can prevent the coating nozzle head from being damaged by the warped and deformed building board, and can perform coating without causing poor coating, And it aims at providing the coating apparatus of a building board which can convey a building board in the width direction, and can paint it in an exact position, without shifting.
本発明の請求項1に係る建築板の塗装装置は、建築板1を搬送コンベア5で搬送してインクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3の下方を通過させることによって、塗装ノズルヘッド3から噴射される塗料で建築板1の表面を塗装するようにした建築板の塗装装置において、建築板1として、搬送方向と平行に全長に亘って目地溝6をその上面に凹設したものを用い、目地溝6内において建築板1を下方へ押圧して反りを矯正する押圧装置7を、塗装ノズルヘッド3に建築板1を送り込む前方位置に備えて成ることを特徴とするものである。
The building board coating apparatus according to
また請求項2の発明は、請求項1において、押圧装置7を、目地溝6内に外周部が嵌まり込んで、建築板1の搬送に伴って転動しつつ建築板1を押える押えロール8を備えて形成して成ることを特徴とするものである。
The invention of
また請求項3の発明は、請求項1において、押圧装置7を、目地溝6内に下部が嵌まり込んで、建築板1の搬送に伴って摺接しつつ建築板1を押える押え板9を備えて形成して成ることを特徴とするものである。
Moreover, the invention of
また請求項4の発明は、請求項2において、建築板1の目地溝6は、内側面6aが傾斜面となった断面逆台形に形成されており、押えロール8の外周部は、その外側面8aが傾斜面となり外周端ほど幅が狭くなる断面逆台形に形成されており、その外周面8bの幅寸法が目地溝6の底面6bの幅寸法より大きく且つ目地溝6の開口幅より小さく形成されていると共に、その外側面8aの傾斜角度が目地溝6の内側面6aの傾斜角度と同じかやや大きく形成されていることを特徴とするものである。
According to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect, the
また請求項5の発明は、請求項3において、建築板1の目地溝6は、内側面6aが傾斜面となった断面逆台形に形成されており、押え板9の下部は、その外側面9aが傾斜面となり下端ほど幅が狭くなる断面逆台形に形成されており、その下端面9bの幅寸法が目地溝6の底面6bの幅寸法より大きく且つ目地溝6の開口幅より小さく形成されていると共に、その外側面9aの傾斜角度が目地溝6の内側面6aの傾斜角度と同じかやや大きく形成されていることを特徴とするものである。
Further, the invention of
本発明によれば、押圧装置7で建築板1を押圧して反りを矯正した状態で塗装ノズルヘッド3に送り込むことができるものであり、反り変形した建築板1が塗装ノズルヘッド3に衝突して塗装ノズルヘッド3が破損されることを防ぐことができると共に、塗装ノズルヘッド3と建築板1との間のクリアランスを一定に維持して、塗装ノズルヘッド3から噴出される塗料の付着状態を安定させることができ、塗装不良が発生することを防ぐことができるものである。しかも建築板1として搬送方向に沿った目地溝6を凹設したものを用い、目地溝6内において押圧装置7で押圧して建築板1の反りを矯正するようにしているので、建築板1は目地溝6に押圧装置7が嵌まり込んだ状態で搬送コンベア5で搬送されるものであり、目地溝6による規制で建築板1が幅方向に位置ずれすることを防止しながら塗装ノズルヘッド3に送り込むことができ、建築板1の正確な位置に塗装を行なうことができるものである。
According to the present invention, the
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
塗装装置は、図2(a)に概略構成を示すように、噴射ノズル4を設けた塗装ノズルヘッド3、塗装ノズルヘッド3の噴射ノズル4に塗料を供給する塗料供給タンク11、塗装ノズルヘッド3の噴射ノズル4からの塗料の噴射を制御する塗装制御システム12などを設けたインクジェット式塗装機2と、建築板1を搬送する搬送コンベア5とを備えて形成されるものである。搬送コンベア5はインクジェット式塗装機2の下側に配置されるものであり、インクジェット式塗装機2に建築板1を導入する前方位置から、インクジェット式塗装機2の直下位置及びインクジェット式塗装機2から建築板1を導出する後方位置にかけて配置してある。
As shown in FIG. 2A, the coating apparatus includes a
塗装ノズルヘッド3はインクジェット式塗装機2の下端に設けられている。塗装ノズルヘッド3は建築板1の送り方向と垂直な方向に長いラインヘッドとして形成してあり、図2(b)のように搬送コンベア5を横切るように配置してある。塗装ノズルヘッド3の下面には図3のように複数(例えば30個)の単体ノズルヘッド16が、塗装ノズルヘッド3の長手方向に一列に配列して取り付けてある。単体ノズルヘッド16は下面形状が矩形に形成してあり、単体ノズルヘッド16の下面に開口して多数の噴射ノズル4が形成してある。噴射ノズル4は所定の一定間隔で単体ノズルヘッド16の長手方向に配列されるものであり、図4の実施の形態では噴射ノズル4は単体ノズルヘッド16に4列設けるようにしてある。このように噴射ノズル4を設けた単体ノズルヘッド16を塗装ノズルヘッド3にその長手方向に複数取り付けることによって、塗装ノズルヘッド3の長手方向に配列されるように多数の噴射ノズル4を塗装ノズルヘッド3に設けることができるものである。ここで、単体ノズルヘッド16はその長手方向を建築板1の送り方向に対して所定角度で傾斜させた状態で塗装ノズルヘッド3に取り付けてあり、このように単体ノズルヘッド16を傾斜させることで建築板1の送り方向に対して垂直な方向(建築板1の幅方向)での隣合う噴射ノズル4のピッチを小さくして、高密度のdpiで塗装を行なうことができるようにしてある。
The
本実施の形態では、塗装ノズルヘッド3はイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の塗料を噴出する4種類の塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kから形成してあり、フルカラー印刷による塗装を行なうことができるようにしてある。塗料供給タンク11も同様に4種類のものからなるものであり、イエローの塗料を供給する塗料供給タンク11yは塗装ノズルヘッド3yに、シアンの塗料を供給する塗料供給タンク11cは塗装ノズルヘッド3cに、マゼンタの塗料を供給する塗料供給タンク11mは塗装ノズルヘッド3mに、ブラックの塗料を供給する塗料供給タンク11kは塗装ノズルヘッド3kにそれぞれ接続してある。そして各塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kは建築板1の搬送方向に沿って配列してある。
In this embodiment, the
塗装制御システム12は、各種のCPU、ROM、RAM等から構成されるものであり、塗装データ作成部、塗装制御部、噴射ノズル制御部等を備えて形成してある。塗装データ作成部は、原画をスキャナ等して得た色柄パターンのデータを入力して保存するものであり、塗装制御部は、塗装を行なう建築板1に応じた色柄パターンのデータを塗装データ作成部から取り出し、この色柄パターンのデータに基づいて、噴射ノズル制御部に制御信号を出力するものである。また噴射ノズル制御部は塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kの各噴射ノズル4に接続してあり、噴射ノズル制御部から入力される制御信号に基づいて各噴射ノズル4を制御するものである。各噴射ノズル4は例えばピエゾ制御方式や、光熱変換素子にレーザーを照射して制御する方式などにより、噴射を制御されるようになっており、噴射ノズル制御部で各噴射ノズル4を制御することによって、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各塗料の噴射と停止を個別に制御して、色柄パターンに対応したフルカラー印刷による塗装を行なうことができるものである。
The
搬送コンベア5は一対の駆動ロール18間にタイミングベルトなどのコンベアベルト19を懸架して形成されるものであり、この搬送コンベア5の上に押圧装置7が設けてある。押圧装置7は図1に示すように、搬送コンベア5で建築板1が塗装ノズルヘッド3に送り込まれる側の直前位置に配置してある。塗装ノズルヘッド3として複数種の塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kを搬送コンベア5に沿って配置する場合、建築板1が送り込まれる側の端部に位置する塗装ノズルヘッド3yの直前位置に押圧装置7が配置されるものである。図1の実施の形態では、押圧装置7は、搬送コンベア5を垂直に横切る方向に配置された回転軸21と、回転軸21の複数箇所に設けられた押えロール8とから形成されるものであり、押えロール8は下端が建築板1の厚みよりも小さい間隔を介して搬送コンベア5の上面に対向している。押えロール8は回転軸21を中心に自由回転することができるようにしてあり、MCナイロン(日本ポリベンコ社の商標)等のポリアミドやフッソ樹脂などの高耐久性樹脂で押えロール8を形成するのが好ましい。また回転軸21は上下動自在であって、バネ等の弾性部材(図示省略)で、図1(b)に矢印で示すように下方へ弾性的に押え付ける力が作用するようにしてある。
The
ここで本発明は、建築板1として、その表面に複数本の目地溝6を、搬送コンベア5で建築板1を送る方向と平行な直線状に、全長に亘って設けたものを用いるものである。そして押圧装置7の押えロール8は搬送ベルト5上を搬送される建築板1の目地溝6の位置に合わせて回転軸21に設けてある。建築板1に形成される目地溝6の幅方向での位置や、目地溝6の大きさは、建築板1の種類に応じて変わるので、押えロール8は目地溝6の大きさに合わせて回転軸21に取り換え自在にし、また押えロール8を回転軸21に沿って移動自在で且つ任意の位置に固定できるようにするのが好ましい。
Here, the present invention uses as the building board 1 a plurality of
しかして、上記のように形成される塗装装置でセメント系板など窯業系の建築板1の表面に塗装を行なうにあたっては、建築板1をその目地溝6を形成した表面を上にして搬送コンベア5に導入し、搬送コンベア5で建築板1をインクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3の下方へと送り込む。そして建築板1は塗装ノズルヘッド3に送り込まれる直前に、押圧装置7の下側を通過し、図1(b)のように建築板1の目地溝6に押圧装置7の押えロール8が嵌まり込み、目地溝6内において建築板1が下方へ押圧される。このとき、図5(a)のように建築板1に反り変形があっても、押えロール8で目地溝6を押圧して建築板1を搬送コンベア5の上面に押え付けることによって、図5(c)のように建築板1の反りを矯正して平らにならすことができる。建築板1が図5(a)のように幅方向に凸反りしている場合は勿論、図5(b)のように幅方向に凹反りしている場合も同様に押えロール8で目地溝6を押圧して図5(c)のように反りを矯正することができるものである。押えロール8はこのように目地溝6内において建築板1を押圧しているので、押えロール8による押圧で建築板1に多少の傷が付いても、傷は目地溝6内に存在するために目立たず、不良品となることを低減することができるものである。
Thus, when the surface of the
このように押圧装置7で反り変形を矯正した状態で建築板1を搬送コンベア5で送って、インクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kの下を順に通過させることができるものであり、そして建築板1をこのように搬送コンベア5で送りながら、塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kから塗料を噴射させて建築板1の表面に塗着させることによって、建築板1に塗装を施すことができるものである。このように塗装された建築板1は搬送コンベア5の終端部へと送られ、次工程に搬出されるものである。
Thus, the
ここで、上記のように建築板1は押圧装置7で反り変形を矯正した状態で塗装ノズルヘッド3の下を通過させるようにしているので、反り変形した建築板1が塗装ノズルヘッド3に衝突することを未然に防止して、塗装ノズルヘッド3が破損されることを防ぐことができるものである。また建築板1の反り変形を矯正することによって、塗装ノズルヘッド3と建築板1との間のクリアランスを一定に維持することができるものであり、塗装ノズルヘッド3から噴出される塗料の付着状態を安定させることができ、塗装外観の安定性を高めることができるものである。
Here, as described above, the
また、建築板1は目地溝6内に押圧装置7の押えロール8が嵌まり込んで転動しながら搬送コンベア5で搬送されるものであり、建築板1が搬送方向と垂直な幅方向に移動することが目地溝6に対する押えロール8の嵌合で規制されている。従って、建築板1が搬送方向と垂直な幅方向に位置ずれすることを防止しながら塗装ノズルヘッド3に送り込むことができるものであり、建築板1の幅方向の正確な位置に塗装を行なうことができるものである。
Moreover, the
上記のように押えロール8で目地溝6内において建築板1を押さえ付けて反りを矯正するにあたって、目地溝6内にできるだけ傷付けないで押圧できるように押えロール8の形状・寸法を形成するのが好ましい。すなわち、図6(a)に示すように、建築板1の目地溝6は一般に、両側の内側面6aが外側向けて上り傾斜する傾斜面となった断面逆台形に形成されている。一方このような目地溝6に対して、押えロール8の外周部の回転軸21と平行な断面形状を、両側面8aが外周側へ向けて内方へ傾斜する傾斜面となった断面逆台形に形成してある。そして、押えロール8の外周面8bの幅寸法W1を、目地溝6の底面6bの幅寸法W2より大きく且つ目地溝6の開口幅W3より小さく形成してあり、また押えロール8の外側面8aの高さ寸法H1を目地溝6の内側面6aの高さ寸法H2より大きく形成してある。さらに押えロール8の外側面8aの傾斜角度(外側面8aと外周面8bとのなす角度)α1を、目地溝6の内側面6aの傾斜角度(内側面6aと底面6bとのなす角度)α2と同じかやや大きく形成してある(α1−α2=0°〜3°)。
As described above, when pressing the
目地溝6に対して押えロール8の外周部の形状・寸法を上記の図6(a)のように形成することによって、図6(b)のように、押えロール8の外周面8bは目地溝6の底面6bに当たらないようにすることができ、目地溝6の底面6bに傷が付かないようにすることができるものである。また押えロール8の外側面8aの傾斜角度α1は目地溝6の内側面6aの傾斜角度α2と同じかやや大きいので、目地溝6の内側面6aに対して、押えロール8の外側面8aは平行に面接触するか、あるいは目地溝6の内側面6aの開口縁に押えロール8の外側面8aが接触するかすることになり、目地溝6の内側面6aに傷が付かないようにすることができるものである。
By forming the shape and dimensions of the outer peripheral portion of the
図7は本発明の他の実施の形態を示すものであり、押圧装置7を、搬送コンベア5を垂直に横切る方向に配置された複数本の平行な支持軸23と、複数本の支持軸23間に跨って取り付けられた、搬送コンベア5の搬送方向と平行な方向に長い複数本の押え板9とから形成してある。押え板9は下端が建築板1の厚みよりも小さい間隔を介して搬送コンベア5の上面に対向しているものであり、MCナイロン(日本ポリベンコ社の商標)等のポリアミドやフッソ樹脂などの高耐久性樹脂で押えロール8を形成するのが好ましい。また支持軸23は上下動自在であって、バネ等の弾性部材(図示省略)で、図7(b)に矢印で示すように下方へ弾性的に押え付ける力が作用するようにしてある。上記のように建築板1に形成される目地溝6の幅方向での位置や、目地溝6の大きさは、建築板1の種類に応じて変わるので、押え板9は目地溝6の大きさに合わせて支持軸23に取り換え自在にし、また押え板9を支持軸23に沿って移動自在で且つ任意の位置に固定できるようにするのが好ましい。
FIG. 7 shows another embodiment of the present invention, in which the
このように形成される押圧装置7を用いて、上記と同様にして建築板1の反り変形を矯正することができるものである。すなわち、建築板1を搬送コンベア5でインクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3へと送り込む直前に、建築板1が押圧装置7の下側を通過する際に、図7(b)のように建築板1の目地溝6に押圧装置7の押え板9が嵌まり込み、目地溝6内において建築板1が下方へ押圧される。このとき、押え板9の前端部(塗装ノズルヘッド3と反対側の端部)は傾斜面24に形成してあり、押え板9が目地溝6内に入り易くなるようにしてある。そして既述の図5のように、建築板1に反り変形があっても、押え板9で目地溝6を押圧して建築板1を搬送コンベア5の上面に押え付けることによって、建築板1の反りを矯正して平らにならすことができるものである。従って上記と同様にして、反り変形した建築板1が塗装ノズルヘッド3に衝突することを防いで塗装ノズルヘッド3が破損されることを防止することができるものであり、また塗装ノズルヘッド3と建築板1との間のクリアランスを一定に維持して、塗装ノズルヘッド3から噴出される塗料の付着状態を安定させ、塗装外観の安定性を高めることができるものである。
Using the
また、建築板1は目地溝6内に押圧装置7の押え板9が嵌まり込んで習接しながら搬送コンベア5で搬送されるものであり、建築板1が搬送方向と垂直な幅方向に移動することが目地溝6に対する押え板9の嵌合で規制されており、建築板1が搬送方向と垂直な幅方向に位置ずれすることを防止しながら塗装ノズルヘッド3に送り込むことができるものであり、建築板1の幅方向の正確な位置に塗装を行なうことができるものである。ここで、建築板1が搬送コンベア5で搬送される際に、目地溝6と押え板9は摺接して擦れ合うことになるので、押え板9を高耐久性樹脂で形成することによって、目地溝6に傷が付き難くすることができると共に、押え板9の耐摩耗性を向上して長寿命化することができるものである。
In addition, the
上記のように押え板9で目地溝6内において建築板1を押さえ付けて反りを矯正するにあたって、目地溝6内にできるだけ傷付けないで押圧できるように、上記の押えロール8の場合と同様に、押え板9の形状・寸法を形成するのが好ましい。すなわち、図8(a)に示すように、断面逆台形に形成されている目地溝6に対して、押え板9の下端部の長手方向と垂直な断面形状を、両側面9aが外周側へ向けて内方へ傾斜する傾斜面となった断面逆台形に形成してある。そして、押え板9の下端面9bの幅寸法W1を、目地溝6の底面6bの幅寸法W2より大きく且つ目地溝6の開口幅W3より小さく形成してあり、また押え板9の外側面9aの高さ寸法H1を目地溝6の内側面6aの高さ寸法H2より大きく形成してある。さらに押え板9の外側面9aの傾斜角度(外側面9aと下端面9bとのなす角度)α1を、目地溝6の内側面6aの傾斜角度(内側面6aと底面6bとのなす角度)α2と同じかやや大きく形成してある(α1−α2=0°〜3°)。
As in the case of the above-described
目地溝6に対して押え板9の下端部の形状・寸法を上記の図8(a)のように形成することによって、図8(b)のように、押え板9の下端面9bは目地溝6の底面6bに当たらないようにすることができ、目地溝6の底面6bに傷が付かないようにすることができるものである。また押え板9の外側面9aの傾斜角度α1は目地溝6の内側面6aの傾斜角度α2と同じかやや大きいので、目地溝6の内側面6aに対して、押え板9の外側面9aは平行に面接触するか、あるいは目地溝6の内側面6aの開口縁に押え板9の外側面9aが接触することになり、目地溝6の内側面6aに傷が付かないようにすることができるものである。
By forming the shape and dimensions of the lower end portion of the
1 建築板
2 インクジェット式塗装機
3 塗装ノズルヘッド
4 噴射ノズル
5 搬送コンベア
6 目地溝
7 押圧装置
8 押えロール
9 押え板
DESCRIPTION OF
Claims (5)
The joint groove of the building board is formed in an inverted trapezoidal cross section with the inner side being an inclined surface, and the lower part of the presser plate is formed in an inverted trapezoidal shape with the outer side being an inclined surface and the lower end being narrower in width. The width of the lower end surface is larger than the width of the bottom surface of the joint groove and smaller than the opening width of the joint groove, and the inclination angle of the outer surface is the same as the inclination angle of the inner surface of the joint groove The building board coating apparatus according to claim 3, wherein the building board is slightly larger.
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090303 |