JP2007171455A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子へ入射する光の光軸中心と撮像素子の中心とのずれを検出する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、顕微鏡本体11からの観察光18を撮像する撮像素子1を備えた撮像部2と、撮像素子1により撮像された観察光18の画像から、撮像素子1の中心の位置と撮像素子1へ入射した観察光18の光軸中心の位置とを検出するPC3と、その撮像素子1の中心の位置と撮像素子1へ入射した観察光18の光軸中心の位置とを表示するモニタ4を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡等の光学機器から入射した光学像を撮像素子により撮像する撮像装置に関する。
近年、顕微鏡観察にもデジタルカメラが用いられるようになり、撮像のみならず観察もモニタ上で行うことが多くなってきている。
顕微鏡観察時には、レンズや照明などの光学系に起因して、観察像周辺部の輝度が中心部に比べて暗くなる周辺光量ムラ(いわゆる「シェーディング」)が発生する。デジタルカメラによる観察時においても、同様にシェーディングが発生するため、その改善策としてシェーディング補正機能を備えたデジタルカメラもある。シェーディング補正の代表的な手法では、取得された画像上においてシェーディングが発生している箇所に対して画像処理を施すことにより、当該箇所が中央部と同等の輝度になるように画像が補正される。
例えば、特許文献1には、撮影画像に対しシェーディング補正を行う顕微鏡用デジタルカメラが開示されている。
ところで、顕微鏡とデジタルカメラの嵌合ずれ等の理由により、デジタルカメラの撮像素子へ入射する光の光軸中心と撮像素子の中心とがずれることがある。これはコンデンサの芯出しが上手くできていない場合にも発生するが、接眼レンズへ入射する光の光軸中心と撮像素子へ入射する光の光軸中心が独立であるため、接眼レンズにおいて芯出しをしたとしても、撮像素子へ入射する光の光軸中心が撮像素子の中心とずれている場合がある。このような場合には、撮像素子の中心以外の方向へ光が偏って入射することになり、モニタ上においても上下左右によってシェーディングの発生量が異なってしまう。そのため、モニタ上には極端に光量が低下する箇所が発生するほか、シェーディング補正を行う際にも、期待される輝度ムラの改善が為されない、或いは反対に、補正効果が大きすぎて周辺が明るくなりすぎる等、ユーザの意図しない結果になる場合がある。また、高輝度部が中央部とずれてしまうことから、シェーディング補正を行う際の基準値が適切でなくなり、画像処理後の画像に影響を及ぼす虞もある。
このような問題に対し、例えば特許文献2では、顕微鏡と光学機器ユニットとの間に光学系を挟み、当該光学系を移動させることにより光軸補正を行う手法が提案されている。
特開2001−281544号公報 特開2003−279858号公報
しかしながら、特許文献2に係る手法は、光軸の傾きを補正する手法である。そのため、光軸中心自体がずれている場合には効果を発揮しない。また、この手法では、ずれを検出する手段(ずれ量検出工具)が撮像素子と独立しているため、光軸補正処理が表示部に対して直結しておらず、上述した問題点を解決できない。
本発明は、上記実情に鑑み、撮像素子へ入射する光の光軸中心と撮像素子の中心とのずれを検出、或いは、そのずれを検出及び補正する撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る撮像装置は、光学機器からの入射光を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された前記入射光の画像から、前記撮像素子の中心の位置と前記撮像素子へ入射した前記入射光の光軸中心の位置とを検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とを表示する位置表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る撮像装置は、上記第1の態様において、前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置との間の距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段により算出された距離を表示する距離表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る撮像装置は、上記第1又は2の態様において、前記撮像素子を移動させる移動手段を更に備え、前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とが一致するように、前記撮像素子を前記移動手段により移動させる、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る撮像装置は、光学機器からの入射光を撮像する撮像素子と、前記入射光を前記撮像素子で撮像した際に発生する、光軸中心からの減光度情報を予め記憶した記憶手段と、前記入射光の光軸中心の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された光軸中心位置を基準とし、前記記憶手段に記憶された減光度情報を用いて撮像画像の周辺光量ムラを均一に補正する画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は上記の装置のほか、方法やプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、撮像素子の中心と撮像素子へ入射する光の光軸中心とのずれ、及び、そのずれ量を容易に確認することができる。また、そのずれを自動で補正することもできるので、操作の利便性を格段に向上させることができる。また、そのずれが存在するままの状態で撮像された画像であっても、その画像の周辺光量ムラを適正に補正することもできる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の実施例1に係る撮像装置について説明する。
図1乃至図6は、本実施例に係る撮像装置の説明に用いる図であり、図1は本実施例に係る撮像装置を含む顕微鏡システムの全体構成を示す図、図2は光軸ずれの説明図、図3は本実施例に係るGUI(Graphical User Interface)の一例を示す図、図4は本実施例に係る動作を示すフローチャート、図5は光軸中心位置を導出する際の説明図、図6は標本画像から白サンプル点を抽出する際の説明図である。
始めに図1及び図2を用いて、本実施例に係る撮像装置を含む顕微鏡システムの全体構成及び光軸ずれの原理について説明する。
図1において、本実施例に係る撮像装置は、撮像素子1を備えた撮像部2、PC3、及びモニタ4を備えて構成されている。PC3は、撮像部2の駆動や、撮像された画像に対する画像処理や、モニタ4への画像表示等といった、各種の制御処理を行う。
尚、PC3は、不図示のCPU、制御プログラムが記憶されたROM、及びCPUの作業領域として使用されるRAM等を内部に備え、PC3が行う各種の制御処理は、当該CPUが当該ROMに記憶されている制御プログラムを読出し実行することによって行われる。また、PC3には、例えばキーボードやマウス等の不図示の入力手段が接続されており、観察者はこれを用いて各種の入力を行うことが可能になっている。
撮像部2は、嵌合部5を介してテレビアダプタ6と接続されている。テレビアダプタ6は、嵌合部7を介して、接眼レンズ8が設置されている鏡筒9と接続されている。鏡筒9は、嵌合部10を介して顕微鏡本体11と接続されている。
顕微鏡本体11には、レボルバ12、対物レンズ13、ステージ14、コンデンサレンズ15、及びランプハウス16等が取り付けられており、ステージ14上には標本17が載置されている。
このような構成により、観察光18は、ランプハウス16から発せられ各光学部位を通過後に撮像素子2に入射するようになっている。
ここで、嵌合部5、7、10の嵌合は、ロックねじやねじ込みなどの機械的手法により行われるため、締結部には必然的に微小な空間(遊び)が生じる(レボルバ等の嵌合の場合も同様である)。そのため、接眼レンズ8から観察光18の光軸中心が中央に見える場合であっても、各部位の締結具合によっては撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心と撮像素子1の中心との間で微小なずれが生じてしまうことがある。その様子を図2に示す。
図2において、点Oは、撮像素子1の中心を示し、点Pは、撮像素子1へ入射した観察光18の光軸中心を示す。このように、それぞれの中心がずれてしまうことから、結果的にシェーディングに偏りが生じてしまうことになる。尚、同図では、撮像素子1へ入射した観察光18を円形領域として示しているが、これは、撮像素子1へ入射した観察光18における所定輝度値以上の領域を示したものである。
次に、図3を用いて、操作部としてモニタ4に表示される本実施例に係るGUIの一例を説明する。尚、このGUIは、PC3の制御処理によりモニタ4に表示されるものである。
同図に示したGUIにおいて、ライブ画表示部21は、リアルタイムにカメラ観察画像(撮像部2の撮像素子1により撮像された画像)を表示する領域であって、撮像素子1の撮像領域にも対応している。また、このライブ画表示部21は、撮像素子1の中心(点O)を示す印22、撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心(点P)を示す印23、及び、その中心間の距離(以下、点OP間の距離という)24も併せて表示することが可能になっている。但し、点OP間の距離24の表示では、点OP間の距離がX成分及びY成分の距離として表示されるようになっている。
Gap Indicator部のラジオボタン25は、OP間の距離24の表示の有無を切り替え可能にするものである。Gap Indicatorではカメラの撮像素子上におけるOP間の画素単位ずれ量(camera-pixel)、または、距離ずれ量(camera-μm)、または、標本像面上における距離(specimen-μm)での表示を可能となっており、それぞれチェックボックスで選択可能となっている。ただし、画素サイズ入力部27に入力がない場合は、camera-μm、specimen-μmのチェックボックスはグレーアウトされ、選択できないようになる。さらに、倍率情報入力部26への入力がない場合にもspecimen-μmのチェックボックスはグレーアウトされる。
倍率入力部26は、光学系の倍率を入力可能にするものであり、対物レンズ(Object lens)13とテレビアダプタ(TV Adaptor)6の倍率を入力することが可能になっている。画素サイズ入力部27は、撮像素子(例えばCCD)の画素サイズ(Pixel size)を入力可能にするものである。尚、点OP間の距離を求めないのであれば、倍率入力部26及び画素サイズ入力部27への入力は不要である。
調整パラメータ入力部28は、詳しくは後述する調整パラメータ(Threshold)の入力を可能にするものであり、予め、初期値として一定値が入力されている。
実行(Calculate)ボタン29は、点Pの位置の検出や点OP間の距離の計算を開始させるためのボタンである。
尚、図3においては、説明の便宜上、点OP間の距離24と倍率入力部26をそれぞれ点線で囲って示したが、実際のGUI上には、これらの点線が表示されないことは言うまでもない。
次に、図4に示すフローチャートと図5を用いて、点Pの位置の検出及び点OP間の距離を求める、本実施例に係る動作について説明する。
尚、本動作は、PC3において当該CPUが当該ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し実行することによって行われるものである。
また、本動作開始前には、一旦、ステージ14上に載置された標本3に対し合焦動作を行って顕微鏡本体11の光学系を合焦状態にし、その状態を維持したままでステージ14から標本3を取り外しておくものとする。また、モニタ4に表示されているGUI(図3参照)には、倍率入力部26及び画素サイズ入力部27への入力と、必要に応じて調整パラメータ入力部28への入力又は及びラジオボタン25へのチェックとが、予め観察者により行われているものとする。そして、これらが為された上で、モニタ4に表示されているGUI上の実行ボタン29が観察者により押下されると本動作が開始する。
図4に示したように、本動作が開始すると、まず、上記の顕微鏡本体11の状態のままで画像を撮像する(S1)。すなわち、無標本状態の画像を撮像する。
続いて、S1で撮像して得た画像から輝度平均値Yaveを算出し、これに、GUI上の調整パラメータ入力部28に入力されている調整パラメータ(一定係数αとする)を掛けて中心検出閾値TH(=αYave)を算出する(S2)。
続いて、S1で得られた画像から、S2で算出された中心検出閾値TH以上の輝度値を有する画素の領域を抽出する(S3)。尚、このときに抽出される領域は円形の領域となる。例えば、図5に示したように、S1で得られた画像を画像31とすると、その画像31から円形の領域32が抽出される。
尚、中心検出閾値THの値が小さい場合や画像の各画素の輝度値が全体的に大きい場合等には、S1で得られた画像上において、中心検出閾値TH以上の輝度値を有する画素の領域が広くなり、S1で得られた画像から円形の領域を抽出することができない場合がある。この場合には、調整パラメータ入力部28に入力されている調整パラメータの値を、より大きな値にした上で処理をS2へ戻す必要がある。このような処理は、自動により行うようにしてもよいし、手動により行うようにしてもよい。
続いて、S3で抽出された領域から、上下左右のピークの4点(x座標値が最大となる点及び最小となる点とy座標値が最大となる点及び最小となる点からなる4点)を抽出(検出)する(S4)。尚、ここで言うx座標値及びy座標値に係るxy座標系は、図5に示したxy座標系33のとおりであり、これらの4点を、同図に示したように、R点、L点、U点、D点の4点とする。
続いて、S4で抽出された4点の座標、すなわち、図5に示したように、R点の座標(Xr,Yr)、L点の座標(Xl,Yl)、U点の座標(Xu,Yu)、D点の座標(Xd,Yd)を、画素単位で取得し、そして、それら4点の座標から観察光18の光軸中心(点P)の座標を求める(S5)。尚、この点Pの座標は、次の通りとなる。
Figure 2007171455
また、S5では、S1で撮像された画像から、撮像素子1の中心(点O)の座標も求める。例えば、S1で撮像された画像の中心を撮像素子1の中心として、その位置を求める。
続いて、ラジオボタン25のON/OFFチェックを判定する(S6)。ONにチェックが入っている場合は、倍率入力部26・画素サイズ入力部27で設定された各値と点O・点Pの座標から、ずれ量の距離を計算する(S7)。点Oの座標をO(xo,yo)、対物レンズの倍率をMOB、TVアダプタの倍率をMTV、撮像素子の画素サイズをLとすると、x座標方向の距離について下記のようになる。y座標方向についても、同様の計算で算出できる。
Figure 2007171455
Figure 2007171455
Figure 2007171455
ラジオボタンにOFFにチェックが入っている場合は、S7の処理を行わずに次の処理へ進む。
S7の後、或いは、S6がNoの後は、GUI上のライブ画表示部21に、観察光18の光軸中心を示す点Pの印23と、撮像素子1の中心を示す点Oの印22を表示し、更にラジオボタン25にチェックが有った場合には、S7で求めた点OP間の距離を、点OP間の距離24として表示する(S8)。
このような動作により、撮像素子1の中心と、撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心と、その中心間のずれ量とを、モニタ4に表示することができる。
以上、本実施例に係る撮像装置によれば、観察者は、簡単な操作により、撮像素子1の中心と、撮像素子1に入射する観察光18の光軸中心と、その中心間のずれ量を、明確に確認することができる。そのため、そのずれの存在に気付かずにモニタ観察や撮像が行われてしまうのを防止するほか、そのずれを観察者が確認した場合には、そのずれを手動により調整するためのサポート機能として用いることもできる。
尚、本実施例に係る撮像装置においては、以下のような各種の変形例が考えられる。
例えば、本実施例に係る撮像装置では、観察光18の光軸中心(点P)の座標を中心検出閾値THを用いて求めるようにしたが、他の手法により求めるようにしてもよい。他の手法としては、S1で得られた画像上から所定の数点を取り出し、その輝度値をプロットして、輝度値の分布を2次曲面で近似する手法があげられる。これにより、導出された2次曲面の形状を分析することにより、光軸中心(点P)を求めることが可能となる。
また、本実施例に係る撮像装置では、無標本状態の画像に基づいて処理を行う手法を説明したが、図6に示すように、標本17が存在する状態においても、背景が白色となる無標本の位置から抽出されたサンプル点(例えば同図のT1、T2、T3、Tn等)に基づいて処理を行う手法を適用することも可能である。この手法では、予め標本17を撮像して得た画像から彩度値を導出しておき、彩度=0となる箇所であって処理に必要な点をサンプル点として抽出し、そのサンプル点から2次曲面を求めることによって、観察光18の光軸中心(点P)を求めることが可能となる。
また、本実施例に係る撮像装置において、倍率入力部26に入力された倍率に応じて、調整パラメータ入力部28に入力される調整パラメータ(一定係数α)を自動的に変更するようにしてもよい。この場合には、入力された対物レンズ13の倍率に応じて調整パラメータを自動的に変更させるようにすること等も可能となる。
また、本実施例に係る撮像装置では、当該撮像装置に対する操作を、PC3やモニタ4に表示されたGUIを介して受け付けていたが、これらの操作をコントロールボックスなど他の操作部を介して受け付けるようにしてもよい。
本発明の実施例2に係る撮像装置は、実施例1で説明した点OP間の距離を求めた後、更に、点OP間のずれを自動補正するようにした構成である。
図7及び図8は、本実施例に係る撮像装置の説明に用いる図であり、図7は本実施例に係る撮像装置を含む顕微鏡システムの一部構成を示す図、図8は本実施例に係る動作を示すフローチャートである。尚、本実施例の説明では、実施例1と同様の構成については説明を省略する。
始めに図7を用いて、本実施例に係る撮像装置を説明する。
同図に示したように、撮像部2において、撮像素子1は、撮像素子調整ステージ36に設置されており、その撮像素子1が設置されている撮像素子調整ステージ36は、X方向駆動モータ37及びY方向駆動モータ38の駆動により、X方向及びY方向に移動可能に構成されている。尚、これら駆動モータ37、38の駆動制御は、PC3が行う。
次に、図8に示すフローチャートに沿って、点OP間のずれを補正する、本実施例に係る動作について説明する。
尚、本動作も、PC3によって行われるものである。
また、本動作開始前においても、撮像素子の画素サイズ入力部27に画素サイズ入力が行われているものとする。そして、その上で、モニタ4に表示されているGUI上の実行ボタン29が観察者により押下されると本動作が開始する。
図8に示したように、本動作が開始すると、まず、S11では、図4に示したS1乃至S7と同様の処理を行う。但し、本実施例では、ラジオボタン25のチェックの有無にかかわらずS6がYesになるものとする。すなわち、S11では、点P及び点Oの位置を検出して点OP間の距離(x成分及びy成分の距離)を求める。
続いて、S11で求めた点OP間の距離から点OP間のずれ補正量を求め、当該ずれ補正量に応じたx成分及びy成分の駆動信号を、それぞれX方向駆動モータ37及びY方向駆動モータ38へ出力して(S12)、点OP間のずれ補正を完了する。
このような動作により、撮像素子1が設置されている撮像素子調整ステージ36が移動し、点OP間のずれが補正される。
以上、本実施例に係る撮像装置によれば、観察者が煩雑な操作を行うことなく、撮像素子1の中心(点O)と撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心(点P)のずれを、自動補正することができる。そのため、そのずれを調整するための細かい調整操作を観察者が行う必要はなく、操作の利便性を格段に向上させることができる。また、シェーディングの偏りを解消することもできるので、観察像の最適化を実現することもできる。
尚、本実施例に係る撮像装置においては、以下のような各種の変形例が考えられる。
例えば、本実施例に係る撮像装置では、撮像素子1が設置された撮像素子調整ステージ36の移動をモータ駆動により行っているが、ピエゾ素子駆動など他の手段により行うようにしてもよい。特に、ピエゾ素子駆動等による画素ずらし機能を既に有している撮像装置に対しては、装置の大幅な改良を要することなく当該補正機能を実装することができる利点がある。
また、本実施例に係る撮像装置において、点OP間のずれを自動補正する際の補正可能な距離を制限するようにしてもよい。すなわち、撮像素子1へ入射した観察光18の光軸中心が撮像素子1の中心から一定距離以上離れていた場合には、その旨をモニタ4に表示するなど観察者にその旨を通知して自動補正を行わず、それが一定距離以内にある場合には自動補正を行うようにする。尚、この場合、自動補正を行わないときに、更に、観察者に手動操作による補正を促すようにすることもできる。このような手法を用いれば、撮像素子1の移動可能範囲が狭い撮像装置であっても上記の自動補正を適用可能となる。
また、本実施例に係る撮像装置において、撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心の位置を対物レンズ13の倍率毎に記憶するようにすることもできる。この場合は、対物レンズ13を変更した際に、変更後の対物レンズ13に対応する光軸中心の位置を読み出し、これに基づいて自動で点OP間のずれを補正するように撮像素子1を移動させることができるので、利便性を向上させることができる。
また、本実施例に係る撮像装置では、撮像素子1が設置された撮像素子調整ステージ36の移動により自動補正する手法を説明したが、本実施例に係る撮像装置を含むシステムにおいて、顕微鏡本体1のコンデンサレンズ15を電動駆動により移動させることにより、撮像素子1へ入射する観察光18の光軸中心を撮像素子1の中心へ合わせるようにして自動補正を行うようにしてもよい。
次に、本発明における第3の実施例について説明する。図9は本実施例の説明に用いるフローチャート、図10は本実施例の説明に用いるGUIの図、図11は本実施例に用いるテーブル図である。
本実施例において、PC3では撮像素子1で画像を取得した際に発生する、光軸中心からの周辺光量低下補正情報(以下、シェーディング補正情報)を予め記憶しているものとする。保持しているシェーディング補正情報は、図11に示す表の通り、各対物レンズ13・TVアダプタ6を組み合わせて使用した際に発生する各位置でのシェーディング補正情報ShOB,TV(x,y)の他、それらの光学組み合わせ情報が不明な際に引用する代表的なシェーディング補正情報Sh-,-(x,y)を保持しているものとする。
また、図10のGUIにおいて、101は21と同様ライブ画表示部、102はシェーディング補正の実行の有無を選択するラジオボタン、103は26と同じ倍率入力部である。また、104は撮像ボタンであり、押下することで画像を取得、PC3内に保存する。
次に、図9に示すフローチャートに沿って、本実施例による画像処理手法について説明する。
観察者が、図3に示すGUI上のcalculateボタン29を押下すると、本動作が開始する。図4に示すS5までは、第1実施例と同様である。このとき、光軸中心位置をPC3内に保持する(S22)。
その後、観察者はステージ14に標本17を載せ(S23)、図10のGUIにて104を押下し、通常の画像取得操作を行う(S24)。このとき、標本画像を取得(S24)後、ラジオボタン102のチェックを判定する(S25)。ONであった場合、PC3によって画像補正が行われる(S26)。
このときの画像補正処理について説明する。
はじめに、倍率入力部103に設定された入力値を参照し、PC3からその組み合わせに相当するシェーディング補正情報ShOB,TV(x,y)を取得する。次に、点Pの位置を基準とするために、シェーディング補正式に対し点Pと点Oの距離分だけ参照値をずらす。これにより、中心座標をずらしてシェーディング補正をかけることができるようになる。
Figure 2007171455
このシェーディング補正式をS24で取得した画像に適用し、画像を補正する(S26)。その後、画像をPC3に保存する(S27)。
S25にてラジオボタン25がOFFであった場合、S24で取得した画像をそのままPC3内に保存する(S27)。
以上の手法により、画像の周辺光量ムラを補正することができる。
以上、本実施例に係る撮像装置によれば、撮像素子1の中心と撮像素子1へ入射する観察光の光軸中心がずれたままであっても、標本画像の周辺光量ムラ(シェーディング)を適切に補正することができる。尚、周辺光量ムラを補正する際の基準を画像中心(撮像素子1の中心)とした場合、撮像素子1へ入射する観察光の光軸中心が撮像素子1の中心からずれると、光量が最大となる箇所を基準にすることができないが、本実施例に係る手法によれば、撮像素子1へ入射する観察光の光軸中心を基準と定めることができるため、最適な画像補正を行うことができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
例えば、上述した各実施例に係る撮像装置の構成又は及び動作に、他の実施例に係る撮像装置の構成又は及び動作を組み合わせて構成することも可能である。
実施例1に係る撮像装置を含む顕微鏡システムの全体構成を示す図である。 光軸ずれの説明図である。 実施例1に係るGUIの一例を示す図である。 実施例1に係る動作を示すフローチャートである 光軸中心位置を導出する際の説明図である。 標本画像から白サンプル点を抽出する際の説明図である。 実施例2に係る撮像装置を含む顕微鏡システムの一部構成を示す図である。 実施例2に係る動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る動作を示すフローチャートである。 実施例3の説明に用いるGUIの図である。 実施例3に用いるテーブル図である。
符号の説明
1 撮像素子
2 撮像部
3 PC
4 モニタ
5 嵌合部
6 テレビアダプタ
7 嵌合部
8 接眼レンズ
9 鏡筒
10 嵌合部
11 顕微鏡本体
12 レボルバ
13 対物レンズ
14 ステージ
15 コンデンサレンズ
16 ランプハウス
17 標本
18 観察光
21 ライブ画表示部
22 撮像素子の中心を示す印
23 観察光の光軸中心を示す印
24 中心間の距離
25 ラジオボタン
26 倍率入力部
27 画素サイズ入力部
28 調整パラメータ入力部
29 実行ボタン
31 画像
32 円形領域
33 xy座標系
36 撮像素子調整ステージ
37 X方向駆動モータ
38 Y方向駆動モータ
101 ライブ画表示部
102 ラジオボタン
103 倍率入力部
104 撮像ボタン

Claims (8)

  1. 光学機器からの入射光を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された前記入射光の画像から、前記撮像素子の中心の位置と前記撮像素子へ入射した前記入射光の光軸中心の位置とを検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とを表示する位置表示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置との間の距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された距離を表示する距離表示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子を移動させる移動手段を更に備え、
    前記位置検出手段により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とが一致するように、前記撮像素子を前記移動手段により移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 光学機器からの入射光を撮像する撮像素子と、
    前記入射光を前記撮像素子で撮像した際に発生する、光軸中心からの減光度情報を予め記憶した記憶手段と、
    前記入射光の光軸中心の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された光軸中心位置を基準とし、前記記憶手段に記憶された減光度情報を用いて撮像画像の周辺光量ムラを均一に補正する画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像素子を備える撮像装置の表示方法であって、
    光学機器からの入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像から、前記撮像素子の中心の位置と前記撮像素子へ入射した前記入射光の光軸中心の位置とを検出し、
    検出した前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とを表示する、
    ことを特徴とする撮像装置の表示方法。
  6. 撮像素子を備える撮像装置の画像処理方法であって、
    光学機器からの第1の入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像から、前記撮像素子へ入射した前記第1の入射光の光軸中心の位置を検出し、
    検出した前記第1の入射光の光軸中心の位置の画素値を基準値として、前記光学機器からの第2の入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像の周辺光量ムラを均一に補正する、
    ことを特徴とする撮像装置の表示方法。
  7. 撮像素子を備える撮像装置のコンピュータに、
    光学機器からの入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像から、前記撮像素子の中心の位置と前記撮像素子へ入射した前記入射光の光軸中心の位置とを検出する位置検出機能と、
    前記位置検出機能により検出された前記撮像素子の中心の位置と前記入射光の光軸中心の位置とを表示する表示機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  8. 撮像素子を備える撮像装置のコンピュータに、
    光学機器からの第1の入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像から、前記撮像素子へ入射した前記第1の入射光の光軸中心の位置を検出する位置検出機能と、
    前記位置検出機能により検出された前記第1の入射光の光軸中心の位置の画素値を基準値として、前記光学機器からの第2の入射光を前記撮像素子により撮像して得た画像の周辺光量ムラを均一に補正する画像処理機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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