JP2007144455A - 複数シリンダ式プレスの速度調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一規格の複数の油圧シリンダの動作速度の同期同調を確実に行って、プレス部材の平行移動が行える複数シリンダ式プレスの速度調整装置を提供する。
【解決手段】 併置した複数のシリンダ4〜7にて可動熱盤2を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置において、前記各シリンダ4〜7を両ロッド形式に構成するとともに、上流段と下流段に隣接するこれらシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側(5Aと4B、6Aと5B、7Aと6B)とを接続したことにより、複数の油圧シリンダ4〜7の動作速度を同期させて可動熱盤2を加圧方向のみならず離型方向にも確実かつ迅速に平行移動させることが可能となるばかりでなく、同一規格のシリンダを採用しても、同期動作のための隣接するシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側との受圧面積を容易に等しくできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴム等のベルト部材をフレーム枠体と可動熱盤との間にて加熱プレスする加硫装置であって、併置した複数のシリンダにて前記可動熱盤を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置に関する。
通常、ゴム製の無限軌道帯すなわちゴムクローラやベルトコンベアを加硫成形にて製造するには、平プレスにて長尺長方形の未加硫製品を一体に加硫成形した後にその両端部を接着加硫する接続加硫方法があるが、接続加硫方法では、端部同士を接着加硫するために、所定の接着代を設けねばならず、周長のプラスアルファ分の確保のためにさらに長大な平プレス加硫機を必要として、設備面積や初期設備投資が増大する他、両端接着用の加硫機も必要とした。その上、補強芯体であるワイヤー等のコード類をゴム部材の接着により接続するために、製品の性能が充分ではない。
そのため、補強芯体であるワイヤー等のコード類を最初からリング状にセットした未加硫ゴムベルトを設置した後に所定周長毎に加硫を行う送り加硫方法が、耐久性が高く所定の性能を確保できるものとして広く採用されている。図4に示したものは、そのような送り加硫装置の概略図である。ゴムクローラやベルトコンベア等の未加硫のベルト部材3をフレーム枠体31における上部枠体31Aと可動熱盤32との間にて順次送り出して加熱プレスするものである。このような加硫装置では、前記可動熱盤32を併置した複数の例えば4つの油圧シリンダ34〜37にて移動させてプレス動作を行っているが、均一なプレス加硫により安定した品質を得るためには、前記複数の油圧シリンダ34〜37が可動熱盤32を同期させて同時に平行移動させる必要がある。
図5はカウンターシャフト方式と称されるもので、フレーム枠体41内に配設された可動熱盤42を複数の油圧シリンダ44〜47により平行移動させるのに、カウンターシャフトに設置された強制的な同期歯車を用いたものである。可動熱盤42の両端部から垂設されたラック48、48に、カウンターシャフト50の両端部に設置した同期歯車49、49を噛合させた。このような構成により、カウンターシャフト50の両端部の同期歯車49、49と噛合する前記ラック48、48の送り出しにより、油圧シリンダ44〜47間に摩擦抵抗やポンプからの送油量に誤差等が生じても、可動熱盤42が平行に移動して安定したプレス動作が行える。しかしながら、このカウンターシャフト方式では、ラック48と同期歯車49との噛合精度が要求されるとともに、歯車機構自体が高い強度を要求されるとともに、肥大化を招き、実用的でなかった。
そこで、装置の肥大化を招くことなく、油圧回路の工夫のみで複数の油圧シリンダの移動量を同期させる手段として下記特許文献1に開示されたものが提案された。
特開平7−248005号公報(公報請求項1参照)。
図6を用いて前記特許文献1に開示された加圧シリンダの同調装置を説明する。少なくとも2本の油圧シリンダ102と103とを備え、一方の油圧シリンダ102のロッド側受圧面積と他方の油圧シリンダ103のピストン側受圧面積とを同一に設定する。つまり、π( d1 /2)2 −π( d2 /2)2 =π( d3 /2)2 すなわち、d1 2 −d2 2 =d3 2 (d1 、d3 はシリンダ内径、d2 はロッド外径)の関係を成立させるとともに、一方の油圧シリンダ102のロッド側室122が他方の油圧シリンダ103のピストン側室131に連通されて構成したものである。このような構成により、第1油圧シリンダ102のロッド102aがΔsストロークすると、第2油圧シリンダ103のロッド103aも同様にΔsストロークすることになって、従来のもののような、2本の油圧シリンダを同調させるために用いられ、油圧ポンプからの圧油を分流させる高い精度の分流弁等が不要となり、各油圧シリンダに異なる負荷がかかった場合でも、各シリンダを確実に精度よく同調させて伸縮動作を行うことができることとなった。
しかしながら、このような従来の同調装置にあって、万一、各油圧シリンダ内の油が配管の一部から漏洩したり、各油圧シリンダを接続する油圧ホースの経年膨張を引き起こしたり、あるいは温度変化による作動油の膨張収縮等の外乱により、シリンダの位置同調が少しずつ狂いを生じる虞れがあった。そのため、複数の中の特定の油圧シリンダが充分な伸縮動作を行えなくなる虞れが生じた。しかも、前記従来例のものは、片シリンダ型であるが故に、一方の油圧シリンダ102のロッド側受圧面積と他方の油圧シリンダ103のピストン側受圧面積とを同一に設定する必要があって、2つの油圧シリンダ102、103の規格が異なった(シリンダ内径d1 ≠d3 )。
そこで本発明は、このような従来の油圧シリンダの同調装置の課題を解決し、簡素な構造の油圧回路を採用するだけで、同一規格の複数の油圧シリンダの動作速度の同期同調を確実に行って、プレス部材の平行移動が行える複数シリンダ式プレスの速度調整装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、ベルト部材をフレーム枠体と可動熱盤との間にて加熱プレスする加硫装置であって、併置した複数のシリンダにて前記可動熱盤を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置において、前記各シリンダを両ロッド形式に構成するとともに、上流段と下流段に隣接するこれらシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側とを接続したことを特徴とする。また本発明は、前記上流段と下流段に隣接するシリンダ同士の各圧油排出側と各圧油供給側とを接続する管路にそれぞれ第1開閉弁を介設するとともに、これらの各第1開閉弁と各シリンダの圧油供給側との間に、油圧ポンプから分岐する各分岐点とを第2開閉弁を介して接続し、さらに、前記各第1開閉弁と各シリンダの圧油排出側との間に、油圧タンク等への各排出合流点とを第2開閉弁を介して接続したことを特徴とする。また本発明は、前記第1開閉弁および第2開閉弁のいずれか一方を開弁し、他方を閉弁することで、前記ロッドのいずれか一方への移動を行うとともに、それらの移動動作の最終点近傍にて前記第1および第2開閉弁の弁動作を逆にすることで、各シリンダの移動動作が各別に行われるように構成したことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、ベルト部材をフレーム枠体と可動熱盤との間にて加熱プレスする加硫装置であって、併置した複数のシリンダにて前記可動熱盤を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置において、前記各シリンダを両ロッド形式に構成するとともに、上流段と下流段に隣接するこれらシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側とを接続したことにより、複数の油圧シリンダの動作速度を同期させて可動熱盤を加圧方向のみならず離型方向にも確実かつ迅速に平行移動させることが可能となるばかりでなく、同一規格のシリンダを採用しても、隣接するシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側との受圧面積を容易に等しくできる。しかも、両ロッド形式により、可動熱盤を両ロッドのそれぞれの端部に設置することで、上下に配設した2つのベルト部材を同時的に加硫することが可能となる。
また、前記上流段と下流段に隣接するシリンダ同士の各圧油排出側と各圧油供給側とを接続する管路にそれぞれ第1開閉弁を介設するとともに、これらの各第1開閉弁と各シリンダの圧油供給側との間に、油圧ポンプから分岐する各分岐点とを第2開閉弁を介して接続し、さらに、前記各第1開閉弁と各シリンダの圧油排出側との間に、油圧タンク等への各排出合流点とを第2開閉弁を介して接続した場合は、可動熱盤の加圧方向および離型方向のいずれの場合についても、簡素な構造の油圧シリンダと開閉弁とを組み合わせて油圧回路を構成して、作動油漏洩等に起因するストローク同期ずれを解消するところの、各油圧シリンダの各別の移動動作が可能となる。
さらに、前記第1開閉弁および第2開閉弁のいずれか一方を開弁し、他方を閉弁することで、前記ロッドのいずれか一方への移動を行うとともに、それらの移動動作の最終点近傍にて前記第1および第2開閉弁の弁動作を逆にすることで、各シリンダの移動動作が各別に行われるように構成した場合は、適宜の制御手段と組み合わせて、加圧方向および離型方向のいずれの場合についても、可動熱盤の動作途中は4倍速での同期動作を可能とし、最終ポイント近傍では、作動油漏洩等に起因するストローク同期ずれがキャンセルされる。すなわち、各油圧シリンダが各別に加圧動作等を行うので、同期ずれが生じて加圧動作途中にて停止してしまうシリンダを生じさせることが防止され、複数の油圧シリンダの均一な加圧動作が可能となり、かつ各油圧シリンダの所定の加圧力が得られる。
以下、本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の第1実施例を示すもので、速度調整装置を構成する油圧回路のブロック図、図2はその速度調整装置を用いた複数シリンダ式プレスの概略図、図3は本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の第2実施例を示す全体斜視図である。本発明の基本的な構成は図1に示すように、ベルト部材をフレーム枠体1と可動熱盤2との間にて加熱プレスする加硫装置であって、併置した複数のシリンダ4〜7にて前記可動熱盤2を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置において、前記各シリンダ4〜7を両ロッド形式に構成するとともに、上流段と下流段に隣接するこれらシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側とを接続したことを特徴とする。
図2に示すように、本発明の複数シリンダ式プレス装置は、例えば4角形のフレーム枠体1内に複数の(図示の例では4つ)油圧シリンダ4〜7が略等間隔にて併置して設置される。フレーム枠体1内の上部には適宜の熱源(電熱線や加熱蒸気管等)により加熱される可動熱盤2が上下に平行移動可能に設置される。前記油圧シリンダ4〜7は、フレーム枠体1の下部枠体1B上にそれぞれの底部が固定され、各下部側の第2ロッド4D〜7Dが対応して下部枠体1B上に穿設された各退避孔12内に嵌合される。各油圧シリンダ4〜7の上部側の第1ロッド4C〜7Cの上端部は、前記可動熱盤2の下部に連結される。したがって、フレーム枠体1の上部枠体1Aと可動熱盤2との間に形成される空間が、合成ゴムやゴム等の加硫ベルト3の加硫プレス部を構成する。
図1に戻り、本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置を構成する油圧回路を説明する。図中一点鎖線で示される可動熱盤2が複数の油圧シリンダ4、5、6、7により、各油圧シリンダが同期して上下方向にほぼ水平状態で平行移動するように構成される。各油圧シリンダ4、5、6、7は、同一規格の両ロッド形式のシリンダから構成される。1つの油圧シリンダ4を例にとって説明すると、ピストン4Pによって分離された圧油供給側である第1室4Aと圧油排出側である第2室4Bを貫通して両ロッド4D、4Cがそれぞれ延びる。油圧ポンンプPと各油圧シリンダ4〜7の各第1室4A、5A、6A、7Aとは切換弁8および分岐点S1、S2、S3を介して接続される。各分岐点S2、S3と各第1室5A、6Aとの間には供給側の第2開閉弁10A、10Aが介設される。各第2室4B、5B、6Bと次段の第1室5A、6A、7Aとが第1開閉弁9を介設して接続される。
これら第1開閉弁9と各第2室4B、5B、6Bとの間からは排出側の第2開閉弁10B、10Bを介設して、油は合流点S4、S5、S6により合流して切換弁8の排出側から図示省略のタンクに排出される。切換弁8の8A側は、圧油を各油圧シリンダ4〜7の第1室4A、5A、6A、7Aに供給して可動熱盤2を上動させる加圧動作を行う。切換弁8を8A側とした図1の加圧動作例について説明する。全ての第2開閉弁10A、10Bを閉じるとともに、全ての第1開閉弁9を開いておき、油圧ポンプPから出た圧油は先ず、第1油圧シリンダ4の第1室4Aを拡張する。これにより、ピストン4Pは図面上方に移動して第2室4Bを縮小させ、それにより押し出された油を第1開閉弁9を介して次段の第2油圧シリンダ5の第1室5Aを拡張させる。これを順次繰り返して、第3、第4油圧シリンダ6、7の第1室6A、7Aを拡張させる。これらの各4つの油圧シリンダ4、5、6、7のシリンダ断面積、ロッド径等の諸元は全て同じに構成される。以上の油圧回路内での動作において、理論的に4つの油圧シリンダ4、5、6、7の各ロッドの速度は同期する。
理論的には同期する以上の油圧回路構成にあって、各シリンダ内あるいは配管の一部からの油漏れ、各シリンダ間を接続する油圧ホースの経年膨張、温度による作動油の膨張収縮等により、各シリンダ間にストローク同期に乱れが生じる虞れが生じる。また、この方式では、独立の油圧シリンダ回路に比較して、一定量の油量で全シリンダが動作するので、図示の場合で、4倍速の動作速度が得られることになるが、発生する操作力は1/4になる。前記加圧動作における各油圧シリンダ4、5、6、7のロッドに同期のずれが生じた場合に、加圧動作の最終段階、例えば、シリンダによる加圧の最終ポイント近くの1mm程度まで第2室4B、5B、6B、7Bの油が押し出された位置において、同期ずれを解消する手段が講じられる。
各油圧シリンダ4、5、6、7におけるピストン4P、5P、6P、7Pが各シリンダ4、5、6、7の第2室4B、5B、6B、7Bの天井に近づいて、加圧の最終ポイント近くの1mm程度になると、可動熱版2が加圧動作の最終段階に達する。ストロークセンサ13がこれを検出すると、弁切換制御手段14によって、第1開閉弁9を全て閉じ、第2開閉弁10A、10Bを全て開ける。これにより、油圧ポンプPからの油圧は各分岐点S1、S2、S3を経て供給側第2開閉弁10Aを介して、直接に各油圧シリンダ4、5、6、7の第1室4A、5A、6A、7Aに供給される。それらの場合、第2室4B、5B、6B、7Bから押し出された油は、排出側第2開閉弁10Bならびに合流点S4、S5、S6を介してタンクに排出される。かくして、動作途中は4倍速での同期動作を可能とし、最終ポイント近傍では、作動油漏洩等に起因するストローク同期ずれがキャンセルされる。すなわち、各油圧シリンダ4、5、6、7が各別に加圧動作を行うので、同期ずれが生じて加圧動作途中にて停止してしまうシリンダを生じさせることが防止される。
次に、可動熱版2を下方に後退させる離型動作を行うには、切換弁8を8B側に切り換えることで、合流点S4、S5、S6が分岐点となり、分岐点S1、S2、S3が合流点となる。ポンプPからの圧油は、第4油圧シリンダ7の第2室7Bに圧力油が供給されてピストン7Pを下方に強力に確実で迅速に移動させて離型動作がなされる。第1室7Aから押し出された油は、第1開閉弁9を介して第3油圧シリンダ6の第2室6Bに圧力油が供給される。以下順次繰り返される。そして、可動熱盤2が離型動作の最終ポイント近傍に達すると、ストロークセンサ13がこれを検出し、弁切換制御手段14によって、第1開閉弁9が全て閉じられ、第2開閉弁10が全て開けられて、各油圧シリンダ4、5、6、7が各別に離型動作を行うので、同期ずれが生じて離型動作途中にて停止してしまうシリンダを生じさせることが防止される。すなわち、作動油漏洩等に起因するストローク同期ずれがキャンセルされる。
図3は本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の第2実施例を示す全体斜視図である。本実施例のものは、油圧シリンダが両ロッド形式であることを利用して、両ロッドのそれぞれの端部に可動熱盤2を配設することで、上下2段にて加硫ベルト部材を加圧加硫できるように構成したものである。例えば4角形のフレーム枠体1内の高さのほぼ中央に渡設した固定桟11に、複数の(図示の例では4つ)油圧シリンダ4〜7の中間部を略等間隔にて併置して固定設置する。これら油圧シリンダを挟んで上下に、フレーム枠体1内の上部には適宜の熱源(電熱線や加熱蒸気管等)により加熱される上部可動熱盤2Aが、フレーム枠体1内の下部には同様の下部可動熱盤2Bが平行移動可能に設置される。前記油圧シリンダ4〜7における上部側の第1ロッド4C〜7Cの上端部は上部可動熱盤2Aの下部に連結され、下部側の第2ロッド4D〜7Dの下端部は下部可動熱盤2Bの上部に連結される。したがって、フレーム枠体1の上部枠体1Aと上部可動熱盤2Aとの間、およびフレーム枠体1の下部枠体1Bと下部可動熱盤2Bとの間に形成される空間が、加硫ベルト3Aおよび3Bの加硫プレス部を構成する。
かくして、油圧シリンダ4〜7におけるロッド4C〜7Cおよび4D〜7Dの上動時には、上部可動熱盤2Aによる加圧加硫動作を行うと同時に、下部可動熱盤2Bの離型動作を行う。そして、油圧シリンダ4〜7におけるロッド4C〜7Cおよび4D〜7Dの下動時には、下部可動熱盤2Bによる加圧加硫動作を行うと同時に、上部可動熱盤2Aの離型動作を行う。これらの動作により、フレーム枠体1における上部枠体1Aと上部可動熱盤2Aとの間、および下部枠体1Bと下部可動熱盤2Bとの間にて、それぞれ上部加硫ベルト部材3Aおよび下部加硫ベルト部材3Bの加硫加圧および離型を同時的に行うことができる。なお、油圧シリンダ4〜7の構造および油圧回路ならびに油圧シリンダの動作は前記図1のものと同様であるので詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、加硫されるべきゴムクローラやベルトコンベア等のベルト部材の形状(駆動突起や接地ラグの配設形態等)、形式(補強コード等の配列形態等)、フレーム枠体の形状(加硫送り方向のフレームの長さをある程度長くする場合には、油圧シリンダについても、長さ方向に複数列設置され得る)、形式、可動熱盤の形状(ベルト部材の表面の形式駆動突起や接地ラグの配設形態等に対応する形状が可動熱盤の表面に付され得る)、形式(熱源としては電熱線や加熱蒸気管の埋設等)およびその油圧シリンダにおけるロッドとの連結形態、油圧シリンダの形状、形式(両ロッド形式)および数ならびにフレーム枠体や固定桟への設置形態、開閉弁、切換弁および分岐点ならびに合流点の形状、形式、油圧ポンプの形状、形式、ストロークセンサの形状、形式およびその設置部位、弁切換制御手段の形状、形式およびその制御手段による開閉弁の切換形態(機械的、電気的、流体的のいずれにても可能)、油圧シリンダと各弁間を接続する管路の形状、形式およびそれらの接続形態等については適宜選定することができる。
本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の第1実施例を示すもので、速度調整装置を構成する油圧回路のブロック図である。 同、その速度調整装置を用いた複数シリンダ式プレスの概略図である。 本発明の複数シリンダ式プレスの速度調整装置の第2実施例を示す全体斜視図である。 一般的な送り加硫装置の概略図である。 カウンターシャフト方式を採用した送り加硫装置の概略図である。 従来の油圧シリンダの同調装置における油圧回路図である。
符号の説明
1 フレーム枠体
2 可動熱盤
3 加硫ベルト部材
4〜7 油圧シリンダ
4A〜7A 第1室(圧油供給側:加圧加硫時)
4B〜7B 第2室(圧油排出側:加圧加硫時)
4P〜7P ピストン
8 切換弁
9 第1開閉弁
10A 第2開閉弁(圧油供給側:加圧加硫時)
10B 第2開閉弁(圧油排出側:加圧加硫時)
13 ストロークセンサ
14 弁切換制御手段
P 油圧ポンプ
S1〜S3 分岐点(加圧加硫時)
S4〜S6 合流点(加圧加硫時

Claims (3)

  1. ベルト部材をフレーム枠体と可動熱盤との間にて加熱プレスする加硫装置であって、併置した複数のシリンダにて前記可動熱盤を同時に平行移動させる複数シリンダ式プレスの速度調整装置において、前記各シリンダを両ロッド形式に構成するとともに、上流段と下流段に隣接するこれらシリンダ同士の圧油供給側と圧油排出側とを接続したことを特徴とする複数シリンダ式プレスの速度調整装置。
  2. 前記上流段と下流段に隣接するシリンダ同士の各圧油排出側と各圧油供給側とを接続する管路にそれぞれ第1開閉弁を介設するとともに、これらの各第1開閉弁と各シリンダの圧油供給側との間に、油圧ポンプから分岐する各分岐点とを第2開閉弁を介して接続し、さらに、前記各第1開閉弁と各シリンダの圧油排出側との間に、油圧タンク等への各排出合流点とを第2開閉弁を介して接続したことを特徴とする請求項1に記載の複数シリンダ式プレスの速度調整装置。
  3. 前記第1開閉弁および第2開閉弁のいずれか一方を開弁し、他方を閉弁することで、前記ロッドのいずれか一方への移動を行うとともに、それらの移動動作の最終点近傍にて前記第1および第2開閉弁の弁動作を逆にすることで、各シリンダの移動動作が各別に行われるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の複数シリンダ式プレスの速度調整装置。
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