JP2007174435A - 配線システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末と、ゲート装置と、制御手段との組み合わせで多種の被制御機器を制御できるシステムを簡単に構築することができる配線システムを提供することにある。
【解決手段】情報伝送用の情報線及び電力線が接続されたコネクタ装置1とゲート装置を構成する基本機能モジュール2は携帯端末100で作成したスケジュール情報をダウンロードし、被制御機器に制御情報を送信して被制御機器を制御する制御モジュール4は基本機能モジュール2にダウンロードされたスケジュール情報を基本機能モジュール2から取得して該スケジュール情報に基づいて被制御機器を制御する制御情報を被制御機器に対応する機能モジュール3、3’へ情報線L2を含む情報ネットワークを介して送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線システムに関する。
従来、端末器を通じて負荷の操作(監視)制御を行うシステムには、端末器へ中央監視装置から複極のベースバンド信号からなる伝送信号を時分割多重によって送り、各端末器ではこの伝送信号を利用して情報の授受を行うとともに、端末回路部の電源を得るシステムがあった(特許文献1)。
そしてこのシステムでは、埋め込み型の配線器具用に規格されているスイッチボックスとこれに対応する取付枠を用いて操作スイッチ等を設けた操作用端末器を壁面に埋め込み配設することで、従前の壁スイッチと同様な使い方が行われるようになっている。また2組の操作用端末器を取り付ける場合には、2つの取付窓を備えた2連用の取付枠を用い、取付枠の片側の一連分を一連型のスイッチボックスに取り付け、残りの片側を壁面に沿わせるように配置し、夫々の取付窓に操作用端末器を取り付けることで、2つの操作用端末器を併設する構成を採用していた。また取付窓間に設けた導電片を両側の取付窓に設けた操作用端末器のリード片を接触させることで、一方の操作用端末器(スイッチボックス側)から他方の操作用端末器へ信号線を送り配線する構成となっている。
特許第3136006号公報(段落番号0004、0005、0015、図1、図37)
ところで、上述のシステムでは端末器は監視対象からの情報の取り込みか或いは制御情報に基づいた負荷の制御かの機能しかなく、しかもその機能は端末器が予め備えた機能により限定されるため、多様なシステム展開がニーズに合わせて行えるものではなかった。
また通常のコンセント、スイッチ等の配線は、電力線のみが配線されいるだけであるため、ユーザーが将来的に特定の機能を有するシステム(インターホンシステム、防犯、火災等のシステム)や情報機器(無線通信機器等)を入れようとした場合には、別途情報線をそれぞれのシステムや情報機器毎に配線しなければならず、大変煩雑な配線となり、手間をとるいう課題があった。
そこで、通常の電力線とともに、情報線を先行的に配線しておき、ユーザーの将来的なニーズに対応できるシステム、例えば通常建物内に存在しているゲート装置としてのスイッチ口やコンセント口を使用することによって、ユーザーはいままでの必要な機能を確保しつつ、将来のニーズが発生したときに、好みの特定の機能を有するシステムの構築や情報機器を付加することができる、フレキシブルな配線システムが希求されている。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、携帯端末と、ゲート装置と、制御手段との組み合わせで多種の被制御機器を制御できるシステムを簡単に構築することができる配線システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、情報伝送用の情報線及び電力線が接続されたゲート装置と、被制御機器に制御信号を送信して前記被制御機器を制御する制御手段と、該制御手段の制御機能が前記被制御機器を制御するための設定情報を設定する手段を有する携帯端末とを備えるとともに、前記制御手段と前記ゲート装置には前記制御手段と前記ゲート装置の間で通信を行う通信手段を夫々備え、前記携帯端末と前記ゲート装置には前記携帯端末と前記ゲート装置との間で通信を行う通信手段を夫々に備え、前記ゲート装置は、前記携帯端末の前記設定情報を前記携帯端末からダウンロードし、前記制御手段は、前記ゲート装置にダウンロードされた前記設定情報を前記ゲート装置から取得して該設定情報に基づいて前記被制御機器を制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、携帯端末と、ゲート装置と、制御手段との組み合わせで多種の被制御機器を制御できるシステムを簡単に構築することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置に接続することで受電する手段を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、ゲート装置に携帯端末を接続するたけで電源の確保が容易になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に非接触で給電する給電手段を備え、携帯端末には前記ゲート装置にから非接触で受電する手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、携帯端末とゲート装置との給電が非接触で行えるため、電極接続の場合のような接触不良の恐れが少ない。
本発明は、携帯端末と、ゲート装置と、制御手段との組み合わせで多種の被制御機器を制御できるシステムを簡単に構築することができる配線システムを実現できるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図1に本発明に係る配線システム全体のシステム構成を示す。この配線システムでは、建物内の適所において複数のスイッチボックスBを埋込配設してあり、始端のスイッチボックスBに対しては、屋外より配線盤8内に引き込まれ主幹ブレーカMB及び分岐ブレーカBBを介して屋内に引き込まれた電力線L1と、外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続される情報線L2とを導入する。また各スイッチボックスBの間は壁面内に先行配線された電力線L1と情報線L2とを送り配線してある。
ここで、スイッチボックスBは、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋込型配線器具を3個取り付けることができる1連の取付枠70(図2参照)に対応して規格化されたもので、配線盤8又は他のスイッチボックスBから送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を上部から導入するとともに、他のスイッチボックスBへ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を下部から導出している。尚、スイッチボックスBには、図1及び図3に示すように室内の天井CLに設けられるものと、壁Wに設けられるものと、床FLに設けられるものとがある。
そして、各スイッチボックスBの内部には、図1、図2に示すコネクタ装置1が取付枠70を用いて埋込配設されている。取付枠70は矩形枠状であって、器具取付用の細長の取付窓71を有しており、左右の枠片72には取付窓71の長手方向において器具取付孔73を3組ずつ備えている。
また取付枠70の上下の横枠片74には、スイッチボックスBに取り付けるための取付ねじ用の長孔75や、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔76や、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔77や、石膏ボードなどにタッピングねじにより直接ねじ固定するためのねじ挿通孔78が少なくとも設けてある。
更に上下の横枠片74の左右両側部からはL字形の引掛片79、79が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片79は横枠片74の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片79は横枠片74の下部から延出して先端が上向きに突出している。この取付枠70をスイッチボックスBに取り付ける際には、取付枠70の上下の横枠片74に設けた長孔75に挿通する取付ねじ(図示せず)をスイッチボックスBのねじ孔(図示せず)に締結することで、コネクタ装置1ごとスイッチボックスBに取り付けられる。
コネクタ装置1の器体10は、規格化された単位寸法の埋込型配線器具を短幅方向に3個並べた大きさに相当する寸法(3個モジュール寸法)に形成されており、器体10の左右両側面には取付枠70の枠片72に設けた器具取付孔73に係止離脱自在に係止する係止爪10aが2組ずつ形成されている。そして、コネクタ装置1の器体10は、取付枠70の取付窓71から器体10の前面を露出させた状態で取付枠70に取り付けられている。
コネクタ装置1では、図4に示すように器体10の背面に設けた速結端子構造の端子部11a、11b、12a、12bに電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。ここで、電力線L1が接続される端子部11a、11bの内、下側の端子部11bに接続される電力線L1は他のスイッチボックスBへの送り配線となる(図1参照)。また、情報線L2が接続される端子部12a、12bの内、下側の端子部12bに接続される情報線L2も他のスイッチボックスBへの送り配線となっている。
一方、器体10の前面には、端子部11a、11bに電気的に接続された導電部を備えて、端子部11a、11bに接続される電力線L1を外部の電力路に接続するための電力路接続口13aと、端子部12a、12bに接続される情報線L2と電気的に接続されている導電部を備えて情報線L2を外部の情報路に接続するための情報路接続口13bとが設けられている。ここに、電力路接続口13a及び情報路接続口13bは、それぞれ、導電部の配列や開口部の形状をシステムとして定形化(規格化)してある。
次にコネクタ装置1に接続される基本機能モジュール2について図1及び図6を参照して説明する。基本機能モジュール2は扁平な直方体状のモジュール本体20を備えており、モジュール本体20の背面側には、電力路接続口13a及び情報路接続口13bにそれぞれ対応した形態に規格化されたコネクタ21a、21bが形成されており、これらのコネクタ21a、21bをコネクタ装置1の各接続口13a、13bに接続することにより、コネクタ装置1の器体10前面側にモジュール本体20を重ねた状態で取着される。
モジュール本体20の内部には図5に示すような構成の回路が内蔵されている。この基本機能モジュール2は、後述する機能モジュール3及び制御モジュール4を連設して使用するために以下の構成を備えている。
すなわち基本機能モジュール2は、コネクタ21aを介して接続される商用電源ACを所定電圧に降圧するとともに、周波数を高周波に変換し、この高周波に変換した定圧交流電源をコア23aに巻装したコイル23bに印加するAC/ACコンバータ22aと、低圧交流電源を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部22bと、コネクタ21bを介して接続される情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う送受信部24と、情報線L2を介して受信される情報信号をE/O変換し、発光素子LEDを通じて光信号で送出するE/O変換部25aと、機能モジュール3から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部24に出力するO/E変換部25bと、後述する携帯端末100との間で通信を行って携帯端末100で作成された被制御機器を制御するスケジュール情報や個人識別情報をダウンロードし、そのダインロードしたスケジュール情報を記憶部400に格納し、また制御モジュール4との間で通信を行って、記憶部400に格納しているスケジュール情報や個人識別情報を情報信号により制御モジュール4へアップロードする処理を行うマイクロコンピュータからなる情報管理部401とを備えている。
ここで、上述したコイル23bとコア23aとは、基本機能モジュール2から機能モジュール3や、制御モジュール4、更に携帯端末100へ電力を非接触で供給するためのトランスの一次側となる電磁結合部を構成するもので、機能モジュール3、制御モジュール4、更に携帯端末100に同様に設けた電磁結合部のコアにコア23aが磁気結合し、トランス作用によって制御モジュール4に設けた電磁結合部のコイルに低圧交流電源を誘起させて電源供給を行うようになっている。
尚AC/ACコンバータ22aでは、電力線L1を通じて供給される商用電源を、商用電源周波数に比べて高周波の低圧交流電源に変換することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図っている。
図5ではコア23aとコイル23bとからなる電磁結合部が1組しか示されていないが、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100は基本機能モジュール2の左右何れかの側、或いは、基本機能モジュール2の左右両側に並べて配置されるので、実際には電気的に並列な2組の電磁結合部が設けられ、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に電磁結合部が1組ずつ配置してある。ここに、各電磁結合部のコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体20の側面位置が、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100に対する磁気結合部Xとなっている。
一方、E/O変換部25aの発光素子LEDは、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100に対して情報信号を光信号により非接触で伝送するためのもので、連設する機能モジュール3側のO/E変換部(図示せず)に設けた受光素子に対置される。また、O/E変換部25bの受光素子PDは連設する機能モジュール3や制御モジュール4、更に携帯端末100から光信号により伝達されてくる情報信号を受光するためのもので、連設する機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100側のE/O変換部(図示せず)に設けた発光素子に対置される。
尚、E/O変換部25aの発光素子LED及び、O/E変換部25bの受光素子PDも図5では1個ずつしか示されていないが、各変換部25a、25bには発光素子LED及び受光素子PDを2組ずつ接続してあり、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に発光素子LED及び受光素子PDの組を1組ずつ配置している。ここで、発光素子LEDの発光部及び受光素子PDの受光部が対向するモジュール本体20の側壁部位は光信号が透過可能なように透明部Yとしてある。また、モジュール本体20の両側では、受光素子PDと発光素子LEDの位置が上、下で逆になるように配置され、例えば右側では受光素子PDを上、発光素子LEDを下とし、左側では受光素子PDを下、発光素子LEDを上としてある。そして、電磁結合部のコア23aの先端部の配置位置と、受光素子PD及び発光素子LEDの配置位置の上下間隔は定形としている。
基本機能モジュール2は以上のような構成を有しており、スイッチボックスBに取付枠70を用いて埋込配設されたコネクタ装置1の各接続口13a、13bに適応するコネクタ21a、21bを結合することで、基本機能モジュール2の電力確保と情報路の確保が同時に行え、且つ、スイッチボックスB内への配設が行える。
ここに、コネクタ装置1と基本機能モジュール2とでゲート装置が構成され、基本機能モジュール2の磁気結合部X及び透明部Yから電力路接続口及び情報路接続口がそれぞれ構成される。尚コネクタ装置1の各接続口13a、13bとコネクタ21a、21bの形態を定形化(規格化)しているので、基本機能モジュール2を何れのコネクタ装置1にも接続することができ、そのためレイアウトフリーに基本機能モジュール2を施工でき、また基本機能モジュール2に機能モジュール3や制御モジュール4を連設することによって多様な配線システムを展開することができる。
従って、ユーザーは、好みの利用形態に応じて基本機能モジュール2を自由に施工することができ、将来的に建物内部のレイアウトを変更したり、新しい基本機能モジュール2を追加したい場合にも、基本機能モジュール2のコネクタ装置1へ着脱のみで簡単に対応できるから、基本機能モジュール2の取替性が向上する。
次に、基本機能モジュール2に連設され、基本機能モジュール2から電力供給を受けて動作する機能モジュール3及び制御モジュール4、更に本発明の配線システムの主要な構成の一つである携帯端末100について説明する。
まず機能モジュール3は、夫々独自の機能部28を備え、例えばディスプレイ装置Mを機能部28に備えた機能モジュール3aの場合には図7(a)、(b)に示すように、モジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(2倍)の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状を基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしたものである。
また例えばスピーカSP等を含む音源装置を機能部28として備えた機能モジュール3bの場合には図8(a)、(b)に示すように、操作スイッチSW1…からなる操作スイッチ部28dを機能部28に備えた機能モジュール3cの場合には図9(a),(b)に示すように、モジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(1倍)の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状は基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
同様にその他の機能モジュール3にあってもモジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、備える機能部に応じて横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状を基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
制御モジュール4の場合にも図10(a),(b)に示すようにモジュール本体40の高さ寸法を埋込型配線器具の例えば3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(例えば1倍)の寸法に形成し、またモジュール本体40の両側面の形状は基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
そしてモジュール本体30、40の上下位置には、取付枠70の横枠片74と同様の横枠片31を一体に形成してあり、上下の横枠片31の挿通孔32に通したタッピングねじにより壁を構成する石膏ボードなどにモジュール本体30を直接ねじ固定することができる。また各横枠片31には、前面側に横枠片被蔽用の化粧カバー80を取り付けるためのねじ孔33が設けてある。また各横枠片31の左右両側部からはL字形の引掛片34、34が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片34は枠片31の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片34は枠片31の下部から延出して先端が上向きに突出している。
而して、機能モジュール3或いは制御モジュール4を基本機能モジュール2に連設する場合、基本機能モジュール2が取着された取付枠70の引掛片79に機能モジュール3或いは制御モジュール4の引掛片34と係合することによって、機能モジュール3或いは制御モジュール4のモジュール本体30、40が、がたつき無く基本機能モジュール2に連設されるようになっている。
また機能モジュール3に他の機能モジュール3や制御モジュール4を連設する場合や、制御モジュール4に機能モジュール3を連設する場合は一方のを引掛片34を他方の引掛片34と係合させることで、がたつき無く連設することができるようになっている。
図4ではコネクタ装置1に接続した基本機能モジュール2に機能モジュール3aを連設した状態を示している。尚連設後、横方向に並ぶ横枠片74、31を被蔽するように化粧カバー80を被せ、また上下の化粧カバー80の両端端部に上下端を凹凸結合して取り付けるエンドカバー81で連設モジュール群のエンド部位を被蔽する。尚化粧カバー80の長さ寸法を各モジュール2、3、4の横幅寸法に対応した寸法に対応させたものを用いて横方向に連結する構造とすることで、連設するモジュール2、3、4の個数に合わせることができる。
機能モジュール3のモジュール本体30(及び制御モジュール4のモジュール本体40)の内部には、図11に示すようにコア23a及びコイル23bからなる電磁結合部を2組備えて、モジュール本体30(或いはモジュール本体40)の左右両側部において側壁に近接する内部位置に配置するとともに、夫々のコイル23bを電気的に接続し、片側の電磁結合部が隣接する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4の電磁結合部と電磁結合して受電する側(二次側)となると、他方の電磁結合部が給電側(一次側)となるようになっている。これらの電磁結合部を構成するコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体30(或いはモジュール本体40)の側面位置が磁気結合部Xとなる。また両電磁結合部のコイル23b、23b間を接続する線路には直流電源部23を接続し、内部回路の動作電源+Vを得るようになっている。
更に情報信号を授受するために、モジュール本体30(或いはモジュール本体40)内には連設する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDにて受光し電気的な信号に変換するO/E変換部25bと、電気信号からなる情報信号を隣接する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4へ光信号からなる情報信号として発光素子LEDにより送り出すためのE/O変換部25aと、O/E変換部25bからの電気信号からなる情報信号を受け取るとともに、電気信号からなる情報信号をE/O変換部25aへ送り出す情報信号送受信部25を二組設け、一方の発光素子LEDと受光素子PDをモジュール本体30(或いはモジュール本体40)の左側側壁近傍の内部に、また他方の発光素子LEDと受光素子PDをモジュール本体30の右側側壁近傍の内部に配置してある。ここで、左側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの下側に、また右側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの上側に夫々を配置してある。
而して、左側に連設される基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4の右側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの左側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向し、また右側に連設される基本機能モジュール2又は制御モジュール4の左側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの右側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向するようになっている。尚発光素子LED、受光素子PDが対向しているモジュール本体30の側壁は光信号が透過できるように基本機能モジュール2と同様に透明部Yとなっている。
そして、両側の情報信号送受信部25、25間をモジュール本体30(或いはモジュール本体40)内において、双方向の信号ライン29で接続して、両側に隣接する基本機能モジュール2又は制御モジュール4に対して情報信号を中継できるようになっている。
またモジュール本体30(或いはモジュール本体40)内には、信号ライン29上の情報信号を受信するとともに、信号ライン29上に情報信号を送出する送受信部24と、この送受信部24で受信される情報信号から情報を取り込んで処理を行うとともに、機能モジュール3から基本機能モジュール2又は制御モジュール4宛に情報を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部26と、I/Oインターフェース27を介して演算処理部26との間で情報の授受を行って動作する機能部28とを設けてある。
機能モジュール3の機能部28は特有のハードウェア(以下被制御機器という)と、その被制御機器を特定システムの所定の機能として動作させるために後述するように制御モジュール4との間で通信を行うことで情報信号として送られてくる制御情報(制御信号)に基づいて被制御機器を制御するマイクロコンピュータ部(以下CPU部と称する)28aを備えている。
例えば図12に示すように被制御機器としてデジタル映像信号対応の液晶表示器からなるディスプレイ装置Mを機能部28に備えている機能モジュール3aの場合には、ディスプレイ装置(インターフェースを含む)M以外に、制御モジュール4との間の通信や、情報線L2を介して情報伝達が行える機能モジュール3’(図1ではインターホンのTVカメラ付きドアホン子機5に設けられるもの)からの撮像情報信号を受け取るためのこれら機器との通信や、他の機能モジュール3に備わった撮像カメラの撮像情報信号の受信のために当該機能モジュール3との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいてディスプレイ装置Mを起動する制御機能と、情報信号として送られてくる所定形式の撮像情報信号を復調した後ディスプレイ装置Mに適合したデジタル映像信号に変換生成する映像処理機能とを、CPU部28aの実行で実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。
同様に図13に示すように被制御機器としてマイク兼用のスピーカSPや、再生音声の増幅用アンプAP1や、入力音声の増幅用アンプAP2等の音響装置を機能部28に備えた機能モジュール3bの場合には、音響装置以外に、制御モジュール4との間の通信や他の機能モジュール3或いはシステムの情報線L2に接続された機能モジュール3’との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいてスピーカSPをマイクとして使用する切り替えを切替回路28cで行ったり、情報信号として送られてくる圧縮音声情報を復調してD/A変換を行う機能と、マイクとしてスピーカSPを使用したときの音声信号をA/D変換するとともに、所定の圧縮音声情報に変換して上述の通信機能を介して送信させる機能とを、CPU部28aが実行することで実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。尚VRは再生音量調整用の可変抵抗器である。
また図14に示すように被制御機器として操作スイッチSW1…及びインターフェース(図示せず)からなる操作スイッチ部28dを機能部28に備えている機能モジュール3cの場合には、CPU部28aには、制御モジュール4との間の通信や他の機能モジュール3或いは情報線L2を介して情報伝達を行う機能モジュール3’との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいて操作スイッチ部28dの各押釦スイッチSW1…の役割設定を行う機能と、押釦スイッチSW1…の操作情報を制御モジュール4や他の機能モジュール3へ上述の通信機能を用いて送る処理機能とを、CPU部28aが実行することで実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。
また上述の機能モジュール3以外において、同様なモジュール本体30にセンサ、撮像カメラ等被制御機器を組み込む機能モジュール3もその機能部28として必要な被制御機器やインターフェースを備えるとともに、CPU部28aが実行することで、制御モジュール4や他の機能モジュール3、3’との通信を行うための通信機能や、制御モジュール4からの制御情報に基づいて被制御機器を動作させる制御機能を実現する基本プログラムを記憶部28bに備えているものとする。
ここで、本実施形態の配線システムでは、上述のように基本機能モジュール2に連設する機能モジュール3以外に、情報線L2、電力線L1に直接接続し、電力線L1から電源を得るとともに、情報線L2を通じて制御情報を制御モジュール4から受け取り、対応する被制御機器を制御情報に基づいて動作させる機能モジュール3’が準備されており、例えばドアホン子機5や、生活シーンにあった環境や状況を作り出すために調光付き照明装置200に対応するもの、電気錠201に対応するもの、電動カーテン202の開閉を行うものが設けられている。
これら機能モジュール3’は、図15(a)に示すように情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う通信機能として情報信号送受信部300と、情報信号送受信部300から動作情報等を送信する情報生成、情報信号送受信部300で受信した制御情報の取り込みと内容の判断処理、制御情報の内容に基づいて機能部303を制御する制御信号を生成する処理を行う演算処理部301と、夫々の被制御機器に対応した機能部303と、演算処理部301と機能部303との間に介在するI/Oインターフェース302と、電力線L1から供給を受ける交流電源から動作用の直流電源+Vを得る直流電源部305とを備えている。
そして機能部303としては、被制御機器が例えば調光機能付き照明装置200の場合に対応する調光制御部を、また電気錠201の場合にはJEMA規格の信号発生部を、更に電動カーテン202の場合に駆動モータ(図示せず)の正転、逆転駆動のためのモータ制御部をそれぞれ備えている。またドアホン子機5に対応する機能モジュール3’の場合には通話手段や、来訪者を撮像するTVカメラの他に音声データの送受や映像データの送受のための信号処理手段などを備えている。
また各機能モジュール3及び機能モジュール3’には夫々を識別する識別情報(後述するIPアドレスやMACアドレス)や夫々が設定され、機能モジュール3、3’の被制御機器を制御モジュール4が制御する際に使用する。
制御モジュール4は信号伝送系、電源系の構成は基本的には機能モジュール3と同じ構成を有するが、機能部28の構成が図15(b)に示すように独自の構成を備えている。つまり対応機能モジュール3、3’に対して夫々の機能モジュール3、3’に対応する被制御機器を制御する制御情報を生成する制御動作用のソフトウェア(プログラム)と、制御対象の機能モジュール3、3’の登録内容を含む制御関連の情報(例えば後述のように生活シーン制御対応の場合には生活シーン制御情報)を予め記憶しておくとともにスケジュール制御を行う場合にはスケジュール情報を、また被制御機器が電気錠201等のセキュリティ関連機器で、該被制御機器を動作させるのに個人識別情報を用いる場合には、個人識別情報を後述するように夫々記憶する記憶部28bと、記憶部28bで記憶している各種情報やスケジュール制御情報に基づいたり、機能モジュール3から送られてくる操作情報、更には個人識別情報の認証に基づいて機能モジュール3、3’へ送信する制御情報の生成処理等を行うCPU部28aと、スケジュール制御を行うための計時情報をCPU部28aに与える時計部TMとを備えている。
ここでスケジュール制御の対象が、生活シーンに対応する被制御機器(機能部28を含む)を動作させる機能モジュール3、3’の場合には、生活シーンに対応したモード毎の制御内容とその制御実行時刻(時間帯)とを対応づけたスケジュール情報が記憶部28bに記憶される。このスケジュール情報は後述する携帯端末100を用いて作成される。
さて本発明の主要な構成の一つである携帯端末100は、携帯電話機を含むPDA(Personal Digital Assistance)により構成され、本実施形態の配線システムに対応した固有の機能を回路構成を図16(a)に示す。この図16(a)で示すようにゲート装置を構成する基本機能モジュール2から非接触で電力供給を受けるとともに、情報の授受を行うための通信を行うために、機能モジュール3や、制御モジュール4と同様にコア23aに巻装したコイル23bから低圧交流を取り込み、その低圧交流を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部22と、基本機能モジュール2との間で情報授受を行うための送受信部24と、送受信部24からの情報信号を発光素子LEDを通じて基本機能モジュール2へ光信号で送出するE/O変換部25aと、基本機能モジュール2から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部24に出力するO/E変換部25bと、送信する情報の生成処理及び受信情報の取得処理、スケジュール情報や、生活シーン制御情報を作成・修正するためのエディタ機能を携帯端末本来の機能とともに備えた演算処理部101と、キー操作入力部102と、液晶表示器からなる表示部103と、記憶部104と、携帯端末本来の通信機能部105と、充電池等の電池電源106と、セキュリティ関連機器、例えば電気錠201の解錠を行うのに用いる個人識別情報として指紋情報を取り込むための指紋リーダ部107等を備えている。またこの指紋リーダ部107に対応して、指紋リーダ部107で読み取った指紋情報を送受信部24とE/O変換部25aを介して送出させる処理や記憶部104に格納する機能を演算処理部101に備えてある。
そして図16(b)に示すように器体100aの側面には磁気結合部Xと、透明部Yとを基本機能モジュール2,機能モジュール3,制御モジュール4と同様に設け、後述する情報のダウンロード時や、電力供給を受けるときにゲート装置を構成する基本機能モジュール2の側面に器体100aの側面を当接することで通信路確保や、電力確保が行えるようになっている。
次にこの携帯端末100が有する情報作成のためのエディタ機能について説明する。
まず表示部103のメニュー画面からキー操作入力部102の操作により、スケジュール情報、生活シーン制御情報の作成のためのエディタ機能を立ち上げることができるようになっており、このエディタ機能が立ち上がると、生活シーン制御情報作成とスケジュール情報作成の何れかを選択するための画面が表示部103で表示され、ユーザーはこの画面から生活シーン制御情報作成かスケジュール情報作成かを選択する。この選択によって夫々の作成に対応した入力画面が表示部103で表示され、ユーザーは表示画面でガイドされる内容に沿ってキー操作入力部102の操作を行えば情報作成ができるようになっている。
そして配線システムを初期稼動させたときには当該配線システムを設置した住宅(住戸)に設けられている被制御機器及び機能モジュール3、3’を制御モジュール4に予め設定されている生活シーン制御の各モード毎に割り当てる初期設定を行う必要がある。その場合には生活シーン制御情報作成を選択する。ここで予め各モードとしては、外出モード、就寝モード、リラックスモード等が予め準備され、夫々のモードで使用する被制御機器に対応した機能モジュール3、3’を指定登録するための入力画面が表示され、ユーザーは表示画面に示される手順で入力すれば各モードに対応した被制御機器等を割り当てための情報作成ができ、キー操作入力部102の操作により作成確定が指示されると、演算処理部101の制御の下で、作成された情報が記憶部104に一時記憶されることになる。
上述のモードに対応した生活シーン制御の内容を簡単に説明する。まず外出モードは電気錠201を施錠し、且つ電動カーテン202を閉じ、更に夜間の時間帯では不在中であることが判らないように照明装置200を点灯させる生活シーン制御となる。就寝モードでは寝室内の照明装置200の照度を落とすように調光制御するとともに、寝室内の音響装置に対応した機能モジュール3から催眠効果の高い音楽を流すよう音楽再生の音声信号を当該機能モジュール3へ例えばインターネット上のラジオ局、音源サイトから得て送る生活シーン制御となる。更にリラックスモードではリラックス感を与えるように例えば居間の照明装置200を調光したり、音響装置に対応する機能モジュール3からリラックスする音楽を流すように音楽再生の音声信号を当該機能モジュール3へ例えばインターネット上のラジオ局、音源サイトから得て送る生活シーン制御となる。つまり各モードでの生活シーン制御に対応して使用する被制御機器(機能モジュール3)を各モード毎に設定する情報作成が、生活シーン制御情報作成である。
一方スケジュール情報の作成では、ユーザーのその日の生活行動のスケジュールとスケジュールに沿って実行したい生活シーンのモードとの組合わせをスケジュール情報(制御を実行する開始時刻と終了時刻からなる時刻情報と対応するモードの情報)として作成する。この作成も表示部13で表示画面でガイドされる内容に沿ってキー操作入力部102を操作すれば、生活シーンの各モード内容がスケジュールに沿って実行するためのスケジュール情報が作成できることになり、この作成されたスケジュール情報は、キー操作入力部102の操作により作成確定が指示されると、演算処理部10の制御の下で、作成された情報が記憶部104に一時記憶されることになる。
次に携帯端末100の記憶部104に一時記憶されている生活シーン制御情報や、スケジュール情報は基本機能モジュール2にダウンロードされた後、制御モジュール4に転送する情報であり、この手順について簡単に説明する。
まずシステム中の何れかのコネクタ装置1に接続装着してゲート装置を構成する基本機能モジュール2にまず情報をダウンロードする。この場合基本機能モジュール2の磁気結合部Xと、透明部Yに携帯端末100の磁気結合部Xと透明部Yを接合し、携帯端末100においてキー操作入力部102からダウンロードの指示を与えると、このダウンロードの指示に対応して演算処理部101は基本機能モジュール2側に生活シーン制御情報のダウンロードを指示するコマンド情報を送受信部24とE/O変換部25aを介して基本機能モジュール2側へ送信する。このコマンド情報を受信した基本機能モジュール2の情報管理部401では、ダウンロード準備完了の情報を送受信部24、E/O変換部25aを介して携帯端末100へ送る。このダウンロード準備完了の情報を受け取った携帯端末100の演算処理部101は、記憶部104に記憶している生活シーン制御情報を基本機能モジュール2の情報管理部401との連携動作によって転送する処理を行い、基本機能モジュール2の情報管理部401は転送されてきた生活シーン制御情報を記憶部104に記憶させるダウンロード処理を行う。
そしてダウンロード処理が終了後、基本機能モジュール2は配線システム上に存在している生活シーンに対応した制御を行う制御モジュール4を探し出す検索処理を行う。ここで制御モジュール4は、他の基本機能モジュール2に直接或いは機能モジュール3を介して連設されることで、情報線L2及びモジュール2,3内の信号路からなる情報ネットワークに接続されており、この情報ネットワークを通じて上述の検索が行われることになる。この検索には例えばUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)の技術を用いて機能内容とIPアドレス(或いはMACアドレス)を取得することで、基本機能モジュール2の情報管理部401は対応する制御モジュール4を探し出すことになり、この探し出した制御モジュール4に対して情報管理部104は記憶部104に記憶している生活シーン制御情報を転送する処理を行う。制御モジュール4の機能部28内のCPU部28aは、基本機能モジュール2の情報管理部401との間の連携動作によって、生活シーン制御情報を取得することになり、この生活シーン制御情報を機能部28内の記憶部28bに格納し、以後ユーザーが特に変更を行わない限り、保持することになる。
一方携帯端末4では初期設定において生活シーン制御情報を基本機能モジュール2へ転送した後該生活シーン制御情報を記憶部104から削除する処理を行う。そして以後携帯端末4は通常の携帯端末4として使用すれば良いことなる。また日常的にはスケジュール情報の設定手段として用いることが可能となる。
ここで携帯端末4と基本機能モジュール4との接合状態を保持する手段を当該基本機能モジュール4或いは携帯端末4に備えることで、携帯端末4は基本機能モジュール4から磁気結合部Xを介して電力供給を受け、内蔵している電池電源106の充電が行え、基本機能モジュール4を充電器として使えることになる。
さて初期処理後においては上述の生活シーン制御情報を記憶部104に記憶した制御モジュール4は、ユーザーが作成したスケジュール情報に基づいて生活シーンに対応したモード内容で被制御機器を機能モジュール3’を通じて、また制御モジュール4の機能部28のハードウェアを制御するための制御情報を生成・送信する処理を行えるようになる。
ここでスケジュール情報は上述した通り、携帯端末100を用いて作成され、この作成されたスケジュール情報は生活シーン制御情報の場合と同様な手順によって一旦ゲート装置を構成する基本機能モジュール3側にダウンロードされた後、当該制御モジュール4に転送される。
制御モジュール4ではスケジュール情報を取得すると、機能部28の記憶部28bに格納し、この格納したスケジュール情報に書き込まれている制御開始を示す時刻情報が、時計部TMの計時情報が示す時刻と一致したときに、当該時刻に対応したモード内容に沿った制御情報を生成して対応する機能モジュール3、3’宛に上述の情報ネットワークを介して送信する。そして制御情報を受け取った機能モジュール3や機能モジュール3’では機能部28のハードウェアや被制御機器の制御を開始する。
このモードに対応する制御は制御終了を示す時刻情報が、時計部TMの計時情報が示す時刻と一致するまで継続される。このようにしてスケジュール情報に書き込まれた時刻情報に基づいて対応するモード内容を実行することで生活シーン制御がユーザーのスケジュールによって為されることになる。尚制御モジュール4が制御情報を送る機能モジュール3、3’は、制御モジュール4が上述のUPnPの技術を用いて予め検索して把握しているものとする。
尚音源を利用して音楽を流すモードでは、制御モジュール4がインターネット網NTを通じて音楽サイトや、音源サーバから音楽データを取り込み、その音楽データを音響装置に対応する機能モジュール3や後述する音響装置を備えた機能モジュール兼用の基本機能モジュール2aに送って再生させる制御を行う。
ところで、携帯端末100は、上述の生活シーンに対応した制御のための情報作成以外にセキュリティ関連機器の制御のための個人識別情報の登録や、セキュリティ関連機器を動作させるためのキーとしての機能を備えており、次にこの機能について説明する。
次にこの携帯端末100の指紋リーダ部107の使い方について簡単に説明する。
まず配線システムの稼動初期時において、例えばセキュリティ関連機器が電気錠201の場合、この電気錠201に対応する機能モジュール3’を制御する制御モジュール4に個人識別情報として指紋情報を登録する必要がある。この場合ユーザーが携帯端末100の表示部103のメニュー画面とキー操作入力部102の操作とから初期登録用の指紋読み取りモードを選択すると、演算処理部101の制御の下で指紋リーダ部107が起動して指紋情報の読み取り準備状態となる。この読み取り準備状態においてユーザーが指を指紋リーダ部107に押し付けると、当該指の指紋が指紋リーダ部107で読み取られその指紋情報が記憶部104に格納され、指紋情報読み取りが終了する。これらの一連の流れは表示部103により表示されるためユーザーは迷うことなく指紋読み取りの操作ができる。尚この初期登録の操作はセキュリティ性を高めるために、携帯端末100側から予め登録されている暗証番号の入力を要求するなどを講じても良い。
このようにして予め初期登録する指紋情報を記憶部104に格納させた携帯端末100を対応する基本機能モジュール2の透明部Yに携帯端末100の透明部Yを接合して通信路を確立した上で、携帯端末100においてキー操作入力部102から初期登録のためのダウンロードの指示を与えると、このダウンロードの指示に対応して携帯端末100の演算処理部101は基本機能モジュール2側に生活シーン制御情報のダウンロードを指示するコマンド情報を送受信部24とE/O変換部25aを介して基本機能モジュール2側へ送信する。このコマンド情報を受信した基本機能モジュール2の情報管理部401ではダウンロード準備完了の情報を送受信部24、E/O変換部25aを介して携帯端末100へ送る。このダウンロード準備完了の情報を受け取った携帯端末100の演算処理部101は、記憶部104に記憶している指紋情報を基本機能モジュール2の情報管理部401との連携動作によって転送する処理を行い、基本機能モジュール2の情報管理部401は転送されてきた指紋情報を記憶部104に記憶させるダウンロード処理を行う。
そしてダウンロード処理が終了後、携帯端末100側では記憶部104に格納した指紋情報を消去する処理を行宇。一方基本機能モジュール2は配線システム上に存在している電気錠201の制御を対応する機能モジュール3’を介して行う制御モジュール4を探し出す検索処理を行う。ここで制御モジュール4は、他の基本機能モジュール2に直接或いは機能モジュール3を介して連設されることで、情報線L2及びモジュール2,3内の信号路からなる情報ネットワークに接続されており、この情報ネットワークを通じて上述の検索が行われることになる。この検索には例えばUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)の技術を用いて機能内容とIPアドレス(或いはMACアドレス)を取得することで、基本機能モジュール2の情報管理部401は対応する制御モジュール4を探し出すことになり、この探し出した制御モジュール4に対して情報管理部104は記憶部104に記憶している指紋情報を転送する処理を行う。対応する制御モジュール4は、基本機能モジュール2との間で通信を行うことで、指紋情報を取得することになり、この指紋情報を機能部28内の記憶部28bに格納して保持することになる。
以後携帯端末4は通常の携帯端末4として使用すれば良いことなる。また日常的には電気錠201の解錠を行うためのキーとして用いることが可能となる。
このキーとして用いる場合には、携帯端末4を所有している者の指紋情報をリアルタイムで認証する必要があるため、初期登録時のように予め記憶部104に格納する処理は行わない。
つまり、電気錠201を解錠したいユーザーは、キー操作入力部102の操作で携帯端末100をキーモード状態とした上で、携帯端末4の透明部Yを対応する基本機能モジュール2の透明部Yに接合して通信路を確立させる。キーモード状態では指紋リーダ部107が指紋読み取り準備状態になり、通信路を確立した状態で、ユーザーが指紋リーダ部107に指紋情報を登録してある指を押し付けると、指紋リーダ部107は指紋を読み取り演算処理部101は基本機能モジュール2の情報管理部401との間の連携動作によって読み取った指紋情報を基本機能モジュール2にダウンロードする処理を行う。基本機能モジュール2は、ダウンロードした指紋情報を上述の情報ネットワークを介して対応する制御モジュール4へ転送する。制御モジュール4では機能部28のCPU部28aは転送されたきた指紋情報が記憶部28bに登録されている指紋情報に一致するものであるかの判定を行い、一致するものがあれば、電気錠201に対応する機能モジュール3’へ解錠指令を与える制御情報を生成して上述の情報ネットワークを介して当該機能モジュール3’へ送信する。
制御情報を受け取った機能モジュール3’の機能部28は解錠指令に基づいて電気錠201を解錠させる処理を行う。また一致する指紋情報が無ければ電気錠201は解錠されないため例え指紋リーダ部107を備えた携帯端末100が使用されたとしても、不正使用を防げる。
ところで、図1ではドアホン子機5が配線システムに接続されているが、このドアホン子機5はスケジュール制御とは無関係なものであるので、スケジュール制御が行われないが、上述した機能モジュール3a〜3cとこれに対応した制御モジュール4により制御されるドアホン親機が配線システムに設置され、通話や来訪者モニタができるようになっている。
また図1中2aはスピーカSP等の音響装置のための機能部28を備え、機能モジュールと兼用する基本機能モジュールであり、2bは電力線L1に接続される引掛シーリングローゼット102を一体に備えた基本機能モジュールである。また2cは電力線L1に接続される電源コンセント103を一体に備えた基本機能モジュールである。2dは操作スイッチ部を前面に設け、内部に操作スイッチ部のための機能部28を備え、機能モジュールを兼用する基本機能モジュールである。
また更に上述の携帯端末100とゲート装置を構成する基本機能モジュール2との接合は非接触で行っているが、有線ケーブルを用いて行うようにしても良い。また電源供給が不要な場合には、基本機能モジュール2へ携帯端末100からスケジュール情報等の伝送を行う場合に、赤外線通信や小電力の無線通信を用いてもよい。更に移動体通信端末で携帯端末100が構成される場合には、移動体通信網からインターネット網NTを通じて基本機能モジュール2へ情報伝送を行うようにしても良い。
更にまた上述の機能モジュール3及び制御モジュール4は基本機能モジュール2の側部若しくは他の機能モジュール3の側部に連設した状態で壁面等にねじ固定するようになっているが、隣接するモジュール同士を機械的に連結する連結手段を用い、この連結されたモジュール群の荷重をゲート装置を構成する基本機能モジュール2で支える構造としても良い。
また、上述の実施形態では基本機能モジュール4に携帯端末100からダウンロードしたスケジュール情報や個人識別情報を記憶する記憶部400と、制御モジュール4へスケジュール情報を転送する情報管理部401を設けてあるが、これらの構成や直流電源部をコネクタ装置1に設けても良い。この場合コネクタ装置1単体でゲート装置を構成し、基本機能モジュール2は情報信号を光信号により連設する機能モジュール3や制御モジュールと情報線L1との間で中継するとともに、電力線L1からの交流電源を低圧交流電源に変換して非接触で機能モジュール3や制御モジュール4へ給電するためのモジュールとなる。
更に上述の携帯端末100では被制御機器の制御のためのスケジュールを作成しているが、ユーザーが携帯端末100のスケジュール管理機能を利用して登録したユーザーのスケジュールの内容そのもののをスケジュール制御の基本的な情報として用い、このスケジュール情報を取り込んだ制御モジュール4においてスケジュールの内容を分析し、その分析に基づいて機能モジュール3,3’のスケジュール制御を行うようにしても良い。勿論分析機能を携帯端末100からのスケジュール情報をダウンロードする側(上述の場合には基本機能モジュール2)に備え、その分析した結果からなるスケジュール情報を制御モジュール4へ転送するようにしても良い。
また制御モジュール4は、配線盤8内に設けても良く、この場合携帯端末100からスケジュール情報をダウンロードした、例えば基本機能モジュール2との間で上述の情報ネットワークを介して通信路を確立し、基本機能モジュール2からスケジュール情報や個人識別情報を転送して貰うことになる。
実施形態1の配線システム全体の概略システム構成図である。 実施形態1の配線システムに用いる基本機能モジュールを接続装置から外した状態の分解斜視図である。 実施形態1の配線システムの施工例図である。 実施形態1の基本機能モジュールと機能モジュールの取付状態を説明する一部省略した背面図である。 実施形態1の基本機能モジュールとコネクタ装置のブロック図である。 実施形態1の基本モジュールの背面側からみた斜視図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの一例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの別の例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの他の例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる制御モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュール及び制御モジュールの基本的なブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの一例の機能部のブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの別の例の機能部のブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの他の例の機能部のブロック図である。 (a)は実施形態1に用いる別の機能モジュールのブロック図、(b)は実施形態1に用いる制御モジュール4の要部のブロック図である。 (a)は実施形態1に用いる携帯端末のブロック図、(b)は実施形態1に用いる携帯端末の縮小斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ装置
2 基本機能モジュール
3a〜3b 機能モジュール
3’機能モジュール
4 制御モジュール
5 ドアホン子器
B スイッチボックス
100 携帯端末
200 照明装置
201 電気錠
202 電動カーテン
L1 電力線
L2 情報線

Claims (3)

  1. 情報伝送用の情報線及び電力線が接続されたゲート装置と、被制御機器に制御信号を送信して前記被制御機器を制御する制御手段と、該制御手段の制御機能が前記被制御機器を制御するための設定情報を設定する手段を有する携帯端末とを備えるとともに、前記制御手段と前記ゲート装置には前記制御手段と前記ゲート装置の間で通信を行う通信手段を夫々備え、前記携帯端末と前記ゲート装置には前記携帯端末と前記ゲート装置との間で通信を行う通信手段を夫々に備え、前記ゲート装置は、前記携帯端末の前記設定情報を前記携帯端末からダウンロードし、前記制御手段は、前記ゲート装置にダウンロードされた前記設定情報を前記ゲート装置から取得して該設定情報に基づいて前記被制御機器を制御することを特徴とする配線システム。
  2. 前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置に接続することで受電する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の配線システム。
  3. 前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に非接触で給電する給電手段を備え、携帯端末には前記ゲート装置から非接触で受電する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の配線システム。
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