JP2007164094A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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真人 田邉
Kazunari Murayama
一成 村山
Akira Fujita
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Abstract

【課題】環境(温度)変動に対して弾性部材の変形を抑え、常に安定した弾性部材の位置を維持することが可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置を低コストで提供する。
【解決手段】カートリッジ枠体110の2つの取付部115の間に、環境変動時の引張り又は圧縮の力を低減させ、カートリッジ枠体110の変形を吸収する壁面形状部112を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等に使用されるプロセスカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置においては、弾性部材としてのブレードを有するクリーニングブレードの取り付け面の裏面にクリーニングブレード板金と同一もしくは同じ程度の熱膨張率の補強部材を設けた構成が知られている(特許文献1参照)。この構成により環境(温度)変動によるクリーニングブレードの変形を抑えることができる。
特開2000−19930号公報
しかしながら、上記のような従来技術の場合、補強部材を設けることによるコストアップが懸念されていた。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、環境(温度)変動に対して弾性部材の変形を抑え、常に安定した弾性部材の位置を維持することが可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置を低コストで提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
弾性部材と、
前記弾性部材を支持する支持部材と、
前記支持部材が取り付けられる2つの取付部を有するカートリッジ枠体と、
を備え、画像形成装置本体に着脱可能に設けられるプロセスカートリッジにおいて、
前記カートリッジ枠体の前記2つの取付部の間に、前記カートリッジ枠体の変形を吸収する吸収部を備えることを特徴とする。
画像形成装置にあっては、上記記載のプロセスカートリッジを着脱可能に備えることを特徴とする。
本発明によれば、環境(温度)変動に対して弾性部材の変形を抑え、常に安定した弾性部材の位置を維持することが可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置を低コストで提供することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
ここで、本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体(以下、記録材という)に画像を形成するものである。そして、この画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとが一体的にカートリッジ化され、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されるものをいう。なお、プロセスカートリッジは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化され、画像形成装置本体に着脱可能に構成されていてもよい。また、プロセスカートリッジは、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化され、画像形成装置本体に着脱可能に構成されていてもよい。
[画像形成装置の全体構成]
まず、本発明に係る画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタ(以下、プリンタという)100の全体構成を示す概略縦断面図である。図2は、トナーを収納したプロセスカートリッジ7を示す概略主断面図である。
同図に示すプリンタ100は、像担持体として、プリンタ100が設置された状態で略垂直方向に並設された4個の電子写真感光体ドラム(1a,1b,1c,1d;以下、感光ドラムという)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、帯電装置2、スキャナユニット3、現像装置4、静電転写装置5、クリーニング装置6等が配設されている。そして、帯電装置2(2a,2b,2c,2d)は、感光ドラム1表面を均一に帯電する。また、スキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)は、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光ドラム1上の静電潜像を形成する。また、現像装置4(4a,4b,4c,4d)は、静電潜像にトナーを付着させてトナー像(現像剤像)として現像する。また、静電転写装置5は、感光ドラム1上のトナー像を記録材Sに転写させる。また、クリーニング装置6(6a,6b,6c,6d)は、転写後の感光ドラム1表面に残った転写残トナー(残留現像剤)を除去する。ここで、感光ドラム1と帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)を形成している。
以下、感光ドラム1から順に詳述する。
感光ドラム1は、例えば直径24mmのアルミシリンダの外周面に感光層を設けて構成したものである。感光ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動される。
帯電装置2としては、接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム1表面を一様に帯電させるものである。本実施の形態においては反転現像系を用いるので、感光ドラム1表面はマイナス極性に帯電されている。
スキャナユニット3は、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9(9a,9b,9c,9d)に照射される。ポリゴンミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a,10b,10c,10d)を介して帯電済みの感光ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
現像装置4はそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを夫々収納したトナー容器41(41a,41b,41c,41d)から構成され、現像容器ユニット46内のトナーを送り機構42によってトナー供給ローラ43へ送り込む。
トナー供給ローラ43は、図示時計方向に回転し、現像スリーブ40へのトナーの供給、感光ドラム1への現像を行った後のトナーの現像スリーブ40からのはぎ取りを行う。
現像スリーブ40へ供給されたトナーは、現像スリーブ40外周に圧接された現像ブレード44によって図示時計方向に回転する現像スリーブ40の外周に塗布され、且つ電荷を付与される。そして潜像が形成された感光ドラム1と対向した現像スリーブ40に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光ドラム1上にトナー現像を行うものである。
静電転写装置5には、すべての感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設される。静電転写ベルト11には樹脂フィルムや、ゴム基層上に樹脂層が設けられた多層フィルム状部材が用いられている。この静電転写ベルト11は、駆動ローラ13、従動ローラ14に張架されていて、図中左側の外周面に記録材Sを静電吸着して上記感光ドラム1に記録材Sを接触させるべく循環移動する。これにより、記録材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光ドラム1上のトナー像を転写される。
この静電転写ベルト11の内側に当接し、4個の感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向した位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設される。これら転写ローラ12には、転写時にプラス極性のバイアスが印加されて、プラス極性の電荷が静電転写ベルト11を介して記録材Sに印加される。このとき生じた電界により、感光ドラム1に接触中の記録材Sに、感光ドラム1上のマイナス極性のトナー像が転写される。
給送部16は、画像形成部に記録材Sを給送搬送するものであり、複数枚の記録材Sが給送カセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18(半月ローラ)、レジストローラ19が画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット17内の記録材Sを1枚毎分離給送するとともに、記録材S先端はレジストローラ19に突き当たり一旦停止し、ループを形成する。その後、静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ19によって静電転写ベルト11へと給送されていく。
定着部20は、記録材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して記録材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとからなる。すなわち、感光ドラム1上のトナー像を転写した記録材Sは定着部20を通過する際に加圧ローラ21bで搬送されるとともに、加熱ローラ21aによって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が記録材S表面に定着される。
画像形成の動作としては、プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dが、印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光ドラム1a,1b,1c,1dが、図1において反時計回り方向に回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により、帯電装置2は感光ドラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット3は、その感光ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って感光ドラム1周面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像スリーブ40は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
最上流の感光ドラム1aの周面上トナー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に記録材Sの印字開始位置が一致するように、レジローラ19が回転を開始して記録材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
記録材Sは静電吸着ローラ22と静電転写ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電吸着ローラ22との間に電圧を印加する。このことにより、誘電体である記録材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起し、記録材を静電転写ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。これにより、記録材Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部まで搬送される。
このように搬送されながら記録材Sは、各感光ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光ドラム1のトナー像を順次転写される。
4色のトナー像を転写された記録材Sは、ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分離され、定着部20に搬入される。記録材Sは、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排出ローラ23によって、排出部24から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
[プロセスカートリッジの構成]
次に、本実施の形態のプロセスカートリッジについて図2及び図3により詳細に説明する。図3は、トナーを収納したプロセスカートリッジ7を示す概略斜視図である。なお、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは同一構成である。
プロセスカートリッジ7は、感光ドラム1と、帯電手段およびクリーニング手段を備えたクリーナユニット50、および感光ドラム1上の静電潜像を現像する現像手段を有する現像装置4に分かれている。
クリーナユニット50においては、感光ドラム1が軸受部材31(31a,31b)を介してクリーナユニット50のクリーニング枠体51に回動自在に取り付けられている。感光ドラム1の周上には、感光ドラム1の外周面に設けられた感光層を一様に帯電させるための帯電装置2、および転写後に感光ドラム1上に残った現像剤(残留トナー)を除去するためのクリーニングブレード60、可撓性シート部材80が配設されている。さらに、クリーニングブレード60によって感光ドラム1表面から除去された残留トナー(廃トナー)は、クリーニング枠体後方に設けられた廃トナー室55に納められる。また、感光ドラム1上の転写残トナーは、可撓性シート部材80のドラム当接部を通ってクリーニングブレード60の位置まで到達する。ここで、クリーニングブレード60によって感光ドラム上から除去された残留トナーは、クリーニング枠体51外に洩れないように可撓性シート部材80の当接条件を設定している。
現像装置4は、感光ドラム1と微少間隙を保持して矢印Y方向に回転する現像スリーブ40、およびトナーを収容する現像枠体45a,45bとから構成される。
現像枠体45a,45bは結合され(超音波溶着等により結合)、現像容器ユニット46となる。
現像スリーブ40は軸受部材を介して回転自在に現像容器ユニット46に支持され、また現像スリーブ40の周上には、現像スリーブ40と接触して矢印Z方向に回転するトナ
ー供給ローラ43と現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらに、現像容器ユニット46内には収容されたトナーを攪拌するとともに、トナー供給ローラ43に搬送するためのトナー送り機構42が設けられている。
そして、現像装置4は、現像装置4全体がクリーナユニット50に対して揺動自在に支持された吊り構造となっている。これは、現像装置4が現像容器ユニット46の両端に設けた結合穴47,48とクリーナユニット50のクリーニング枠体51両端に設けた支持穴52,53を合わせ、クリーナユニット50両端からピン49を差し込むことによって構成されることによる。
また、支持穴52,53を中心に現像スリーブ40が感光ドラム1に接触するように加圧ばね54によって現像装置4が常に付勢されている。現像時には、トナー容器41内に収納されたトナーがトナー送り機構42によってトナー供給ローラ43へ搬送される。図2において矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43が、そのトナーを矢印Y方向に回転する現像スリーブ40との摺擦によって現像スリーブ40に供給し、現像スリーブ40上に担持させる。現像スリーブ40上に担持されたトナーは、現像スリーブ40の回転にともなって現像ブレード44のところに至り、現像ブレード44がトナーを規制して所定のトナー薄層を形成し、所望の帯電電荷量を付与する。
現像スリーブ40上で薄層化されたトナーは、現像スリーブ40の回転につれて、感光ドラム1と現像スリーブ40とが接近した現像部に搬送される。そして、現像部において、図示しない電源から現像スリーブ40に印加した現像バイアスにより、感光ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して、潜像を現像化する。
静電潜像の現像化に寄与せずに現像スリーブ40の表面に残留したトナーは、現像スリーブ40の回転にともなって現像器内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像スリーブ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、トナー送り機構42により残りのトナーと撹拌混合される。
[プリンタ本体に対するプロセスカートリッジの着脱方法]
次に、プリンタ100本体に対するプロセスカートリッジ7の着脱方法について、図1を用いて説明する。図1に示すように、プリンタ100本体には前扉101が設けられていて、回動可能に設けられている。また、前扉101の奥には静電転写装置5が回動可能に設けられている。これら前扉101、静電転写装置5が開いた状態で、プロセスカートリッジ7は、プリンタ100本体に対して着脱可能となる。プロセスカートリッジ7の両端部の感光ドラム支持部近傍には把手部材90が設けられていて、カートリッジ着脱時にはプリンタ本体前扉側に突出している。
プロセスカートリッジ7は、プリンタ100本体内に設けられているガイドレール部(不図示)と、プロセスカートリッジ7に設けられた挿入ガイド部(不図示)とが係合することにより、プリンタ100本体に対し着脱可能となる。
[カートリッジ枠体の構成]
次に、本実施の形態のカートリッジ枠体110の構成について詳しく説明する。本実施の形態のカートリッジ枠体110は、クリーニング枠体51により構成されている。
図5はプロセスカートリッジ7のカートリッジ枠体110の構成を模式的に示す図であり、同図(a),(b)は概略斜視図、同図(c)は概略断面図である。本実施の形態のプロセスカートリッジ7は、少なくともプリンタ100本体の枠体の凹凸に沿うように凹凸を有する壁面形状部112を備えたカートリッジ枠体110と、ブレード113と、ブ
レード113を支持するブレード支持部材114とから構成される。ここで、ブレード113とブレード支持部材114とは、クリーニングブレード60を構成するものであるが、これに限らず、現像ブレード44を構成するものであってもよい。また、壁面形状部112は本発明に係る吸収部を構成している。また、ブレード113は本発明に係る弾性部材を構成している。また、ブレード支持部材114は本発明に係る支持部材を構成している。
図5に示すように、カートリッジ枠体110において、壁面形状部112はブレード支持部材114をカートリッジ枠体110に固定する2つの取付部115の間に設けられている。この2つの取付部115の間には、壁面形状部112が少なくとも設けられていればよいもので、壁面形状部112は2つの取付部115の間に全域にわたって設けられていなくてもよい。また、壁面形状部112の凹凸は、山部112aと谷部112bとが連続して形成される略波形の形状により構成されている。これは、壁面形状部112の凹凸は、カートリッジ枠体110から突出する突出部(山部112a)と、該突出部とは反対方向に突出する突出部(谷部112b)が交互に(互い違いに)連続して形成されているということもできる。また、壁面形状部112の凹凸は、カートリッジ枠体110から突出する突出部(山部112a)が、所定間隔で連続して形成されているということもできる。
さらに、壁面形状部112において、山部112aと谷部112bとは、ブレード支持部材114の長手方向と略直交方向に延びて設けられている。山部112aと谷部112bとを突出部とした場合にはそれぞれの突出部の頂部が、ブレード支持部材114の長手方向と略直交方向に延びているということができる。ここで、ブレード支持部材114の長手方向とは、2つの取付部115の間を結ぶ仮想線に平行な方向となる。
このように構成された壁面形状部112が変形する場合、壁面形状部112の凹凸が圧縮・引張りの力を受けて伸縮することとなるが、壁面形状部112の凹凸の圧縮・引張りの伸縮方向はブレード支持部材114の長手方向と略平行となる。
以下、プロセスカートリッジ7における環境(温度)変動によるカートリッジ枠体110、ブレード支持部材114等の変形(収縮又は膨張)を考える。図6は、図5に示すプロセスカートリッジの比較例として、凹凸の壁面形状が無いカートリッジ枠体111とブレード支持部材114を有するプロセスカートリッジを示す図であり、同図(a),(b)は概略斜視図、同図(c)は概略断面図である。
まず、図6の凹凸の壁面形状が無いカートリッジ枠体111とブレード支持部材114を有するプロセスカートリッジにおける環境(温度)変動を考える。
ブレード支持部材114はカートリッジ枠体111に2点で固定されている。このため、カートリッジ枠体111とブレード支持部材114の熱膨張係数が異なると、収縮率又は膨張率の違いにより、固定されている取付部115の間において一方の部材がもう一方の部材から引張り又は圧縮の力をお互いに受ける。このことにより、各々の部材は変形を起こしてしまう。
次に、図5の凹凸の壁面形状部112が有るカートリッジ枠体110とブレード支持部材114を有するプロセスカートリッジの環境(温度)変動を考える。
この場合、前記同様ブレード支持部材114はカートリッジ枠体110に2点で固定されている。このため、熱膨張係数が異なると収縮率又は膨張率の違いにより、固定されている取付部115の間において一方の部材がもう一方の部材から引張り又は圧縮の力をお
互いに受ける。
しかし、凹凸の壁面形状部112が有るカートリッジ枠体110では固定されている取付部115の間で引張り又は圧縮の力を受けると、凹凸の壁面形状部112が変形(伸縮)する。このことにより、固定されている取付部115の間に加わる引張り又は圧縮の力は低減される。このため、環境(温度)変動によるブレード支持部材114の変形を抑えることができる。これにより、ブレード113の変形を抑えることが可能となる。このように、本実施の形態では、従来のような補強部材を設ける必要がないので、低コストで、環境(温度)変動によるブレード支持部材114、ブレード113の変形を抑えることができる。これにより、常に安定してブレード支持部材114、ブレード113の位置を維持することが可能となる。
凹凸の壁面形状部112を有するカートリッジ枠体110の効果として、環境(温度)が25K変化した時のブレード支持部材114の最大変形量を、凹凸の壁面形状部112を持たないカートリッジ枠体111と比較した。
凹凸の壁面形状部112を持たないカートリッジ枠体111ではブレード支持部材114の変形量が520μmであったのに対して、凹凸の壁面形状部112を有するカートリッジ枠体110ではブレード支持部材114の変形量が150μmと低減した。この時に使用したカートリッジ枠体110,111とブレード支持部材114の物性値を表1に示す。この結果より、凹凸の壁面形状部112を有するカートリッジ枠体110においては環境(温度)変動によるブレード支持部材114の変形を抑えることが可能となる。
Figure 2007164094
また、本実施の形態の凹凸の壁面形状部112があるカートリッジ枠体110を有するプロセスカートリッジ7において、環境(温度)変動によるブレード支持部材114の変形を抑える構成においては、次のような関係がある。すなわち、カートリッジ枠体110の縦弾性係数がブレード支持部材114の縦弾性係数よりも小さい関係が成り立っている。
また、プロセスカートリッジ7において、ブレード113とブレード支持部材114がクリーニングブレード60を構成している場合には、環境(温度)変動によるクリーニングブレード60の変形量を低減することが可能であるということもできる。これにより、常に安定してクリーニングブレード60の位置を維持することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す概略断面図。 本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す概略断面図。 本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す概略斜視図。 本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す概略斜視図。 本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す概略図(凹凸の壁面構造有り)。 比較例のプロセスカートリッジを示す概略図(凹凸の壁面構造無し)。
符号の説明
1(1a,1b,1c,1d) 感光ドラム
2(2a,2b,2c,2d) 帯電装置
3(3a,3b,3c,3d) スキャナユニット
4(4a,4b,4c,4d) 現像装置
5 静電転写手段
6(6a,6b,6c,6d) クリーニング装置
7(7a,7b,7c,7d) プロセスカートリッジ
9ポリゴンミラー
10 結像レンズ
11 静電転写ベルト
12 転写ローラ
13 駆動ローラ
14a,14b 従動ローラ
15 テンションローラ
16 給送部
17 給送カセット
18 給送ローラ
19 レジストローラ
20 定着部
21a 加熱ローラ
21b 加圧ローラ
22 静電吸着ローラ
23 排出ローラ
24 排出部
31 軸受部材
40(40a,40b,40c,40d) 現像スリーブ
42 トナー送り機構
43 トナー供給ローラ
44 現像ブレード
45a,45b 現像枠体
46 現像容器ユニット
47,48 結合穴
49 ピン
50 クリーナユニット
51 クリーニング枠体
52,53 支持穴
54 加圧バネ
55 廃トナー室
60 クリーニングブレード
80 可撓性シート部材
100 プリンタ
101 前扉
110 カートリッジ枠体(凹凸の壁面形状有り)
111 カートリッジ枠体(凹凸の壁面形状無し)
112 壁面形状部
113 ブレード
114 ブレード支持部材
115 取付部

Claims (6)

  1. 弾性部材と、
    前記弾性部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材が取り付けられる2つの取付部を有するカートリッジ枠体と、
    を備え、画像形成装置本体に着脱可能に設けられるプロセスカートリッジにおいて、
    前記カートリッジ枠体の前記2つの取付部の間に、前記カートリッジ枠体の変形を吸収する吸収部を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記吸収部は、前記2つの取付部を結ぶ仮想線に平行な方向に伸縮可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記吸収部は、前記仮想線に対してそれぞれ直交方向に延びる山部と谷部とが連続して形成される波形の形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記支持部材の縦弾性係数は、前記カートリッジ枠体の縦弾性係数よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記弾性部材と前記支持部材とは、像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニングブレードを構成していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のプロセスカートリッジを着脱可能に備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2005363878A 2005-12-16 2005-12-16 プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Withdrawn JP2007164094A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8989623B2 (en) 2012-05-22 2015-03-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and cartridge

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