JP2007173336A - 機能供給方法、露光方法、露光装置、測定・検査方法、測定・検査装置、機能供給システム、プログラム、記録媒体及び提供条件決定方法 - Google Patents

機能供給方法、露光方法、露光装置、測定・検査方法、測定・検査装置、機能供給システム、プログラム、記録媒体及び提供条件決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】デバイスの生産効率を向上させる。
【解決手段】ステップ401において、顧客ライセンス管理データベースよりロードされた顧客のライセンス情報に基づいて、ステップ403〜ステップ412において、制約条件、使用状況、カスタム対応、カスタマーサービスなどの有無を判断し、有りの場合は、そのカウント数を算出する。次のステップ419では、累積カウント数を算出し、次のステップ421では、販売価格を算出し、ステップ423において、その販売価格を、顧客に通知する。
【選択図】図12

Description

本発明は、機能供給方法、露光方法、露光装置、測定・検査方法、測定・検査装置、機能供給システム、プログラム、記録媒体及び提供条件決定方法に係り、さらに詳しくは、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給方法及びシステム、所定パターンを基板に露光する露光方法及び装置、デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う測定・検査方法及び装置、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する支援システムに、前記支援機能を実行するために用いられる支援情報の供給をコンピュータシステムに実行させるプログラム、該プログラムが記録された記録媒体、及び、デバイス製造処理に関するデータ処理のため情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法に関する。
従来より、加工対象となるデバイスを測定・検査する測定・検査器の測定・検査結果を、デバイスを加工する加工装置の加工処理に最も迅速に反映するためには、それらの装置間のデータ通信を可能とした方がよい。しかしながら、それらの装置間では、レシピファイルや計測結果ファイル等のファイル・フォーマットや、ストリーム・ファンクション等の通信メッセージのフォーマット、HSMS[TCP/IP]、SECS−I[RS232C]等の通信プロトコルのフォーマットなどが異なるため、各装置のデータ通信を可能とするためには、各装置の改造が必要となっていた。
一方、各デバイス製造処理装置の故障の発生やメンテナンス、新しい装置の導入などに迅速に対応しようとすれば、複数種類のデバイス製造処理装置の連携動作における処理手順や各装置の処理内容などを速やかに変更できるようにするのが望ましいが、各デバイス製造処理装置は、システム統合の基盤となるべき統一規格の上に築かれた独自の仕様の下で設計されており、処理内容が記述されている個々のレシピファイルのファイル・フォーマットも装置間で統一されていないため、各デバイス製造処理装置は、固定された単純な処理手順の下で、個々のレシピファイルに従って独立して動作しているのが現状である。このような状況では、複数装置に跨る連携動作を柔軟に変更するのが困難であった。
上述したような不都合はデバイスの生産性にとって望ましいものではなく、これらの不都合に対する改善要求がなされている。
本発明は、第1の観点からすると、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給方法であって、前記支援機能を実行する支援システムが前記複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、前記支援システムが読み込み可能な形態で、前記支援システムとは別に提供する工程を含み、前記支援システムとは別に提供された前記支援情報を前記支援システムに読み込ませることにより前記支援機能を実行可能とすることを特徴とする機能供給方法である。
これによれば、支援機能を実行する支援システムが複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、その支援システムが読み込み可能な形態で、支援システムとは別に提供するので、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作が変更されても、共通の支援機能でその変更された処理動作に対応する支援情報を用いてその処理動作を支援することが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、所定パターンを基板に露光する露光方法において、本発明の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援情報を受けて、前記所定パターンを基板上に露光することを特徴とする露光方法である。かかる場合には、本発明の機能供給方法で提供された支援情報を受けて露光を行うので、露光工程を含むデバイス製造工程の生産性が向上する。
本発明は、第3の観点からすると、前記支援システムと接続されて、所定パターンを基板に露光する露光装置において、本発明の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援機能を受けて、前記所定パターンを基板上に露光することを特徴とする露光装置である。かかる場合には、本発明の機能供給方法で提供された支援情報を受けて露光が行われるので、露光工程を含むデバイス製造工程の生産性が向上する。
本発明は、第4の観点からすると、デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う測定・検査方法において、本発明の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援情報を受けて、前記所定の測定又は検査を行うことを特徴とする測定・検査方法である。かかる場合には、本発明の機能供給方法で提供された支援情報を受けて測定・検査が行われるので、測定・検査工程を含むデバイス製造工程の生産性が向上する。
本発明は、第5の観点からすると、前記支援システムと接続されて、デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う測定・検査装置において、本発明の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援機能を受けて、前記所定の測定又は検査を行うことを特徴とするの測定・検査装置である。かかる場合には、本発明の機能供給方法で提供された支援情報を受けて測定・検査が行われるので、デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う際の測定・検査工程を含むデバイス製造工程の生産性が向上する。
本発明は、第6の観点からすると、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給システムであって、前記支援機能を実行する支援システムに接続されて、前記複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために前記支援システムが用いる支援情報を、前記支援システムが読み込み可能な形態で、前記支援システムへ配信する配信部を有することを特徴とする機能供給システムである。
これによれば、支援機能を実行する支援システムが複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、その支援システムが読み込み可能な形態で、支援システムとは別に提供するので、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作が変更されても、共通の支援機能でその変更された処理動作に対応する支援情報を用いてその処理動作を支援することが可能となる。
本発明は、第7の観点からすると、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する支援システムに、前記支援機能を実行するために用いられる支援情報の供給をコンピュータシステムに実行させるプログラムであって、あらかじめ用意された複数の支援情報から選択された特定の支援情報を、前記支援システムとは別に、前記支援システムが読み込み可能な形態で前記コンピュータシステムへ配信する処理を含むことを特徴とするプログラムである。
これによれば、支援機能を実行する支援システムが複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、その支援システムが読み込み可能な形態で、支援システムとは別に提供するので、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作が変更されても、共通の支援機能でその変更された処理動作に対応する支援情報を用いてその処理動作を支援することが可能となる。
本発明は、第8の観点からすると、本発明のプログラムを、コンピュータシステムで読み出して実行可能な状態で記録する記録媒体である。
本発明は、第9の観点からすると、デバイス製造処理に関するデータ処理のため情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法であって、前記情報を用いて処理される前記データのデータ量と、前記データ処理で処理される対象データの種類と、の少なくとも1つに基づいて所定演算を実行し、前記所定演算結果に応じて前記提供条件を決定することを特徴とする提供条件決定方法である。
これによれば、処理されるデータ量と対象データの種類などに基づく所定演算の演算結果に応じて情報の提供条件を適切に決定することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るネットワークシステム3000の一例の概略的な構成が示されている。図1に示されるように、ネットワークシステム3000は、電子デバイスを製造する複数のデバイス製造メーカの製造ラインとその製造ライン上で稼動するデバイス製造処理装置やソフトウエアを製造しデバイス製造メーカに納入するメーカ(以下、装置製造メーカとする)との間を通信ネットワークで接続することにより構築されるシステムである。ネットワークシステム3000は、デバイス製造メーカと装置製造メーカとの間で行われる取引等を、その通信ネットワークを介したデータ通信により効率化することを目的としている。
本実施形態では、ネットワークシステム3000は、主として、デバイス製造メーカが稼動する異機種の装置間でのデータ通信を可能とするデータ通信支援機能を有する支援システム(後述するコミュニケーション・サーバ)と、装置の連携動作を可能とする連携動作制御機能を有する支援システム(後述する管理コントローラ)によって用いられるデータファイル又はプログラムファイルの売買やそれらのファイルの使用のライセンス契約を行う際のその契約における提供価格(料金)を決定するためのシステムである。
図1に示されるように、ネットワークシステム3000は、顧客A、顧客B、顧客Cという3つの顧客メーカのそれぞれの製造ラインやネットワーク端末を含む3つの顧客システム1000と、通信ネットワーク1500と、装置製造メーカのライセンスサーバ2000と、そのライセンスサーバ2000が参照するデータベース2500とを含んで構成されている。通信ネットワーク1500は、インターネットとすることができるが、その際には、送信する通信データを暗号化するのが望ましい。また、通信ネットワーク1500としては、装置製造メーカと、デバイス製造メーカとを結ぶ専用回線であってもよい。
顧客システム1000は、デバイスを製造する複数種類のデバイス製造処理装置を備えるデバイス製造ラインと、通信ネットワーク1500に接続可能なコンピュータ端末とを備える顧客となるデバイス製造メーカのデバイス製造工場内に構築されたデバイス製造システムである。
図2に示されるように、顧客システム1000は、露光装置100と、トラック200と、コミュニケーション・サーバ150と、管理コントローラ160と、デバイス製造処理装置群900と、ホストシステム600を含んで構成されている。
[露光装置]
露光装置100は、デバイスパターンを、フォトレジストが塗布されたウエハに転写する装置である。露光装置100は、露光用照明光を射出する照明系、その照明光により照明されるデバイスパターン等が形成されたレチクルを保持するステージ、照明光により照明されたデバイスパターン等を投影する投影光学系、露光対象となるウエハを保持するステージ及びこれらの制御系等を備えている。露光装置100は、露光用照明光に対し、上記各ステージを駆動して、レチクルとウエハとの相対同期走査と、ウエハのステッピングを繰り返すことにより、レチクル上のデバイスパターンをウエハ上の複数の異なる領域に転写している。すなわち、露光装置100は、走査露光(ステップ・アンド・スキャン)方式の露光装置である。
露光装置の制御系は、照明光の強度(露光量)を制御する露光量制御系と、両ステージの同期制御や、投影光学系の焦点深度内にウエハ面を一致させるオートフォーカス/レベリング制御(以下、単に、フォーカス制御という)などを行うステージ制御系とを備えている。
露光量制御系は、露光量を検出可能な各種露光量センサの検出値に基づいて、露光量をその目標値に一致させるように制御するフィードバック制御を行っている。ステージ制御系は、ステージの位置を計測する干渉計の計測値に基づいてフィードバック制御を行って、両ステージの位置制御及び速度制御を実現している。露光装置100には、ウエハ面のフォーカス/レベリングずれを複数検出点にて検出する多点AF(オートフォーカス)センサが設けられている。ステージ制御系は、この多点AFセンサの複数検出点のうち、例えば9個の検出点(9チャンネル)でウエハ面高さを検出し、露光領域に対応するウエハ面を、投影光学系の像面に一致させるようなフィードバック制御を行うことにより、フォーカス制御を実現している。
なお、露光装置100においては、両ステージの同期制御に関連する2次元座標系をXY座標系(同期走査方向をY軸としている)とし、投影光学系の光軸と平行な座標軸をZとして、XYZ座標系の下でステージ制御を行っている。以下では、ステージ制御系のうち、両ステージの同期制御を行う制御系を同期制御系とし、ステージ位置(ウエハ面)のZ位置やX軸回り、Y軸回りの回転量を制御する制御系を、フォーカス制御系として説明する。
露光装置100では、上記各制御系の動作を規定するファクタが幾つか制御パラメータ化されており、それらの値を、自由に設定することができるようになっている。
ところで、ウエハW上には、デバイスパターンが転写形成された複数の領域がある。この領域は、ショット領域と呼ばれている。各ショット領域には、ウエハマークが付設されている。ウエハマークは、その形状等からその位置情報を検出することが可能なマークである。例えば、ウエハマークは、ライン・アンド・スペース・マークとして示されている。ウエハマークの形状としては、他にも、ボックスマーク、十字マークなどを採用することができる。
露光装置100では、このウエハW上のショット領域に対して、レチクル上のデバイスパターンを、正確に重ね合わせ露光する必要がある。正確な重ね合わせ露光を実現するためには、各ショット領域の位置を正確に把握する必要がある。ウエハマークは、各ショット領域の位置(その中心の位置)を把握するために設けられている。ウエハマークは、それが付設されたショット領域のデバイスパターンとともに転写形成されたものであることから、ウエハW上のそれらの位置関係はほぼ固定であり、マークの位置がわかればそのショット領域の中心位置がわかるようになっている。
ウエハマークの位置を計測するため、露光装置100には、このウエハマークの位置を計測するためのアライメント系が設けられている。このアライメント系では、ウエハマークが含まれるウエハ面に関する波形、例えばそのウエハ面の凹凸に対応する波形を、内部に備えるアライメントセンサを用いて光電検出する。この光電検出により、このウエハマークを含むウエハ面に相当する波形データが得られるようになる。アライメント系では、検出した波形データから、マークに対応する波形(マーク波形)を抽出し、その抽出結果に基づいてマーク波形の位置を検出する。アライメント系では、検出されたマーク波形の位置と、アライメントセンサの検出視野の位置とに基づいて、XY座標系におけるウエハマークの位置を算出する。露光装置100では、その算出結果に基づいて、デバイスパターンの転写位置が決定される。
なお、デバイスパターンの正確な重ねあわせ露光を行うためには、ウエハ上のすべてのショット領域の位置情報を計測してもよいが、それでは、スループットに影響が出るおそれがある。そこで、露光装置100では、実際に計測するウエハマークを限定し、計測されたウエハマークの位置の計測結果から、ウエハ上のショット領域の配列を統計的に推定するグローバルアライメント技術を採用している。露光装置100では、このグローバルアライメントとして、設計上のショット配列に対する実際のショット配列のずれを、X、Yの多項式で表現し、統計演算を行ってその多項式における妥当な係数を求める、いわゆるEGA方式のウエハアライメントが採用されている。EGA方式のウエハアライメントでは、まず、計測対象のウエハマークを計測するショット領域を幾つか選択する。選択されたショット領域をサンプルショットという。アライメント系では、サンプルショットに付設されたウエハマーク(サンプルマーク)の位置を計測する。このような計測動作を、以下ではEGA計測と呼ぶ。
EGA方式のウエハアライメントでは、このEGA計測の計測結果、すなわち幾つかのサンプルマークの位置情報に基づく統計演算により、各ショット領域のXY位置座標を表す補正量を推定する。このような演算を、以下ではEGA演算と呼ぶ。なお、EGA方式のウエハアライメントについては、例えば特開昭61−44429号公報等に開示されているので、詳細な説明を省略する。
なお、露光装置100には、投影光学系の収差を調整可能な調整装置、照度ムラセンサも設けられている。
[トラック]
トラック200は、露光装置100を囲むチャンバ(不図示)に接するように配置されている。トラック200は、主として露光装置100に対するウエハの搬入・搬出を行っている。
[コータ・デベロッパ]
トラック200内には、レジスト塗布及び現像を行うコータ・デベロッパ(C/D)110が設けられている。C/D110は、ウエハ上に対しフォトレジストの塗布及び現像を行う。C/D110は、露光装置100や、測定・検査器120とは、独立して動作可能である。C/D110は、トラック200の搬送ラインに沿って配置されている。したがって、この搬送ラインによって、露光装置100と、C/D110と、測定・検査器120との間でウエハの搬送が可能となる。
[測定・検査器]
トラック200内には、露光装置100でのウエハの露光前後(すなわち、事前、事後)において、そのウエハに対する様々な測定・検査を行うことが可能な複合的な測定・検査器120が設けられている。測定・検査器120は、露光前に測定を行う事前測定・検査器と、露光後に測定を行う事後測定・検査器とを備えている。
事前測定・検査器は、ウエハが露光装置100に搬送される前に、露光装置100における露光条件を最適化するための測定を行う。事前測定・検査器の測定内容としては、例えば、アライメント関連のパラメータ、プリアライメント関連のパラメータ、ウエハ・フラットネス、レチクル・フラットネス、ウエハ温度、ウエハ膜厚、レチクル温度などがあり、検査内容としては、ウエハ膜検査、ウエハ欠陥・異物検査、レチクル欠陥・異物検査などがある。なお、プリアライメントとは、露光装置100で行われる、ウエハアライメント前に行われるウエハ外形基準のラフなアライメントである。測定・検査器120は、事前測定・検査の結果を、システム内の通信ネットワークを介して外部にデータ出力することができるようになっている。測定・検査器120は、露光装置100やC/D110とは、独立して動作可能である。ここで、ウエハ膜検査とは、ウエハ上に形成された膜の膜厚、膜厚ムラ、膜不良、異物、スクラッチなどの検査を含む。
一方、測定・検査器120の事後測定・検査器は、露光装置100で転写されC/D110で現像された露光後(事後)のウエハ上のレジストパターン等の線幅や重ね合わせ誤差、投影光学系の収差、照明ムラの測定を行い、ウエハ膜検査、ウエハ欠陥・異物検査、レチクル欠陥・異物検査などを行う。
測定・検査器120は、この測定・検査結果を解析する機能を有していても良い。例えば、測定・検査結果に基づいて、露光装置100のパラメータを最適化する機能があってもよい。このようにすれば、最適化されたパラメータに関するデータを露光装置100に設定し、測定・検査器120から露光装置100へのフィードフォワード的なパラメータ補正、フィードバック的なパラメータ補正が可能となる。なお、測定・検査器120では、上述したすべての測定が可能である必要はなく、少なくとも1つについて測定が可能であればよい。また、測定・検査器120では、その測定機能の一部がオプション化されていてもよい。それらの測定機能は、後述するカスタム対応で有効とすることができるようになっていてもよい。
ところで、露光装置100と、トラック110と、測定・検査器120とは、相互にインライン接続されている。ここで、インライン接続とは、装置間及び各装置内の処理ユニット間を、ロボットアームやスライダ等のウエハを自動搬送する搬送装置を介して接続することを意味する。このインライン接続により、露光装置100とC/D110との間でのウエハの受け渡し時間を格段に短くすることができる。
インライン接続された露光装置100とトラック110と測定器120とは、これを一体として、1つの基板処理装置(100、110、120)とみなすこともできる。基板処理装置(100、110、120)は、ウエハに対して、フォトレジスト等の感光剤を塗布する塗布工程と、感光剤が塗布されたウエハ上にマスク又はレチクルのパターンの像を投影露光する露光工程と、露光工程が終了したウエハを現像する現像工程等を行う。
すなわち、顧客システム1000においては、露光装置100と、トラック110と、測定・検査器120とが複数台設けられている。各基板処理装置(100、110、120)、デバイス製造処理装置群900は、温度及び湿度が管理されたクリーンルーム内に設置されている。また、各装置の間では、所定の通信ネットワーク(例えばLAN:Local Area Network)を介して、データ通信を行うことができるようになっている。この通信ネットワークは、顧客の工場、事業所あるいは会社に対して設けられたいわゆるイントラネットと呼ばれる通信ネットワークである。
基板処理装置(100、110、120)においては、ウエハは複数枚(例えば20枚)を1単位(ロットという)として処理される。顧客システム1000においては、ウエハは1ロットを基本単位として処理され製品化されている。
なお、この顧客システム100では、測定・検査器120は、トラック200内に置かれ、露光装置100やC/D110とインライン接続されているが、測定・検査器120を、トラック200外に配置し、露光装置100やC/D110とはオフラインに構成してもよい。
[デバイス製造処理装置群]
デバイス製造処理装置群900としては、CVD(Chemical Vapor Depositon:化学気相成長法)装置910と、エッチング装置920と、化学的機械的研磨を行いウエハを平坦化する処理を行うCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)装置930と、酸化・イオン注入装置940とが設けられている。CVD装置910は、ウエハ上に薄膜を生成する装置であり、CMP装置920は、化学機械研磨によってウエハの表面を平坦化する研磨装置である。また、エッチング装置920は、現像されたウエハに対しエッチングを行う装置であり、酸化・イオン注入装置940は、ウエハの表面に酸化膜を形成し、又はウエハ上の所定位置に不純物を注入するための装置である。また、CVD装置910、エッチング装置920、CMP装置930及び酸化・イオン注入装置940も、露光装置100などと同様に複数台設けられており、相互間でウエハを搬送可能とするための搬送経路が設けられている。デバイス形成装置群900には、この他にも、プロービング処理、リペア処理、ダイシング処理、パッケージング処理、ボンディング処理などを行う装置も含まれている。
[コミュニケーション・サーバ]
コミュニケーション・サーバ150は、通信仕様などが異なる露光装置100、測定・検査器120などの要求に応じて、それらの間でのデータ通信を支援する通信支援機能を有するサーバである。顧客システム1000においては、このコミュニケーション・サーバ150のデータ通信機能により、各装置のデータ通信機能を改造することなく、異なる種類の装置間のデータ通信が可能となる。
図3には、コミュニケーション・サーバ150の概略的な構成が示されている。図3では、コミュニケーション・サーバ150を介して、1台の露光装置100と、1台の測定・検査器120とが論理的に接続されている。図3に示されるように、コミュニケーション・サーバ150は、制御部53と、送受信部51、52と、変換定義ファイル登録部54と、変換レシピファイル登録部55とを備えている。
各装置でのデータ通信の際にそのデータの変換が必要となるのは、ファイル段階、すなわち個々の装置のレシピファイルや測定・検査器120における計測結果が記述されたファイルといったファイルの書式(ファイル・フォーマット)と、メッセージ段階、すなわち、ストリーム・ファンクション等の通信メッセージと、プロトコル段階、すなわちHSMS、SECS−I等の通信プロトコル(いずれもSEMI規格で定められる通信プロトコル)との3段階である。そこで、図3に示されるように、制御部53には、ファイル・フォーマット変換部53aと、通信メッセージ変換部53bと、通信プロトコル変換部53cの3つの変換部が設けられている。
各変換部53a〜53cにおけるデータ変換は、変換定義ファイルを参照して行われる。変換定義ファイルとは、データ通信を行うデバイス製造処理装置間のデータ変換規則を定義するファイルであり、変換定義ファイル登録部54に登録されている。このファイルを参照すれば、一方のデバイス製造処理装置(例えば測定・検査器120)から送られてきたデータを、他方のデバイス製造処理装置(例えば露光装置100)において認識可能なデータに変換することができる。変換定義ファイルについても、ファイル・フォーマット変換定義ファイル541、通信メッセージ変換定義ファイル542、通信プロトコル変換定義ファイル543の3種類の定義ファイルが必要である。
ある装置から他の装置への1回のデータ通信について利用される3種類の変換定義ファイルの情報は、変換レシピファイルにまとめられている。この変換レシピファイル551、552、553、…は、変換レシピファイル登録部55に、実際にデータ通信を行うデバイス製造処理装置の組み合わせ毎に登録されている。変換レシピファイル551、552、553、…には、対象となる接続装置名、変換定義ファイル名が指定されている。データ変換を行う際には、コミュニケーション・サーバ150における制御部53の各変換部53a、53b、53cは、データ通信を行う2つのデバイス製造処理装置の組合せに対応する変換レシピファイルをファイルオープンし、データの送信元と送信先の装置名を確認し、変換に必要な変換定義ファイル541、542、543のファイル名を特定し、そのファイル名をキーとしてそれぞれの変換定義ファイルをファイルオープンして、その変換定義ファイルに記述されたデータ変換規則に従って、データを変換する。
コミュニケーション・サーバ150では、送信元から送信されたデータを、送受信部51、52で受信し、上述したようにして制御部53により受信したデータを、送信元のデバイス製造処理装置のフォーマットが記述された変換定義ファイルに従って解読する。そして、その解読結果により得られたデータを、変換定義ファイルに従って、送信先のデバイス製造処理装置に適合するように変換し、送受信部51、52から変換されたデータを送信先に送信するようにする。これにより、デバイス製造処理装置間のデータ通信が可能となる。以下では、顧客システム1000内の装置間のデータ通信は、このコミュニケーション・サーバ150を介して行われるものとする。このコミュニケーション・サーバ150のデータ通信機能によれば、データの送信元、送信先に応じて変換定義ファイルを変更するだけで、顧客システム1000内の任意の装置間でのデータ通信が可能となる。
なお、コミュニケーション・サーバ150におけるデータ通信機能を実現するソフトウエアは、予め、装置製造メーカから供給され、インストールされたものである。また、本実施形態に係るコミュニケーション・サーバ150では、変換定義ファイルを参照して、データ変換を行ったが、変換定義ファイルの代わりに、実際に変換処理を行うダイナミック・リンク・ライブラリのような変換プログラムを登録し、その変換プログラムを、データ通信機能のソフトウエアから呼び出して実行することにより、送信元から送信先へのデータ変換を実現するようにしてもよい。
[管理コントローラ]
図2に戻り、管理コントローラ160は、露光装置100により実施される露光工程を集中的に管理するとともに、トラック200内のC/D110及び測定・検査器120の管理及びそれらの連携動作の制御を行う。このようなコントローラとしては、例えば、パーソナルコンピュータを採用することができる。管理コントローラ160は、顧客システム1000内の通信ネットワークを通じて(コミュニケーション・サーバ150を介して)、処理、動作の進捗状況を示す情報や、処理結果、測定・検査結果を示す情報を各装置から受信し、顧客システム1000の製造ライン全体の状況を把握し、露光工程等が適切に行われるように、各装置の管理及び制御を行う。露光装置100と測定・検査器120との連携動作の制御は、そのコンピュータ上で動作する制御アプリケーションプログラムが実行されることにより実現されている。図4には、その制御アプリケーションプログラムを中心とする管理コントローラ160のソフトウエアの概略構成が示されている。図4に示されるように、管理コントローラ160は、送受信部61、62と、制御部63と、記憶装置64とを備えている。
管理コントローラ160の記憶装置64には、複数の連携レシピファイル651、652、653、654、…が格納されている。連携レシピファイル65nは、複数種類のデバイス製造処理装置、すなわち露光装置100、測定・検査器120に跨る処理手順が所定のスクリプト言語で記述されたスクリプトファイルである。
ファイル読込部631は、ホスト600から送受信部61を介して指定された連携レシピファイルをメモリに読み込む。ファイル解析部632は、メモリに読み込まれた連携レシピファイルを1行1行ずつ解析する。制御指令作成部633は、この解析内容に従って、各装置に対する制御指令を作成する。管理コントローラ160は、この制御命令に基づいて、送受信部62を介して各種の制御信号を出力し、顧客システム1000内の各種装置を協調動作させる。
すなわち、管理コントローラ160は、この連携レシピファイル651に記述された処理手順に従って、複数種類のデバイス製造処理装置(100、110、120)を連携動作させる。この連携レシピファイル651等に記述された装置の連携動作により、一連のデバイス製造処理の効率的な運用が可能となる。例えば、露光装置100によりウエハの前後において、測定・検査器120によりそのウエハに対する測定を行い、その測定結果に基づいて、必要な場合には、露光装置100における露光工程を調整するように、連携レシピファイル651等における処理手順を記述すれば、露光装置100の露光工程の最適化を迅速に実現することができるようになる。
管理コントローラ160では、複数装置に跨る種々の連携動作が可能であるため、その連携動作ごとに連携レシピファイルが準備されている。すなわち、管理コントローラ160において、制御部63によって実行する連携レシピファイルを変更するだけで、様々な連携動作を同じ顧客システム1000で実現することが可能となる。なお、管理コントローラ160で連携レシピファイルに基づく制御を行う制御部63のソフトウエアは、予め供給され、インストールされたものである。
[ホストシステム]
ホストシステム(以下、「ホスト」と呼ぶ)600は、顧客システム1000全体を統括管理し、露光装置100、トラック110、測定・検査器120、デバイス製造処理装置群900を統括制御するメインホストコンピュータである。このホスト600についても、例えばパーソナルコンピュータなどを採用することができる。ホスト600と、他の装置との間は、有線又は無線の通信ネットワーク又は専用の通信回線を通じて接続されており、コミュニケーション・サーバ150を介して、相互にデータ通信を行うことができるようになっている。このデータ通信により、ホスト600は、このシステムの統括制御を実現している。
[デバイス製造工程]
ホスト600の制御により行うデバイス製造工程の一例について説明する。図5に示されるように、まず、CVD装置910においてウエハ上に膜を生成し、そのウエハをC/D110に搬送し、C/D110においてそのウエハ上にレジストを塗布する(ステップS11)。
次に、ウエハを、測定・検査器120に搬送し、測定・検査器120において上述したような各種事前計測を行う(ステップS12)。ここで、露光装置100のパラメータの最適化を行う場合には、露光装置100は、測定・検査器120に対し、パラメータの最適化に必要なデータを転送する([1])。測定・検査器120は、露光装置100に、測定・検査結果に基づいて、パラメータを最適化し、最適化されたパラメータに関するデータを、露光装置100に送信する([2])。露光装置100は、そのデータに基づいて、パラメータの最適値を設定する。
続いて、ウエハを露光装置100に搬送し、露光装置100にてレチクル上の回路パターンをウエハ上に転写する(ステップS13)。このとき、露光装置100では、計測ショット露光中の上記露光量、同期精度、フォーカストレースデータをモニタリングし、内部のメモリに記憶しておく。次に、ウエハをC/D110に搬送して、C/D110にて現像を行う(ステップS14)。
この後、ウエハは測定・検査器120に搬送される。そして、測定・検査器120でウエハに対する事後測定・検査が行われる(ステップS15)。ここでは、例えば、ウエハ上に形成されたレジスト像から、その線幅や重ね合わせ誤差、露光装置100の投影光学系の収差、照明ムラが測定されたり、パターン上の異物や欠陥が検査される。
測定・検査器120は、露光装置100からの情報に基づいて測定・検査結果に関する解析を行う。図5に示されるように、測定・検査器120は、解析の経過、必要に応じて、露光装置100に対し、各種データ(制御トレースデータ、パラメータ、処理結果、現在の装置の状態に関するデータ)の転送要求[1]’を発したり(露光装置100は、その要求に応じて、各種データを測定・検査器120に送る([2]’))、露光装置100に解析結果を発する([3]’)。なお、測定・検査装置120が各種データを取得した後、露光装置100は、内部に記憶するトレースデータ等を速やかに削除するようにしてもよい。
一方、ウエハは、測定・検査器120からエッチング装置920に搬送され、エッチング装置920においてエッチングが行われ、不純物拡散、アルミ蒸着配線処理、CVD装置910にて成膜などが行われ、CMP装置930にて平坦化、酸化・イオン注入装置940でのイオン注入などが必要に応じて行われる(ステップS16)。このように、成膜・レジスト塗布(ステップS11)〜エッチング等(ステップS16)という一連のプロセスが工程数分繰り返し実行されることにより、ウエハ上に回路パターンが積層されていき、半導体デバイスが形成される(ステップS1)。
繰り返し工程完了後、プロービング処理(ステップS17)、リペア処理(ステップS18)が、デバイス製造処理装置群900において実行される。このステップS17において、メモリ不良検出時は、例えば、ステップS18において、冗長回路へ置換する処理が行われる。測定・検査器120は、検出した線幅の異常が発生した箇所などの情報を、プロービング処理、リペア処理を行う装置に送るようにすることもできる。測定・検査器120では、ウエハ上の線幅異常が発生した箇所については、チップ単位で、プロービング処理、リペア処理の処理対象から除外することができる。その後、ダイシング処理(ステップS19)、パッケージング処理、ボンディング処理(ステップS20)が実行され、最終的に製品チップが完成する。なお、ステップS15の事後測定処理は、必要に応じて、ステップS16のエッチング後に行うようにしてもよい。この場合には、ウエハのエッチング像に対し線幅や重ね合わせの測定が行われることになる。
図5に示されるウエハプロセスのフローはあくまで一例であり、その流れについて適宜変更することが可能である。例えば、事前測定・検査を必ずしも行う必要はないし、事後測定・検査処理も必ずしも行う必要はない。本実施形態では、この測定・検査器120で行われる事前測定・検査処理と、露光装置100で行われる露光処理と、測定・検査器120で行われる事後測定・検査処理との連続した処理手順を、管理コントローラ160の記憶装置64に登録しておき、管理コントローラ160が、いずれかの連携レシピファイルを選択し、その連携レシピファイルの記述内容に従って、露光装置100と、測定・検査器120とを連携動作させる。なお、このような連携動作には、以下に示すようなシーケンスが例示される。
(1)EGA計測の最適化シーケンス
事前測定・検査により、EGA計測を行ってウエハ上のサンプルマークを選別し、その選別結果に従って露光装置100におけるEGA計測を行うシーケンス
(2)フォーカス段差補正シーケンス
事前測定・検査により、フォーカス段差計測を行って、そのフォーカス段差を、露光装置100におけるフォーカス制御に反映するシーケンス
(3)アライメント最適化シーケンス
事後測定・検査により、重ね合わせ誤差を計測し、その計測結果に基づくアライメント関連パラメータの最適化を行い、露光装置100を調整するシーケンス
(4)露光線幅最適化シーケンス
事後測定・検査により、露光線幅を計測し、その計測結果と、制御トレースデータと、制御パラメータとに基づいて、制御パラメータの最適化を行い、露光装置100を調整するシーケンス
この他にも、測定・検査器120における測定・検査内容によって、様々なシーケンスを組むことが可能である。
上述したように、顧客システム1000において、例えば、露光装置100と測定・検査器120との間のデータ通信は、コミュニケーション・サーバ150における変換定義ファイルに定義された情報に基づくデータ変換によって実現されている。また、露光装置100と測定・検査器120との連携動作は、管理コントローラ150における連携レシピファイルに記述された処理手順によって実現されている。これらのファイルは、データ通信を行う装置の組合せごと、連携動作ごとに必要となるため、新規な露光装置や測定・検査器が顧客システム1000に導入された場合には、それに応じて新しいファイルが必要となる。
ところで、ホスト600は、図1の顧客システム1000のコンピュータ端末に相当する。すなわち、ホスト600は、通信ネットワーク1500に接続されており、図1に示されるように、通信ネットワーク1500を介してライセンスサーバ2000と通信可能となっている。ホスト600は、ライセンスサーバ2000と通信を行い、露光装置100や測定・検査器120とのデータ通信や連携動作に適用する新たなデータ変換定義ファイル及び連携レシピファイルあるいは改良されたそれらファイルが含まれたファイルパッケージの情報(例えば、対応する装置などのファイルの仕様についての情報)を受信する。この情報に基づいて、顧客システム1000における装置構成が変更され(例えば、新しい露光装置や測定・検査器などが組み込まれ)、新たなファイルパッケージを購入する必要性があるとその製造ラインの責任者等が判断した場合には、顧客システム1000(ホスト600)から通信ネットワーク1500を介してライセンスサーバ2000に対して、提供価格の問い合わせを行う。この問い合わせがあると、ライセンスサーバ2000においては、問い合わせを行ったユーザを販売対象としたときの新規なファイルパッケージの提供価格の決定処理を行い、その結果を、問い合わせを行ったユーザの顧客システム1000に通知する。これをホスト600において受信し、提供価格を見た顧客(例えば、製造責任者等)は、ファイルパッケージの提供価格を評価し、それを購入すべきか否かを検討する。最終的に、ライセンスサーバ2000から新たなファイルパッケージを購入することとなった場合には、その購入の意思表示(決済)をライセンスサーバに対して行い、通信ネットワーク1500を介してライセンスサーバ2000にその転送要求を行い、ライセンスサーバ2000からファイルパッケージの配信を受ける。なお、購入したファイルパッケージについては、オンライン配信に限定されるものではなく、その配信については、光ディスクなどの記録メディアに記録し、その記録メディアを送付する方法を用いても良い。
ホスト600は、配信されたファイルパッケージを解凍し、解凍された変換定義ファイルをコミュニケーション・サーバ150に送付し、解凍された連携レシピファイルを、管理コントローラ160に送付する。コミュニケーション・サーバ150は、新規な変換定義ファイル、変換レシピファイルを受信すると、その変換定義ファイルを、変換定義ファイル登録部54に登録するとともに、それに応じた変換レシピファイルを作成し、変換レシピファイル55に登録する。管理コントローラ160は、連携レシピファイルを受信すると、その連携レシピファイルを、記憶装置64に登録する。
[ライセンスサーバ]
ライセンスサーバ2000は、例えば、上記データ変換機能や連携動作制御機能を提供する装置製造メーカの工場内に設置されたサーバであって、半導体メーカ等の顧客側システムに設置される露光装置100に搭載する変換定義ファイル又は連携レシピファイルの管理、バージョンアップ及び新たな変換定義ファイル又は連携レシピファイルの販売、供給等を行うサーバである。より具体的には、ライセンスサーバ2000は、各顧客システム1000から製品価格の問い合わせ要求がきた場合、購入対象製品のライセンス情報、及びライセンスサーバに登録された該当顧客のライセンス情報から求められたカウント数に基づき割引率(特典)を決定し、顧客に販売価格を通知したり、その製品を、顧客システム1000に供給したりする。
ライセンスサーバ2000は、顧客ライセンス管理処理部310と、使用状況管理処理部320と、販売条件設定処理部330と、データベースシステム340と、制限設定部350と、送受信部360と、配信部370と、ファイルパッケージ380とを含んで構成されている。
[データベースシステム]
まず、データベースシステム340の構成について説明する。データベースシステム340は、相互に関連するデータを整理・統合し、検索しやすくした複数のデータベースから構成されるシステムである。データベースシステム340は、顧客ライセンス管理データベース341と、販売条件:カウント数設定データベース342と、使用状況監視データベース343と、販売条件:割引率設定データベース344を有している。
[顧客ライセンス管理データベース]
顧客ライセンス管理データベース341は、顧客ライセンスを管理するデータベースである。顧客ライセンス管理データベース341は、顧客が過去に購入したソフトウエア(ライセンス)について、使用条件等を含む情報を購入履歴情報として蓄積したデータベースである。顧客ライセンスは、顧客ごと(例えば図1の顧客A、B、C)、製品ごとに付与される。また、顧客によっては、同じ製品を、複数購入する場合もあるため、その場合には、顧客ライセンスは、同じ顧客、同じ製品に対して、複数のライセンス番号が付与される。結果的に、顧客ライセンス管理データベース341では、顧客ごと、製品名、ライセンス番号ごとに、顧客ライセンスが管理されている。
顧客ライセンスの管理内容は、そのライセンスにおける販売時に交された契約内容(契約条件)や、変換定義ファイル、連携レシピファイルの使用条件(制約条件)や、付帯条件(カスタム対応、カスタマーサービス)や、使用実績(使用量)監視条件の4つの条件に大別される。顧客ライセンス管理データベース341は、これらの4つの条件の設定が、ON(設定有)であるかOFF(設定無)であるかという形態で登録されている。
図7には、顧客ライセンス管理データベース341の管理内容が表形式で示されている。図7に示されるように、顧客ライセンス管理データベース341では、キーとして、(顧客ID、製品名、ライセンス番号)が登録されている。そして、そのキーごと、すなわち顧客ID(A、B)、製品名(CnvDLL01、CnvDLL02)、ライセンス番号(A0001、A0002、B0001)ごとに、制約条件、契約条件、監視する使用量の各項目が設けられ、ON、OFFの設定がなされている。
より具体的には、図7では、販売時の契約内容の項目として、アップグレードサービスを受けることができるアップグレードライセンスが示されている。また、制約条件の項目として、使用期間、使用期限、データを変換する変換時間の上限、データを変換する変換回数の上限、ファイル入出力回数の上限、CPU処理時間の上限、使用不可とする機能の有無が示されている。また、付帯条件としては、カスタム対応、カスタマーサービスなどが示されている。カスタム対応の例としては、特定なユーザに対する測定・検査器120における特別な測定・検査シーケンスや、データ処理などを実現することができる機能の付加、カスタマーサービスとしては、各種装置に関する情報の随時提供、トラブルサポート、運用コンサルティングなどの特定のユーザに対する付加的なサービスがある。また、監視する使用量として、変換時間、変換回数、ファイル入出力回数、CPU処理時間、各機能の使用回数が示されている。ここで、データの変換時間、変換回数、変換量には、それぞれファイルフォーマット/通信メッセージ/通信プロトコルで別個に制約条件を設定することが可能である。
さらに、図7では、データ通信や連携動作を行う装置の種別(露光装置100、測定・検査器120、プローバ、リペア装置など)、データ通信や連携動作を行う装置の数、データ通信や連携動作を行う装置の組合せなども制約条件として設定されている。また、測定・検査器120で行う測定・検査内容の限定(上述した、事前計測検査、事後測定・検査内容として例示したものの一部の実行を制限する)なども制約条件として設定されている。
また、使用量としては、装置の通信時間、通信回数、通信データ量、測定・検査器120での測定・検査結果のデータ量や、データ種別(計測したサンプルマーク数、ショット数、ウエハ数、ロット数など)毎のデータ量も項目として例示される。また、事前測定・検査結果に基づく測定・検査器120から露光装置100へのフィードフォワード補正回数、フィードバック補正回数、フィードフォワード補正データ量、フィードバック補正データ量などを使用量の項目とすることができる。
顧客ライセンス管理データベース341の設定内容は、販売条件設定処理部310により、ファイルパッケージの販売価格を決定する処理を行う際に参照される。また、顧客ライセンス管理データベース341の内容は、ファイルパッケージのライセンスが販売される毎に、顧客ライセンス管理処理部310により更新される。
[販売条件:カウント数設定データベース]
販売条件:カウント数設定データベース342は、販売条件と、その販売条件としての販売価格を算出するための値引きのカウント数とを対応づけて登録するデータベースである。より具体的には、販売条件:カウント数設定データベース342は、製品ごとの使用条件等の条件内容、及び、その条件内容に対する値引きのカウント数が記録されたデータベースである。
図8には、販売条件:カウント数設定データベース342の登録内容の一例がされている。図8に示されるように、販売条件:カウント数設定データベース342には、製品ごとに、1ライセンスあたりのカウント数、アップグレードライセンスカウント数、各制約条件のカウント数、カスタム対応とカスタマーサービスのカウント数、各使用量の単位時間及び単位回数あたりのカウント数が設定されている。
製品ごとの設定内容は、顧客ライセンス管理データベース341の項目と対応しており、そのカウント数は、その特典又は制約条件などの販売条件に対するその製品での値引き度合を示している。例えば、「アップグレードライセンスとして2年間無償で最新バージョンアップ」、「使用期間として3年間」、「使用期限として2006年12月まで」、「データ変換時間上限として10000時間」、「データ変換時間回数上限として3000回」、「ファイル入出力回数上限として10000回」、「CPU処理時間上限として5000時間」、「使用禁止とする機能として“レポートファイル出力機能”」、「カスタム対応として顧客ごとの計測結果ファイル形式読み込み対応」、あるいは、「カスタマーサービスとして1年間の無償オンラインサポート」というような、製品ごとの販売条件に対して付与されるカウント数が設定される。
また、販売条件:カウント数設定データベース342には、モニタリング(監視)対象の使用量の項目については、カウント数に換算する際の単位が製品ごとに設定される。例えば、「データ変換の単位時間として1000時間」、「データ変換の単位回数として1000回」、「ファイル入出力単位回数として3000回」、「CPU処理単位時間として1000時間」、あるいは、「各機能の使用単位回数として5000回」というような使用量の1単位を表すカウント数が、製品ごとに設定されるようになる。
さらに、図8に示されるように、販売条件:カウント数設定データベース342には、この他にも、使用量として、装置の通信時間、通信回数、通信データ量、測定・検査器120での測定・検査結果のデータ量や、データ種別(計測したサンプルマーク数、ショット数、ウエハ数、ロット数など)毎のデータ量も項目として例示されている。また、事前測定・検査結果に基づく測定・検査器120から露光装置100へのフィードフォワード補正回数、フィードバック補正回数、フィードフォワード補正データ量、フィードバック補正データ量などを使用量の項目とすることができる。
販売条件:カウント数設定データベース342の内容は、購入実績、使用条件に対するカウント数を求めるために参照される。すなわち、顧客ライセンス管理データベース341を参照して検出した各顧客が購入した変換定義ファイル及び連携レシピファイル(ライセンス)に設定されている各制約条件の項目の内容に対するカウント数が、販売条件:カウント数設定データベース342を参照して検出される。なお、販売条件:カウント数設定データベース342に記憶されている製品ごとの販売条件の条件内容と、その条件内容に対するカウント数とは、ライセンスサーバ2000に接続された不図示のコンピュータ端末等を介して、装置製造メーカ側のオペレータ等により予め入力されている。
[使用状況監視データベース]
使用状況監視データベース343は、各ライセンスのモニタリング(監視)対象の使用量項目ごとに、モニタ結果の使用量に基づくカウント数を記録するデータベースである。ライセンスごとの使用量は、後述する使用状況管理処理部320により適宜モニタされる。使用状況管理処理部320は、販売条件:カウント数設定データベース342に設定されている各使用量の単位時間あるいは単位回数あたりのカウント数を参照して、モニタ値をカウント数に換算し、使用状況管理データベース343に記憶する。図9には、使用状況管理データベース343に蓄積されている情報の一例が示されている。図9に示されるように、使用状況監視データベース343には、顧客のID、製品名及びライセンス番号ごと(すなわちライセンスごと)に、データ変換時間、データ変換回数、ファイル入出力回数、CPU処理時間及び各機能の使用回数の使用量が、カウント数に換算されて記憶される。
また、図9に示されるように、使用量としては、装置の通信時間、通信回数、通信データ量、測定・検査器120での測定・検査結果のデータ量や、データ種別(計測したサンプルマーク数、ショット数、ウエハ数、ロット数など)毎のデータ量の換算カウント数の項目として例示される。また、事前測定・検査結果に基づく測定・検査器120から露光装置100へのフィードフォワード補正回数、フィードバック補正回数、フィードフォワード補正データ量、フィードバック補正データ量などを使用量の換算カウント数の項目とすることができる。
販売条件:割引率設定データベース344は、算出されたカウント数の累積値と、その顧客がファイルパッケージのライセンスを購入する(バージョンアップする)時の得点とが登録されているデータベースである。販売条件:割引率設定データベース344は、2つのテーブルから構成される。1つは、累積カウント数ごとの割引のレベルが登録された割引レベルテーブルであり、もう1つは、各製品の割引レベルごとの割引率(特典)が登録された割引率テーブルである。図10(A)、図10(B)には、割引レベルテーブルと、割引率テーブルの登録例が示されている。
図10(A)に示される例では、割引レベルが4段階に設定されている。2つのテーブルの登録内容は、ライセンスサーバ2000の不図示の端末装置等を介して、オペレータ等により予め入力されている。なお、この割り引きレベルの段階は幾つであってもよいし、割引レベルや割引率は、例えば、演算結果が累積カウント数に比例するような演算式を用いて求められるようにしてもよい。
[顧客ライセンス管理処理部]
顧客ライセンス管理処理部310は、顧客、製品、ライセンス番号ごと(すなわちライセンスごと)に、販売されたファイルパッケージのライセンスの販売時契約条件、制約条件、付帯条件、使用状況監視の設定の有無の情報を、顧客ライセンス管理データベース341に登録する。
[使用状況管理処理部]
使用状況管理処理部320は、ライセンスごとに使用量をモニタ(監視)し、これをカウント数に換算して使用状況監視データベース343に登録する。使用状況管理処理部320における使用量の監視は、データ変換時間、データ変換回数、ファイル入出力回数、CPU処理時間及び各機能の使用回数等について行う。カウント数への換算は、販売条件:カウント数設定データベース342に記憶されている使用量項目ごとの単位時間、単位回数あたりのカウント数等を参照して行われる。
[販売条件設定処理部]
販売条件設定処理部330は、顧客にファイルパッケージのライセンスを販売する際に、使用条件等の種々の要因を勘案して割引率等の特典を決定し、販売価格等の販売条件を決定する。販売条件設定処理部330は、顧客ライセンス管理データベース341及び販売条件:カウント数設定データベース342を参照して、購入実績、使用条件(使用制約条件)及び販売時契約条件の種々の項目に対するカウント数を検出する。また、販売条件設定処理部330は、使用状況監視データベース343及び販売条件:カウント数設定データベース342を参照して、使用実績に対するカウント数を検出する。販売条件設定処理部330は、これらの検出したカウント数を合計し、さらに、販売条件:カウント数設定データベース342を参照して、販売対象のファイルパッケージのライセンスの種類や数に対応するカウント数を加えて累積カウント数を算出する。販売条件設定処理部330は、累積カウント数に基づいて、販売条件:割引率設定データベース344を参照し、最終的なファイルの提供価格(特典)を決定する。
[販売フロー]
次に、本実施形態に係るネットワークシステム3000を用いた変換定義ファイル及び連携レシピファイルのライセンス販売処理の流れについて説明する。ここでは、この販売価格の決定処理を中心に、変換定義ファイル、連携レシピファイルの販売(バージョンアップ)の流れを説明する。図11に示されるように、まず、ソフトウエア提供者(装置製造メーカ)は、新しいファイルパッケージを販売しようとする場合、そのファイルパッケージに関する情報を、例えば、通信ネットワーク1500を介して顧客システム1000に配信する(ステップ501)。顧客システム1000の各顧客は、自らの顧客システム1000に配信されたその情報に基づいて、ファイルパッケージの購入あるいはバージョンアップを検討し、必要に応じてより詳細な情報及び価格の情報等の提供を求めて、通信ネットワーク1500を介してライセンスサーバ2000に対して問い合わせを行う(ステップ503)。以下、そのような問い合わせに販売価格の問い合わせが含まれていた場合に、図12のフローチャートで示されるライセンスサーバ2000の販売決定設定処理部330において価格決定処理(ステップ505)が開始される。
図12に示されるように、まず、ライセンス・サーバ2000は、顧客システム1000からの価格問い合わせを受け取ると、ステップ401において、顧客ライセンス管理データベース341(図7参照)から、顧客が過去に購入した分のファイルパッケージのライセンスの情報である購入履歴情報をロードする。顧客ライセンス管理データベース341には、前述のとおり、顧客ID、製品名、ライセンス番号ごとに、アップグレードライセンス、前記各制約条件、付帯条件(カスタム対応、カスタマーサービス)、各使用量監視の設定が登録されている。
次のステップ403では、購入履歴情報の制約条件の情報を参照し、顧客の所有する各ライセンスに何らかの制約条件があるか否かを判断する。制約条件がある場合には、この判断が肯定されると、ステップ405において、販売条件:カウント数設定データベース342(図8参照)から、該当顧客の各製品の制約条件設定情報をロードし、その顧客が所有する(ONに設定されている)各製品の制約条件ごとのカウント数を読み出し、全制約条件についてのカウント数の合計を算出する。
次のステップ407では、販売決定設定処理部330は、ロードされた購入履歴情報を再度参照し、顧客の所有する各ライセンスに何らかの使用量を監視する設定がなされているか否かを判断する。使用量監視の設定がされている場合は、ステップ409において、図9に例示した使用状況監視データベース343から、その顧客の各ライセンスの監視対象の使用量に対するカウント数換算値をロードし、その顧客の各ライセンスの全使用量に対するカウント数の合計を算出する。
次のステップ411では、カスタム対応が有るか否かを、ロードされた購入履歴情報を再度参照して判断する。この判断が肯定された場合にのみステップ413において、販売決定設定処理部330は、販売条件:カウント数設定データベース342より、該当顧客の各製品のカスタム対応情報をロードし、カウント数の合計を算出する。
次のステップ415では、カスタマーサービスが有るか否かを、ロードされた購入履歴情報を再度参照して判断する。この判断が肯定された場合にのみステップ417において、販売条件:カウント数設定データベースより、該当顧客の各製品のカスタマーサービス情報をロードし、カウント数の合計を算出する。
次のステップ419では、該当顧客の各製品について、ライセンスのカウント数、制約条件のカウント数、使用量のカウント数、及び、カスタム対応とカスタマーサービスのカウント数の合計を算出し、累積カウント数とする。
次のステップ421では、ライセンスサーバ2000は、新規購入ライセンスの合計カウント数に、上記累積カウント数を加算した値に基づいて、販売条件:割引率設定データベース344より割引率を導出し、新規購入ライセンスの販売価格を算出する。
販売価格を算出したら、次のステップ423(図11のステップ507)において、送受信部360を介して、算出した新規購入するファイルパッケージのライセンスの販売価格を、通信ネットワーク1500を介して顧客システム1000に通知し、処理を終了する。
図11に戻り、顧客は、通知された価格について、新規なファイルパッケージを購入するか否かを検討し、購入する場合には、その旨の通知を、ライセンスサーバ2000に通知する(ステップ509)。ライセンス・サーバ2000の制限設定部350は、ファイルパッケージの各変換定義ファイルのヘッダ部に、制約条件に関する情報を書き込む(ステップ511)。ライセンスサーバ2000は、通信ネットワーク1500を介して、ファイルパッケージを、顧客システム1000に配信する(ステップ513)。
顧客システム1000のホスト600は、配信されたファイルパッケージを解凍し、そのうち、連携レシピファイルを、管理コントローラ160に送り、変換定義ファイルを、コミュニケーション・サーバ150に送る。管理コントローラ160は、連携レシピファイルを、それを記憶装置64に登録し、コミュニケーション・サーバ150は、変換定義ファイルを、変換定義ファイル登録部54に登録するとともに、その変換定義ファイルを呼び出すための変換レシピファイルを作成し、それを変換レシピファイル登録部55に登録する。
この後、コミュニケーション・サーバ150は、必要に応じて、新規な変換定義ファイルを参照して、データ変換を行う。また、管理コントローラ160は、必要に応じて、新規な連携レシピファイルを参照して、各種デバイス製造処理装置を連携動作させる。
前述のように、この変換定義ファイル又は連携レシピファイルには、制約条件に関する情報がヘッダ部に記述されている。コミュニケーション・サーバ150及び管理コントローラ160は、この変換定義ファイル又は連携レシピファイルを適用参照する際には、まず、このヘッダ部に記述されている制約条件を解析し、それらのファイルが制約条件に抵触するか、すなわち使用不可であるか否かを判断し、使用不可である場合には、オペレータに注意を促すような警告を発する。
なお、制約条件については、変換定義ファイルや連携レシピファイル自体のヘッダ部にその情報を含ませておく他、それらのファイルパッケージに、連携レシピファイルや、変換定義ファイルの他に、ライセンス情報が記述されたライセンスファイルを含ませておき、コミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160が、そのライセンスファイルを参照することによって制約を実現するようにしてもよい。また、ファイルパッケージの供給と同時にUSBプロテクトキーを顧客に配布し、USBプロテクトキー内に制約条件に関する情報を含ませておき、サーバ通信機能や連携動作制御機能は、制約条件となった制約を実現するようにしてもよい。
また、コミュニケーション・サーバ150又は管理コントローラ160は、変換定義ファイル及び連携レシピファイルの使用状況を監視して、ホスト600を介してライセンスサーバ2000に通知している。
以上詳細に述べたように、本実施形態によれば、コミュニケーション・サーバ150は、2以上のデバイス製造処理装置の間を接続し、いずれかの装置から送信されるデータを、そのデータの送信元のデバイス製造処理装置に適合させて受信し、受信した情報を送信先のデバイス製造処理装置に適合させて通信するサーバであり、本実施形態では、このデータ変換機能の支援情報として、送信元のデバイス製造処理装置から受信した情報を、送信元のデバイス製造処理装置に適合した情報に変換するために用いられる変換定義ファイルを、ライセンスサーバ2000からコミュニケーション・サーバ150に提供する。
すなわち、本実施形態によれば、データ変換機能を実行するコミュニケーション・サーバ150が複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するためのデータ変換機能を実行するために用いる変換定義ファイルを、そのコミュニケーション・サーバ150が読み込み可能な形態で、コミュニケーション・サーバ150とは別に提供するので、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作が変更されても、コミュニケーション・サーバ150の共通のデータ変換機能で、変換定義ファイルを変更するだけで、その処理動作を支援することが可能となるとともに、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作の変更サイクルが短くなったとしても、その変更に合わせた変換定義ファイルを安価に供給することができる。
また、本実施形態によれば、連携レシピサーバとしての管理コントローラ160は、複数種類のデバイス製造処理装置に跨る連携デバイス製造処理を制御するための情報が記述された連携レシピファイルに基づいて、複数種類のデバイス製造処理装置を連携動作させるサーバであり、本実施形態では、この連携動作制御機能を実行するために用いられる支援情報として、ライセンスサーバ2000から管理コントローラ160に連携レシピファイルが提供される。
すなわち、連携動作制御機能を実行する連携レシピサーバとしての管理コントローラ160が複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための連携動作制御機能を実行するために用いる連携レシピファイルを、その管理コントローラ160が読み込み可能な形態で、管理コントローラ160とは別に提供するので、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作が変更されても、管理コントローラ160の機能で、連携レシピファイルを変更するだけで、その処理動作を支援することが可能となるとともに、複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作の変更サイクルが短くなったとしても、その変更に合わせた連携レシピファイルを安価に供給することができる。
すなわち、本実施形態によれば、装置間のデータ変換処理や装置の連携動作が新規装置の導入やつなぎ変えなどにより、変更されても、安価なファイルを提供するだけで、効率的なデバイス製造を実現することが可能となり、多品種少量生産にも好適に対応することができる。また、少品種生産、大量生産であっても、デバイス製造の歩留まりの状況や、装置の運用状況(故障や稼動の状態、メンテナンスの状況など)に応じて、複数装置の連携動作などを変更する必要が生じた場合に、本発明を好適に適用することが可能である。
また、本実施形態によれば、変換定義ファイルや連携レシピファイルのような支援情報の利用態様に関する情報として、支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160が処理した情報の情報量、それらの支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160が処理した対象データの種類、及び、その種類の対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関する情報を収集し、収集された利用態様に関する情報に応じて支援情報を提供する。このようにすれば、支援情報を、その利用態様に関する情報、すなわち使用状況に応じた最適な状態での支援情報の提供が可能となる。
例えば、収集された利用態様に関する情報に応じて、支援情報を提供する際の提供価格を決定することができる。このようにすれば、デバイス製造メーカは、そのデータファイルを適切な価格で購入して、装置間のデータ通信や連携動作を行って、デバイスの生産性を向上させることができるようになる。
このような利用態様に応じた提供価格の決定を実現するため、装置製造メーカのライセンスサーバ2000は、コミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160を使用する特定ユーザによって発信される利用態様に関する情報を受信し、利用態様に関する情報を発信した特定のユーザに対して支援情報を提供する際の提供価格を、受信した利用態様に関する情報に基づいて決定する。
また、本実施形態によれば、ライセンスサーバ2000において、支援システムを使用する特定ユーザによる過去の購入実績に関する情報を、顧客ライセンス管理データベース341から取得し、取得した購入実績に関する情報に基づいて、特定ユーザに対して支援情報を提供する際の提供価格を決定する。このようにすれば、特定ユーザにより支援情報の購入意欲が促進され、デバイスの生産性向上に直結する機能をフルに活用することができるようになる。
ライセンスサーバ2000では、支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160が処理できる情報の情報量、支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150や管理コントローラ160が処理できる対象データの種類、及び対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関して、収集された利用態様に関する情報に応じた制限を設定された支援情報を提供する。このように制限を設定しておけば、ユーザにより支援情報の利用態様を制御することが可能となる。
より具体的には、支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150及び管理コントローラ160が処理できる情報の情報量、その支援情報を用いてコミュニケーション・サーバ150及び管理コントローラ160が処理できる対象データの種類の少なくとも1つに関して、収集された利用態様に関する情報に応じた制限を設定された支援情報を提供するとともに、提供される支援情報の制限に応じて、支援情報を提供する際の提供価格を決定する。このようにすれば、ユーザの支援情報の利用の制限を加え、その制限に応じた適切な価格で支援情報を提供することが可能となる。
また、ライセンスサーバ2000は、支援情報の利用態様に関する情報として、支援情報を用いて支援システムが処理できる情報の情報量、支援情報を用いて支援システムが処理できる対象データの種類、及び対象データを生成するデバイス製造装置の種類の少なくとも1つに関して支援情報にその利用制限を設定することが可能であり、支援情報に設定された制限に基づいて、支援情報を提供する際の価格を決定する。このようにしてライセンス・サーバ2000は、適切な提供価格の決定を実現している。
また、本実施形態によれば、コミュニケーション・サーバ150及び管理コントローラ160を使用する特定ユーザにより過去の購入実績に関する情報を取得し、上記制限に加えて、取得した購入実績に関する情報に基づいて、特定ユーザに対して支援情報を提供する際の提供価格を決定する。このようにすれば、利用態様に加え、特定ユーザの利用度にも応じた価格が設定されるので、特定ユーザによる支援情報の購入意欲が促進され、デバイスの生産性向上に直結する機能をフルに活用することができるようになる。
また、本実施形態によれば、ライセンスサーバ2000は、支援システムを使用する特定ユーザによって発信される利用態様に関する情報を受信し、利用態様に関する情報を発信した特定のユーザに対して支援情報を提供する際の提供価格を、受信した利用態様に関する情報に基づいて決定する。このように、支援情報の提供価格を決定する上で、必要なその利用態様を自動的に認識し、提供価格を決定することができる。
また、本実施形態によれば、インターネット(通信ネットワーク1500)を介してファイルパッケージを提供するので、その提供の手間を省くことができる。
また、本実施形態によれば、ライセンスサーバ2000から提供されたファイルを用いてコミュニケーションサーバ150又は管理コントローラ160が露光工程を含む一連のデバイス製造工程を支援するので、デバイス製造工程の生産性を向上させることができる。
なお、コミュニケーション・サーバ150や、管理コントローラ160が有する支援機能は、露光装置100や測定・検査器120とは独立した装置が有している必要はなく、それらが有していても良い。
また、本実施形態は、別な観点からすると、デバイス製造処理に関するデータ処理のため情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法を例示している。この方法では、その情報を用いて処理されるそのデータのデータ量と、そのデータ処理で処理される対象データの種類と、の少なくとも1つに基づいて提供価格の演算を実行し、その演算の結果に応じて支援情報の提供価格を決定している。このようにすれば、処理されるデータ量と対象データの種類などに応じて情報の提供価格を適切に決定することができる。
また、本実施形態は、別な観点からすると、複数種類のデバイス製造処理装置を用いるデバイス製造処理に関して、複数種類のデバイス製造処理装置の少なくとも1つの装置から出力されるデータを処理するために用いられる情報を提供する際の、支援情報の提供条件を決定する提供条件決定方法であるとすることができる。この方法によれば、その情報を用いて処理されるデータを出力するデバイス製造処理装置の種類に基づいて支援情報の提供価格を算出する演算を実行して提供価格を決定する。
また、本実施形態は、別な観点からすると、特定ユーザに対してデバイス製造処理に関するデータ処理のための情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法である。この方法では、特定ユーザによる過去の購入実績に基づいて支援情報の提供価格を算出する演算を実行し、その結果に応じて提供価格を決定する。
また、本実施形態によれば、決定された提供価格を、通信ネットワーク1500を介して、特定ユーザの顧客システム1000(ホスト600)に送信する送信工程(図11のステップ507)と、特定のユーザのホスト600から送信された新規な支援情報の提供条件の注文に関する情報を受信する注文受信工程(図11のステップ509)と、をさらに含んでいる。このようにすれば、発注を自動的に行うことができるので、売買契約を効率化することができる。
また、本実施形態によれば、注文受信工程が行われた後に、新規な支援情報を、通信ネットワーク1500を介して、特定ユーザの情報処理装置に提供する提供工程(図11のステップ513)をさらに含んでいる。これによれば、新規なファイルパッケージを、自動的に、顧客に提供することができるので、処理が効率化される。
また、本実施形態によれば、新規な支援情報に関する情報を、通信ネットワーク1500を介して、特定のユーザの情報処理装置に配信する配信工程(図11のステップ501)と、特定のユーザの情報処理装置から送信された新規な支援情報の提供条件の見積依頼に関する情報を受信する見積依頼受信工程(図11のステップ503)と、をさらに含んでおり、受信工程が行われた後に決定工程(図11のステップ505)が行われる。このようにすれば、顧客が、新しい装置に対応した新規なファイルパッケージに関する情報を労せずして入手することができるようになるとともに、新規ファイルに興味がある顧客に対してだけライセンスサーバ2000において、見積もりを行うので、ライセンスサーバ2000の負荷も軽減される。
なお、上記実施形態では、データ通信を行う装置を露光装置100と測定・検査器120としたが、本発明はこれには限られない。例えばC/D110、デバイス製造処理装置群900の各装置などのデータ通信を支援する変換定義ファイルの提供にも本発明を適用することができる。同様に、連携動作についても、露光装置と測定・検査器とだけには限らず、C/D110、デバイス製造処理装置群900の各装置を含む連携動作を行うための連携レシピファイルの提供にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施形態では、変換定義ファイルと連携レシピファイルとの両方を含むファイルパッケージとしたが、どちらか一方を含んでいればよい。また、複数の装置に跨る処理動作を支援するための支援機能に用いられるファイルであれば、本発明を適用することができる。
なお、本実施形態では、データ変換ファイルと、連携レシピファイルを配信し、コミュニケーション・サーバ150において、受信したデータ変換ファイルに基づいて変換レシピファイルを作成したが、変換レシピファイルを配信する支援情報に含めるようにしてもよいことは勿論である。
また、売買契約だけでなく、レンタル契約や、リース契約における価格決定にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態に係る方法により決定される販売条件は、ソフトウエアの購入価格の割引に限られるものではない。例えば、「カスタマーサービスの無償提供」、「使用制約条件の解除や緩和」等の他の特典を設定するようにしてもよい。このように、本発明は、販売条件への反映方法には限定されない。
また、本発明は、その他、デバイス製造に関するデータのデータ変換を行うソフトウエアに関連する商品の販売であれば、適用可能である。
本実施形態では、露光装置100を、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置としたが、これに限らず、ステップ・アンド・リピート方式や他の方式の露光装置であってもよい。これに代表されるように、各種装置についても、その種類には限定されない。また、本発明は、半導体製造工程に限らず、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造工程にも適用可能である。また、デバイスパターンをガラスプレート上に転写する工程、薄膜磁気ヘッドの製造工程、及び撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、有機EL、DNAチップなどの製造工程の他、すべてのデバイス製造工程における線幅管理に本発明を適用することができるのは勿論である。
本発明は、あるデバイスを製造する複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給方法である。この機能供給方法では、支援機能を実行する支援システムが複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、支援システムが読み込み可能な形態で、支援システムとは別に提供する。このようにすれば、支援機能を別に供給するだけで、複数のデバイス製造処理装置に跨る種々の処理動作が可能となり、工程に柔軟性が生まれ、効率的な多品種少量生産が可能となる。
以上説明したように、本発明の機能供給方法、露光方法、露光装置、測定・検査方法、測定・検査装置、機能供給システム、プログラム、記録媒体、提供条件決定方法は、デバイスの製造に適している。
本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る顧客システムの概略構成図である。 コミュニケーション・サーバの論理的構成図である。 管理コントローラの論理的構成図である。 ウエハプロセスの流れを示す図である。 ライセンスサーバの概略構成を示す図である。 ライセンス管理データベースの登録内容の一例を示す図である。 カウント数設定データベースの一例を示す図である。 使用状況監視データベースの一例を示す図である。 図10(A)は、割引率設定データベース内の割引レベルを示す図であり、図10(B)は、割引率設定データベース内の割引率を示す図である。 ライセンスサーバとホストとのデータ送受信の流れを示す送受信チャートである。 ライセンス販売の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
51、52…送受信部、53…制御部、53a…ファイル・フォーマット変換部、53b…通信メッセージ変換部、53c…通信プロトコル変換部、54…変換定義ファイル登録部、541、542、543…変換定義ファイル、55…変換レシピファイル登録部、551、552、553…変換レシピファイル、61、62…送受信部、63…制御部、64…記憶装置、651、652、653、654…連携レシピファイル、100…露光装置、110…コータ・デベロッパ、120…測定・検査器、140…解析装置、150…コミュニケーション・サーバ、160…管理コントローラ、200…トラック、310…販売条件設定処理部、320…顧客ライセンス管理処理部、330…使用状況管理処理部、340…データベースシステム、341…顧客ライセンス管理データベース、342…販売条件:カウント数設定データベース、343…使用状況監視データベース、344…販売条件:割引率設定データベース、350…制限設定部、360…送受信部、370…配信部、380…ファイルパッケージ、600…ホストシステム、900…デバイス製造処理装置群、910…CVD装置、920…エッチング装置、930…CMP装置、940…酸化・イオン注入装置、1000…顧客システム、1500…通信ネットワーク、2000…ライセンスサーバ、2500…データベース、3000…ネットワークシステム。

Claims (42)

  1. 複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給方法であって、
    前記支援機能を実行する支援システムが前記複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために用いる支援情報を、前記支援システムが読み込み可能な形態で、前記支援システムとは別に提供する工程を含み、
    前記支援システムとは別に提供された前記支援情報を前記支援システムに読み込ませることにより前記支援機能を実行可能とすることを特徴とする機能供給方法。
  2. 前記支援システムは、
    2以上のデバイス製造処理装置の間を接続し、前記2以上のデバイス製造処理装置のいずれかから送信される情報を、当該情報の送信元のデバイス製造処理装置に適合させて受信し、受信した情報を送信先のデバイス製造処理装置に適合させて送信するコミュニケーション・サーバであって、
    前記支援機能を実行するために用いられる前記支援情報として、前記送信元のデバイス製造処理装置から受信した情報を、前記送信元のデバイス製造処理装置に適合した情報に変換するために前記コミュニケーション・サーバが使用する変換情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の機能供給方法。
  3. 前記支援システムは、
    複数種類のデバイス製造処理装置に跨る連携デバイス製造処理を制御するための情報が記述された連携レシピファイルに基づいて、複数種類のデバイス製造処理装置を連携動作させる連携レシピサーバであって、
    前記支援機能を実行するために用いられる前記支援情報として、前記連携レシピファイルを提供することを特徴とする請求項1に記載の機能供給方法。
  4. 前記支援情報の利用態様に関する情報として、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理した情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理した対象データの種類、及び、前記種類の対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関する情報を収集し、
    収集された前記利用態様に関する情報に応じて前記支援情報を提供することを特徴とする請求項2又は3に記載の機能供給方法。
  5. 収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項4に記載の機能供給方法。
  6. 前記支援システムを使用する特定ユーザによる過去の購入実績に関する情報を取得し、取得した前記購入実績に関する情報に基づいて、前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項5に記載の機能供給方法。
  7. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信し、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定のユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定することを特徴とする請求項5に記載の機能供給方法。
  8. 前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる対象データの種類、および前記対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関して、収集された前記利用態様に関する情報に応じた制限を設定された支援情報を提供することを特徴とする請求項4に記載の機能供給方法。
  9. 前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる対象データの種類の少なくとも1つに関して、収集された前記利用態様に関する情報に応じた制限を設定された支援情報を提供するとともに、
    提供される支援情報の前記制限に応じて、前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項4に記載の機能供給方法。
  10. 前記支援情報の利用態様に関する情報として、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる対象データの種類、及び前記対象データを生成するデバイス製造装置の種類の少なくとも1つに関して前記支援情報に制限を設定し、
    前記支援情報に設定された制限に基づいて、前記支援情報を提供する際の価格を決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の機能供給方法。
  11. 前記支援システムを使用する特定ユーザによる過去の購入実績に関する情報を取得し、
    取得した前記購入実績に関する情報をさらに考慮して、前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項10に記載の機能供給方法。
  12. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信し、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定のユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の機能供給方法。
  13. インターネットを介して前記支援情報を提供することを特徴とする請求項2又は3に記載の機能供給方法。
  14. 所定パターンを基板に露光する露光方法において、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援情報を受けて、前記所定パターンを基板上に露光することを特徴とする露光方法。
  15. 前記支援システムと接続されて、所定パターンを基板に露光する露光装置であって、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援機能を受けて、前記所定パターンを基板上に露光することを特徴とする露光装置。
  16. デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う測定・検査方法において、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援情報を受けて、前記所定の測定又は検査を行うことを特徴とする測定・検査方法。
  17. 前記支援システムと接続されて、デバイス製造処理に関する所定の測定又は検査を行う測定・検査装置において、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の機能供給方法で提供された前記支援情報を用いて前記支援システムが実行する支援機能を受けて、前記所定の測定又は検査を行うことを特徴とする測定・検査装置。
  18. 複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する機能供給システムにおいて、
    前記支援機能を実行する支援システムに接続されて、前記複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を実行するために前記支援システムが用いる支援情報を、前記支援システムが読み込み可能な形態で、前記支援システムへ配信する配信部を有することを特徴とする機能供給システム。
  19. 前記支援システムは、
    2以上のデバイス製造処理装置の間を接続し、前記2以上のデバイス製造処理装置のいずれかから送信される情報を、当該情報の送信元のデバイス製造処理装置に適合させて受信し、受信した情報を送信先のデバイス製造処理装置に送信するコミュニケーション・サーバであって、
    前記配信部は、前記支援情報を実行するために用いられる前記支援情報として、前記送信元のデバイス製造処理装置から受信した情報を、前記送信元のデバイス製造処理装置に適合した情報に変換するために前記コミュニケーション・サーバが使用する変換情報を配信することを特徴とする請求項18に記載の機能供給システム。
  20. 前記支援システムは、
    複数種類のデバイス製造処理装置に跨る連携デバイス製造処理を制御するための情報が記述された連携レシピファイルに基づいて、複数種類のデバイス製造処理装置を連携動作させる連携レシピサーバであって、
    前記配信部は、前記支援情報を実行するために用いられる前記支援情報として、前記連レシピファイルを配信することを特徴とする請求項18に記載の機能供給システム。
  21. 前記支援情報の利用態様に関する情報として、前記支援システムを用いて処理された情報の情報量、前記支援システムによって処理される対象データの種類、および前記対象データを生成するデバイス製造装置の種類の少なくとも1つに関する情報を収集する利用態様の情報収集部をさらに備え、
    前記配信部は、前記利用態様の情報収集部で収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報を前記支援システムへ配信することを特徴とする請求項19又は20に記載の機能供給システム。
  22. 前記利用態様の情報収集部で収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項21に記載の機能供給システム。
  23. 前記支援システムを使用する特定ユーザによる過去の購入実績に関する情報を記録する記録装置をさらに備え、
    前記記録装置に記録された前記特定ユーザによる過去の購入実績に関する情報に基づいて、前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を決定することを特徴とする請求項22に記載の機能供給システム。
  24. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信する受信部をさらに備え、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、前記受信部で受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定することを特徴とする請求項22に記載の機能供給システム。
  25. 前記利用態様の情報収集部で収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報の、前記支援システムを用いて処理できる情報の情報量、前記支援システムによって処理できる対象データの種類、及び、前記対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関して前記配信される支援情報に制限を加える制限設定部をさらに備え、
    前記配信部は、前記制限設定部で制限が加えられた支援情報を前記支援システムへ配信することを特徴とする請求項21に記載の機能供給システム。
  26. 前記利用態様の情報収集部で収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報を用いて前記支援システムで処理できる情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムで処理できる対象データの種類、及び前記対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関して前記配信される支援情報に制限を加える制限設定部と、
    前記制限に基づいて、前記支援情報を提供する際の価格を決定する価格決定部とを備えることを特徴とする請求項21に記載の機能供給システム。
  27. 前記支援情報の利用態様に関する情報として、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理できる対象データの種類及び前記対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関して前記支援情報に制限を設定する制限設定部と、
    前記制限に基づいて、前記制限を設定された支援情報を提供する際の価格を決定する価格決定部とをさらに備えることを特徴とする請求項19又は20に記載の機能供給システム。
  28. 前記支援システムを使用する特定ユーザにより過去の購入実績に関する情報を記録する記録部をさらに備え、
    前記記録部に記録された前記特定ユーザにより過去の購入実績に関する情報に基づいて、前記支援情報を提供する際の価格を決定する価格決定部とを有することを特徴とする請求項27に記載の機能供給システム。
  29. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信する受信部と、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定する価格決定部とを有することを特徴とする請求項19又は20に記載の機能供給システム。
  30. 複数のデバイス製造処理装置に跨る処理動作を支援するための支援機能を供給する支援システムに、前記支援機能を実行するために用いられる支援情報の供給をコンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
    あらかじめ用意された複数の支援情報から選択された特定の支援情報を、前記支援システムとは別に、前記支援システムが読み込み可能な形態で前記コンピュータシステムへ配信する処理を含むことを特徴とするプログラム。
  31. 前記支援システムは、
    2以上のデバイス製造処理装置の間を接続し、前記2以上のデバイス製造処理装置のいずれかから送信される情報を、当該情報の送信元のデバイス製造処理装置に適合させて受信し、受信した情報を送信先のデバイス製造処理装置に適合させて送信するコミュニケーション・サーバであって、
    前記配信処理は、前記支援機能を実行するために用いられる前記支援情報として、前記送信元のデバイス製造処理装置から受信した情報を、前記送信先のデバイス製造処理装置に適合した情報に変換するために前記コミュニケーション・サーバが使用する変換情報を配信することを特徴とする請求項30に記載のプログラム。
  32. 前記支援システムは、
    複数種類のデバイス製造処理装置に跨る連携デバイス製造処理を制御するための情報が記述された連携レシピファイルに基づいて、複数種類のデバイス製造処理装置を連携動作させる連携レシピサーバであって、
    前記支援機能を実行するために用いられる前記支援情報として、前記連携レシピファイルを配信することを特徴とする請求項30に記載のプログラム。
  33. 前記支援情報の利用態様に関する情報として、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理した情報の情報量、前記支援情報を用いて前記支援システムが処理した対象データの種類、及び、前記種類の対象データを生成するデバイス製造処理装置の種類の少なくとも1つに関する情報を収集する処理と、
    収集された前記利用態様に関する情報に応じて前記支援情報を提供する処理とを含むことを特徴とする請求項31又は32に記載のプログラム。
  34. 前記利用態様の情報収集部で収集された前記利用態様に関する情報に応じて、前記支援情報を提供する際の提供価格を決定する処理を含むことを特徴とする請求項33に記載のプログラム。
  35. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信する処理と、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定のユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、前記受信部で受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定する処理とを含むことを特徴とする請求項34に記載のプログラム。
  36. 前記支援システムを使用する特定ユーザによって発信される前記利用態様に関する情報を受信する処理と、
    前記利用態様に関する情報を発信した前記特定ユーザに対して前記支援情報を提供する際の提供価格を、前記受信部で受信した前記利用態様に関する情報に基づいて決定することを特徴とする請求項34に記載のプログラム。
  37. 請求項30〜36のいずれか一項に記載のプログラムを、コンピュータシステムで読み出して実行可能な状態で記録する記録媒体。
  38. デバイス製造処理に関するデータ処理のため情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法であって、
    前記情報を用いて処理される前記データのデータ量と、前記データ処理で処理される対象データの種類と、の少なくとも1つに基づいて所定演算を実行し、前記所定演算結果に応じて前記提供条件を決定することを特徴とする提供条件決定方法。
  39. 複数種類のデバイス製造処理装置を用いるデバイス製造処理に関して、前記複数種類のデバイス製造処理装置の少なくとも1つの装置から出力されるデータを処理するために用いられる情報を提供する際の、情報の提供条件を決定する提供条件決定方法であって、
    前記情報を用いて処理される前記データを出力するデバイス製造処理装置の種類に基づいて所定演算を実行し、前記所定演算結果に応じて前記提供条件を決定することを特徴とする請求項38に記載の提供条件決定方法。
  40. 特定ユーザに対してデバイス製造処理に関するデータ処理のための情報を提供する際の提供条件を決定する提供条件決定方法であって、
    前記特定ユーザによる過去の購入実績に基づいて所定演算を実行し、前記所定演算結果に応じて前記提供条件を決定することを特徴とする請求項38に記載の提供条件決定方法。
  41. 前記提供される情報は、
    2以上のデバイス製造処理装置の間を接続し、前記2以上のデバイス製造処理装置のいずれかから送信される情報を、当該情報の送信元のデバイス製造処理装置に適合させて受信し、受信した情報を送信先のデバイス製造処理装置に適合させて送信するコミュニケーション・サーバが使用する情報であって、
    前記コミュニケーション・サーバが、前記送信元のデバイス製造処理装置から受信した情報を、前記送信先のデバイス製造処理装置に適合した情報に変換するために使用する変換情報であることを特徴とする請求項38〜40のいずれか一項に記載の提供条件決定方法。
  42. 前記提供される情報は、
    複数種類のデバイス製造処理装置に跨る連携デバイス製造処理を制御するための情報が記述された連携レシピファイルに基づいて、複数種類のデバイス製造処理装置を連携動作させる連携レシピサーバが使用する情報であって、
    前記連携レシピファイルを提供することを特徴とする請求項38〜40のいずれか一項に記載の提供条件決定方法。
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