JP2007160366A - カシメ工具およびカシメ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の部材を締結した状態のカシメ部材が軸や軸受けなどを支持可能な機能穴を備えるようにする。
【解決手段】カシメ工具としてカシメ部材10のヘッド12を保持する下型S1と軸部14の先端に当接して軸方向に押圧する押圧面Pを備える上型U1を用いる。カシメ部材10には貫通穴16が予め形成されている。上型U1は押圧面Pから延びる突軸Vを備え、突軸Vを貫通穴16に挿通させた状態で押圧面Pによりカシメ部材の軸部14の先端をつぶす。突軸Vが挿通された貫通穴16はその穴形状が変形することなくその形状を保持することができる。これにより、カシメ部材10が板材40、44を締結した状態で、貫通穴16を他の機能部材の軸Fを滑らかに支持可能な機能穴として使用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数部材を貫通して当該部材同士を締結するためのカシメ工具およびカシメ方法に関する。
従来、複数部材を貫通して当該部材同士を締結するカシメ構造として、図5に示すようなものがある。すなわち、図5の(a)に示すように、ヘッド52に続いて中実丸棒状の軸部54を有する単純中実ピン形状のカシメ部材50を用いて、例えば2枚の板材40、44に設けた締結穴にその軸部54を差し込んだうえ、図5の(b)に示すように、カシメ部材50を上型Uと下型Sで挟んで軸方向に圧縮する。これにより、ヘッド52に対して反対側に突出した軸部54の先端がつぶれて拡径し、両板材40、44を締結する。
ところで、上述のように互いに締結される板材40、44は、単に締結されることが目的である場合は少なく、締結部位の近傍で他の軸や軸受けなどを支持する構造壁をなす例が多い。
そのため、軸や軸受けなどを直接支持するハウジングなどの別部材を設定して、板材に組み付けることが行われるが、これらの別部材が多くなるとその部品管理が煩雑となるほか、組み付け加工に多くの治具や型を必要とする。さらにはその配置がカシメ部材と干渉したり、あるいは、別部材の組み付けが溶接の場合にはその熱によって別部材自体が歪み、その寸法精度を低下させてしまうおそれもある。
そこで、複数の部材を締結したカシメ部材に軸や軸受けなどの支持機能を持たせれば、当該他部材を支持するためのハウジングなどを別途設定する必要がなく、干渉や精度低下のおそれある部品の点数を減らすことができ、簡素な構成が実現される。
このため、軸や軸受けなどを支持するため貫通穴を軸方向に予め形成して、カシメ部材を中空円筒形状としておくことが考えられるが、このようなカシメ部材を用いたとしても、従来の上型Uと下型Sによって圧縮すると、上記の中空円筒形状もつぶれてしまい、軸や軸受けなどの支持機能を果たせない結果となる。
したがって本願発明は、複数の部材を締結した状態のカシメ部材に軸や軸受けなどを支持可能な機能穴を備えさせることができるカシメ工具およびカシメ方法を提供することを目的とする。
このため、本発明は、ヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなるカシメ部材の軸部を複数の部材を貫通する締結穴に差し込んだ状態で、軸部の先端をつぶして複数の部材を締結するカシメ締結において、締結状態のカシメ部材の軸方向少なくとも一端側に開口し機能部材を支持可能の機能穴を備えさせるため、カシメ締結に用いるカシメ工具をヘッドを保持する第1の型と軸部の先端に当接して軸方向に押圧する押圧面を備える第2の型とから構成し、第1の型と第2の型のうち、カシメ部材の上記機能穴とすべき穴が開口する端側の型に、機能穴とすべき穴と整合する径を有し当該穴に挿通される突状部を備えるものとした。
第2の型の押圧面によりカシメ部材の軸部の先端をつぶす際に、突状部を穴に挿通させた状態で行うので、突状部を挿通させた穴区間ではその穴形状がつぶれとともに変形することなくその形状を保持することができる。これにより、上記穴を他の機能部材の軸などを滑らかに支持可能な機能穴として使用することができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により詳細に説明する。
図1は第1の実施例を示す。
この実施例では、図1の(a)に示すように、円盤状のヘッド12と、ヘッド12に続く軸部14とからなり、ヘッド12から軸部14の全長にわたる貫通穴16を設けたカシメ部材10を用いる。貫通穴16は、機能穴とすべき穴として、全長にわたって一定径としている。
図の(a)は、互いに締結されるべき複数の部材として2枚の板材40、44に設けた締結穴42、46にカシメ部材10の軸部14を差し込んだ状態を示している。
カシメ工具は、図1の(b)に示すように、上型U1と下型S1とからなる。
上型U1は、カシメ部材10の軸部14の先端に当接する押圧面Pと、カシメ部材10の貫通穴16と整合して押圧面Pから延びる突軸Vを備える。突軸Vは、上型U1の押圧面Pが軸部14の先端(上端)に当接して軸部14をつぶし始める位置において、貫通穴16の全長にわたって差し込まれている状態となるように、その長さL1が設定されている。
下型S1は、ヘッド12の外形形状と整合するとともに、突軸Vと中心軸を一致させて貫通穴16と同径の凹部状の突軸受入れ部m1を有する。
図1の(b)に示すように、下型S1上に、(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材10を載置する。下型S1のヘッド12を収容する凹部の深さはヘッド12の厚みと同一で、該凹部を囲む上面に板材40が着座する。
そして、図1の(c)に示すように、上型U1の突軸Vをカシメ部材10の貫通穴16に差し込んだ状態で、軸部14を押圧面Pでつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
下型S1の突軸受入れ部m1は、軸部14をつぶしながらその下限位置までストロークする上型U1の突軸Vの先端(下端)を受け入れる。
なお、下型S1はヘッド12の外形形状と整合する凹部断面を有するが、カシメ部材10の載置や取り外し時の作業性を良くするため、ヘッド12との各対向面との間にはわずかな間隙を設定するのが好ましい。また、突軸受入れ部m1と突軸V間にも滑らかな受け入れのため、互いの対向面間にわずかな間隙を設定するのが好ましい。以下の各実施例においても同様である。
上型U1が軸部14の先端をつぶす間、上型U1の突軸Vが軸部14の貫通穴16に差し込まれているので、つぶしにより貫通穴16が縮径することなく、貫通穴16は一定径を保持する。
本実施例において、下型S1は発明における第1の型に該当し、上型U1は第2の型に該当する。突軸Vは突状部を構成し、突軸受入れ部m1は逃げ部に該当している。
本実施例は以上のように構成され、ヘッド12から軸部14にわたって貫通穴16を設けたカシメ部材10を用いた板材の締結において、上型U1が軸部14の先端を押圧する押圧面Pからカシメ部材10の貫通穴16と整合して延びる突軸Vを備えて、該突軸Vを貫通穴16に差し込んだ状態で軸部14を押圧するものとしたので、カシメ部材10の貫通穴16が軸部14のつぶれとともに変形することなくその形状を保持することができる。
したがって、図1の(d)に示すように、カシメ部材10はその貫通穴16を機能穴として他の機能部材の軸Fの端部を長い範囲で滑らかにスライド可能に支持することができる。
また、下型S1は、ヘッド12の外形形状と整合するとともに、カシメ部材10の貫通穴16と同軸に当該貫通穴に対応する突軸受入れ部m1を有して、上型U1が軸部14をつぶしながらその下限位置までストロークする間、上型U1の突軸Vの先端(下端)を受け入れるから、貫通穴16の全長にわたって突軸Vを伸ばすことができ、カシメ部材10の中空円筒形状のつぶれを全長にわたって確実に防止することができる。
つぎに、図2は第2の実施例を示す。
ここでは、第1の実施例と同じカシメ部材10を用いる。図2の(a)は図1の(a)と同一である。カシメ工具は上型U2と下型S2とからなる。
図2の(b)に示すように、下型S2は、カシメ部材10のヘッド12の外形形状と整合するとともに、カシメ部材10の貫通穴16と整合する突軸Tを備える。
下型S2の突軸Tは、上型U2の押圧面が軸部14の先端に当接して軸部14をつぶし始める位置において、貫通穴16の全長にわたって差し込まれている状態となるように、その長さL2が設定されている。
上型U2は、その押圧面に突軸Tと中心軸を一致させて貫通穴16と同径の凹部状の突軸受入れ部m2を有する。
図2の(b)に示すように、下型S2上に、(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材10を載置する。
そして、図2の(c)に示すように、下型S2の突軸Tをカシメ部材10の貫通穴16に差し込んだ状態で、軸部14を上型U2の押圧面Pでつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
上型U2の突軸受入れ部m2は、押圧面Pが軸部14をつぶしながらその下限位置までストロークする間、下型S2の突軸Tの先端(上端)を受け入れる。
上型U2が軸部14の先端をつぶす間、下型S2の突軸Tが軸部14の貫通穴16に差し込まれているので、つぶしにより貫通穴16が縮径することなく、貫通穴16は一定径を保持する。
本実施例において、下型S2は発明における第1の型に該当し、上型U2は第2の型に該当する。突軸Tは突状部を構成し、突軸受入れ部m2は逃げ部に該当している。
本実施例は以上のように構成され、ヘッド12から軸部14にわたって貫通穴16を設けたカシメ部材10を用いた板材の締結において、下型S2がカシメ部材10の貫通穴16と整合して延びる突軸Tを備えて、該突軸Tを貫通穴16に差し込んだ状態で上型U2が軸部14を押圧するものとしたので、カシメ部材10の貫通穴16が軸部14のつぶれとともに変形することなくその形状を保持することができる。
したがって、図2の(d)に示すように、カシメ部材10はその貫通穴16を機能穴として他の機能部材の軸Fの端部を長い範囲で滑らかにスライド可能に支持することができる。
図3は第3の実施例を示す。これは、第2の実施例に対して、下型の突軸を短くしたものである。
図3の(a)に示すように、下型S3上に、板材40、44とカシメ部材10を載置する。
下型S3の突軸T’の長さL3はカシメ部材10の全長よりも短く、板材40、44とカシメ部材10を下型S3上に載置したとき、カシメ部材の貫通穴16に差し込まれた突軸T’の上端は、カシメ部材10の軸部14の先端よりも低い位置となっている。
上型U3は、カシメ部材10の軸部14の先端に当接する平坦な押圧面Pを備えているが、突軸受入れ部m2は有しない。
図3の(b)に示すように、板材44から突出した軸部14の先端を上型U3の押圧面Pでつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
同時に、軸部14は突軸T’の上端より上部において内径方向にもつぶれ、内径が縮小した縮径部19が生じる。カシメ部材10の貫通穴16のうち、下型S3の突軸T’が差し込まれている区間は一定径を保持する。
本実施例においては、下型S3が発明における第1の型に該当し、上型U3が第2の型に該当する。突軸T’は突状部を構成している。
本実施例は以上のように構成され、ヘッド12から軸部14にわたって貫通穴16を設けたカシメ部材10を用いた板材の締結において、下型S3がカシメ部材10のヘッド12の外形形状と整合するとともに、カシメ部材10の貫通穴16と整合しかつその全長よりも短い突軸T’を備えて、該突軸T’を貫通穴16に差し込んだ状態で軸部14の先端を平坦な押圧面Pを備える上型U3で押圧するものとしたので、カシメ部材10の貫通穴16のうち突軸T’が差し込まれた区間は、軸部14のつぶれとともに変形することなくその形状を保持することができる一方、軸部14の端部は径方向内外につぶれる。
これにより、図3の(c)に示すように、カシメ部材10はその貫通穴16の一定径部分を機能穴として、ヘッド12側開口から他の機能部材の軸FBの端部を受け入れて支持することができる。そして、縮径部19によって、軸FBの所定以上の軸方向移動が規制可能である。
図4は第4の実施例を示す。
ここでは、図4の(a)に示すように、従来と同様のヘッド52に続いて中実丸棒状の軸部54を有する単純中実ピン形状のカシメ部材50を用いる。なお、ヘッド52の軸方向から見た平面形は円形よりも多角形状が好ましい。
図の(a)は、互いに締結されるべき複数の部材として2枚の板材40、44に設けた締結穴42、46にカシメ部材50の軸部54を差し込んだ状態を示している。
カシメ工具は上型U4と下型S4とからなる。
図4の(b)は、(a)の状態の板材40、44とカシメ部材50を下型S4上に載置した状態を示す。
上型U4は、カシメ部材50の軸部54の先端に当接する押圧面Pと、押圧面Pの中心において押圧面から一体に延びるドリル軸Wを備える。ドリル軸Wの長さL4は、カシメ部材50の全長にわたって貫通穴を切削するに十分な長さに設定されている。
下型S4は、ヘッド52の外形形状と整合するとともに、上型U4のドリル軸Wと中心軸を一致させた凹部状のドリル受入れ部nを有する。
板材40、44の締結にあたっては、上型U4を回転させながら下型S4上のカシメ部材50に向かって下降させる。
これにより、まず上型U4のドリル軸Wがカシメ部材50の軸部54上端から開始して、ヘッド52にわたるまで切削加工を行い、機能穴とすべき穴として、貫通穴56を形成する。
貫通穴56が完全に形成されたあと、あるいはその直前に、上型U4の押圧面Pが軸部54の先端を押圧開始する。
こうして、上型U4が所定の下限位置までストロークすると、図4の(c)に示されるように、軸部54の端部がつぶされて拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
なお、ヘッド52の平面形を多角形状とすれば、締結動作の間カシメ部材50が上型U4と共回りすることが確実に防止される。
本実施例では、下型S4が発明における第1の型に該当し、上型U4が第2の型に該当する。ドリル軸Wは突状部を構成し、ドリル受入れ部nが逃げ部に該当する。また、ドリル軸Wで形成された貫通穴56が機能穴とすべき穴となる。
本実施例は以上のように構成され、従来の単純中実ピン形状のカシメ部材50を用いて、カシメ部材50の軸部54を押圧する押圧面Pからドリル軸Wを延ばした上型U4を回転させながら下型S4上のカシメ部材50に向かって下降させて貫通穴56を形成し、該貫通穴内にドリル軸Wを挿通した状態で押圧面Pにより軸部54の上端をつぶすものとしたので、貫通穴56の穴形状は変形することなくカシメが行われる。
これにより、図4の(d)に示すように、カシメ部材50はその貫通穴56を機能穴として他の機能部材の軸FCの端部を受け入れ、第1、第2の実施例と同様に、長い範囲でスライド可能に支持することができる。
なお、各実施例では、複数の部材として2枚の比較的薄い板材40、44をカシメ部材10あるいは50により締結する例について説明したが、複数の部材は薄板材に限らず、またその枚数も2枚に限定されるものではない。
また、機能穴とする貫通穴16、56の径はそれぞれ例示に過ぎず、支持すべき軸や軸受け等の特性に応じて任意に設定することができる。
さらに、各実施例では機能穴とすべき穴をそれぞれ貫通穴として形成されるものとしたが、要求される機能穴が第3の実施例のように、貫通不要の場合には、カシメ部材の軸方向一方の側から途中までの穴を形成するものとし、当該穴の開口端側の型に当該穴に対応する長さの突状部(突軸、ドリル軸など)を設ければよい。
第3の実施例では、ドリル軸Wを押圧面と一体として、ドリル軸Wによる貫通穴切削加工のため上型U3全体を回転させるものとしたが、第1、第2の実施例においても、カシメ部材の軸部14をつぶす際、上型U1、U2自体を回転させながら軸部の先端を押圧するようにしてもよい。
なおまた、第3の実施例において、ドリル軸Wを押圧面Pから独立させて、ドリル軸Wのみを回転させるようにしてもよい。
第1の実施例を示す図である。 第2の実施例を示す図である。 第3の実施例を示す図である。 第4の実施例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10、50 カシメ部材
12、52 ヘッド
14、54 軸部
16、56 貫通穴
18 拡径部
19 縮径部
40、44 板材
42、46 締結穴
F、FB、FC 軸
m1、m2 突軸受入れ部(逃げ部)
n ドリル受入れ部(逃げ部)
P 押圧面
S1、S2、S3、S4 下型(第1の型)
T、T’、V 突軸(突状部)
U1、U2、U3、U4 上型(第2の型)
W ドリル軸(突状部)

Claims (8)

  1. ヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなるカシメ部材の前記軸部を複数の部材を貫通する締結穴に差し込んだ状態で、前記軸部の先端をつぶして前記複数の部材を締結するとともに、当該締結状態のカシメ部材にはその軸方向少なくとも一端側に開口し機能部材を支持可能の機能穴を備えさせるようにしたカシメ締結に用いるカシメ工具であって、
    前記ヘッドを保持する第1の型と前記軸部の先端に当接して軸方向に押圧する押圧面を備える第2の型とからなり、
    前記第1の型と第2の型のうち、カシメ部材の前記機能穴とすべき穴が開口する端側の型に、前記機能穴とすべき穴と整合する径を有し当該穴に挿通される突状部を備えていることを特徴とするカシメ工具。
  2. 前記カシメ部材が予め軸方向に貫通する貫通穴を有しており、
    前記突状部は、前記軸部の先端をつぶしたとき前記貫通穴を貫通する長さを有して、
    前記貫通穴を前記機能穴とすることを特徴とする請求項1記載のカシメ工具。
  3. 前記カシメ部材が予め軸方向に貫通する貫通穴を有しており、
    前記突状部は前記第1の型に設けられ、前記カシメ部材の軸方向長さよりも短く設定されて前記貫通穴に挿通され、
    前記軸部の先端をつぶしたとき当該先端側の穴径が縮径された前記貫通穴をヘッド側に開口した前記機能穴とすることを特徴とする請求項1記載のカシメ工具。
  4. 前記突状部が前記第2の型に設けられたドリル軸であって、
    該ドリル軸で形成される穴を、少なくとも軸部側に開口した前記機能穴とすることを特徴とする請求項1記載のカシメ工具。
  5. 前記ドリル軸は、前記軸部の先端をつぶしたときのカシメ部材の長さよりも長く設定され、前記機能穴がカシメ部材を貫通することを特徴とする請求項4記載のカシメ工具。
  6. 前記突状部が設けられた型に対する他方の型には、前記カシメ部材を貫通した突状部の先端を受け入れる逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項2または5記載のカシメ工具。
  7. ヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなるカシメ部材の前記軸部を複数の部材を貫通する締結穴に差し込んだ状態で、第1の型でヘッドを保持し、第2の型の押圧面で軸部の先端をつぶして前記複数の部材を締結するカシメ方法において、
    前記カシメ部材としてその軸方向少なくとも一端側に開口する穴を備えるものを用い、
    前記第1の型と第2の型のうち、カシメ部材の前記穴が開口する端側の型には当該穴と整合する径を有する突状部を備え、
    該突状部を前記穴に挿通させた状態で前記第2の型の押圧面で前記軸部の先端をつぶすことにより、
    締結状態のカシメ部材において前記穴を機能部材を支持可能の機能穴として備えるように構成したことを特徴とするカシメ方法。
  8. ヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなるカシメ部材の前記軸部を複数の部材を貫通する締結穴に差し込んだ状態で、第1の型でヘッドを保持し、第2の型の押圧面で軸部の先端をつぶして前記複数の部材を締結するカシメ方法において、
    前記第2の型に前記押圧面から延びるドリル軸を設け、
    該ドリル軸で前記カシメ部材に軸部側から穴を形成し、
    前記ドリル軸を前記穴に挿通させた状態で前記第2の型の押圧面で前記軸部の先端をつぶすことにより、
    締結状態のカシメ部材において前記穴を機能部材を支持可能の機能穴として備えるように構成したことを特徴とするカシメ方法。
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