JP2007161466A - 電磁ブレーキ装置用作業台 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキコアを水平に保持するために、ブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜ける方向へ移動させる作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに、電磁ブレーキ装置からブレーキコアを抜取ることができる電磁ブレーキ装置用作業台の提供。
【解決手段】ブレーキコア10の軸方向及び鉛直方向に広がる一対の鉛直板部12A,12Bのそれぞれに形成される一対の傾斜面12a,12bを、ブレーキコア10に対して下方から接触させ、一対の鉛直板部12A,12Bと一体に形成されブレーキコア10の下方に位置する躯体の部分3aに載置される水平板部13と、躯体の部分3aに引っ掛かった状態で固定される固定部14とによって一対の傾斜面12a,12bを支持するようにした。
【選択図】図4
【解決手段】ブレーキコア10の軸方向及び鉛直方向に広がる一対の鉛直板部12A,12Bのそれぞれに形成される一対の傾斜面12a,12bを、ブレーキコア10に対して下方から接触させ、一対の鉛直板部12A,12Bと一体に形成されブレーキコア10の下方に位置する躯体の部分3aに載置される水平板部13と、躯体の部分3aに引っ掛かった状態で固定される固定部14とによって一対の傾斜面12a,12bを支持するようにした。
【選択図】図4
Description
本発明は、エレベータを駆動する巻上機等の電磁ブレーキ装置の分解作業時に用いられる電磁ブレー装置用作業台に関する。
電磁ブレーキ装置の分解方法としては、例えば特許文献1に示されるものがある。この分解方法は、ブレーキコアが鉛直な姿勢に配置された電磁ブレーキ装置を分解するための分解作業に適用されている。その分解作業では、把持部を有する治具をブレーキコアの上部に取付け、この治具の把持部を握ってブレーキコアを持ち上げることによってブレーキコアを抜取る、ということが行われる。
特開平11−199150号公報
前述した分解方法が適用される電磁ブレーキ装置は、ブレーキコアが鉛直な姿勢で配置されているため、作業員は電磁ブレーキ装置からブレーキコアを抜取る際、ブレーキコアを鉛直方向に沿って上方向へ持ち上げれば、電磁ブレーキ装置から抜ける方向へブレーキコアを移動させることができ、抜き取りやすい。
しかし、電磁ブレーキ装置には、ブレーキコアが鉛直な姿勢ではなく、水平な姿勢に配置されているものがある。このような電磁ブレーキ装置では、ブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜取る際、ブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜ける方向へ移動させることと同時に、ブレーキコアを水平に保持することが行われる。この場合、ブレーキコアを水平に保持するために、ブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜ける方向へ移動させる作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりする必要がある。別の作業員の動員やチェーンブロックの使用は分解作業のコストを削減する上での障害であるため、この障害を解消することが要望されていた。
本発明は、前述の実状を考慮してなされたもので、その目的は、ブレーキコアを水平に保持するために、ブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜ける方向へ移動させる作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに、電磁ブレーキ装置からブレーキコアを抜取ることができる電磁ブレーキ装置用作業台を提供することにある。
〔1〕 本発明は、電磁ブレーキ装置に水平な姿勢で配置されているブレーキコアを抜き取る際に用いられ、ブレーキコアに対して下方から接触した状態に配置される受部と、前記電磁ブレーキ装置の所定個所に取付けられて前記受部を支持する支持部とを有することを特徴とする。
このように構成された本発明では、電磁ブレーキ装置の所定個所に支持部が取付けられた状態では、受部がブレーキコアに対して下方から接触している。この状態では、作業員がブレーキコアを電磁ブレーキ装置からブレーキコアが抜ける方向へ移動させると、ブレーキコアを受部が受け止めてブレーキコアを水平に保持する。したがって、ブレーキコアを水平に保持するために、ブレーキコアに対して電磁ブレーキ装置から抜ける方向の力をブレーキコアに与える作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに、ブレーキコアを抜き取ることができる。
〔2〕本発明は、「〔1〕」記載の発明において、前記受部は、下部側から上部側に広がる開口を形成する一対の傾斜面であることを特徴とする。
前述したように本発明では、ブレーキコアを水平に保持するために、ブレーキコアに対して電磁ブレーキ装置から抜ける方向の力を与える作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに、ブレーキコアを抜き取ることができる。これにより、電磁ブレーキ装置の分解作業のコストの削減に貢献できる。
本発明の電磁ブレーキ装置の最良の実施形態を図1〜5を用いて説明する。
図1は本発明の電磁ブレーキ装置用作業台の最良の実施形態が適用される電磁ブレーキ装置を示す正面図、図2は図1に示すブレーキコアの拡大正面図、図3は図2のA−B−C断面図、図4は本発明の電磁ブレーキ装置用作業台の最良の実施形態を、図1に示す電磁ブレーキ装置に取付けた状態を示す図2に対応する拡大正面図、図5は図4の図3に対応する断面図である。
図1に示すように、電磁ブレーキ装置1は、例えばエレベータの機械室の床面に固定されるマシンベース2と、このマシンベース2に立設される躯体3と、この躯体3に軸4周りに回転可能に設けられるブレーキディスク5と、躯体3に取付けられる制動部6とを備えている。
図2,3に示すように、制動部6は、ブレーキディスク5を挟んで対向するブレーキシュー9A,9Bと、これらのブレーキシュー9A,9Bを覆うブレーキボディー7と、ブレーキシュー9Aを駆動するブレーキコア10とを備えている。
ブレーキシュー9Aはブレーキコア10から突出するピン11に連結されている。ブレーキシュー9Bはピン8を介してブレーキボディー7に連結されている。ブレーキボディー7にはピン11が挿通される孔7aが形成されている。ブレーキコア10は孔7aにピン11が挿通されるよう水平な姿勢でブレーキボディー7の外部に配置され固定されている。ブレーキボディー7は躯体3に固定されている。
本実施形態は、図4,5に示すように、ブレーキコア10に対して下方から接触した状態に配置される受部と、電磁ブレーキ装置1の所定個所に取付けられて受部を支持する支持部とを有している。受部は、ブレーキコア10の軸方向及び鉛直方向に広がる一対の鉛直板部12A,12Bのそれぞれの上端部に形成される一対の傾斜面12a,12bからなる。この一対の傾斜面12a,12b間に形成される開口は、下部側から上部側に広がっている。また、支持部は、一対の鉛直板部12A,12Bと一体に形成されブレーキコア10の下方に位置する躯体の部分3a(所定個所)に載置される水平板部13と、躯体の部分3aに引っ掛かった状態で固定される固定部14とからなる。
このように構成された本実施形態は、電磁ブレーキ装置1からブレーキコア10を抜取る際、次のようにして使用される。
作業員は、まず、ブレーキシュー9Aをピン11から取除く。次に、ブレーキコア10に下方から一対の傾斜面12a,12bが接触するよう水平板部13を躯体の部分3aに載置しつつ、固定部14を躯体の部分3aに引っ掛け、固定部14を躯体の部分3aに固定する。
そして、ブレーキコア10に対して電磁ブレーキ装置1から抜ける方向の力を与える。これにより、ブレーキコア10は一対の傾斜面12a,12bに受け止められて水平に保持されながら、この一対の傾斜面12a,12b上を移動し、この結果、ブレーキコア10のピン11がブレーキボディー7から抜ける。
本実施形態によれば次の効果を得られる。
本実施形態は、電磁ブレーキ装置1(ブレーキボディー7)から抜ける方向へ移動するブレーキコア10を、一対の傾斜面12a,12bが受け止めて水平に保持することができる。これにより、ブレーキコア10を水平に保持するために、ブレーキコア10を電磁ブレーキ装置1から抜ける方向へ移動させる作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに、ブレーキコアを抜き取ることができる。したがって、電磁ブレーキ装置1の分解作業のコスト削減に貢献できる。
また、本実施形態は、電磁ブレーキ装置の分解作業時に限らず、組立作業時にも、ブレーキコア10を水平に保持することができる。これにより、ブレーキコア10を電磁ブレーキ装置1に組込む方向へ移動させる作業員とは別の作業員を動員したり、チェーンブロックを使用したりせずに済ませることができ、電磁ブレーキ装置1の組立作業のコスト削減に貢献できる。
また、本実施形態では、ブレーキコア10に下方から接触する受部が一対の傾斜面12a,12bからなるので、ブレーキコア10に下方から接触するように配置しやすい。
1 電磁ブレーキ装置
2 マシンベース
3 躯体
3a 躯体の部分
4 軸
5 ブレーキディスク
6 制動部
7 ブレーキボディー
7a 孔
8 ピン
9A,9B ブレーキシュー
10 ブレーキコア
11 ピン
12A,12B 鉛直板部
12a,12b 傾斜面
13 水平板部
14 固定部
2 マシンベース
3 躯体
3a 躯体の部分
4 軸
5 ブレーキディスク
6 制動部
7 ブレーキボディー
7a 孔
8 ピン
9A,9B ブレーキシュー
10 ブレーキコア
11 ピン
12A,12B 鉛直板部
12a,12b 傾斜面
13 水平板部
14 固定部
Claims (2)
- 水平な姿勢で配置されているブレーキコアを電磁ブレーキ装置から抜き取る際に用いられ、ブレーキコアに対して下方から接触した状態に配置される受部と、前記電磁ブレーキ装置の所定個所に取付けられて前記受部を支持する支持部とを有することを特徴とする電磁ブレーキ装置用作業台。
- 請求項1記載の発明において、
前記受部は、下部側から上部側に広がる開口を形成する一対の傾斜面であることを特徴とする電磁ブレーキ装置用作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005363431A JP2007161466A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 電磁ブレーキ装置用作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005363431A JP2007161466A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 電磁ブレーキ装置用作業台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007161466A true JP2007161466A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38244797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005363431A Pending JP2007161466A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 電磁ブレーキ装置用作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007161466A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-12-16 JP JP2005363431A patent/JP2007161466A/ja active Pending
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JP7157728B2 (ja) | 2019-11-28 | 2022-10-20 | 株式会社日立ビルシステム | 電磁ブレーキの位置調整治具 |
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