JP2007164486A - 通報装置 - Google Patents

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Hitoshi Tsuchikawa
仁 土川
Haruo Noma
春生 野間
Noriaki Kuwabara
教彰 桑原
Kiyoshi Kogure
潔 小暮
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Abstract

【構成】 通報装置のCPUは、通信端末の現在位置を繰り返し検出し(S35)、検出結果を任意の期間に渡って記録する(S37)。また、検出結果が特定エリア内に含まれるか否かを検出の度に判別し(S39)、特定エリア内に含まれないと判別されたとき、記録された位置情報を通報先に送信する(S47)。
【効果】 現在位置が特定エリア内にある限り位置情報は送信されないので、通信コストを削減できる。通報先は、位置情報を単に受け取るだけで、所持者が特定エリア外に出たという状況変化を知ることができ、さらに位置情報を解析することで、所持者の現在位置およびこれに至る足取りをも知ることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、通報装置に関し、特にたとえば、現在位置を検出して検出結果を送信する、通報装置に関する。
従来のこの種の通報装置としては、特許文献1に開示されたものが知られている。この従来技術では、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置を繰り返し検出し、検出結果を一定時間毎に送信する。かかる通報装置を子供に持たせることで、保護者は子供の所在を把握でき、子供の身の安全が守られる。
特開平9−269336号公報
しかし、従来技術では、位置情報を子供の置かれた状況とは関係なく一定時間毎に送信するので、通信コストが高い上、保護者は絶えず送られてくる位置情報から状況の変化を見出す注意力が要求される。
それゆえに、この発明の主たる目的は、所持者の置かれた状況を的確にかつ低コストで伝えることができる、通報装置を提供することである。
請求項1の発明に従う通報装置は、通信端末が予め登録された特定エリアから外に出たときに予め登録された通報先に通報する通報装置であって、特定エリアを登録する第1の登録手段(30a,S13)、通報先を登録する第2の登録手段(30c,S13)、通信端末の現在位置を検出する位置検出手段(24,S35)、位置検出手段の検出結果を記録する位置記録手段(30b,S37)、位置検出手段の検出結果が特定エリア内に含まれるか否かを判別する判別手段(S39)、および判別手段によって通信端末が特定エリア内に含まれないと判別されたとき位置記録手段に記録された位置情報を通報先に送信する送信手段(S47)を備える。
請求項1の発明では、特定エリアは第1の登録手段によって登録され、通報先は第2の登録手段によって登録される。通報装置の現在位置は、位置検出手段によって検出される。位置検出手段の検出結果は、位置記録手段によって記録される。従って、位置記録手段には、通信端末の現在位置およびこれに至る軌跡を示す位置情報が記録される。
一方、判別手段は、位置検出手段の検出結果つまり通信端末の現在位置が特定エリア内に含まれるか否かを判別する。送信手段は、通信端末の現在位置が特定エリア内に含まれないと判別されたとき、記録された位置情報を通報先に送信する。従って、現在位置が特定エリア外と判別されたときに、現在位置および軌跡を示す位置情報が通報先に送信される。
請求項1の発明によれば、通信端末の現在位置が特定エリア内にある限り位置情報は送信されないので、通信コストを削減できる。また、通報先は、位置情報を単に受け取るだけで、所持者が特定エリア外に出たという状況変化を知ることができ、さらに位置情報を解析することで、所持者の現在位置およびこれに至る足取りをも知ることができる。さらには、場所や所持者に応じた通報先および特定エリアを登録することで、緊急時に適切な対応をとることが可能となる。こうして位置情報の送信を制限することで、プライバシーの保護も図られる。なお、好ましい実施例では、通報装置自身が通信端末(10)である。
請求項2の発明に従う通報装置は、請求項1に従属し、位置検出手段は、所定の周期ごとに繰り返して通信端末の位置を検出し、判別手段は位置検出手段が通信端末の位置を検出するたびにその位置が特定エリア内に含まれるか否かを判別する。
請求項3の発明に従う通報装置は、請求項1または2に従属し、判別手段によって通信端末が特定エリア内に含まれないと判別されたとき通信端末の動きを検知する動き検知手段(26,S41)、および動き検知手段の検知結果に関連して送信手段の送信処理を制御する制御手段(S43)をさらに備える。
請求項3の発明では、判別手段によって通信端末が特定エリア内に含まれないと判別されたとき、通信端末の動きが動き検知手段によって検知される。制御手段は、かかる検知結果に基づいて、送信手段の送信処理を制御する。
請求項4の発明に従う通報装置は、請求項3に従属し、送信手段は動き検知手段によって動きが検出されない状態が所定時間継続したとき送信手段の送信処理を可能にする。
請求項4の発明では、位置情報は、特定エリア外で所定時間継続して静止したとき送信される。従って、特定エリア外に出ても、通報装置が静止していれば位置情報は送信されない。
請求項4の発明によれば、通信コストをさらに削減でき、また、通報先は、位置情報を単に受け取るだけで、所持者が特定エリア外で動きを止めたという状況変化を知ることができる。
なお、好ましい実施例では、通報装置は、メッセージを登録した第3の登録手段(30d)をさらに備え、送信手段は位置情報の送信に関連してメッセージをさらに送信する。
すなわち、メッセージは第3の登録手段に登録され、送信手段は位置情報の送信に関連してメッセージをさらに送信する。このように、位置情報と共にメッセージを送信することで、状況変化をより明確に伝えることができる。
また、位置検出手段は、GPS(Global Positioning System)レシーバ(24)を含む。すなわち、通信端末の現在位置は、GPSレシーバを通して検出される。これにより、場所を問わず詳細な位置情報が得られるので、状況を正確に伝えることができる。
別の実施例では、位置検出手段は、複数の無線基地局(4a〜4f)からそれぞれ送信される識別情報に基づいて現在位置検出を行う。すなわち、複数の無線基地局からそれぞれ識別情報が送信され、位置検出手段は、かかる識別情報に基づいて現在位置検出を行う。この場合、既存の設備を利用するので、コストを抑制できる。
請求項5の発明に従う通報制御プログラムは、通信端末が予め登録された特定エリアから外に出たときに予め登録された通報先に通報する通報装置を制御するプログラムであって、特定エリアおよび通報先を登録する登録ステップ(S13)、通信端末の現在位置を検出する現在位置検出ステップ(S35)、現在位置検出ステップの検出結果を記録する記録ステップ(30b,S37)、現在位置検出ステップの検出結果が特定エリア内に含まれているか否かを判別する判別ステップ(S39)、判別ステップによって特定エリア内に含まれていないと判別されたとき記録ステップによって記録された位置情報を通報先に送信する送信ステップ(S47)を実行させる。
請求項5の発明でも、請求項1の発明と同様、通信コストを削減でき、また所持者の置かれた状況を的確に伝えることができる。なお、好ましい実施例では、通報装置自身が通信端末(10)であり、通報制御プログラムは、通信端末のプロセサ(20)によって実行される。
この発明によれば、所持者の置かれた状況を的確にかつ低コストで伝えることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の見守りシステム1は、携帯電話端末10を含む。携帯電話端末10は、携帯電話基地局4を介して別の携帯端末と無線通信を行う無線通信機能と、自身の現在位置を検出する現在位置検出機能と、自身の動きを検知する動き検知機能と、自身の現在位置および自身の動きに関連して無線で緊急通報を行う緊急通報機能とを有する。なお、ここでいう無線通信には、通話およびデータ通信が含まれる。また、現在位置は、GPS衛星2からの信号に基づいて検出される。
詳しくは、図2を参照して、入力パネル32によって発呼操作が行われると、CPU20は無線/通話処理回路14に発呼処理を命令する。無線/通話処理回路14は発呼処理を実行し、この結果、所望の通話相手に向けて発呼信号がアンテナ12から送信され、携帯電話端末10の状態は非通話状態から通話試行状態に移行する。
また、アンテナ12を通して発呼信号を受信すると、無線/通話処理回路14は着信検出信号をCPU20に与え、CPU20は着信を通知する音声をスピーカ16から出力する。この結果、携帯電話端末10の状態は非通話状態から通話試行状態に移行する。
着信通知に対してオフフック操作が行われなければ、携帯電話端末10の状態は通話試行状態から非通話状態に戻る。一方、着信通知に対してオフフック操作が行われれば、携帯電話端末10の状態は通話試行状態から通話状態に移行する。
通話状態に移行すると、マイクロフォン18によって捉えられた発話音声が、無線/通話処理回路14による変調処理を経て、アンテナ12から出射される。出射された発話音声は、携帯電話基地局4によって受信され、この携帯電話基地局4から別の携帯端末に向けて送信される。別の携帯端末から送られてきた受話音声は、携帯電話基地局4から出射される。出射された受話音声は、アンテナ12によって受信され、無線/通話処理回路14によって復調され、そしてスピーカ16から出力される。この通話状態において一方の話者がオフフック操作を行うと、通話接続が遮断され、携帯電話端末10の状態は、通話状態から非通話状態に移行する。
入力パネル32によってホームページ閲覧やメール送受信などのデータ通信操作が行われると、CPU20は、無線/通話処理回路14およびインターネット(図示せず)と協働して、サーバや別の携帯端末との間でデータ通信を行う。
また、緊急通報機能に関連して、携帯電話端末10は、GPSレシーバ24および加速度センサ26を含む。GPSレシーバ24は、GPS衛星2からの信号をアンテナ22で受信し、受信された信号に基づいて携帯電話端末10の現在位置を特定し、そして特定された位置を示す位置情報を生成する。なお、位置情報は、緯度および経度で記述され、例えば10m程度の精度を有する。加速度センサ26は、自身に加わる加速度を感知し、感知結果に応じた信号を出力する。
CPU20は、GPSレシーバ24から位置情報を周期的に(例えば1分毎に)取得し、取得された位置情報を任意の期間(例えば1時間)に渡って保持する。また、取得された位置情報に基づいて携帯電話端末10がエリアE0(図1参照)内に位置しているか否かを取得の度に判別する。ここでエリアE0は、自宅および学校と、その間の通学路R0の周囲100mとを含んだエリアである。
そして、この判別の結果がエリア外を示せば、加速度センサ26からの信号が“静止”を示すか否かをさらに判別し、この判別の結果が“静止”を示すとき、保持された位置情報とメッセージとを緊急通報先に送信する。
なお、LCD34には、例えばメール閲覧画面や、GPSレシーバ24による測位結果を含む地図情報、登録・設定を行うためのメニュー画面などが必要に応じて表示される。また、ROM28には、CPU20が前述のような処理を行うためのプログラムが記憶され、RAM30は、CPU20に作業領域を提供する。
図3(A)および図3(B)にROM28およびRAM30のメモリマップをそれぞれ示す。図3(A)を参照して、メインプログラム記憶領域28aにはメインプログラム(図4参照;後述)が記憶され、緊急通報制御プログラム記憶領域28bには緊急通報制御プログラム(図5参照;後述)が記憶される。
図3(B)を参照して、前述のエリアE0を示すエリア情報は、RAM30内のエリア情報記憶領域30aに事前に記憶される。また、GPSレシーバ24から取得された位置情報は、RAM30内の位置情報記憶領域30bに任意の期間(例えば1時間)に渡って保持される。従って、位置情報記憶領域30bに記憶された位置情報は、携帯電話端末10の現在位置だけでなく、現在位置に至るまでに辿った経路(足跡)をも示す。
また、緊急通報先は例えば警察,自宅,学校などであり、緊急通報先記憶領域30cには、所望の緊急通報先の電話番号/メールアドレスが事前に記憶される。メッセージ記憶領域30dには、例えば“通学路から外れた場所で止まっています”など、携帯電話端末10の置かれた状況を知らせるメッセージが記憶される。
以上のように構成された携帯電話端末10は、具体的には以下のように動作する。図1を参照して、まず子供の保護者などによって、自宅や警察など所望の緊急通報先の電話番号および/またはメールアドレスを登録する操作と、通学路R0に沿ったエリアE0を登録する操作とが行われる。
ここで、具体的な登録方法としては、電話番号/メールアドレスについては入力パネル32のテンキーで直接入力し、エリアE0についてはサーバ(図示せず)からこれに対応するエリア情報をダウンロードする方法がある。
より詳しくは、サーバには地域毎の地図情報が記憶されており、携帯電話端末10はインターネット(図示せず)を介してこのサーバと接続される。保護者が通学路R0上の要所要所(例えば学校,自宅,交差点P1〜P4など)の住所・番地を入力パネル32のテンキーで入力すると、入力された住所・番地がサーバに送信される。
サーバは、携帯電話端末10からの住所・番地を受信し、受信された住所・番地と自身が保持する地図情報とに基づいて通学路R0を特定し、通学路R0から一定距離(例えば100m)以内の領域E0を示すエリア情報を生成し、そして生成されたエリア情報を携帯電話端末10に返信する。携帯電話端末10は、返信されたエリア情報を受信し、受信されたエリア情報をエリア情報記憶領域30aに記録する。
なお、上記のような、入力された住所・番地からエリアE0の位置情報を生成する処理は、携帯電話端末10が自ら実行してもよい。この場合、携帯電話端末10は、必要な地図情報だけをサーバからダウロードすればよい。
登録操作が完了した後に緊急通報モードがオンされると、GPSレシーバ24から位置情報を取得し、取得された位置情報をエリア情報記憶領域30aに記録された位置情報と比較して、携帯電話端末10がエリアE0内に位置しているか否かを判別する。かかる処理は、一定時間毎に(例えば1分毎に)実行される。エリア外と判別されると、加速度センサ26の出力が参照され、これにより携帯電話端末10が動いているか否かがさらに判別される。
携帯電話端末10が動いていないと判別されると、緊急通報先記憶領域30cに記憶された電話番号に対して発呼が行われ、通話状態に移行すると、メッセージ記憶領域30dに記憶されたメッセージが送信される。また、インターネットへの接続処理が行われ、位置情報記憶領域30bに記憶された位置情報が緊急通報先に送信される。
従って、登下校の際、携帯電話端末10を緊急通報モードをオン状態にして子供のランドセルなどに入れておけば、万一誘拐に遭った場合、子供がエリアE0を出て犯人宅等へと移動し、そこでランドセルを下ろした時点で緊急通報が行われるので、早いタイミングで誘拐の発生を知ることができ、また子供の居場所および足取りを特定できる。なお、子供がエリア外の友人宅等に立ち寄った場合などにも緊急通報が行われるが、保護者は位置情報から誘拐か寄り道かを判断することができる。
また、位置情報は携帯電話端末10がエリアE0内に位置する限り送信されないので、これを周期的に送信する場合と比べ、通信コストの削減が可能となる。さらに位置情報は、携帯電話端末10がエリアE0外に位置していても動いていれば送信されないため、通信コストの一層の削減が可能となる。
加えて、保護者が不要と判断すれば緊急通報モードがオフすることで、緊急通報を一切行わないようにすることもできる。
以上のような緊急通報を行うに当たって、CPU20は、ROM28内のメインプログラム記憶領域28aおよび緊急通報制御プログラム記憶領域28b(図3(A)参照)にそれぞれ記憶されたメインプログラムおよび緊急通報制御プログラムを処理する。メインプログラムは図4のフローチャートに対応し、緊急通報制御プログラムは図5のフローチャートに対応する。なお、ROM28には、μITRONなどのマルチタスクOSがさらに記憶されており、CPU20は、かかるOSの制御下で複数のプログラムを並列的に実行することができる。
図4を参照して、主電源オン操作に応答してメインプログラムが起動されると、ステップS1で初期処理が実行される。初期処理では、無線/通話処理回路14の初期設定,RAM30の初期化などが行われる。初期処理が完了すると、CPU20の処理は、ステップS3〜S9のイベント待ちループに入る。ステップS3では通話操作または着信の有無を判別し、ステップS5ではエリア/通報先登録操作の有無を判別する。ステップS7では緊急通報モードオン操作の有無を判別し、ステップS9では緊急通報モードオフ操作の有無を判別する。
入力パネル32を介して通話操作が行われるか、または無線/通話処理回路14によって着信が検知されると、ステップS3でYESと判別し、ステップS11に移って通話処理を実行する。通話処理の詳細は既に説明したので省略する。通話処理が終了すると、イベント待ちループに戻る。
ステップS3〜S9のイベント待ち状態で入力パネル32を介してエリア/通報先登録操作が行われると、ステップS5でYESと判別し、ステップS13に移ってエリア/通報先登録処理を実行する。エリア/通報先登録処理の詳細は既に説明したので省略する。エリア/通報先登録処理の結果、通学路R0に沿ったエリアE0(図1参照)を示す情報がエリア情報記憶領域30aに記録され、また自宅,警察といった緊急通報先の電話番号/メールアドレスが緊急通報先記憶領域30cに記録される。かかる登録処理が終了すると、イベント待ちループに戻る。
イベント待ち状態で入力パネル32を介して緊急通報モードオン操作が行われると、ステップS7でYESと判別し、ステップS15に移って緊急通報制御プログラム(図5参照;後述)を起動する。起動処理が完了すると、イベント待ちループに戻る。
イベント待ち状態で入力パネル32を介して緊急通報モードオフ操作が行われると、ステップS9でYESと判別し、ステップS17に移って緊急通報制御プログラムを終了する。終了処理が完了すると、イベント待ちループに戻る。なお、このメインプログラムは、主電源オフ操作に応答して終了される。
ステップS15で緊急通報制御処理プログラムが起動されると、図5に示す一連の処理が実行される。図5を参照して、まずステップS31で初期処理が実行される。初期処理では、タイマのリセットおよびスタート,GPSレシーバ24および加速度センサ26の起動などが行われる。初期処理が完了すると、ステップS33に移る。ステップS33では、タイマスタートまたは前回の位置情報取得から所定時間(例えば1分)が経過したか否かを判別する。ここでYESであれば、ステップS35に移る。
ステップS35では、GPSレシーバ24から位置情報を取得する。続くステップS37では、取得された位置情報を位置情報記憶領域30b(図3(B)参照)に記憶する。そしてステップS39に移り、携帯電話端末10の現在位置が登録エリア内か否かを判別する。判別は、位置情報記憶領域30bに記録された位置情報と、エリア情報記憶領域30aに記録されたエリア情報とに基づいて行われる。ここでYESであればステップS33に戻る。
ステップS39でNOつまり登録エリア外であれば、ステップS41に移る。ステップS41では、加速度センサ26の出力を参照することにより、携帯電話端末10の動きを検知する。続くステップS43では、検知結果に基づいて、携帯電話端末10が静止しているか否かを判別する。ここでNOであればステップS33に戻り、YESであればステップS45に移る。ステップS45では、ステップS39でエリア外と判別されてから所定時間(例えば10秒)が経過したか否かを判別する。ここでNOであればステップS41に戻り、YESであればステップS47に移る。ステップS47では、緊急通報先にメッセージおよび位置情報を送信する。従って、メッセージおよび位置情報は、エリア外で静止状態が10秒間継続したとき送信される。
ステップS47の送信処理では、緊急通報先記憶領域30cから緊急通報先の電話番号/メールアドレスを読み出し、読み出された番号に対して発呼を行うと共にインターネットへの接続を行う。携帯電話端末10が通話状態に移行すると、メッセージ記憶領域30dからメッセージを読み出し、読み出されたメッセージを音声信号に変換して送信する。また、インターネットに接続されると、位置情報記憶領域30bから位置情報を読み出し、読み出された位置情報を電子メールの態様で送信する。
以上から明らかなように、この実施例では、CPU20は、特定エリアE0および通報先を事前に登録する(S13)。その後、緊急通報モードがオンされると、GPSレシーバ24を通して自身の現在位置を繰り返し検出し(S35)、検出結果を任意の期間に渡って記録する(S37)。また、検出結果つまり現在位置が特定エリア内に含まれるか否かを判別し(S39)、特定エリア内に含まれないと判別されたとき、記録された位置情報をメッセージと共に通報先に送信する(S47)。
従って、現在位置が特定エリア内にある限り位置情報は送信されないので、通信コストを削減できる。また、通報先は、位置情報を単に受け取るだけで、所持者が特定エリア外に出たという状況変化を知ることができ、さらに位置情報を解析することで、所持者の現在位置およびこれに至る足取りをも知ることができる。これにより、誘拐などの緊急事態への適切な対処が可能となる。
なお、こうして位置情報の送信を制限することは、プライバシー保護の要請にも応えるものである。
以下、この発明の他の実施例を図6および図7により説明する。
図6を参照して、この実施例の見守りシステム1aは、PHS端末10aを含む。PHS端末10aは、PHS基地局4a〜4fを含む複数のPHS基地局を介して別の携帯端末と無線通信を行う。各PHS基地局からは識別情報が送信されており、PHS端末10aは、かかる識別情報を受信することで、自身の現在位置を特定する。つまり測位は、複数のPHS基地局からそれぞれ送信される識別信号に基づいて行われる。なお、測位以外の処理は、図1の実施例と同様にして行われる。
図7を参照して、RAM30には、通学路R0に沿ったエリアE1〜E6を示すエリア情報として、エリアE1〜E6にそれぞれ対応するPHS基地局4a〜4fの識別情報が登録される。CPU20は、無線/通話処理回路14を通してPHS基地局4a〜4fからの識別信号を受信し、受信された識別信号をRAM30に登録された識別情報と比較することにより、現在位置が登録エリア内か否かを判別する。
この実施例でも、図1の実施例と同様に、通信コストを削減でき、また状況変化を的確に伝えることができる。
加えて、図1の実施例とは異なり、複数のPHS基地局からそれぞれ送信される識別情報に基づいて測位を行うので、GPSレシーバ24のような測位装置を備える必要がなく、コストを抑制できる。
なお、複数のPHS基地局からの識別信号に基づいて測位を行う代わりに、またはかかる測位に加えて、ICタグ(図示せず)による測位を行ってもよい。すなわち、通学路R0に沿って、各々が識別情報ないしは位置情報を記憶した複数のICタグを配置する。この場合、PHS端末10aには、ICタグの情報を読み取るためのICタグリーダ24aおよびアンテナ22aが設けられる。
以上では、携帯電話端末10およびPHS端末10aを用いて説明したが、この発明は、無線通信機能および現在位置検出機能を有する様々な携帯端末に適用できる。また、通報制御処理の一部または全部をサーバで実行するようにしてもよい。これにより、携帯端末側の処理負荷が軽減される。
この発明の一実施例の構成を示す図解図である。 図1の実施例に適用される通報装置の構成を示すブロック図である。 (A)は図2の通報装置に適用されるメモリマップの一部を示すブロック図であり、(B)は図2の通報装置に適用されるメモリマップの他の一部を示すブロック図である。 図2の通報装置のCPU動作の一部を示すフロー図である。 図2の通報装置のCPU動作の他の一部を示すフロー図である。 この発明の他の実施例の構成を示す図解図である。 図6の実施例に適用される通報装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a…見守りシステム
2…GPS衛星
4…携帯電話基地局
4a〜4f…PHS基地局
E0〜E6…特定エリア
10…携帯電話端末
10a…PHS端末
14…無線/通話処理回路
24…GPSレシーバ
26…加速度センサ
30…RAM

Claims (5)

  1. 通信端末が予め登録された特定エリアから外に出たときに予め登録された通報先に通報する通報装置であって、
    前記特定エリアを登録する第1の登録手段、
    前記通報先を登録する第2の登録手段、
    前記通信端末の現在位置を検出する位置検出手段、
    前記位置検出手段による検出結果を記録する位置記録手段、
    前記位置検出手段の検出結果が前記特定エリア内に含まれるか否かを判別する判別手段、および
    前記判別手段によって前記通信端末が前記特定エリア内に含まれないと判別されたとき前記位置記録手段によって記録された位置情報を前記通報先に送信する送信手段を備える、通報装置。
  2. 前記位置検出手段は、所定の周期ごとに繰り返して通信端末の位置を検出し、前記判別手段は前記位置検出手段が前記通信端末の位置を検出するたびにその位置が前記特定エリア内に含まれるか否かを判別する、請求項1記載の通報装置。
  3. 前記判別手段によって前記通信端末が前記特定エリア内に含まれないと判別されたとき前記通信端末の動きを検知する動き検知手段、および
    前記動き検知手段の検知結果に基づいて前記送信手段の送信処理を制御する制御手段をさらに備える、請求項1または2記載の通報装置。
  4. 前記制御手段は、前記動き検知手段によって前記通信端末の動きが検知されない状態が所定時間継続したときに前記送信手段の送信を可能にする、請求項3記載の通報装置。
  5. 通信端末が予め登録された特定エリアから外に出たときに予め登録された通報先に通報する通報装置を制御するプログラムであって、
    前記特定エリアおよび前記通報先を登録する登録ステップ、
    前記通信端末の現在位置を検出する位置検出ステップ、
    前記位置検出ステップの検出結果を記録する記録ステップ、
    前記位置検出ステップの検出結果が前記特定エリア内に含まれているか否かを判別する判別ステップ、および
    前記判別ステップによって前記通信端末が前記特定エリア内に含まれていないと判別されたとき前記記録ステップによって記録された位置情報を前記通報先に送信する送信ステップを実行させる、通報制御プログラム。
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