JP2007162966A - 浴室用リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カビの繁殖を効果的に防止するために浴室内に設けられるイオン発生装置を低コストで提供可能にする。
【解決手段】浴室用リモコン装置1の内部にはイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10が設けられる。ユーザーがスイッチを押すとイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10は動作を開始する。送風装置10が動作すると浴室の空気が吸込口7から浴室用リモコン装置1の内部に吸い込まれる。吸い込まれた空気は加温装置9で加温される。加温装置9を通過した温風は送風装置10によって加速され、イオン発生装置6を経て正イオンと負イオンとを含む風(イオン風)となる。イオン風が送られることで浴室の除菌を行なうことができる。浴室に給湯システムを導入する際にイオン発生装置も導入されるので、イオン発生装置の導入に伴うコストを抑えることが可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明は浴室用リモコン装置に関し、特に、空気調節機能を有する浴室用リモコン装置に関する。
浴室内は非常に湿度が高くなる。また、水や湯が浴室の壁や床に付着する。このため、浴室の壁や床にはカビが発生しやすい。このような問題を解決するため、換気装置を運転することによって浴室内の空気を強制的に屋外へ排出したり、浴室乾燥装置を運転することによって浴室空間の湿度を下げたりすることが従来行なわれている。しかし、家庭へのこれらの装置の普及は容易に進んでいない。その理由の1つとして、これらの装置の値段や設置費用が比較的高いことが挙げられる。
一方、カビの繁殖を防止することが可能な方法として、たとえば特開2002−95731号公報(特許文献1)には、正イオンと負イオンとを放出し、空気中に浮遊する細菌を殺菌する方法が開示される。また、特開2003−156220号公報(特許文献2)には、この殺菌方法を応用した浴室用空気調節装置が開示される。この浴室用空気調節装置はプラズマ放電によって生成した正イオンと負イオンとを浴室空間に放出する。正イオンと負イオンとによってカビの胞子を死滅させることが可能になるので、浴室内にカビが繁殖するのを防止することができる。
特開2002−95731号公報 特開2003−156220号公報
換気や浴室の乾燥を単に行なうだけでは浴室空間を浮遊するカビの胞子を顕著に減らすことができない。また、浴室の壁や床に付着した水や湯を乾燥させるには、ある程度の時間が必要である。その結果、浴室の壁や床に付着した水や湯の近傍でカビが繁殖するのを充分に防ぐことができない。
特開2003−156220号公報(特許文献2)に開示される浴室用空気調節装置は、イオン発生機能と、浴室内の空気を乾燥する機能とを備えている。また、この浴室用空気調節装置を浴室に導入するためには、家屋の外部空間から浴室空間につながる送風路を設ける必要がある。
したがって、イオン発生機能のみ必要な家庭にとって、上述の浴室用空気調節装置を導入する際に要するコストは高額になる。イオン発生装置を備える浴室用空気調節装置を一般家庭に導入するには、費用負担ができるだけ小さいことが好ましい。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、カビの繁殖を効果的に防止するために浴室内に設けられるイオン発生装置を低コストで提供可能にすることを目的とする。
本発明は要約すれば、浴室に設置される浴室用リモコン装置であって、イオンを発生させるイオン発生装置と、イオンを浴室に放出する送風装置と、対象の機器を制御するとともに、イオン発生装置および送風装置を制御する制御装置とを備える。
好ましくは、送風装置は、浴室から吸込んだ空気を用いてイオンを浴室に放出する。
好ましくは、浴室用リモコン装置は、浴室が使用されているか否かを検知する浴室使用センサーをさらに備える。制御装置は、浴室の使用終了を浴室使用センサーが検知すると、イオン発生装置および送風装置の動作を開始させ、所定の動作終了条件を満たす場合に、イオン発生装置および送風装置の動作を終了させる。
より好ましくは、所定の動作終了条件は、イオン発生装置および送風装置の動作の開始時点から一定の時間が経過した場合に満たされる条件である。
より好ましくは、送風装置は、浴室から吸込んだ空気を用いてイオンを浴室に放出する。浴室用リモコン装置は、空気の吸込口および空気の吹出口の両方を覆う蓋をさらに備える。
さらに好ましくは、浴室用リモコン装置は、蓋の開閉を検知する開閉センサーをさらに備える。制御装置は、蓋が閉まっていることを開閉センサーが検知する場合には、イオン発生装置を動作させないよう制御する。
さらに好ましくは、浴室用リモコン装置は、制御装置の指示に応じて蓋を開閉する駆動部をさらに備える。制御装置は、イオン発生装置および送風装置の動作の開始時に蓋を開くよう駆動部に指示を送り、所定の動作終了条件を満たす場合には、蓋を閉じるよう駆動部に指示を送る。
本発明の浴室用リモコン装置によれば、浴室内のカビの繁殖を効果的に防ぐことができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の浴室用リモコン装置を浴室内に設置した状態の一例を示す概略図である。
図1を参照して、浴室用リモコン装置1は、その筐体が浴室2の壁面に取り付けられる。浴室用リモコン装置1は、浴室の外部に設けられる給湯機A(たとえば電気温水器やガス湯沸し器)をユーザー(入浴者)が遠隔操作するための装置である。給湯機Aは本発明の浴室用リモコン装置が制御を行なう「対象の機器」に相当する。
入浴者の手が届くよう、浴室用リモコン装置1の取り付け位置はバスタブ3に近いほうが好ましい。なお、浴室用リモコン装置1の位置としては図1に示す位置に限られるものではない。入浴者が給湯の温度を調節したり、インターホン機能を利用したりするために操作しやすい場所であれば、取り付け位置は壁面のどの位置でもよい。
浴室用リモコン装置1は内部で正イオンおよび負イオンを発生させる。発生したこれらのイオンは浴室用リモコン装置1に設けられた送風装置によって浴室内に放出される。これによって、浴室内にカビが繁殖するのを防止できる。浴室用リモコン装置1の構成については後述する。
浴室2には換気扇Bが設けられる。換気扇Bが動作すると浴室内の空気が強制的に屋外に排出され、湿度の低い空気が浴室に導入される。これにより浴室の空気の湿度が低下するのでカビの繁殖が防止される。なお、換気扇Bは浴室用リモコン装置1がカビの繁殖を防止するのを補助する。
図2は、図1の浴室用リモコン装置1の外観について概略を示す斜視図である。
図3は、図1の浴室用リモコン装置1のブロック図である。
図2および図3を参照して、浴室用リモコン装置1は、入浴者が給湯機Aを操作するためのスイッチ群40および表示装置5を備える。
スイッチ群40は、複数のボタン4、およびスイッチ4−1を含む。複数のボタン4は使用者が給湯機Aの設定を行なうためのボタンであり、たとえば、給湯ボタン、湯の温度を設定する設定ボタンなどである。スイッチ4−1は浴室用リモコン装置1がイオン風を送風したり送風を停止したりするよう使用者が設定するためのボタンである。表示装置5は、たとえば給湯温度を表示する。
浴室用リモコン装置1は、さらにイオン発生装置6を備える。イオン発生装置6は浴室用リモコン装置1の内部に設けられ、プラズマ放電により正イオンと負イオンとを発生させる。浴室用リモコン装置1の表面には浴室2の空気の吸込口7と、正イオンおよび負イオンを含む空気を浴室2に送出するための吹出口8とが設けられる。
浴室用リモコン装置1は、さらに、加温装置9、送風装置10、および制御装置11を備える。たとえば加温装置9はヒーターであり、送風装置10はファンである。
加温装置9は浴室用リモコン装置1の内部に取り込まれた空気を加温する。送風装置10は浴室2から吸込んだ空気を用い、イオン発生装置6で発生した正イオンおよび負イオンを浴室に放出する。制御装置11は、ユーザーがボタン4を押すと、そのボタンに対応する設定に従って給湯機Aの動作を制御する。また、制御装置11はユーザーがスイッチ4−1を押すとイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10の動作を制御する。
図4は、図1の浴室用リモコン装置1の内部を概略的に示す図である。
図4を参照して、浴室用リモコン装置1の内部には空気が流れる流路12が設けられている。図4において矢印は風の流れを示す。
浴室用リモコン装置1の内部にはイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10が設けられる。ユーザーがスイッチ4−1を押すとイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10は動作を開始する。送風装置10が動作すると浴室2の空気が吸込口7から浴室用リモコン装置1の内部に吸い込まれる。吸い込まれた空気は加温装置9で加温される。加温装置9を通過した温風は送風装置10によって加速され、イオン発生装置6を経て正イオンと負イオンとを含む風(イオン風)となる。イオン風が浴室2に送られることで浴室2の除菌を行なうことができる。
吸込口7に吸い込まれた空気の湿度は高いが、加温装置9によって相対的な湿度が低下する。湿度の高い空気がそのままイオン発生装置6に送られた場合、イオン発生装置6において結露が生じる可能性がある。イオン発生装置6に水滴が付着するとプラズマ放電が止まり、イオン発生装置6は正イオンおよび負イオンを発生できなくなる。また、正イオンおよび負イオンが発生したとしても、これらのイオンは水滴によって消滅する。
加温装置9によって空気が加温されることにより、湿度が低下するとともにイオン発生装置6の表面が暖められる。よってイオン発生装置6の表面に結露が生じにくくなる。これにより、イオン発生装置6は安定してイオンを発生することができる。
図5は、図4のイオン発生装置6の構成の概略を示す側面図である。
図5を参照して、イオン発生装置6は、誘電体13と、電圧印加電極14Aと、接地電極14Bと、高圧電源15と、絶縁体16とを備える。誘電体13は平板である。電圧印加電極14Aと接地電極14Bとは誘電体13を挟んで対向する。たとえば電圧印加電極14Aは平板状の導電体であり、接地電極14Bは網状の導電体である。また、電圧印加電極14Aは、その表面が露出しないように誘電体13と誘電体16とによって覆われる。
電圧印加電極14Aと接地電極14Bとは高圧電源15に接続される。接地電極14Bは接地電位に保たれる。電圧印加電極14Aには、たとえば交流の高電圧が印加される。これにより接地電極14Bの網端面が強電界になるため放電が生じ、例えばH+(H2O)m(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)からなる負イオンとが発生する。これらH+(H2O)mおよびO2 -(H2O)nは浴室2に放出されると浮遊細菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22または・OHを生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで殺菌することができる。ここで、・OHは活性種の一種であり、ラジカルのOHを示している。
正負のイオンは浮遊細菌の細胞表面で式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m、m′、n、n′は0または任意の自然数である。これにより、活性種の分解作用によって浮遊細菌が殺菌される。したがって、効率的に空気中の浮遊細菌を除去することができる。
3+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n+1)H2O ・・・(1)
3+(H2O)m+H3+(H2O)m'+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n'→2・OH+O2+(m+m´+n+n´+2)H2O ・・・(2)
3+(H2O)m+H3+(H2O)m'+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n'→H22+O2+(m+m´+n+n´+2)H2O ・・・(3)
以上のメカニズムにより、上記正負イオンを浴室2に放出した場合に浮遊細菌等の不活性化効果を得ることができる。よって浴室2にカビが繁殖するのを防止できる。
従来において浴室に導入されるイオン発生装置は、イオン発生機能のほかに乾燥機能等の様々な機能を備える装置(空気調節装置や浴室乾燥装置等)である。しかし、イオン発生機能以外の機能が不要な家庭にとって、このような装置は割高である。
一般的に給湯システムは給湯機とリモコンとによって構成される。本発明の浴室用リモコン装置は、その給湯システムのリモコン内にイオン発生装置および送風装置が内蔵されている点を特徴とする。これにより、浴室に給湯システムを導入する際にイオン発生装置も導入される。また、既に給湯システムが導入されている場合にはリモコン装置を交換するだけでイオン発生装置を導入できる。
また、図4に示すように浴室用リモコン装置1は浴室2から取り込んだ空気を用いて正イオンおよび負イオンを浴室空間に放出する。これにより従来の空気調節装置の導入時に必要であった外気を導入するための送風路の設置が不要になる。よって、実施の形態1の浴室用リモコン装置によれば、イオン発生装置の購入や設置に伴う費用負担を従来よりも抑えることができる。
なお、多くの給湯システムでは浴室以外の場所(たとえば台所)にもリモコン装置が設けられる。したがって、たとえばユーザーが台所に設けられたリモコン装置のスイッチを押すことにより、浴室に設けられたリモコン装置からイオン風が送風されてもよい。
また、イオン発生装置6は、正イオンおよび負イオンの両方を同時に発生させるものと限定されず、正イオンおよび負イオンの少なくとも一方のみ発生させてもよい。
さらに、本発明における「対象の機器」は給湯機と限定される必要はなく、たとえば台所にいる家族との通話を行なうためのインターホン装置や液晶テレビなどであってもよい。
以上のように実施の形態1によれば、浴室用リモコン装置にイオン発生装置と送風装置とを備えることにより、浴室内においてカビの繁殖を防止することができるとともに、イオン発生装置の導入に要するコストを低減することができる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2の浴室用リモコン装置の外観を示す概略図である。
図7は、実施の形態2の浴室用リモコン装置のブロック図である。
図6および図7を参照して、浴室用リモコン装置1Aはセンサー21をさらに備える点で図2に示す浴室用リモコン装置1と異なる。浴室用リモコン装置1Aの他の部分の構成は浴室用リモコン装置1と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
センサー21は浴室2が使用されているか否かを検知するセンサー(浴室使用センサー)である。換言すればセンサー21は浴室2内に人がいるか否かを検知するセンサーである。センサー21の具体例としては、たとえば赤外線センサーや熱感知センサーである。熱感知センサーとは、所定のエリア内における熱の移動を検知するセンサーである。人がいない場合には熱の移動がないので、熱感知センサーの動作状態はオン状態あるいはオフ状態のいずれか一方のままとなる。
センサー21が浴室2内に人がいることを検知した場合、手動設定(たとえばユーザーがスイッチ4−1を押すこと)によって浴室用リモコン装置1Aからイオン風が送られる。このときユーザーがボタン4を押すことで、正イオンと負イオンとの両方のイオンが発生するか、負イオンのみが発生するかが決定されてもよい。
浴室2に人がいないこと、つまり浴室の使用終了をセンサー21が検知すると、自動的に浴室用リモコン装置1Aからイオン風が送られる。この場合、制御装置11はセンサー21の検知結果に応じてイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10の動作を開始させる。これにより正イオンと負イオンとが浴室2内に放出される。
制御装置11は所定の動作終了条件を満たす場合に、イオン発生装置6、加温装置9および送風装置10の動作を終了させる。これにより、ユーザーが浴室用リモコン装置の除菌動作の開始および終了を設定する手間を省くことができる。よってユーザーの負担が軽減する。なお、「所定の動作終了条件」とは、たとえばイオン発生装置6、加温装置9および送風装置10の動作開始から一定の時間(たとえば1時間)が経過した場合に満たされる条件である。
また、制御装置11は、浴室用リモコン装置1Aから正負イオンが放出される間、図1に示す換気扇Bを連動させるよう制御処理を行なってもよい。この場合には湿度の低い空気が浴室に導入されるとともに、正イオンおよび負イオンを浴室の全体に行き渡らせることができるので、カビの繁殖を防ぐ効果が増す。
センサー21としては各種のセンサーが適用可能である。たとえばセンサー21は、バスタブ3内の湯の温度を検知するセンサーであってもよい。多くの場合、給湯システムのリモコンはセンサーを介してバスタブ3内の湯の温度に関する情報を取得している。
この場合、湯の温度が所定の設定温度(たとえば30〜35℃)以下になったことをセンサー21が検知すると、浴室用リモコン装置1Aは正イオンと負イオンとを発生して、浴室2内を除菌する。設定温度は、この温度以下になると入浴は行なわれていない(入浴が終了している)と通常想定される温度である。
なお、季節に応じて最適な設定温度が異なる可能性がある。また、適温と感じる湯の温度には個人差がある。よって、設定温度はユーザーがスイッチ群40に設けられたスイッチ(図示せず)を押すことによって任意に設定できることが好ましい。
また、センサー21は照度センサーであってもよい。この場合、センサー21が浴室2の照明の点灯および消灯を検知すると、制御装置11はセンサー21の検知結果に応じてイオン発生装置6を制御する。つまり、浴室用リモコン装置1Aは照明が消灯すればユーザーの入浴が終了したと判断して正イオンと負イオンを発生させ除菌を行なう。一方、浴室用リモコン装置1Aは照明が点灯した場合にはユーザーの入浴が開始したものと判断する。浴室用リモコン装置1Aは、イオンが発生中に照明が点灯した場合にはイオンの発生を停止する。
さらに別の例として、センサー21は浴室2の湿度を検知する湿度センサーであってもよい。この場合、「所定の動作終了条件」とは、湿度の値が、カビが繁殖しにくい所定の値に達したときに満たされる条件である。湿度がこの所定の値に達するまで浴室用リモコン装置1Aはイオン風を送り除菌を継続する。これにより浴室2内のカビの発生防止をより効果的に行なうことが可能になる。
以上のように実施の形態2によれば、浴室が使用されているか否かを検知するセンサーを備えることにより、浴室の使用が終了すると自動的に正イオンおよび負イオンを発生することができるので、カビの繁殖を効果的に防ぐことが可能になるとともに、ユーザーの手間を省くことが可能になる。
[実施の形態3]
実施の形態3の浴室用リモコン装置は、防水対策が施されている点で実施の形態1および実施の形態2の浴室用リモコン装置の各々と異なる。
図8は、実施の形態3の浴室用リモコン装置の外観を示す図である。
図9は、実施の形態3の浴室用リモコン装置のブロック図である。
図10は、実施の形態3の浴室用リモコン装置の内部を説明する概略図である。
図8から図10を参照して、浴室用リモコン装置1Bは、蓋23、蓋スイッチ24、水センサー25、駆動部26をさらに備える点で図6の浴室用リモコン装置1Aと異なる。なお、浴室用リモコン装置1Bの他の部分の構成は浴室用リモコン装置1Aと同様であるので以後の説明は繰り返さない。
蓋23は吸込口7および吹出口8の両方を覆うために設けられる。浴室では浴室用リモコン装置に多量の水、湯(以後水、湯を水と総称する)がかかることがある。そのため、吸込口7または吹出口8から多量の水が浴室用リモコン装置の内部に浸入することが考えられる。多量の水が浸入するとイオン発生装置は放電を行なうことができないためイオンが発生しなくなる。浴室用リモコン装置1Bの内部への水の浸入を蓋23によって防止できる。よって浴室用リモコン装置1Bは正イオンおよび負イオンを安定して発生できる。
蓋スイッチ24は制御装置11が蓋23の開閉を検知するために設けられる。蓋23が閉じることにより蓋スイッチ24は押された状態になる。このとき制御装置11はイオン発生装置6の動作を停止させる。蓋スイッチ24は本発明の浴室用リモコン装置における「開閉センサー」に相当する。なお「開閉センサー」は蓋スイッチ24に限定されず、たとえば蓋23に設けられた磁石の磁界の強度を検出するホールセンサ等、様々なセンサーが利用可能である。
水センサー25は、たとえば水位センサーであり、イオン発生装置6の近傍に設置される。蓋23が開いていて大量の水が吸込口7から浸入すると水位があるレベルに達する。このとき水センサー25が動作する。制御装置11は水センサー25の検知結果を受けイオン発生装置6、加温装置9、および送風装置10の動作を停止させる。
浴室用リモコン装置1の下部には排水口27が設けられる。排水口27から排水が行なわれることで水位が低下すると水センサー25は自動的にリセットする。水センサー25の動作がリセットされると制御装置11はイオン発生装置6、加温装置9、および送風装置10の各々の動作を復帰させる。
なお、イオン発生装置6の表面に水滴が付着している可能性がある。よって、復帰の際には、イオン発生装置6よりも先に送風装置10の動作が開始するよう制御装置11が制御を行なうことが好ましい。これによりイオン発生装置6の表面を乾燥させることができるので、イオン発生装置6は確実に正イオンおよび負イオンを発生することができる。また、送風装置10とともに加温装置9も動作するよう制御装置11が制御してもよい。ここれによりイオン発生装置6の乾燥時間を短縮することができる。
駆動部26は制御装置11の指示に応じて蓋23の開閉を行なう。浴室用リモコン装置1Bは浴室用リモコン装置1Aと同様に、浴室に人がいなくなったときに自動的にイオンを発生して除菌を行なう。このため、人がいないことをセンサー21が検知すると制御装置11は駆動部26に指示を送る。駆動部26は指示に応じて蓋23を開く。蓋23が開いた状態で制御装置11はイオン発生装置6、加温装置9、および送風装置10を動作させる。よって、実施の形態2と同様に実施の形態3ではユーザーの手間を省くことができる。
一定時間イオンを発生させた後、制御装置11は駆動部26に蓋23を閉じるよう指示を送るとともにイオン発生装置6、加温装置9、および送風装置10の動作を終了させる。駆動部26は指示に応じて蓋23を閉じる。これにより、ユーザーの入浴時には蓋23が閉じた状態になる。ユーザーの入浴時には浴室用リモコン装置の内部に水が浸入する可能性が高くなるのでイオン発生装置の防水が可能になる。
特開2003−156220号公報(特許文献2)に開示される浴室用空気調節装置では大量の風を流すため、防水対策として空気の流れを妨げない程度の段差が設けられる。このため装置が全体的に大きくなる。実施の形態3の浴室用リモコン装置ではイオン風が流れるだけでよいため簡単な蓋を設けるだけで防水対策が可能になる。よって、防水対策のためリモコン装置を大きくする必要がなくなる。
なお、吸込口7および吹出口8を覆う蓋23に代えて、浴室用リモコン装置1Bの全体を覆う蓋が用いられてもよい。この場合にも駆動部26が制御装置11の指示に応じて蓋を開閉する。これによりイオン発生装置の防水が可能になる。
以上のように実施の形態3によれば、吸込口および吹出口を覆う蓋を設けることによって、イオン発生装置の防水が可能になる。よって、正イオンおよび負イオンを安定的に発生させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の浴室用リモコン装置を浴室内に設置した状態の一例を示す概略図である。 図1の浴室用リモコン装置1の外観について概略を示す斜視図である。 図1の浴室用リモコン装置1のブロック図である。 図1の浴室用リモコン装置1の内部を概略的に示す図である。 図4のイオン発生装置6の構成の概略を示す側面図である。 実施の形態2の浴室用リモコン装置の外観を示す概略図である。 実施の形態2の浴室用リモコン装置のブロック図である。 実施の形態3の浴室用リモコン装置の外観を示す図である。 実施の形態3の浴室用リモコン装置のブロック図である。 実施の形態3の浴室用リモコン装置の内部を説明する概略図である。
符号の説明
1,1A,1B 浴室用リモコン装置、2 浴室、3 バスタブ、4 ボタン、4−1 スイッチ、5 表示装置、6 イオン発生装置、7 吸込口、8 吹出口、9 加温装置、10 送風装置、11 制御装置、12 流路、13 誘電体、14A 電圧印加電極、14B 接地電極、15 高圧電源、16 絶縁体、21 センサー、23 蓋、24 蓋スイッチ、25 水センサー、26 駆動部、27 排水口、40 スイッチ群、A 給湯機、B 換気扇。

Claims (7)

  1. 浴室に設置される浴室用リモコン装置であって、
    正イオンと負イオンとを発生させるイオン発生装置と、
    前記イオンを前記浴室に放出する送風装置と、
    対象の機器を制御するとともに、前記イオン発生装置および前記送風装置を制御する制御装置とを備える、浴室用リモコン装置。
  2. 前記送風装置は、前記浴室から吸込んだ空気を用いて前記イオンを前記浴室に放出する、請求項1に記載の浴室用リモコン装置。
  3. 前記浴室用リモコン装置は、
    前記浴室が使用されているか否かを検知する浴室使用センサーをさらに備え、
    前記制御装置は、前記浴室の使用終了を前記浴室使用センサーが検知すると、前記イオン発生装置および前記送風装置の動作を開始させ、所定の動作終了条件を満たす場合に、前記イオン発生装置および前記送風装置の動作を終了させる、請求項1に記載の浴室用リモコン装置。
  4. 前記所定の動作終了条件は、前記イオン発生装置および前記送風装置の動作の開始時点から一定の時間が経過した場合に満たされる条件である、請求項3に記載の浴室用リモコン装置。
  5. 前記送風装置は、前記浴室から吸込んだ空気を用いて前記イオンを前記浴室に放出し、
    前記浴室用リモコン装置は、
    前記空気の吸込口および前記空気の吹出口の両方を覆う蓋をさらに備える、請求項3に記載の浴室用リモコン装置。
  6. 前記浴室用リモコン装置は、
    前記蓋の開閉を検知する開閉センサーをさらに備え、
    前記制御装置は、前記蓋が閉まっていることを前記開閉センサーが検知する場合には、前記イオン発生装置を動作させないよう制御する、請求項5に記載の浴室用リモコン装置。
  7. 前記浴室用リモコン装置は、
    前記制御装置の指示に応じて前記蓋を開閉する駆動部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記イオン発生装置および前記送風装置の動作の開始時に前記蓋を開くよう前記駆動部に前記指示を送り、前記所定の動作終了条件を満たす場合には、前記蓋を閉じるよう前記駆動部に前記指示を送る、請求項6に記載の浴室用リモコン装置。
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