JP2007146385A - 構造物補強具およびその取り付け部材 - Google Patents

構造物補強具およびその取り付け部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2007146385A
JP2007146385A JP2005338905A JP2005338905A JP2007146385A JP 2007146385 A JP2007146385 A JP 2007146385A JP 2005338905 A JP2005338905 A JP 2005338905A JP 2005338905 A JP2005338905 A JP 2005338905A JP 2007146385 A JP2007146385 A JP 2007146385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic member
hole
storage cap
structural reinforcement
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005338905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4285703B2 (ja
Inventor
Masahiro Takeda
正洋 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SYNAPSE INTERNATIONAL KK
Original Assignee
SYNAPSE INTERNATIONAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SYNAPSE INTERNATIONAL KK filed Critical SYNAPSE INTERNATIONAL KK
Priority to JP2005338905A priority Critical patent/JP4285703B2/ja
Publication of JP2007146385A publication Critical patent/JP2007146385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285703B2 publication Critical patent/JP4285703B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

【課題】地震などで弾性部材が変形しても、弾性部材の受けるダメージを低減し、弾性部材によるエネルギー吸収機能および弾性部材の復元力を長い年月にわたって維持できる構造物補強具を得る。
【解決手段】構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する。結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔21と、孔21に嵌め込まれるリング状の弾性部材22と、弾性部材22の内周側に嵌め込まれる介在部材26と、弾性部材22および介在部材26を外側から覆って孔21に閉じ込める格納キャップ23と、介在部材26と格納キャップ23の中心孔を貫き格納キャップ23を介して構造物補強具20を結合すべき部材に締結する締結部材25と、を有する。孔21は異形孔であって、弾性部材22の外形は異形孔を埋める形になっていて回転止めがなされているとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、木造建築物などの構造物において、互いに結合すべき部材相互、例えば、基礎と柱、基礎と土台、土台と柱、柱と梁、柱と桁などの結合強度を増強する構造物補強具およびその取り付け部材に関するものである。
各種構造物、例えば木造建築物においては、複数の部材相互間の結合個所が各所に存在する。例えば、基礎と土台、土台と柱、土台と土台、柱と梁、柱と桁などが結合される。これらの結合箇所において、正しい施行がなされていれば所定の結合強度が得られ、地震等が発生しても構造物が受けるダメージが少なく、倒壊等に至ることはない。しかしながら、設計のまずさ、ずさんな施行などによって部材相互間の結合部分の強度が不足し、地震や台風などによってゆがみ、あるいは倒壊することがあり得る。そこで、部材相互の結合箇所の強度が不足している構造物において、あるいは新築の構造物において、結合強度を増強するための補強金具が考えられている。
従来の建物用の補強金具は、構造が比較的簡単なものであって、例えば、1枚の板材とボルト、ナット等の締結部材とを用いて複数の部材を互いに結合するものである。あるいは、例えば、土台と、この土台に立てられている支柱とを結合するために、板状のL字形あるいはT字形など適宜の形の金具を土台と支柱に沿わせ、上記金具を、締結部材を用いて土台と支柱に締結することによって土台と支柱を結合するものである。
上記のような従来の建物用の補強金具は、結合しようとする対象部材と補強金具とをボルト、ナット等の締結部材で直接的に結合するものであるため、地震や台風などによって結合対象部材相互がずれようとすると、結合対象部材の締結部材との接触部分にエネルギーが集中し、結合対象部材にひび割れ等のダメージを与えることがあった。
そこで、地震や台風などによって結合対象部材相互がずれようとしたとき、結合対象部材にかかるエネルギーを分散し、結合対象部材にダメージを与えることがないように、建築構造材に固着する一対の金具本体と、この一対の金具本体相互間を連結する締結具を備え、上記一対の金具本体はその各一端が折り曲げられた対向片となっていて、これらの対向片を、一方の建築構造材とこれに隣接する他方の建築構造材間で突き合わせて配設し、上記一対の金具本体の対向片同士を、弾性材を介在させた上記締結具で弾発的に締結する建物の耐震補強金具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人が保有する特許の明細書には、構造物補強具を結合対象部材に締結するための締結部材と、この締結部材が貫通する構造物補強具の孔の周囲との間に生じる隙間を弾性部材で埋めるとともに、上記締結部材の締結によって格納キャップが上記弾性部材を上記孔内に閉じ込めるように構成した構造物補強具が記載されている(特許文献2参照)。
特開2001−200592号公報 特許第3490076号公報
特許文献1記載の発明によれば、一対の金具本体同士が弾発的に結合されているとはいえ、いずれも金属からなる一対の金具本体の折り曲げられた対向片相互が直接接触し、また、ボルト、ナットなどの締結具が直接接触するため、地震などによって結合対象物が互いにずれたとき、金属同士が大きな力で接触しながら互いにずれることになり、耐震補強金具および建物の受けるダメージの軽減効果はそれほど大きいものではないという難点がある。
その点、特許文献2記載の発明によれば、地震などによって結合対象物が互いにずれようとするときのエネルギーが弾性部材で吸収分散され、結合対象物および補強具の破損が防止される。特に、弾性部材は締結部材とこの締結部材が貫通する構造物補強具の孔の周囲との間に生じる隙間に埋められるとともに、格納キャップで上記の隙間に閉じ込められているため、その弾性力による効果を発揮し、エネルギーを効果的に分散させる。弾性部材はエネルギー吸収時の付勢力が上記ずれを元に戻す復元力としても作用する。
しかしながら、特許文献2記載の発明にも、解決すべき課題が残っている。すなわち、地震などによって弾性部材が締結部材によって半径方向一方向に強く押されたとき、弾性部材の中心孔が長円形状に変形し、かつ、変形したままの形が残ることがある。この状態で揺れが続くと、揺れの向きが変わっても、締結部材の振動方向と上記長円形状に変形した中心孔の長軸方向とが一致するように、弾性部材が補強具の孔内で回転し、締結部材の振動方向が、弾性部材との関係では、常に一方向になってしまう。その結果、弾性部材がその機能を発揮するごとに、変形が大きくなるとともにエネルギー吸収力および復元力がなくなり、弾性部材としての機能が低下するという解決すべき課題がある。
そこで本発明は、特許文献2に記載されている発明の課題を解決し、地震などで弾性部材が変形しても、弾性部材の受けるダメージを低減することができるように構成を工夫し、弾性部材によるエネルギー吸収機能および弾性部材の復元力を長い年月にわたって維持することができる構造物補強具およびその取り付け部材を提供することを目的とする。
本発明は、請求項1に記載されているように、構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、上記孔に嵌め込まれるリング状の弾性部材と、上記弾性部材の内周側に嵌め込まれる介在部材と、上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、を有することを特徴とすることを主要な特徴とする。
本発明はまた、請求項3に記載されているように、構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、上記孔に嵌め込まれるリング状の弾性部材と、上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、を有し、上記孔は異形孔であって、弾性部材の外形は上記異形孔を埋める形になっていて回転止めがなされていることを特徴とする。
さらに本発明は、請求項6に記載されているように、構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、上記複数の孔に嵌る突出部が一体に形成されていて上記構造物の互いに結合すべき部材と構造物補強具との間に介在すべきシート状弾性部材と、上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、上記格納キャップの中心孔と上記シート状弾性部材の突出部を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、孔に嵌め込まれるリング状の弾性部材と、この弾性部材の内周側に嵌め込まれる介在部材と、介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、を有していて、締結部材と弾性部材との間に上記介在部材が介在しているため、弾性部材の孔と締結部材との接触面積よりも、弾性部材の孔と介在部材との接触面積を大きくすることができ、地震などで構造物が揺れたときのエネルギーを、弾性部材の広い範囲で吸収して、弾性部材が受けるダメージを低減することができる。その結果、弾性部材によるエネルギー吸収機能および弾性部材の復元力を長い年月にわたって維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、構造物補強具の孔は異形孔であって、弾性部材の外形は上記異形孔を埋める形になっていて回転止めがなされ、弾性部材が逃げないため、地震などで構造物の互いに結合すべき部材相互のずれ方向に従って弾性部材が変形し、弾性部材が一方向にのみ変形することが防止され、弾性部材が受けるダメージを低減することができる。その結果、弾性部材によるエネルギー吸収機能および弾性部材の復元力を長い年月にわたって維持することができる。
請求項6記載の発明によれば、構造物の互いに結合すべき部材と構造物補強具との間にシート状弾性部材が介在し、シート状弾性部材には、構造物補強具の複数の孔に嵌る突出部が一体に形成され、格納キャップの中心孔と上記シート状弾性部材の突出部を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材を有するため、構造物と構造物補強具との間をシート状弾性部材によって緩衝することができるとともに、シート状弾性部材の突出部が、回転できない態様で構造物補強具の孔の周壁と締結部材との間に介在するため、地震などによって弾性部材が一方向にのみ変形することが防止され、弾性部材が受けるダメージを低減することができる。その結果、弾性部材によるエネルギー吸収機能および弾性部材の復元力を長い年月にわたって維持することができる。
以下、本発明にかかる構造物補強具の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1乃至図6は、T字形の構造物補強具の例を示しており、図1、図2は実施例1を、図3は実施例2を、図4、図5は実施例3を、図6は実施例4を示している。ただし、T字形の構造物補強具は、使い方によっては、上下逆向きであってもよいし、横向きであってもよい。また、構造物補強具の形状は、単純な直線状であってもよいし、L字形であってもよく、特定の形状に限定されるものではない。以下、各実施例につき説明する。
図1、図2において、T字状の構造物補強具20は、この例では構造物の柱10とその上に直角方向に載せられた梁11の結合を補強する構造物補強具として使用されている。構造物補強具20は、垂直片と水平片からなる板状の部材で、垂直片と水平片のそれぞれには複数の円形の孔201が形成されている。各孔201を貫いてボルトからなる締結部材25が挿入され、各締結部材25が上記柱10、梁11にねじ込まれ締結されることにより、構造物補強具20が柱10と梁11に締結され、柱10と梁11の結合強度を補強するものであるが、構造物補強具20の締結構造には、以下のような工夫がなされている。すなわち、上記各孔201には、例えばゴムの板からなる円形の弾性部材22が、上記各孔201の周壁との間に隙間がない状態で嵌められている。弾性部材22は締結部材25が貫通する中心孔を有している。弾性部材22の外側面(前面)側には格納キャップ23があてがわれ、格納キャップ23の外側面(前面)側にはさらにワッシャ24があてがわれ、これらワッシャ24と格納キャップ23の中心孔を貫いて締結部材25が挿入され、各締結部材25がそれぞれに対応する上記柱10、梁11にねじ込まれるようになっている。上記格納キャップ23は金属からなる円形の板で、外径は上記孔201の径よりも大きい。したがって、締結部材25が上記柱10、梁11にねじ込まれ締結されることにより、格納キャップ23が弾性部材22を外側から覆って上記孔201に閉じ込めるようになっている。弾性部材22、格納キャップ23、締結部材25などによって、構造物補強儀20を柱10、梁11などに取り付ける取り付け部材を構成している。
以上説明した実施例によれば、地震などによって結合対象物が互いにずれようとするときのエネルギーが弾性部材22で吸収分散され、結合対象物および構造物補強具20の破損が防止される。特に、弾性部材22は締結部材25とこの締結部材25が貫通する構造物補強具20の孔201に埋められるとともに、格納キャップ23で上記孔201に閉じ込められているため、その弾性力を最大限に発揮し、エネルギーを効果的に分散させる。また、締結部材25の、弾性部材22の中心孔に嵌まる部分の径をネジ部の径よりも大きくし、これに対応して弾性部材22の中心孔の径を大きくすることにより、締結部材25と弾性部材22との接触面積を大きくすることができ、エネルギーの分散吸収効果をよりいっそう高めることができるとともに、弾性部材22の受けるダメージを軽減することもできる。弾性部材22はエネルギー吸収時の付勢力が上記ずれを元に戻す復元力としても作用する。
図3に示す実施例2は、外観上は実施例1と変わりがないが、構造物の互いに結合すべき部材との結合構造が異なっている。以下、構造の異なる部分を重点的に説明する。図3において、T字状の構造物補強具20の垂直片および水平片に形成されている複数の孔212は、円形の孔の縁部を一定の角度間隔で切り欠いた操舵輪形の異型孔になっている。これらの孔212に嵌められる弾性部材222も、外形が操舵輪形になっていて、上記孔212の縁部に隙間なく嵌められている。したがって、弾性部材222は孔212内に回転止めがなされた形で嵌められている。構造物補強具20の孔および弾性部材は、弾性部材が上記孔内に回転止めがなされた態様で嵌められればよいので、必ずしも図3の例のような操舵輪形である必要はなく、角形、楕円形、小判型など、円以外の異形状であればよい。格納キャップ23、ワッシャ24、締結部材25の構成は図1、図2に示す実施例の構成と同じであるから、説明は省略する。弾性部材222、格納キャップ23、締結部材25などによって、構造物補強儀20を柱10、梁11などに取り付ける取り付け部材を構成している。
図3に示す実施例2によれば、構造物補強具20の孔212は異形孔であって、弾性部材222の外形は上記異形孔212を埋める形になっていて回転止めがなされているため、地震などで構造物の互いに結合すべき部材(図示の例では、柱10と梁11)相互のずれ方向に従って弾性部材222が変形し、弾性部材222が一方向にのみ変形することが防止される。換言すれば、弾性部材222が均等に変形することになり、弾性部材222が受けるダメージを低減することができる。
図4、図5に示す実施例3も、外観上は実施例1,2と同じで、構造物の互いに結合すべき部材との結合構造が異なっている。図4、図5において、T字状の構造物補強具20の垂直片および水平片に形成されている複数の孔212は、実施例2と同様に操舵輪形の孔になっており、これらの孔212に嵌められる弾性部材223も、外形が操舵輪形になっていて、上記孔212の周面に隙間なく嵌められている。したがって、弾性部材223は孔212内に回転止めがなされた形で嵌められている。この実施例3が実施例2と異なる点は、弾性部材223の中心孔が比較的大きくなっていて、この弾性部材223の内周側に介在部材26がはめ込まれている点である。介在部材26は、円形のリング状の部材である。この介在部材26の中心孔を貫いて締結部材25が挿入され、構造物の互いに結合すべき部材(柱10、梁11)にねじ込まれ、締結される。実施例1,2と同様に、格納キャップ23とワッシャ24を具備している。弾性部材223、介在部材26、格納キャップ23、締結部材25などによって、構造物補強儀20を柱10、梁11などに取り付ける取り付け部材を構成している。
実施例3にかかる構造物補強具によれば、実施例2と同様に異形状の孔212およびこの孔212を埋める弾性部材223を有していて、弾性部材223が回転止めされているため、実施例2と同様の効果を得ることができる。これに加えて、弾性部材223の中心孔を比較的大きくしてこの中心孔にリング状の介在部材26を介在させたため、締結部材25と実質的に一体の部材と見ることができる介在部材26と弾性部材223との接触面積を大きくすることができ、地震時などにおけるエネルギーの分散吸収効果をよりいっそう高めることができるとともに、弾性部材223の受けるダメージを軽減することもできる。
図6に示す実施例4も、外観上は実施例1、2、3と同じで、構造物の互いに結合すべき部材との結合構造が異なっている。結像構造の違いは、図4、図5に示す実施例3との対比において、弾性部材と介在部材の形状にある。図6において、弾性部材224は、外周の形状が操舵輪状であるとともに内周形状も操舵輪形状になっており、この弾性部材224の内周に嵌る介在部材262の外周形状も操舵輪形状になっていて、弾性部材224の内周を補完する態様で介在部材262が嵌っている。したがって、弾性部材224も介在部材262も、構造物補強具20の異型状の孔212に対し、回転止めがなされた形で嵌められている。前記各実施例と同様に、格納キャップ23、ワッシャ24、ボルトからなる締結部材25を有しており、これらの構成ないしは形状も前記各実施例の場合と同様である。上記格納キャップ23、ワッシャ24、締結部材25、弾性部材224、介在部材262によって構造物補強具の取り付け部材が構成されている。実施例4にかかる構造物補強具によれば、実施例2にかかる構造物補強具と同様の効果を得ることができるとともに、これに加えて実施例3によって得られる効果と同様の効果も得ることができる。さらに、弾性部材224の内周側においても、弾性部材224の内周と介在部材262の外周の凹凸による嵌り合いによって弾性部材224が逃げることができず、弾性部材の緩衝効果をより高めることができる。
図7は、これまで説明してきた各実施例の、構造物の互いに結合すべき部材との結合構造の違いを対比しながら示している。最上部に示すAは実施例4の、次に示すBは実施例3の、次に示すCは実施例2の、最下段に示すDは実施例1の結合構造を示す。これらの結像構造の違いはすでに説明したとおりである。
次に、実施例5について、図8を参照しながら説明する。実施例5は、構造物の互いに結合すべき部材(図示されず)と構造物補強具20との間にシート状弾性部材30が介在していることと、このシート状弾性部材30には、構造物補強具20に形成された複数の孔21に嵌る複数の突出部31が一体に形成されている点に特徴がある。各突出部31は、前記各実施例における弾性部材22などに対応するもので、上記孔21の周壁との間に隙間なく嵌まるように、外周の形状を孔21の形状に合わせて形成されている。各孔21の形状と各突出部31の外周形状は異形状であってもよいが、シート状弾性部材30と一体であって各突出部31は回転することはできないから、円形であってもよい。各突出部31は、締結部材250によって貫かれる中心孔を有している。また、この実施例では、締結部材250と一体に格納キャップ部251が形成されていて、この点も前述の各実施例の構成と異なっている。上記格納キャップ部251は、前記各実施例における格納キャップ23と同様に、外径が、上記孔21の径すなわち上記突出部31の外径よりも大きくなっている。シート状弾性部材30と構造物補強具20を重ねて上記各孔21に対応する各突出部31を嵌め、各突出部31に挿入した締結部材250を構造物の互いに結合すべき部材にねじ込みかつ締結することによって、上記結合すべき部材相互の結合強度を補強することができる。弾性部材30の突出部31、締結部材250およびこれと一体の格納キャップ部251、などによって、構造物補強儀20を柱や梁などに取り付ける取り付け部材を構成している。
実施例5にかかる構造物補強具によれば、構造物と構造物補強具20との間をシート状弾性部材30によって緩衝することができるとともに、シート状弾性部材30の複数の突出部31が、回転できない態様で構造物補強具20の孔21の周壁と締結部材250との間に介在するため、地震などによって、弾性部材として機能するシート状弾性部材30の各突出部31が一方向にのみ変形することが防止され、弾性を有する上記各突出部31が受けるダメージを低減することができる。上記各突出部31は、エネルギー吸収時の付勢力が、構造物補強具20で補強される部材相互のずれを元に戻す復元力としても作用する。締結部材250と一体に格納キャップ部251を形成したことにより、部品数を低減し、部品管理を容易にすることができるとともに、複数の弾性部材としての突出部31をシート状弾性部材30と一体に形成したこととあいまって、構造物補強具20の取り付け作業の容易化を図ることができる。
図8では、構造物補強具を前述の各実施例と同じ形の構造物補強具20を想定して説明したが、構造物補強具の形状は任意である。
図9は実施例6を示す。この実施例は、構造物補強具40がL字形になっていて、この構造物補強具40と、この構造物補強具40によって補強される柱10、梁11との間に、構造物補強具40とほぼ同じ形に形成されたシート状弾性部材50が介在している。シート状弾性部材50は、実施例5におけるシート状弾性部材30の突出部31と同様の複数の突出部51を一体に有している。各突出部51は、弾性部材として機能し、構造物補強具40に形成された複数の孔41に嵌まることができる。格納キャップ23と上記突出部31の中心孔を貫いて締結部材25が上記柱10と梁11にまたがって締結され、格納キャップ23が弾性部材としての突出部31を上記孔41に閉じ込める構成になっている点は前記各実施例と同じである。この実施例によれば、実施例5と同様の効果を得ることができる。
図10は実施例7を示す。実施例7は直線状に延びた構造物補強具70の例で、構造物のコンクリートなどからなる基礎60と、その上に載せられた木材などからなる土台61と、その上に立てられた木材などからなる柱10にまたがって締結され、これら各部材の結合強度の補強具として使用される例である。構造物補強具70は、これを上記基礎61、土台61、柱10に締結するための孔と締結部材25などを有しているが、コンクリートなどからなる基礎60との締結部は、ワッシャ24と締結部材25のみからなる従来一般の締結構造である。構造物補強具70の、上記土台61との締結構造および柱10との締結構造が、本発明の特徴とする締結構造になっている。
図10において、土台61および柱10との締結部は、図6について説明した実施例4における締結構造と同じ構造になっていて、異形の孔212、弾性部材224、介在部材262、格納キャップ23、ワッシャ24、締結部材25を有している。図10において、弾性部材224は、外周および内周の形状が操舵輪形状で、この弾性部材224の内周に嵌る介在部材262の外周形状も操舵輪形状になっている。したがって、弾性部材224も介在部材262も、構造物補強具20の孔212に対し、回転止めがなされた形で嵌められている。
図10に示す実施例7によれば、構造物補強具70によって基礎60、土台61、柱10が結合され、これら基礎60、土台61、柱10の結合強度が補強される。コンクリートなどからなる基礎60に対しては、弾性部材の介在がなく直接的に締結部材15およびワッシャ24によって構造物補強具70が締結される。土台61および柱10に対しては、弾性部材224および介在部材262を介して、かつ、格納キャップ23により弾性部材224および介在部材262を外側から覆って構造物補強具70の孔212に閉じ込められてなる締結構造によって構造物補強具70が締結される。したがって、実施例7にかかる構造物補強具70によっても、図6に示す実施例4と同様の作用効果を得ることができる。
次に、構造物補強具を、構造物に取り付けるための取り付け部材の各種変形例について説明する。図4、図5に示す実施例および図6に示す実施例では、弾性部材、介在部材、締結部材を個別に用意し、弾性部材と締結部材の間に介在部材を介在させている。かかる構成によって、前述のように特有の効果を得ることができるが、地震などによって衝撃力が加わったときに、締結部材にかかる剪断力を軽減する工夫を施すことができればなおよい。図5を例に挙げて説明すると、地震などによる衝撃力が加わったとき、矢印で示すように、介在部材26が締結部材25に対し直角方向に当たる部分と格納キャップ23が締結部材25に対し直角方向に当たる部分とで、力の加わる向きが異なり、あるいは力の加わる向きは同じでも加わる力に差があって、締結部材25に剪断力が加わる。剪断力が大きい場合には締結部材25が切断する場合がありえるし、切断しなくても、繰り返し剪断力が加わると締結部材25が疲労し、強度が低下する。図11乃至図18に示す構造物補強具の取り付け部材の例は、上記の不具合を避けるために考えたものである。
図11、図12において、符号22は、構造物補強具20に形成された取り付け孔201に嵌まるべき円盤状の弾性部材で、中心に孔を有している。弾性部材22にはその上から格納キャップ230が重ねられる。格納キャップ230は中心孔を有するとともに、下面側に、中心孔と同心円筒状の突起231を一体に有し、この突起231が弾性部材22の中心孔に嵌まるように構成されている。構造物補強具20の孔201に弾性部材22を嵌め、弾性部材22の中心孔に突起231を嵌めて弾性部材22の上に格納キャップ230を重ね、格納キャップ230の中心孔に締結部材25を通してこれを構造物10にねじ込み締め付ける。弾性部材は、構造物10の面と格納キャップ230の間に閉じ込められる。
上記格納キャップ230の突起231は、弾性部材と締結部材との間に介在する前記実施例における介在部材に相当し、図11、図12に示す例ではこの介在部材が格納キャップ230と一体化された構成になっている。このように、介在部材に相当する部材が格納キャップ230と一体に形成されることにより、地震などによって衝撃力が加わったときに、締結部材25にかかる剪断力を軽減することができる。格納キャップ230の素材は特に限定されないが、例えば、ABS強化プラスチックのような強固な素材であれば樹脂でもよく、鉄、アルミ、ステンレス鋼などでもよく、耐力仕様などによって適宜使い分けるとよい。
図13に示す例は、図11、図12に示す例の変形例で、格納キャップ230の突起231の外形を図6に示す例における介在部材262の外形のように異型状にするとともにこの突起231が嵌まる弾性部材22の内周側の形状も上記介在部材282の外形に対応した異型状にし、かつ、弾性部材22の外形も異型状にして、この外形が嵌まる構造物補強具の孔も、弾性部材22の外形に対応した異型状にしたものである。
図14に示す例は、図13に示す例の変形例で、格納キャップ230の突起231の外形円形とし、この突起231が嵌まる弾性部材22の内形を円形とし、弾性部材22の外形を異型状にして、この外形が嵌まる構造物補強具の孔も、弾性部材22の外形に対応した異型状にしたものである。
図15、図16に示す例は、弾性部材22と格納キャップ233を一体化したものである。格納キャップ233の下面に接着などの手段によって弾性部材22が一体に固着されている。弾性部材22を構造物補強具20の取り付け孔201に嵌めることによって格納キャップ233が構造物補強具20に重なる。構造物補強具20および弾性部材22の中心孔に締結部材25を通し、これを構造物である柱10などにねじ込んで締め付けることにより、弾性部材22が柱10と格納キャップ233の間に閉じ込められた形で構造物補強具20が柱10に締結される。
図15、図16に示す例において、弾性部材22の外形は、図17に示すように、操舵輪のような異型状にし、これが嵌まる構造物補強具の孔の形状も同じ形にするとよい。また、図18に示すように、弾性部材22の外形を円形にし、これが嵌まる構造物補強具の孔の形状も同じ形にしてもよい。
図19、図20に示すように、格納キャップ234を締結部材25と一体に形成してもよい。この例における格納キャップ234は中心孔の周りに円筒形の突起235を有し、この突起235が弾性部材22の中心孔に嵌まるように構成されている。そのほかの構成は図11、図12に示す例と同様である。格納キャップ234が締結部材25と一体となっていることにより、地震などによって衝撃力が加わったときに、締結部材25にかかる剪断力を軽減することができる。また、独立した部品の数を低減することができるため、部品の管理が容易であり、施工時の作業が容易になる利点がある。
図示した各実施例のイメージからは、構造物補強具の板厚が薄く、弾性部材も薄く見えるが、建造物などの補強に用いるものであるから、構造物補強具および弾性部材はある程度厚みのあるものであり、弾性部材はその特性を十分に発揮することができる。
ボルトなどからなる締結部材と格納キャップ相互が金属からなり、特に異種の金属からなる場合は、相互の金属接触によって電蝕を起こし、年月を経るうちに所定の補強強度を保つことができなくなることがありえる。このようなことが起こらないように、例えば、締結部材の少なくとも構造物補強具の孔の周壁に対応する部分を樹脂などの絶縁体でコーティングし、あるいは円筒形の絶縁体を被せるとよい。この絶縁体は、これを弾性体で形成してもよい。上記絶縁体を弾性体で形成して構造物補強具の孔を弾性体で密に塞いでしまうことにより、内部を防水構造にすることができ、内部の腐食防止効果も高くなる。
なお、図示の各実施例におけるボルトからなる締結部材に代えて、構造物の互いに結合すべき部材(図1の例においては柱10、梁11側)にアンカーボルトを埋め込み、このアンカーボルトが弾性部材または介在部材の中心孔を貫き、アンカーボルトにはその先端部から、すなわち、構造物補強具の前面側からナットをねじ込んで、構造物補強具を構造物に締結するようにしてもよい。上記アンカーボルトとナットが締結部材となる。
本発明にかかる構造物補強具の実施例1を示す正面図である。 上記実施例1の要部を示す断面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例2を示す正面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例3を示す正面図である。 上記実施例3の要部を示す断面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例4を示す正面図である。 上記各実施例にかかる締結構造を示す分解正面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例5を示すもので、(a)は縦断面図、(b)は要部を拡大して示す縦断面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例6を示すもので、(a)は構造物補強具およびシート状弾性部材の例を示す正面図、(b)は構造物補強具が構造物に添えられた例を示す正面す、(c)は構造物補強具が構造物に締結された状態を示す側面図、(d)は構造物補強具が構造物に締結された状態を示す正面図である。 本発明にかかる構造物補強具の実施例7を示すもので、(a)は要部の断面図、(b)は正面図である。 本発明にかかる構造物補強具の取り付け部材の実施例を示す分解断面正面断面図である。 同上実施例の正面断面図である。 上記実施例に用いることができる(a)は格納キャップの底面図、(b)は弾性部材の底面図、(c)は格納キャップと弾性部材の正面図である。 上記実施例に用いることができる格納キャップと弾性部材の別の例で、(a)は格納キャップの底面図、(b)は弾性部材の底面図、(c)は格納キャップと弾性部材の正面図である。 本発明にかかる構造物補強具の取り付け部材の別の実施例を示す分解断面正面断面図である。 同上実施例の正面断面図である。 上記実施例に用いることができる格納キャップの底面図である。 上記実施例に用いることができる格納キャップの別の例を示す底面図である。 本発明にかかる構造物補強具の取り付け部材のさらに別の実施例を示す分解断面正面断面図である。 同上実施例の正面断面図である。
符号の説明
10 柱
11 梁
20 構造物補強具
21 孔
22 弾性部材
23 格納キャップ
25 締結部材
26 介在部材
30 シート状弾性部材
31 突出部
50 シート状弾性部材
51 突出部
60 基礎
61 土台
212 異形孔
222 弾性部材
223 弾性部材
224 弾性部材
250 締結部材
251 格納キャップ部
262 介在部材

Claims (11)

  1. 構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、
    上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、
    上記孔に嵌め込まれるリング状の弾性部材と、
    上記弾性部材の内周側に嵌め込まれる介在部材と、
    上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、
    上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、
    を有することを特徴とする構造物補強具。
  2. 介在部材は、格納キャップに形成された突起が兼ねている請求項1記載の構造物補強具。
  3. 構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、
    上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、
    上記孔に嵌め込まれるリング状の弾性部材と、
    上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、
    上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、を有し、
    上記孔は異形孔であって、弾性部材の外形は上記異形孔を埋める形になっていて回転止めがなされていることを特徴とする構造物補強具。
  4. 弾性部材の内周側に介在部材が嵌め込まれている請求項3記載の構造物補強具。
  5. 介在部材の外形は異形状の弾性部材の内周を埋める形になっていて回転止めがなされている請求項4記載の構造物補強具。
  6. 構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具であって、
    上記結合すべき部材に対応するように形成された複数の孔と、
    上記複数の孔に嵌る突出部が一体に形成されていて上記構造物の互いに結合すべき部材と構造物補強具との間に介在すべきシート状弾性部材と、
    上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、
    上記格納キャップの中心孔と上記シート状弾性部材の突出部を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結する締結部材と、
    を有することを特徴とする構造物補強具。
  7. 上記シート状弾性部材の突出部の内周側に嵌め込まれるリング状の介在部材を具備する請求項6記載の構造物補強具。
  8. 格納キャップは締結部材と一体に形成されている請求項1、3または6記載の構造物補強具。
  9. 構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具を構造物に取り付けるための構造物補強具の取り付け部材であって、
    上記構造物補強具の孔に嵌め込まれるべきリング状の弾性部材と、
    上記弾性部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、
    上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結するための締結部材と、
    を有することを特徴とする構造物補強具の取り付け部材。
  10. 構造物の互いに結合すべき部材相互の結合強度を補強する構造物補強具を構造物に取り付けるための構造物補強具の取り付け部材であって、
    上記構造物補強具の孔に嵌め込まれるべきリング状の弾性部材と、
    上記弾性部材の内周側に嵌め込まれる介在部材と、
    上記弾性部材および介在部材を外側から覆って上記孔に閉じ込める格納キャップと、
    上記介在部材と格納キャップの中心孔を貫き格納キャップを介して構造物補強具を上記結合すべき部材に締結するための締結部材と、
    を有することを特徴とする構造物補強具の取り付け部材。
  11. 格納キャップは中心孔の周りに突起を有し、この突起が弾性部材の中心孔に嵌まる介在部材を兼ねている請求項10記載の構造物補強具の取り付け部材。
JP2005338905A 2005-11-24 2005-11-24 構造物補強具 Expired - Fee Related JP4285703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338905A JP4285703B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 構造物補強具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338905A JP4285703B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 構造物補強具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008268811A Division JP2009046977A (ja) 2008-10-17 2008-10-17 構造物補強具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007146385A true JP2007146385A (ja) 2007-06-14
JP4285703B2 JP4285703B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=38208113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005338905A Expired - Fee Related JP4285703B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 構造物補強具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4285703B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8009379B2 (en) 2004-06-30 2011-08-30 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method, apparatus and program storage device for dynamically adjusting the write current in each head to compensate for variation in disk drive and environmental parameters

Also Published As

Publication number Publication date
JP4285703B2 (ja) 2009-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4683579B1 (ja) 木造建築物の補強構造
JP4693299B2 (ja) 柱脚連結構造
JP2003193636A (ja) 防水層のある面への金具の取付け構造
JP4285703B2 (ja) 構造物補強具
JP2009046977A (ja) 構造物補強具
JP7448742B2 (ja) 柱脚構造
JP2006057388A (ja) 建築物の免震工法
JP2002004422A (ja) 柱脚部制震構造
JP3066530U (ja) 支柱用支持具
JPS6217552Y2 (ja)
JP5054647B2 (ja) 小規模建築物における杭頭部接合構造
JP2014132152A (ja) 防護柵及びその組立方法
JPH07207765A (ja) 建築用ネジ締め装置
JP3119315U (ja) 木構構造用側接金物
JP7448914B2 (ja) 杭と建造物との接合構造
JP3490076B2 (ja) 構造物補強具
JP3708712B2 (ja) スラブパネルの施工方法
JP2606250B2 (ja) 鉄筋コンクリートからなる柱と鉄骨梁との接合部構造
JP2550765B2 (ja) 構造物の振動エネルギー吸収装置
JP6959781B2 (ja) 外装部材固定構造
JP2006312814A (ja) 柱接合装置
JPH0339527Y2 (ja)
JPH07259227A (ja) 壁パネルの取付構造
JP2002070493A (ja) コンクリート構造物の継手構造
JP3212276B2 (ja) 横架材支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4285703

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150403

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees