JP2007159523A - 油圧供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ポンプからの圧油を、作業機への動力伝達を係脱する油圧クラッチ機構へPTO作動油ラインを介して供給し、且つ、前記作業機を昇降させる昇降用油圧アクチュエータへ外部作動油取出ラインを介して供給する油圧供給構造において、前記作業機への動力伝達を遮断させた状態での前記油圧アクチュエータによる該作業機の上昇動作を迅速に行え得る構造簡単な油圧供給構造を提供する。
【解決手段】前記PTO作動油ラインに介挿されたPTO切換弁が、前記油圧クラッチ機構への作動油供給をOFFする際に、前記PTO作動油ラインのうち,該PTO切換弁より上流側に位置する一次側ラインを閉鎖するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、油圧ポンプからの圧油を、作業機への動力伝達を係脱する油圧クラッチ機構へ供給すると共に、前記作業機を昇降させる昇降用油圧アクチュエータへも供給するように構成された油圧供給構造に関する。
単一の油圧ポンプからの圧油を、作業機への動力伝達を係脱する油圧作動型油圧クラッチ機構へ供給すると共に、前記作業機を昇降させる昇降用油圧アクチュエータへも供給するように構成することは、従来から公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
斯かる従来の油圧供給構造は、前記油圧クラッチ機構及び前記油圧アクチュエータの作動油源を共通化でき、これにより、コスト低廉化及び小型化を図り得ることができる点で有用である。
しかしながら、前記従来の油圧供給構造においては、前記油圧アクチュエータによる前記作業機の上昇速度を高速化できないという問題があった。
即ち、前記油圧供給構造は、油圧ポンプの吐出ラインに、前記油圧アクチュエータに作動油を供給する為の外部作動油取出ラインが抵抗弁を介して流体接続され、且つ、前記油圧作動型油圧クラッチ機構に作動油を供給する為のPTO作動油ラインが絞り弁を介して流体接続されている。
そして、前記PTO作動油ラインにはPTO切換弁が介挿されており、該PTO切換弁によって、前記油圧クラッチ機構への作動油の供給がON/OFF制御されるようになっている。
詳しくは、前記従来の構成においては、該PTO切換弁が、前記油圧クラッチ機構への作動油供給をOFFする際に、前記PTO作動油ラインをドレンラインに連通するように構成されていた。
つまり、前記従来の構成においては、前記油圧クラッチ機構への作動油供給を停止して該油圧クラッチ機構を遮断状態とさせる際には、前記PTO作動油ラインがドレンラインに開放されるようになっていた。
通常、前記作業機を前記油圧アクチュエータによって上昇させる際には、安全等の観点から該作業機への動力伝達は遮断させる(即ち、前記油圧クラッチ機構への作動油供給を遮断させる)が、前記従来構成においては、前述の通り、前記油圧クラッチ機構への作動油供給を遮断させる際には、前記PTO作動油ラインが外部に開放され、前記吐出ライン中の圧油の一部が、常時、前記ドレンラインを経て外部に漏れ出すことになる。
従って、前記外部作動油取出ラインの油量及び油圧を上昇させるのに時間を要し、これにより、前記作業機の上昇動作に多くの時間がかかっていた。
特開2005−1636号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、油圧ポンプからの圧油を、作業機への動力伝達を係脱する油圧クラッチ機構へPTO作動油ラインを介して供給すると共に、前記作業機を昇降させる昇降用油圧アクチュエータへ外部作動油取出ラインを介して供給するように構成された油圧供給構造において、前記作業機への動力伝達を遮断させた状態での前記油圧アクチュエータによる該作業機の上昇動作を迅速に行え得る構造簡単な油圧供給構造の提供を、一の目的とする。
又、前記一の目的を達成しつつ、前記PTO作動油ラインに不要な高圧が生じないように構成された構造簡単な油圧供給構造の提供を、他の目的とする。
本発明は前記目的を達成する為に、油圧ポンプ本体の吐出口に流体接続され且つ第1圧力値に調整された吐出ラインと、作業機の昇降用油圧アクチュエータに作動油を供給する為の外部作動油取出ラインであって、前記吐出ラインに抵抗弁を介して流体接続された外部作動油取出ラインと、前記作業機への動力伝達を係脱させる油圧作動型油圧クラッチ機構に作動油を供給する為のPTO作動油ラインであって、絞り弁を介して前記吐出ラインに流体接続され且つ前記第1圧力値より低い第2圧力値に調整されたPTO作動油ラインと、前記油圧クラッチ機構への作動油の供給をON/OFFするように前記PTO作動油ラインに介挿されたPTO切換弁とを備え、前記PTO切換弁は、前記油圧クラッチ機構への作動油供給をOFFする際に、前記PTO作動油ラインのうち,該PTO切換弁より上流側に位置する一次側ラインを閉鎖するように構成されている油圧供給構造を提供する。
好ましくは、前記吐出ラインの油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値を超えると、前記PTO作動油ラインが前記吐出ラインに対して遮断されるように構成され得る。
一態様においては、前記油圧供給構造は、前記PTO作動油ラインに介挿されたカットオフ弁をさらに備えることができる。
前記カットオフ弁は、前記吐出ラインの油圧を直接又は間接的なパイロット圧として前記PTO作動油ラインを連通又は遮断させるように構成され得る。
前記一態様において、好ましくは、前記吐出ラインは前記油圧ポンプ本体を囲繞する油圧ポンプケースに形成された吐出油路を有し、且つ、前記PTO作動油ラインは前記油圧ポンプケースを含む複数のケース部材にそれぞれ形成された複数のPTO油路であって、互いに直列的に流体接続された複数のPTO油路を有し得る。
前記複数のPTO油路は、基端部が前記吐出油路に流体接続されるように前記油圧ポンプケースに形成された一のPTO油路であって、前記絞り弁が介挿された一のPTO油路と、前記油圧ポンプケースとは別体のケース部材に形成された他のPTO油路であって、前記一のPTO油路に直接又は間接的に流体接続され且つ前記PTO切換弁が介挿された他のPTO油路とを含み得る。
斯かる構成においては、前記カットオフ弁は、前記絞り弁の二次側に位置するように前記油圧ポンプケースに装着され得る。
例えば、前記カットオフ弁は、前記絞り弁と該カットオフ弁との間の油圧をパイロット圧として作動するように構成され得る。
他態様においては、前記絞り弁は、前記吐出ラインの油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値以下の場合には前記PTO作動油ラインを連通させ、且つ、前記吐出ラインの油圧が前記第3圧力値を超えると前記PTO作動油ラインのうち,該絞り弁より上流側の部分を閉鎖するように構成され得る。
前記他態様において、好ましくは、前記吐出ラインは前記油圧ポンプ本体を囲繞する油圧ポンプケースに形成された吐出油路を有し、且つ、前記PTO作動油ラインは前記油圧ポンプケースを含む複数のケース部材にそれぞれ形成された複数のPTO油路であって、互いに直列的に流体接続された複数のPTO油路を有し得る。
前記複数のPTO油路は、基端部が前記吐出油路に流体接続されるように前記油圧ポンプケースに形成された一のPTO油路と、前記油圧ポンプケースとは別体のケース部材に形成された他のPTO油路であって、前記一のPTO油路に直接又は間接的に流体接続され且つ前記PTO切換弁が介挿された他のPTO油路とを含み得る。
斯かる構成においては、前記絞り弁は、前記一のPTO油路に介挿されるように前記油圧ポンプケースに装着され得る。
例えば、前記絞り弁は、該絞り弁の上流側の油圧をパイロット圧として作動するように構成され得る。
前記種々の構成において、好ましくは、前記油圧供給構造は、HSTの閉回路に作動油を補充する為のチャージラインであって、減圧弁を介して前記吐出ラインに流体接続されたチャージラインを、さらに備え得る。
本発明によれば、油圧ポンプからの圧油を、作業機への動力伝達を係脱する油圧クラッチ機構へPTO作動油ラインを介して供給すると共に、前記作業機を昇降させる昇降用油圧アクチュエータへ外部作動油取出ラインを介して供給するように構成された油圧供給構造において、前記PTO作動油ラインに介挿されたPTO切換弁が、前記油圧クラッチ機構への作動油供給をOFFする際に、前記PTO作動油ラインのうち,該PTO切換弁より上流側に位置する一次側ラインを閉鎖するように構成したので、前記作業機への動力伝達を遮断させた状態で前記油圧アクチュエータによって該作業機を上昇させる際に、前記外部作動油取出ラインに効率的に圧油を供給することができる。従って、前記作業機の上昇動作を迅速に行うことができる。
又、斯かる作業機の上昇動作に際に、前記油圧ポンプ本体からの圧油が前記PTO作動油ラインから外部に流出しない為、前記油圧ポンプ本体の負荷を軽減させることができる。
前記吐出ラインの油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値を超えると、前記PTO作動油ラインが前記吐出ラインに対して遮断されるように構成すれば、前記作業機の上昇動作の際に、前記PTO作動油ラインに不要な高圧が発生することを有効に防止できる。
従って、高精度なシール構造を備えることなく、前記PTO作動油ラインからの作動油の漏れ出しを防止することができる。
又、HSTの閉回路に作動油を補充する為のチャージラインであって、減圧弁を介して前記吐出ラインに流体接続されたチャージラインを、さらに備えれば、追加の油圧ポンプを備えることなく、前記HSTへの作動油補給を行うことができる。
実施の形態1
以下に、本発明に係る油圧供給構造の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態においては、本発明に係る油圧供給構造の一実施の形態がタンデム型ポンプ装置に適用された場合を例に説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る油圧供給構造が適用されたポンプ装置100Aの正面図及び側面図を示す。
又、図3及び図4に、それぞれ、図1におけるIII-III線及びIV-IV線に沿った前記ポンプ装置の縦断側面図及び横断平面図を示す。
図5に、前記ポンプ装置100Aが適用された作業車輌1の油圧回路図を示す。
図5に示すように、前記ポンプ装置100Aは、前記作業車輌1に備えられる前記一対の第1及び第2油圧モータユニット10,20との協働下に走行系変速伝動機構を構成すると共に、該作業車輌1に備えられる作業機(例えば、モア装置)に駆動力を伝達するPTO系伝動機構の一部を構成している。
なお、前記作業機は、前記作業車輌における車輌フレームに昇降可能に連結されており、後述する補助油圧ポンプユニット500からの圧油を作動油として作動する油圧アクチュエータ75(例えば、昇降用油圧シリンダ)によって昇降されるようになっている。
そして、本実施の形態に係る油圧供給構造は、前記作業機1に備えられる駆動源40によって作動的に駆動される下記補助油圧ポンプ本体510からの圧油を、前記PTO系伝動機構に介挿される下記PTO油圧クラッチ機構650へ供給すると共に、前記油圧アクチュエータ75へも供給するように構成されている。
まず、本実施の形態に係る油圧供給構造が適用される一例である前記ポンプ装置100Aについて説明する。
図1〜図5に示すように、前記ポンプ装置100Aは、前記作業車輌1における車輌フレーム等の支持部材に支持されるハウジング110と、一端部が前記駆動源40に作動連結される入力端部を形成するように前記ハウジング110に支持された入力軸210と、前記ハウジング110に支持された第1及び第2ポンプ軸310a,310bと、前記ハウジング110に収容された第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bであって、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bによってそれぞれ駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bと、前記ハウジング110に支持されるPTO軸610と、前記入力軸210から前記第1ポンプ軸310a,前記第2ポンプ軸310b及び前記PTO軸610に動力伝達する動力伝達ギヤトレーン250であって、前記ハウジング110に収容された動力伝達ギヤトレーン250と、前記入力軸210から前記PTO軸610への動力伝達経路中に位置するように、前記ハウジング110に収容されたPTO油圧クラッチ機構650と、前記駆動源40によって作動的に駆動される前記補助油圧ポンプユニット500とを備えている。
前記ハウジング110は、前記油圧ポンプ本体320a,320b,前記動力伝達ギヤトレーン250及び前記PTO油圧クラッチ機構650を収容すると共に、内部空間が油溜めとしても利用され得るように構成されている。
詳しくは、該ハウジング110は、図3及び図4に示すように、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bを収容するポンプ収容空間110Aと、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する下記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを含む領域を囲繞するギヤ収容空間110Bと、前記PTOクラッチ機構650を収容するPTOクラッチ収容空間110Cであって、前記ギヤ収容空間110Bと油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間110Cと、内部空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポート111P,112Pとを有している。
図3及び図4に示すように、本実施の形態において、前記ハウジング110は、前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cを画するベースハウジング120であって、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pが設けられたベースハウジング120と、該ベースハウジング120に着脱自在に連結されるポンプケース150であって、前記ポンプ収容空間110Aを画するポンプケース150とを有している。
前記ベースハウジング120は、互いに着脱自在に連結されることにより前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cを形成する第1及び第2ハウジング部分121a,121bを有している。
詳しくは、前記第1ハウジング部分121aは、前記入力軸210を支持し得るように構成された第1端壁122aと、該第1端壁122aの周縁部から該入力軸210の伝動方向下流側(図示の形態においては車輌前方)へ延びる第1周壁125aとを有している。
前記第2ハウジング部分121bは、前記入力軸210を支持し得るように構成された第2端壁122bと、該第2端壁122bの周縁部から該入力軸210の伝動方向上流側(図示の形態においては車輌後方)へ延びる第2周壁125bとを有している。
斯かるベースハウジング120は、前記第1周壁125aの端面及び第2周壁125bの端面を接合させた状態で、前記第1及び第2ハウジング部分121a,121bを互いに連結することにより、前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cが形成されるようになっている。
より詳しくは、図3及び図4に示すように、前記第1端壁122aは、前記ギヤ収容空間110Bを画する第1ギヤ収容領域123aと、前記PTOクラッチ収容空間110Cを画する第1PTOクラッチ収容領域124aとを有している。
該第1PTOクラッチ収容領域124aは、前記第1ギヤ収容領域123aから前記入力軸210の伝動方向上流側に膨出されている。
同様に、前記第2端壁122bは、前記ギヤ収容空間110Bを画する第2ギヤ収容領域123bと、前記PTOクラッチ収容空間110Cを画する第2PTOクラッチ収容領域124bとを有している(図3及び図4参照)。
該第2PTOクラッチ収容領域124bは、前記第2ギヤ収容領域123bから前記入力軸210の伝動方向下流側に膨出されている。
前記第1及び第2ギヤ収容領域123a,123bは、前記第1及び第2ハウジング部分121a,121bを連結させた際に、互いに近接された状態で略平行に延びるように構成されており、これにより、幅狭の前記ギヤ収容空間110Bが画されるようになっている。
他方、前記第1及び第2PTOクラッチ領域124a,124bは、両者の間に前記PTOクラッチ機構650を収容可能な前記PTOクラッチ収容空間110Cが画されるように、離間されている。
なお、図3に示すように、前記第1PTOクラッチ領域124aには開口126が設けられており、該開口126は前記第1端壁に着脱自在に連結される蓋部材130によって液密にシールされるようになっている。
なお、前記ポンプケース150の構成については後述する。
前記補助油圧ポンプユニット500は、前記駆動源40からの駆動力によって駆動される補助油圧ポンプ本体510を有している。
本実施の形態においては、図3及び図4に示すように、前記補助油圧ポンプ本体510は、前記入力軸210によって作動的に駆動されている。
詳しくは、本実施の形態においては、図3及び図4に示すように、前記入力軸210は、前記入力端部を構成する一端部211が外方へ突出された状態で前記第1端壁122aに支持され、且つ、他端部212が外方へ延在された状態で前記第2端壁122bに支持されている。
そして、前記補助油圧ポンプ本体510は、前記入力軸210の他端部212によって駆動されるように構成されている。
前記補助油圧ポンプユニット500は、前記補助油圧ポンプ本体510に加えて、該補助油圧ポンプ本体510を囲繞するように前記第2端壁122bに連結される補助油圧ポンプケース520を備えている。
なお、本実施の形態においては、前記補助油圧ポンプ本体510は、前記入力軸210によって駆動されるように構成されているが、これに代えて、前記補助油圧ポンプ本体510を、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの何れか一方によって駆動されるように構成することも可能である。
又、本実施の形態において例示する前記ポンプ装置100Aは、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bとは別体とされた前記入力軸210を備えており、前記補助油圧ポンプ本体510は、該入力軸210によって駆動されるように構成されているが、本発明に係る油圧供給構造は斯かる形態に限定されるものではない。
例えば、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの一方が前記入力軸210として兼用されるように構成されたポンプ装置において、前記補助油圧ポンプ本体510を、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの何れか一方によって駆動されるように構成することも可能である。
前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bは、前記動力伝達ギヤトレーン250を介して前記入力軸210に作動連結された状態で、前記ハウジング110に支持されている。
本実施の形態において、前記動力伝達ギヤトレーン250は、図3〜図5に示すように、前記入力軸210に相対回転不能に支持される前記第1伝動ギヤ251と、該第1伝動ギヤ251と噛合する前記第2伝動ギヤ252であって、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの双方に相対回転不能に支持される前記第2伝動ギヤ252とを備えている。
即ち、本実施の形態において例示する前記ポンプ装置100Aにおいては、図4に示すように、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bは同軸上に位置するように、前記ベースハウジング120に支持されている。
詳しくは、前記第1ポンプ軸310aは、基端部が前記ギヤ収容空間110B内に位置し且つ先端部が外方へ延在されるように前記第1ハウジング部分121aに支持されている。
他方、前記第2ポンプ軸310bは、基端部が前記ギヤ収容空間110B内に位置し且つ先端部が前記第1ポンプ軸310aとは反対側へ延びるように外方へ延在されるように前記第2ハウジング部分121bに支持されている。
そして、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの各基端部に前記第2伝動ギヤ252が相対回転不能に支持されている。
前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは、それぞれ、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの外方延在部によって駆動されるようになっている。
即ち、本実施の形態において例示する前記ポンプ装置100Aにおいては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは、それぞれ、前記ベースハウジング120を挟んで一方側(図示の形態においては車輌後方側)及び他方側(図示の形態では車輌前方側)に振り分け配置されている。
図5に示すように、前記第1油圧ポンプ本体320aは、一対の第1作動油ライン400aを介して、前記第1モータユニット10における第1油圧モータ本体11と流体接続されている。
該第1油圧ポンプ本体320a及び第1油圧モータ本体11は、少なくとも何れか一方が可変容積型とされており、一対の駆動輪50の一方を変速駆動する第1HSTを構成するようになっている。
同様に、前記第2油圧ポンプ本体320bは、一対の第2作動油ライン400bを介して、前記第2モータユニット20における第2油圧モータ本体21と流体接続されている。
該第2油圧ポンプ本体320b及び第2油圧モータ本体21は、少なくとも何れか一方が可変容積型とされており、前記一対の駆動輪50の他方を変速駆動する第2HSTを構成するようになっている。
本実施の形態においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bが可変容積型とされ、且つ、前記第1及び第2油圧モータ本体11,12が固定容積型とされている。
前記第1油圧ポンプ本体320aは、前記第1ポンプ軸310aの回転に伴って往復運動を行うピストンユニットと、該ピストンユニットを往復動自在に支持するシリンダブロックとを有している。
前述の通り、本実施の形態においては、前記第1油圧ポンプ本体320aは可変容積型とされている。
従って、前記第1ポンプ本体320aは、前記構成に加えて、前記ピストンユニットの摺動範囲を変化させて、吸引/吐出量を調整する出力調整部材を備えている。
本実施の形態においては、該出力調整部材として可動斜板が用いられており、前記ピストンユニットの先端に設けたシューが当接されている。
該出力調整部材は、制御軸によって外部操作可能とされている。本実施の形態においては、該制御軸として、前記出力調整部材に対しアームを介して連係されたトラニオン軸が用いられている。
なお、前記第2油圧ポンプ本体320bは、前記第1油圧ポンプ本体320aと実質的に同一構成を有している。
ここで、前記ポンプケース150について説明する。
本実施の形態に係るポンプ装置100Aは、図2及び図4に示すように、前記ポンプケース150として、前記第1油圧ポンプ本体320aを囲繞する第1ポンプケース150aと、前記第2油圧ポンプ本体320bを囲繞する第2ポンプケース150bとを有している。
前述の通り、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは前記ベースハウジング120を挟んで振り分け配置されている。
従って、前記第1及び第2ポンプケース150a,150bは、それぞれ、前記ベースハウジング120の一方側及び他方側に連結されるようになっている。
詳しくは、前記第1ポンプケース150aは、図4に示すように、基端部が前記第1端壁122aに連結される第1ケース本体160aであって、先端部に前記第1油圧ポンプ本体320aが挿通可能な開口が設けられた第1ケース本体160aと、該第1ケース本体160aの開口を液密に閉塞するように該第1ケース本体160aに着脱自在に連結される第1ポートブロック170aとを有している。
なお、前記第2ポンプケース150bは、前記第2端壁122bに連結される点を除き、前記第1ポンプケース150aと実質的に同一構成を有している。従って、該第2ポンプケース150bの構成部材については、図中、前記第1ポンプケース150aにおける符号の末尾をbに代えて、その詳細な説明を適宜省略する。
前記第1ケース本体160aは、前記第1端壁122aに連結される端面部161aと、前記第1油圧ポンプ本体320aを囲繞するように前記端面部161aの周縁からポンプ軸方向に延びる周壁部162aとを有し、該周壁部162aの自由端側が前記開口とされている。
なお、本実施の形態においては、前記端面部161a及び前記周壁部162aは別体とされているが(図4参照)、当然ながらこれらを一体形成することも可能である。
前記第1ポートブロック170aには、図4に示すように、前記一対の第1作動油ライン400aの一部を構成する一対の第1作動油路410aが形成されている。
該一対の第1作動油路410aは、それぞれ、一端部が該第1ポートブロック170aに設けられたキドニーポートを介して前記第1油圧ポンプ本体320aに流体接続され、且つ、他端部が該第1ポートブロック170aの外表面に開口して第1作動油ポート411a(図5参照)を形成している。
さらに、図5に示すように、該第1ポートブロック170aには、前記補助油圧ポンプユニット500から送られてくるチャージ油を前記一対の第1作動油路410aに案内する第1チャージ油路420aと、前記一対の第1作動油路410aの間を連通する第1バイパス油路430aとが設けられている。
前記第1チャージ油路420aは、一端部が前記第1ポートブロック170aの外表面に開口して第1チャージポート421aを形成し、且つ、他端部が前記一対の第1作動油路410aのそれぞれにチェック弁425を介して流体接続されている。
なお、図3及び図4に示すように、本実施の形態においては、前記第1チャージポート421aは、前記第1ポートブロック170aの外表面のうち前記第1ケース本体160aとの連結面とは反対側の端面に設けられている。
前記第1バイパス油路430aは、一端部が前記第1ポートブロック170aの一側面(前記端面と直交する一側面)に開口されており、該開口から該第1バイパス油路430aを連通/遮断させる外部操作可能な切換弁435が挿入されている。
図3に示すように、前記PTO軸610は、前記第1端壁122aにおける前記第1PTOクラッチ収容領域124aと前記第2端壁122bにおける前記第2PTOクラッチ収容領域124bとによって軸線回り回転自在に支持されている。
本実施の形態においては、前記PTO軸610は、一端部(図示の形態では後端部)が前記PTOクラッチ領域124aに設けられた開口を液密に閉塞する前記蓋部材130によって支持され、且つ、他端部(図示の形態では前端部)が前記第2PTOクラッチ収容領域124bによって支持されるようになっている。
前記PTO油圧クラッチ機構650は、前記駆動源40から前記PTO軸610への動力伝達を選択的に係合/遮断させるように構成されている。
詳しくは、該PTO油圧クラッチ機構650は、前記補助油圧ポンプ本体510からの圧油の供給を受ける際には前記動力伝達を係合させ、且つ、前記補助油圧ポンプ本体510からの圧油の供給が遮断された際には前記動力伝達を遮断させる油圧作動型とされている。
本実施の形態においては、該PTO油圧クラッチ機構650は、前記PTO軸610に支持された状態で、前記クラッチ収容部110Cに収容されるようになっている。
詳しくは、前記PTO油圧クラッチ機構650は、図3に示すように、前記PTO軸610に相対回転自在に支持された駆動側部材651であって、前記動力伝達ギヤトレーン250を介して前記入力軸210に作動連結された駆動側部材651を有している。
より詳しくは、本実施の形態においては、図3に示すように、前記動力伝達ギヤトレーン250は、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252に加えて、該第1伝動ギヤ251と噛合する第3伝動ギヤ253を有している。
そして、前記駆動側部材651は該第3伝動ギヤ253に対して相対回転不能とされている。なお、本実施の形態においては、該駆動側部材651及び第3伝動ギヤ253が一体形成されている。
さらに、前記PTO油圧クラッチ機構650は、前記駆動側部材651に相対回転不能且つ軸線方向移動可能に係合された駆動側摩擦板652と、前記PTO軸610に相対回転不能に支持された従動側部材653と、前記従動側部材653に相対回転不能且つ軸線方向移動可能に係合された従動側摩擦板654であって、前記駆動側摩擦板653に対向配置された従動側摩擦板654と、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の摩擦係合/非係合を切り換えるクラッチ部材655とを有している。
前記クラッチ部材655は、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654を摩擦係合させるピストン部材656と、該ピストン部材656を前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654から離間させる方向へ付勢する付勢部材657とを有しており、前記補助油圧ポンプ本体510からの圧油の作用によって前記ピストン部材656が前記付勢部材657の付勢力に抗して前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654を摩擦接触させることで前記駆動側部材651から前記従動側摩擦部材653に動力が伝達されるようになっている。
さらに、前記ポンプ装置100Aは、図3及び図5に示すように、前記PTO油圧クラッチ機構650に連動して、前記PTO軸610に背反的に制動力を付加するPTO油圧ブレーキ機構660を備えている。
即ち、該PTO油圧ブレーキ機構660は、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の非係合時に前記PTO軸610に作動的に制動力を付加し、且つ、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の係合時には該制動力を解除するように構成されている。
前記ポンプ装置100Aは、追加部材を備えることなく、前記ハウジング110内に貯留された油を循環させる為に、下記構成を備えている。
図6に、図2におけるVI-VI線に沿った前記第1ハウジング部分121aの端面図を示す。
前記ポンプ装置100Aにおいては、図3及び図4に示すように、前記ギヤ収容空間110Bを画する前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の一側面に近接され、且つ、前記ギヤ収容空間110Bを画する前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の他側面に近接されている。
そして、図6に示すように、前記一対の第1及び第2吸排ポート111P,112Pの一方(図示の形態においては、前記第1吸排ポート111P)が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを挟んで前記PTOクラッチ収容空間110Cとは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間110B内に配設されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転運動を利用して、前記PTOクラッチ収容空間110C内への油の吸い込み、若しくは、該PTOクラッチ収容空間110Cからの油の取り出しを効率的に行うことができる。
即ち、例えば、図示の形態におけるように、前記第1吸排ポート111Pを吸い込みポートとして用いる場合には(図5参照)、該第1吸排ポート111Pが前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを基準にして該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向上流側に位置するように、該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向を設定することで、該第1吸排ポート111Pからの油の吸い込みを促進させることができる。
これとは異なり、前記第1吸排ポート111Pを取り出しポートとして用いる場合には、該第1吸排ポート111Pが前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを基準にして該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向下流側に位置するように、該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向を設定することで、該第1吸排ポート111Pからの油の取り出しを促進させることができる。
このように、前記ポンプ装置100Aは、前記構成を備えることにより、前記PTOクラッチ収容空間110Cへの油の吸い込み、若しくは、前記PTOクラッチ収容空間110Cからの油の取り出しを促進させることでき、これにより、該PTOクラッチ収容空間110C内の貯留油を効率的に循環させて、該PTOクラッチ収容空間110C内に油が滞留することを有効に防止することができる。
従って、該PTOクラッチ収容空間110C内に収容される前記PTOクラッチ機構650の冷却効率を向上させることができる。
好ましくは、図4及び図6に示すように、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面に、前記第1吸排ポート111Pから前記噛合点Tを介して前記PTOクラッチ収容空間110Cへ至る第1油溝115を形成することができる。
斯かる第1油溝115を形成することにより、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252によるポンプ作用をより効率的に得ることができ、前記PTOクラッチ収容空間内の油をより確実に循環させることができる。
さらに好ましくは、図4に示すように、前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面にも、前記第1吸排ポート111Pから前記噛合点Tを介して前記PTOクラッチ収容空間110Cへ至る第1油溝115を形成することができる。
図示の形態においては、前記一対の第1及び第2吸排ポートの他方(図示の形態においては第2吸排ポート112P)も前記ギヤ収容空間110B内に開口するように設けられている(図6参照)。
好ましくは、前記第2吸排ポート112Pは、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する何れかの伝動ギヤの回転動作を利用して、該第2吸排ポート112Pから油の取り出し又は吸い込みが促進されるように、配設される。
詳しくは、前記第2吸排ポート112Pは、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する一の伝動ギヤ(図示の形態においては、第1伝動ギヤ251)の外周縁近傍に配設されている。
前述の通り、図示の形態においては、前記第1吸排ポート111Pを吸い込みポートとして利用しており、その為、該第2吸排ポート112Pは取り出しポートして利用される。
そして、該第2吸排ポート112Pは、前記一の伝動ギヤ(図示の形態においては、第1伝動ギヤ251)の回転方向下流側に位置されており、これにより、前記一の伝動ギヤによるポンプ作用を利用して、前記PTOクラッチ収容空間110Cに貯留された油の前記第2吸排ポート112Pからの取り出しが促進されるようになっている。
より好ましくは、図4及び図6に示すように、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面及び/又は前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面に、前記PTOクラッチ収容領域110Cから前記一の伝動ギヤ(本実施の形態においては、前記第1伝動ギヤ251)の外周縁部に臨んだ状態で前記第2吸排ポート112Pに至る第2油溝116を形成することができる。
斯かる第2油溝116を形成することにより、前記一の伝動ギヤによるポンプ作用をより効率的に得ることができる。
なお、図示の形態においては、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面及び前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面の双方に前記第2油溝116を設けている。
さらに好ましくは、前記第1吸排ポート111Pと前記第2吸排ポート112Pとの間を直接的に油が流通することを可及的に防止する為に、前記ベースハウジング120の内周面に仕切り部129を設けることができる(図6参照)。
本実施の形態においては、図6に示すように、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pは何れも前記第1伝動ギヤ251の外周縁部に配置されている。従って、前記仕切り部129は、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pの間において前記第1伝動ギヤ251の外周縁部に可及的に近接するように構成されている。
斯かる仕切り部129を設けることにより、前記第1吸排ポート111Pから前記ベースハウジング120内に導入された油が前記PTOクラッチ収容空間110Cをバイパスして前記第2吸排ポート112Pから排出されることを有効に防止でき、該PTOクラッチ収容空間110Cに貯留された油の循環効率を向上させることができる。
さらに、前記ポンプ装置100Aは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bからのリーク油を前記PTOクラッチ収容空間110Cに案内して、該リーク油がポンプケース150内に滞留することを有効に防止している。
具体的には、図4〜図6に示すように、前記第1ケース本体150aの前記端面部161a及び前記ベースハウジング120の前記第1端壁122aには、前記第1ポンプケース150aの内部空間を前記ベースハウジング120の内部空間に連通する第1開口190aが設けられている。
同様に、前記第2ケース本体150bの端面部161b及び前記ベースハウジング120前記第2端壁122bには、前記第2ポンプケース150bの内部空間を前記ベースハウジング120の内部空間に連通する第2開口190bが設けられている。
好ましくは、前記第1及び第2開口190a,190bは、前記ギヤ収容空間110B内に開口され、前記動力伝達ギヤトレーン250における何れかの伝動ギヤの回転運動を利用して、前記第1及び第2ポンプケース150a,150bからのリーク油が効率的に前記PTOクラッチ収容空間110Cに案内されるように構成される。
図示の形態においては、図6に良く示されるように、前記第1及び第2開口190a,190bは、それぞれ、前記第2伝動ギヤ252の一側面及び他側面と対向するように配置されており、該第2伝動ギヤ252の回転運動を利用して前記リーク油が前記第1油溝115を介して前記PTOクラッチ収容空間110C内に流れ込むようになっている。
ここで、前記ポンプ装置100Aに適用された本実施の形態に係る油圧供給構造について説明する。
なお、前記ポンプ装置100Aは、前記構成に加えて、外部リザーブタンク900を有している(図5参照)。該外部リザーブタンク900は、前記ハウジング110の内部空間と共に油溜めを構成している。
本実施の形態に係る油圧供給構造は、前記補助油圧ポンプ本体510からの圧油を前記PTO油圧クラッチ機構650及び前記油圧アクチュエータへ供給し得るように、前記ポンプ装置に適用されている。
即ち、前記ポンプ装置100Aは、前記一対の第1作動油ライン400a及び前記一対の第2作動油ライン400bと、前記外部リザーブタンク900及び前記補助油圧ポンプ本体510の吸引口510inを流体接続する吸引ライン440と、本実施の形態に係る油圧供給構造とを備えている。
前記吸引ライン440は、図3及び図5に示すように、前記外部リザーブタンク900に流体接続された吸引配管441と、前記補助ポンプケース520に形成された吸引油路442とを有している。
該吸引油路442は、図1,図3及び図5に示すように、一端部が前記補助油圧ポンプケース520の外表面に開口して吸引ポート440Pを形成し、且つ、他端部が前記補助油圧ポンプ本体510の吸引口510inに流体接続されている。
前記吸引ライン440には、図5に示すように、オイルフィルター910が介挿されている。
本実施の形態においては、前記オイルフィルター910は、図3及び図4に示すように、前記吸引油路442に介挿されるように、前記補助ポンプケース520に連結されており、これにより、本機側の配管作業及びメンテナンス作業の負担軽減化を図っている。
前記油圧供給構造は、図5に示すように、前記補助油圧ポンプ本体510の吐出口510outに流体接続された吐出ライン450と、基端部が前記吐出ライン450に流体接続され且つ先端部が前記油圧アクチュエータ75に流体接続された外部作動油取出ライン470と、基端部が前記吐出ライン450に流体接続され且つ先端部が前記PTO油圧クラッチ機構650に流体接続されたPTO作動油ライン460と、前記PTO作動油ライン460に介挿されたPTO切換弁950とを備えている。
図7に、図4におけるVII-VII線に沿った前記補助油圧ポンプケース520の断面図を示す。
又、図8に、図4におけるVIII-VIII線に沿った前記第2ハウジング部分の端面図を示す。
前記吐出ライン450は、第1圧力値に調整されている。
本実施の形態においては、図5に示すように、前記吐出ライン450は、メインリリーフ弁920によって第1圧力値に調整されている。
該吐出ライン450は、図4,図5及び図7に示すように、前記補助油圧ポンプケース520に形成された吐出油路451を有している。
該吐出油路451は、一端部が前記補助油圧ポンプ本体510の吐出口510outに流体接続されている。
そして、図7に示すように、前記メインリリーフ弁920は、前記吐出油路451に介挿されている。なお、該メインリリーフ弁920からのリリーフ油は油溜め(前記ベースハウジング120)へ戻されるようになっている(図5及び図7参照)。
前記外部作動油取出ライン470は、図5に示すように、基端部が抵抗弁980を介して前記吐出ライン450に流体接続され、且つ、先端部が前記油圧アクチュエータ75への作動油の給排を司る昇降切換弁76に流体接続されている。
本実施の形態においては、図5に示すように、該外部作動油取出ライン470は、前記補助油圧ポンプケース520に形成された外部作動油取出油路471と、基端部が前記外部作動油取出油路471に流体接続され且つ先端部が前記昇降切換弁76に流体接続された外部作動油取出配管472とを備えている。
前記外部作動油取出油路471は前記抵抗弁980を介して前記吐出油路451に流体接続されている。
即ち、該外部作動油取出油路471は、基端部が前記抵抗弁980の二次側に流体接続され(図5及び図7参照)、且つ、先端部が前記補助油圧ポンプケース520の外表面に開口して外部作動油取出ポート470Pを形成している(図1及び図5参照)。
なお、図7及び図8中の符号550はドレン孔である。
前記外部作動油取出配管472は、基端部が前記外部作動油取出ポート470Pに流体接続され且つ先端部が前記昇降切換弁76の一次側第1ポート77aに流体接続されている。
詳しくは、前記昇降切換弁76は、図5に示すように、一次側第1ポート77a及び一次側第2ポート77bと、二次側第1ポート78a及び二次側第2ポート78bとを有している。
そして、前記作業車輌1は、前記作業機75を昇降させる油圧回路として、前記一次側第1ポート77aに流体接続される前記外部作動油取出ライン470に加えて、一端部が前記一次側第2ポート77bに流体接続され且つ他端部が前記油溜め(図示の形態においては、前記外部リザーブタンク900)に流体接続されたドレンライン475と、一端部が前記二次側第1ポート78aに流体接続され且つ他端部が前記第1及び第2油圧モータユニット10,20における各モータハウジング12,22を介して前記ベースハウジング120に流体接続されたリターンライン476と、一端部が前記二次側第2ポート78bに流体接続され且つ他端部が前記油圧アクチュエータ75に流体接続された作業機昇降ライン477とを有している。
前記昇降切換弁76は、人為操作に基づき、前記外部作動油取出ライン470を前記作業機昇降ライン477に流体接続させる上昇位置と、前記作業機昇降ライン477を閉塞する保持位置と、前記作業機昇降ライン477を前記ドレンライン475に流体接続させる下降位置とをとり得るようになっている。
なお、本実施の形態においては、前記昇降切換弁76は、上昇位置に位置する際には前記リターンライン476及び前記ドレンライン475を流体接続し、且つ、保持位置及び下降位置に位置する際には前記外部作動油取出ライン470を前記リターンライン476に流体接続するように構成されている。
好ましくは、図5に示すように、前記リターンライン476にオイルクーラー990を介挿することができる。斯かる構成を備えることにより、冷却された油を前記ベースハウジング120に戻すことができ、これにより、前記PTOクラッチ機構650の冷却効率をさらに向上させることができる。
図9及び図10に、それぞれ、図2におけるIX-IX線及びX-X線に沿った断面図を示す。
前記PTOライン460は、前記第1圧力値よりも低い第2圧力値に調整された状態で、基端部が絞り弁940を介して前記吐出ライン450に流体接続され、且つ、先端部が前記PTOクラッチ機構650に流体接続されている。
本実施の形態においては、該PTOライン460は、PTOリリーフ弁960によって前記第2圧力値に調整されている(図5参照)。
本実施の形態においては、前記PTOライン460は、前記補助油圧ポンプケース520に形成された第1PTO油路461と、前記第2ハウジング部分121bに形成された第2PTO油路462と、前記第1ハウジング部分121aに形成された第3PTO油路463と、前記蓋部材130に形成された第4PTO油路464と、前記PTO軸610に形成された第5PTO油路465とを有している。
前記第1PTO油路461は、図2,図7及び図9に示すように、第1端部が前記絞り弁940を介して前記吐出油路451に流体接続され、且つ、第2端部が前記第2ハウジング部分121bとの接合面に開口されている。
前記第2PTO油路462は、図2,図8及び図9に示すように、第1端部が前記第1PTO油路461の第2端部に連通されるように前記補助油圧ポンプケース520との接合面に開口し且つ第2端部が前記第1ハウジング部分121aとの接合面に開口されている。
前記第3PTO油路463は、図2,図3,図8及び図10に示すように、第1端部が前記第2PTO油路462の第2端部に連通されるように前記第2ハウジング部分121bとの接合面に開口し且つ第2端部が前記蓋部材130との接合面に開口されている。
前記第4PTO油路464は、図2,図3及び図10に示すように、第1端部が前記第3PTO油路463の第2端部に連通されるように前記第1ハウジング部分121aとの接合面に開口し且つ第2端部が前記PTO軸610を軸受支持する軸受孔615に開口されている。
前記第5PTO油路465は、図3及び図10に示すように、第1端部が前記第4PTO油路464の第2端部に連通されるように前記PTO軸610の外表面に開口し且つ第2端部が前記PTO油圧クラッチ機構650に連通されている。
このように、本実施の形態においては、前記PTOライン460を、前記補助ポンプケース520,前記ベースハウジング120,前記蓋部材130及び前記PTO軸610に形成された各油路によって構成して配管レス化を図っている。
より詳しくは、前記第1PTO油路461及び前記第2PTO油路462は、前記補助油圧ポンプケース520及び前記第2ハウジング部分121bの接合面に形成された油溝461gを介して流体接続されている(図2,図7及び図9参照)。
前記第2PTO油路462及び前記第3PTO油路463は、前記第2ハウジング部分121b及び前記第1ハウジング部分121aの接合面に形成された油溝462gを介して流体接続されている(図2,図8及び図10参照)。
前記第3PTO油路463及び前記第4PTO油路464は、前記第1ハウジング部分121a及び前記蓋部材130の接合面に形成された油溝463gを介して流体接続されている(図2,図3及び図10参照)。
前記第4PTO油路464及び前記第5PTO油路465は、前記軸受孔615及び前記PTO軸610の接合面に形成されたロータリージョイント464rを介して流体接続されている(図3及び図10参照)。
なお、本実施の形態においては、前記PTOリリーフ弁960は、図10に示すように、前記第4PTO油路464に介挿されるように前記蓋部材130に装着されている。
さらに、本実施の形態においては、前記PTO作動油ライン460に、アキュームレータ970が介挿されている(図5参照)。
該アキュームレータ970は、前記PTO作動油ライン460の油圧上昇を漸増させ、これにより、前記PTO油圧クラッチ機構650が動力遮断状態から動力伝達状態へ移行する際に、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654が急激に係合することを防止している。
本実施の形態においては、前記アキュームレータ970は、図3及び図10に示すように、前記第4PTO油路464に介挿されるように前記蓋部材130に装着されている。
前記PTO切換弁950は、図5に示すように、前記補助油圧ポンプ本体510から前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油供給を選択的に係合又は遮断し得るように、前記PTO作動油ライン460に介挿されている。
詳しくは、前述の通り、前記PTO油圧クラッチ機構650は、圧油の供給時に駆動側及び従動側を摩擦係合させる油圧作動型とされている。
従って、前記PTO切換弁950は、図5に示すように、人為操作に基づき、前記PTO作動油ライン460を連通させて前記PTO油圧クラッチ機構650を動力伝達状態とさせるON位置と、前記PTO作動油ライン460を遮断させて前記PTO油圧クラッチ機構650を動力遮断状態とさせるOFF位置とをとり得るように構成されている。
本実施の形態においては、前記PTO切換弁950は、図5に示すように、OFF位置に位置する際(図5に示す状態)に、前記PTO作動油ライン460の一次側を閉塞するノーマル・クローズタイプとされている。
詳しくは、前記PTO作動油ライン460は、図5に示すように、前記PTO切換弁950の上流側及び下流側にそれぞれ位置する一次側ライン460f及び二次側ライン460sを有している。
前記一次側ライン460fは、基端部が前記吐出ライン450に流体接続され且つ先端部が前記PTO切換弁950の一次側ポートに流体接続されている。
前記二次側ライン460sは、前記PTOリリーフ弁960によって前記第2圧力値に調整された状態で、基端部が前記PTO切換弁950の二次側ポートに流体接続され且つ先端部が前記PTO油圧クラッチ機構650に流体接続されている。
そして、前記PTO切換弁950は、ON位置に位置する際に前記一次側ライン460fを前記二次側ライン460sに連通させ、且つ、OFF位置に位置する際には前記一次側ライン460fの下流端部を閉塞するように構成されている。
なお、前記PTO切換弁950がOFF位置に位置する際に、前記二次側ライン460sはドレンライン468に連通される(図5参照)。
このように、前記PTO切換弁950としてノーマル・クローズタイプを使用することにより、以下の効果を得ることができる。
即ち、通常、前記作業機を前記油圧アクチュエータ75によって上昇させる際には、安全等の観点から該作業機への動力伝達は遮断させる(つまり、前記PTO切換弁950によって前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油供給を遮断させる)。
ところが、従来においては、前記PTO切換弁として、前記PTO作動油ライン460の遮断時に、該PTO作動油ライン460の一次側ライン460f及び二次側ライン460sの双方を前記ドレンライン469に連通させるように構成されたノーマル・オープンタイプが使用されていた。
即ち、前記従来構成においては、前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油供給を遮断させると、前記PTO作動油ライン460の一次側ライン460fは前記ドレンライン469を介して外部に開放されることになり、該一次側ライン460fが流体接続された前記吐出ライン450中の圧油の一部が、常時、前記ドレンライン469を経て外部に漏れ出すことになる。
従って、前記従来構成においては、前記外部作動油取出ライン470の油量及び油圧を上昇させるのに時間を要し、これにより、前記作業機の上昇動作に多くの時間がかかっていた。
これに対し、本実施の形態においては、前述の通り、前記PTO切換弁950としてノーマル・クローズタイプを使用しており、前記PTO作動油ライン460を遮断する際に、前記一次側ライン460fが前記PTO切換弁950によって閉塞される。
斯かる構成においては、前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油の非供給時(前記PTO作動油ライン460の遮断時)に、前記吐出ライン450の圧油が外部に流出することはない。
従って、前記吐出ライン450に流体接続された前記外部作動油取出ライン470に効率的に圧油を供給することができ、これにより、前記油圧アクチュエータ75による前記作業機に上昇動作を迅速に行うことができる。
又、斯かる作業機の上昇動作の際に、前記補助油圧ポンプ本体510からの圧油が前記PTO作動油ライン460から外部に流出しないことにより、前記補助油圧ポンプ本体510の負荷も軽減される。
さらに、本実施の形態においては、前記PTO切換弁950としてノーマル・クローズタイプを用いたことにより生じ得る下記不都合を防止する為に、さらに下記構成を備えている。
即ち、コスト等の観点から、前記PTO作動油ライン460は、前記PTO油圧クラッチ機構650を動力伝達状態とする際に必要な油圧、つまり、前記PTOリリーフ弁960によって設定される前記第2圧力値に耐え得るように構成することが好ましい。
しかしながら、前記PTO切換弁950としてノーマル・クローズタイプを用いると、前記PTO切換弁950をOFF位置に位置させて前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油供給を遮断させた状態で、前記昇降切換弁76を上昇位置に位置させて前記作業機を上昇させると、前記吐出ライン450及び前記外部作動油取出ライン470に加えて、前記PTO作動油ライン460の前記一次側ライン460fも前記メインリリーフ弁920によって設定される第1圧力値まで上昇する。
従って、前記PTO作動油ライン460が従来通りに前記第2圧力値に耐え得るように構成されている場合には、前記一次側ライン460fから作動油が漏れ出す虞がある。
これに対し、前記PTO作動油ライン460を、本来必要とされない前記第1圧力値まで耐え得るように構成すれば、コスト高を招く。
特に、本実施の形態においては、前述のように、前記PTO作動油ライン460における一次側ライン460fには、前記第1及び第2PTO油路461,462を流体接続させる為に前記補助油圧ポンプケース520及び前記第2ハウジング部分121bの接合面に形成された前記油溝461gと、前記第2及び第3PTO油路462,463を流体接続させる為に前記第1及び第2ハウジング部分121a,121bの接合面に形成された前記油溝462gと、前記第3及び第4PTO油路463,464を流体接続させる為に前記第1ハウジング部分121a及び前記蓋部材130の接合面に形成された前記油溝463gとが存在する。
従って、前記一次側ライン460fが前記第1圧力値まで上昇した場合においても作動油の漏出を防止する為には、前記各接合面に高精度のシール構造が必要となる。
本実施の形態に係る油圧供給構造は、斯かる点を考慮して、前記吐出ライン450の油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値を超えると、前記PTO作動油ライン460を前記吐出ライン450から遮断するように構成されている。
具体的には、前記油圧供給構造は、図5に示すように、前記構成に加えて、前記PTO作動油ライン460に介挿されたカットオフ弁800を備えている。
該カットオフ弁800は、前記吐出ライン450の油圧を直接又は間接的なパイロット圧として前記PTO作動油ライン460を連通又は遮断させるように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記PTO切換弁950をOFF位置に位置させて前記PTO油圧クラッチ機構650への作動油供給を遮断させた状態で、前記昇降切換弁76を上昇位置に位置させて前記作業機を上昇させる際においても、前記PTO作動油ライン460における一側ライン460fの油圧を前記第1圧力値よりも低い前記第3圧力値に抑えることができる。
従って、前記PTO作動油ライン460を構成する油路の接続部分から作動油が漏出することを有効に防止できる。
なお、前記PTO切換弁950をON位置に位置させて前記PTO油圧クラッチ機構650へ作動油を供給させる場合には、前記昇降切換弁76の操作位置に拘わらず前記PTO作動油ライン460は前記PTOリリーフ弁960によって前記第2圧力値に調整される。
好ましくは、前記カットオフ弁800を、前記PTO作動油ライン460の中で可及的に上流側に位置させることができ、これにより、該PTO作動油ライン460のうち,前記第1圧力値が生じる部分を可及的に減らすことができる。
本実施の形態においては、前述の通り、前記PTO作動油ライン460は、前記補助油圧ポンプケース520に形成され且つ前記絞り弁940が介挿された前記第1PTO油路461と、前記第2ハウジング部分121bに形成された前記第2PTO油路462と、前記第1ハウジング部分121aに形成された前記第3PTO油路463と、前記蓋部材130に形成され且つ前記PTO切換弁950が介挿された前記第4PTO油路464と、前記PTO軸610に形成された前記第5PTO油路465とを有している。
従って、図7に示すように、前記カットオフ弁800は、前記絞り弁940の二次側において前記第1PTO油路461に介挿されるように前記補助油圧ポンプケース520に装着されている。
斯かる構成によれば、前記補助油圧ポンプケース520及び前記第2ハウジング部分121bの接合面に形成された前記第1及び第2PTO油路461,462の接続部分461g、前記第2ハウジング部分121b及び前記第1ハウジング部分121aの接合面に形成された前記第2及び前記第3PTO油路462,463の接続部分462g、並びに、前記第1ハウジング部分121a及び前記蓋部材130の接合面に形成された前記第3及び第4PTO油路463,464の接続部分463gには、前記PTOリリーフ弁960によって設定される第2圧力値しか発生しないことになる。従って、前記PTO作動油ライン460からの作動油の漏出をより有効に防止できる。
本実施の形態においては、前記カットオフ弁800は、前記絞り弁940の二次側の油圧をパイロット圧として作動するように構成されている。
具体的には、図7に示すように、前記カットオフ弁800は、入口ポート800inが前記絞り弁940の二次側に開き且つ出口ポート800outが前記第1PTO油路461の前記第2端部(下流端部)に開くように該第1PTO油路461に介挿された弁収容空間810と、前記入口ポート800in及び前記出口ポート800outを連通させる連通位置並びに前記入口ポート800in及び前記出口ポート800outの間を遮断する遮断位置をとり得るように前記弁収容空間810に軸線方向移動可能に収容された弁本体820と、前記弁本体820を連通位置へ向けて付勢する付勢部材830とを有している。
前記弁本体820は、前記入口ポート800inを介して前記絞り弁940の二次側の油圧を受ける受圧部821と、連通位置に位置する際には前記入口ポート800inを開き且つ遮断位置に位置する際には前記入口ポート800inを閉じるように構成されたシール部822とを有している。
該カットオフ弁800は、前記絞り弁940の二次側の油圧(パイロット圧)が前記付勢部材830によって画される前記第3圧力値以下の場合には前記弁本体820が連通位置に位置し、且つ、前記パイロット圧が前記第3圧力値を超えると前記弁本体820が前記付勢部材830の付勢力に抗して遮断位置へ向けて押動されるようになっている。
なお、図7中の符号840は、前記付勢部材830の基端部を係止すると共に前記弁収容空間810を閉塞する為に、前記補助油圧ポンプケース520に螺着されたキャップ部材である。
さらに好ましくは、図5に示すように、前記油圧供給構造は、HSTの閉回路に作動油を補充する為のチャージライン420を備えることができる。
前記チャージライン420は、図5に示すように、基端部が減圧弁930を介して前記吐出ライン450に流体接続され、且つ、先端部が前記チェック弁425を介して前記一対の第1作動油ライン400a及び前記一対の第2作動油ライン40bに流体接続されている。
斯かるチャージライン420を備えることにより、追加の油圧ポンプを備えることなく、前記閉回路への作動油補給を行うことができる。
本実施の形態においては、前記チャージライン420は、図5及び図7に示すように、基端部が前記吐出油路451に連通され且つ先端部が外表面に開口してチャージ吐出ポート400outを形成するように前記補助油圧ポンプケース520に形成されたチャージ吐出油路422と、前記第1ポートブロック170aに形成された前記第1チャージ油路420aと、前記第2ポートブロック170bに形成された前記第2チャージ油路420bと、前記チャージ吐出ポート400outを前記第1チャージポート421aに流体接続する第1チャージ配管423a(図1〜図4参照)と、前記チャージ吐出ポート400outを第2チャージポート421bに流体接続する第2チャージ配管423b(図1〜図4参照)とを備えている。
なお、図7に示すように、前記減圧弁930は、前記チャージ吐出油路422に介挿されるように、前記補助油圧ポンプケース520に装着されている。
好ましくは、前記第1及び第2チャージ配管423a,423bは、長さに応じて内径を画することができる。
即ち、図2に示すように、前記第1ポートブロック170aは前記ベースハウジング120を基準にして前記補助油圧ポンプユニット500と反対側に位置し、且つ、前記第2ポートブロック170bは前記ベースハウジング120を基準にして前記補助油圧ポンプユニット500と同一側に位置している。
斯かる構成においては、前記第1チャージ配管423aが前記第2チャージ配管423bよりも長くなる。
従って、本実施の形態においては、前記第1チャージ配管423aの内径を前記第2チャージ配管423bの内径よりも大径とし、これにより、チャージライン420におけるロス圧力の低減を図っている。
実施の形態2
以下に、本発明に係る油圧供給構造の他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図11は、本実施の形態に係る油圧供給構造が適用されたポンプ装置100Bにおける補助油圧ポンプケース520Bの断面図である。
又、図12は、図11におけるXII-XII線に沿った断面図である。
なお、図11及び図12中、前記実施の形態1におけると同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
前記実施の形態1においては、絞り作用を奏する前記絞り弁940及びカットオフ作用を奏する前記カットオフ弁800が別体とされていたが、本実施の形態においては、絞り作用及びカットオフ作用を単一の部材が奏するように構成されている。
即ち、本実施の形態に係る油圧供給構造は、前記実施の形態1に係る油圧供給構造において、前記絞り弁940及び前記カットオフ弁800に代えて、カットオフ機能付き絞り弁850を有している。
前記絞り弁850は、前記吐出ライン450の油圧をパイロット圧として、絞りを介して前記PTO作動油ライン460を前記吐出ライン450に連通させる状態と、前記PTO作動油ライン460を前記吐出ライン450に対して遮断させる状態とをとり得るように構成されている。
具体的には、図11及び図12に示すように、該絞り弁850は、入口ポート850inが前記吐出油路451に開き且つ出口ポート850outが前記第1PTO油路461の前記第2端部(下流端部)に開くように該第1PTO油路461に介挿された弁収容空間860と、絞り孔871を有する弁本体870であって、前記絞り孔871を介して前記入口ポート850in及び前記出口ポート850outを連通させる連通位置並びに前記入口ポート850in及び前記出口ポート850outの間を遮断する遮断位置をとり得るように前記弁収容空間860に軸線方向移動可能に収容された弁本体870と、前記弁本体870を連通位置へ向けて付勢する付勢部材880と、前記弁本体870が遮断位置に位置する際に着座する弁座部材890とを有している。
前記弁本体870は、前記吐出油路451の油圧を受圧した状態で、前記弁収容空間860を前記吐出油路451に連通する一次側空間と前記第1PTO油路461の第2端部に連通する二次側空間とに液密に分離し得るように、該弁収容空間860に軸線方向移動可能に収容されている。
本実施の形態においては、該弁本体870は、図12に示すように、プレート部を有している。
前記プレート部870は、前記入口ポート850inに対応した受圧部875と、前記弁収容空間860の内周面に液密に当接されたシール部876とを有しており、前記絞り孔871は前記受圧部875に設けられている。
なお、本実施の形態においては、前記弁本体870は、前記プレート部の周縁部から軸線方向に延びる周壁部を有しており、これにより、前記一次側空間及び前記二次側空間の間の液密性を向上させている。
前記弁座部材890は、前記二次側空間と前記第1PTO油路461の第2端部との間を連通する連通路891を有しており、該連通路891においてのみ該二次側空間及び前記第1PTO油路461の第2端部が連通されるように該二次側空間を閉塞している。
さらに、該弁座部材890は、前記弁本体870が遮断位置に位置する際に、前記プレート部と当接して前記絞り孔871を閉塞する弁座部892を有している。
前記付勢部材880は、前記弁本体870を連通位置に向けて付勢するように、前記弁本体870及び前記弁座部材890の間に配設されている。
前記カットオフ機能付き絞り弁850は、前記吐出油路451の油圧が前記付勢部材880によって画される前記第3圧力値以下の場合には前記弁本体870が連通位置に位置し、これにより、前記絞り孔871,前記二次側空間及び前記連通路891を介して前記第1PTO油路461が前記吐出油路451に流体接続されるようになっている。
これに対し、前記吐出油路451の油圧が前記第3圧力値を超えると前記弁本体870が前記付勢部材880の付勢力に抗して遮断位置に位置する。この際、前記絞り孔871は前記弁座部材890の弁座部892によって閉塞される。従って、前記第1PTO油路461は前記吐出油路451に対して遮断される。
斯かる構成の本実施の形態に係る油圧供給構造においても、前記実施の形態1におけると同様の効果を得ることができる。
なお、前記各実施の形態においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bがポンプ軸の軸線方向に沿ってタンデム配置された前記ポンプ装置100A,100Bに、本発明に係る油圧供給構造を適用した場合を例に説明したが、これに代えて、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bが並列配置されたポンプ装置に本発明に係る油圧供給構造を適用することも可能である。
又、当然ながら、本発明に係る油圧供給構想は、単一の油圧ポンプ本体のみを備えたポンプ装置や3つ以上の油圧ポンプ本体を備えたポンプ装置、さらには、油圧ポンプ本体及び油圧モータ本体を一体的に備えたHSTに適用することも可能である。
図1は、本発明に係る油圧供給構造の一実施の形態が適用されたポンプ装置の正面図である。 図2は、図1に示すポンプ装置の側面図である。 図3は、図1におけるIII-III線に沿った前記ポンプ装置の縦断側面図である。 図4は、図1におけるIV-IV線に沿った前記ポンプ装置の横断平面図である。 図5は、図1〜図4に示すポンプ装置が適用された作業車輌の油圧路図である。 図6は、図2におけるVI-VI線に沿った端面図である。 図7は、図4におけるVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、図4におけるVIII-VIII線に沿った端面図である。 図9は、図2におけるIX-IX線に沿った断面図である。 図10は、図2におけるX-X線に沿った断面図である。 図11は、本発明の他の実施の形態に係る油圧供給構造が適用されたポンプ装置における補助油圧ポンプケースの断面図である。 図12は、図11におけるXII-XII線に沿った断面図である。
符号の説明
75 昇降用油圧アクチュエータ
420 チャージライン
450 吐出ライン
451 吐出油路
460 PTO作動油ライン
460f 一次側ライン
461 第1PTO油路
462 第2PTO油路
463 第3PTO油路
464 第4PTO油路
465 第5PTO油路
470 外部作動油取出ライン
510 補助油圧ポンプ本体
520 補助油圧ポンプケース
650 PTO油圧クラッチ機構
800 カットオフ弁
850 カットオフ機能付き絞り弁
920 メインリリーフ弁
930 減圧弁
940 絞り弁
960 PTOリリーフ弁
980 抵抗弁

Claims (9)

  1. 油圧ポンプ本体の吐出口に流体接続され且つ第1圧力値に調整された吐出ラインと、
    作業機の昇降用油圧アクチュエータに作動油を供給する為の外部作動油取出ラインであって、前記吐出ラインに抵抗弁を介して流体接続された外部作動油取出ラインと、
    前記作業機への動力伝達を係脱させる油圧作動型油圧クラッチ機構に作動油を供給する為のPTO作動油ラインであって、絞り弁を介して前記吐出ラインに流体接続され且つ前記第1圧力値より低い第2圧力値に調整されたPTO作動油ラインと、
    前記油圧クラッチ機構への作動油の供給をON/OFFするように前記PTO作動油ラインに介挿されたPTO切換弁とを備え、
    前記PTO切換弁は、前記油圧クラッチ機構への作動油供給をOFFする際に、前記PTO作動油ラインのうち,該PTO切換弁より上流側に位置する一次側ラインを閉鎖するように構成されていることを特徴とする油圧供給構造。
  2. 前記吐出ラインの油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値を超えると、前記PTO作動油ラインが前記吐出ラインに対して遮断されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の油圧供給構造。
  3. 前記PTO作動油ラインに介挿されたカットオフ弁をさらに備え、
    前記カットオフ弁は、前記吐出ラインの油圧を直接又は間接的なパイロット圧として前記PTO作動油ラインを連通又は遮断させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧供給構造。
  4. 前記吐出ラインは、前記油圧ポンプ本体を囲繞する油圧ポンプケースに形成された吐出油路を有し、
    前記PTO作動油ラインは、前記油圧ポンプケースを含む複数のケース部材にそれぞれ形成された複数のPTO油路であって、互いに直列的に流体接続された複数のPTO油路を有し、
    前記複数のPTO油路は、基端部が前記吐出油路に流体接続されるように前記油圧ポンプケースに形成された一のPTO油路であって、前記絞り弁が介挿された一のPTO油路と、前記油圧ポンプケースとは別体のケース部材に形成された他のPTO油路であって、前記一のPTO油路に直接又は間接的に流体接続され且つ前記PTO切換弁が介挿された他のPTO油路とを含み、
    前記カットオフ弁は、前記絞り弁の二次側に位置するように前記油圧ポンプケースに装着されていることを特徴とする請求項3に記載の油圧供給構造。
  5. 前記カットオフ弁は、前記絞り弁と該カットオフ弁との間の油圧をパイロット圧として作動するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の油圧供給構造。
  6. 前記絞り弁は、前記吐出ラインの油圧が前記第1圧力値よりも低く且つ前記第2圧力値よりも高い第3圧力値以下の場合には前記PTO作動油ラインを連通させ、且つ、前記吐出ラインの油圧が前記第3圧力値を超えると前記PTO作動油ラインのうち,該絞り弁より上流側の部分を閉鎖するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧供給構造。
  7. 前記吐出ラインは、前記油圧ポンプ本体を囲繞する油圧ポンプケースに形成された吐出油路を有し、
    前記PTO作動油ラインは、前記油圧ポンプケースを含む複数のケース部材にそれぞれ形成された複数のPTO油路であって、互いに直列的に流体接続された複数のPTO油路を有し、
    前記複数のPTO油路は、基端部が前記吐出油路に流体接続されるように前記油圧ポンプケースに形成された一のPTO油路と、前記油圧ポンプケースとは別体のケース部材に形成された他のPTO油路であって、前記一のPTO油路に直接又は間接的に流体接続され且つ前記PTO切換弁が介挿された他のPTO油路とを含み、
    前記絞り弁は、前記一のPTO油路に介挿されるように前記油圧ポンプケースに装着されていることを特徴とする請求項6に記載の油圧供給構造。
  8. 前記絞り弁は、該絞り弁の上流側の油圧をパイロット圧として作動するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の油圧供給構造。
  9. HSTの閉回路に作動油を補充する為のチャージラインであって、減圧弁を介して前記吐出ラインに流体接続されたチャージラインを、さらに備えていることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の油圧供給構造。
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