JP2007155984A - 光走査装置および方法、ならびに該装置を装備する画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および方法、ならびに該装置を装備する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動する偏向ミラー面によって主走査方向に光ビームを被走査面上に走査させる光走査装置および該装置を装備する画像形成装置において、偏向ミラー面の振動中心を高精度に調整して光ビームの走査性を向上させる。
【解決手段】積層圧電アクチュエータ部659dに対して駆動電圧が周期的に変動するミラー駆動信号が印加されると、該信号に応じて積層圧電アクチュエータ部659dが伸縮し、その結果、可動部材656が揺動軸AXを中心として揺動する。また、オフセット電圧をミラー駆動信号に加えた信号を積層圧電アクチュエータ部659dに与えて偏向ミラー面651の振動中心を調整することが可能となっている。したがって、オフセット電圧に相当する量(補正角度量α)だけ偏向ミラー面651の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。
【選択図】図9

Description

この発明は、振動する偏向ミラー面によって光ビームを偏向して被走査面上で光ビームを主走査方向に走査させる光走査装置および方法、ならびに該装置を装備する画像形成装置に関するものである。
この種の光走査装置を用いる装置としては、例えばレーザプリンタ、複写機およびファクシミリ装置などの画像形成装置がある。この画像形成装置では、感光体ドラムなどの潜像担持体の表面に形成すべきトナー像に関連する画像データに対して階調再現処理などの画像処理を加えて画像信号が形成される。また、この画像形成装置では、光走査装置として露光ユニットが設けられており、該露光ユニットが画像データに対応する潜像を潜像担持体上に形成する。例えば特許文献1に記載の露光ユニットでは、光源として半導体レーザが用いられ、上記画像信号に基づき光源からの光ビームが変調されるとともに、該変調光ビームが光偏向素子(本願発明の偏向手段に相当)の偏向ミラー面により偏向されて主走査方向への光ビームの走査が行われる。そして、走査光ビームは結像レンズにより感光体ドラム表面に結像されてスポット潜像を形成する。こうして形成されるスポット潜像は現像部により現像されて該スポット潜像位置にドットが形成されて画像データに対応するトナー像が形成される。
特開平9−80348号公報(4頁、図1および図4)
このように構成された露光ユニット(光走査装置)では、光偏向素子により光ビームを走査しながら該走査光ビームを結像レンズにより感光体ドラムの表面(被走査面)に結像しているため、走査光ビームと結像レンズとの相対関係が重要となってくる。特に、上記した光偏向素子では偏向ミラー面が正弦振動するため、等速走査性を確保するために、結像レンズとして、
r=f・arcsinθ
ただし、rは被走査面上での光軸からの結像位置までの距離、
θは結像レンズへの光ビームの入射角、
なる特性を有するアークサインθレンズが用いられている。このアークサインθレンズは主走査方向において対称な光学特性を有している。したがって、光ビームの走査中心がアークサインθレンズの対称中心と不一致となると、被走査面(感光体ドラムの表面)での光ビームの走査速度が等速とならず、画像形成装置において画像品質の低下を招いてしまう。
ここで、光ビームの走査中心をアークサインθレンズの対称中心と一致させるために、偏向ミラー面の振動中心を調整することが従来より提案されている。例えば光偏向素子の取付位置をオペレータが手動により変位すると、その変位に伴って偏向ミラー面の振動中心が調整され、その結果、光ビームの走査中心をアークサインθレンズの対称中心と一致させることができる。しかしながら、このような機械的な位置調整には精度に限界があり、光ビームを理想的に走査させることが困難であった。また、このような光走査装置を用いて画像形成を行うと、所望の走査速度で潜像形成を行うことができず、良好な画像を得ることができないという問題が発生することがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、振動する偏向ミラー面によって主走査方向に光ビームを被走査面上に走査させる光走査装置および方法において、偏向ミラー面の振動中心を高精度に調整して光ビームの走査性を向上させることを第1目的とする。
また、この発明は、高精度な潜像を潜像担持体上に形成して高品質な画像を得ることができる画像形成装置を提供することを第2目的とする。
この発明にかかる光走査装置は、被走査面上で光ビームを主走査方向に走査させる装置であって、上記第1目的を達成するため、光ビームを射出する光源と、偏向ミラー面を有する可動部材と、少なくとも1個以上の圧電アクチュエーターの伸縮動作により可動部材を主走査方向とほぼ直交する駆動軸回りに振動駆動する振動駆動部とを有し、光源からの光ビームを偏向ミラー面により偏向して主走査方向に走査させる偏向手段と、電圧が周期的に変動するミラー駆動信号を圧電アクチュエーターに与えて可動部材を振動させるミラー駆動部とを備え、ミラー駆動部はミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を圧電アクチュエーターの全部または一部に与えて偏向ミラー面の振動中心を調整することを特徴としている。
また、この発明にかかる光走査方法は、ミラー駆動信号に基づき少なくとも1個以上の圧電アクチュエーターを伸縮させることによって偏向ミラー面を有する可動部材を主走査方向とほぼ直交する駆動軸回りに駆動して該偏向ミラー面を振動させるとともに、該偏向ミラー面により光源からの光ビームを偏向して主走査方向に走査させる光走査方法であって、上記第1目的を達成するため、ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を圧電アクチュエーターの全部または一部に与えて偏向ミラー面の振動中心を調整することを特徴としている。
このように構成された発明(光走査装置および方法)では、ミラー駆動信号が圧電アクチュエーターに与えられると、圧電アクチュエーターが伸縮することによって可動部材が主走査方向とほぼ直交する駆動軸回りに振動する。これによって、偏向ミラー面はミラー駆動信号に応じた振幅で振動する。この明細書では、このときの振動中心を「補正前振動中心」と称する。また、本発明では、ミラー駆動信号を一律に圧電アクチュエーターに与えるのではなく、圧電アクチュエーターの全部または一部に対してミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号が与えられる。そして、この信号を受けた圧電アクチュエーターの伸縮動作はミラー駆動信号を受けたときの伸縮動作からオフセット電圧分だけシフトする。これにより、オフセット電圧に応じて偏向ミラー面の振動中心が補正前振動中心から変位する。このようにオフセット電圧を設定することにより該オフセット電圧に相当する量だけ偏向ミラー面の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。なお、この明細書では、オフセット電圧の付与により補正された振動中心を「補正後振動中心」と称する。
ここで、主走査方向において対称な光学特性を有し、偏向手段により走査される光ビームを被走査面に結像する光学系をさらに備えた光走査装置においては、次のようにオフセット電圧を調整することができる。すなわち、ミラー駆動部がオフセット電圧を調整して偏向ミラー面の振動中心を調整して主走査方向における走査光ビームの走査中心を光学系の対称中心に一致させると、被走査面での光ビームの結像特性や走査特性などが主走査方向において対称となり、良好な光走査が可能となる。例えば正弦振動する偏向ミラー面に対応してアークサインθレンズにより光学系を構成した光走査装置では、オフセット電圧の調整により走査光ビームの走査中心を光学系の対称中心に一致させると、優れた等速走査性で光ビームを被走査面上で走査させることができる。
また、このように構成された光走査装置を用いることで高精度な潜像を潜像担持体上に形成することができ、該潜像を現像することで高品質な画像を得ることができる。
図1はこの発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のカラープリンタであり、潜像担持体としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の感光体2Y、2M、2C、2Kを装置本体5内に並設している。そして、各感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。すなわち、この画像形成装置では、ユーザからの画像形成要求に応じてホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリなどを有するメインコントローラ11に与えられると、この画像形成指令に対応する画像信号や制御信号などがメインコントローラ11からエンジンコントローラ10やエンジン部EGに与えられる。そして、エンジンコントローラ10のCPUがエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートSに画像形成指令に対応する画像を形成する。
このエンジン部EGでは、4つの感光体2Y、2M、2C、2Kのそれぞれに対応して帯電ユニット、現像ユニット、露光ユニットおよびクリーニング部が設けられている。このように、各トナー色ごとに、感光体、帯電ユニット、現像ユニット、露光ユニットおよびクリーニング部を備えて該トナー色のトナー像を形成する画像形成手段が設けられている。なお、これらの画像形成手段(感光体、帯電ユニット、現像ユニット、露光ユニットおよびクリーニング部)の構成はいずれの色成分についても同一であるため、ここではイエローに関する構成について説明し、その他の色成分については相当符号を付して説明を省略する。
感光体2Yは図1の矢印方向(副走査方向)に回転自在に設けられている。また、感光体2Yの周りにその回転方向に沿って、帯電ユニット3Y、現像ユニット4Yおよびクリーニング部(図示省略)がそれぞれ配置されている。帯電ユニット3Yは例えばスコロトロン帯電器で構成されており、帯電バイアス印加によって感光体2Yの外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。そして、この帯電ユニット3Yによって帯電された感光体2Yの外周面に向けて露光ユニット6Yから走査光ビームLyが照射される。これによって画像形成指令に含まれるイエロー画像データに対応する静電潜像が感光体2Y上に形成される。このように露光ユニット6(6Y,6M,6C,6K)は本発明にかかる光走査装置に相当するが、その構成および動作については後で詳述する。
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4Yによってトナー現像される。この現像ユニット4Yはイエロートナーを内蔵している。そして、現像バイアスが現像ローラ41Yに印加されると、現像ローラ41Y上に担持されたトナーが感光体2Yの表面各部にその表面電位に応じて部分的に付着する。その結果、感光体2Y上の静電潜像がイエローのトナー像として顕像化される。
現像ユニット4Yで現像されたイエロートナー像は、一次転写領域TRy1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。また、イエロー以外の色成分についても、イエローと全く同様に構成されており、感光体2M、2C、2K上にマゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像がそれぞれ形成されるとともに、一次転写領域TRm1、TRc1、TRk1でそれぞれ中間転写ベルト71上に一次転写される。
この転写ユニット7は、2つのローラ72、73に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ72を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向R2に回転させるベルト駆動部(図示省略)とを備えている。また、中間転写ベルト71を挟んでローラ73と対向する位置には、該ベルト71表面に対して不図示の電磁クラッチにより当接・離間移動可能に構成された二次転写ローラ74が設けられている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合には、一次転写タイミングを制御することで各トナー像を重ね合わせてカラー画像を中間転写ベルト71上に形成するとともに、カセット8から取り出されて中間転写ベルト71と二次転写ローラ74との間の二次転写領域TR2に搬送されてくるシートS上にカラー画像を二次転写する。一方、モノクロ画像をシートSに転写する場合には、ブラックトナー像のみを感光体2Kに形成するとともに、二次転写領域TR2に搬送されてくるシートS上にモノクロ画像を二次転写する。また、こうして画像の2次転写を受けたシートSは定着ユニット9を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部に向けて搬送される。
なお、中間転写ベルト71へトナー像を一次転写した後の各感光体2Y、2M、2C、2Kは、不図示の除電手段によりその表面電位がリセットされ、さらに、その表面に残留したトナーがクリーニング部により除去された後、帯電ユニット3Y、3M、3C、3Kにより次の帯電を受ける。
また、ローラ72の近傍には、転写ベルトクリーナ75および濃度センサが配置されている。これらのうち、クリーナ75は図示を省略する電磁クラッチによってローラ72に対して近接・離間移動可能となっている。そして、ローラ72側に移動した状態でクリーナ75のブレードがローラ72に掛け渡された中間転写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去する。
図3は図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの構成を示す主走査断面図であり、図4は図3の露光ユニットにおける光ビームの走査範囲を示す図であり、図5は図1の画像形成装置の露光ユニットおよび露光ユニットを制御するための露光制御ユニットを示す図である。また、図6および図7は第1実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図である。また、図8は偏向器に与えられる信号を示す図である。さらに、図9は偏向器の動作を示す主走査断面図である。以下、これらの図面を参照しつつ、露光ユニット6の構成および動作について詳述する。なお、露光ユニット6および露光制御ユニット12の構成はいずれの色成分についても同一であるため、ここではイエローに関する構成について説明し、その他の色成分については相当符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、露光ユニット6Yは露光筐体61を有している。そして、露光筐体61に単一のレーザー光源62が固着されており、レーザー光源62から光ビームを射出可能となっている。このレーザー光源62はメインコントローラ11からの画像信号Svに基づきON/OFF制御されて該画像信号Svに対応して変調された光ビームがレーザー光源62から前方に射出される。すなわち、この実施形態では、メインコントローラ11にビデオクロック発生部111が設けられており、基準周波数、例えば68MHzのビデオクロック信号VCを出力している。そして、このビデオクロック信号VCを基準として画像出力部112がメインコントローラ11に与えられた画像形成指令に含まれるイエロー画像データに対応する画像信号Svを作成する。この画像信号Svは露光ユニット6Yのレーザー光源62に出力され、該画像信号Svに応じて光ビームは変調され、該変調された光ビームがレーザー光源62から前方に射出される。
また、この露光筐体61の内部には、レーザー光源62からの光ビームを感光体2の表面(図示省略)に走査露光するために、コリメータレンズ631、シリンドリカルレンズ632、ミラー64、偏向器65、走査レンズ66およびミラー68が設けられている。すなわち、レーザー光源62からの光ビームは、コリメータレンズ631により適当な大きさのコリメート光にビーム整形された後、副走査方向Yにのみパワーを有するシリンドリカルレンズ632に入射される。そして、シリンドリカルレンズ632を調整することでコリメート光は副走査方向Yにおいて偏向器65の偏向ミラー面651付近で結像される。このように、この実施形態では、コリメータレンズ631およびシリンドリカルレンズ632がレーザー光源62からの光ビームを整形するビーム整形系63として機能している。なお、この実施形態では、ビーム整形系63と偏向器65の偏向ミラー面651との間にミラー64を設け、いわゆる斜め入射構造を構成している。すなわち、レーザー光源62からの光ビームは、ビーム整形系63によりビーム整形された後、ミラー64により折り返されて偏向器65の偏向ミラー面651の揺動軸(図3紙面に対して垂直な軸)と直交する基準面(紙面と平行な面)に対して鋭角をなすように偏向ミラー面651に入射される。
この偏向器65は半導体製造技術を応用して微小機械を半導体基板上に一体形成するマイクロマシニング技術を用いて形成されるものであり、偏向ミラー面651で反射した光ビームを主走査方向Xに偏向可能となっている。より具体的には、偏向器65は次のように構成されている。この偏向器65は、その一部に切欠部652Aが形成された支持部652Bを有するベース部652を有している。そして、支持部652Bには、切欠部652Aの反対側(図7の左手側)に固定子653Aが取り付けられる一方、切欠部652A側(図7の右手側)に振動子653Bが取り付けられている。すなわち、固定子653Aについては、その左外側端部および該左外側端部の両端部の各々から内側端部、つまり同図の右手側に伸びる2本の第1アーム部654a,654aが支持部652Bに固定されている。また、振動子653Bについては、その左外側端部が支持部652Bに固定されるとともに、該外側端部の両端部の各々から内側端部、つまり同図の左手側に伸びる2本の第2アーム部654b1,654b2のうちの上方側アーム部654b1が支持部652Bに固定される一方、下側アーム部654b2が自由端となっている。このように、この実施形態では、上方側アーム部654b1が本発明の「一方アーム部」に相当し、下側アーム部654b2が本発明の「他方アーム部」に相当している。
また、その重心位置655を通る揺動軸AXが第1アーム部654a,654aと第2アーム部654b1,654b2との中間位置で各アーム部とほぼ平行となるように、矩形平板状の可動部材656が配置されている。この可動部材656では、重心位置655の一方側(左側)部位が第1捩じりバネ部657a,657aにより第1アーム部654a,654aと連結されるとともに、重心位置655の他方側(右側)部位が第2捩じりバネ部657b,657bにより第2アーム部654b1,654b2と連結されている。つまり、偏向器65では、固定子653Aと振動子653Bとが互いに対向して外枠部を形成するとともに、固定子653Aと振動子653Bは第1および第2捩じりバネ部657a,657a,657b,657bを介して可動部材656と一体に接続されている。なお、この可動部材656の表面には、アルミニューム膜などが偏向ミラー面651として成膜されている。
また、上記可動部材656を揺動軸AX回りに振動させるために、偏向器65には振動駆動部658が設けられている。この振動駆動部658は、揺動軸AXに対して一方側(右側)に配置された積層圧電アクチュエータ部659dを備えている。すなわち、積層圧電アクチュエータ部659dは、支持部652Bの切欠部652Aにおいて、ベース部652の右側下端部652cと振動子653Bのアーム部654b2の自由端部との間に配置されており、その上下端面はベース部652と第2アーム部654b2にそれぞれ固定されている。
この積層圧電アクチュエータ部659dは複数の圧電素子を所定方向Zに積層した圧電アクチュエーターであり、外部から与えられる信号に応じて積層方向Zに伸縮するものである。そのため、積層圧電アクチュエータ部659dに対して駆動電圧が周期的に変動する信号がミラー駆動部121から印加されると、該信号に応じて積層圧電アクチュエータ部659dが伸縮し、その結果、可動部材656が重心位置655を通る揺動軸AXを中心として揺動する。例えば、図8の破線で示すように駆動電圧が0ボルトから40ボルトまでの電圧範囲で正弦的に変化する信号(本発明の「ミラー駆動信号」に相当)をミラー駆動部121が積層圧電アクチュエータ部659dに与えることにより偏向ミラー面651が揺動軸AX回りに振動する。このときの偏向ミラー面651の振動中心、つまり補正前振動中心は図9の1点鎖線で示すように積層方向Zとほぼ平行となり、可動部材656を静止した状態での偏向ミラー面651の法線とほぼ一致する。
これに対し、ミラー駆動信号にオフセット電圧、例えば50ボルトを加えた信号(以下「補正済信号」という)が積層圧電アクチュエータ部659dに与えられると、偏向ミラー面651の振動中心は図9の破線で示すように積層方向Zに対して角度αだけ傾く。このように、オフセット電圧を加えることによって偏向ミラー面651の振動中心が補正前振動中心から補正後振動中心に変位する。したがって、オフセット電圧を設定することにより該オフセット電圧に相当する量だけ偏向ミラー面651の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。積層圧電アクチュエータ部659dとして、例えばNECトーキン株式会社製の樹脂外装型アクチュエーターAE0505D08を用いるとともに、オフセット電圧を50ボルトに設定した場合、積層方向Zにおける積層圧電アクチュエータ部659dの最大変位量は約3μmとなり、角度αは約0.03゜であった。
また、この実施形態では、偏向器65の振動動作をON/OFF制御するために、エンジンコントローラ10にミラー駆動制御部101が設けられており、エンジンコントローラ10のCPUがミラー駆動制御部101の機能を担っている。すなわち、このミラー駆動制御部101は適当なタイミングで偏向器65の動作周波数と一致する駆動周波数(例えば2KHz)を有する駆動信号Sdをミラー駆動部121に与えて偏向器65を振動させる。また、ミラー駆動部121は偏向ミラー面651の振動中心を補正するために補正角度量αに関す情報に基づきオフセット電圧を調整する。この補正角度量αに関する情報については、オペレータが直接入力したり、後述する光検知センサ60の出力信号Hsyncに基づき算出するようにしてもよい。
そして、偏向器65の偏向ミラー面651で偏向された光ビームは走査レンズ66に向けて偏向され、走査レンズ66および折り返しミラー67を介して感光体2に結像され、感光体表面に光ビームのスポットが形成される。この実施形態では、走査レンズ66として主走査方向Xにおいて対称な光学特性を有するレンズ系が採用されている。このため、オフセット電圧を調整することによって偏向ミラー面651の振動中心が補正角度量αだけ調整され、主走査方向Xにおける走査光ビームの走査中心が走査レンズ66の対称中心に一致されると、感光体2の表面(被走査面)での光ビームの結像特性や走査特性などが主走査方向Xにおいて対称となり、良好な光走査が可能となる。さらに、偏向ミラー面651が正弦振動することに対応して走査レンズ66はアークサインθレンズにより構成しているので、優れた等速走査性で光ビームを感光体2の表面上で走査させることができる。こうして、光ビームが主走査方向Xと平行に等速走査されて主走査方向Xに伸びるライン状の潜像が感光体2の表面上に形成される。なお、この実施形態では、偏向器65により走査可能な走査範囲SR2は、図3に示すように、有効画像領域EIR上で光ビームを走査させるための第1走査範囲SR1よりも広く設定されている。また、第1走査範囲SR1が第2走査範囲SR2の略中央部に位置しており、光軸に対してほぼ対称となっている。さらに、同図中の符号θirは有効画像領域EIRの端部に対応する偏向ミラー面651の振幅角を示し、符号θsは次に説明する光検知センサに対応する偏向ミラー面651の振幅角を示している。
また、この実施形態では、図3および図4に示すように、走査光ビームの走査経路の一方端を折り返しミラー69aにより光検知センサ60に導いている。この折り返しミラー69aは第2走査範囲SR2の一方端部に配置され、主走査方向Xの一方側(+X)で第1走査範囲SR1を外れた位置を移動する走査光ビームを光検知センサ60に導光する。そして、光検知センサ60により該走査光ビームが受光されてセンサ位置(Hsync相当角θs)を通過するタイミングで信号が光検知センサ60から出力される。このように、この実施形態では、光検知センサ60によって主走査方向Xに走査される光ビームを主走査方向Xの一方側(+X)で第1走査範囲SR1から外れた領域で検知することが可能となっている。
また、この実施形態では、光検知センサ60が第2走査範囲SR2の往路側端部に配置されているため、往路光ビームの走査初期段階で該光ビームが光検知センサ60を通過して検知信号Hsyncが出力され、また復路光ビームの走査終了段階で該光ビームが光検知センサ60を通過して検知信号Hsyncが出力される。このように光ビームの往復走査ごとに2回の検知信号Hsyncが出力される。
このようにして検知される信号Hsyncはエンジンコントローラ10の書込タイミング調整部102に与えられる。この書込タイミング調整部102には、エンジンコントローラ10のカウントクロック発生部103から計時用クロック信号が与えられており、この計時用クロック信号に基づき書込タイミング調整部102は検知信号Hsyncからの経過時間を計測し、適当なタイミングで画像出力部112にビデオリクエスト(書込要求)信号Vreqを順次出力する。そして、ビデオリクエスト信号Vreqを受けた画像出力部112がビデオクロック信号VCを基準として画像信号Svを出力する。このように書込タイミング調整部102がビデオリクエスト信号Vreqの出力タイミングを調整することによって主走査方向Xにおける潜像書込位置が調整される。なお、この実施形態では、計時用クロック信号の周波数をビデオクロック信号VCのそれよりも大きな値、例えばビデオクロック信号VCの周波数の4倍に設定している。これによって、ビデオリクエスト信号Vreqを高分解能で制御して潜像の書込開始位置を正確に制御することができる。
また、光検知センサ60による走査光ビームの検知信号Hsyncは露光制御ユニット12Yの計測部123にも伝達され、該計測部123において第1走査範囲SR1を光ビームが走査する走査時間や駆動周期などに関連する駆動情報が算出される。そして、この計測部123において算出された実測情報がミラー駆動部121に伝達され、ミラー駆動部121は必要に応じてオフセット電圧の調整などを行う。
以上のように、この第1実施形態によれば、図8の破線で示すミラー駆動信号を一律に積層圧電アクチュエータ部659dに与えるのではなく、オフセット電圧をミラー駆動信号に加えた信号を積層圧電アクチュエータ部659dに与えて偏向ミラー面651の振動中心を調整することが可能となっている。したがって、オフセット電圧に応じた補正角度量αだけ偏向ミラー面651の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。
また、この第1実施形態では、主走査方向Xにおいて対称な光学特性を有するアークサインθレンズにより走査レンズ66を構成している。そして、ミラー駆動部121が補正角度量αに応じたオフセット電圧をミラー駆動信号に加えた信号(補正済信号)を作成し、積層圧電アクチュエータ部659dに与えているため、偏向ミラー面651の振動中心が補正角度量αだけ変位調整されて主走査方向Xにおける走査光ビームの走査中心が走査レンズ66の対称中心にほぼ一致している。したがって、優れた等速走査性で光ビームを感光体2の表面上で走査させることができる。その結果、高精度な潜像を感光体2に形成することができ、該潜像を現像することで高品質な画像を得ることができる。
ところで上記第1実施形態では、振動駆動部658が単一の積層圧電アクチュエータ部659dにより構成されているが、複数の積層圧電アクチュエータ部により構成してもよい。以下、2個の積層圧電アクチュエータ部を用いて偏向ミラー面651を振動させる第2実施形態と、4個の積層圧電アクチュエータ部を用いて偏向ミラー面651を振動させる第3実施形態とを順番に説明する。
<第2実施形態>
図10および図11は第2実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図である。また、図12は偏向器に与えられる信号を示す図である。なお、本発明にかかる光走査装置に相当する露光ユニット以外の構成は第1実施形態と同一であるため、それらの構成については説明を省略する。また、この点に関しては、その他の実施形態も同様である。
この第2実施形態が第1実施形態と大きく相違している点は、振動子653Bの2本の第2アーム部654b1,654b2がともに自由端となっており、それぞれ積層圧電アクチュエータ部659c,659dに接続されている点である。すなわち、この偏向器65は、所定間隔だけ離間して設けられた第1および第2支持部652C,652Dを有するベース部652を有している。そして、第1(左側)支持部652Cに固定子653Aが取り付けられる一方、第2(右側)支持部652Dに振動子653Bが取り付けられている。すなわち、固定子653Aについては、その左外側端部および該左外側端部の両端部の各々から内側端部、つまり同図の右手側に伸びる2本の第1アーム部654a,654aが第1(左側)支持部652Cに固定されている。また、振動子653Bについては、その左外側端部が第2(右側)支持部652Dに固定され、その内側端部が自由端である2本の第2アーム部654b1,654b2となっている。
また、可動部材656は第1実施形態と同様に第1および第2捩じりバネ部657a,657a,657b,657bを介して固定子653Aと振動子653Bに接続されている。すなわち、その重心位置655を通る揺動軸AXが第1アーム部654a,654aと第2アーム部654b1,654b2との中間位置で各アーム部とほぼ平行となるように、矩形平板状の可動部材656が配置されている。この可動部材656では、重心位置655の一方側(左側)部位が第1捩じりバネ部657a,657aにより第1アーム部654a,654aと連結されるとともに、重心位置655の他方側(右側)部位が第2捩じりバネ部657b,657bにより第2アーム部654b1,654b2と連結されている。
そして、この第2実施形態では、上記可動部材656を揺動軸AX回りに振動させるために、2個の積層圧電アクチュエータ部659c,659dからなる振動駆動部658が設けられている。これらの積層圧電アクチュエータ部659c,659dはともに揺動軸AXに対して一方側(右側)に配置されている。すなわち、積層圧電アクチュエータ部659c,659dは、ベース部652の右側上下端部652c,652dと、振動子653Bの2本のアーム部654b1,654b2の自由端部との間に配置されており、その上下端面はベース部652と第2アーム部654b1,654b2にそれぞれ固定されている。そして、積層圧電アクチュエータ部659c,659dに対して、第1実施形態と同様に、駆動電圧が周期的に変動する信号が露光制御ユニット12のミラー駆動部121から印加されると、該信号に応じて積層圧電アクチュエータ部659c,659dが伸縮し、その結果、可動部材656が重心位置655を通る揺動軸AXを中心として揺動する。例えば、図12の破線で示すように駆動電圧が0ボルトから40ボルトまでの電圧範囲でミラー駆動信号をミラー駆動部121が積層圧電アクチュエータ部659c,659dに与えることにより偏向ミラー面651を揺動軸AX回りに振動させることができる。このときの偏向ミラー面651の振動中心、つまり補正前振動中心は図9の1点鎖線で示すように積層方向Zとほぼ平行となり、可動部材656を静止した状態での偏向ミラー面651の法線とほぼ一致する。
これに対し、ミラー駆動信号にオフセット電圧、例えば50ボルトを加えた補正済信号が積層圧電アクチュエータ部659c,659dに与えられると、偏向ミラー面651の振動中心は図9の破線で示すように積層方向Zに対して角度αだけ傾く。このように、オフセット電圧を加えることによって偏向ミラー面651の振動中心が補正前振動中心から補正後振動中心に変位する。したがって、オフセット電圧を設定することにより該オフセット電圧に相当する量だけ偏向ミラー面651の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。なお、この第2実施形態では、2個の積層圧電アクチュエータ部659c,659dを用いて偏向ミラー面651を振動させているため、オフセット電圧を同一に設定したとしても、補正角度量αは第1実施形態よりも大きくなる。積層圧電アクチュエータ部659c,659dとして、例えばNECトーキン株式会社製の樹脂外装型アクチュエーターAE0505D08を用いるとともに、オフセット電圧を50ボルトに設定した場合、積層方向Zにおける各積層圧電アクチュエータ部659c,659dの最大変位量は約3μmであり、その値自体は第1実施形態と同一であるが、角度αは第1実施形態の2倍、つまり約0.06゜であった。
以上のように、この第2実施形態によれば、図12の破線で示すミラー駆動信号を一律に積層圧電アクチュエータ部659c,659dに与えるのではなく、オフセット電圧をミラー駆動信号に加えた信号を積層圧電アクチュエータ部659c,659dに与えて偏向ミラー面651の振動中心を調整することが可能となっているため、基本的に第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、この第2実施形態では振動駆動部658が2個の積層圧電アクチュエータ部659c,659dにより構成されているため、同一のオフセット電圧を与えた場合であっても、第1実施形態よりも大きな補正角度量αが得られる。換言すれば、小さなオフセット電圧で偏向ミラー面651の振動中心を調整することができるという作用効果を第2実施形態は有している。
<第3実施形態>
図13および図14は第3実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図である。また、図15は偏向器に与えられる信号を示す図である。さらに、図16は偏向器の動作を示す断面図である。この偏向器65は、図13および図14に示すように、所定間隔だけ離間して設けられた第1および第2支持部652C,652Dを有するベース部652を有している。そして、第1および第2支持部652C,652Dに第1および第2振動子653C,653Dがそれぞれ取り付けられている。すなわち、第1(左側)振動子653Cについては、その左外側端部が第1(左側)支持部652Cに固定され、その内側端部が自由端である2本の第1アーム部654a1,654a2となっている。また、第2(右側)振動子653Dについては、その左外側端部が第2(右側)支持部652Dに固定され、その内側端部が自由端である2本の第2アーム部654b1,654b2となっている。
また、その重心位置655を通る揺動軸AXが第1アーム部654a1,654a2と第2アーム部654b1,654b2との中間位置で各アーム部とほぼ平行となるように、矩形平板状の可動部材656が配置されている。この可動部材656では、重心位置655の一方側(左側)部位が第1捩じりバネ部657a,657aにより第1アーム部654a1,654a2と連結されるとともに、重心位置655の他方側(右側)部位が第2捩じりバネ部657b,657bにより第2アーム部654b1,654b2と連結されている。つまり、偏向器65では、第1(左側)振動子653Cと第2(右側)振動子653Dとが互いに対向して外枠部を形成するとともに、第1および第2振動子653C,653Dは第1および第2捩じりバネ部657a,657a,657b,657bを介して可動部材656と一体に接続されている。なお、この可動部材656の表面には、アルミニューム膜などが偏向ミラー面651として成膜されている。
そして、この第3実施形態では、上記可動部材656を揺動軸AX回りに振動させるために、4個の積層圧電アクチュエータ部659a〜659dからなる振動駆動部658が設けられている。すなわち、振動駆動部658は、揺動軸AXに対する一方側(左側)に配置された第1積層圧電アクチュエータ部659a,659bと、揺動軸AXに対する他方側(右側)に配置された第2積層圧電アクチュエータ部659c,659dとを備えている。この第1積層圧電アクチュエータ部659a,659bは、ベース部652の左側上下端部652a,652bと、第1振動子653Cの2本のアーム部654a1,654a2の自由端部との間に配置されており、その上下端面はベース部652と第1アーム部654a1,654a2にそれぞれ固定されている。また、第2積層圧電アクチュエータ部659b1,659b2は、ベース部652の右側上下端部652c,652dと、第2振動子653Dの2本のアーム部654b1,654b2の自由端部との間に配置されており、その上下端面はベース部652と第2アーム部654b1,654b2にそれぞれ固定されている。そして、第1積層圧電アクチュエータ部659a,659bと、第2積層圧電アクチュエータ部659c,659dとには互いに逆位相の電圧が露光制御ユニット12から印加される。
各積層圧電アクチュエータ部659a〜659dは複数の圧電素子を所定方向Zに積層した圧電アクチュエーターであり、外部から与えられる信号に応じて積層方向Zに伸縮変動するものである。そのため、第1積層圧電アクチュエータ部659a,659bと、第2積層圧電アクチュエータ部659c,659dに対して逆位相の電圧が印加されると、第1実施形態や第2実施形態と同一原理により、可動部材656が重心位置655を通る揺動軸AXを中心として揺動する。例えば、図15の破線で示すように駆動電圧が0ボルトから40ボルトまでの電圧範囲でミラー駆動信号をミラー駆動部121が積層圧電アクチュエータ部659a〜659dに与えることにより偏向ミラー面651を揺動軸AX回りに振動させることができる。このときの偏向ミラー面651の振動中心、つまり補正前振動中心は図16の1点鎖線で示すように積層方向Zとほぼ平行となり、可動部材656を静止した状態での偏向ミラー面651の法線とほぼ一致する。
これに対し、ミラー駆動信号にオフセット電圧、例えば50ボルトを加えた補正済信号が第1積層圧電アクチュエータ部659a,659bに与えられると、偏向ミラー面651の振動中心は図16の破線で示すように積層方向Zに対して角度αだけ傾く。このように、オフセット電圧を加えることによって偏向ミラー面651の振動中心が補正前振動中心から補正後振動中心に変位する。したがって、オフセット電圧を設定することにより該オフセット電圧に相当する量だけ偏向ミラー面651の振動中心を補正前振動中心から高精度に変位させることができ、光ビームの走査性を向上させることができる。
ここで、積層圧電アクチュエータ部659a〜659dとして、例えばNECトーキン株式会社製の樹脂外装型アクチュエーターAE0505D08を用いるとともに、オフセット電圧を50ボルトに設定した場合、積層方向Zにおける各積層圧電アクチュエータ部659a〜659dの最大変位量は約2.5μmとなり、角度αは約0.05゜であった。
以上のように、この第3実施形態によれば、図15の破線で示すミラー駆動信号を一律に積層圧電アクチュエータ部659a〜659dに与えるのではなく、オフセット電圧をミラー駆動信号に加えた信号を積層圧電アクチュエータ部659a〜659dに与えて偏向ミラー面651の振動中心を調整することが可能となっているため、基本的に第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、この第3実施形態では振動駆動部658が4個の積層圧電アクチュエータ部659a〜659dにより構成されているため、同一のオフセット電圧を与えた場合であっても、第1実施形態よりも大きな補正角度量αが得られる。換言すれば、小さなオフセット電圧で偏向ミラー面651の振動中心を調整することができるという作用効果を第3実施形態は有している。
また、この第3実施形態では、振動駆動部658が4個の積層圧電アクチュエータ部659a〜659dにより構成されているため、上記オフセット電圧とは別のオフセット電圧をさらにミラー駆動信号に加えることで揺動軸AXを副走査方向Yに対して傾けることができる。このため、次のような作用効果をさらに奏することができる。以下、図17および図18を参照しつつ説明する。
図17は第3実施形態において偏向器に与えられる信号の他の例を示す図である。図18は偏向器の動作を示す副走査断面図である。ここでは、揺動軸方向AXにおいて可動部材656に対して下方側(図13の下側)に位置する第1および第2圧電アクチュエーター部659b,659dにオフセット電圧(振幅中心調整用電圧Vof1)とは別のオフセット電圧(面傾斜調整用電圧Vof2)をさらに与えて光源62からの光ビームが偏向ミラー面651に入射する角度を調整する。すなわち、図17の破線で示すように、第1圧電アクチュエーター部659a,659bに同一の補正済信号を与えるとともに、第2圧電アクチュエーター部659c,659dにミラー駆動信号を与えると、偏向ミラー面651を揺動軸AX回りに振動させることができる。
これに対し、各圧電アクチュエーター部659a〜659dに以下の信号を加えると、同図の破線で示すように、偏向ミラー面651の振動中心が積層方向Zに対して角度αだけ傾くのみならず、偏向ミラー面651の面法線が副走査断面において積層方向Zに対して角度βだけ傾く。これによって、レーザー光源62から射出された光ビームが偏向ミラー面651に入射する角度を調整することができる。
(a)第1圧電アクチュエーター部659a:
オフセット電圧(振幅中心調整用電圧Vof1)をミラー駆動信号に加えた信号、
(b)第1圧電アクチュエーター部659b:
オフセット電圧(振幅中心調整用電圧Vof1)とオフセット電圧(面傾斜調整用電圧Vof2)とをミラー駆動信号に加えた2次元補正済信号、
(c)第2圧電アクチュエーター部659c:
ミラー駆動信号、
(d)第1圧電アクチュエーター部659b:
オフセット電圧(面傾斜調整用電圧Vof2)をミラー駆動信号に加えた信号、
ここで、積層圧電アクチュエータ部659a〜659dとして、例えばNECトーキン株式会社製の樹脂外装型アクチュエーターAE0505D08を用い、振幅中心調整用オフセット電圧を50ボルトに設定するとともに、面傾斜調整用オフセット電圧を20ボルトに設定した場合、補正角度量αは約0.05゜となり、補正角度量βは約0.01゜となった。
以上のように、第3実施形態において、各圧電アクチュエーター部659a〜659dに与える信号を制御することによって偏向ミラー面651の振動中心を調整するのみならず、副走査断面における偏向ミラー面651の傾斜角度βを調整することができる。これによって露光ユニット(光走査装置)6において偏向ミラー面651の位置を2次元的に調整することができ、光ビームの走査性をさらに向上させることができる。また、傾斜角度βを調整することによって、感光体2の表面(被走査面)上での光ビームの走査位置を副走査方向Yに高精度に調整することができる。
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置の露光ユニットに本発明にかかる光走査装置を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、いわゆる4サイクル方式のカラー画像形成装置あるいは単色画像を形成するモノクロ画像形成装置の露光ユニットに本発明を適用することができる。また、光走査装置の適用対象は画像形成装置に装備される露光ユニットに限定されるものではなく、光ビームを被走査面上に走査させる光走査装置全般に適用することができる。
本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの主走査断面図。 図3の露光ユニットにおける光ビームの走査範囲を示す図。 図1の画像形成装置の露光ユニットおよび露光制御ユニットを示す図。 第1実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第1実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第1実施形態における偏向器に与えられる信号を示す図。 第1実施形態における偏向器の動作を示す主走査断面図。 第2実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第2実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第2実施形態における偏向器に与えられる信号を示す図。 第3実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第3実施形態における露光ユニットの一構成要素たる偏向器を示す図。 第3実施形態における偏向器に与えられる信号の一例を示す図。 第3実施形態における偏向器の動作を示す主走査断面図。 第3実施形態における偏向器に与えられる信号の他の例を示す図。 図18の信号が与えられたときの偏向器の動作を示す副走査断面図。
符号の説明
2Y,2M,2C,2K…感光体(潜像担持体)、4Y,4M,4C,4K…現像ユニット、 6、6Y、6M、6C、6K…露光ユニット(光走査装置)、 62…レーザー光源、 65…偏向器、 66…走査レンズ(光学系)、 121…ミラー駆動部、 651…偏向ミラー面、 652B…支持部、 652C…第1支持部、 652D…第2支持部、 653A…固定子、 653B…振動子、 653C…第1振動子、 653D…第2振動子、 654a1,654a2…第1アーム部、 654b1,654b2…第2アーム部、 655…重心位置、 656…可動部材、 657a,657a…第1捩じりバネ部、 657b,657b…第2捩じりバネ部、 658…振動駆動部、 659a〜659d…積層圧電アクチュエータ部、 AX…揺動軸(駆動軸)、 X…主走査方向、 Y…副走査方向

Claims (8)

  1. 被走査面上で光ビームを主走査方向に走査させる光走査装置において、
    光ビームを射出する光源と、
    偏向ミラー面を有する可動部材と、少なくとも1個以上の圧電アクチュエーターの伸縮動作により前記可動部材を前記主走査方向とほぼ直交する駆動軸回りに振動駆動する振動駆動部とを有し、前記光源からの光ビームを前記偏向ミラー面により偏向して前記主走査方向に走査させる偏向手段と、
    電圧が周期的に変動するミラー駆動信号を前記圧電アクチュエーターに与えて前記可動部材を振動させるミラー駆動部とを備え、
    前記ミラー駆動部は前記ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を前記圧電アクチュエーターの全部または一部に与えて前記偏向ミラー面の振動中心を調整する
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記主走査方向において対称な光学特性を有し、前記偏向手段により走査される光ビームを前記被走査面に結像する光学系をさらに備え、
    前記ミラー駆動部は前記オフセット電圧を調整して前記偏向ミラー面の振動中心を調整して前記主走査方向における走査光ビームの走査中心を前記光学系の対称中心に一致させる請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記偏向手段は、
    支持部を有するベース部と、
    その外側端部および該外側端部の両端部の各々から内側端部に伸びる2本の第1アーム部が前記支持部に固定された固定子と、
    その外側端部が前記支持部に固定されるとともに、該外側端部の両端部の各々から内側端部に伸びる2本の第2アーム部のうちの一方アーム部が前記支持部に固定される一方、他方アーム部が自由端となっている振動子と、
    前記駆動軸が前記第1アーム部と前記第2アーム部との中間に位置するように配置された前記可動部材を、前記駆動軸に対して前記固定子側で前記第1アーム部と連結する第1捩じりバネ部と、
    前記駆動軸に対して前記振動子側で前記可動部材を前記第2アーム部と連結する第2捩じりバネ部とをさらに備え、
    前記振動駆動部は、前記ベース部と前記他方アーム部との間に介挿された圧電アクチュエーターを有し、前記圧電アクチュエーターの一方端が前記ベース部に接続されるとともに、他方端が前記他方アーム部に接続され、しかも、
    前記ミラー駆動部は前記ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を前記圧電アクチュエーターに与える請求項1または2記載の光走査装置。
  4. 前記偏向手段は、
    所定間隔だけ離間して設けられた第1および第2支持部を有するベース部と、
    その外側端部および該外側端部の両端部の各々から内側端部に伸びる2本の第1アーム部が前記第1支持部に固定された固定子と、
    前記第2支持部にその外側端部が固定される一方、その内側端部が自由端である2本の第2アーム部を有する振動子と、
    前記駆動軸が前記第1アーム部と前記第2アーム部との中間に位置するように配置された前記可動部材を、前記駆動軸に対して前記固定子側で前記第1アーム部と連結する第1捩じりバネ部と、
    前記駆動軸に対して前記振動子側で前記可動部材を前記第2アーム部と連結する第2捩じりバネ部とをさらに備え、
    前記振動駆動部は、前記ベース部と各第2アーム部との間に介挿された2個の圧電アクチュエーターを有し、各圧電アクチュエーターの一方端が前記ベース部に接続されるとともに、他方端が前記第2アーム部に接続され、しかも、
    前記ミラー駆動部は前記ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を前記2個の圧電アクチュエーターに与える請求項1または2記載の光走査装置。
  5. 前記偏向手段は、
    所定間隔だけ離間して設けられた第1および第2支持部を有するベース部と、
    前記第1支持部にその外側端部が固定される一方、その内側端部が自由端である2本の第1アーム部を有する第1振動子と、
    前記第2支持部にその外側端部が固定される一方、その内側端部が自由端である2本の第2アーム部を有する第2振動子と、
    前記駆動軸が前記第1アーム部と前記第2アーム部との中間に位置するように配置された前記可動部材を、前記駆動軸に対して前記第1振動子側で前記第1アーム部と連結する第1捩じりバネ部と、
    前記駆動軸に対して前記第2振動子側で前記可動部材を前記第2アーム部と連結する第2捩じりバネ部とをさらに備え、
    前記振動駆動部は、前記ベース部と各第1アーム部との間に介挿された2個の第1圧電アクチュエーターと、前記ベース部と各第2アーム部との間に介挿された2個の第2圧電アクチュエーターとを有し、各圧電アクチュエーターの一方端が前記ベース部に接続されるとともに、他方端が前記アーム部に接続され、しかも、
    前記ミラー駆動部は、前記ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を前記2個の第1圧電アクチュエーターに与える一方、前記ミラー駆動信号を前記2個の第2圧電アクチュエーターに与える請求項1または2記載の光走査装置。
  6. 前記ミラー駆動部は、前記駆動軸方向において前記可動部材に対して一方側に位置する前記第1および第2圧電アクチュエーターに前記オフセット電圧とは別のオフセット電圧をさらに与えて前記偏向ミラー面への光ビームの入射角を調整する請求項5記載の光走査装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の光走査装置を用いて潜像担持体上に潜像を形成するとともに、該潜像を現像して画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  8. ミラー駆動信号に基づき少なくとも1個以上の圧電アクチュエーターを伸縮させることによって偏向ミラー面を有する可動部材を主走査方向とほぼ直交する駆動軸回りに駆動して該偏向ミラー面を振動させるとともに、該偏向ミラー面により光源からの光ビームを偏向して前記主走査方向に走査させる光走査方法であって、
    前記ミラー駆動信号にオフセット電圧を加えた信号を前記圧電アクチュエーターの全部または一部に与えて前記偏向ミラー面の振動中心を調整する
    ことを特徴とする光走査方法。
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