JP2007164634A - 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007164634A
JP2007164634A JP2005362385A JP2005362385A JP2007164634A JP 2007164634 A JP2007164634 A JP 2007164634A JP 2005362385 A JP2005362385 A JP 2005362385A JP 2005362385 A JP2005362385 A JP 2005362385A JP 2007164634 A JP2007164634 A JP 2007164634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
evaluation value
evaluation
reference request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005362385A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mogi
一男 茂木
Tsutomu Horioka
力 堀岡
Kenji Nakazawa
憲二 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2005362385A priority Critical patent/JP2007164634A/ja
Publication of JP2007164634A publication Critical patent/JP2007164634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】不定期に生成され、かつ冗長性を持つような極めて大量の情報を集約し、何らかの得失関係においてより有用性が高いと思われる情報を選別することによって、情報の参照を効率的に行う。
【解決手段】本発明は、不定期に生成される情報やコンテンツを取得し、評価値を0として該情報や該コンテンツを記憶手段に格納し、参照要求を取得し、該情報参照要求に対応する情報やコンテンツを記憶手段から取得して、評価値に基づいて該参照要求発行元に提供し、提供した情報やコンテンツが参照要求発行元にとって有用であったかを示す該参照要求元の評価に基づいて評価値を決定し、記憶手段の評価値を更新し、利用者入出力手段が次の参照要求を取得した場合には情報を提供する処理以降を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係り、特に、極めて大量の情報を効率的に処理して、より有効性が高いものを選別し、情報を集約する優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来の典型的な情報提供システムの実現構成の例を図16に示す。図16は情報、例えば、過去に提出された学術論文を公開する構成を示している。このサーバは、論文の内容を蓄積する記憶部3と、この内容を参照する利用者入出力装置4とが設けられ、記憶部3には、蓄積されている論文の内容に関してその概要を示す情報、例えば適当なキーワードを設定する機能と、このキーワードに基づいて対応する論文を検索する機能が設定されている。
この構成を動作させるにはサーバの記憶部に論文に蓄積し、利用者入出力装置4を介して利用者に公開する。そして利用者に対しては、参照した論文に対して適当なキーワードを設定するように促す。各論文についてキーワードが設定されれば、今度はキーワードを用いて論文を参照することが可能になる。利用者は最初に入力したキーワードによる検索結果が不満足な場合、他のキーワードを用いて再び検索を試行することができる。このようにしてこの情報提供システムでは、情報がそれが蓄積された順番に参照するよりも高い効率で参照できるようにすることを可能とする(例えば、非特許文献1参照)。
「ユーザのWeb閲覧履歴に基づくWebサイト内検索の効率化」ヒューマンインタフェースシンポジウム2004一般発表、pp.855-858
しかしながら、上記の従来の方式の情報提供システムでは、それぞれの論文に設定されたキーワードを適切なものに集約することができない。キーワードはシステムの利用者によって様々な視点で設定される。そのため、一度設定されたキーワードは、それが再利用の価値のような有用なものであるかそうでないかに拘らず存在し続け、設定の追加にしたがって乱様に増加し、意味的に重複しているにも拘らず差異のあるものも多く存在するようになる。これを調整してより有用性の高いものを選ぶために、将来にわたり不定期に生成されるものも含めて全てのキーワードを評価しようとすると、経済的に大きな負担が発生する。例えば、乱数などによって、何か少数のキーワードを強制的に選択する方法も考えられるが、この場合には選択されたキーワードの妥当性に疑問が生じる。このようにして、こうした情報システムにおけるキーワード検索の効果は限定的なものになり、キーワードが増加しても検索効率の向上は飽和する。また、この状況は、システムが論文とそれに対するキーワードのような文字情報を扱うものではなく、動画像情報とその中から抽出された特徴的場面の様に、他の種類の情報を対象として動作するものであっても、同様に発生する。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、不定期に生成され、かつ冗長性を持つような極めて大量の情報を集約し、何らかの得失関係においてより有用性が高いと思われる情報を選別することによって、情報の参照を効率的に行うことが可能な情報集約方法及び装置及びプログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、不定期に生成され、冗長性を持つような大量の情報やコンテンツの中から有用性の高いものを選別し、情報を集約する優先選択型情報集約方法であって、
情報入力手段において、不定期に生成される情報やコンテンツを取得し、評価値を0として該情報や該コンテンツを第1の記憶手段に格納する情報登録ステップ(ステップ1)と、
利用者入出力手段において、参照要求を取得し、該情報参照要求に対応する情報やコンテンツ及び評価値を第1の記憶手段から取得して、該評価値に基づいて該参照要求発行元に提供すると共に、該参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報を第2の記憶手段に保持する情報提供ステップ(ステップ2)と、
情報評価手段において、情報提供ステップ(ステップ2)で提供した情報やコンテンツが参照要求発行元にとって有用であったかを示す該参照要求元の評価に基づいて、評価値を決定し、第1の記憶手段の評価値を更新する情報評価ステップ(ステップ3)と、
利用者入出力手段が次の参照要求を取得した場合には情報提供ステップ(ステップ2)以降を繰り返すステップ(ステップ4)と、を行う。
また、本発明(請求項2)は、請求項1の情報評価ステップ(ステップ3)において、
第2の記憶手段から取得した参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に含まれる、参照要求発行元の利用者が情報閲覧を終了した時点、または情報閲覧の過程において、該利用者が閲覧した情報の量、閲覧した時間に基づいて評価値を決定する。
また、本発明(請求項3)は、請求項1の情報提供ステップ(ステップ2)において、
参照要求元の利用者の評価履歴及び、過去に参照した情報量の平均値を第2の記憶手段に保持し、
所定の値よりも高い評価値を有する情報を優先的に提供し、
参照要求元から更なる情報提供要求を取得した場合、または、最初から、過去に参照した情報量の平均値よりも多くの情報提供が求められた場合には、評価値が0、または、負の情報も提供する。
また、本発明(請求項4)は、請求項1乃至3の情報評価ステップ(ステップ3)において、評価値に基づいて、情報システム利用の対価、システムを利用する操作負担、閲覧負担または、所要時間を含むコストを設定し、
情報提供ステップ(ステップ2)において、情報提供要求元の利用者が許容可能なコストに応じて情報またはコンテンツを提供する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項5)は、不定期に生成され、冗長性を持つような大量の情報やコンテンツの中から有用性の高いものを選別し、情報を集約する優先選択型情報集約装置であって、
不定期に生成される情報やコンテンツを取得し、評価値を0として第1の記憶手段3に格納する情報入力手段2と、
参照要求を取得し、該情報参照要求に対応する情報やコンテンツ及び評価値を第1の記憶手段3から取得して、該評価値に基づいて該参照要求発行元に提供すると共に、該参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報を第2の記憶手段31に保持する利用者入出力手段4と、
第2の記憶手段31から取得した参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に基づいて評価値を決定し、第1の記憶手段3の評価値を更新する情報評価手段5と、を有する。
また、本発明(請求項6)は、請求項5の情報評価手段5において、
第2の記憶手段31から取得した参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に含まれる、参照要求発行元の利用者が情報閲覧を終了した時点、または情報閲覧の過程において、該利用者が閲覧した情報の量、閲覧した時間に基づいて評価値を決定する手段を含む。
また、本発明(請求項7)は、請求項5の利用者入出力手段4において、
参照要求元の利用者の評価履歴及び、過去に参照した情報の平均値を第2の記憶手段31に保持する手段と、
所定の値よりも高い評価値を有する情報を優先的に提供する手段を含み、
参照要求元から更なる情報提供要求を取得した場合、または、最初から過去に参照した情報の平均値よりも多くの情報提供が求められた場合には、評価値が0、または、負の情報も提供する手段と、を含む。
また、本発明(請求項8)は、請求項5乃至7の情報評価手段5において、
評価値に基づいて、情報システム利用の対価、システムを利用する操作負担、閲覧負担または、所要時間を含むコストを設定する手段を含み、
利用者入出力手段4は、
情報提供要求元の利用者が許容可能なコストに応じて情報またはコンテンツを提供する手段を含む。
本発明(請求項9)は、コンピュータを、請求項5乃至8記載の優先選択型情報集約装置として機能させる優先選択型情報集約プログラムである。
本発明(請求項10)は、コンピュータを、請求項5乃至8記載の優先選択型情報集約装置として機能させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記のように本発明によれば、不定期に生成され、かつ冗長性を持つような極めて大量の情報を集約し、何らかの得失関係においてより有用性が高いと思われる情報を選別することによって、情報の参照を効率的に行うことができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、不定期に生成される情報をその有用性に応じて管理し、これを利用しようとする利用者からの参照要求に対して、それぞれの有効性毎に異なるコストを付与して情報を提供し、提供された情報が妥当なものであったと利用者が判断したかどうかを計測し、この結果によって提供された情報が持つ有用性の評価や提供の際に付与するコストを変化させ、情報の利用が進展していく過程でより有用な情報を選別し、利用者が全ての情報を参照することなしに、許容できるコストに対応して、その利用目的を達せられるようにするものである。
なお、上記におけるコストとは、必ずしも明示的に金銭的に要求されるもののみならず、これを包含して、一般的に情報システムを利用するにあたって発生する操作負担、閲覧負担あるいは、所要時間のような、負荷、抵抗的要因全般を示すものとする。
図3は、本発明の一実施の形態における基本構成を示す。
同図に示す情報集約装置は、不定期に生成される情報を受け付ける情報入力部2、情報入力部2から入力された情報に有用性に関する情報を付加して蓄積する記憶部3、利用者からの情報参照要求を受け付け、記憶部3に蓄積されている情報を提供すると共に、利用者に提供した情報の有用性に関する情報を自身のメモリ(図示せず)に保持する利用者情報入出力部4、提供された情報が利用者の目的に適合するものであったかを判断し、評価値を決定する情報評価部3と、を有する。
図4は、本発明の一実施の形態における動作の概要を示す図である。
上記の構成の情報集約装置を動作させるには、まず、新たに提供する情報を、情報入力部2から記憶部3に蓄積する(ステップ101)。最初、新たに蓄積する情報は未評価(評価値=0)とし、この状態を識別する識別子(評価値)を付して記憶部3に蓄積する。なお、新規情報の蓄積は随時行うものとし、その情報は同様にして最初は未評価とし、これを識別する識別子(評価値)を付与する。
次に、情報評価部5によって情報を評価した結果を利用者入出力部4を介して利用者に公開する(ステップ102)。記憶部3に蓄積されている情報が全く利用者の評価を経ていない状態では、利用者入出力部4は利用者からの情報参照要求に対し、記憶部3に蓄積されている情報を適当な順番、例えば、それが登録された順番に、利用者がその情報を適正に評価できると期待される範囲の量において提供する。利用者入出力部4は、利用者が情報閲覧を終了した時点、または、情報閲覧過程において、閲覧した情報が利用者にとって有用なものであったかを示す有用性に関する情報と、その利用者が閲覧した情報の量及び閲覧時間を取得し、これらを評価履歴情報として自身のメモリ(図示せず)に格納する。判定する。
情報評価部5では、利用者入出力部4のメモリ(図示せず)に格納されている評価履歴情報に基づいて、評価値を求め、記憶部3の評価値を更新する。評価値を求める際に、提供された情報が肯定的であったものにはより高い有用性を示す評価値を設定し、あるいは、否定的であったものはより低い有用性を示す評価値を設定して記憶部3に格納する。また、この時点で利用者に対して提供されなかった情報は、未評価のままであるので評価値=0が記憶部3に設定される。
次に、新たな利用者または最初の利用者が新たな情報参照要求が利用者入出力部4に対して発行された場合(ステップ103)、利用者入出力部4は、メモリ(図示せず)に格納されているそれまでの利用者による評価履歴情報に基づいて、それまでの利用者の平均的な情報参照量を計算し、その結果、高い有用性が認められた情報、あるいは、有用性が低いと評価されなかった情報を優先的に提供する。
また、利用者入出力部4は、再度利用者から参照要求が発行された場合、または、最初から平均的な情報参照量よりも多くの情報の提供を求める参照要求が発行された場合には、未評価に分類される情報を提供する。引き続き当該利用者が参照要求を発行した場合、または、可能な限り多くの情報の提供を求める参照要求が発行された場合には、低い有用性に属する情報も含め全ての情報を提供する(ステップ104)。
そして、再び情報評価部5は、評価履歴情報に基づいて、情報の有用性に関する評価と、利用者が参照した情報の量の特定を行い、以前から保持している値と平均すると共に、各情報の新たな有用性に関する評価値を求め、記憶部3の評価値を更新する。
以上のような過程において、利用者に提供する平均的情報量における高い有用性の情報に関しては、この有用性に比例して、さらに大きな優先度を与えて利用者に提供し、利用者にとって少ない負担でこの情報が選択させる機会を増大させる。
また、相対的な有用性が低いと評価された情報については、その提供に対して大きな優先度の差を設定せず、未評価の情報と同じ程度かそれ以下の優先度において提供されるように設定する。
このように、図3に示す構成では、情報に対する利用者による有用性の評価に基づき、その提供にあたって不可避的に発生するコストに有意な差を設け、比較的少数の情報の優先度を大きく上昇させて提供する。これにより利用者が許容できるコストに応じて、より多くの負担を許容できる利用者に対しては、有用度の高い情報の他に、未評価の情報が利用者毎に分割されて提供され、新規情報の評価を効率よく行う。
また、わずかな負担しか許容しない利用者に対しては、最も有用性が高いと想定される情報を選択的に提供することによって、期待し得る最大の費用効果比を与える。
最終的に他に比べて有用度が高いと判断された情報の提供で殆どの利用者が満足する状況に達した場合は、その情報の提供に極めて高い優先度を与え、情報の集約を実現する。
また、そのような情報がなかった場合には、可能な限り多くの情報が利用者に提供され、利用者の選択肢を確保し続ける。
なお、上記の動作において、評価履歴情報を利用者入出力部4内のメモリ(図示せず)に格納し、情報評価部5において当該メモリから評価履歴情報を取得する例を示しているが、この例に限定されることなく、評価履歴情報を格納する記憶手段を別途も受けてもいし、情報評価部5内のメモリ(図示せず)に格納するようにしてもよい。
このような情報集約効果は、従来の情報提供システムでは実現することができない。従来の情報提供システムは、提供されている情報の利用者に対する有用性を評価し、これを情報提供の際に付帯して不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者からの情報の参照要求に対して適当な情報を提供し、なおかつこれに際して利用者が負担してもよいと考えているコスト要因に見合った範囲で、提供している全ての情報の有用性を評価するような制御が実現できないからである。
以下図面と共に本発明の実施例を説明する。
[第1の実施例]
図5は、本発明の第1の実施例における情報集約システムの構成を示す。
同図に示す情報集約システムは、情報提供サーバ10と利用者端末30から構成される。
情報提供サーバ10は、情報を参照しようとする利用者の利用者端末30に情報を提供しようというものである。情報提供サーバ10には、不定期に生成される情報を受け入れる情報入力部2と、入力された情報の有用性に関する情報(評価値)を付加して蓄積する記憶部3と、利用者端末30からの情報参照要求を受け付け、記憶部3に蓄積されている情報を提供する利用者入出力部4と、提供された情報が利用者の目的に適合するものであったかを判断する情報評価部5から構成される。
(1)まず、新たに提供する情報を情報入力部2から記憶部3に蓄積する。本実施例では、これを文字情報とし、各文字情報は100文字程度の要約文を持つものとする。また、最初、新たに蓄積する情報は未評価とし、評価値0を付与する。なお、新規情報の蓄積は随時行うものとし、その情報は同様にして未評価とし、評価値0を付与する。図6は、記憶部3に蓄積される情報の構造の例を示しており、当該情報は、情報番号(ID)、評価値、登録年月日、要約文、情報内容から構成される。
(2)次に、利用者入出力部4を介して情報を利用者に公開する。もし、記憶部3に蓄積されている情報が全く利用者の評価を経ていなければ、記憶部3には評価値0の情報しか存在しないので、利用者入出力部4は、利用者からの情報参照要求に対し、記憶部3に蓄積されている情報を取得し、この要約文を適当な順番、例えば、それが登録された順番に、一度に利用者端末30の表示装置(図示せず)に表示できる量、例えば、10個程度を送出する。
(3)利用者入出力部4は、利用者からさらに情報参照要求が入力されれば、さらに別の情報を記憶部3から取得し、要約文を順次利用者端末30に転送する。図7(A)は、この表示の例を示すものである。
(4)また、利用者入出力部4は、指示機構も備え、利用者端末30に表示された要約文が利用者から指示されると、記憶部3に蓄積されている情報全文を図7(B)に示すように表示する。
(5)情報評価部5は、利用者入出力部4から評価履歴情報を取得した評価履歴情報に基づいて、利用者が情報閲覧を終了した時点または、その過程において、閲覧した情報が利用者にとって有用なものであったかを、対応する要約文が利用者によって指定され、情報の全文が表示されていた時間の累計によって判定する。例えば、利用者に対して図7(B)のように第2の情報の本文が表示された後に、再び図7(A)に示す表示が行われ、この間に第2の情報の表示が10秒間行われていた場合には、利用者端末30の表示装置(図示せず)から利用者入出力部4にその時間が通知される。この情報は、図8に示すような形式で表現される。これにより、情報評価部5は、利用者入出力部4からこれらの情報を取得し、この番号“2”の情報に評価値10を加算する。さらに、有用性の判定は、例えば、利用者入出力部4に補助印刷装置(図示せず)やネットワーク入出力装置(図示せず)を併設し、印刷やネットワーク転送が行われたかどうかによって判断することも可能である。
例えば、利用者が情報の印刷を行った場合は、利用者入出力部4はこれを情報評価部5に通知する。すると、情報評価部5は、その情報に一律に評価値100を加算する。
また、利用者が情報の参照を終了した時点では、利用者に要約文が表示されたにも拘らず、利用者から全文の表示が指示されなかった情報には、評価値−1を与える。さらに、利用者入出力部4からこの時点で利用者に表示された要約文の数が、情報評価部5に通知されると、情報評価部5は、それまでに利用者に表示された要約文の一人当たりの平均数を算出し、これをメモリ(図示せず)に保持する。これは例えば、図9のような形式で表現される。
利用者に対して要約文が表示されなかった情報は、評価値0がついたまま未評価とされる。例えば、1回の利用者の情報参照において、番号“1”〜“3”の3つの情報の表示が行われ、このうち番号“1”の情報の全文表示が10秒行われ、他の情報は要約文以外参照されなかったとすると、この利用者の情報参照の後においては、始めに図6のようであった記憶部3における各情報の評価値は、図10のように変更される。
(6)次に、他の利用者または最初の利用者が新たな情報参照要求を利用者入出力部4に対して開始した場合、利用者入出力部4は、以下のようにして表示する情報の要約文を決定する。
まず、その時点で評価値0以上を得ている情報の数と、それまでに一度の利用において利用者に表示された要約文の平均数を、記憶部3とメモリ(図示せず)より取得し比較を行う。そして評価値0以上を得ている情報の数の方が少ないか同等であった場合には、単純に評価値が高い順に、順次要約文を表示する。
ここで、未評価である(評価値0)情報の要約文は、この評価値の通りに扱われ、正の評価値がついている情報の後、負の評価値がついている情報の前に表示される。評価値0以上を得ている情報の数が多かった場合には、評価値が高い情報の要約文を、表示平均数だけ順番に表示し、その次に情報の表示を求められた場合には、未評価の情報、即ち、評価値0を持つ情報の要約文を表示する。未評価の情報の要約文を全て表示し、さらに情報の表示を利用者から求められた場合には、また表示されていない情報の要約文を順番に表示する。
例えば、利用者に表示された要約文の平均数が3.3で、各情報の評価値が図10のようであった場合、利用者入出力部4は、図7(C)のような表示を行う。そして再び、情報評価部5によって情報の有用性に関する評価と、利用者が参照した要約文の数の特定を行い、記憶部3に以前から保持している値と平均して記録されている値を更新する。
このように、本実施例の構成においては、表示対象とする要約文の選択を、その有用性に関する評価と、表示対象となる要約文の数と、利用者からの要求に応じて決定する。これによって利用者の閲覧数に応じてより多くの情報を閲覧しようとする利用者に対しては、有用性の高い情報を他に未評価の情報が表示の対象となり、新規情報の評価を効率よく行う。
また、わずかな情報の閲覧しか行っていない利用者(所定の回数N以下)に対しては、最も有用度が高いと想定される情報のみを検索の対象とすることにより、期待し得る最大の費用対効果比を与える。そして、最終的に他に比べて有用度が高いと判断された情報が確定すれば、最初に表示する情報の要約文をこれに対応したものに限定することなどによって情報の集約を実現する。
上記のような検索効果は従来の論文参照システムでは実現することができない。これは従来、情報毎の有用性を評価し、これを情報の検索・閲覧の際に不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者からの検索・閲覧要求に対して適当な数の情報を表示し、なおかつ、これに際して利用者が負担してもよいと考えているコスト要因に見合った範囲で、新規情報の有用性を評価するような制御が実現できないからである。
[第2の実施例]
図11は、本発明の第2の実施例におけるシステム構成を示す。
同図に示すシステムは、過去に提出された学術論文を公開するサーバ1と、この論文を閲覧しようとする利用者が有する利用者入出力装置4から構成される。
サーバ1は、随時投入される論文の内容を蓄積する論文記憶部6と、この論文に関連付けられるキーワードを各論文毎に受け付け、これに有用性に関する情報を付加して蓄積するキーワード記憶部7と、利用者に提供し、表示された論文が利用者の目的に適合するものであったかを判断する選択評価部8から構成される。
利用者入出力装置4は、利用者からの論文閲覧要求に対して蓄積されている論文を表示する。また、利用者入出力装置4には、サーバ1に蓄積されている論文を蓄積された順番に表示する機能の他に、表示された論文それぞれについて適当なキーワードを設定する機能と、当該キーワードに基づいて対応する論文を検索し、表示する機能が設定されている。
(1)上記の構成を動作させるには、まず、論文をサーバ1の論文記憶部6に蓄積し、利用者入出力装置4を介して利用者に公開する。新規に投入された論文に関しては、新着論文として投入順の検索のみ可能とし、利用者に対しては、閲覧した論文に対して適当なキーワードを設定するように促す。新たに設定されたキーワードは最初、未評価とし、評価値0を付与する。
なお、キーワードのキーワード記憶部7への蓄積は随時行うものとし、その情報は同様にして最初は未評価とし、評価値0を付与する。
(2)次に、利用者入出力装置4が、キーワードによる論文の検索を受け付けるように設定する。
キーワード記憶部7に蓄積されているキーワードが全く利用者の評価を経ていない状態では、キーワード記憶部7には評価値0のキーワードしか存在しないので、利用者入出力装置4は、利用者から入力されたキーワード検索に対し、キーワード記憶部7に蓄積されているキーワードのいずれかに適合すれば、それに対応する論文を論文記憶部6から検索し、検索された全ての論文の表示を行う。
表示される論文が多数に及ぶ場合には、各論文毎に検索の対象となる未評価キーワードの候補の範囲を制限し、一度に検索される論文の数を、それが利用者によって適正に評価できると期待される範囲になるように調整する。利用者は表示された論文を順次閲覧し、必要に応じてさらに次の論文の表示を求めて、上記の処理を繰り返す。
(3)選択評価部8は、利用者が表示された論文の閲覧を短時間、例えば1分以内で終了した場合には、この検索の際に用いられたキーワードは、この論文に対して不適当であると利用者により判断されたものと見做し、この論文における当該キーワードに評価値−1とする。利用者が表示された論文の閲覧に比較的長い時間(t≧n:nは所定時間)を費やした場合には、この検索の際に用いられたキーワードは、この論文に対して適当である利用者により判断されたものとみなし、論文が表示されていた時間を当該キーワードの評価値とする。例えば、5分表示されていた場合には、評価値5を与える。この有用性の判定は、例えば、利用者入出力装置4に補助印刷装置(図示せず)やネットワーク入出力装置(図示せず)を併設し、印刷やネットワーク転送が行われたかどうかによって判断することも可能である。例えば、利用者が情報の印刷を行った場合は、その情報に一律に評価値50を加算する。
また、最初の検索では論文の要約のみを表示し、さらに論文全体の表示が要求されたかどうかによって判断することも可能である。
(4)利用者が一連の論文の閲覧を終了すると、その時までに利用者が閲覧した論文の数が、利用者入出力装置4内のメモリ(図示せず)に記録される。検索に利用されなかったキーワードは評価値0がついたまま未評価とされる。
(5)この時点で、次の利用者または最初の利用者が新たな論文閲覧要求を利用者入出力装置4に対して開始し、キーワード検索を行った場合、利用者入出力装置4は以下のようにして検索の対象とするキーワードを決定する。
(6)まず、その時点でキーワード記憶部7において評価値0以上を得ているキーワードを対象として検索を行い、それまでに一回の利用において利用者が閲覧した論文の平均数の比較を行う。そして検索された論文の数の方が少ないか同等であった場合には、キーワードをその評価値が高い順に検索の対象とし、平均的論文数が検索されるよう調整して表示する。ここで、キーワード記憶部7に格納されている未評価であり評価値0が付いているキーワードは、この評価値の通り扱われ、正の評価値がついているキーワードの後、負の評価値が付いているキーワードの前に検索の対象とされる。
(7)利用者からさらに論文の検索を求められた場合は、それまでに検索の対象とされていなかったキーワードを含めて順次検索の対象となるものを拡大し、順番に表示する。
該当する論文の数が、それまでの利用者の一度のシステムの利用における平均閲覧論文数を超えていた場合は、検索の対象とするキーワードを有用度の高い順番に限定して、該当した論文の数が平均閲覧論文数の程度になるように調整する。
(8)利用者からさらに論文の検索を求められた場合には、それまでに検索の対象とされていなかったキーワードから、未評価のキーワードを検索対象として検索を行う。
(9)さらに検索を求められた場合には、まだ検索対象とされていないキーワードを含めて順次検索の対象となるものを拡大し、順番に表示する。
(10)そして、再び選択評価部8によってキーワードの有用性に関する評価と、利用者が参照した論文の数の特定を行い、以前から保持している値と平均すると共に、各キーワードに新たな評価値を設定する。
このように本実施例では、検索対象とするキーワードの範囲の選択を、その有用性に関する分類と、表示対象となる論文の数と、利用者からの要求に応じて決定する。これによって、利用者の論文の閲覧数に応じて、より多くの論文を閲覧しようとする利用者に対しては、有用性の高いキーワードの他に未評価のキーワードも検索の対象となり、新規キーワードの評価を効率よく行う。
また、少数の論文の閲覧しか行わない利用者に対しては、最も有用度が高いと想定されるキーワードのみを検索の対象とすることによって、期待し得る最大の費用対効果比を与える。そして、最終的に他に比べて有用度が高いと判断されたキーワードが得られれば、それをもってその論文を特徴的に表現するキーワードを確定し、最初に検索の対象とするキーワードをこれに限定して、キーワードの集約を実現する。そのようなキーワードの抽出が行われていない論文に対しては、広い範囲のキーワードに対して表示される状態を維持して、適切なキーワードが与えられる機会を確保する。
上記のような検索効果は従来の論文参照システムでは実現することができない。これは従来、情報毎の有用性を評価し、これを情報の検索・閲覧の際に不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者からの検索・閲覧要求に対して適当な数の情報を表示し、なおかつ、これに際して利用者が負担してもよいと考えているコスト要因に見合った範囲で、新規情報の有用性を評価するような制御が実現できないからである。
[第3の実施例]
図12は、本発明の第3の実施例におけるシステム構成図である。
同図に示すシステムは、動画像蓄積・検索サーバ9と、この動画像を閲覧しようとする利用者の利用者入出力装置4からなる。動画像蓄積・検索サーバ9には、随時投入される動画像ファイルを蓄積する動画記憶部10と、この各動画像から特徴的な場面を抽出し、これに有用性に関する情報を付加して蓄積する静止画像記憶部11、及び、利用者に対して表示された動画像が利用者の目的に適合するものであったかを判断する表示内容評価部12が設けられている。
利用者入出力装置4は、利用者からの動画像閲覧要求を受け付け、サーバ9に蓄積されている動画像を取得して表示する。また、利用者入出力装置4には、サーバ9に蓄積されている動画像を蓄積された順番に表示する機能の他に、表示された動画像それぞれについて特徴的な場面を抽出し、各動画像毎に設定する機能と、この静止画像に基づいて、対応する動画像を検索し表示する機能が設定されている。
(1)上記の構成において、まず、動画像蓄積・検索サーバ9の動画記憶部10に動画像を蓄積し、利用者入出力装置4の利用者に公開する。新規に投入された動画像に関しては、新着動画像として投入順の検索のみを可能とし、利用者に対しては、閲覧した動画像に対して特徴的な場面を抽出するように促す。新たに抽出された場面は最初、未評価とし、評価値0を付与する。なお、閲覧した動画像に対する新たな特徴的な場面の抽出は随時可能とし、その情報は同様に最初は未評価とし、評価値0を付与する。
(2)次に、利用者入出力装置4が、抽出された静止画による動画像の検索を受け付けるように設定する。静止画記憶部11に蓄積されている静止画像が全く利用者の評価を経ていない状態では、記憶部11には評価値0の静止画像しか存在しないので、利用者入出力装置4は利用者からの静止画像検索に対し、静止画記憶部11に蓄積されている静止画像の全てに関する一覧表示を行う。表示される静止画像が多数に及ぶ場合には、各静止画像を等しく縮小し、一度に表示される静止画像の数を、それが利用者にとって適正に評価できると期待される範囲なるように調整する。
(3)利用者は表示された静止画像を順次閲覧し、必要に応じてその静止画像に対応した動画像を選択して閲覧する。利用者は表示された動画像を順次閲覧し、さらに他の動画像も閲覧したい場合には、再び静止画像の一覧表示の処理を繰り返す。
(4)表示内容評価部12は、利用者が表示された動画像の閲覧を短時間、例えば、1分以内で終了した場合には、この選択の際に用いられた静止画像は、この動画像に対して特徴的でないと利用者により判断されたものとみなし、当該動画像における特徴的静止画像として、評価−1を与える。利用者が表示された動画像の閲覧に比較的長い時間を費やした場合には、この選択の際に用いられた静止画像は、この動画像に対して特長的であると利用者により判断されたものとみなし、この動画像が表示されていた時間を当該静止画像の評価値とする。例えば、5分表示されていた場合には、評価値5を与える。この有用度判定は、例えば利用者入出力装置4に外部記憶媒体入出力装置(図示せず)やネットワーク入出力装置(図示せず)を併設し、外部記憶媒体(図示せず)へのダウンロードやネットワーク転送が行われたかどうかによって判断することも可能である。例えば、利用者が外部記憶媒体(図示せず)へのダウンロードを行った場合は、その情報に一律に評価値100を加算する。利用者が一覧の映像の閲覧を終了すると、そのときまでに利用者が閲覧した静止画像の数が、表示内容評価素部12のメモリ(図示せず)に記録される。表示されなかった静止画像は、評価値0がついたまま未評価とされる。
(5)この時点で、次の利用者または、最初の利用者が新たな動画像の閲覧要求を利用者入出力装置4に対して開始し、静止画像検索を行った場合、利用者入出力装置4は以下のようにして表示の対象となる静止画像を決定する。
(6)まず、その時点で評価値0以上を得ている静止画像の数と、それまでに一度の利用において利用者に表示された静止画像の平均数の比較を行う。そして、評価値0以上を得ている静止画像の数の方が、少ないか同等であった場合には、単純に評価値が高い順に、順次静止画像を表示する。ここで、未評価であり、評価値0がついている静止画像は、この評価値の通り扱われ、正の評価値が付いている静止画像の後、負の評価値が付いている静止画像の前に表示される。評価値0以上を得ている静止画像の数の方が多かった場合には、評価値が高い静止画像を、表示平均数だけ順番に表示し、その次には未評価の情報、即ち、評価値0を持つ情報の要約文を表示する。
(7)未評価の静止画像を全て表示し、さらに静止画像の表示を利用者から求められた場合は、まだ表示されていない静止画像を表示する。そして、再び表示内容評価部12によって静止画像の有用性に関する評価と、利用者が参照した静止画像の数の特定を行い、以前から保持している値と平均してメモリ(図示せず)内の値を更新記録する。
このように、本実施例の構成においては、表示対象とする静止画像の選択を、その有用性に関する評価と、表示対象となる静止画像の数と、利用者からの要求に応じて決定する。これによって利用者の閲覧数に応じて、より多くの動画像を閲覧しようとする利用者に対しては、有用性の高い特徴的場面の他に、未評価の場面を示す静止画像も表示の対象となり、新規静止画像の評価を効率よく行う。また、利用者の閲覧回数をカウントし、所定の回数以下の閲覧しか行わない利用者に対しては、最も有用度が高いと想定される特徴的場面のみを提供することによって期待し得る最大の費用対効果比を与える。そして、最終的に、他に比べて有用度が高いと判断された静止画像が抽出されれば、それをもってその動画像を特徴的に表現する場面を確定し、一覧表示においてさらに優先的に表示し、または、拡大して表示する。
また、抽出された特徴的場面の相対的な有用性に大きな差が生じず、そのような静止画像の抽出が行われていない動画像に対しては、広い範囲の検索に対して表示される状態を維持し、適切な場面が抽出される機会を確保する。
このような情報集約効果は、従来の動画像蓄積・検索システムでは実現することができない。これは、検索に用いられる静止画像の有用性を評価し、これを検索・閲覧の際に付帯して不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者からの検索・閲覧要求に対して適当な数の静止画像を表示し、なおかつこれに際して、利用者が負担しても良いと考えているコスト要因に見合った範囲で、設定されている全ての静止画像の有用性を評価するような制御が実現できないからである。
[第4の実施例]
図13は、本発明の第4の実施例におけるシステム構成を示す。
同図に示すシステムは、例えば、広告、宣伝、報道などの目的を持って公開される記事(以下、単に記事)を表示させるサーバ1と、この記事を閲覧しようとする利用者の利用者入出力装置4から構成される。
サーバ1は、不定期に投入される記事を受け入れ、これを記事の範疇毎に階層的に区分する記事入力部13と、入力された記事に有用性に関する情報を付加して蓄積する記憶部3と、提供された記事が利用者から価値のあるものだったと評価されたかどうかを判断する情報評価部5から構成される。
利用者入出力装置4は、利用者からの閲覧要求を受け付け、サーバ1に蓄積されている記事を取得して表示する。
(1)上記の構成における動作は、まず、新たに表示しようとする記事を、それが属する各範疇毎に分類してサーバ1の記憶部3に蓄積する。範疇は、階層的に構成する。ここでは、例えば、最上位に階層[cat0],[cat1],[cat2]を設定し、[cat0]の範疇の次の階層に[cat00],[cat01],[cat02]を設定し、[cat1]の範疇の次の階層に[cat10],[cat11],[cat12]を設定し、[cat2]の範疇の次の階層に[cat20][cat21][cat22]を設定するものとする。ここで、これらの範疇の例としては、例えば、最上位の階層に[経済]、その次の階層に、[市況],[産業],[金融]を設定することなどが想定される。
新たに記憶部3に蓄積された記事は最初、未評価とし、各範疇毎に評価値0を付与する。なお、新規記事の蓄積は随時行うものとし、その情報は同様にして最初は未評価とし、評価値0を付与する。
(2)次に、利用者入出力装置4を介して情報を利用者に公開する。利用者入出力装置4は、記事を各範疇毎に区分して整理し、最上位から始まる範疇毎に選択肢形式にて各範疇の情報の表示を行う。即ち、最上位の選択肢において、例えば、[cat1]が選択されると、次に、[cat10],[cat11],[cat12]に対する選択を表示する。他の選択肢に関しても同様に表示する。記憶部3に蓄積されている記事が全く利用者の評価を経ていない状態では、記憶部3には評価値0の情報しか存在しないので、利用者入出力装置4は、利用者からの記事参照要求に対し、記憶部3に蓄積されている記事を、選択肢における選択に従って適当な順番、例えば、それが登録された順番に順次表示する。
(3)利用者は表示された記事を順次閲覧し、必要に応じて各範疇に属する記事に関して上記の処理を繰り返す。
(4)情報評価部5は、利用者が記事の参照を終了した時点または、その過程において、参照した記事が利用者にとって有用なものであったかを、各選択肢において表示されていた時間の累計によって判定する。例えば、10秒表示されていた場合には、評価値10を与える。
さらに有用性の判定は、例えば、利用者入力装置4に補助印刷装置(図示せず)やネットワーク入出力装置(図示せず)を併設し、印刷やネットワーク転送が行われたかどうかによって判断することも可能である。例えば、利用者が記事の印刷を行った場合は、その記事に、一律に評価値100を加算する。
また、情報評価部5は、利用者が表示された記事の閲覧を短時間、例えば10秒未満で終了した場合には、この記事の有用性は低いと利用者により判断されたものとみなし、この記事に評価値−1を与える。さらに、この時点で利用者に表示された要約文の数が、情報評価部5内のメモリ(図示せず)に記録される。利用者が当該選択肢を選択せず、従って表示されなかった記事は、評価値0がついたまま未評価とされる。
(5)この時点で利用者入出力装置4は、記事を各範疇毎に表示するための選択肢表示において、記憶部3に蓄積されている評価済みの記事の中で最も有用性が高いと判断された記事本文を、最上位階層の選択肢表示画面にコピーし、選択肢と共に同時に表示されるように設定する。同様に、各範疇毎に、例えば[cat1]の範疇において記憶部3に蓄積されている評価済みの記事の中で最も有用性が高いと判断された記事を、[cat1]の範疇の[cat10]、[cat11]、[cat12]の選択肢表示画面に同時に表示されるように設定する。例えば、全記事の中において最も高い評価を得ている記事[art0]は、最上位の[cat0][cat1][cat2]の選択を行う選択肢表示に同時に表示し、範疇[cat1]において最も高い評価を得ている記事[art10]は、[cat1]の範疇の[cat10][cat11][cat12]の選択を行う選択肢表示に同時に表示されるように設定する。
(6)そして、各範疇毎の記事の表示においては、未評価の記事の表示を最初に行い、次に評価済み記事を有用性が高いと評価されたものから順番に表示を行うように設定する。利用者からの新たな記事の参照要求があった場合、再び情報評価部5によって記事の有用性に関する評価を行い、以前からの評価と平均して新たな評価値を設定する。
このように本実施例では、広報を対象とする記事の表示にその有用性に関する評価に基づく選択優位性の格差を設定し、より有用性があると判断された記事は少ない選択結果において表示が行われるようにし、そうでないものに関してはより多くの選択決定の後に初めて表示が行われるようにする。これによって利用者が許容できる記事の閲覧数に応じて、より多くの記事を閲覧しようとする利用者に対しては、有用性の高い記事の他に未評価の記事が提供され、新規記事の評価を効率よく行う。また、わずかな閲覧しか行わない利用者に対しては、最も有用性が高いと想定される記事のみを提供することによって期待し得る最大の費用対効果比を与える。
さらに、最終的に他と比べて有用性が高いと判断された記事には各範疇の選択画面においてそれが提示されることによって、さらに高い認知機会が与えられるので、こうした記事を商品市場性調査を兼ねた広告、宣伝目的において公開している場合には、大きな効果が期待できる。
このような情報集約効果は、従来の記事提供システムでは実現することができない。これは、提供されている記事の有用度を評価し、これを記事提供の際に付帯して不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者が情報を参照するにあたって、負担しても良いと考えているコスト要因に見合った範囲で適当な記事を提供することができないからである。
[第5の実施例]
図14は、本発明の第5の実施例におけるシステム構成を示す。
同図に示すシステムは、ネットワーク上にあって情報を提供する複数の主情報サーバ14と、この情報を参照しようとする利用者の利用者入出力装置4と、ネットワーク上にあって利用者からの情報参照要求を受け付け、これに対する応答として提供された情報を一時的に蓄積する複数の副情報サーバ15から構成される。
情報を提供する主情報サーバ14には、自身が提供する情報に関係する参照要求を受け入れる参照要求フィルタ16が設けられる。
利用者からの情報参照要求を受け付ける副情報サーバ15には、情報を、その有用性に関する評価を表す識別子を付加して蓄積する記憶部3と、利用者からの情報参照要求に対する応答部17と、提供された情報が利用者の目的に適合するものであったか判断する情報評価部5と、が設けられる。
利用者入出力装置4は、情報参照要求を副情報サーバ15に対して発出し、応答があった場合これを表示する。
(1)上記の構成における動作は、まず、情報を提供しようとする主情報サーバ14に提供する情報を記憶部3に蓄積し、蓄積した情報に関する参照要求のみネットワーク中から受け入れるように、参照要求フィルタ16を設定する。この参照要求フィルタ16は、例えば、提供する情報の概要を表すキーワードと、情報参照要求の中にこのキーワードが含まれているか検出する文字列比較器(図示せず)等で構成することができる。そしてこの主情報サーバ14の情報を、ネットワーク中から参照可能なように公開する。
(2)これらの情報を参照しようとする利用者は、まず、利用者入出力装置4からネットワークを経由して副情報サーバ15に接続する。副情報サーバ15のネットワークアドレスは、静的に登録して予めこれを利用者に広報するか、サーバを発見するためのマルチキャストなどを用いて動的に発見する。利用者は、次に、参照したい情報の概要を、例えば、適当なキーワードなどによって表現し、利用者入出力装置4から副情報サーバ15に送信する。
(3)副情報サーバ15は、利用者入出力装置4からの情報参照要求を受け取ると、過去に同一のキーワードによる情報の参照要求を他の利用者入出力装置から受け取っていて、これに対する主情報サーバ14、または、他の副情報サーバからの応答内容が、自身の記憶部3に保持されているかどうかを確認する。もし保持されていた場合は、保持していた情報のうち以下の方法で決定される最も評価値の高い情報を利用者入出力装置4に対して応答する。
(4)もし、保持していなければ、利用者からの情報参照要求をそのまま最も近傍に存在する他の主情報サーバ14または、副情報サーバ15に転送する。ここで、最も近傍に存在するサーバは、静的に登録されているリストから何らかの基準、例えば、ネットワークアドレスなどから決定するか、サーバを発見するためのマルチキャストなどを用いて動的に発見する。
(5)他の副情報サーバから情報参照要求を受け取った副情報サーバ15は、基本的に最初に情報参照要求を受け取った副情報サーバと同じように受け取った情報を処理し、これを再帰的に繰り返す。
(6)副情報サーバ15から情報参照要求を受け取った主情報サーバ14は、受け取った情報参照要求が、自身が提供している情報のどれかに適合するものであるかどうかを参照要求フィルタ16により選択する。適合するものであった場合には、該当する情報を副情報サーバ15に対して応答する。いずれにも適合しなかった場合には、何ら応答を行わない。
(7)主情報サーバ14、または、他の副情報サーバ15から参照要求に対する応答の情報を受け取った副情報サーバ15は、これをもともとの情報参照要求を行った利用者入出力装置4、または、他の副情報サーバに応答し、また自らのメモリ(図示せず)にも蓄積する。
このとき、新たに蓄積する情報は未評価とし、評価値0を付与する。いずれの情報サーバからも応答を受信しなかった場合は、何も行わない。
(8)利用者入出力装置4は、利用者からの情報参照要求に対し、ネットワーク中のいずれかのサーバから応答が返った場合は、それを適当な順番、例えば応答が返った順番に、一度に表示装置(図示せず)に表示できる程度表示する。
(9)利用者は必要に応じて同一のキーワード、または、別のキーワードを用いて利用者入出力装置4に対して情報参照要求を行い、これを繰り返す。
(10)副情報サーバ15における情報評価部5は、提供された情報が利用者にとって有用なものであったが、その情報が提供される契機となった情報参照要求が、情報の提供によって充足させられたかによって判定する。例えば、あるキーワードに基づく情報参照要求に対して情報が提示されているにも拘らず、同じキーワードに基づく情報参照要求が同じ利用者入出力装置4から継続して受信された場合、副情報サーバ15は、先行して提示されていた全ての情報の評価値から一定値、例えば1減じ、その結果評価値が予め定められた一定値、例えば、−3を下回った場合は、自らの記憶部3から削除する。これにより、同一のキーワードに基づく一連の情報参照要求に対して応答された情報のうち、最後に応答された情報、または、最後の情報を含めて先行する数個の情報のみが、副情報サーバ15の記憶部3に残存する。
このような本実施例の構成においては、副情報サーバ15が優先的に応答の対象とする情報の選択を、情報の参照要求の類型に応じて自律的に決定する。また、これによって副情報サーバ15に存在する機会が大きい情報は、引き続く情報の参照要求に対しても、応答に用いられる機会がさらに大きくなり、また、他の副情報サーバへの応答を通じて複数の副情報サーバに存在する可能性も増大する。逆にすぐ他の情報によって置き換えられる他情報は、引き続く情報の参照要求に対しても応答に用いられる機会が小さくなる。そして最終的に特定のキーワードに基づく情報の参照要求に対して有用度が高いと考えられる情報が、副情報サーバ15において集約される。
このような情報集約効果は従来の情報参照システムでは実現することができない。これは、情報参照要求毎に、応答された情報の有用性を評価し、これをネットワーク中における情報の複製に反映する手段を持たないために、利用者からの情報参照要求に対して適当な数の複製を用意するような制御が実現できないからである。
[第6の実施例]
図15は、本発明の第6の実施例におけるシステム構成図である。
同図に示すシステムは、楽曲を演奏するサーバ1と利用者から視聴要求を受け付け、サーバ1に蓄積されている楽曲を演奏する演奏装置25から構成される。
サーバ1は、不定期に投入される楽曲を受け入れる楽曲入力部18、入力された楽曲に人気度に関する情報を付加して蓄積する楽曲記憶部19と、演奏部20演奏された楽曲が利用者の嗜好に適合するものであったか判断する楽曲評価部21とを有する。
(1)上記のシステムの動作は、まず、新たに提供する楽曲を楽曲記憶部19に蓄積する。各楽曲はタイトルを持つものとする。また、最初、新たに蓄積する楽曲は未評価とし、評価値0を付与する。なお、新規楽曲の蓄積は随時行うものとし、その楽曲は同様にして最初は未評価とし、評価値0を付与する。
(1)次に、演奏装置25は、サーバ1から取得した楽曲を利用者に公開する。サーバ1の楽曲記憶部19に蓄積されている楽曲が全く利用者の評価を経ていない状態では、楽曲記憶部19には評価値0の楽曲しか存在しないので、演奏装置25は、利用者からの演奏要求に対し、蓄積されている楽曲を適当な順番、例えば、それが登録された順番に、蓄積されている楽曲のタイトル一覧を表示すると共に、逐次演奏する。また、演奏装置25は、利用者に対して逐次楽曲を演奏するにあたって、現在演奏中の楽曲の前後の楽曲の演奏の指示を受け付けるインタフェースと、表示されているタイトルリストから直接演奏する楽曲指示を受け付けるインタフェースも有しており、利用者から指示されれば、随時現在演奏中の楽曲の演奏を中止し、新たに指示された楽曲の演奏を開始する。
(2)楽曲評価部21は、利用者が視聴を終了した時点、または、その過程において、視聴されて楽曲が利用者の嗜好に合致するものであったかを、利用者が当該楽曲を視聴していた時間の累計によって判定する。例えば、30秒視聴されていた場合には、評価値30を与える。さらに、楽曲の人気度の判定は、例えば、演奏装置に補助ダウンロード装置(図示せず)を併設し、利用者の持つ記憶部にダウンロードが行われたかどうかによって判断することも可能である。例えば、利用者がダウンロードを行った場合は、一律にその楽曲の評価値に、その楽曲の総演奏時間の5倍を加算する。また、利用者が演奏を15秒未満で中段した楽曲には、評価値−1を与える。さらに、この時点で利用者が視聴した楽曲の数が、楽曲評価部21に記録される。利用者に対して演奏されなかった楽曲は、評価値0がついたまま未評価とされる。
(3)この時点で、次の利用者または最初の利用者が新たな楽曲演奏要求を演奏装置に対して開始した場合、演奏装置25は、以下のようにして演奏する楽曲の順番を決定する。
(4)まず、その時点で評価値0以上を得ている楽曲の数と、それまでに一度の利用において利用者に演奏された楽曲の平均数の比較を行う。そして評価値0以上を得ている楽曲の数の方が少ないか同等であった場合には、単純に評価値が高い順に逐次演奏する。ここで、未評価であり従って評価値0が付与されている楽曲は、この評価値の通りに扱われ、正の評価値が付与されている楽曲の後、負の評価値が付与されている楽曲の前に演奏される。評価値0以上を得ている楽曲の数の方が多かった場合には、評価値が高い楽曲を、表示演奏数だけ順番に演奏し、その次には未評価の楽曲、即ち、評価値0を持つ楽曲を演奏する。
(5)演奏装置25は、未評価の楽曲を全て演奏し、さらに異なる楽曲の演奏を利用者から求められた場合は、まだ演奏されていない楽曲の演奏を行う。そして、再び楽曲評価部21によって楽曲の人気度に関する評価と、利用者が視聴した楽曲の数の特定を行い、以前から保持している値と平均して記録されている値を更新する。
このように本実施例における構成では、演奏対象とする楽曲の選択を、その人気度に関する評価と、演奏対象となる楽曲の数と、利用者からの要求に応じて決定する。これによって視聴数に応じて、より多くの楽曲を視聴しようとする利用者に対しては、人気の高い楽曲の他に、未評価の楽曲も演奏の対象となり、新着楽曲の評価を効率よく行う。
また、わずかな楽曲の演奏しか行わない利用者に対しては、最も人気が高いと想定される楽曲のみを演奏対象とすることによって、期待し得る最大の費用対効果比を与える。そして、最終的に他に比べて人気が高いと判断された楽曲が確定すれば、この楽曲をさらに優先的に演奏することによって楽曲蓄積サーバとしての有用性を高めることができる。
このような選択効果は従来の楽曲視聴システムでは実現することができない。これは、楽曲毎の人気度を評価し、これを楽曲の視聴の際に、不可避的に発生するコストに反映する手段を持たないために、利用者からの楽曲演奏要求に対して、適当な数の楽曲の演奏を行い、なおかつこれに際して利用者が負担してもよいと考えているコスト要因に見合った範囲で、新規楽曲の人気度を評価するような制御が実現できないからである。
また、上記の実施の形態及び実施例の動作をプログラムとして構築し、コンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスク、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、流通させることが可能である。
なお、本発明は、上記の実施例及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、大量の情報から利用者に有用と思われる情報を提供するシステムに適用可能であり、一般情報のみならず、論文、動画像、広告・宣伝・報道などの目的をもって公開される記事、音楽等に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における基本構成図である。 本発明の一実施の形態における動作の概要を示す図である。 本発明の第1の実施例における情報集約システムの構成図である。 本発明の第1の実施例における記憶部に蓄積される情報の構造例である。 本発明の第1の実施例における表示例である。 本発明の第1の実施例における情報評価部に通知される情報の例である。 本発明の第1の実施例における情報評価部に保持される平均数の例である。 本発明の第1の実施例における評価後の情報記憶部の例である。 本発明の第2の実施例におけるシステム構成図である。 本発明の第3の実施例におけるシステム構成図である。 本発明の第4の実施例におけるシステム構成図である。 本発明の第5の実施例におけるシステム構成図である。 本発明の第6の実施例におけるシステム構成図である。 従来の情報提供システムの構成図である。
符号の説明
1 サーバ、情報提供サーバ
2 情報入力手段、情報入力部
3 記憶手段、記憶部
4 利用者入出力手段、利用者入出力部
5 情報評価手段、情報評価部
6 論文記憶部
7 キーワード記憶部
8 選択評価部
9 サーバ
10 動画記憶部
11 静止画記憶部
12 表示内容評価部
13 記事入力部
14 主情報サーバ
15 副情報サーバ
16 参照要求フィルタ
17 応答部
18 楽曲入力部
19 楽曲記憶部
20 演奏部
21 楽曲評価部
25 演奏装置
30 利用者端末
31 第2の記憶手段

Claims (10)

  1. 不定期に生成され、冗長性を持つような大量の情報やコンテンツの中から有用性の高いものを選別し、情報を集約する優先選択型情報集約方法であって、
    情報入力手段において、不定期に生成される情報やコンテンツを取得し、評価値を0として該情報や該コンテンツを第1の記憶手段に格納する情報登録ステップと、
    利用者入出力手段において、参照要求を取得し、該情報参照要求に対応する情報やコンテンツ及び前記評価値を前記第1の記憶手段から取得して、該評価値に基づいて該参照要求発行元に提供すると共に、該参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報を第2の記憶手段に保持する情報提供ステップと、
    情報評価手段において、前記情報提供ステップで提供した情報やコンテンツが前記参照要求発行元にとって有用であったかを示す該参照要求元の評価に基づいて、評価値を決定し、前記第1の記憶手段の評価値を更新する情報評価ステップと、
    前記利用者入出力手段が次の参照要求を取得した場合には前記情報提供ステップ以降を繰り返すステップと、
    を行うことを特徴とする優先選択型情報集約方法。
  2. 前記情報評価ステップにおいて、
    前記第2の記憶手段から取得した前記参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に含まれる、前記参照要求発行元の利用者が情報閲覧を終了した時点、または情報閲覧の過程において、該利用者が閲覧した情報の量、閲覧した時間に基づいて前記評価値を決定する
    請求項1記載の優先選択型情報集約方法。
  3. 前記情報提供ステップにおいて、
    前記参照要求元の利用者の評価履歴及び、過去に参照した情報量の平均値を第2の記憶手段に保持し、
    所定の値よりも高い評価値を有する情報を優先的に提供し、
    前記参照要求元から更なる情報提供要求を取得した場合、または、最初から、前記過去に参照した情報量の平均値よりも多くの情報提供が求められた場合には、評価値が0、または、負の情報も提供する
    請求項1記載の優先選択型情報集約方法。
  4. 前記情報評価ステップにおいて、
    前記評価値に基づいて、情報システム利用の対価、システムを利用する操作負担、閲覧負担または、所要時間を含むコストを設定し、
    前記情報提供ステップにおいて、
    前記情報提供要求元の利用者が許容可能な前記コストに応じて前記情報または前記コンテンツを提供する
    請求項1乃至3記載の優先選択型情報集約方法。
  5. 不定期に生成され、冗長性を持つような大量の情報やコンテンツの中から有用性の高いものを選別し、情報を集約する優先選択型情報集約装置であって、
    不定期に生成される情報やコンテンツを取得し、評価値を0として第1の記憶手段に格納する情報入力手段と、
    参照要求を取得し、該情報参照要求に対応する情報やコンテンツ及び前記評価値を前記第1の記憶手段から取得して、該評価値に基づいて該参照要求発行元に提供すると共に、該参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報を第2の記憶手段に保持する利用者入出力手段と、
    前記第2の記憶手段から取得した前記参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に基づいて評価値を決定し、前記第1の記憶手段の評価値を更新する情報評価手段と、
    を有することを特徴とする優先選択型情報集約装置。
  6. 前記情報評価手段は、
    前記第2の記憶手段から取得した前記参照要求発行元に提供した情報やコンテンツに関する閲覧情報に含まれる、前記参照要求発行元の利用者が情報閲覧を終了した時点、または情報閲覧の過程において、該利用者が閲覧した情報の量、閲覧した時間に基づいて前記評価値を決定する手段を含む
    請求項5記載の優先選択型情報集約装置。
  7. 前記利用者入出力手段は、
    前記参照要求元の利用者の評価履歴及び、過去に参照した情報の平均値を前記第2の記憶手段に保持する手段と、
    所定の値よりも高い評価値を有する情報を優先的に提供する手段を含み、
    前記参照要求元から更なる情報提供要求を取得した場合、または、最初から前記過去に参照した情報の平均値よりも多くの情報提供が求められた場合には、評価値が0、または、負の情報も提供する手段と、を含む
    請求項5記載の優先選択型情報集約装置。
  8. 前記情報評価手段は、
    前記評価値に基づいて、情報システム利用の対価、システムを利用する操作負担、閲覧負担または、所要時間を含むコストを設定する手段を含み、
    前記利用者入出力手段は、
    前記情報提供要求元の利用者が許容可能な前記コストに応じて前記情報または前記コンテンツを提供する手段を含む
    請求項5乃至7記載の優先選択型情報集約装置。
  9. コンピュータを、
    請求項5乃至8記載の優先選択型情報集約装置として機能させることを特徴とする優先選択型情報集約プログラム。
  10. コンピュータを、
    請求項5乃至8記載の優先選択型情報集約装置として機能させるプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2005362385A 2005-12-15 2005-12-15 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2007164634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005362385A JP2007164634A (ja) 2005-12-15 2005-12-15 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005362385A JP2007164634A (ja) 2005-12-15 2005-12-15 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007164634A true JP2007164634A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38247431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005362385A Pending JP2007164634A (ja) 2005-12-15 2005-12-15 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007164634A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224873A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nomura Research Institute Ltd 商品検索サーバ、商品検索方法、プログラム、および記録媒体
JP2013114603A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Motor Corp 車内情報提供装置および方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003228585A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Just Syst Corp ファイル管理方法とこの方法を利用可能なファイル管理装置
JP2004326537A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 選択関連情報の情報検索装置,情報検索処理方法,情報検索プログラムおよびそのプログラム記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003228585A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Just Syst Corp ファイル管理方法とこの方法を利用可能なファイル管理装置
JP2004326537A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 選択関連情報の情報検索装置,情報検索処理方法,情報検索プログラムおよびそのプログラム記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224873A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nomura Research Institute Ltd 商品検索サーバ、商品検索方法、プログラム、および記録媒体
JP2013114603A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Motor Corp 車内情報提供装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7945568B1 (en) System for browsing through a music catalog using correlation metrics of a knowledge base of mediasets
US7685200B2 (en) Ranking and suggesting candidate objects
US10210159B2 (en) Media object metadata association and ranking
CN101606155B (zh) 内容检索装置
US9292863B2 (en) Representative keyword selection
JP5147947B2 (ja) クエリ別検索コレクション生成方法およびシステム
US20090138457A1 (en) Grouping and weighting media categories with time periods
WO2001088751A1 (en) Method and apparatus for aiding consistent, high-quality input of meta-information associated with items inserted into a database
WO2011156241A1 (en) Interest based row selection
WO2008095034A1 (en) Content identification expansion
KR101593991B1 (ko) 컨텐트 추천 방법 및 그 장치
US20150066897A1 (en) Systems and methods for conveying passive interest classified media content
JP2007058842A (ja) 情報処理装置、特徴抽出方法、記録媒体、および、プログラム
JP2006344221A (ja) データベース内の少なくとも1つのデータユニットに1つまたは複数の重みを割り当てる方法および装置
JP6219967B2 (ja) ラベル付非テキスト系アイテムを検索するためのシステム及び方法
JP2950222B2 (ja) 情報検索方式
US8768939B2 (en) Method for classifying information elements
JPH11282875A (ja) 情報フィルタリング装置
US9195756B1 (en) Building a master topical index of information
JP2004362019A (ja) 情報推薦装置、情報推薦方法、情報推薦プログラム及び記録媒体
JP2008146147A (ja) 情報提示装置、情報提示方法及び情報提示用プログラム
US9977831B1 (en) Targeting users&#39; interests with a dynamic index and search engine server
JP5784182B2 (ja) 受信装置、クエリ生成方法、および、プログラム
JP2007164634A (ja) 優先選択型情報集約方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008513877A (ja) 追従情報を提供する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928