JP2007154350A - 体液吸収性シート - Google Patents

体液吸収性シート Download PDF

Info

Publication number
JP2007154350A
JP2007154350A JP2005350066A JP2005350066A JP2007154350A JP 2007154350 A JP2007154350 A JP 2007154350A JP 2005350066 A JP2005350066 A JP 2005350066A JP 2005350066 A JP2005350066 A JP 2005350066A JP 2007154350 A JP2007154350 A JP 2007154350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
body fluid
sweat
porosity
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005350066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4624247B2 (ja
Inventor
Fumi Nakagawa
文 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2005350066A priority Critical patent/JP4624247B2/ja
Publication of JP2007154350A publication Critical patent/JP2007154350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4624247B2 publication Critical patent/JP4624247B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】汗を素早く吸収すると共に逆戻りを少なくすることにより、快適な使用感を得ることができる体液吸収性シートを提供する。
【解決手段】汗を吸収する吸収層3を備える体液吸収性シート1であって、吸収層は、空隙率が5%以下の低空隙率層5と、5%より大きい高空隙率層7とが積層されており、高空隙率層は、空隙率が15〜40%の層を含む体液吸収性シート。
【選択図】図2

Description

本発明は、体液吸収性シート、とくに脇部等の汗を吸収するための汗取り用シートに関する。
人の脇は汗をかきやすい部位であるため、汗により不快に感じることや、衣服の脇部分に汗ジミが生じることがある。そこで、不快感の緩和や汗ジミ防止のために、上着の脇部分の内面に貼着することにより、上着を着用した状態で脇全体を覆い、汗を吸収する汗取りシートが知られている(例えば特許文献1)。
また、体液吸収性シートからの体液の逆戻りおよび吸収速度が遅く肌に体液が残ることによる不快感を抑える技術としては、表面シートと吸収シートの間に表面シートよりも密度の高い体液透過シートを設けることで吸収速度を速める技術(例えば特許文献2および3)や、表面素材を2層構造とし、表層の密度よりも裏層の密度を高めることで毛細管現象によって体液を吸収しやすくする技術が知られている(例えば特許文献4)。
特開2004−52121号公報 特開2003−210523号公報 特開2004−201939号公報 特開平1−20844号公報
しかし、従来の体液吸収性シートでは、例えばTシャツなど、着用時に肌に密着するフィット性の高い衣服に適用した場合、衣服と肌とで体液吸収性シートが圧縮されることにより、体液の逆戻りが生じやすいという問題があった。また、体液の吸収速度の点でも満足のいくものではなく、体液と肌との接触時間が長くなり、例えば、ユーザーがベタツキなどで不快に感じることがあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、体液を素早く吸収すると共に逆戻りを少なくすることにより、快適な使用感を得ることができる体液吸収性シートの提供を目的とする。
本発明の前記目的は、体液を吸収する吸収層を備える体液吸収性シートであって、前記吸収層は、空隙率が5%以下の低空隙率層と、該低空隙率層の非皮膚接触面側に位置する空隙率が5%より大きい高空隙率層とからなっており、前記高空隙率層は、空隙率が15〜40%の層を含む体液吸収性シートにより達成される。
また、前記吸収層は、前記低空隙率層と前記高空隙率層とが接着層を介さずに一体的に形成されていることが好ましい。
また、前記吸収層は、不織布からなっていることが好ましい。
また、前記吸収層は、吸水性繊維が重量比で30%以上配合されていることが好ましい。
また、上記各体液吸収性シートは、前記吸収層における前記低空隙率層の皮膚接触面側の少なくとも一部に積層された表面層を備え、前記吸収層と前記表面層との合計目付量は、120g/m2以上であることが好ましい。
さらに、本発明は、上記体液吸収性シートからなる汗取り用シートおよび脇部の汗取り用シートに関する。
本発明の体液吸収性シートによれば、体液を素早く吸収すると共に、吸収した体液の逆戻りを少なくすることにより、快適な使用感を得ることができる。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る体液吸収性シート1の平面図であり、図2は、図1のA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、体液吸収性シート1は、吸水性を有する吸収層3を備えおり、境界線15によって2つの領域に分割されている。吸収層3は、表面層10と裏面層11との間に挟持されており、裏面層11には、剥離紙(図示せず)により覆われた粘着層12が設けられている。また、吸収層3は、表面層10側に位置する低空隙率層5と、低空隙率層5よりも空隙率が高く、低空隙率層5の非皮膚接触面側に連続して位置する高空隙率層7とを備えており、低空隙率層5と高空隙率層7とが接着層を介さずに一体的に形成されている。
本実施形態では空隙率は以下の操作により算出する。
幅0.1cmの帯状に切断した体液吸収性シート1の断面が上方に向くように黒色の台に置き、上方から断面画像を50倍の倍率で撮影する。撮影した断面画像をコンピュータの画面上で、空隙部分が黒画素となり、繊維部分が白画素となるように、画像処理ソフト(例えば、アドビシステムズ製 フォトショップ)を用いて二値化処理を行う。その後、各領域における総画素数G(ピクセル)及び黒画素数F(ピクセル)を計測し、それらの画素数から次式により、空隙率を求める。
空隙率(%)=F/G×100
ここで、本発明においては、撮影した断面画像を厚み方向に10等分し、等分割された各領域について、前述のとおり、画素数から空隙率を求め、各領域の空隙率に基づいて、空隙率が5%以下の領域を「低空隙率層」と定義し、空隙率が5%より大きい領域を「高空隙率層」と定義する。
吸収層3は、吸水性を有するものであればとくに制限はなく、一般に生理用ナプキン、おしめ、汗取りシート、おりものシートなどに用いられている、たとえば吸水性パルプ、吸水性ポリマーなどの公知の吸収材や、織物、編物、不織布またはパルプ製品などから構成される繊維構造物を用いることができる。なかでも、吸収層における空隙を規定の範囲に調整しやすく、優れた吸収性および逆戻り防止性を発揮しやすい点から、集積体(例えば不織布)が好ましく、とくに天然繊維および合成繊維からなる集積体(例えば不織布)を用いることが好ましい。天然繊維としては、コットン、シルク、パルプ、羊毛、麻などがあげられる。また、合成繊維としては、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、エチレン酢酸ビニル繊維、ウレタン繊維、アクリル繊維などがあげられる。また、レーヨン繊維、アセテート繊維、キュプラ等の半合成繊維、および各種繊維の混紡品、混繊品を使用することもできる。なかでも、吸収層における空隙を規定の範囲に調整しやすく、空隙の維持に優れる点から、エチレン酢酸ビニル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などの合成繊維またはそれらの複合繊維が好ましい。複合繊維としては、ポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、エチレン酢酸ビニル/ポリプロピレン複合繊維などがあげられ、弾性復帰機能(反発性)に優れる点から、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維およびポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維がより好ましい。さらに、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維およびポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維として、ポリプロピレン繊維またはポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維からなる芯の外周をポリエチレンにより***したものを用いると、芯のポリプロピレン繊維ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)繊維が使用時に優れた弾性復帰機能(反発性)を発揮することができる点でさらに好ましい。
また、吸収層3は、体液吸収性および逆戻り防止性に優れる点から、吸水性繊維が配合されていることが好ましい。吸水性繊維としては、コットンやパルプなどのセルロース系繊維、レーヨンやアセテートなどの吸水性化学繊維などを用いることができ、なかでも、体液吸収性に優れる点から、セルロース系繊維が好ましい。
本実施形態の吸収層3において、配合される吸水性繊維の量が少なすぎると、吸水性繊維による保水量が少なくなり、吸収された体液が吸水性繊維に吸収されずに空隙に残存することになるので、吸収層3が圧縮された場、体液が逆戻りしやすくなる。したがって、吸収層3は、吸水性繊維が重量比で30%以上配合されていることが好ましく、40%以上配合されていることがより好ましい。また、ヨレや折れに対する抵抗性を得ることができ、肌触りがフンワリとして使用感に優れる点から、配合される吸水性繊維は、重量比で80%以下が好ましく、70%以下がより好ましい。
吸収層としての不織布は、湿式抄紙法、乾式抄紙法、スパンボンド法、メルトブロー法、ラテックス樹脂ボンド法、溶剤ボンド法、スティッチボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法などの方法により製造することができる。なかでもスパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法、ニードルパンチ法、スパンボンド法などの方法が好ましく、これらの方法では接着剤、溶剤を用いずに、低空隙率層3と高空隙率層5とを接着層を介さずに一体的に形成することができ、これにより吸収性および逆戻り防止性を向上させることができる。
本明細書中において「低空隙率層3と高空隙率層5とを接着層を介さずに一体的に形成する」とは、低空隙率層3と高空隙率層5との間に接着層を介さない(界面が不明確)状態、例えば、低空隙率層3の非皮膚接触面側に連続して高空隙率層5が位置しており、かつ全体として単一層に形成することをいう。
本実施形態の吸収層3において、高空隙率層7における空隙率が小さすぎると、体液を保持する空隙が少ないので、体液の吸収速度が遅くなり、体液が長時間肌に残存し、ユーザーに不快感を与えると共に、吸収層3が圧縮された場合、高空隙率層7に吸収された体液が高空隙率層7内で拡散せず、低空隙率層5から肌へ逆戻りしやすくなる。一方、空隙率が大きすぎると、高空隙率層7と低空隙率層5との空隙率の差が大きいので、低空隙率層5内の体液が、高空隙率層7にスムーズに移行されにくく(汗の吸収速度が遅くなる)、低空隙率層5内に留まるので、吸収層3が圧縮された場合、体液が逆戻りしやすくなる。したがって、高空隙率層7の空隙率は、15%〜40%が好ましく、20〜30%がより好ましい。また、同様の理由により、低空隙率層5と高空隙率層7との空隙率差は、10〜35%が好ましく、15〜20%がより好ましい。なお、吸収層3は、低空隙率層5と、空隙率が15〜40%の高空隙率層7との間や高空隙率層7の非皮膚接触面側などに、空隙率が5%より大きく15%未満である高空隙率層を備えていてもよい。
また、本実施形態の体液吸収シート1において、吸収層3全体の平均空隙率は、10〜30%が好ましく、10〜20%がより好ましい。
吸収層3は、5%以下の空隙率を有する不織布(低空隙率層)と15〜40%の空隙率を有する不織布(高空隙率層)とを、熱融着性パウダー(例えば、ポリエチレンパウダー)、水溶性の接着剤(たとえば、アクリル系水溶性接着剤)、非水溶性接着剤(たとえば、ゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤により接着することでも製造することができるが、たとえばエアレイド法などによれば、低空隙率層5と高空隙率層7とが接触面を介さずに一体的に形成された吸収層3とすることができる。エアレイド法により吸収層3を製造する場合は、合成繊維と天然繊維とを、空気流で均一に混合しながらダクト内を搬送し、細孔を有するスクリーンを備えたダクトの排出口からコンベアに向けて排出し、コンベアの下方から空気を吸引してコンベア上に堆積させる。その後、堆積した繊維ウェブを熱風ドライヤーなどで加熱処理し、さらに、プレス機などで加圧処理する。このとき、不織布に用いる繊維の太さ、加熱処理における温度、及び、加圧処理における圧力を適宜設定することにより、吸収層3の厚み方向に沿って(皮膚接触面から非皮膚接触面に向かって)空隙率を密から疎に変化させることができる。すなわち、低空隙率層5の非皮膚接触面側に連続して高空隙率層7を接触面を介さない(界面が不明確)状態(一体的)に形成することができる。加熱処理における温度は、合成繊維の軟化点よりも10〜50℃高い温度、好ましくは20〜40℃高い温度が好ましい(たとえば、合成繊維としてポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維を使用した場合は、120〜160℃が好ましく、130〜150℃がより好ましい)。また、加圧処理における圧力は、0〜50kg/cm2が好ましく、20〜40kg/cm2がより好ましい。さらに、合成繊維の太さが1.0〜5.0デシテックスであることが好ましく、2.0〜3.5デシテックスであることがより好ましい。合成繊維の太さが1.0デシテックス未満であれば、得られる吸収層3の空隙率が小さくなりすぎる傾向がある。また、5.0デシテックスをこえると、吸収層3の空隙率が高くなりすぎる傾向がある。吸収層3における高空隙率層7の空隙率を15〜40%の範囲に設定するためには、当該繊維の太さを2.0〜3.5デシテックスとすることがより好ましい。温度、圧力および繊維太さをこれらの範囲に規定することで、合成繊維が適度に溶融して天然繊維と絡み合い、低空隙率層5と15〜40%の空隙率を有する高空隙率層7とが接触面を介さずに一体的に形成された単一の吸収層3とすることができる。さらに、フンワリとした風合い(肌触り)となり、かつ天然繊維の脱落のない吸収層3とすることができる。
吸収層3における低空隙率層5および高空隙率層7の厚みは、特に限定されないが、例えば、汗取り用シートとして用いる場合には、低空隙率層5の厚みが厚すぎると、吸収された体液が高空隙率層7に移行されにくく、吸液速度が遅くなる傾向があり、低空隙率層5の厚みが薄すぎると、高空隙率層7からの体液の逆戻りが生じやすくなる傾向がある。したがって、低空隙率層5の厚みは、吸収層3の厚みに対して、15〜60%が好ましく、20〜50%がより好ましい。具体的には、120〜3000μmが好ましく、200〜2500μmがより好ましい。また、高空隙率層7の厚みは、吸収層3の厚みに対して、40〜85%が好ましく、50〜80%がより好ましい。具体的には、320〜4250μmが好ましく、350〜4000μmがより好ましい。
表面層10は、吸収層3における低空隙率層5の皮膚接触面の少なくとも一部に積層されており、吸収性および逆戻り防止性の向上の役割を果たすとともに、肌にやわらかく接触し、かつ柔軟な吸収層3を保護する役割を果たす。このような表面層10としては、織物、編物、不織布またはパルプ製品などから構成されるシート状またはフィルム状の繊維構造物をあげることができる。なかでも、吸収性および逆戻り防止性の向上や風合い(肌触り)、皮膚への刺激性の点から不織布が好ましい。かかる繊維構造物を構成する繊維としては、天然繊維および合成繊維があげられ、これらを単独で、または組み合わせて所望の性質を有する繊維構造物として使用することができる。天然繊維および合成繊維としては、吸収層3の原料として用いるものと同一の繊維があげられる。これらの繊維構造物は、その形状をとくに限定するものではないが、メッシュ状および/またはエンボス模様にすることで、通液性が向上し、確実に体液を吸収層3に到達させることができるとともに、肌への接触面積が減少し、着用時の密着感が軽減されるという点から好ましい。なお、エンボス加工は、加工された表面層10の凹部の窪み端部が開口するように行うことが好ましい。さらに、表面層10の繊維構造物は当業者に公知の手段により撥水処理されていることが好ましい。
表面層10と吸収層3とを貼り合わせる方法はとくに限定されないが、熱融着性パウダー(例えば、ポリエチレンパウダー)、水溶性の接着剤(たとえば、アクリル系水溶性接着剤)、非水溶性接着剤(たとえば、ゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤により接着することができる。
本実施形態の吸収層3及び表面層10において、両者の合計目付量が少なすぎると、十分な吸水性が得られないので、吸収速度が遅くなると共に、吸収した体液が逆戻りしやすくなる。したがって、吸収層3と表面層10との合計目付量は、120g/m2以上が好ましく、130g/m2以上がより好ましい。この合計目付量は、吸収層3と表面層10との重さ(g)を体液吸収シート1の面積(m2)で除して求めることができる。また、吸収層3の目付量は、90g/m2以上が好ましい。
裏面層11は、吸収層3に吸収された体液の外部への流出を防止するものである。裏面層11の材質は、ポリエチレンを用いることが好ましいが、必要に応じて適当な材質、たとえば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ナイロン、セロファン、ビニロン、塩化ビニルなどを用いることもできる。
粘着層12は、衣服などに貼ることができるものであればとくに限定されないが、たとえば、水溶性の接着剤(例えばアクリル系水溶性接着剤)や非水溶性接着剤(例えばゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤があげられる。なかでも、その他の接着剤に比べて衣服に対する接着力に優れる点から非水溶性接着剤が好ましく、ゴム系ホットメルトがより好ましい。
体液吸収性シート1の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、汗取り用シートとして用いる場合には、0.8〜5.0mmが好ましく、1.0〜3.5mmがより好ましい。
以上の構成を備える体液吸収性シート1は、汗取り用シートとして用いる場合、粘着層12を覆う剥離紙(図示せず)を剥がして、境界線15で折り曲げながら粘着層12を衣服の脇部分の内面に貼着することにより、衣服を着用した状態で、表面層10が脇全体を覆うように皮膚に接触し、吸収層3が汗を吸収する形態が好ましい。吸収層3に吸収される体液は、まず、低空隙率層5に吸収され、低空隙率層5の空隙及び吸水性繊維が体液で飽和した後に、高空隙率層7に移行される。
本実施形態の体液吸収性シート1によれば、吸収層3が低空隙率層5と、低空隙率層5の非皮膚接触面側に連続して位置する15〜40%の空隙率を有する高空隙率層7とを備えているので、以下の効果を奏する。すなわち、低空隙率層5が体液を吸収した後に、低空隙率層5よりも空隙率が高い高空隙率層7に体液を移行させることができるので、吸収層3が低空隙率層5のみからなる場合より吸収速度が速くなり、体液を素早く吸収することができる。また、低空隙率層5中の吸収性繊維が体液で飽和状態となっている(体液が移動できる空間がなくなる)ので、吸収層3が圧縮された場合でも、その飽和状態の低空隙率層5が壁となることで、高空隙率層7の体液の低空隙率層5への逆流を防ぎ、体液を高空隙率層7内に拡散させることができる。これにより体液の逆戻りを少なくすることができる。したがって、フィット性の高い衣服に適用しても、ベタつかず快適な使用感を得ることができる。
本発明においては、低空隙率層5の非皮膚接触面側に連続して高空隙率層7が位置されている吸収層3からなる体液吸収性シート1であれば、体液を低空隙率層5から高空隙率層7にスムーズに移行させることができ、かつ圧縮された場合の逆戻りも抑えることができるが、本実施形態の体液吸収性シート1のように、吸収層3が低空隙率層5と高空隙率層7とを接触面を介さずに一体的に形成された場合には、体液を低空隙率層5から高空隙率層7によりスムーズに移行させることができ、かつ逆戻り防止性にも優れた体液吸収シートとすることができる。
また、本実施形態の体液吸収性シート1を脇部の汗取り用シートとして用いる場合には、衣服の脇部に装着した際に汗を十分に吸収して衣類の汗ジミを防止するという観点から、吸収層3の平面積X(cm2)と、吸収層3の単位面積あたりの吸収量Y(mg/cm2)とが、次式の関係を有することが好ましい。
Y≧−0.6X+210・・・(2)
また、汗を十分吸収して逆戻りを防止すると共に、汗が逆戻りしたときのベタツキ感や不快な接触温冷感を防止する観点から、吸収層3の平面積は50〜150cm2が好ましく、70〜120cm2がより好ましい。
また、本実施形態の体液吸収性シート1においては、使用開始時の違和感がなく少量の汗でもヘタリによる違和感を生じない一方、多量の汗を吸収したときにヘタリによる違和感を生じることで使用者に適切な取替え時期を判別させ、汗ジミの生じるリスクを軽減する観点から、以下の条件A〜Dを満たすことが好ましい。
本実施形態の体液吸収性シート1は、初期厚み(T0)が厚すぎると、ごわつきにより使用者が違和感を覚える一方、薄すぎると、反発性が低いのでヨレ・ズレが生じやすく、使用者が長時間使用しづらくなる傾向がある。したがって、(条件A)体液吸収性シート1の初期厚みは、1〜5mmが好ましい。ここで、「初期厚み」は、吸水前における、体液吸収性シート1の厚みをいう。
また、本実施形態の体液吸収性シート1は、初期厚み差(δT0)が小さすぎると、圧縮に対する追随性が低いため、装着性に劣る傾向がある。したがって、(条件B)体液吸収性シート1の初期厚み差は、1.0mm以上が好ましい。ここで、「初期厚み差」は、吸水前の体液吸収性シート1において、5g/cm2で加圧した際の体液吸収性シート1の厚み(T5)と、50g/cm2で加圧した際の体液吸収性シート1の厚み(T50)との差をいう。
また、本実施形態の体液吸収性シート1においては、第1のRC値(ΔRC0.1)が小さすぎると、使用者が初期の風合いとの違いから生じる違和感によって、体液吸収性シート1が汗を吸収する能力をまだ充分に有しているにも関らず、体液吸収性シート1を取り替える傾向があり、使用者に手間と経済的負担を強いることになる。したがって、(条件C)体液吸収性シート1の第1のRC値は、50%以上が好ましい。ここで、「第1のRC値」は、4.0cm×4.0cmに切断された体液吸収性シート1において、0.1mlの水を吸収した体液吸収性シート1のRC値を、吸水前の体液吸収性シート1のRC値で除した値をいう。
また、本実施形態の体液吸収性シート1においては、第2のRC値(ΔRC0.5)が大きすぎると、使用者が汗の吸収による違和感を覚えにくく、体液吸収性シート1が汗で飽和しているにもかかわらず取り替えるタイミングが判別しづらくなり、飽和した汗の逆戻りなどが多くなる結果、汗ジミが生じやすくなる。したがって、(条件D)体液吸収性シート1の第2のRC値は、50%以下が好ましい。ここで、「第2のRC値」は、4.0cm×4.0cmに切断された体液吸収性シート1において、0.5mlの水を吸収した体液吸収性シート1のRC値を、吸水前の体液吸収性シート1のRC値で除した値をいう。
RC値は、KES圧縮試験機(カトーテック株式会社製 ハンディー圧縮試験機 KES−G5)により求めた圧縮回復性(%)である。このときの試験条件は、以下のとおりである。
・試料:布・フィルム等
・SENS:5
・STROKE SET:2.0
・上限荷重:50gf/cm2
・繰り返し回数:1
・力計の種類:1kg
・SPEED RANGE:0.1cm/sec
・SPEED SET:1
・DEF感度:20mm/V
・取り込み間隔:0.1sec
・COMTROL:FORCE
上記の試験条件により、4.0cm×4.0cmに切断した体液吸収性シート1の中央部から蒸留水を吸収させた後1分間放置した場合における「第1のRC値」及び「第2のRC値」を測定した。
また、4.0cm×4.0cmに切断した体液吸収性シート1において、皮膚接触面側を上にして、5g/cm2で加圧した際の体液吸収性シート1の厚み(T5)と、50g/cm2で加圧した際の体液吸収性シート1の厚み(T50)を測定した。
また、吸収層3は、全体の平均空隙率が低すぎると、多量の汗を吸収した場合でもヘタリを生じず、使用者に適切な取替え時期を知らせることができないので、結果、汗ジミを生じやすい傾向があり、また、全体の平均空隙率が高すぎると、少量の汗でもヘタリを生じるため、少量の汗しか吸収していない状態でも使用者が取替える傾向があり、使用者に手間と経済的な負担を強いることになる。したがって、吸収層3全体の平均空隙率は、10〜30%であることが好ましく、10〜20%であることがより好ましい。
さらに、汗を吸収した際に適切な吸収量でへたるため、吸収性繊維を含ませることが好ましい。また、吸収層において、配合される吸水性繊維の量が少なすぎると、汗を多量に吸収して、吸収層が汗で飽和しているにもかかわらず、ヘタリを生じず、また、吸収性繊維の量が多すぎると、少ない吸収量の汗でもヘタリが生じやすい傾向がある。したがって、吸収層は、吸水性繊維が重量比で30〜80%以上配合されていることが好ましく、40〜70%以上配合されていることがより好ましい。
このような汗取り用シートは、前記のとおり、例えば、たとえばエアレイド法などにより、製造の際の加熱温度、圧力および繊維太さを規定することで製造された吸収層で構成することで得ることができる。低空隙率層と15〜40%の空隙率を有する高空隙率層とが接触面を介さずに一体的に形成された吸収層とすることで、より適切なタイミングでの取り替えることができる汗取り用シートとすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、吸収層3と表面層10との間、及び、吸収層3と裏面層11との間における一方又は双方に、消臭剤を含む層を介在させてもよい。これにより、汗から発せられる嫌な臭いを軽減させることができる。この場合、吸収層3と裏面層11との間に消臭剤を介在させることが好ましい。これにより、装着時における皮膚への直接的な消臭剤の刺激を回避して痒みやかぶれを防止することができる。
このような体液吸収性シート1を製造する場合、例えば、以下の工程により製造することができる。
コットン製やレーヨン・合成繊維またはそれらの繊維を混綿して作成した不織布などの表面層10の上に、吸収層3を構成するセルロース系繊維及び合成繊維の集積体と、公知の熱融着性パウダーとの混合物を載置する。吸収層3を構成する繊維の上に消臭剤を散布し、加熱する。さらに、散布した消臭剤の上に、例えばポリエチレンフィルムからなる裏面層11を重ね、公知のホットメルト接着剤により吸収層3と裏面層11とを貼り合わせる。加熱する際、吸収層3を構成する複合繊維のポリエチレン***層と熱融着性パウダーがバインダーとして機能する。
また、表面層10および/または吸収層3に香料を含浸させ、香料の香りにより汗の臭気をマスキングする機能並びにメントール等の冷感成分を含浸させて使用者に冷感を与えることで快適性を向上させる機能などを付加してもよい。
また、シート周縁部を熱及び圧力により圧着し、外周シールを設けることでシート周縁部とシート頂上部の厚み差を設けることで、脇の窪みにフィットする形状に設計し体液の吸収性を向上させることができる。
また、本実施形態の体液吸収性シート1は、経血、おりもの、血液、汗など、体液を限定することなく、好適に体液を吸収することができるが、汗取り用シートとして用いることが好ましい。汗取りシートとしては、脇部の汗取り用として用いるのが特に好適であるが、胸部、背中部、首部、股部などの汗取り用として、衣服内面の対応する箇所に貼着して使用することも可能である。
また、本実施形態の体液吸収性シート1は、表面層10、裏面層11及び粘着層12を備えていたが、吸収層3のみで構成されていてもよい。この場合、図示しない粘着テープなどにより、吸収層3を皮膚や衣服に貼着することより体液を吸収する。
以下、実施例及び比較例を用いて、本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明が本実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態に示す体液吸収性シート1を用いて、水の逆戻り量を測定する試験、及び、水の吸収速度を測定する試験を行った。
試験は、体液吸収性シート1の製造条件を変えることにより、低空隙率層5及び高空隙率層7の空隙率、吸収性繊維の配合比、吸収層3と表面層10との合計目付量及び、吸収層3が一体的に形成されているか否かの別を、それぞれ変えた7個の実施例サンプル(実施例1〜7)及び4個の比較例サンプル(比較例1〜4)により行った。
実施例及び比較例の構成、エアレイド法における製造条件(吸収層が一体的に形成されている場合)及び測定結果を、それぞれ表1及び表2に示す。
また、実施例1および2、ならびに比較例2および追加の4個の比較例サンプル(比較例5〜8)の、(A)装着初期、少量の汗を吸収した場合および多量の汗を吸収した場合のそれぞれの違和感、(B)初期、少量の汗をかいたとき、および多量の汗をかいたときのそれぞれの取替えの有無ならびに(C)使用後の汗ジミの有無の評価結果を表3に示す。
(逆戻り改善率)
水の逆戻り量を測定する試験では、まず、4cm×4cmに切断した体液吸収性シート1に、表面層10の皮膚接触面側から1mlの蒸留水を吸収させて1分間放置した後、表面層10上に7cm×15cmのろ紙(アドバンテック東洋製 定性ろ紙 No.2)を載せ、その上に重り(重さ1kg、幅155mm、奥行65mm、高さ12mm)を載せて、さらに1分間放置し、蒸留水をろ紙に吸収させた。
その後、吸水後のろ紙の重さと、吸水前のろ紙の重さとの差から、水の逆戻り量を算出し、求めた逆戻り量から逆戻り改善率を求めた。
逆戻り改善率は、比較例1の逆戻り量を基準として、次式により算出される。
逆戻り改善率(%)=(比較例1の逆戻り量(g)/各実施例又は比較例の逆戻り量(g))×100・・・(3)
(吸収速度改善率)
水の吸収速度を測定する試験では、図3に示すように、4.0cm×4.0cmに切断した体液吸収性シート1の表面層10上に吸収速度測定用プレート20を載せ、表面層10の皮膚接触面から1cm上方に先端が位置するようにビュレット30を配置し、吸収速度測定用プレートの中央の孔にビュレット30から1mlの着色水を滴下した。
吸収速度測定用プレート20は、複数の孔22を有する収容部21(直径6mmの孔の周囲に直径3mmの孔が8個配置され、さらにその周縁に直径1mmの孔が配置されている)が中央に形成されており、ビュレット30から滴下された着色水が収容部21に収容された後、細孔を通過して体液吸収性シート1に吸収されるように構成されている。
そして、ビュレット30の着色水を滴下してから、着色水が体液吸収性シート1に全て吸収されるまでの時間を測定し、測定した時間から吸収速度改善率を求めた。
吸収速度改善率は、比較例1の吸収時間を基準として、次式により算出される。
吸収速度改善率(%)=(比較例1の吸収時間(秒)/各実施例又は比較例の吸収時間(秒))×100・・・(4)
吸収層3の空隙率は、以下のように求めた。まず、幅0.1cmの帯状に切断した体液吸収性シート1の断面画像を撮影し、その画像について、空隙部分が黒画素となり、繊維部分が白画素となるように、画像処理ソフト(アドビシステムズ製 フォトショップ)を用いて二値化処理した。その後、任意の領域における総画素数G(ピクセル)及び黒画素数F(ピクセル)を計測し、それらの画素数から次式により、空隙率を求めた。
空隙率(%)=F/G×100・・・(5)
本実施例から明らかなように、吸収層3を低空隙率層5と高空隙率層7とにより構成し、両者の空隙率を好ましい範囲に規定することにより、逆戻りを少なくすることができると共に、吸収速度を早めることができることが分かる。
(違和感試験1)
粘着剤層を設けて実施例1及び2ならびに比較例2及び5〜8の合計7サンプルを8cm×8cmに切り、脇部に装着した場合の官能評価を行った。
試験では多量の汗を吸収するまでシートを装着し続け、「装着初期の違和感」及び「少量の汗をかいた場合の違和感(初期の風合いに対する変化から生じる違和感)」および「多量の汗をかいた場合の違和感(初期の風合いに対する変化から生じる違和感)」の各項目に対する5段階評価(1〜5点)の3名の平均値(端数は四捨五入)を算出した。
(違和感試験2)
試験では粘着剤層を設けて実施例1及び2ならびに比較例2及び5〜8の合計7サンプルを8cm×8cmに切り、脇部に装着して、使用初期、少量の汗をかいたとき、多量の汗をかいたときに使用者が取り替えるか否かを評価した。
使用中の違和感が大きく使用に耐えられない場合には、使用者にシートを取り外してもらった。また、使用終了時の衣類への汗ジミの有無を確認した。
使用終了時の汗ジミの有無、ならびに装着初期、少量の汗をかいたとき、及び多量の汗をかいたときのそれぞれについての違和感を総合的に判断して、よい(○)・悪い(×)の2段階評価にて総合評価を行った。
実施例1から実施例7は、高空隙率層7の空隙率が15〜40%の範囲であり、15%未満の10%および13%である比較例2および3、ならびに、40%より大きい47%および50%である比較例1および4と比較して、逆戻り及び吸収速度の点で改善されていた。
上記実施例のなかでも、実施例1から実施例6は、低空隙率層5と高空隙率層7とが接着層を介さずに一体的に形成されており、一体的に形成されていない実施例7と比較して、逆戻り量及び吸収速度の点で優れていた。
さらに、上記の実施例のなかでも、実施例1から実施例5は、吸収層3に吸収性繊維が重量比で30%以上配合されており、配合比が30%未満である実施例6と比較して、逆戻り量及び吸収速度の点で優れていた。
さらに、上記の実施例のなかでも、実施例1から実施例4は、吸収層3と表面層10との合計目付量が120g/m2以上であり、120g/m2未満である比較例5と比較して、逆戻り量及び吸収速度の点で優れていた。
また、実施例1および2は装着初期の風合いに優れ、少量の汗でもへたりを生じなかったため、使用初期および少量の汗を吸収した場合の違和感はなく、使用者はシートの取り替えを行わなかったが、多量の汗を吸収した場合にはへたりによる風合いの違いから使用者は違和感によってシートの取替えを行った。その結果、衣類への汗ジミが生じることもなく、使用者の総合評価は良好であった。
比較例2は初期の厚み差が小さいことによる違和感から、使用者は初期の段階でシートを取り外した。比較例5は初期の厚みが大きいことによる違和感から、使用者は初期の段階でシートを取り外した。比較例6は初期の違和感は少ないものの、少量の汗を吸収した場合でもへたり、それから生じる違和感によって、使用者はシートを取り外した。比較例7は初期の厚み差が小さく違和感が大きいため、使用者は初期の段階でシートを取り外した。比較例8は初期の厚み差が小さく違和感があるため、使用者は初期の段階でシートを取り外した。比較例8のサンプルについて初期の違和感を我慢しつつ、多量の汗を吸収するまで使用した場合には、多量の汗を吸収してもへたりを生じず、使用者は適切な取替え時期を認識することができなかったため、汗ジミが生じた。これらの結果から、実施例1および2は、比較例2および比較例5〜8の各サンプルに比べて取替え時期を適切に判断でき、汗ジミ防止性に優れていた。
本発明の一実施形態に係る体液吸収性シートの平面図である。 図1のA−A断面図である。 実施例を説明するための図である。
符号の説明
1 体液吸収性シート
3 吸収層
5 低空隙率層
7 高空隙率層
10 表面層
11 裏面層
12 粘着層
15 境界線

Claims (7)

  1. 体液を吸収する吸収層を備える体液吸収性シートであって、
    前記吸収層は、空隙率が5%以下の低空隙率層と、該低空隙率層の非皮膚接触面側に位置する空隙率が5%より大きい高空隙率層とからなっており、
    前記高空隙率層は、空隙率が15〜40%の層を含む体液吸収性シート。
  2. 前記吸収層は、前記低空隙率層と前記高空隙率層とが接着層を介さずに一体的に形成されている請求項1に記載の体液吸収性シート。
  3. 前記吸収層は、不織布からなっている請求項1又は2に記載の体液吸収性シート。
  4. 前記吸収層は、吸水性繊維が重量比で30%以上配合されている請求項1から3のいずれかに記載の体液吸収性シート。
  5. 前記吸収層における前記低空隙率層の皮膚接触面側の少なくとも一部に積層された表面層を備え、
    前記吸収層と前記表面層との合計目付量は、120g/m2以上である請求項1から4のいずれかに記載の体液吸収性シート。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の体液吸収性シートを備える汗取り用シート。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の体液吸収性シートを備える脇部の汗取り用シート。

JP2005350066A 2005-12-02 2005-12-02 体液吸収性シート Active JP4624247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350066A JP4624247B2 (ja) 2005-12-02 2005-12-02 体液吸収性シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350066A JP4624247B2 (ja) 2005-12-02 2005-12-02 体液吸収性シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007154350A true JP2007154350A (ja) 2007-06-21
JP4624247B2 JP4624247B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=38239077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005350066A Active JP4624247B2 (ja) 2005-12-02 2005-12-02 体液吸収性シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4624247B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148531A (ja) * 2007-11-30 2009-07-09 Daio Paper Corp 使い捨ておむつ
JPWO2009004695A1 (ja) * 2007-06-29 2010-08-26 三菱電機株式会社 全熱交換素子およびその製造方法
WO2018159804A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂の構造の非破壊評価方法
WO2018159802A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び吸収性物品
WO2018159803A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び土嚢
WO2018159801A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂、土壌保水材、及び農園芸材料
WO2018159800A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び吸収性物品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN211129851U (zh) * 2019-11-27 2020-07-31 青岛阿尔登实业有限公司 一种一次性防污吸汗贴

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117689U (ja) * 1983-01-27 1984-08-08 東洋紡績株式会社 多層構造布帛
JPS6025627U (ja) * 1983-07-28 1985-02-21 東洋紡績株式会社 汗取りパッド
JPS6477669A (en) * 1987-09-10 1989-03-23 Toray Industries Sanitary sheet
JPH0199835A (ja) * 1987-10-14 1989-04-18 Toray Ind Inc 衛生シート
JP2001030402A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Kanebo Ltd 吸水吸湿生地およびこれを用いたパッド
JP2003112378A (ja) * 2001-10-02 2003-04-15 Hiraoka & Co Ltd 自然環境における分解性に優れたシート状複合体及びその印刷物
JP2005523113A (ja) * 2002-04-24 2005-08-04 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 単一吸収性構造を有する使い捨て吸収性物品

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117689U (ja) * 1983-01-27 1984-08-08 東洋紡績株式会社 多層構造布帛
JPS6025627U (ja) * 1983-07-28 1985-02-21 東洋紡績株式会社 汗取りパッド
JPS6477669A (en) * 1987-09-10 1989-03-23 Toray Industries Sanitary sheet
JPH0199835A (ja) * 1987-10-14 1989-04-18 Toray Ind Inc 衛生シート
JP2001030402A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Kanebo Ltd 吸水吸湿生地およびこれを用いたパッド
JP2003112378A (ja) * 2001-10-02 2003-04-15 Hiraoka & Co Ltd 自然環境における分解性に優れたシート状複合体及びその印刷物
JP2005523113A (ja) * 2002-04-24 2005-08-04 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 単一吸収性構造を有する使い捨て吸収性物品

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009004695A1 (ja) * 2007-06-29 2010-08-26 三菱電機株式会社 全熱交換素子およびその製造方法
JP5503285B2 (ja) * 2007-06-29 2014-05-28 三菱電機株式会社 全熱交換素子およびその製造方法
JP2009148531A (ja) * 2007-11-30 2009-07-09 Daio Paper Corp 使い捨ておむつ
JP2012228594A (ja) * 2007-11-30 2012-11-22 Daio Paper Corp 使い捨ておむつ
WO2018159800A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び吸収性物品
WO2018159802A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び吸収性物品
WO2018159803A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂及び土嚢
WO2018159801A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂、土壌保水材、及び農園芸材料
WO2018159804A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 住友精化株式会社 吸水性樹脂の構造の非破壊評価方法
CN110325845A (zh) * 2017-03-02 2019-10-11 住友精化株式会社 吸水性树脂结构的非破坏评价方法
KR20190123737A (ko) * 2017-03-02 2019-11-01 스미토모 세이카 가부시키가이샤 흡수성 수지의 구조의 비파괴 평가 방법
JPWO2018159804A1 (ja) * 2017-03-02 2019-12-26 住友精化株式会社 吸水性樹脂の構造の非破壊評価方法
US11084020B2 (en) 2017-03-02 2021-08-10 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Water-absorbent resin and absorbent article
US11193899B2 (en) 2017-03-02 2021-12-07 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Non-destructive method for evaluating structure of water-absorbing resin
US11332558B2 (en) 2017-03-02 2022-05-17 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Water-absorbent resin, and soil
KR102449939B1 (ko) 2017-03-02 2022-10-04 스미토모 세이카 가부시키가이샤 흡수성 수지의 구조의 비파괴 평가 방법
US11465125B2 (en) 2017-03-02 2022-10-11 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Water-absorbing resin

Also Published As

Publication number Publication date
JP4624247B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4624247B2 (ja) 体液吸収性シート
KR101784052B1 (ko) 초흡수성 얀을 포함하는 흡수 용품
AU2006325304B2 (en) Extensible absorbent layer and absorbent article
JP5258736B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2514294B2 (ja) 吸収性物品用身体側カバ―
JP5196774B2 (ja) 多層吸収性衛生物品
JP4127494B2 (ja) 吸収性物品
JP4719799B2 (ja) ***間パッド
KR20070048213A (ko) 확장가능한 흡수 코어 및 흡수 물품
TW201517886A (zh) 具側擋區及去色劑的吸收性物件
JP6768285B2 (ja) 体液吸収用当て材
JP2011255116A (ja) 吸収性物品
KR100584691B1 (ko) 1회용체액흡수성착용물품
JP7271150B2 (ja) 吸収性物品
JP5024833B2 (ja) 立体模様を有する不織布シート
JP4863672B2 (ja) 脇用汗取りシート
JP6982101B2 (ja) 吸収性物品
JP2021101926A (ja) 吸収性物品
JPH11113954A (ja) 吸収性物品の表面素材または濾過材及びその製造方法
JP4183594B2 (ja) 吸収性シート
JP5008293B2 (ja) 皮膚に直接貼る体液吸収シート
KR102102480B1 (ko) 통기성 강화 팬티라이너
JP7378926B2 (ja) 体液吸収用当て材
WO2013176210A1 (ja) 衛生用品用不織布シートおよび衛生用品
JP2017025425A (ja) 脇用汗取りシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4624247

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250