JP2007152009A - カーテンポール用ブラケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カーテンポール用ブラケット10は、壁面9に固定可能に構成された台座12に基端が接続された支持腕13と、支持腕の先端に形成され支持腕と交差する水平なカーテンポール17が上方から挿入可能に構成された受け部14と、受け部に挿入されたカーテンポールを受け部に固定する固定部材21とを備える。固定部材21は受け部14の内側壁にその受け部14の内側に膨出するように設けられた弾性体からなる弾性変形部材22を有し、弾性変形部材22はカーテンポール17の挿入時にカーテンポール17が当接して圧縮変形しカーテンポール17が受け部14に挿入された段階で復元する復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けて固定するように構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明の第2の目的は、カーテンポールの軸方向への移動を有効に防止し得るカーテンポール用ブラケットを提供することにある。
本発明の第3の目的は、カーテンポールを取付けるねじの頭が露出するようなことを回避して外観上の見栄えを向上し得るカーテンポール用ブラケットを提供することにある。
本発明の第4の目的は、支持されるカーテンポールに傷を生じさせないカーテンポール用ブラケットを提供することにある。
その特徴ある構成は、固定部材21は受け部14の内側壁にその受け部14の内側に膨出するように設けられた弾性体からなる弾性変形部材22を有し、弾性変形部材22はカーテンポール17の挿入時にカーテンポール17が当接して圧縮変形しカーテンポール17が受け部14に挿入された段階で復元する復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けて固定するように構成されたところにある。
また、カーテンポール17を受け部14に固定する弾性変形部材22は弾性体であることから、金属からなる固定部材を用いる従来に比較して、カーテンポール17に生じる傷を減少させることができる。
更に、弾性変形部材22の復元しようとする復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けて固定するので、カーテンポール17の外径が異なっていても、弾性変形部材22の復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けることができる限り、外径の異なる複数種類のカーテンポール17を固定することが可能になる。
この請求項2に記載されたカーテンポール用ブラケットでは、受け部14に挿入されたカーテンポール17に棒状の弾性変形部材22がその長手方向の全てにおいて接触し、受け部14に挿入固定されたカーテンポール17が軸方向に移動することを有効に防止することができる。この場合、凹溝14aはその弾性変形部材22がカーテンポール17の軸方向に沿って取付けられることを確保し、取付脚23はその取付けを容易にすることができる。そして、従来取付部材を取付けるために必要とされたねじを不要にし、従来必要とされたねじの頭が露出するようなことを回避して外観上の見栄えを向上することができる。
この請求項3に記載されたカーテンポール用ブラケットでは、カーテンポール17が受け部14に挿入された段階でカーテンポール17と受け部14の間に介在する平板部24がカーテンポール17と受け部14の双方に密着するので、受け部14に挿入固定されたカーテンポール17が軸方向に移動することをより確実に防止することができる。
この請求項4に記載されたカーテンポール用ブラケットでは、変形が容易な弾性変形部材22を得ることができ、カーテンポール17が当接する弾性変形部材22の変形を容易にしてカーテンポール17の受け部14への挿入作業を比較的容易にすることができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、固定部材21は、軟質樹脂を成型することにより得られたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたカーテンポール用ブラケットでは、弾性変形部材22と取付脚23を有する固定部材を一体的に成形することにより、部品点数が増加することを回避し、部品点数の増加に起因するコストアップを防止することができる。
更に、棒状の弾性変形部材の長手方向に直交する横断面を中空の半円状に形成すれば、変形が容易な弾性変形部材を得ることができ、カーテンポールの受け部への挿入作業を比較的容易にすることができる。そして、固定部材が、弾性変形可能な樹脂を成型することにより得られたものであれば、部品点数が増加することを回避し、部品点数の増加に起因するコストアップを防止することができる。
図1及び図2に示すように、本発明のカーテンポール用ブラケット10は、ブラケット本体11と固定部材21とを備える。ブラケット本体11は、壁面9又は図示しない天井面に固定可能に構成された台座12と、その台座12に基端が接続された支持腕13と、その支持腕13の先端に形成された受け部14を有する。このブラケット本体11は溶融金属に圧力を加えて金型に注入して鋳造するいわゆるダイカスト法により作られ、台座12と支持腕13と受け部14がその鋳造時に同時に形成されて一体的に形成される。この実施の形態における台座12は壁面9に付設可能な平板状に形成され、その壁面9に固定するためのねじ孔12aが4角に形成されたものを示す。そして、このねじ孔12aに木ねじ16(図1)を挿通して壁面9に螺着することにより台座12はその壁面9又は天井面に固定可能に構成される。図1では台座12が壁面9に固定される場合を示す。
図1(a)に示すように、本発明のカーテンポール用ブラケット10にカーテンポール17を支持させるには、カーテンポール17をそのU字状断面からなる受け部14に挿入する。ここで、本発明のカーテンポール用ブラケット10では、固定部材21における弾性変形部材22が受け部14の内側に膨出するように設けられ、受け部14は挿入されるカーテンポール17の直径より僅かに大きな幅を有する断面U字状に形成されるので、カーテンポール17をそのU字状断面からなる受け部14に挿入すると、その挿入時にカーテンポール17は弾性変形部材22に当接する。そして、弾性変形部材22は弾性体からなるので、カーテンポール17をそのU字状断面からなる受け部14に更に挿入すると、図1(b)に示すように、その弾性変形部材22は圧縮変形する。その後、圧縮変形した弾性変形部材22を乗り越えてカーテンポール17をそのU字状断面からなる受け部14に更に挿入すると、カーテンポール17が乗り越えた段階で弾性変形部材22は復元を開始し、図1(c)に示すように、そのカーテンポール17が受け部14に完全に挿入された段階でその弾性変形部材22は変形が復元しようとする復元力によりそのカーテンポール17を受け部14に押し付けて固定する。
更に、弾性変形部材22の復元しようとする復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けて固定するので、カーテンポール17の外径が異なっていても、弾性変形部材22の復元力によりカーテンポール17を受け部14に押し付けることができる限り、外径の異なる複数種類のカーテンポール17を固定することが可能になる。
また、上述した実施の形態では、水平に延びて台座12と一体的に形成された支持腕13を説明したが、支持腕は先端が上方又は下方に向かうように傾斜させても良い。
更に、上述した実施の形態では、台座12が壁面9に固定された状態のカーテンポール用ブラケット10にカーテンポール17を支持させる動作を説明したが、台座12を天井にに固定した本発明のカーテンポール用ブラケット10にカーテンポール17を支持させても良い。この場合の動作は台座12を壁面9に固定した場合と同様であるので、繰り返しての説明を省略する。
10 カーテンポール用ブラケット
12 台座
13 支持腕
14 受け部
14a 凹溝
14b 貫通孔
17 カーテンポール
21 固定部材
22 弾性変形部材
23 取付脚
24 平板部
Claims (5)
- 壁面(9)又は天井面に固定可能に構成された台座(12)に基端が接続された支持腕(13)と、前記支持腕(13)の先端に形成され前記支持腕(13)と交差する水平なカーテンポール(17)が上方から挿入可能に構成された受け部(14)と、前記受け部(14)に挿入された前記カーテンポール(17)を前記受け部(14)に固定する固定部材(21)とを備えたカーテンポール用ブラケットにおいて、
前記固定部材(21)は前記受け部(14)の内側壁にその受け部(14)の内側に膨出するように設けられた弾性体からなる弾性変形部材(22)を有し、
前記弾性変形部材(22)は前記カーテンポール(17)の挿入時に前記カーテンポール(17)が当接して圧縮変形し前記カーテンポール(17)が前記受け部(14)に挿入された段階で復元する復元力により前記カーテンポール(17)を前記受け部(14)に押し付けて固定するように構成された
ことを特徴とするカーテンポール用ブラケット。 - 固定部材(21)は棒状に形成された弾性変形部材(22)と前記弾性変形部材(22)と一体的に形成され前記弾性変形部材(22)に直交して前記弾性変形部材(22)から突出する取付脚(23)を有し、
前記弾性変形部材(22)が嵌入可能な凹溝(14a)が受け部(14)の内側壁にカーテンポール(17)の軸方向に沿って形成され、
前記凹溝(14a)に連通しかつ前記取付脚(23)が挿入固定可能な貫通孔(14b)が支持腕(13)の先端に形成され、
前記弾性変形部材(22)を前記凹溝(14a)に嵌入させて前記取付脚(23)を前記貫通孔(14b)に挿入固定することにより前記弾性変形部材(22)が前記受け部(14)の内側壁に設けられた請求項1記載のカーテンポール用ブラケット。 - 固定部材(21)は、棒状に形成された弾性変形部材(22)と、前記弾性変形部材(22)と一体的に形成されカーテンポール(17)が受け部(14)に挿入された段階で前記カーテンポール(17)と前記受け部(14)の間に介在して前記カーテンポール(17)と前記受け部(14)の双方に密着する平板部(24)を有する請求項1又は2記載のカーテンポール用ブラケット。
- 棒状の弾性変形部材(22)の長手方向に直交する横断面が中空の半円状に形成された請求項2又は3記載のカーテンポール用ブラケット。
- 固定部材(21)は、軟質樹脂を成型することにより得られた請求項4記載のカーテンポール用ブラケット。
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