JP2007156237A - 加熱定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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前田  雅文
Kenji Abe
健司 阿部
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朋之 牧平
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宏明 酒井
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Abstract

【課題】加熱定着装置において、水蒸気が加圧ローラ表面に付着する範囲を制限できる加熱定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発熱体を有する加熱体と、加熱体と加熱ニップ部を形成する加圧ローラと
を有する加熱定着装置において、前記加熱ニップ部側を開放した状態で前記加圧ローラを囲う部材と、前記囲う部材内の空間を前記加熱ニップ部の入口側と出口側とで仕切る水蒸気遮断部材とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱定着装置及び加熱定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において記録材上に形成した未定着トナー画像を定着する方法としては、接触加熱型の加熱定着装置が広く用いられている。特に近年では省エネルギーの観点から、熱伝導効率が高く、温度の立ち上がりも速いフィルム加熱方式の加熱定着装置が広く用いられている。
特許文献1〜17は、フィルム加熱方式の加熱定着装置を開示する。このフィルム加熱方式において、加圧ローラは、耐熱性のフィルムをヒータに密着させながら搬送する。そして、未定着トナー画像を担持した記録材がフィルムと加圧ローラとで形成される圧接ニップ部に導入され、フィルムと一緒に搬送される。このとき、フィルムを介して与えられるヒータからの熱と圧接ニップ部の加圧力によって未定着トナー画像を記録材上に永久画像として定着させる。
このようなフィルム加熱方式の加熱定着装置は、たとえば、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、マイクロフィルムリーダプリンタ、画像表示(ディスプレイ)装置、記録機等の画像形成装置において、未定着トナー画像を加熱定着処理する画像定着装置として活用できる。画像定着装置は、画像形成プロセス手段(電子写真、静電記録、磁気記録等)により加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて記録材(転写材シート、エレクトロファックスシート、静電記録シート、印刷紙など)の面に間接(転写)方式もしくは直接方式で形成された未定着トナー画像を永久固着画像として加熱定着処理する。
ヒータ(加熱体)としては、低熱容量で昇温の速いセラミックヒータが用いられている。セラミックヒータの基本構成は、耐熱性、絶縁性、良熱伝導性のセラッミク材基板と、基板に印刷、焼成等の手段で形成させた通電発熱部としての発熱抵抗部である。
このフィルム加熱方式の加熱定着装置の駆動方式としては、フィルム直駆動方式と加圧ローラ駆動方式とが知られている。フィルム直駆動方式は、フィルムの搬送専用のフィルム搬送用ローラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ローラとの間でフィルムを搬送する。加圧ローラ駆動方式は、フィルムを回転可能にガイドする支持部材にフィルムをルーズに嵌合させ、加圧ローラを駆動することでフィルムを加圧ローラに従動回転させる方式(加圧ローラ駆動方式)が知られている。
近年ではフィルムのテンション管理や片寄り制御をしなくて済み、小型化、低コスト化が可能な後者の加圧ローラ駆動方式が採用されることが多い。
図5は、従来技術に係る画像形成装置1についての断面図である。
<画像形成装置>
図5に示すように、画像形成装置1は、(1)画像形成部、(2)転写部、及び(3)定着部とから構成される。
(1)画像形成部では、得られた画像情報に基づいたレーザLをスキャナ2によって発射し、プロセスカートリッジ3に内蔵された感光ドラム4上にレーザLを照射する。そして、感光ドラム4上で潜像が形成され、プロセスカートリッジ3によって、この潜像がト
ナーにより現像化される。
一方、(2)転写部では、転写ローラ11が上述の感光ドラム4上に形成されたトナーによる顕像を記録材S上に転写する。尚、記録材Sは、給紙カセット5内の記録材積載板6上に積載されている。そして、記録材Sは、給紙ローラ7および分離パッド8によって1枚づつ分離されながら給紙され、中間ローラ9と搬送ローラ10によって、さらに下流側の転写部へ搬送される。
そして、(3)定着部では、内部に熱源を有するフィルム加熱定着装置12が未定着のトナー画像が形成された記録材S上のトナー画像を定着する。その後、記録材Sは、中間排紙ローラ13を経て、排出ローラ14によって機外に排出される。
ここでのプロセスカートリッジ3は、感光ドラム4と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば感光ドラム4を帯電させる帯電手段3a、感光ドラム4に形成された潜像を現像する現像手段3b、感光ドラム4表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段3c等がある。また、プロセスカートリッジ3は、開閉可能なカートリッジカバー15を開いて着脱を行う。
<加圧ローラ駆動方式のフィルム加熱定着装置>
図6は加圧ローラ駆動方式のフィルム加熱定着装置12の概略構成図である。
以下に図6を参照して、この加圧ローラ駆動方式のフィルム加熱定着装置12の各構成部材について概要を説明する。尚、図6に示す加熱定着装置は、耐熱性フィルムとして円筒状フィルムを使用し、前記フィルムを加圧手段としての加圧ローラで回転駆動させる装置である(特許文献4〜17)。
ヒータ21は、図面に垂直方向に長手とする横長の細板状の発熱体である。
ヒータ支持体22は、ヒータ21を支持すると共に、半円筒形状(横長樋型)のフィルムガイドを有している。尚、ヒータ21は、ヒータ支持体22の下面中央部に支持体長手に沿って支持されている。ヒータ21のヒータ支持体22への固定は耐熱性接着剤等を用いるか、接着せずにコネクタやクリップなどを用いる方法がある。最近は接着剤を乾燥させる設備を用いない後者の方法が採用されることが多い。また、ヒータ支持体22のフィルムガイドには定着フィルム23がルーズに装着されている。
ヒータ支持体22の両端部には、それぞれフランジ部材24が配設されている。フランジ部材24は、定着フィルム23端部を受け止めて、定着フィルム23の片寄りを規制する部材である。
加圧ローラ25は、ヒータ21へ加圧する加圧部材であり、ヒータ支持体22で支持したヒータ21の下面と定着フィルム23を挟んでいる。そして、所要幅の加熱部としての加熱ニップ部Nが、加圧ローラ25とヒータ支持体22とが所定の当接圧をもって互いに圧接することにより形成される。
加圧ローラ25は不図示の駆動手段により矢印の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ25の回転により、加圧ローラ25の外面と定着フィルム23の外面(加熱ニップ部N)の間に圧接摩擦力が生じて定着フィルム23に回転力が作用する。定着フィルム23は、その内面がヒータ21の下面に接触しつつ、ヒータ支持体22の外周を矢印の時計方向に従動回転する。
記録材Sは、加熱ニップ部Nで加熱される被加熱材である。記録材S上には、上述の画像形成部で形成された未定着トナー画像Tが担持されている。記録材Sは、トナー画像面を上にして定着入口ガイド32を通じて加熱ニップ部Nに導入される。
このとき、加圧ローラ25の回転により定着フィルム23が回転され、またヒータ21が通電により発熱して所定の温度に温調されている。記録材Sは定着フィルム23と一緒に加熱ニップ部Nを通過するときに、定着フィルム23を介してヒータ21で加熱される。これにより、未定着トナー画像Tの軟化、溶融定着がなされる。その後、加熱ニップ部Nを通った記録材Sは定着フィルム23面から分離されて搬送される。
コロ27は加熱後の記録材を挟持搬送する部材であり、排出上ガイド28はコロ27を保持し記録材の上方をガイドする部材である。
排出ローラ29はコロ27と排出ニップを形成する部材であり、排出下ガイド30は排出ローラ29を配設できる記録材の下方をガイドする部材である。排出上ガイド28と排出下ガイド30で形成される間隔の排出ニップ上流側は、排出ニップに記録材Sの導入を容易にし、且つ安定させるため徐々に狭くなるように構成されている。
コロ27と排出ローラ29で加熱後の記録材を挟持搬送し、排出上ガイド28と、排出下ガイド30を通じて排出される。
フレーム31には、フランジ部材24、加圧ローラ25、排出上ガイド28、排出下ガイド30が配設されている。
特開昭63−313182号公報 特開平1−263679号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−44076号公報 特開平4−44077号公報 特開平4−44078号公報 特開平4−44079号公報 特開平4−44080号公報 特開平4−44081号公報 特開平4−44082号公報 特開平4−44083号公報 特開平4−204980号公報 特開平4−204981号公報 特開平4−204982号公報 特開平4−204983号公報 特開平4−204984号公報
しかしながら、上記従来例の加熱定着装置では以下のような問題があった。上記構成において、高湿度環境等において長時間放置され、充分に湿気を帯びた記録材Sをプリントに使用した場合、加圧ローラ25と定着フィルム23とのニップ部Nにおいて記録材Sに含まれる水分が瞬時に蒸発して水蒸気が発生する。
図6に示すように、加圧ローラ25は排出下ガイド30、定着フレーム31、定着入ロガイド32で形成されるスペースに囲まれた配置となっている。そして、プリント面には
トナーTによる膜が形成されるため、記録材Sから発生する水蒸気は加圧ローラ25側に放出される。連続プリントを行った場合、その水蒸気は加圧ローラ25を囲う排出下ガイド30、定着フレーム31、定着入ロガイド32の内部に充満してしまう。
その結果として、加圧ローラ25は湿気を帯びて、記録材Sを挟持搬送するための加圧ローラ25のグリップ力が落ちて記録材Sがスリップしてしまうという問題があった。
また、定着部で記録材Sがスリップし、記録材Sの搬送が遅れるため、画像転写部の搬送スピードより定着部(加圧ローラ25)の搬送スピードが極端に遅くなり、記録材Sが弛むことで画像形成装置1内の部材とトナー画像面が擦り、画像不良が起こってしまう。さらには、記録材Sの搬送が遅れることにより、画像形成装置1の記録材検知センサーは、記録材Sが搬送されていない(ジャム)と判断する。
また、記録材Sの搬送が停止することにより記録材S上に転写されている未定着トナーTがその衝撃で乱れ、結果的に画像不良となってしまうという問題があった。
本発明の目的は、水蒸気が加圧ローラ表面に付着する範囲を制限できる加熱定着装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、発熱体を有する加熱体と、加熱体と加熱ニップ部を形成する加圧ローラとを有する加熱定着装置において、前記加熱ニップ部側を開放した状態で前記加圧ローラを囲う部材と、前記囲う部材内の空間を前記加熱ニップ部の入口側と出口側とで仕切る水蒸気遮断部材とを備えることを特徴とする。
トナー画像を形成する画像形成部と、トナー画像を記録材に転写する転写部と、記録材に転写されたトナー画像を定着する定着部とを有する画像形成装置において、前記定着部は前記加熱定着装置であることを特徴とする。
本発明の加熱定着装置は、水蒸気が加圧ローラ表面に付着する範囲を制限することができる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
本発明の第1の実施例に係る画像形成装置として、レーザープリンタを例に説明する。以下に図1を参照して、画像形成装置について概要を説明する。
図1に示すように、画像形成装置101は、得られた画像情報に基づいたレーザL’をスキャナ102によって発射し、プロセスカートリッジ103に内蔵された感光ドラム104上にレーザL’を照射する。感光ドラム104上には潜像が形成され、プロセスカートリッジ103(本発明の「画像形成部」に相当)によって、この潜像がトナーにより現像化される。
一方、給紙カセット105内の記録材積載板106上に積載された記録材S’が、給紙ローラ107、および分離パッド108によって1枚づつ分離されながら給紙され、中間
ローラ109と搬送ローラ110によって、さらに下流側に搬送される。次に、この搬送された記録材S’上に、上述の感光ドラム104上に形成されたトナーによる顕像が転写ローラ111によって転写される(本発明の「転写部」に相当)。
そして、この未定着のトナー画像が形成された記録材S’は、さらに下流側に搬送される。記録材S’上のトナー画像は、内部に熱源を有する加熱定着装置112(本発明の「定着部」に相当)によって定着される。その後、記録材S’は、中間排紙ローラ113を経て、排出ローラ114によって機外に排出される。
ここでのプロセスカートリッジ103は、感光ドラム104と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば感光ドラム104を帯電させる帯電手段103a、感光ドラム104に形成された潜像を現像する現像手段103b、感光ドラム104表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段103c等がある。また、プロセスカートリッジ103は、開閉可能なカートリッジカバー115を開いて着脱を行う。
図2は加圧ローラ駆動方式の加熱定着装置の概略構成図である。
以下に図2を参照して、この加圧ローラ駆動方式の加熱定着装置112の各構成について概要を説明する。本実施例の加熱定着装置112では、円筒状フィルム(耐熱性フィルム)を使用し、円筒状フィルムを加圧ローラ(加圧手段)で回転駆動させる。
ヒータ121は図面に垂直方向を長手とする横長の細板状の発熱体である。
ヒータ支持体122(本発明の「加熱体」に相当)には、ヒータ121(本発明の「発熱体」に相当)が支持されている。また、ヒータ支持体122は、半円筒形状(横長樋型)のフィルムガイド兼ねている。尚、ヒータ121は、ヒータ支持体122の下面中央部に支持体長手に沿って支持されている。ヒータ121のヒータ支持体122への固定は耐熱性接着剤等を用いるか、接着せずにコネクタやクリップなどを用いる方法がある。最近は接着剤を乾燥させる設備を用いない後者の方法が採用されることが多い。また、ヒータ支持体122のフィルムガイドには、定着フィルム123がルーズに装着されている。
ヒータ支持体122の両端部には、それぞれフランジ部材124が配設されている。フランジ部材124は、定着フィルム123端部を受け止めて、定着フィルム123の片寄りを規制する部材である。
加圧ローラ125は、ヒータ121へ加圧する加圧部材であり、ヒータ支持体122で支持したヒータ121の下面と定着フィルム123を挟んでいる。そして、所要幅の加熱部としての加熱ニップ部N’が、加圧ローラ125とヒータ支持体122とが所定の当接圧をもって互いに圧接することにより形成される。
加圧ローラ125は不図示の駆動手段により矢印の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ125の回転により、加圧ローラ125の外面とフィルム123の外面(加熱ニップ部N’)の間に圧接摩擦力が生じて定着フィルム123に回転力が作用する。定着フィルム123は、その内面がヒータ121の下面に接触しつつ、ヒータ支持体122の外周を矢印の時計方向に従動回転する。
このとき、加圧ローラ125の回転によりフィルム123が回転され、またヒータ121が通電により発熱して所定の温度に温調されている。加熱ニップ部N’の入口に到達した記録材S’は定着フィルム123と一緒に加熱ニップ部N’の出口を通過することで、
加熱ニップ部N’において記録材S’が定着フィルム123を介してヒータ121で加熱されて未定着トナー画像T’の軟化、溶融定着がなされる。その後、加熱ニップ部N’を通った記録材S’は定着フィルム123面から分離されて搬送される。
コロ127は加熱後の記録材S’を挟持搬送する部材であり、排出上ガイド128はコロ127を保持し記録材の上方をガイドする部材である。
排出ローラ129はコロ127と排出ニップを形成する部材であり、排出下ガイド130は排出ローラ129を配設できる記録材の下方をガイドする部材である。排出上ガイド128と排出下ガイド130で形成される間隔の排出ニップ上流側は、排出ニップに導入を容易にし、且つ安定させるため徐々に狭くなるように構成されている。
コロ127と排出ローラ129で加熱後の記録材を挟持搬送し、排出上ガイド128と、排出下ガイド130を通じて排出される。
フレーム131には、フランジ部材124、加圧ローラ125、排出上ガイド128、排出下ガイド130が配設されている。
記録材S’がヒータ121により定着フィルム123を介して加熱されると、記録材S’に含まれている水分は加熱ニップ部N’での定着熱により瞬時に蒸発し、水蒸気が発生する。そして記録材S’のトナーT’が載っている画像形成面側にはトナーT’による膜が形成されるため、記録材S’から発生したほどんどの水蒸気は非画像形成面側すなわち加圧ローラ125側に放出される。このため、加圧ローラ125の周辺には水蒸気が漂う。水蒸気は、記録材S’の搬送方向側(記録材搬送方向下流側)から、加圧ローラ125を囲う部材(定着フレーム131、入ロガイド132、排出下ガイド130)の内部に流れ込む。加圧ローラ125を囲う部材は、加熱ニップ部N’側を開放した状態で前記加圧ローラ125を囲う。
図2に示される板状の水蒸気遮断部材133は、加圧ローラ125の搬送方向下流側に設けられる。水蒸気遮断部材133は、少なくとも加圧ローラ125の軸方向の長さと同じ長さであることが望ましい。水蒸気遮断部材133は、加圧ローラ125に当接することにより、加圧ローラ125を囲う部材内の空間を加熱ニップ部の入口側と出口側とで仕切る。加圧ローラ125を囲う部材内の加熱ニップ部の出口側の仕切られた空間に水蒸気を留めることができる。
また、水蒸気遮断部材133に設けられた回動自在なコロ134と加圧ローラ125とを当接させることにより、加圧ローラ125と水蒸気遮断部材133との隙間は加圧ローラ125が熱膨張した際も一定に保つことができる。その際、水蒸気遮断部材133は、水蒸気遮断部材133のバネ性により加圧ローラ125に当接している。また、水蒸気遮断部材133と加圧ローラ125の隙間D2は排出下ガイド130の記録材搬送面端部130aと加圧ローラ125の隙間D1より狭くする。これにより、記録材S’が加熱ニップ部N’を通過したときに発生した水蒸気は、加熱ニップ部N’から記録材搬送方向下流側に封じ込めることができる。尚、水蒸気遮断部材133は、板状に限らず、水蒸気を遮断できるものであれば、その形状は問わない。
即ち、加圧ローラ125の回転に伴って、加圧ローラ側内部に流れ込む水蒸気が加圧ローラ125全周に付着することがなくなる。その結果、加圧ローラ125のグリップ力を維持できるため、記録材がスリップすることなく搬送される。即ち、加熱定着装置は、トナー画像を安定して定着することができる。
また、コロ134は記録材S’の通過しない非通紙部(図2において記録材搬送路の下方)において加圧ローラ125に当接することでコロ134に付着したトナーT'や紙紛
などの影響による画像不良の発生を防止できる。
また、図3に示すようにに加熱定着装置112外部へ通ずる孔130bを設けることにより、溜まった水蒸気を外部に排出することができる。尚、孔を設ける部分は排出下ガイド130に限られない。囲う部材(定着フレーム131、入ロガイド132、排出下ガイド130)が、加熱ニップ部の出口側で仕切られた空間側に孔を有すればよい。
<実施例2>
次いで、図4は実施例2における加熱定着装置の一部斜視図である。なお、先の実施例に対して同一である部分については同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、水蒸気遮断部材133’は、排出下ガイド130に設けられた軸130cを中心に回動可能に取り付けられる。そして、水蒸気遮断部材133’の自重により、水蒸気遮断部材133’に設けられたコロ134が加圧ローラ125に当接する。水蒸気遮断部材133’の自重により当接させることにより、加圧ローラ125に与えるダメージを減少できる。これにより、加圧ローラ125に与えるダメージを減少し、且つ加圧ローラ125のグリップ力を維持できる。また、記録材S’が加圧ローラ125に対してスリップすることなく搬送されると共に、トナー画像を安定して定着することができる。
以上説明したように、本発明によれば、可動可能な水蒸気遮断部材を前記加圧ローラの搬送方向下流側に設け、前記水蒸気遮断部材と前記加圧ローラとの隙間を前記排出下ガイドの記録材搬送面の加圧ローラ側端部と前記加圧ローラとの隙間より狭い隙間で一定に保つ。また、前記水蒸気遮断部材にコロを有し、前記コロと前記加圧ローラが当接することにより、前記水蒸気遮断部材と前記加圧ローラとの隙間を一定に保つ。また、前記コロを前記加圧ローラの記録材非通紙部に当接させる。また、前記水蒸気遮断部材がバネ性を持ち、前記水蒸気部材のバネ性により前記コロを前記加圧ローラに当接させる。また、前記水蒸気遮断部材の自重により、前記水蒸気部材に設けられた前記コロを前記加圧ローラに当接させる。また、前記排出下ガイドに孔を設け、水蒸気を排出させる。
これにより、加圧ローラ全周に水蒸気が付着することを防止、即ち、水蒸気が加圧ローラ表面に付着する範囲を制限できるため、加圧ローラのグリップ力を維持することができ、搬送不良やジャムや画像不良を防止することができる。
第一の実施例に係わる画像形成装置を示す断面図 第一の実施例であるフィルム加熱定着装置の拡大概略図 第一の実施例であるフィルム加熱定着装置の一部斜視図 第二の実施例であるフィルム加熱定着装置の一部斜視図 従来の画像形成装置を示す断面図 従来の画像形成装置のフィルム加熱定着装置の拡大概略図
符号の説明
1、101・・・・加熱定着器
21、121・・・・ヒータ(発熱体)
22、122・・・・ヒータ支持体
23、123・・・・定着フィルム(耐熱性フィルム)
25,125・・・・加圧ローラ
30、130・・・・排出下ガイド
130a・・・・排出下ガイドの記録材搬送面端部
130b・・・・排出下ガイドの孔部
130c・・・・排出下ガイドの軸
31、131・・・・フレーム
32、132・・・・定着入口ガイド
133、133’・・・・水蒸気遮断部材
134、134’・・・・コロ
S、S’・・・・記録材
T、T'・・・・トナー
N、N’・・・・加熱ニップ部

Claims (7)

  1. 発熱体を有する加熱体と、
    加熱体と加熱ニップ部を形成する加圧ローラと
    を有する加熱定着装置において、
    前記加熱ニップ部側を開放した状態で前記加圧ローラを囲う部材と、
    前記囲う部材内の空間を前記加熱ニップ部の入口側と出口側とで仕切る水蒸気遮断部材と
    を備えることを特徴とする加熱定着装置。
  2. 前記水蒸気遮断部材は前記空間を仕切る遮断部と遮断部に設けられたコロとを有し、前記コロを介して前記加圧ローラに当接することを特徴とする請求項1に記載の加熱定着装置。
  3. 記録材が通らない前記加圧ローラの非通紙部に前記コロを当接させることを特徴とする請求項2に記載の加熱定着装置。
  4. 前記遮断部がバネ性を持ち、前記遮断部のバネ性により前記コロを前記加圧ローラに当接させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の加熱定着装置。
  5. 前記水蒸気遮断部材の自重により、前記水蒸気遮断部材の前記コロを前記加圧ローラに当接させることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の加熱定着装置。
  6. 前記囲う部材は、前記加熱ニップ部の出口側で仕切られた空間側に孔を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加熱定着装置。
  7. トナー画像を形成する画像形成部と、
    トナー画像を記録材に転写する転写部と、
    記録材に転写されたトナー画像を定着する定着部と
    を有する画像形成装置において、
    前記定着部は請求項1〜6のいずれかに記載の加熱定着装置である
    ことを特徴とする画像形成装置。
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JP2010266638A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2014232308A (ja) * 2013-04-17 2014-12-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2016095359A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 キヤノン株式会社 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10078297B2 (en) 2014-11-13 2018-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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