JP2007147843A - 撮像装置および携帯電子機器 - Google Patents

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稔 上田
Masayuki Nishikawa
昌之 西川
Kazuya Ikuta
和也 生田
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Abstract

【課題】光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置およびそれを用いた携帯電子機器を提供する。
【解決手段】 撮像光学系11と、撮像光学系11により得られた被写体像を画像信号に変換する撮像素子12と、撮像光学系11の振れ量を検出する動きセンサ13と、撮像光学系11と撮像素子12および動きセンサ13が取り付けられた筐体10と、筐体10を駆動する弾性表面波アクチュエータ20とを備える。上記動きセンサ13により検出された撮像光学系11の振れ量に基づいて、メインコントローラ17は、撮像時に生じる撮像光学系11の振れを補正するように、弾性表面波アクチュエータ20を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、撮像装置および携帯電子機器に関し、詳しくは、撮影時の手振れによる画像の振れを補正する機能を備えた撮像装置およびそれを用いた携帯電子機器に関するものである。
撮像装置を有するデジタルカメラや携帯電話等の携帯電子機器において、撮像装置の小型化および高解像度化に伴い撮像時の手振れによる画像の劣化を防止することが求められている。
そこで、このような撮像時に生ずる撮像装置の手振れによる結像面の像振れを補正する手段として、撮像装置の光学系を形成するレンズの一部または撮像素子を、手振れを打ち消すように駆動させる方法が知られている。
この撮像装置では、手振れを検出する動きセンサと、補正部の駆動量を検出するセンサの2種類のセンサを搭載する必要があった。
また、携帯電話用撮像装置においては、撮像装置自体が小型なため、光学系のレンズ単体ではなく、光学系全体を駆動する方式が提案されている(例えば、特開2003−204470号公報(特許文献1)参照)。
図18は上記光学系全体を駆動する方法を用いた携帯電話用撮像装置300の構成を示す斜視図である。この撮像装置300の構成を図18に基づき具体的に説明する。
図18に示すように、アクチュエータ302を回路基板303上に固定し、上記アクチュエータ302の光軸方向にカメラモジュール301を配置している。上記アクチュエータ302を回路基板303に対して傾斜させることにより、カメラモジュール301が光軸に対して傾斜することにより撮像時の手振れ補正を行う。
上記撮像装置300では、回路基板303とカメラモジュール301との間にアクチュエータ302を配置しているため、撮像装置300の光学方向の長さが増大して、携帯電話の薄型化を阻害している。
特開2003−204470号公報
そこで、この発明の目的は、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置およびそれを用いた携帯電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の撮像装置は、
撮像光学系と
上記撮像光学系により得られた被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
上記撮像光学系の振れ量を検出する振れ検出手段と、
上記撮像光学系と上記撮像手段と上記振れ検出手段が取り付けられた筐体と、
上記筐体を駆動する駆動手段と、
上記振れ検出手段により検出された上記撮像光学系の振れ量に基づいて、撮像時に生じる上記撮像光学系の振れを補正するように、上記駆動手段を制御する制御部と
を備えたことを特徴とする。
上記構成の撮像装置によれば、駆動する筐体に振れ検出手段を取り付け、この振れ検出手段により検出された撮像光学系の振れ量に基づいて、撮像時に生じる撮像光学系の振れを補正するように、制御部により駆動手段を制御して筐体を駆動することによって、補正機構の駆動量を検出するセンサなしに、1種類のセンサのみで正確な手振れ補正が可能となる。したがって、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置を実現できる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記制御部は、上記振れ検出手段により検出された上記撮像光学系の振れ量がゼロになるように、上記駆動手段を制御することを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記振れ検出手段により検出された撮像光学系の振れ量がゼロになるように、制御部により駆動手段を制御するので、簡単な制御で撮像光学系の振れを確実に抑えることできる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記駆動手段を上記撮像手段よりも被写体側に配置したことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、駆動手段が撮像手段よりも被写体側に配置したため、撮像装置全体の光軸方向長さを短縮することが可能である。したがって、携帯電子機器の薄型化が可能であり、ユーザーの利便性が向上する。また、薄型化により携帯電話等の携帯電子機器に搭載するときの設計自由度が高くなる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記駆動手段として弾性表面波アクチュエータを用いたことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記弾性表面波アクチュエータを駆動手段に用いることによって、厚みが薄く、面方向に大きな駆動量が得られる弾性表面波アクチュエータを例えば筐体の側面に配置することが可能となり、モジュールの光軸方向の長さを変えずに手振れ補正機構を搭載できる。また、磁性材料および磁気回路を用いないため、小型の撮像装置にあるレンズ駆動機構および機械式シャッタに用いる磁気回路に影響を及ぼさない。したがって、レンズ駆動機構および機械式シャッタに安価で構成が単純な磁気回路を用いることが可能である。また、新たに防磁部品を設ける必要が無い。
また、一実施形態の撮像装置は、
上記筐体は、略直方体形状であり、上記撮像光学系の光軸に平行な4つの側面を有し、
上記筐体の上記4つ側面に上記弾性表面波アクチュエータを夫々配置したことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記略直方体形状の筐体の対向する2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータによって、撮像光学系の光軸に直交する第1の回転軸を中心に筐体を回転させる一方、上記筐体の対向する他の2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータによって、撮像光学系の光軸に直交しかつ第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心に筐体を回転させることができる。
また、一実施形態の撮像装置は、
上記筐体は、上記撮像光学系の光軸に平行でかつ互いに平行な2つの側面を有し、
上記筐体の上記2つの側面に上記弾性表面波アクチュエータを夫々配置したことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記筐体の対向する2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータに、撮像光学系の光軸に直交する方向に筐体を駆動すると共に撮像光学系の光軸に平行な方向に筐体を駆動するアクチュエータを用いることによって、撮像光学系の光軸に直交する第1の回転軸を中心に筐体を回転させる一方、撮像光学系の光軸に直交しかつ第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心に筐体を回転させることができる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記駆動手段は、上記撮像光学系の光軸方向に長軸が略平行である圧電素子を含むことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記撮像光学系の光軸方向に長軸が略平行な圧電素子を駆動手段に用いることによって、磁性材料および磁気回路を用いないため、小型の撮像装置にあるレンズ駆動機構および機械式シャッタに用いる磁気回路に影響を及ぼさない。したがって、レンズ駆動機構および機械式シャッタに安価で構成が単純な磁気回路を用いることが可能である。また、新たに防磁部品を設ける必要が無い。
また、一実施形態の撮像装置は、上記圧電素子はバイモルフ型であることを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記圧電素子にバイモルフ型を用いることによって、大きな変位量が得られるので、撮像装置の光軸方向に直角な方向を軸として回転させるとき、回転させるための変位量を大きくかつ装置自体を薄く構成することが可能となる。したがって、必要な手振れ補正角度と変位量の設計が容易となる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記圧電素子は、シム材が上記撮像光学系の光軸方向に延在し、上記筐体に上記シム材が点接触または線接触することを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、例えば金属で構成されたシム材を用いて、そのシム材を加工することにより筐体との接触部を容易に形成することが可能となる。これにより、力点に別部材を設ける必要がないため、力点に必要な部品の削減できる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記駆動手段として高分子アクチュエータを用いたことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記駆動手段として用いる高分子アクチュエータは、磁性材料および磁気回路を用いないため、小型の撮像装置にあるレンズ駆動機構および機械式シャッタに用いる磁気回路に影響を及ぼさない。したがって、レンズ駆動機構および機械式シャッタに安価で構成が単純な磁気回路を用いることが可能である。また、新たに防磁部品を設ける必要が無い。
また、一実施形態の撮像装置は、上記高分子アクチュエータに、電気場の印加により膨張または収縮する高分子ゲル体を用いたことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、撮像光学系を内包する筐体を傾斜させる駆動源として緩衝作用を有する高分子ゲル体を用いるため、撮像光学系を含む筐体へ伝わる衝撃を緩和する効果を得られる。
また、一実施形態の撮像装置は、上記高分子アクチュエータに、電気場の印加により屈曲するイオン導電性高分子を用いたことを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、上記高分子アクチュエータに、電気場の印加により屈曲するイオン導電性高分子を用いることによって、小型化に適した駆動手段を得ることができる。
また、一実施形態の撮像装置は、
上記筐体に少なくとも上記撮像光学系を内包し、
上記筐体が密閉されていることを特徴とすることを特徴とする。
上記実施形態の撮像装置によれば、密閉された筐体内に撮像光学系と撮像手段および振れ検出手段を配置して、駆動手段により筐体全体を駆動させるため、駆動手段で発生する塵が撮像光学系内に埃の侵入するのを防止できる。また、筐体内に振れ補正のための駆動機構を設ける必要が無いため、そのような駆動機構からの発塵が撮像光学系に悪影響を及ぼすことが無い。
また、この発明の携帯電子機器は、上記のいずれか1つの撮像装置を用いたことを特徴とする。
上記構成の携帯電子機器によれば、上記撮像装置を用いることによって、小型かつ薄型の携帯電子機器を実現できる。
以上より明らかなように、この発明の撮像装置および携帯電子機器によれば、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置を実現できると共に、その撮像装置を用いることによって小型化,薄型化に対応可能な携帯電子機器を実現することができる。
この発明の撮像装置および携帯電子機器の実施の形態について説明する前に、従来の撮像装置に対するこの発明の撮像装置の特徴について説明する。
通常、撮像装置の手振れによる像振れの補正は、人の手による撮像装置の振れを振れ検出手段により検出し、この信号を元に撮像装置の動き量を算出し、この動き量を打ち消すために必要な駆動量を算出し、アクチュエータを用いて撮像光学系(または撮像素子)を算出された量だけ駆動させる。
例えば、携帯電話等に搭載される小型撮像素子では、小型化のため一般に上記アクチュエータとして圧電素子が用いられるが、圧電素子は温度により特性が変化し、またヒステリシスがあり、駆動量を正確に制御するためには、圧電素子により実際に発生する駆動量を検出して、検出された駆動量が上記算出量となるように制御する必要がある。このため、従来の振れ検出手段と駆動部が別々に搭載された手振れ補正機構では、振れを検出するセンサの他にアクチュエータの駆動量を検出するセンサが必要となり、2種類のセンサが必要となった。
これに対して、この発明の撮像装置では、補正のために駆動する撮像光学系を含む筐体に振れ検出手段を設けて、従来の方式のように振れ検出手段からの信号を元にアクチュエータの駆動量を算出するのではなく、振れ検出手段の信号と逆方向に駆動するようにアクチュエータを駆動し、振れ検出手段の検出信号が常にゼロとなるようにフィードバックをかける。
この発明の撮像装置では、振れ検出手段が、補正のために駆動する筒体に含まれているため、アクチュエータによる駆動量を振れ検出手段で常に監視できるため、アクチュエータの駆動量を検出するセンサを別途必要としない。したがって、振れを検出するセンサとアクチュエータの駆動量を検出するセンサの2種類が必要であった従来の方式に対して、この発明の撮像装置では、振れを検出するセンサ1種類で手振れを補正することができる。
また、携帯電話等に用いられる振れ検出手段には、圧電素子を利用したジャイロセンサが一般的であるが、この圧電素子は温度により特性が変化するため、条件により検出される振れ量は実際の値と異なる場合があり、検出された振れ量からアクチュエータの駆動量を算出する従来の方式では、検出された振れ量が実際の振れ量と異なってしまうという問題がある。このため、実際の撮像光学系の振れ量と、振れ検出手段の信号から算出される振れ補正ために必要な駆動量との間に誤差が生じ、正確な補正をすることができない。
これに対して、この発明の撮像装置では、実際に補正のために駆動する撮像光学系の振れがゼロとなるように筐体を駆動するため、アクチュエータやセンサの温度による特性変化の影響を受けず、常に正確な振れ補正を行うことができる。
以下、この発明の撮像装置および携帯電子機器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態の撮像装置の斜視図を示し、図2は上記撮像装置1の断面図を示している。まず、撮像光学系と撮像素子と動きセンサを含む筐体の側面4面に弾性表面波アクチュエータを配置した撮像装置について、図1〜図2を用いて説明する。この第1実施形態の撮像装置は、携帯電子機器の一例としての携帯電話に用いられる
この第1実施形態の撮像装置1は、図1に示すように、前玉レンズ14を有する撮像光学系11(図2に示す)を内包する直方体形状の筐体10の側面4面に、駆動手段の一例としての弾性表面波アクチュエータ20を配置している。上記弾性表面波アクチュエータ20は、弾性表面波を発生させる弾性表面波素子21と、一端が筐体10に固定され、他端が弾性表面波素子21に接触する突起22からなる。
上記筐体10内部に、被写体像を取り込み結像させる撮像光学系11と、結像された被写体像を取り込む撮像手段の一例としての撮像素子12と、筐体10すなわち撮像光学系11の動きを検出する振れ検出手段の一例としての動きセンサ13とが内包されている。上記動きセンサ13は、撮像光学系11の光軸に直交する平面上において直交する2方向の角速度を検出する角速度センサを用いている。上記動きセンサ13の検出信号に基づいて、制御部の一例としてのメインコントローラ17は、駆動ドライバ118に制御信号を出力して、弾性表面波アクチュエータ20を制御する。
また、上記筐体10の光軸に平行な4つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータ20によって、筐体10を光軸に直角な方向に駆動する。上記弾性表面波アクチュエータ20の突起22は、弾性表面波素子21に接触する接触板24と、接触板24を弾性表面波素子21に押し付ける与圧機構23からなる。また、筐体10の光軸に平行な2つの側面の被写体側の縁部を、弾性体30を介して携帯電話本体40に固定している。
対向する弾性表面波アクチュエータ20をそれぞれ同一方向に駆動することにより、筐体10は、弾性体30を回転軸として2方向に傾けることができる。筐体10を固定する弾性体30と弾性表面波アクチュエータ20との距離を離すことで、弾性表面波アクチュエータ20の駆動量に対する筐体10の回転角を大きくすることができる。
図2では、突起22を筐体10に固定し、弾性表面波素子21を携帯電話本体40に固定しているが、突起22を携帯電話本体40に固定し、弾性表面波素子21を筐体10に固定しても全く同じ効果が得られる。しかしながら、前者の方が弾性表面波素子21への配線が容易である。
ここで、弾性表面波アクチュエータについて図3を用いて説明する。図3に示すように、弾性表面波アクチュエータは、弾性表面波を発生させる弾性表面波素子21と、発生した弾性表面波により駆動される駆動部27からなる。
弾性表面波素子21は、圧電性の材料からなる板25の上に櫛状電極26が形成されている。この櫛状電極26間に高周波電圧(MHz帯)を加えると、櫛状の電極間ごとに交互に逆向きの応力が発生し、この応力により圧電性の板25表面に弾性表面波が発生する。この弾性表面波は、板25の表面付近で楕円運動をするため、この表面に駆動部27を押し付けると、楕円運動の摩擦力により駆動部27が弾性表面波の伝播方向と逆の方向に駆動される。したがって、駆動部27の弾性表面波素子に接触する面は摩擦が大きいことが望ましく、また剛性が高い必要がある。摩擦は接触面に小さな突起を設けたり、駆動部に与圧をかけたりすることにより大きくすることができる。
櫛状電極26を対向するように圧電性の板25の上に配置することで、櫛状電極26間でリニアな駆動が可能となる。また、図4のように、対向する櫛状電極26を直角に配置することにより、櫛状電極26で囲まれた範囲で自由に面内を駆動させることができる。
弾性表面波は、表面から波長程度の厚みにエネルギーが集中しているため、その厚みは波長を短くするほど薄くすることができ、駆動周波数に数十MHz帯を用いれば厚みは1mm以下にすることが可能である。なお、駆動周波数は櫛状電極の櫛状部分の間隔により与えられる。
したがって、厚さの薄い弾性表面波アクチュエータは、筐体の側面に配置する駆動素子として形状が適している。
上記構成の撮像装置1によれば、駆動する筐体10内部に動きセンサ13を搭載し、この動きセンサ13により検出された撮像光学系11の振れ量に基づいて、撮像時に生じる撮像光学系11の振れを補正するように、メインコントローラ17により弾性表面波アクチュエータ20を制御して筐体10を駆動することによって、補正機構の駆動量を検出するセンサなしに、1種類のセンサのみで正確な手振れ補正が可能となる。したがって、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置1を実現することができる。
また、上記動きセンサ13により検出された撮像光学系11の振れ量がゼロになるように、メインコントローラ17により弾性表面波アクチュエータ20を制御するので、簡単な制御で撮像光学系11の振れを確実に抑えることできる。
また、厚みが薄く、面方向に大きな駆動量が得られる弾性表面波アクチュエータ20を筐体10の側面に配置することによって、モジュールの光軸方向の長さを変えずに手振れ補正機構を搭載できる。
また、上記直方体形状の筐体10の対向する2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータ20によって、撮像光学系11の光軸に直交する第1の回転軸を中心に筐体10を回転させる一方、上記筐体10の対向する他の2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータ20によって、撮像光学系11の光軸に直交しかつ第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心に筐体10を回転させることができる。
また、上記撮像光学系11を内包する筐体10が密閉されていることによって、弾性表面波アクチュエータ20で発生する塵が撮像光学系11内に埃の侵入するのを防止できる。また、筐体10内に振れ補正のための駆動機構を設ける必要が無いため、駆動機構からの発塵が撮像光学系11に悪影響を及ぼすことが無い。
また、上記撮像装置1を用いることによって、小型かつ薄型の携帯電子機器を実現することができる。
なお、上記撮像装置において、駆動手段を撮像手段よりも被写体側に配置することによって、撮像装置全体の光軸方向長さを短縮することが可能である。これにより、携帯電子機器の薄型化が可能であり、ユーザーの利便性が向上すると共に、薄型化により携帯電話等の携帯電子機器に搭載するときの設計自由度が高くなる。
(第2実施形態)
図5はこの発明の第2実施形態を示す撮像装置の斜視図を示し、図6はその撮像装置の断面図を示している。この第2実施形態の撮像装置は、携帯電子機器の一例としての携帯電話に用いられる
この第2実施形態の撮像装置は、図5に示すように、前玉レンズ14を有する撮像光学系(図2に示す)を内包する直方体形状の筐体10の側面4面に、駆動手段の一例としての弾性表面波アクチュエータ20を配置している。上記弾性表面波アクチュエータ20は、弾性表面波を発生させる弾性表面波素子21と、一端が筐体10に固定され、他端が弾性表面波素子21に接触する突起22からなる。
上記筐体10内部に、被写体像を取り込み結像させる撮像光学系11と、結像された被写体像を取り込む撮像手段の一例としての撮像素子12と、筐体10すなわち撮像光学系11の動きを検出する振れ検出手段の一例としての動きセンサ13とを内包している。筐体10の光軸に平行な4つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータ20によって、筐体10を光軸に平行な方向に駆動する。この弾性表面波アクチュエータ20の突起22は、弾性表面波素子21に接触する接触板24と、接触板を弾性表面波素子21に押し付ける与圧機構23からなる。また、筐体10の光軸に平行な2面の被写体側の縁部を、弾性体30を介して携帯電話本体40に固定している。
この第2実施形態の撮像装置は、第1実施形態の撮像装置と同様の効果を有している。
図6に示すように、対向する弾性表面波アクチュエータ20,20をそれぞれ逆方向に駆動することにより、筐体10は弾性体30を回転軸として2方向に傾けることができる。この場合、筐体10が光軸方向に長い場合に弾性表面波アクチュエータの配置が有利である。
(第3実施形態)
図7はこの発明の第3実施形態の撮像装置の斜視図であり、この第3実施形態の撮像装置は、弾性表面波アクチュエータを除いて第2実施形態の撮像装置と同一の構成をしているので、図6を援用する。この第3実施形態の撮像装置は、携帯電子機器の一例としての携帯電話に用いられる
この第3実施形態の撮像装置は、図7に示すように、前玉レンズ14を有する撮像光学系(図2に示す)を内包する直方体形状の筐体10の側面4面に、駆動手段の一例としての弾性表面波アクチュエータ20を配置している。上記弾性表面波アクチュエータ20は、弾性表面波を発生させる弾性表面波素子21と、一端が筐体10に固定され、他端が弾性表面波素子21に接触する突起22からなる。また、上記弾性表面波アクチュエータ20は、X軸方向とY軸方向に沿って筐体10を駆動する。
上記筐体10内部に、被写体像を取り込み結像させる撮像光学系11と、結像された被写体像を取り込む撮像手段の一例としての撮像素子12と、筐体10すなわち撮像光学系11の動きを検出する振れ検出手段の一例としての動きセンサ13を内包している。筐体10の光軸に平行な向かい合う2つの側面に、2軸に駆動可能な弾性表面波アクチュエータ20を配置している。弾性表面波アクチュエータ20の突起22は、弾性表面波素子21に接触する接触板24と、接触板24を弾性表面波素子21に押し付ける与圧機構23からなる。また、筐体10の光軸に平行な2つの側面の被写体側の縁部を、弾性体30を介して携帯電話本体40に固定している。
対向する2つの弾性表面波アクチュエータ20をX軸方向かつ同一方向に駆動することで、筐体10をα軸中心に傾けることができる。一方、対向する2つの弾性表面波アクチュエータ20,20をY軸方向かつ逆方向に駆動することで、筐体10をβ軸中心に傾けることができる。
この第3実施形態の撮像装置は、第1実施形態の撮像装置と同様の効果を有している。
また、上記撮像装置によれば、弾性表面波アクチュエータを対向する2つの側面のみに配置すれば良くなり、撮像装置を小型化することができる。
また、上記筐体10の対向する2つの側面に配置された弾性表面波アクチュエータ20に、撮像光学系11の光軸に直交する方向に筐体10を駆動すると共に撮像光学系11の光軸に平行な方向に筐体10を駆動する手段を用いることによって、撮像光学系11の光軸に直交する第1の回転軸(α軸)を中心に筐体10を回転させる一方、撮像光学系11の光軸に直交しかつ第1の回転軸(α軸)に直交する第2の回転軸(β軸)を中心に筐体10を回転させることができる。
(第4実施形態)
図8はこの発明の第4実施形態の撮像装置101の斜視図である。この第4実施形態の撮像装置は、携帯電子機器の一例としての携帯電話に用いられる
この発明の第4実施形態の撮像装置101は、図8に示すように、画像を透過して集光する撮像光学系と、撮像光学系を内包する直方体形状の筐体102と、画像を受光する撮像手段の一例としての撮像素子103と携帯電話本体(図示せず)に対して筐体102を駆動する傾斜駆動装置104と、筐体102のすなわち撮像光学系動きを検出する振れ検出手段の一例としての動きセンサ116と、傾斜駆動装置104を駆動する駆動ドライバ118と、動きセンサ116の検出信号に基づいて駆動ドライバ118に制御信号を出力する制御部の一例としてのメインコントローラ117とを備えている。
図8において、撮像光学系は図示しないが、例えばズームレンズ光学系のレンズ駆動装置および機械式シャッタを搭載している。筐体102の1平面上に前玉レンズ105を配置し、上記前玉レンズ5が配置された平面に隣接する4つの側面は、前玉レンズ105の光軸に対して略平行な長方形をしている。筐体102の前玉レンズ5が配置された平面に対向する平面に撮像素子3を配置している。上記筐体102内部は、外部と遮断されて密閉状態となっている。
上記傾斜駆動装置104は、第1弾性体106と、駆動素子固定板107と、第2弾性体108と、固定板109と、駆動手段の一例としての第1圧電素子110,第2圧電素子111から構成されている。
上記駆動素子固定板107は、筐体102の上面と略同形状の長方形状の基部107aと、上記基部107aの光軸に平行な一方の辺から屈曲して下方に延びる屈曲部107bとを有している。上記筐体102の光軸に平行な上面の前縁側(被写体側)に第1弾性体106の一方を固定し、その第1弾性体106の他方を駆動素子固定板107の基部107aの前縁側(被写体側)に固定している。上記駆動素子固定板107の屈曲部107bの前縁側(被写体側)に第2弾性体108の一方を固定し、その第2弾性体108の他方を固定板109の前縁側(被写体側)に固定している。また、上記筐体102と駆動素子固定板107との間に第1圧電素子110を配置し、駆動素子固定板107と固定板109との間に第2圧電素子111を配置している。
上記傾斜駆動装置104は、光軸方向に延在し、撮像素子103よりも被写体側に配置されている。したがって、傾斜駆動装置104の光軸方向へのスペースが必要ないため、撮像装置の光軸方向長さを短くすることが可能である。
上記第1弾性体106,第2弾性体108は、例えば板ばねからなる。また、第1弾性体106が伸張することにより、第1弾性体106近傍の光軸に直角で、かつ、第1弾性体106と接続されている筐体102の面に平行な第1回転軸112を中心として筐体102が回転可能となる。また、第2弾性体108が伸張することにより、第2弾性体108近傍の第1回転軸112に直角で、かつ、光軸に直角な第2回転軸113を中心として駆動素子固定板107が回転可能となる。したがって、筐体102は、駆動素子固定板107の回転とともに第2回転軸113を中心として回転可能となる。駆動素子固定板107は、筐体102の2つの側面に平行で、かつ、他の2つの側面に対して直角をなす。上記第1圧電素子110,第2圧電素子111ともに光軸方向に平行に、かつ、第1圧電素子110,第2圧電素子111の各長軸が光軸方向に延在している。
図9は傾斜駆動装置104をX軸方向から見た図であり、第1圧電素子110の構成、および、第1圧電素子110と筐体102との接触状態を示している。
図9に示すように、第1圧電素子110は、圧電セラミック120,121と、その圧電セラミック120,121間に挟まれたシム材122とからなるバイモルフ型である。上記圧電セラミック120,121およびシム材122は非磁性材料から構成されている。シム材122は例えばりん青銅からなる。したがって、撮像光学系内の磁気回路を用いている機構に影響を及ぼさない。シム材122は、圧電セラミック120,121よりも長軸方向に長く、被写体側(図9中の左側)および撮像素子側(図9中の右側)においてシム材122の両端部が突出している。また、シム材122の被写体側の端部123は筐体102との接触点となっており、筐体102と線接触または点接触している。端部123はシム材122を成型加工することにより形成されており、別部材を取り付けることなく、変形させるだけでよい。第1圧電素子110の撮像素子側端部は、撮像素子103(図8に示す)近傍の駆動素子固定板107に設けられている第1固定部114に固定されている。また、第1圧電素子110は被写体側端部が筐体102に接触し、かつ、筐体102に対して光軸に直角なY軸方向に付勢力が発生するようにしている。図9において、第1弾性体106が第1回転軸112を中心として発生する力と、シム材122の端部123が筐体102に付勢している力とは釣り合っており、筐体102は静止している。
図10は傾斜駆動装置104が筐体102を光軸に対して傾斜させる原理図である。第1圧電素子110に電圧を印加することにより第1圧電素子110は固定部114を中心にY軸方向に傾斜する。したがって、端部123は筐体102への力点となり、筐体102は第1回転軸112を中心に回転する。
また、図11は傾斜駆動装置104をY軸方向から見た図であり、第2圧電素子111の構成、および、第2圧電素子111と固定板109との接触状態を示している。
図11に示すように、第2圧電素子111は第1圧電素子110と構成は同様なので詳細な説明は省く。第2圧電素子111は圧電セラミック130,131とシム材132とからなる。第2圧電素子111の圧電セラミック130,131およびシム材132は、第1圧電素子と同様の形状である。シム材132の被写体側の端部133は固定板109との接触点となっており、固定板109と線接触または点接触である。上記第2圧電素子111の撮像素子側端部を、撮像素子103近傍の駆動素子固定板107の第2固定部115に固定している。また、第2圧電素子111の他端部は、固定板109に接触し、かつ、固定板109に対して光軸に直角なX軸方向に付勢力が発生するようにしている。第2弾性体108が第2回転軸113を中心として発生する力と、シム材132の端部133が固定板109に付勢している力とは釣り合っており、駆動素子固定板107は静止している。上記固定板109は携帯電話本体(図示せず)の一部に固定されている。したがって、筐体102は、固定板109を基準にX軸方向とY軸方向に揺動する。
図12は傾斜駆動装置104が駆動素子固定板107を光軸に対して傾斜させている図である。第2圧電素子111に電圧を印加することにより、第2圧電素子111は固定部115を中心にX軸方向に傾斜する。したがって、端部133は駆動素子固定板107への力点となり、駆動素子固定板107が第2回転軸113を中心に回転する。したがって、駆動素子固定板107が固定板109に対してX軸方向に傾斜することに伴い筐体102がX軸方向に傾斜する。
次に、手振れ補正の方法について説明する。ユーザーが撮像時に画像の焦点を合わせたとき、または、撮像装置101自身が画像の焦点を合わせたとき、動きセンサ116は検出値をメインコントローラに送信する。焦点を合わせた後、ユーザーの手振れにより携帯電話が動いたとき、動きセンサ116がメインコントローラ117に検出値を送信し、上記焦点を合わせたときの検出値と比較する。動きセンサ116の移動量つまり、筐体102の移動量を補正するためにメインコントローラ117は駆動ドライバ118に適切な値を送信する。駆動ドライバ118は、受信した値に基づいて第1圧電素子110および第2圧電素子111に駆動電圧を印加することにより、筐体102を駆動する。第1圧電素子110および第2圧電素子111により移動した筐体102の移動量を動きセンサ116が検知することにより、手振れにより移動した筐体102の移動量を補正する。
上記構成の撮像装置101によれば、駆動する筐体102内部に動きセンサ116を搭載し、この動きセンサ116により検出された撮像光学系の振れ量に基づいて、撮像時に生じる撮像光学系の振れを補正するように、メインコントローラ117により第1,第2圧電素子110,111を制御して筐体102を駆動することによって、補正機構の駆動量を検出するセンサなしに、1種類のセンサのみで正確な手振れ補正が可能となる。したがって、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置101を実現することができる。
また、上記動きセンサ116により検出された撮像光学系の振れ量がゼロになるように、メインコントローラ117により第1,第2圧電素子110,111を制御することによって、簡単な制御で撮像光学系の振れを確実に抑えることできる。
また、上記撮像装置101によれば、撮像光学系の光軸方向に長軸が略平行な第1,第2圧電素子110,111を駆動手段に用いることによって、磁性材料および磁気回路を用いないため、小型の撮像装置にあるレンズ駆動機構および機械式シャッタに用いる磁気回路に影響を及ぼさない。したがって、レンズ駆動機構および機械式シャッタに安価で構成が単純な磁気回路を用いることが可能である。また、新たに防磁部品を設ける必要が無い。
また、上記第1,第2圧電素子110,111にバイモルフ型を用いることによって、大きな変位量が得られるので、撮像装置101の光軸方向に直角な方向を軸として回転させるとき、回転させるための変位量を大きくかつ装置自体を薄く構成することが可能となる。したがって、必要な手振れ補正角度と変位量の設計が容易となる。
また、金属で構成されたシム材122を加工することにより筐体102との接触部を容易に形成することが可能となる。これにより、力点に別部材を設ける必要がないため、力点に必要な部品の削減できる。
また、上記撮像光学系と撮像素子103および動きセンサ116を内包する筐体102が密閉されていることによって、第1,第2圧電素子110,111で発生する塵が撮像光学系内に埃の侵入するのを防止できる。また、筐体102内に振れ補正のための駆動機構を設ける必要が無いため、そのような駆動機構からの発塵が撮像光学系に悪影響を及ぼすことが無い。
また、上記撮像装置を用いることによって、小型かつ薄型の携帯電子機器を実現することができる。
(第5実施形態)
図13はこの発明の第5実施形態の撮像装置201の斜視図である。図13では、図を見やすくするため、駆動素子固定板207と固定板209を一点鎖線で示している。この第5実施形態の撮像装置は、携帯電子機器の一例としての携帯電話に用いられる
この第5実施形態の撮像装置201は、図13に示すように、画像を透過して集光する撮像光学系と、撮像光学系を内包する直方体形状の筐体202と、画像を受光する撮像手段の一例としての撮像素子203と、携帯電話本体に対して筐体202を傾斜させる駆動手段の一例としての傾斜駆動装置204と、筐体202すなわち撮像光学系の動きを検出する振れ検出手段の一例としての動きセンサ214と、傾斜駆動装置204を駆動させる駆動ドライバ(図示せず)と、動きセンサ214の検出信号に基づいて駆動ドライバに制御信号を出力する制御部の一例としてのメインコントローラ(図示せず)とを備えている。撮像光学系は図示しないが、例えばズームレンズ光学系のレンズ駆動装置および機械式シャッタが搭載されている。筐体202の被写体側の1平面上に前玉レンズ205が配置され、上記前玉レンズ205が配置された平面に隣接する4つの側面は、前玉レンズ205の光軸に対して略平行な長方形をしている。筐体202の被写体と反対の側のX−Y平面と平行な面に、撮像素子203を配置している。上記筐体202内部は、外部と遮断されて密閉状態となっている。
上記傾斜駆動装置204は、第1弾性体206と、駆動素子固定板207と、第2弾性体208と、固定板209と、駆動手段の一例としての第1高分子アクチュエータ210,第2高分子アクチュエータ211から構成されている。
上記駆動素子固定板207は、筐体202の上面と略同形状の長方形状の基部207aと、上記基部207aの光軸に平行な一方の辺から屈曲して下方に延びる屈曲部207bとを有している。上記筐体202の光軸に平行な上面の前縁側(被写体側)に第1弾性体206の一方を固定し、その第1弾性体206の他方を駆動素子固定板207の基部207aの前縁側(被写体側)に固定している。上記駆動素子固定板207の屈曲部207bの前縁側(被写体側)に第2弾性体208の一方を固定し、その第2弾性体208の他方を固定板209の前縁側(被写体側)に固定している。また、上記筐体202と駆動素子固定板207との間に第1高分子アクチュエータ210を配置し、駆動素子固定板207と固定板209との間に第2高分子アクチュエータ211を配置している。
上記傾斜駆動装置204は光軸方向に延在し、撮像素子203より被写体側に配置している。したがって、傾斜駆動装置204の光軸方向へのスペースが必要ないため、撮像装置201の光軸方向長さを短くすることが可能である。
また、上記第1弾性体206,第2弾性体208は、例えば板ばねからなる。また、第1弾性体206が伸張することにより、第1弾性体206近傍の光軸に直角かつ、第1弾性体206と接続されている筐体202の面に平行な第1回転軸212を中心として筐体202が回転可能となる。また、第2弾性体208が伸張することにより、第2弾性体208近傍の第1回転軸212に直角で、かつ、光軸に直角な第2回転軸213を中心として駆動素子固定板207が回転可能となる。したがって、筐体202は、駆動素子固定板207の回転とともに第2回転軸213を中心として回転可能となる。
上記駆動素子固定板207は、筐体202の2つの側面に平行で、かつ、他の2つの側面に対して直角をなす。第1高分子アクチュエータ210と第2高分子アクチュエータ211ともに光軸方向に平行に、かつ、第1,第2高分子アクチュエータ210,211の長軸が光軸方向に延在している。
上記高分子アクチュエータの第1の実施例として、高分子ゲル体の膨張・収縮運動を利用した高分子アクチュエータの駆動方法について図14および図16を参照して説明する。
まず、図14を参照して、高分子ゲル体の膨張・収縮運動について説明する。高分子ゲル体224は、2枚の電極222,223により高分子ゲル221が挟持されている。図14(a)は、高分子ゲル体224に電圧を印加していない静止した状態を示す。図14(b)においては、電極222,223により挟持された高分子ゲル221に電圧を印加することによって、Y軸方向に高分子ゲル221が膨張運動を起こした状態を示す。ここで、電圧印加によって、収縮運動を起こす高分子ゲルを用いてもよい。
図16(a),(b)は、膨張運動を利用した傾斜駆動装置204の駆動の様子を説明するための図である。図16(a)は、傾斜駆動装置204をX軸方向から見たY−Z平面図であり、高分子アクチュエータ241の構成および筐体202との接触状態を示している。ここで、図13における第1高分子アクチュエータ210に相当する高分子アクチュエータ241は、図14に示すように電極に挟持された高分子ゲル体224から構成され、電圧印加により膨張運動を起こす。この高分子アクチュエータ241は、磁性材料および磁気回路を用いていないため、撮像光学系内の磁気回路を用いた機構、例えば、機械式シャッタなどに影響を及ぼさない。
この高分子アクチュエータ241は、筐体202および駆動素子固定板207に固定されている。また、高分子アクチュエータ241は筐体202に接触し、かつ、筐体202に対して光軸に直角なY軸方向に付勢力が発生するようにしている。第1弾性体206が第1回転軸212を中心として発生する力と、膨張運動を起こす高分子ゲル体からなる高分子アクチュエータ241が筐体202に付勢している力とは釣り合っており、筐体202は静止している。
図16(b)は傾斜駆動装置204が筐体202を光軸に対して傾斜させる原理図である。高分子アクエータ241電圧を印加することにより高分子アクチュエータ241はY軸方向に膨張する。したがって、高分子アクチュエータ241の膨張による力が筐体202への力点に作用して、筐体202が第1回転軸212を中心に回転する。
図13をY軸方向から見た場合のX−Z平面側に設けられた第2高分子アクチュエータ211の構成および駆動方法についても、上記と同様の駆動方法のため説明を省略する。
また、上記高分子アクチュエータの第2の実施例として、図15および図17を参照して、屈曲運動を起こすイオン導電性高分子を利用した高分子アクチュエータ235を用いた場合の駆動方法について説明する。
まず、図15を参照してイオン導電性高分子231の屈曲運動について説明する。図15(a),(b)に示すように、イオン導電性高分子231の上に金メッキ層232を施した接合体235が、電極233,234によって挟持されている。一方、図15(a)は、電圧を印加していない状態を表し、イオン導電性高分子231は屈曲していない静止状態である。図15(b)は、電極233,234を介して金メッキ層232に電圧を印加した状態を表し、イオン導電性高分子231が屈曲運動を起こした状態を表す。
図17(a),(b)は、屈曲運動を利用した傾斜駆動装置204の駆動の様子を説明するための図である。図17(a)は傾斜駆動装置204をX軸方向から見た図であり、第1高分子アクチュエータ210の構成、および、第1高分子アクチュエータ210と筐体202との接触状態を示している。ここで、図13における第1高分子アクチュエータ210に相当する高分子アクチュエータ251は、図15に示すように電極233,234、および、金メッキより挟持されたイオン導電性高分子231から構成され、電圧印加により屈曲運動を起こす。この高分子アクチュエータ251は、磁性材料や磁気回路を用いていないため、撮像光学系内の磁気回路を用いた機構(機械式シャッタなど)に影響を及ぼさない。
次に、傾斜駆動装置204の構成について説明する。高分子アクチュエータ251の被写体側端部252は筐体202との接触点となっており、筐体202と線接触または点接触である。高分子アクチュエータ251の撮像素子側端部は、撮像素子3近傍の駆動素子固定板207に設けられている固定部253に固定されている。また、高分子アクチュエータ251は被写体側端部252が筐体202に接触し、かつ、筐体202に対して光軸に直角なY軸方向に付勢力が発生するようにしている。第1弾性体206が第1回転軸212を中心として発生する力と、高分子アクチュエータ251の端部252が筐体202に付勢している力とは釣り合っており、筐体202は静止している。
図17(b)は傾斜駆動装置204が筐体202を光軸に対して傾斜させる原理図である。高分子アクチュエータ251に電圧を印加することにより、高分子アクチュエータ251は固定部253を中心にY軸方向に傾斜する。したがって、端部252は筐体202への力点となり、筐体202は第1回転軸212を中心に回転する。
図13をY軸方向から見た場合のX−Z平面側に設けられた高分子アクチュエータ251の構成および駆動方法についても、上記と同様の駆動方法のため説明を省略する。
次に、手振れ補正の方法について説明する。ユーザーが撮像時に画像の焦点を合わせたとき、もしくは、撮像装置201自身が画像の焦点を合わせたとき、動きセンサ214は検出値をメインコントローラに送信する。焦点を合わせた後、ユーザーの手振れにより携帯電話が動いたとき、動きセンサ214がメインコントローラに検出値を送信し、上記焦点を合わせたときの検出値と比較する。動きセンサ214の移動量(すなわち筐体202の移動量)を補正するためにメインコントローラは駆動ドライバに適切な値を送信する。駆動ドライバは受信した値に基づいて第1高分子アクチュエータ210および第2高分子アクチュエータ211に駆動電圧を印加することにより、筐体202を駆動する。第1高分子アクチュエータ210および第2高分子アクチュエータ211により移動した筐体202の移動量を動きセンサ214が検知することにより、手振れにより移動した筐体202の移動量を補正する。
上記構成の撮像装置201によれば、駆動する筐体202内部に動きセンサ216を搭載し、この動きセンサ216により検出された撮像光学系の振れ量に基づいて、撮像時に生じる撮像光学系の振れを補正するように、メインコントローラにより第1,第2高分子アクチュエータ210,211を制御して筐体202を駆動することによって、補正機構の駆動量を検出するセンサなしに、1種類のセンサのみで正確な手振れ補正が可能となる。したがって、光軸方向の長さを変えることなく、1種類のセンサで撮像時の手振れを正確に補正できる省スペースな撮像装置201を実現することができる。
また、上記動きセンサ216により検出された撮像光学系の振れ量がゼロになるように、メインコントローラにより第1,第2高分子アクチュエータ210,211を制御するので、簡単な制御で撮像光学系の振れを確実に抑えることできる。
上記撮像装置201によれば、駆動手段として用いる第1,第2高分子アクチュエータ210,211は、磁性材料および磁気回路を用いないため、小型の撮像装置にあるレンズ駆動機構および機械式シャッタに用いる磁気回路に影響を及ぼさない。したがって、レンズ駆動機構および機械式シャッタに安価で構成が単純な磁気回路を用いることが可能である。また、新たに防磁部品を設ける必要が無い。
また、上記第1,第2高分子アクチュエータ210,211に、撮像光学系を内包する筐体202を傾斜させる駆動源として緩衝作用を有する高分子ゲル体を用いるため、撮像光学系を含む筐体202へ伝わる衝撃を緩和する効果を得られる。
また、上記第1,第2高分子アクチュエータ210,211に、電気場の印加により屈曲するイオン導電性高分子を用いることによって、小型化に適した駆動手段を得ることができる。
また、上記撮像光学系を内包する筐体202が密閉されていることによって、第1,第2高分子アクチュエータ210,211で発生する塵が撮像光学系内に埃の侵入するのを防止できる。また、筐体202内に駆動機構を設ける必要が無いため、駆動機構からの発塵が撮像光学系に悪影響を及ぼすことが無い。
また、上記撮像装置を用いることによって、小型かつ薄型の携帯電子機器を実現することができる。
この発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、銀塩カメラ、デジタルカメラ、および、ビデオカメラ、携帯端末用デジタルカメラ等の撮像光学系にも応用できることはいうまでもなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についてもこの発明の技術的範囲に含まれる。
上記第1〜第5実施形態では、駆動手段として弾性表面波アクチュエータ,圧電素子および高分子アクチュエータを用いた撮像装置について説明したが、駆動手段はこれに限らず、他のアクチュエータを用いた撮像装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、撮像装置を用いた携帯電子機器として携帯電話について説明したが、携帯電子機器はこれに限らず、カメラ機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant:パーソナル・デジタル・アシスタント)等の携帯電子機器にこの発明を適用してもよい。
この発明の撮像装置は、携帯用途に適した小型の携帯電子機器に振れ補正機構を内蔵することが可能となる。
図1はこの発明の第1実施形態の撮像装置を説明する斜視図である。 図2は上記撮像装置の断面図である。 図3は上記撮像装置の弾性表面波アクチュエータの原理を説明する斜視図である。 図4は上記撮像装置の弾性表面波アクチュエータの原理を説明する図である。 図5はこの発明の第2実施形態の撮像装置を説明する斜視図である。 図6は上記撮像装置の断面図である。 図7はこの発明の第3実施形態の撮像装置を説明する断面図である。 図8はこの発明の第4実施形態の撮像装置の斜視図である。 図9は上記撮像装置をX軸方向から見た図である。 図10は上記撮像装置を駆動原理図である。 図11は上記撮像装置をY軸方向から見た図である。 図12は上記撮像装置を駆動原理図である。 図13はこの発明の第5実施形態の撮像装置の斜視図である。 図14は上記撮像装置の高分子ゲル体の膨張について説明する概略図である。 図15は上記撮像装置のイオン導電性高分子の屈曲運動を説明する概略図である。 図16は高分子ゲル体の膨張運動を利用した傾斜駆動装置の駆動の様子を説明するための図である。 図17はイオン導電性高分子の屈曲運動を利用した傾斜駆動装置の駆動の様子を説明するための図である 図18は従来の撮像装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1…撮像装置
10…筐体
11…撮像光学系
12…撮像素子
13…動きセンサ
14…前玉レンズ
17…メインコントローラ
18…駆動ドライバ
20…弾性表面波アクチュエータ
21…弾性表面波素子
22…突起
23…与圧機構
24…接触板
25…板
26…櫛状電極
27…駆動部
30…弾性体
40…携帯電話本体
101…撮像装置
102…筐体
103…撮像素子
104…傾斜駆動装置
105…前玉レンズ
106…第1弾性体
107…駆動素子固定板
108…第2弾性体
109…固定板
110…第1圧電素子
111…第2圧電素子
112…第1回転軸
113…第2回転軸
114…第1固定部
115…第2固定部
116…動きセンサ
117…メインコントローラ
118…駆動ドライバ
120,121…圧電セラミック
122…シム材
123…端部
130,131…圧電セラミック
132…シム材
133…端部
201…撮像装置
202…筐体
203…撮像素子
204…傾斜駆動装置
205…前玉レンズ
206…第1弾性体
207…駆動素子固定板
208…第2弾性体
209…固定板
210…第1高分子アクチュエータ
211…第2高分子アクチュエータ
212…第1回転軸
213…第2回転軸
214…動きセンサ
221…高分子ゲル
222,223…電極
224…高分子ゲル体
231…イオン導電性高分子
232…金メッキ層
233,234…電極
235…高分子アクチュエータ
241,251…高分子アクチュエータ
252…端部
253…固定部
300…撮像装置
301…カメラモジュール
302…アクチュエータ
303…回路基板

Claims (14)

  1. 撮像光学系と
    上記撮像光学系により得られた被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
    上記撮像光学系の振れ量を検出する振れ検出手段と、
    上記撮像光学系と上記撮像手段と上記振れ検出手段が取り付けられた筐体と、
    上記筐体を駆動する駆動手段と、
    上記振れ検出手段により検出された上記撮像光学系の振れ量に基づいて、撮像時に生じる上記撮像光学系の振れを補正するように、上記駆動手段を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記制御部は、上記振れ検出手段により検出された上記撮像光学系の振れ量がゼロになるように、上記駆動手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    上記駆動手段を上記撮像手段よりも被写体側に配置したことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の撮像装置において、
    上記駆動手段として弾性表面波アクチュエータを用いたことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    上記筐体は、略直方体形状であり、上記撮像光学系の光軸に平行な4つの側面を有し、
    上記筐体の上記4つ側面に上記弾性表面波アクチュエータを夫々配置したことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項4に記載の撮像装置において、
    上記筐体は、上記撮像光学系の光軸に平行でかつ互いに平行な2つの側面を有し、
    上記筐体の上記2つの側面に上記弾性表面波アクチュエータを夫々配置したことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の撮像装置において、
    上記駆動手段は、上記撮像光学系の光軸方向に長軸が略平行である圧電素子を含むことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、
    上記圧電素子はバイモルフ型であることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置において、
    上記圧電素子は、シム材が上記撮像光学系の光軸方向に延在し、上記筐体に上記シム材が点接触または線接触することを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の撮像装置において、
    上記駆動手段として高分子アクチュエータを用いたことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    上記高分子アクチュエータに、電気場の印加により膨張または収縮する高分子ゲル体を用いたことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項10に記載の撮像装置において、
    上記高分子アクチュエータに、電気場の印加により屈曲するイオン導電性高分子を用いたことを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに記載の撮像装置において、
    上記筐体に少なくとも上記撮像光学系を内包し、
    上記筐体が密閉されていることを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1つに記載の撮像装置を用いたことを特徴とする携帯電子機器。
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