JP2007174148A - 増幅装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LINC増幅装置の合成損失を削減する。
【解決手段】合成器14を構成する伝送線路24、34の長さをλ/4に限定せず、合成点16から伝送線路24、34を見たインピーダンスZ23、Z33がより大きくなるような長さに設定する。具体的には、増幅素子21の負荷インピーダンスZ22は、整合回路23で整合させ、伝送線路24は位相角が大きくなった時負荷変調により効率が向上するような役目をする。また増幅素子21の出力インピーダンスZ23は、整合回路23によりZ22とは異なるインピーダンスに変換され、伝送線路24より更に大きなインピーダンスに変換する。共役整合させないことで合成損失を低減できる。
【選択図】 図2
【解決手段】合成器14を構成する伝送線路24、34の長さをλ/4に限定せず、合成点16から伝送線路24、34を見たインピーダンスZ23、Z33がより大きくなるような長さに設定する。具体的には、増幅素子21の負荷インピーダンスZ22は、整合回路23で整合させ、伝送線路24は位相角が大きくなった時負荷変調により効率が向上するような役目をする。また増幅素子21の出力インピーダンスZ23は、整合回路23によりZ22とは異なるインピーダンスに変換され、伝送線路24より更に大きなインピーダンスに変換する。共役整合させないことで合成損失を低減できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、増幅装置に係り、特に合成損失が少ない信号合成器を用いた増幅装置に関する。
従来、CDMA信号やマルチキャリア信号のような無線周波信号を電力増幅する場合、共通増幅器に歪補償手段を付加し、共通増幅器の動作範囲を飽和領域付近まで広げることで低消費電力化を図っていた。歪補償手段として、フィードフォワード歪補償やプリディストーション歪補償などがあるが、歪補償だけでは低消費電力化に限界が近づいている。そのため近年、高効率増幅器の一種であるLINC方式(Linear Amplification With Nonlinear Component)が注目されている(例えば特許文献1、非特許文献1〜3参照)。
図1は基本的なLINC増幅器の構成図に示す。
入力端子10から入った入力信号は、処理部11で処理部11の2つの出力信号が同振幅で2つのベクトル合成波が入力信号の振幅、位相になるように処理される。そして、その2つの出力信号を飽和形の増幅器12,13で増幅し、合成器14’でベクトル和されて出力端子15から出力される。増幅器は飽和形なので高効率にできる手法である。
入力端子10から入った入力信号は、処理部11で処理部11の2つの出力信号が同振幅で2つのベクトル合成波が入力信号の振幅、位相になるように処理される。そして、その2つの出力信号を飽和形の増幅器12,13で増幅し、合成器14’でベクトル和されて出力端子15から出力される。増幅器は飽和形なので高効率にできる手法である。
基本的なLINC増幅器では、合成器14’にハイブリッドや3dBカプラなどを使用しており、合成時に3dBの損失が発生する。つまり、効率の良い飽和形増幅器を使用しても半分がロスになるので、効率は飽和形の概ね半分になってしまう。
そこで、増幅器12,13の出力をアイソレーションせずに結合する、Chireix合成器が知られる(例えば非特許文献3〜4参照)。単にλ/4線路を介して結合すると、合成位相が同相以外のときに増幅器12、13の負荷インピーダンスは、それぞれ大きさが等しく極性が反対のリアクタンス成分を持つので、Chireix合成器ではそれを補償するシャントリアクタンスを備えている。
従来のLINC増幅器では、合成器15に3dBカプラなどを使用した場合、平均して3dBの損失が発生していた。
また、Chireix合成器を用いた場合、完全なアイソレーションは実現不可能であるとしても、出力や効率が負荷インピーダンスに依存する高出力、高周波の増幅器を用いて、最良の性能(最大出力、効率、利得、歪などの総合評価)が得られるものになっていなかった。
本発明は、上述した背景からなされたものであり、改良された合成器を用いて性能を向上させた増幅装置を提供することを目的とする。
また、Chireix合成器を用いた場合、完全なアイソレーションは実現不可能であるとしても、出力や効率が負荷インピーダンスに依存する高出力、高周波の増幅器を用いて、最良の性能(最大出力、効率、利得、歪などの総合評価)が得られるものになっていなかった。
本発明は、上述した背景からなされたものであり、改良された合成器を用いて性能を向上させた増幅装置を提供することを目的とする。
LINC方式の増幅器において、振幅及び位相が変化する入力信号を振幅の略等しい2つの信号に分解する処理部と、分解された信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅器と、前記第1及び、第2の増幅器の出力をλ/4を除く任意の長さ伝送線路で互いに接続して合成する合成器と、を備える増幅装置。
振幅及び位相が変化する入力信号を振幅の略等しい2つの信号に分解する処理部と、分解された信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅器と、前記第1及び、第2の増幅器の出力をλ/4を除く任意の長さ伝送線路をそれぞれ介して合成点で互いに接続する合成器と、を備えるLINC方式の増幅装置であって、
それぞれの前記伝送線路は、合成点に接続される負荷抵抗の略2倍に等しい特性インピーダンスを有し、
第1及び第2の増幅器は、増幅器が備える増幅素子の特定の(条件下での)負荷インピーダンスを前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスに変換する出力整合回路をそれぞれ備え、位相角が大きくなるに従い前期伝送路により効率の良い負荷インピーダンスに変換できることを特徴とする前記の増幅装置。
それぞれの前記伝送線路は、合成点に接続される負荷抵抗の略2倍に等しい特性インピーダンスを有し、
第1及び第2の増幅器は、増幅器が備える増幅素子の特定の(条件下での)負荷インピーダンスを前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスに変換する出力整合回路をそれぞれ備え、位相角が大きくなるに従い前期伝送路により効率の良い負荷インピーダンスに変換できることを特徴とする前記の増幅装置。
それぞれの前記伝送線路の長さは、長さがλ/4の時よりも合成損失が小さくなるようにまた効率向上する様に設定されていることを特徴とする、前記の増幅装置。
前記分解された信号の位相差が大きいときに、前記分解された信号の振幅を第1及び第2の増幅器に入力される前に小さくすることを特徴とする、前記の増幅装置。
前記処理部の前段に、第1及び第2の増幅器で発生する非線形歪を補償するプリディストータを備えたことを特徴とする、前記の増幅装置。
本発明にかかる信号合成器及び増幅装置によれば、合成器の損失を減らす事と負荷変調により増幅装置の性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、複数の実施例を通じて説明する。尚、以下で説明する機能実現手段は、当該機能を実現できればどのような回路又は装置であっても構わず、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。また各実施例は、明細書中で引用された公知文献の記載と組み合わせることを妨げない。
図2は、実施例1の増幅装置の構成図である。図1と同じ構成は、同一符号としている。
処理部11は、入力端子10からの入力信号を、同振幅でベクトル和が入力と相似となるような2つの信号S1及びS2に分解し、増幅器20及び30にそれぞれ出力する。信号S1及びS2は例えば、増幅素子21、31が飽和あるいはその付近で動作するような一定の振幅を有する。
増幅器20は、入力整合回路22、増幅素子21、出力整合回路23から構成される。
入力整合回路22は、信号S1を増幅素子21の入力インピーダンスに整合して出力する。
増幅素子21は、AB,B、あるいはC級にバイアスされ、入力整合回路22から入力された信号S1を増幅する。
出力整合回路23は、増幅素子21と合成器14を、インピーダンス変換を伴って結合する。出力整合回路23は通常、増幅素子21の比較的低いインピーダンスを、比較的高いインピーダンスに変換する。
処理部11は、入力端子10からの入力信号を、同振幅でベクトル和が入力と相似となるような2つの信号S1及びS2に分解し、増幅器20及び30にそれぞれ出力する。信号S1及びS2は例えば、増幅素子21、31が飽和あるいはその付近で動作するような一定の振幅を有する。
増幅器20は、入力整合回路22、増幅素子21、出力整合回路23から構成される。
入力整合回路22は、信号S1を増幅素子21の入力インピーダンスに整合して出力する。
増幅素子21は、AB,B、あるいはC級にバイアスされ、入力整合回路22から入力された信号S1を増幅する。
出力整合回路23は、増幅素子21と合成器14を、インピーダンス変換を伴って結合する。出力整合回路23は通常、増幅素子21の比較的低いインピーダンスを、比較的高いインピーダンスに変換する。
同様に増幅器30は、入力整合回路32、増幅素子31、出力整合回路33から構成される。増幅器20と30は同一構成である。分解された他方の信号S2も、S1と同様に入力整合回路32を通りAB,B、あるいはC級級にバイアスされた増幅素子31で増幅され、出力整合回路33で整合し合成器14に入力される。
合成器14は、伝送線路24及び34と合成点16から構成される。
伝送線路24は、増幅器20と合成点16との間を接続する伝送線路である。
伝送線路34は、増幅器30と合成点16との間を接続する伝送線路である。伝送線路24及び34は、後述するように最適化された線路長をそれぞれ有する。
合成点16は、伝送線路24と、伝送線路34と、出力15への配線とを結合する点である。
増幅された信号S1,S2は、それぞれ伝送線路24,34を通り合成されて出力端子15から出力される。
伝送線路24は、増幅器20と合成点16との間を接続する伝送線路である。
伝送線路34は、増幅器30と合成点16との間を接続する伝送線路である。伝送線路24及び34は、後述するように最適化された線路長をそれぞれ有する。
合成点16は、伝送線路24と、伝送線路34と、出力15への配線とを結合する点である。
増幅された信号S1,S2は、それぞれ伝送線路24,34を通り合成されて出力端子15から出力される。
本実施例では、合成損失を抑えるため、合成点16を介して互いの増幅器に影響することがないように、合成点16からみたインピーダンスZ23、Z33を大きくする。
そのため、増幅素子21の出力インピーダンスZ21を、出力整合回路23と任意の長さLの伝送線路24により、大きなインピーダンスZ23に変換する。増幅素子21の負荷インピーダンスZ22は出力が出るように出力整合回路23で整合させるが、出力インピーダンスZ21と共役にならず、共役のZ21とは離れたインピーダンスにする。
そのため、増幅素子21の出力インピーダンスZ21を、出力整合回路23と任意の長さLの伝送線路24により、大きなインピーダンスZ23に変換する。増幅素子21の負荷インピーダンスZ22は出力が出るように出力整合回路23で整合させるが、出力インピーダンスZ21と共役にならず、共役のZ21とは離れたインピーダンスにする。
なお、増幅素子21の出力インピーダンスZ21とは、出力側から増幅素子21を見たインピーダンスであり、負荷インピーダンスZ22は、増幅素子21から出力側を見たインピーダンスでる。一般に、増幅素子の最大出力あるいは最大効率が得られるときのZ22は、Z21の共役とは必ずしも一致しないことが、ロードプル測定により知られている。
本実施例では、負荷インピーダンスZ22は出力整合回路23で整合し、整合された負荷インピーダンスZ24と同じ特性インピーダンスの伝送線路24で合成点まで伝送するので、Z22の整合は出力整合回路243のみで決めることができる。一方、合成点16から見たインピーダンスZ23は、出力インピーダンスZ21を整合回路23でインピーダンス変換し、更に伝送線路24でZ24を中心に回転させるので、伝送線路24の線路長をZ23が最も高くなるような長さに設定することができる。Z24は例えば、出力端子15に接続される負荷抵抗RLの約2倍あるいはそれより若干大きく設定する。線路長は例えば、Z23が負荷抵抗RLの約3倍以上になるように設定する。
増幅器30側も同様に設計する。
従って増幅された信号S1はインピーダンスの低い出力端子15側にほぼ全て伝送し、増幅器30側には漏れない構造となり、損失がない。
増幅器30側も同様に設計する。
従って増幅された信号S1はインピーダンスの低い出力端子15側にほぼ全て伝送し、増幅器30側には漏れない構造となり、損失がない。
Z22はZ21の共役と離れているので多少増幅素子の能力より劣る可能性はあるが、AB,BあるいはCクラスでは最大出力あるいは最大効率が得られる負荷インピーダンスと出力インピーダンスZ21が共役関係にないので、Z22とZ21の共役との距離は増幅素子や性能により決めることになる。
また増幅素子によりインピーダンスの距離(Z22と、Z21の共役との距離)を十分に離せない場合、増幅素子21に漏れこみ動作が異常になる場合があるが、その場合増幅器の動作をAB級にして漏れ分を増幅素子のバイアス電流で変動を抑える。この場合でもAB級の飽和形はC級より劣るにしてもまだ十分に高い。
また増幅素子によりインピーダンスの距離(Z22と、Z21の共役との距離)を十分に離せない場合、増幅素子21に漏れこみ動作が異常になる場合があるが、その場合増幅器の動作をAB級にして漏れ分を増幅素子のバイアス電流で変動を抑える。この場合でもAB級の飽和形はC級より劣るにしてもまだ十分に高い。
増幅素子31系も同様に行う。
以上説明した動作において、信号S1とS2が同一レベルであっても位相が大幅に異なるときは、各増幅素子21,31の負荷は負荷変動を起こし、増幅素子から見た負荷インピーダンスに依存する最大出力も変動するが、効率を上げるように伝送線路24,25の長さを調整する。しかし、そのときの合成ベクトルは小さいので最大出力が低下しても問題はない。
従って互いの信号が漏れないようなZ23とZ33しながら位相角が動いた時のZ22とZ32を効率の上がるようにする。
伝送線路24及び34の電気長Lは、増幅素子や出力整合回路により異なるので一律に規定できず、ここでは任意としているが、λ/4に限定した場合よりも合成損失が改善される事と効率が上がるような長さであることが望ましい。ただしλ/4の時に最良点になる場合はこの限りではない。
増幅器20及び30は、低レベルの信号を増幅するプリアンプを入力側に備えても良い。
処理部11は、アナログRF信号を入力して信号S1,S2に分離するものに限らず、デジタル信号からS1,S2を生成したり、IFを使用して更に周波数変換をしてもよく、増幅器前段部については特に限定しない。
以上説明した動作において、信号S1とS2が同一レベルであっても位相が大幅に異なるときは、各増幅素子21,31の負荷は負荷変動を起こし、増幅素子から見た負荷インピーダンスに依存する最大出力も変動するが、効率を上げるように伝送線路24,25の長さを調整する。しかし、そのときの合成ベクトルは小さいので最大出力が低下しても問題はない。
従って互いの信号が漏れないようなZ23とZ33しながら位相角が動いた時のZ22とZ32を効率の上がるようにする。
伝送線路24及び34の電気長Lは、増幅素子や出力整合回路により異なるので一律に規定できず、ここでは任意としているが、λ/4に限定した場合よりも合成損失が改善される事と効率が上がるような長さであることが望ましい。ただしλ/4の時に最良点になる場合はこの限りではない。
増幅器20及び30は、低レベルの信号を増幅するプリアンプを入力側に備えても良い。
処理部11は、アナログRF信号を入力して信号S1,S2に分離するものに限らず、デジタル信号からS1,S2を生成したり、IFを使用して更に周波数変換をしてもよく、増幅器前段部については特に限定しない。
本実施例2は、処理部11が、入力レベルが小さいときに信号S1、S2の振幅を小さくする点で、実施例1と異なる。
図3は、本実施例の処理部11における入力信号の信号S1、S2への分解を示す図である。
S0は処理部11への入力信号であり、S1、S2は非特許文献1〜4のような従来のLINC増幅器で分解される信号であり、θはS1とS2の位相差である。S11とS22は、本実施例の処理部11が生成する信号であり、βはS11とS22の位相差である。
従来は、増幅器を一定の飽和状態で使用するために、S1とS2のレベルを一定としていた。しかし出力レベルを小さくする場合感度が高くなったり、またθを180度にしても理論上は出力は零になるが現実的には零にならない。従ってS1とS2を小さくして合成ベクトルを小さく出来るようにするものである。
図3は、本実施例の処理部11における入力信号の信号S1、S2への分解を示す図である。
S0は処理部11への入力信号であり、S1、S2は非特許文献1〜4のような従来のLINC増幅器で分解される信号であり、θはS1とS2の位相差である。S11とS22は、本実施例の処理部11が生成する信号であり、βはS11とS22の位相差である。
従来は、増幅器を一定の飽和状態で使用するために、S1とS2のレベルを一定としていた。しかし出力レベルを小さくする場合感度が高くなったり、またθを180度にしても理論上は出力は零になるが現実的には零にならない。従ってS1とS2を小さくして合成ベクトルを小さく出来るようにするものである。
本実施例の処理部11は基本的には、入力信号を、入力信号に対し振幅がAで位相がβ/2及び−β/2シフトした2つの信号S11とS22に分解する。振幅Aは、入力信号が小さいときに、それに応じて小さくしても良い。また振幅Aは0にはならない。
このように信号S11とS22の振幅Aを変化させ、それにあわせて位相角も変えることにより、信号S11とS22間の位相差βはθに比べ小さくなり、合成が行いやすくなる。
図4は、本実施例3の増幅装置の構成図である。本実施例は、実施例1及び2に更にプリディスト−ション歪補償方式を組み合わせたものである。
入力端子6から入った信号(アナログア、デジタルは問わない)は、プリディスト−タ1で予歪を付加し、実施例1又は2の増幅装置と同様の増幅部2(処理部11はプリディスト−タ1側に入れても良い)で増幅され、結合器4を経て、出力端子15の負荷に供給される。
入力端子6から入った信号(アナログア、デジタルは問わない)は、プリディスト−タ1で予歪を付加し、実施例1又は2の増幅装置と同様の増幅部2(処理部11はプリディスト−タ1側に入れても良い)で増幅され、結合器4を経て、出力端子15の負荷に供給される。
結合器4は、出力の一部を帰還信号用に取り出して、適応制御部5に出力する。
適応制御部5は、帰還信号を入力信号と比較して誤差を検出したり、帰還信号に含まれる歪信号を検出したりして、その誤差分(歪分)を小さくするように、プリディスト−タ1の歪補償の態様を更新する。プリディスト−ション歪補償方式は種々あり(例えば非特許文献5参照)、ここでは方式に特にこだわらない。
適応制御部5は、帰還信号を入力信号と比較して誤差を検出したり、帰還信号に含まれる歪信号を検出したりして、その誤差分(歪分)を小さくするように、プリディスト−タ1の歪補償の態様を更新する。プリディスト−ション歪補償方式は種々あり(例えば非特許文献5参照)、ここでは方式に特にこだわらない。
本実施例において、処理部11は、非特許文献6〜7のように信号を生成してもよい。
本実施例によれば、LINK増幅器において小規模のハードウェアで振幅の制御を適切に行うことができる。また、負荷変調を積極的に利用することで効率を良くすることができ、また増幅器間の干渉が無いので通常のバックオフにおける効率や歪を改善することができる。
本実施例によれば、LINK増幅器において小規模のハードウェアで振幅の制御を適切に行うことができる。また、負荷変調を積極的に利用することで効率を良くすることができ、また増幅器間の干渉が無いので通常のバックオフにおける効率や歪を改善することができる。
1、100 プリディスト−ション部
2 増幅部
4 結合器
5 適応制御部(Adaptive Controller)
10 入力端子(Input Terminal)
11 処理部
12、13、20、30 増幅器
14 合成器
15 出力端子
21、31 増幅素子
22、32 入力整合回路
23、33 出力整合回路
24、34 伝送線路
2 増幅部
4 結合器
5 適応制御部(Adaptive Controller)
10 入力端子(Input Terminal)
11 処理部
12、13、20、30 増幅器
14 合成器
15 出力端子
21、31 増幅素子
22、32 入力整合回路
23、33 出力整合回路
24、34 伝送線路
Claims (3)
- LINC方式の増幅器において、振幅及び位相が変化する入力信号を振幅の略等しい2つの信号に分解する処理部と、分解された信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅器と、前記第1及び、第2の増幅器の出力をλ/4を除く任意の長さ伝送線路で互いに接続して合成する合成器と、を備える増幅装置。
- 前記分解された信号の位相差が大きいときに、前記分解された信号の振幅を第1及び第2の増幅器に入力される前に小さくすることを特徴とする、請求項1記載の増幅装置。
- 前記処理部の前段に、第1及び第2の増幅器で発生する非線形歪を補償するプリディストータを備えたことを特徴とする、請求項1又は2記載の増幅装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005367433A JP2007174148A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 増幅装置 |
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