JP2007152794A - インクジェット記録装置およびインクタンク - Google Patents

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宏和 吉川
Hitoshi Nishigori
均 錦織
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Abstract

【課題】インク注入量による誤差が生じても、記録装置が認識するインク残量と、インクタンク内の実際のインク残量との差を低減して、インクタンク内のインクの使用効率の向上および記録装置の作動上の無駄を低減することを目的とする。
【解決手段】インクタンクH1900の製造時において計測されたインク注入量に関する情報を、使用するインクタンクに設けた記憶部110に格納する。インクタンク使用時には、記憶部110から読み出した情報に基き、インク注入量の中で記録ヘッドから吐出可能なインク量であるインク使用可能量を算出する。また、記録ヘッドから吐出されるインク量を計測し、計測されたインク量が前記インク使用可能量に達したか否かを判別し、その結果に応じて記録動作の停止、インク無し状態の報知などを行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、インクを記録ヘッドから吐出させることにより記録を行うインクジェット記録装置およびこれに使用するインクタンクに関する。
インクジェット記録装置では、インクタンクから供給されたインクを記録ヘッドから吐出して記録を行う。このため、インクタンク内のインクの有無を検出することが適正な記録動作を継続する上で必要となる。特許文献1には、インクタンク内のインク残量を検出し、インクが無くなった場合には、ユーザにその状態を知らせるようにしたインクジェット記録装置およびインクタンクが開示されている。同文献に開示のインクタンクには、インクタンク内に初期に収容されているインク量や、使用開始後のインク残量などの情報を格納したメモリが設けられている。また、記録動作時には、記録された文字数またはドット数などを計数し、その計数結果とインクタンク内のインク量(インクの初期値またはインク残量)とに基づいてインク残量が算出される。そして、算出されたインク残量が“0”になった場合、インクジェット記録装置は、記録動作を停止させると共に、ユーザに対する報知を行う。
特開平6−126981号公報
しかしながら、上記特許文献1では、製造時にインクタンク内に注入されている初期のインク量が一定であることを前提として、インクタンク内のインクの有無を判断している。ところが、実際にはインクタンク内のインクの初期値には誤差が生じる。例えば、インクタンクに対するインクの規定注入量が16gである場合、実際にインクタンクに注入されるインク量には、±0.5g程度の誤差が生じる。このため、記録装置が認識するインク残量が“0”であっても、インクタンク内にインクが残っていることがある。この場合、記録装置は記録動作を停止させ、インク無しを報知するため、インクが残っているにも拘わらずインクタンクは廃棄されてしまい、インクが無駄に消費されることとなる。また逆に、インクタンク内に規定注入量より少ないインクが注入された場合、記録装置は、インクタンク内のインクが無くなっても、インク残量“0”を認識するまでは記録動作を継続する。その結果、形成される画像に十分な品質が得られず、その画像の記録に要した時間、インクおよび記録媒体などが無駄になる可能性がある。
本発明は、インク注入量による誤差が生じても、記録装置が認識するインク残量と、インクタンク内の実際のインク残量との差を低減して、インクタンク内のインクの使用効率の向上および記録装置の作動上の無駄を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、インクタンクから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記インクタンクの製造時において計測されたインク注入量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたインク注入量に関する情報に基づいて、インク使用可能量を算出する算出手段と、前記記録ヘッドから吐出されるインク量を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測されたインク量が前記インク使用可能量に達したか否かを判別する判別手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は、インクジェット記録装置の記録ヘッドにインクを供給するインクタンクであって、前記インクタンクの製造時において計測されたインク注入量に関する情報を記憶した記憶部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、インクタンク製造時にインク注入量による誤差が生じても、その誤差を含んだインク注入量の情報に応じてインク使用可能量を設定する。このため、記録装置が認識するインク残量“0”と、インクタンク内に収容されているインクの実際の使い切りとを一致させることができる。従って、インクタンク内に使用可能なインクが残っているにも拘わらず記録動作が停止したり、使用可能なインクが無くなっても記録装置が作動し続けることがなく、インクの使用効率および記録装置の作動効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
1.基本構成
1.1 機構部の構成
本実施形態で適用する記録装置における各機構部の構成を説明する。本実施形態における記録装置本体は、各機構部の役割から、概して、給紙部、用紙搬送部、排紙部、キャリッジ部、フラットパス記録部、およびクリーニング部等に分類することができ、これらは外装部に収納されている。
以下、これらの図面を適宜参照しながら、各部を順次説明する。
(A)キャリッジ部(図1〜図3)
キャリッジ部は、記録ヘッドH1001を取り付けるためのキャリッジM4000を有しており、キャリッジM4000は、ガイドシャフトM4020およびガイドレールM1011によって支持されている。ガイドシャフトM4020は、シャーシM1010に取り付けられており、記録媒体の搬送方向に対して直角方向にキャリッジM4000を往復走査させるように案内支持している。ガイドレールM1011は、シャーシM1010に一体に形成されており、キャリッジM4000の後端を保持して記録ヘッドH1001と記録媒体との隙間を維持する役割を果たしている。また、ガイドレールM1011のキャリッジM4000との摺動側には、ステンレス等の薄板からなる摺動シートM4030が張設され、記録装置の摺動音の低減化を図っている。
キャリッジM4000は、シャーシM1010に取り付けられたキャリッジモータE0001によりタイミングベルトM4041を介して駆動される。また、タイミングベルトM4041は、アイドルプーリM4042によって張設、支持されている。さらに、タイミングベルトM4041は、キャリッジM4000とゴム等からなるキャリッジダンパを介して結合されており、キャリッジモータE0001等の振動を減衰することで、記録される画像のむら等を低減している。
キャリッジM4000の位置を検出するためのエンコーダスケールE0005(図7において後述)が、タイミングベルトM4041と平行に設けられている。エンコーダスケールE0005上には、150lpi〜300lpiのピッチでマーキングが形成されてている。そして、当該マーキングを読み取るためのエンコーダセンサE0004(図7において後述)が、キャリッジM4000に搭載されたキャリッジ基板E0013(図7において後述)に設けられている。キャリッジ基板E0013には、記録ヘッドH1001と電気的な接続を行うためのヘッドコンタクトE0101も設けられている。また、キャリッジM4000には、電気基板E0014から記録ヘッドH1001へ、駆動信号を伝えるための不図示のフレキシブルケーブルE0012(図7において後述)が接続されている。
記録ヘッドH1001をキャリッジM4000に固定するための構成として次のものが設けられている。すなわち、記録ヘッドH1001をキャリッジM4000に押し付けながら位置決めするための不図示の突き当て部と、所定の位置に固定するための不図示の押圧手段が、キャリッジM4000上に設けられている。押圧手段は、ヘッドセットレバーM4010に搭載され、記録ヘッドH1001をセットする際に、ヘッドセットレバーM4010を回転支点を中心に回して、記録ヘッドH1001に作用する構成になっている。
さらに、キャリッジM4000には、CD−R等の特殊メディアへ記録を行う際や、記録結果や用紙端部等の位置検出用として、反射型の光センサからなる位置検出センサM4090が取り付けられている。位置検出センサM4090は、発光素子より発光し、その反射光を受光することで、キャリッジM4000の現在位置を検出することができる。
上記構成において記録媒体に画像形成する場合、行位置に対しては、搬送ローラM3060およびピンチローラM3070からなるローラ対が、記録媒体を搬送して位置決めする。また、列位置に対しては、キャリッジモータE0001によりキャリッジM4000を上記搬送方向と垂直な方向に移動させて、記録ヘッドH1001を目的の画像形成位置に配置させる。位置決めされた記録ヘッドH1001は、電気基板E0014からの信号に従って、記録媒体に対しインクを吐出する。記録ヘッドH1001についての詳細な構成および記録システムは後述する。本実施形態の記録装置においては、記録ヘッドH1001により記録を行いながらキャリッジM4000が列方向に走査する記録主走査と、搬送ローラM3060により記録媒体が行方向に搬送される副走査とを交互に繰り返す。これにより、記録媒体上に画像を形成していく構成となっている。
(B)クリーニング部(図4、図5、図6)
クリーニング部は記録ヘッドH1001のクリーニングを行うための機構である。これは、ポンプM5000、記録ヘッドH1001の乾燥を抑えるためのキャップM5010、記録ヘッドH1001の吐出口形成面をクリーニングするためのブレードM5020などから構成されている。
本実施形態では、クリーニング部の主な駆動力は、不図示のAPモータE3005から伝達される。そして不図示のワンウェイクラッチにより、一方向の回転でポンプM5000を作動させ、もう一方向の回転ではブレードM5020の移動およびキャップM5010の昇降を行わせるようになっている。なお、APモータE3005は記録媒体の給紙動作の駆動源にも用いられるものであるが、クリーニング部の動作を行うための専用のモータが設けられていてもよい。
キャップM5010はモータE0003から不図示の昇降機構を介して昇降可能に駆動される。そして、上昇位置では、記録ヘッドH1500に設けた数個の吐出部のフェイス面毎にキャッピングを施し、非記録動作時等においてその保護を行ったり、あるいは吸引回復を行うことが可能である。また、記録動作時には記録ヘッド9との干渉を避ける下降位置に設定され、またフェイス面との対向によって予備吐出を受けることが可能である。例えば記録ヘッドH1001に10個の吐出部が設けられ、5個の吐出部のフェイス面毎に一括してキャッピングを施すことが可能となるよう、図示の例ではキャップM5010は2つ設けられている。
ゴム等の弾性部材でなるワイパ部M5020は不図示のワイパホルダに固定されている。ワイパホルダは図16の+Yおよび−Y方向(吐出部における吐出口の配列方向)に移動可能である。そして、記録ヘッドH1001がホームポジションに到達したときに、矢印−Y方向にワイパホルダが移動することによって、ワイピングが可能である。ワイピング動作が終了すると、キャリッジをワイピング領域の外に退避させてから、ワイパがフェイス面等と干渉しない位置に戻す。なお、本例のワイパ部M5020には、全吐出部のフェイス面を含む記録ヘッドH1001の面全体をワイピングするワイパブレードM5020Aが設けられている。また、5つの吐出部のフェイス面毎に、ノズル近傍をするワイピングする2つのワイパブレードM5020B,M5020Cが設けられている。
そして、ワイピング後には、ワイパ部M5020がブレードクリーナM5060に当接することにより、ワイパブレードM5020A〜M5020C自身へ付着したインクなども除去することができる構成になっている。また、ワイピングに先立ってワイパブレードM5020A〜M5020Cにウエット液を転写させておくことによりワイピングによるクリーニング性を向上する構成(ウエット液転写部)が設けられている。このウエット液転写部の構成およびワイピング動作については後述する。
吸引ポンプM5000は、キャップM5010をフェイス面に接合させてその内部に密閉空間を形成した状態で負圧を発生させることが可能である。これにより、インクタンクH1900から吐出部内にインクを充填させたり、吐出口もしくはその内方のインク路に存在する塵埃、固着物、気泡等を吸引除去したりすることができる。
吸引ポンプM5000としては、例えばチューブポンプ形態のものが用いられる。これは、可撓性を有するものとしたチューブの少なくとも一部を沿わせて保持する曲面が形成された部材と、これに向けて可撓性チューブを押圧可能なローラと、このローラを支持して回転可能なローラ支持部とを有するものとすることができる。すなわち、ローラ支持部を所定方向に回転させることで、ローラは曲面形成部材上で可撓性チューブを押しつぶしながら転動する。これに伴い、キャップM5010が形成する密閉空間に負圧が生じてインクが吐出口より吸引され、キャップM5010からチューブないし吸引ポンプに引き込まれる。そして、引き込まれているインクはさらに下ケースM7080に設けた適宜の部材(廃インク吸収体)に向けて移送される。
なお、キャップM5010の内側部分には、吸引後の記録ヘッドH1001のフェイス面に残るインクを削減するために、吸収体M5011が設けられている。また、キャップM5010を開放した状態で、キャップM5010ないし吸収体M5011に残っているインクを吸引することにより、残インクによる固着およびその後の弊害が起こらないように配慮されている。ここで、インク吸引経路の途中に大気開放弁(不図示)を設け、キャップM5010をフェイス面から離脱させる際に予めこれを開放しておくことで、フェイス面に急激な負圧が作用しないようにしておくことが好ましい。
また、吸引ポンプM5000は、吸引回復だけでなく、キャップM5010がフェイス面に対向した状態で行われる予備吐出動作によってキャップM5010に受容されたインクを排出するためにも作動させることができる。すなわち、予備吐出されてキャップM5010に保持されたインクが所定量に達したときに吸引ポンプM5000を作動させることで、キャップM5010内に保持されていたインクをチューブを介して廃インク吸収体に移送することができる。
以上のワイパ部M5020の動作、キャップM5010の昇降および弁の開閉など、連続して行われる一連の動作は、モータE0003の出力軸上に設けた不図示のメインカムおよびこれに従動する複数のカム,アーム等によって制御可能である。すなわち、モータE0003の回転方向に応じたメインカムの回動によってそれぞれの部位のカム部,アーム等が作動することで、所定の動作を行うことが可能である。メインカムの位置はフォトインタラプタ等の位置検出センサで検出することができる。
1.2 電気回路構成
次に本実施形態における電気的回路の構成を説明する。
図7は、記録装置J0013における電気的回路の全体構成を概略的に説明するためのブロック図である。本実施形態で適用する記録装置では、主にキャリッジ基板E0013、メイン基板E0014、電源ユニットE0015およびフロントパネルE0106等によって構成されている。
ここで、電源ユニットE0015は、メイン基板E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4000に搭載されたプリント基板ユニットであり、ヘッドコネクタE0101を通じて記録ヘッドH1001との信号の授受、ヘッド駆動電源の供給を行うインターフェースとして機能する。ヘッド駆動電源の制御に供する部分として、記録ヘッドH1001の各色吐出部に対する複数チャネルのヘッド駆動電圧変調回路E3001を有しする。そして、フレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014から指定された条件に従ってヘッド駆動電源電圧を発生する。また、キャリッジM4000の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づいて、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出する。更にその出力信号をフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014へと出力する。
キャリッジ基板E0013には、図9に示すように、2つの発光素子(LED)E3011および受光素子E3013でなる光学センサE3010および周囲温度を検出するためのサーミスタE3020が接続されている。以下、これらのセンサをマルチセンサE3000として参照する。マルチセンサE3000により得られる情報は、フレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014へと出力される。
メイン基板E0014は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットである。その基板上にホストインタフェース(ホストI/F)E0017を有しており、不図示のホストコンピュータからの受信データをもとに記録動作の制御を行う。また、キャリッジモータE0001、LFモータE0002、APモータE3005、PRモータE3006など、各種モータと接続されて各機能の駆動を制御している。キャリッジモータE0001は、キャリッジM4000を主走査させるための駆動源となるモータである。LFモータE0002、記録媒体を搬送するための駆動源となるモータである。APモータE3005は、記録ヘッドH1001の回復動作および記録媒体の給紙動作の駆動源となるモータである。PRモータE3006は、フラットパス記録動作の駆動源となるモータである。さらに、PEセンサ、CRリフトセンサ、LFエンコーダセンサ、PGセンサのような、プリンタ各部の動作状態を検出する様々なセンサに対して、制御信号および検出信号の送受信を行うためのセンサ信号E0104に接続される。また、メイン基板E0014は、CRFFC E0012および電源ユニットE0015にそれぞれ接続されるとともに、さらにパネル信号E0107を介してフロントパネルE0106と情報の授受を行うためのインターフェースを有している。
フロントパネルE0106は、ユーザ操作の利便性のために、記録装置本体の正面に設けたユニットである。これは、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018およびフラットパスキーE3004を有するほか(図6)、さらにデジタルカメラ等の周辺デバイスとの接続に用いるデバイスI/F E0100を有している。
図8は、メイン基板E1004の内部構成を示すブロック図である。
図において、E1102はASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。これは、制御バスE1014を通じてROM E1004に接続され、ROM E1004に格納されたプログラムに従って、各種制御を行っている。例えば、各種センサに関連するセンサ信号E0104や、マルチセンサE3000に関連するマルチセンサ信号E4003の送受信を行う。そのほか、エンコーダ信号E1020、フロントパネルE0106上の電源キーE0018、リジュームキーE0019およびフラットパスキーE3004からの出力の状態を検出している。また、E1102は、ホストI/F E0017、フロントパネル上のデバイスI/F E0100の接続およびデータ入力状態に応じて、各種論理演算や条件判断等を行い、各構成要素を制御し、インクジェット記録装置の駆動制御を司っている。
E1103はドライバ・リセット回路である。これは、ASIC E1102からのモータ制御信号E1106に従って、CRモータ駆動信号E1037、LFモータ駆動信号E1035、APモータ駆動信号E4001およびPRモータ駆動信号E4002を生成し、各モータを駆動する。さらに、ドライバ・リセット回路E1103は、電源回路を有しており、メイン基板E0014、キャリッジ基板E0013、フロントパネルE0106など各部に必要な電源を供給する。さらには電源電圧の低下を検出して、リセット信号E1015を発生および初期化を行う。
E1010は電源制御回路であり、ASIC E1102からの電源制御信号E1024に従って発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
ホストI/F E0017は、ASIC E1102からのホストI/F信号E1028を、外部に接続されるホストI/FケーブルE1029に伝達し、またこのケーブルE1029からの信号をASIC E1102に伝達する。
一方、電源ユニットE0015からは電力が供給される。供給された電力は、メイン基板E0014内外の各部へ、必要に応じて電圧変換された上で供給される。また、ASIC E1102からの電源ユニット制御信号E4000が電源ユニットE0015に接続され、記録装置本体の低消費電力モード等を制御する。
ASIC E1102は1チップの演算処理装置内蔵半導体集積回路であり、前述したモータ制御信号E1106、電源制御信号E1024および電源ユニット制御信号E4000等を出力する。そして、ホストI/F E0017との信号の授受を行うとともに、パネル信号E0107を通じて、フロントパネル上のデバイスI/F E0100との信号の授受を行う。さらに、センサ信号E0104を通じてPEセンサ、ASFセンサ等各部センサ類により状態を検知する。さらに、マルチセンサ信号E4003を通じてマルチセンサE3000を制御するとともに状態を検知する。またパネル信号E0107の状態を検知して、パネル信号E0107の駆動を制御してフロントパネル上のLED E0020の点滅を行う。
さらにASIC E1102は、エンコーダ信号(ENC)E1020の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド制御信号E1021で記録ヘッドH1001とのインターフェースをとり記録動作を制御する。ここにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はCRFFC E0012を通じて入力されるエンコーダセンサE0004の出力信号である。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブルフラットケーブルE0012を通じてキャリッジ基板E0013に接続される。そして、前述のヘッド駆動電圧変調回路E3001およびヘッドコネクタE0101を経て記録ヘッドH1001に供給されるとともに、記録ヘッドH1001からの各種情報をASIC E1102に伝達する。このうち吐出部毎のヘッド温度情報については、メイン基板上のヘッド温度検出回路E3002で信号増幅された後、ASIC E1102に入力され、各種制御判断に用いられる。
図中、E3007はDRAMであり、記録用のデータバッファ、ホストコンピュータからの受信データバッファ等として、また各種制御動作に必要なワーク領域しても使用されている。
1.3 記録ヘッド構成
以下に本実施形態で適用するヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。 本実施形態におけるヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクタンクH1900を搭載する手段およびインクタンクH1900から記録ヘッドにインクを供給するための手段を有している。そして、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。
図10は、本実施形態で適用するヘッドカートリッジH1000に対し、インクタンクH1900を装着する様子を示した図である。本実施形態の記録装置は、10色の顔料インクによって画像を形成する。10色とはシアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、レッド(R)、グリーン(G)およびグレー(Gray)である。従ってインクタンクT0001もこれら10色分のものが独立に用意されている。そして、図に示すように、インクタンクそれぞれがヘッドカートリッジH1000に対して着脱自在となっている。なお、インクタンクH1900の着脱は、キャリッジM4000にヘッドカートリッジH1000が搭載された状態で行えるようになっている。
2.特徴構成
(第1の実施形態)
次に、本発明の特徴構成に関する第1の実施形態を説明する。
図11は、この第1の実施形態におけるインクタンクの外観構成を示す斜視図である。ここに示すインクタンクは、図10の基本構成に示したインクタンクH1900の外面に記憶部110を有している。この記憶部110には、情報の書き込み及び読み出しが可能なメモリ素子とその接続端子(いずれも図示せず)が設けられている。この接続端子は、インクタンクH1900をヘッドカートリッジH1000に装着することで、キャリッジ基板E0013のヘッド基板E0101に電気的に接続される。メモリ素子には、インクタンク製造時においてインクタンク内に注入されたインク量のうち、インクタンクから取り出し得るインク量を、記録ヘッドの1つのノズルにおける1回のインク吐出量で除した値(カウント値A)を示すデータが格納される。
すなわち、製造時にインクタンク内に注入されるインク注入量(以下、グロス(gross)と称す)の中には、タンクの内壁や内角部に付着・残留して使用不可能なインク(以下、この値をデッド(dead)と称す)が含まれる(図12参照)。このデッドは注入量に拘らず略一定である。このため、記録ヘッドの駆動によってインクタンク内から取り出し得るインク量は、グロスからデッドを引いたインク量(インク使用量)となる。以下、このインク使用量をネットと称す。このネットを、記録ヘッドの1つのノズルにおける1回のインク吐出量で除すことによりカウント値Aが得られ、その値が記憶部110のメモリ素子に格納される。
いま、インクの吐出量を1dot=5.0ngとし、ネットが14.0gであったとすると、カウント値Aは、
ネット/吐出量=14.0g÷5.0ng=2800000000(dot)
となる。
但し、このカウント値Aは、同一形状のインクタンクを使用している場合であっても、必ずしも一定にはならない。つまり、製造時においてインクタンク内へ注入される初期のインクの量(グロス)には、誤差が生じることがあり、その誤差はネットにも含まれることとなる。例えば、14.0gを正規のインク注入量とした場合、実際のグロスには±0.5gの誤差が生じ、ネットにもその誤差がそのまま含まれることになる。そのため、グロスの誤差が+0.5gであるインクタンクH1900を使用した場合には、0.5gのインクが残っているにも拘らず、記録装置のASIC E1102では、インク残量が0%であると判断する。この場合、記録装置の各機構は記録動作を中止するよう制御されるのが通例であるため、インクタンクH1900内に存在する0.5gのインクは使用されないまま残留する。これがインクの無駄となる。また逆に、グロスの誤差が−0.5gのインクタンクを使用した場合、インクタンクH1900内のインク残量が0%であるとASIC E1102によって判断される前に、インクタンクH1900内のインクが無くなる。その結果、インクタンクH1900内にインクが存在しないにも拘わらず記録装置は作動し続けることとなる。
そこで、この第1の実施形態では、製造された一つ一つのインクタンクH1900に対しインクの注入前と注入後の重量を測定し、その重量の差分をグロスとしている。このように、第1の実施形態では、インクタンクH1900毎に求めた高精度なグロスに基づきネットを求め、そのネットに基づきカウント値Aを設定している。従って、各インクタンクH1900のメモリ素子には、インクタンクH1900への注入誤差を勘案した正確なカウント値Aが格納されることとなる。
上記インクタンクH1900がヘッドカートリッジH1000に装着されると、インクジェット記録装置では、インクタンクH1900のメモリ素子に設定されているカウント値Aを読み取る。そして、そのカウント値Aを記録装置内のカウンタに残量100%として設定する。この後、記録動作が開始されると、記録ヘッドによるインクの吐出数に伴って、ダウンカウンタに設定されているカウント値をAから減少させて行く。これにより、インクタンク内のインク残量(%)が求められる。
なお、記録ヘッドから吐出されるインクの吐出数は、記録動作時に行われるインク吐出の回数だけでなく、回復動作時に行われるインク吐出数をも含めた全てのインク吐出量を考慮してカウント値Aの設定を行うことが望ましい。回復動作としては、基本構成にて述べたように、記録ヘッドから吐出する予備吐出と、記録ヘッドの各ノズルに負圧をかけて強制的にノズルからインクを排出させる吸引する吸引回復がある。さらに、ノズルに正圧を加えてインクを排出させる加圧回復などもある。これらの回復動作において排出されるインクは、ノズル内のヒータを駆動してインクを吐出させる場合と異なり、連続的に排出される。従って、この実施形態では、吸引回復、加圧回復などにおけるインク排出量を、ヒータ駆動時の一滴の吐出量で除してインク吐出数に変換し、換算した吐出数だけダウンカウンタのカウント値を減少させるようにしている。
このようにして初期のカウント値Aを、インク吐出に伴って減少させて行き、最終的に減算されたカウント値が0となると、インクジェット記録装置は、インク無しのインクタンクをユーザに報知すると共に、記録動作を停止させる。例えば、インクジェット記録装置に複数のインクタンクおよび記録ヘッドが搭載されている場合、基本的にはインク無しのインクタンクが一つでも存在すれば、そのインクタンクをユーザに報知し、記録動作を停止させる。なお、このカウント値の管理は、ASIC E1102によって行われる。またインクジェット記録装置内でカウントされた値に基づき、インクタンクに設けられているメモリ素子のカウント値は、随時、あるいは一定期間毎に更新される。
このように、この第1の実施形態では、正確に測定されたグロス値に基づきインク残量を管理しているため、タンク内にインクが残っているにも拘わらずインクが使用できなくなるという事態を回避することができ、インクの無駄を低減することができる。また、タンク内にインクが無くなった状態で記録動作が行われることもなくなる。このため、低品質な画像が記録されたり、無駄な記録動作が行われたりすることもなくなり、ランニングコストを低減することができる。
なお、図10に示すように複数のインクタンクおよび記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置では、一つあるいは数個のインクタンクがインク無し状態に陥った場合にも、その他のインクを用いて必要とする品質の画像を形成できる場合もある。従って、この場合には記録動作を続行させるようにしても良い。要は、インク無し状態の発生によって必要とする品質の画像を形成できない場合に、記録動作を停止させれば良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
前述の第1の実施形態においては、製造時に計測された各インクタンクのネットに対応するカウント値A自体を、予めインクタンク本体の記憶部110に記憶させるようにした。しかし、この第2の実施形態では、製造時に計測した各インクタンクの注入量(グロス)を、図12に示すように、注入誤差の範囲で複数ランクにランク付けし、そのランクを各インクタンクの記憶部110に格納するようにしている。なお、記憶部110は上記第1の実施形態と同様にメモリ素子と接続端子を有する構成となっている。
以下に、インクタンクの注入量をランク1〜ランク5の5段階にランク付けした例を示す。なお、インクタンクの注入誤差の最大値を±0.5gとし、各ランクの注入量の幅を0.25gとしている。
ランク5: 16.00g ≦ gross
ランク4: 15.75g ≦ gross < 16.00g
ランク3: 15.50g ≦ gross < 15.75g
ランク2: 15.25g ≦ gross < 15.50g
ランク1: 15.00g ≦ gross < 15.25g
以上のようにして設定されたランク1〜5を表すデータが、インクタンクに設けられたメモリ素子に格納される。例えば、メモリ素子には、ランク1を表す“000”、ランク2を表す“001”、ランク3を表す“010”、ランク4を表す“011”、ランク5を表す“100”などのデータが格納される。
一方、インクジェット記録装置では、上記のインクタンクが装着されると、インクタンクのメモリ素子に格納されたランクデータを読み取り、そのランクデータに応じて以下のようなカウント値を設定する。ここでは、各ランクによって表される注入量の幅の下限値に応じたインク吐出回数が設定される。なお、以下のカウント値Aは、記録ヘッドの一つのノズルから吐出される1回の吐出量の値を5.0ngに設定した場合を示している。
ランク5: カウント値A:2900000000(吐出回数)
ランク4: カウント値A:2850000000(吐出回数)
ランク3: カウント値A:2800000000(吐出回数)
ランク2: カウント値A:2750000000(吐出回数)
ランク1: カウント値A:2700000000(吐出回数)
この後、記録動作が開始されると、インクジェット記録装置は上記のようにランクに応じたカウント値Aからインク吐出数を減算し、インクタンク内のインク残量(%)を求める。そして、最終的に減算されたカウント値が0となった時点で、インクジェット記録装置の記録動作は停止する。
以上のように、この第2の実施形態では、インク注入量を注入誤差の範囲で複数段階にランク付けし、製造時に計測された各インクタンクのインク量がどのランクに属するかを決定している。このため、各インクタンクに注入されているインク量と、インクジェット記録装置にて認識されるインク量との間に生じる誤差は、各ランクにおけるインク量の幅以内に抑えられる。その結果、インクタンク内に使用不能な状態で残留するインク量は従来に比べて減少する。また、記録動作によって吐出されるインク量が、各ランクのインク量の下限に達した時点で記録動作を停止させるため、インクタンク内にインクが存在しない状態であるにも拘わらず記録装置が作動することもない。
さらに、この第2の実施形態では、インクタンク内に注入されるインク量のランク付けを表すデータを3ビットのデータに変換しているので、メモリ素子を小容量に構成することが可能となる。このため、第1の実施形態のようにカウント値A自体をメモリに格納する場合に比べ、インクタンク全体のコストを低減することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、製造直後のインク注入量に対応したカウント値Aをインクが吐出されるに従って減少させるダウンカウンタによって構成した。しかし、記録装置におけるカウンタを、吐出回数が増加するに従ってカウント値が増大するアップカウンタとし、そのカウント値がカウント値Aに達した時点でインク残量が“0”であると判断し、記録装置を停止させることも可能である。
また、本発明のインクタンクは、誤差を含んだインク注入量(グロス)の測定値を記憶する記憶手段を有することを主たる特徴としており、記憶手段に記憶される情報形態は特に限定されない。さらに本発明のインクジェット記録装置にあっても、インクタンクの記憶手段から取得したインク量に応じてインクタンク内のインクの有無を判断ことが可能であれば、その判断に適用される計数、演算などの機能は特に限定されない。
また、第2の実施形態では、インク注入量を5つのランクに分けたが、それ以外のランク数、例えば10ランクなどに設定しても良く、ランク数が多ければ多いほど、インク量のカウント精度を向上させることができる。
カウント値Aは、記録ヘッドの一つのノズルから吐出されるインク量と、ネットまたはグロスよって変化する。また、タンクの形状によってデッドも変化し、それに伴ってネットも変化する。このため、カウント値Aの数値は特に上記の実施形態に示した値に限定されない。
さらに、本発明に係るインクタンクおよびインクジェット記録装置は、インクタンクが記録ヘッドに対して着脱可能に構成されるものに限らず、その他のインクタンクにも適用可能である。例えば、記録ヘッドとインクタンクとを一体化した構成、記録ヘッドとキャリッジとインクタンクとを一体化した構成にも適用可能である。さらに、記録ヘッドとは、別の箇所に設けられたインクタンクからチューブやパイプなどを介してインクを供給する構成にも本発明は適用可能である。こうした形態を採ることが多い記録装置としては、フルライン型のインクジェット記録装置がある。つまり、本発明はシリアル型のインクジェット記録装置に限定されるものではない。また、インクジェット記録装置に用いられるインクタンクおよび記録ヘッドの数も特に限定されるものではない。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の内部機構を説明するための図であり、右上方部から観た斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の内部機構を説明するための図であり、左上方部から観た斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の内部機構を説明するための側断面図である。 本発明の実施形態で用いられる記録装置本体におけるクリーニング部を示す斜視図である。 図4のクリーニング部におけるワイパ部の構成および動作を説明するための断面図である。 図4のクリーニング部におけるウエット液転写部の構成および動作を説明するための断面図である。 本発明の実施形態における電気的回路の全体構成を概略的に示すブロック図である。 図7におけるメイン基板の内部構成例を示すブロック図である。 図7におけるキャリッジ基板に実装されるマルチセンサの構成例を示す図である。 実施形態で適用したヘッドカートリッジにインクタンクを装着する状態示した斜視図である。 図10における個別のインクタンクの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるインク量のランク付けの状態を示す説明図である。
符号の説明
M4000 キャリッジ
M5000 ポンプ
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0013 キャリッジ基板
E0014 メイン基板
E0101 ヘッドコネクタ
E1004 ROM
E1021 ヘッド制御信号
E1102 ASIC
E3007 RAM
E4000 電源ユニット制御信号
H1000 ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1900 インクタンク
110 タンク情報記録部

Claims (8)

  1. インクタンクから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクタンクの製造時において計測されたインク注入量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたインク注入量に関する情報に基づいて、インク使用可能量を算出する算出手段と、
    前記記録ヘッドから吐出されるインク量を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測されたインク量が前記インク使用可能量に達したか否かを判別する判別手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記計測手段は、前記記録ヘッドから吐出されるインク滴の数をカウントするカウント手段によって構成され、
    前記判別手段は、インク使用可能量を、前記記録ヘッドから吐出可能なインク滴数に変換し、そのインク滴数を初期カウント値として設定すると共に、前記初期カウント値と前記カウント手段のカウント値とが一致したか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクタンクは、前記インク注入量に関する情報を記憶した記憶部を備え、
    前記取得手段は、前記記憶部に格納されたインク注入量に関する情報を読み出すことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記憶部には、前記インク注入量に応じてランク付けられたランク情報が格納され、
    前記取得手段は、使用するインクタンクに設けられた前記記憶部から前記ランク情報を取得し、
    前記算出手段は、前記ランク情報に応じて前記インク使用可能量を算出することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ランク情報は、前記インク注入量の最大誤差範囲内で段階的に変化させた複数のインク注入量に対して設定されたランク数を表すデータであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記算出手段は、前記インクタンク内壁に付着して使用不能となるインク量を前記インク注入量から減算することにより前記インク使用可能量を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記計測手段によって計測されたインク量が前記インク使用可能量に達したと前記判別手段により判別された時点で、インク無しを示す情報を報知する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. インクジェット記録装置の記録ヘッドにインクを供給するインクタンクであって、
    前記インクタンクの製造時において計測されたインク注入量に関する情報を記憶した記憶部を備えたことを特徴とするインクタンク。
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