JP2007152105A - 脳出血部位体積計算方法および装置 - Google Patents

脳出血部位体積計算方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】脳出血部位の体積計算を適正に行う方法および装置を実現する。
【解決手段】脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定し(305,307)、正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求め(317)、1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求め(319)、画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整し(321)、調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定し(323)、脳出血部位の体積を計算する(325)。
【選択図】図3

Description

本発明は、脳出血部位体積計算(Calculating 3−D Volume of Cerebral Hemorrhage)方法および装置に関し、特に、脳出血を発症している頭部のX線CT(Computed Tomography)画像に基づいて脳出血部位の体積を計算する方法および装置に関する。
脳出血の診断および治療のために、頭部のX線CT画像に基づいて脳出血部位の体積計算が行われる。脳出血部位体積計算は、先ず画像上で脳出血部位を特定し、次に特定された部位の体積を計算することによって行われる。計算の方式としては、脳出血部位の特定に専門医が関与する半自動方式(例えば、特許文献1参照)と、脳出血部位特定から体積計算まで全て自動で行う全自動方式がある。
特開2005−118510号公報(第6−7頁、図3−8)
半自動方式は、脳出血部位の特定(セグメンテーション: segmentation)に専門医が関与するので労力と時間がかかる。また、セグメンテーションの精度が担当者の技量に左右されるので、得られる結果は担当者ごとに異なり、同一担当者による再現性も良くない。
これに対して、全自動方式は省力的ではあるが、セグメンテーションの精度に問題があり、十分な成果は得られていない。すなわち、上部脳領域(upper cerebral section)では過小セグメンテーション(under segmentation)となる傾向があり、中下部脳領域(middle or lower cerebral section)では過剰セグメンテーション(over segmentation)となる傾向がある。さらには、脳出血部でないところをセグメンテーションしたり、脳出血部をセグメンテーションし損なったりすることもある。
また、いずれの方式も、パーシャルヴォリューム・エフェクト(Partial Volume Effect)および複数画像間のCT値シフト(shift)を無視しているので、計算結果は不正確なものとならざるを得ない。
そこで、本発明の課題は、脳出血部位の体積計算を適正に行う方法および装置を実現することである。また、本発明の課題は、ユーザーの技量に影響されない安定な結果が得られる脳出血部位計算方法および装置を実現することである。
また、本発明の課題は、ユーザーにとって操作しやすい脳出血部位計算方法および装置を実現することである。また、本発明の課題は、上中下いずれの脳領域にも適応し、パーシャルヴォリューム・エフェクトおよび複数画像間のCT値シフトの問題も克服した脳出血部位計算方法および装置を実現することである。
上記の課題を解決するための第1の観点での発明は、脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定し、正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求め、1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求め、画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整し、調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定し、次式によって脳出血部位の体積を計算する、
ここで、
n:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての画素番号
N:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての総画素数
pn :脳出血部に関するROI内の画素の調整後のCT値
DFOV:デファインドFOVの大きさ
SFOV:スキャンFOVの大きさ
SliceThickness:スライス厚
Magnification:倍率
ことを特徴とする脳出血部位体積計算方法である。
上記の課題を解決するための第2の観点での発明は、脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定する設定手段と、正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求める平均値算出手段と、1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求めるシフト量算出手段と、画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整する調整手段と、調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定する特定手段と、次式によって脳出血部位の体積を計算する計算手段と、
ここで、
n:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての画素番号
N:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての総画素数
pn :脳出血部に関するROI内の画素の調整後のCT値
DFOV:デファインドFOVの大きさ
SFOV:スキャンFOVの大きさ
SliceThickness:スライス厚
Magnification:倍率
を具備することを特徴とする脳出血部位体積計算装置である。
脳出血部に関するROIに含まれる骨部を除外することが、正しい結果を得る点で好ましい。脳出血部に関するROIに含まれる異物部を除外することが、正しい結果を得る点で好ましい。
上記各観点での本発明によれば、脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定し、正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求め、1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求め、画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整し、調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定し、次式によって脳出血部位の体積を計算するので、
ここで、
n:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての画素番号
N:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての総画素数
pn :脳出血部に関するROI内の画素の調整後のCT値
DFOV:デファインドFOVの大きさ
SFOV:スキャンFOVの大きさ
SliceThickness:スライス厚
Magnification:倍率
脳出血部位の体積計算を適正に行う方法および装置を実現することができる。
また、上記各観点での本発明によれば、ユーザーの技量に影響されない安定な結果が得られる脳出血部位計算方法および装置を実現することができる。また、上記各観点での本発明によれば、ユーザーにとって操作しやすい脳出血部位計算方法および装置を実現することができる。
また、上記各観点での本発明によれば、上中下いずれの脳領域にも適応し、パーシャルヴォリューム・エフェクトおよび複数画像間のCT値シフトの問題も克服した脳出血部位計算方法および装置を実現することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1に画像処理装置の構成をブロック(block)図によって示す。
本装置は本発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、脳出血部位体積計算装置に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、脳出血部位体積計算方法に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
図1に示すように、本装置は、データ(data)処理部10、表示部20、操作部30、記憶部40および入出力部50を有する。データ処理部10は、表示部20および操作部30を通じてのユーザー(user)によるインタラクティブ(interactive)な操作に基づいて、記憶部40に記憶されたデータについて所定のデータ処理を行う。データ処理部10は、また、入出力部50を通じて外部装置に対するデータ入出力を行う。
脳出血部位体積計算に使用するX線CT画像は、入出力部50を通じて外部装置から入力される。X線CT画像は、連続スライス(slice)の複数の画像である。以下、X線CT画像を単に画像ともいう。
外部装置は例えばX線CT装置や医用画像サーバー(server)等である。なお、本装置は、X線CT装置や医用画像サーバーの一部であってもよい。その場合は、入出力部50は必ずしも必要でない。
本装置によって行われる脳出血部位体積計算について説明する。図2に、脳出血部位体積計算を行うためのプロセス(process)を示す。図2に示すように、脳出血部位体積計算は3つのプロセスS1,S2,S3によって行われる。
プロセスS1は選択プロセスである。選択プロセスS1では、平均値検出部の選択、脳出血部の選択、および、除外部の選択が行われる。なお、除外部の選択は必要に応じて行われる。選択プロセスS1の詳細については後にあらためて説明する。
プロセスS2は解析/調整プロセスである。解析/調整プロセスS2では、CT値の平均値解析とCT値の調整が行われる。解析/調整プロセスS2の詳細については後にあらためて説明する。
プロセスS3は計算プロセスである。計算プロセスS3では体積計算が行われる。体積計算により、脳出血部位の体積が算出される。計算プロセスS3の詳細については後にあらためて説明する。
図3に、本装置の動作のフローチャート(flow chart)を示す。ステップ301(step)で、画像呼出を行う。画像呼出は、ユーザーによる操作部30の操作に基づいて行われる。画像呼出により、複数の画像の最初のものが表示部20に表示される。
表示画像について、ステップ303で、脳出血の有無を判定する。脳出血の有無の判定はユーザーの目視によって行われる。脳出血がないと判定したときは、ステップ301に戻って次の画像の呼出を行う。脳出血が見あたらない間は、ステップ301,303の動作が繰り返される。
脳出血があると判定したときは、ステップ305で、平均値検出ROI(Reasion of Interest)設定を行う。平均値検出ROI設定は、画像における正常な脳実質部のCT値の平均値を求めるために行われる。
図4に、平均値検出ROI設定の一例を示す。図4に示すように、脳実質部の脳出血を起こしていない部分に、円形のROIが設定される。ROI設定は、例えば、ユーザーが画像の所望の部分を操作部30のポインティングデバイス(pointing device)でクリック(click)すること等によって行われる。ROIの面積は予め定められている。なお、平均値検出ROIは、前もって、複数の画像に設定しておいてもよい。操作部30は、本発明における設定手段の一例である。
次に、ステップ307で、脳出血部ROI設定を行う。脳出血部ROI設定は、画像における脳出血部を特定するために行われる。図5に、脳出血部ROI設定の一例を示す。図5に示すように、脳出血部を包含するように楕円や長方形等の適宜の図形のROIが設定される。
ROI設定は、例えば、ユーザーが画像の所望の部分を操作部30のポインティングデバイスでクリックしてROI図形を出現させ、その図形の位置、形状、大きさ、傾き等を、脳出血部を包含するように調整することによって行われる。操作部30は、本発明における設定手段の一例である。
脳出血部ROIは脳出血部を包含するものであればよく、脳出血部の輪郭を精密になぞる必要はない。また、図5に示すように、同一の脳出血部を含む複数のROIを設定してよい。このため、ROI設定は容易であり、かつ、労力と時間が少なくて済む。したがって、ユーザーにとってやりやすく、上中下いずれの脳領域にも何らの困難もなく適応できる。また、ユーザーの技量にも影響されない。
脳出血部ROIは骨部を含まないように設定するが、例えば図6に示すように、脳出血部が頭骨に近接しているときはそのような設定は困難なので、骨部を含んで設定せざるを得ない。その場合は、CT値の相違を利用して脳出血部と骨部の境界を検出し、境界の内側を脳出血部ROIとする。脳出血部と骨部の境界検出は、データ処理部10により、既知のアルゴリズム(algorithm)によって自動的に行われる。データ処理部10は、本発明における骨部除外手段の一例である。
次に、ステップ309で、除外部の有無を判定する。除外部の有無の判定はユーザーの目視によって行われる。除外部とは、脳出血でないことが明らかな高輝度部であって、例えば、手術によって脳内に残置された人工物や自然発生の石灰化(Calcification)部等である。
除外部があるときは、ステップ311で、除外部設定を行う。除外部設定の一例を図7に示す。図7における長方形部が除外部である。除外部設定は、除外すべき物体の輪郭を操作部30のポインティングデバイス等でなぞることによって行われる。なお、除外部設定は除外物があるときだけの例外的な処理であり、頻度は小さい。操作部30は、本発明における異物部除外手段の一例である。
特殊な場合として、例えば図8に示すように、血液が脳室内に存在する場合がある。これは、脳実質部の出血ではないので体積計算の対象外である。全自動方式では、このような場合は誤動作が発生するが、本装置では、ユーザーが目視によって判定するので、そのような事態は容易に回避可能である。
ステップ313で、設定登録を行う。これによって、平均値検出ROI設定と脳出血部ROI設定の内容が記憶部40に記憶される。また、除外部があるときは除外部設定も登録される。これによって、1つの画像について、平均値検出ROI設定と脳出血部ROI設定(および除外部設定)が確定する。
ステップ315で、未呼出画像の有無を判定し、未呼出画像があるときはステップ301に戻って次の画像を呼び出し、その画像について、ステップ303−313の処理を行う。この動作を、未呼出画像がなくなるまで繰り返す。これによって、複数の画像の全てについて、平均値検出ROI設定と脳出血部ROI設定(および除外部設定)が画像ごとに確定する。ステップ303−315は、図2に示した選択プロセスS1に相当する。
ステップ317で、平均値算出を行う。平均値算出は、データ処理部10によって行われる。データ処理部10は、本発明における平均値算出手段の一例である。データ処理部10は、平均値検出ROI内のCT値の平均値を画像ごとに求める。これによって、下記のような平均値が得られる。
ここで、
i:画像番号
I:最大画像番号
ステップ319で、シフト量算出を行う。シフト量算出は、データ処理部10によって行われる。データ処理部10は、本発明におけるシフト量算出手段の一例である。データ処理部10は、次式により、各画像の平均値を基準平均値とシフト量の和に分解する。
基準平均値としては、例えば1番目の画像の平均値が用いられる。なお、それに限らず、複数の画像のいずれか1つの平均値を基準平均値としてよい。
ステップ321で、CT値調整を行う。CT値調整は、データ処理部10によって行われる。データ処理部10は、本発明における調整手段の一例である。データ処理部10は、シフト量を用いて脳出血部ROIの各画素のCT値を調整する。CT値調整は次式により画像ごとに行われる。
ここで、
i:画像番号
m:同一画像における画素番号
このようなCT値調整を行うことにより、複数画像間のCT値シフトを調整して、平均値検出ROI内の画素値条件を全画像を通じて同一にすることができる。
次に、ステップ323で、最大値特定を行う。最大値特定は、データ処理部10によって行われる。データ処理部10は、CT値調整済の画素値の最大値を脳出血部ROIごとに特定し、それら最大値のうちの最大のものを特定する。これによって、下記のように、ROIごとの最大値および複数のROI全体を通じての最大値がそれぞれ得られる。
ここで、
j:ROI番号
J:最大ROI番号
ステップ317−323は、図2に示した解析/調整プロセスS2に相当する。
ステップ325で、体積計算を行う。ステップ325は、図2に示した計算プロセスS3に相当する。体積計算は、データ処理部10によって行われる。データ処理部10は、先ず画素の1個当たりの体積を求める。1個当たりの画素体積は次式によって求められる。
ここで、
DFOV:デファインド(Defined)FOVの大きさ
SFOV:スキャン(scan)FOVの大きさ
SliceThickness:スライス(slice)厚
Magnification:倍率
データ処理部10は、次に、CT値調整済の画素値を、複数の画像を通じてCT値順にソート(sort)する。これによって、次式に示すような数列が得られる。
ここで、
pn :CT値調整済の画素値
n:複数の画像を通じての画素番号
N:複数の画像を通じての総画素数
データ処理部10は、次に、画素値群における最大値を
として特定する。データ処理部10は、本発明における特定手段の一例である。
そして、データ処理部10は、次式によって体積計算を行う。データ処理部10は、本発明における計算手段の一例である。
上式は、画素体積に重みを付けて全加算する式となっている。重み係数は、画素のCT値と基準平均値との差を、最大値と基準平均値との差で正規化したものとしてある。ただし、基準平均値以下のCT値を持つ画素の重み係数は0とする。
このため、最大のCT値を持つ画素の重み係数は1となり、基準平均値以下のCT値を持つ画素の重み係数0となり、最大値と基準平均値の間のCT値を持つ画素の重み係数は1と0の間の値をとる。
このような重み付けにより、体積計算に寄与する画素はCT値が基準平均値より大きいものだけとなる。そして、その寄与度は、最大のCT値を持つ画素が最も大きく、以下、最大値からの隔たりに応じて寄与度が低くなる。
寄与度の低下は、パーシャルヴォリューム・エフェクトの程度を表す。上式は、パーシャルヴォリューム・エフェクトの大きい画素ほど寄与度を小さくして体積計算を行うものであり、脳出血部位の体積計算用の式として理にかなっている。また、基準平均値以下のCT値を持つ画素の寄与度を0とすることも理にかなっている。
さらに、個々の画素値がノイズ(noise)を含んでいても、全加算により相殺されるのでノイズの影響も極めて少ない。このため、上式によって計算された体積は、CT値調整の効果とあいまって脳出血部位の体積を正確に示すものとなる。
本発明を実施するための最良の形態の一例の画像処理装置の構成を示す図である。 脳出血部位体積計算を行うためのプロセスを示す図である。 本発明を実施するための最良の形態の一例の画像処理装置の動作のフローチャートである。 平均値検出ROI設定の一例を中間調の写真で示す図である。 脳出血部ROI設定の一例を中間調の写真で示す図である。 脳出血部ROI設定の一例を中間調の写真で示す図である。 除外部設定の一例を中間調の写真で示す図である。 脳の断層像を中間調の写真で示す図である。
符号の説明
10 データ処理部
20 表示部
30 操作部
40 記憶部
50 入出力部

Claims (6)

  1. 脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定し、
    正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求め、
    1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求め、
    画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整し、
    調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定し、
    次式によって脳出血部位の体積を計算する、
    ここで、
    n:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての画素番号
    N:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての総画素数
    pn :脳出血部に関するROI内の画素の調整後のCT値
    DFOV:デファインドFOVの大きさ
    SFOV:スキャンFOVの大きさ
    SliceThickness:スライス厚
    Magnification:倍率
    ことを特徴とする脳出血部位体積計算方法。
  2. 脳出血部に関するROIに含まれる骨部を除外する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の脳出血部位体積計算方法。
  3. 脳出血部に関するROIに含まれる異物部を除外する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脳出血部位体積計算方法。
  4. 脳出血を発症している頭部をX線CT装置で撮影して得られる連続スライスの複数の画像について正常な脳実質部に関するROIと脳出血部に関するROIをそれぞれ設定する設定手段と、
    正常な脳実質部に関するROI内の画素のCT値の平均値を複数の画像についてそれぞれ求める平均値算出手段と、
    1つの画像の平均値を基準として他の画像の平均値のシフト量を画像ごとに求めるシフト量算出手段と、
    画像ごとのシフト量を用いて脳出血部に関するROI内の画素のCT値を画像ごとに調整する調整手段と、
    調整後のCT値について複数の画像を通じての最大値を特定する特定手段と、
    次式によって脳出血部位の体積を計算する計算手段と、
    ここで、
    n:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての画素番号
    N:脳出血部に関するROI内の画素の複数の画像を通じての総画素数
    pn :脳出血部に関するROI内の画素の調整後のCT値
    DFOV:デファインドFOVの大きさ
    SFOV:スキャンFOVの大きさ
    SliceThickness:スライス厚
    Magnification:倍率
    を具備することを特徴とする脳出血部位体積計算装置。
  5. 脳出血部に関するROIに含まれる骨部を除外する骨部除外手段、
    を具備することを特徴とする請求項4に記載の脳出血部位体積計算装置。
  6. 脳出血部に関するROIに含まれる異物部を除外する異物部除外手段、
    を具備することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の脳出血部位体積計算装置。
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