JP2007148808A - 金融・証券コラボレーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金融機関と証券会社の相互で本業取引の増大を図る。
【解決手段】証券会社システム100が、顧客端末300からの証券購入または売却の指示を受信した金融機関システム200から、当該指示を受信して、この指示に従って約定処理を実行し、前記金融機関システム200が、前記指示の発信者たる顧客が当該金融機関で所定額以上の預金残高を有しているか、顧客金融口座情報データベース125で判定し、前記顧客が所定額以上の預金残高を有している場合、前記顧客に対し、前記証券会社システム100で発生する証券取引の手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末300に通知する、ことを特徴とする金融・証券コラボレーション方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに異なる会社間、特に異業種間でサービスを協調して行う場合の情報処理技術に関する。その中でも特に、銀行などの金融業者と証券会社との間で、相互にサービスを提供し合う場合のコンピュータを用いた情報処理、すなわち、金融・証券コラボレーションを実現するための情報処理に関する。
金融機関等におけるATMの利用手数料などを割り引く手法について提案されている。例えば、ネットワークを介して銀行サーバに接続され、顧客が商品を買うために来店する店舗に設置されたATMにおける手数料管理方法であって、前記顧客が前記ATMにおける取引を前記ネットワークを介して前記銀行サーバに指定し、前記取引において手数料が発生する場合に、前記ATMに商品カードの購入を促す表示を行なうことを特徴とするATMにおける手数料管理方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2003−248755号公報
しかしながら、証券会社と顧客の間にあって証券取引の仲介を行う金融機関と前記証券会社とにおいて、相互に本業取引の増大を図れるコラボレーション方法が提案されることはなかった。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、金融機関と証券会社の相互で本業取引の増大を図れる金融・証券コラボレーション方法を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の金融・証券コラボレーション方法は、顧客が金融機関で所定額以上の預金残高を有している場合、証券会社システムで発生する証券取引の手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知することを特徴とする。
また、前記金融・証券コラボレーション方法は、証券売買手数料決済の処理を実行する、としてもよい。
また、前記金融・証券コラボレーション方法は、顧客が証券会社で所定額以上の証券残高を有している場合、金融機関システムで発生する手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知することを特徴とする。
また、前記金融・証券コラボレーション方法は、ATM手数料決済の処理を実行する、としてもよい。
本発明には、以下の態様も含まれる。顧客からの資産を預かる複数の企業(組織)において、少なくとも一方における顧客の資産(の金額等の量)を示す情報を保持しておき、他方がその資産を示す情報に応じて提供するサービスを特定する。例えば、証券会社の口座への預け入れ金額に応じて、金融機関のATMの手数料を変更する。この場合、株式など金額(価格)に変動があるものに関しては、その都度手数料などのサービス金額を変更せず、1ヶ月などの所定期間毎の資産の代表値(平均値を含む)に基づき、サービス金額を清算する構成にしてもよい(予め定めた口座に差額を振り込むなど)。
上記課題を解決する本発明の金融・証券コラボレーション方法は、証券会社と顧客の間にあって証券取引の仲介を行う金融機関と前記証券会社とにおけるコラボレーション方法であって、証券会社システムが、顧客端末からの証券購入または売却の指示を受信した金融機関システムから、当該指示を受信して、この指示に従って約定処理を実行し、前記金融機関システムが、前記指示の発信者たる顧客が当該金融機関で所定額以上の預金残高を有しているか、顧客金融口座情報データベースで判定し、前記顧客が所定額以上の預金残高を有している場合、前記顧客に対し、前記証券会社システムで発生する証券取引の手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知する、ことを特徴とする。
また、本発明の金融・証券コラボレーション方法において、金融機関システムが、前記顧客端末より、前記所定割引がなされた証券取引の手数料の払い込み処理を受け付けて、当該手数料と、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額との払い込み処理を、証券会社システムに対して実行し、証券会社システムが、前記手数料と前記金融機関側の負担額との払い込み処理を受け付けて、この払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、こととすれば好適である。
また、本発明の金融・証券コラボレーション方法は、証券会社と顧客の間にあって証券取引の仲介を行う金融機関と前記証券会社とにおけるコラボレーション方法であって、金融機関システムが、顧客端末からの金融口座の利用指示を受信して、この利用指示に従って該当金融口座での各種処理を実行し、前記利用指示の発信者たる顧客が前記証券会社で所定額以上の証券残高を有しているか、証券会社システムまたは顧客証券口座情報データベースに問い合わせて判定し、前記顧客が所定額以上の証券残高を有している場合、前記顧客に対し、前記金融機関システムで発生する前記利用指示に応じた手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知する、ことを特徴とする。
また、本発明の金融・証券コラボレーション方法において、金融機関システムが、前記顧客端末より、前記所定割引がなされた前記利用指示に応じた手数料の払い込み処理を受け付け、前記証券会社システムより、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額の払い込み処理を受付け、前記手数料と前記証券会社側の負担額との払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、こととすれば好適である。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、金融機関と証券会社などの異なる会社(組織)間(含む異業種間)の相互で本業取引の増大を図れることとなる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の金融・証券コラボレーションシステム10を構成する証券会社システム100および金融機関システム200を含むネットワーク構成図である。本実施形態の証券会社システム100は、本発明の金融・証券コラボレーション方法を金融機関システム200と協働して実行する機能を実現すべく、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベース101に格納され、本発明の金融・証券コラボレーション方法を実現するためのプログラム102を、メモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記証券会社システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類、ディスプレイなどの入出力インターフェイス105、ならびに、金融機関システム200らとのデータ授受を担う通信手段106などを有している。
前記証券会社システム100は、前記通信手段106により、金融機関システム200と例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。各機能部と通信手段106との間では、I/O部107がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
また同様に、本実施形態の金融機関システム200は、本発明の金融・証券コラボレーション方法を証券会社システム100と協働して実行する機能を実現すべく、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベース201に格納され、本発明の金融・証券コラボレーション方法を実現するためのプログラム202を、メモリ203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記金融機関システム200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類、ディスプレイなどの入出力インターフェイス205、ならびに、証券会社システム100や顧客端末300らとのデータ授受を担う通信手段206などを有している。
前記金融機関システム200は、前記通信手段206により、証券会社システム100や顧客端末300らと例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。各機能部と通信手段206との間では、I/O部207がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
続いて、前記証券会社システム100および金融機関システム200が、各プログラム102、202に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。前記証券会社システム100は、顧客端末300からの証券購入または売却の指示を受信した金融機関システム200から、当該指示を受信して、この指示に従って約定処理を実行する、約定処理部110を備える。
また一方で、前記金融機関システム200は、前記指示の発信者たる顧客が当該金融機関で所定額以上の預金残高を有しているか、顧客金融口座情報データベース125で判定し、前記顧客が所定額以上の預金残高を有している場合、前記顧客に対し、前記証券会社システム100で発生する証券取引の手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末300に通知する、割引情報通知部210を備えている。
また、金融機関システム200は、前記顧客端末300より、前記所定割引がなされた証券取引の手数料の払い込み処理を受け付けて、当該手数料と、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額との払い込み処理を、証券会社システム100に対して実行する、手数料処理部211を備える。
他方、証券会社システム100は、前記手数料と前記金融機関側の負担額との払い込み処理を受け付けて、この払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、手数料決済部111を備える。
また、金融機関システム200は、顧客端末300からの金融口座の利用指示を受信して、この利用指示に従って該当金融口座での各種処理を実行する、口座処理部212を備える。
また、この金融機関システム200は、前記利用指示の発信者たる顧客が前記証券会社で所定額以上の証券残高を有しているか、証券会社システム100または顧客証券口座情報データベース126に問い合わせて判定し、前記顧客が所定額以上の証券残高を有している場合、前記顧客に対し、前記金融機関システム200で発生する前記利用指示に応じた手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末300に通知する、第2割引情報通知部213を備える。
また、金融機関システム200は、前記顧客端末300より、前記所定割引がなされた前記利用指示に応じた手数料の払い込み処理を受け付ける、払い込み受付部214と、前記証券会社システム100より、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額の払い込み処理を受付る、負担額受付部215とを備える。
また、金融機関システム200は、前記手数料と前記証券会社側の負担額との払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、手数料決済部216を備える。
なお、これまで示した 前記証券会社システム100における各機能部110、111ならびに、金融機関システム200における各機能部210〜216は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、本発明の証券会社システム100のCPU104または金融機関システム200のCPU204が、プログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラム102または202をメモリ103または203に読み出して、これを実行することとなる。
なお、顧客端末300も、証券会社システム100、金融機関システム200と同様にCPU、メモリ、I/F、I/O、通信装置を有し、HDDなどの記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することで情報処理を行う。すなわち、顧客端末300もいわゆるコンピュータで構成される。このため、顧客端末300には、いわゆるパーソナルコンピュータや携帯電話が含まれる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、シリアル・インターフェース通信線など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。なお、前記シリアル・インターフェイスは、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で、外部機器と接続するためのインターフェースを指し、通信方式としてはRS−232C、RS−422、IrDA、USB、IEEE1394、ファイバ・チャネルなどが想定できる。
なお、証券会社システム100と金融機関システム200は専用線などのネットワークで接続され、証券会社システム100、金融機関システム200と顧客端末300の間はインターネットで接続されるよう構成してもよい。すなわち、証券会社システム100−金融機関システム200間と証券会社システム100、金融機関システム200−顧客端末300間では、異なるネットワークを介して接続してもよい。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態の証券会社システム100や金融機関システム200が利用するデータベースの構造について説明する。図2は、(a)顧客金融口座情報データベース、(b)証券売買手数料割引率判別データベース、(c)証券売買手数料配分比率データベース、(d)顧客取引履歴データベース、(e)顧客証券口座情報データベース、(f)ATM手数料割引率判別データベース、(g)ATM手数料配分比率データベース、を示す図である。
前記顧客金融口座情報データベース125は、顧客が銀行など金融機関で所有する口座の残高情報を格納するデータベースである。このような顧客金融口座情報データベース125は、例えば銀行口座番号をキーとして、預金残高、証券手数料割引フラグ(所定額以上の預金残高であれば立つ)、手数料割引フラグ更新日付といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記証券売買手数料割引率判別データベース127は、顧客が銀行など金融機関で所有する口座の預金残高に応じて決まる、証券手数料の割引率一覧を格納するデータベースである。このような証券売買手数料割引率判別データベース127は、銀行預金残高をキーとして、証券手数料割引率の情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記証券売買手数料配分比率データベース128は、証券手数料の割引額のうち、金融機関側で負担する割合の情報を格納するデータベースである。このような証券売買手数料配分比率データベース128は、例えば仲介業者コード(金融機関のコード)および仲介業者名(金融機関名)をキーとして、証券会社コードおよび証券会社名、そして割引額負担率といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記顧客取引履歴データベース129は、金融機関での顧客の取引履歴を格納するデータベースであり、金融機関システム200から証券会社システム100へ提供される情報となる。このような顧客取引履歴データベース129は、例えば顧客コードおよび顧客名をキーとして、取引日付、取引場所、取引金額、残高といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記顧客証券口座情報データベース126は、顧客が証券会社で所有する口座の証券残高情報を格納するデータベースである。このような顧客証券口座情報データベース126は、例えば証券口座番号をキーとして、証券預かり残高、ATM手数料割引フラグ(所定額以上の証券預かり残高であれば立つ)、現在のATM手数料割引率(例:証券預かり残高に応じて上下する)、ATM手数料割引フラグ更新日付といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記ATM手数料割引率判別データベース130は、顧客が証券会社で所有する口座の証券預かり残高に応じて決まる、ATM手数料の割引率一覧を格納するデータベースである。このようなATM手数料割引率判別データベース130は、例えば証券預かり残高をキーとして、ATM手数料割引率の情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記ATM手数料配分比率データベース131は、ATM手数料の割引額のうち、証券会社側で負担する割合の情報を格納するデータベースである。このようなATM手数料配分比率データベース131は、例えば証券会社コードおよび証券会社名をキーとして、仲介業者コード(金融機関のコード)および仲介業者名(金融機関名)、割引額負担率といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
−−−発明の概要−−−
次に、本実施形態における金融・証券コラボレーション方法の概要を説明しておく。図3および図4は、本実施形態における、金融・証券コラボレーション方法の概要1、概要2をそれぞれ示す図である。本実施形態における金融・証券コラボレーション方法の1つとして、まず、銀行での顧客の預金残高が一定額以上であった場合に、この銀行で仲介する証券取引処理(提携証券会社で実行される)に伴って発生する手数料を割引するというモデルである。
この場合、勿論顧客は前記銀行にて口座開設を事前に行っており、また、証券取引用の証券口座の開設を銀行に指示しているものとする。この証券口座の開設指示は銀行より証券会社へ転送され、実際の口座開設処理が行われる。こうした顧客が前記銀行の口座へ預金等をしており、その残高が一定額以上であったとする。この場合、銀行側ではそれに応じて証券取引の手数料が割引される旨の通知を顧客側に行う。
また、前記顧客から実際に証券取引の指示を受けた銀行側では、これを証券会社に通知して実際の証券取引処理を実行させる。一方で、本発明の金融・証券コラボレーション方法に基づく証券取引時の手数料割引額を、前記銀行と証券会社とで分担する処理を行うこととなる。
また、概要2におけるモデルの場合、証券会社での顧客の証券預かり残高が一定額以上であった場合に、銀行でのATM手数料割引を実行するというモデルである。この場合、上記概要1と同様に、勿論顧客は前記銀行にて口座開設を事前に行っており、また、証券取引用の証券口座の開設を銀行に指示しているものとする。この証券口座の開設指示は銀行より証券会社へ転送され、実際の口座開設処理が行われる。こうした顧客が前記銀行を通じた証券会社での証券購入を行って、その証券口座の残高が一定額以上であったとする。この場合、銀行側ではそれに応じてATM取引の手数料が割引される旨の通知を顧客側に行う。また銀行側は、本発明の金融・証券コラボレーション方法に基づくATM取引時の手数料割引額を、当該銀行と前記証券会社とで分担する処理を行うこととなる。
−−−フロー例1−−−
次に、本実施形態における金融・証券コラボレーション方法の実際手順1について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する金融・証券コラボレーション方法に対応する各種動作は、前記証券会社システム100および金融機関システム200が、それぞれメモリ103、203に読み出して実行するプログラム102、202によって実現される。そして、こうしたプログラム102、202は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図5は、本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の実際手順例1を示すフロー図である。まず、顧客が顧客端末300を介して証券購入または売却の指示を金融機関システム200に送信したとする(s1000)。勿論、この金融機関システム200は、前記顧客が利用する証券会社の証券会社システム100と予め提携しているものとする。この時、前記金融機関システム200は、前記証券の購入または売却の指示を前記証券会社システム100に転送する(s1001)。一方、証券会社システム100は、前記指示に応じて該当顧客の指示銘柄に関する約定処理を実行する(s1002)。
また前記金融機関システム200は、前記指示の発信者たる顧客が当該金融機関で所定額以上の預金残高を有しているか、顧客金融口座情報データベース125で判定する(s1003)。ここで前記顧客が所定額以上の預金残高を有していない場合(s1004:NO)、金融機関システム200は前記顧客の証券売買の手数料を通常のものとし、処理を終了する(s1005)。他方、前記顧客が所定額以上の預金残高を有している場合(s1004:YES)、金融機関システム200は、前記顧客に対し、前記証券会社システム100で発生する証券取引の手数料について所定の割引を行うべく、以下の処理を行う。ここではまず、前記顧客金融口座情報データベース125において、手数料割引のフラグの有無を確認し(s1006)、フラグがなかった場合(s1006:NO)、金融機関システム200は、前記顧客金融口座情報データベース125における該当口座のレコードに対してフラグを付与する(s1007)。
他方、前記フラグがあった場合(s1006:YES)、その更新日付が所定期間(例:3ヶ月)内であるか否かを判定する(s1008)。所定期間以前に設定された古いフラグであれば(s1008:NO)、当該顧客金融口座情報データベース125の該当レコードについて、そのフラグ、フラグ更新日付をリセットし(s1009)、処理を終了する。また、前記フラグが所定期間内に設定された新しいものであれば(s1008:YES)、証券売買手数料割引率判定データベース127と前記顧客の預金残高の情報とに基づき、証券売買手数料の割引率を特定し、通常手数料にこの割引率をあてはめて手数料を算出する(s1010)。なお、ここで算出した手数料の情報や割引率の情報は、金融機関システム200から顧客端末300に通知される。
顧客端末300では割引率や手数料の情報を金融機関システム200より受信し(s1011)、これをディスプレイ装置などの適宜な入出力インターフェイスに出力表示する(s1012)。また、顧客端末300は顧客の指示を入出力インターフェイス等で受け付けて、前記手数料の情報に応じた証券売買手数料の払い込み処理を実行する(s1013)。
他方、金融機関システム200では、前記ステップs1010で特定した割引率が、登録済みの割引率より増加しているか、前記顧客金融口座情報データベース125において確認する(s1014)。ここで割引率が増加しているとなれば(s1014:YES)、前記顧客金融口座情報データベース125の該当口座のレコードにおいて、フラグ設定日を更新する(s1015)。
また金融機関システム200は、証券売買手数料配分比率データベース128を参照して、金融機関と証券会社とでの手数料の分担割合を読み込み、各々の負担額を算定する(s1016)。ここで算定した負担額の情報は、金融機関システム200が前記証券会社システム100へ通知する(s1017)。また金融機関システム200は、自社の負担額を証券会社システム100に払い込み処理することとなる。
一方、証券会社システム100は、前記負担額の通知を受信する(s1018)。また、前記顧客端末300および金融機関システム200からの手数料および分担金の払い込み処理を受け付けて(s1019)、手数料決済の処理を実行する(s1020)。こうして金融機関と証券会社とで証券売買手数料を分担し合ってコラボレーションする処理が実行されるのである。
−−−フロー例2−−−
次に、本実施形態における金融・証券コラボレーション方法の実際手順2について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する金融・証券コラボレーション方法に対応する各種動作は、前記証券会社システム100および金融機関システム200が、それぞれメモリ103、203に読み出して実行するプログラム102、202によって実現される。そして、こうしたプログラム102、202は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の実際手順例2を示すフロー図である。まず、顧客が顧客端末300を介して銀行口座への入金または銀行口座からの出金といったATM処理の指示を金融機関システム200に送信したとする(s1000)。この金融機関システム200は、前記顧客が利用する証券会社の証券会社システム100と予め提携しているものとする。この時、前記金融機関システム200は、前記指示を受けて該当銀行口座に関するATM入出金処理を実行する(s1001)。また、この顧客の証券預かり残高の確認要請を前記証券会社システム100に送信する(s1002)。
証券会社システム100は前記要請を受信し(s1003)、当該要請に応じて、顧客が当該証券会社で保有する各商品(証券)の評価金額を例えば相場価格に基づき算定し、証券預かり残高を算出する(s1004)。ここでこの顧客が所定額以上の証券預かり残高を有していなかった場合(s1005:NO)、証券会社システム100は前記顧客のATM手数料を通常のものとし、処理を終了する(s1006)。他方、前記顧客が所定額以上の証券預かり残高を有している場合(s1005:YES)、証券会社システム100は、前記顧客に対し、前記金融機関のATM取引で発生する手数料について所定の割引を行うべく、以下の処理を行う。ここではまず、前記顧客証券口座情報データベース126において、手数料割引のフラグの有無を確認し(s1007)、フラグがなかった場合(s1007:NO)、証券会社システム100は、前記顧客証券口座情報データベース126における該当口座のレコードに対してフラグを付与する(s1008)。
他方、前記フラグがあった場合(s1007:YES)、その更新日付が所定期間(例:3ヶ月)内であるか否かを判定する(s1009)。所定期間以前に設定された古いフラグであれば(s1009:NO)、当該顧客証券口座情報データベース126の該当レコードについて、そのフラグ、フラグ更新日付、割引率をリセットし(s1010)、処理を終了する。また、前記フラグが所定期間内に設定された新しいものであれば(s1009:YES)、ATM手数料割引率判定データベース130と前記顧客の証券預かり残高の情報とに基づき、ATM手数料の割引率を特定し、通常手数料にこの割引率をあてはめて手数料を算出する(s1011)。なお、ここで算出した手数料の情報や割引率の情報は、証券会社システム100から顧客端末300に通知される。なお、顧客端末300への通知は、電子メールの送信、顧客毎に与えられたURL上での提示のいずれであってもよい。
顧客端末300では割引率や手数料の情報を証券会社システム100より受信し(s1012)、これをディスプレイ装置などの適宜な入出力インターフェイスに出力表示する(s1013)。また、顧客端末300は顧客の指示を入出力インターフェイス等で受け付けて、前記手数料の情報に応じたATM手数料の払い込み処理を実行する(s1014)。この例の場合、顧客端末300がATM自身であると想定できる。
他方、証券会社システム100では、前記ステップs1011で特定した割引率が、登録済みの割引率より増加しているか、前記顧客証券口座情報データベース126において確認する(s1015)。ここで割引率が増加しているとなれば(s1015:YES)、前記顧客証券口座情報データベース126の該当口座のレコードにおいて、フラグ設定日を更新する(s1016)。
また証券会社システム100は、ATM手数料配分比率データベース131を参照して、金融機関と証券会社とでの手数料の分担割合を読み込み、各々の負担額を算定する(s1017)。ここで算定した負担額の情報は、証券会社システム100が前記金融機関システム200へ通知する(s1018)。また証券会社システム100は、自社の負担額を金融機関システム200に払い込み処理することとなる。
一方、金融機関システム200は、前記負担額の通知を受信する(s1019)。また、前記顧客端末300および証券会社システム100からの手数料および分担金の払い込み処理を受け付けて(s1020)、手数料決済の処理を実行する(s1021)。こうして金融機関と証券会社とでATM利用手数料を分担し合ってコラボレーションする処理が実行されるのである。
本発明によれば、金融機関と証券会社の相互で本業取引の増大を図る、金融・証券コラボレーション方法を提供できる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の金融・証券コラボレーションシステムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における、(a)顧客金融口座情報データベース、(b)証券売買手数料割引率判別データベース、(c)証券売買手数料配分比率データベース、(d)顧客取引履歴データベース、(e)顧客証券口座情報データベース、(f)ATM手数料割引率判別データベース、(g)ATM手数料配分比率データベース、の各データ構造例を示す図である。 本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の概要1を示す図である。 本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の概要2を示す図である。 本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の実際手順例1を示すフロー図である。 本実施形態の金融・証券コラボレーション方法の実際手順例2を示すフロー図である。
符号の説明
10 金融・証券コラボレーションシステム
100 証券会社システム
101、201 プログラムデータベース
102、202 プログラム
103、203 メモリ
104、204 CPU
105、205 入出力インターフェイス
106、206 通信手段
107、207 I/O部
110 約定処理部
111 手数料決済部
125 顧客金融口座情報データベース
126 顧客証券口座情報データベース
127 証券売買手数料割引率判別データベース
128 証券売買手数料配分比率データベース
129 顧客取引履歴データベース
130 ATM手数料割引率判別データベース
131 ATM手数料配分比率データベース
140 ネットワーク
200 金融機関システム
210 割引情報通知部
211 手数料処理部
212 口座処理部
213 第2割引情報通知部
214 払い込み受付部
215 負担額受付部
216 手数料決済部
300 顧客端末

Claims (4)

  1. 証券会社と顧客の間にあって証券取引の仲介を行う金融機関の金融機関システムおよび前記証券会社の証券システムを用いた金融・証券コラボレーション方法であって、
    前記証券会社システムが、
    顧客端末からの証券購入または売却の指示を受信した前記金融機関システムから、当該指示を受信して、この指示に従って約定処理を実行し、
    前記金融機関システムが、
    前記指示の発信者たる顧客が当該金融機関で所定額以上の預金残高を有しているか、顧客金融口座情報データベースで判定し、前記顧客が所定額以上の預金残高を有している場合、前記顧客に対し、前記証券会社システムで発生する証券取引の手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知する、
    ことを特徴とする金融・証券コラボレーション方法。
  2. 請求項1において、
    金融機関システムが、
    前記顧客端末より、前記所定割引がなされた証券取引の手数料の払い込み処理を受け付けて、当該手数料と、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額との払い込み処理を、証券会社システムに対して実行し、
    証券会社システムが、
    前記手数料と前記金融機関側の負担額との払い込み処理を受け付けて、この払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、
    ことを特徴とする金融・証券コラボレーション方法。
  3. 証券会社と顧客の間にあって証券取引の仲介を行う金融機関の金融機関システムおよび前記証券会社の証券システムを用いた金融・証券コラボレーション方法であって、
    前記金融機関システムが、
    顧客端末からの金融口座の利用指示を受信して、この利用指示に従って該当金融口座での各種処理を実行し、
    前記利用指示の発信者たる顧客が前記証券会社で所定額以上の証券残高を有しているか、証券会社システムまたは顧客証券口座情報データベースに問い合わせて判定し、前記顧客が所定額以上の証券残高を有している場合、前記顧客に対し、前記金融機関システムで発生する前記利用指示に応じた手数料について所定の割引を行って、この割引情報を顧客端末に通知する、
    ことを特徴とする金融・証券コラボレーション方法。
  4. 請求項3において、
    金融機関システムが、
    前記顧客端末より、前記所定割引がなされた前記利用指示に応じた手数料の払い込み処理を受け付け、
    前記証券会社システムより、前記所定割引の額のうち証券会社側の負担額の払い込み処理を受付け、
    前記手数料と前記証券会社側の負担額との払い込み処理に際し、前記所定割引の額のうち金融機関側の負担額を付加して手数料決済の処理を実行する、
    ことを特徴とする金融・証券コラボレーション方法。
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