JP2007143679A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、乾燥運転の効率が良く、乾燥工程の運転時間が短縮化できる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、外枠筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ洗濯物を収納する洗濯乾燥槽と、冷媒を圧縮する圧縮機,圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器,圧縮された冷媒の圧力を減圧する調整弁,減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器を備えるヒートポンプ装置と、前記洗濯乾燥槽内の洗濯物を乾燥する乾燥用空気が流通する前記水槽、前記吸熱器、前記放熱器を含めた乾燥用空気循環路とを有する洗濯乾燥機において、前記吸熱器を冷却する吸熱器用冷却ファンと、前記放熱器を冷却する放熱器用ファンとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプ装置を搭載したドラム式の洗濯乾燥機にあって、乾燥効率の向上に関するものである。
ヒートポンプ装置を搭載した洗濯乾燥機は、特開昭64−32893号公報(特許文献1)に記載されている。洗濯乾燥機のヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機,圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器,圧縮された冷媒の圧力を減圧する調整弁,減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器を有する。
この洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置を乾燥工程で運転して乾燥用空気の加熱と除湿としながら乾燥を行う。
特開昭64−32893号公報
この洗濯乾燥機は、乾燥用空気の温度と湿度が高くないと、除湿がよく行われなく、乾燥運転の効率が悪く、乾燥工程の運転時間も長くなる欠点がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、乾燥運転の効率が良く、乾燥工程の運転時間が短縮化できる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は、外枠筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ洗濯物を収納する洗濯乾燥槽と、冷媒を圧縮する圧縮機,圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器,圧縮された冷媒の圧力を減圧する調整弁,減圧されて冷媒が周低圧となった囲から熱を奪う吸熱器を備えるヒートポンプ装置と、前記洗濯乾燥槽内の洗濯物を乾燥する乾燥用空気が流通する前記水槽、前記吸熱器、前記放熱器を含めた乾燥用空気循環路とを有する洗濯乾燥機において、前記吸熱器を冷却する吸熱器用冷却ファンと、前記放熱器を冷却する放熱器用ファンとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、乾燥運転の効率が良く、乾燥工程の運転時間が短縮化できる洗濯乾燥機を提供できる。
本発明の実施例について、図面を引用して説明する。
図1に示すように、ドラム式の洗濯乾燥機は、外枠筐体1の内側に外槽2が置かれる。外槽2は、前後の中央が複数個のサスペンション3により下方から支持される。また外槽2はその上部から引きバネ4により吊り下げ支持される。
サスペンション3は、外槽2を含む全重量を支持するものであり、強固な弾性支持構成を有し、外枠筐体1の外枠ベース20に固定されている。特に脱水運転時に生じる外槽2の強い上下振動を吸収し、脱水起動時に発生する外槽2の異常振動を防止するための減衰機構などが設けられている。
サスペンション3の取付け位置は外槽2のほぼ重心位置に設けられる。後方に位置するほど斜めの洗濯乾燥槽(ドラム)11の場合は、サスペンション3の高さが低くなるので、ストロークがとれなくなる。
このため、サスペンションでの減衰機構部が製作し難いので、重心位置は外槽2のほぼ中心側に位置した方が、後方に位置するよりもサスペンションの高さを高くとることができるのでよい。
また、外槽2の上部から吊り下げ支持する引きバネ4は、外槽2の倒れ防止を兼ねた支持や脱水時の上下・左右振動を低減するために設けられている。
外枠筐体1の上側内部には、給水電磁弁6、洗剤投入ケース8が設けられる。洗剤投入ケース8は、注水ホース7により給水電磁弁6と連通接続される。給水電磁弁6には、給水ホース5が接続される。給水ホース5の先端は水道の蛇口(図示せず)に接続される。
洗濯やすすぎ時には、給水電磁弁6が開放操作され、注水ホース7から洗剤投入ケース8に洗濯やすすぎに必要な水が供給される。
洗剤投入ケース8には、洗濯に必要な洗剤が投入される。また、すすぎ時に、洗濯物の仕上がりを良くするための柔軟仕上げ剤が洗剤投入ケース8に設けられた仕上げ剤を溜めるケース部に投入され、必要な時に外槽2に自動的に投入される。
すなわち、洗濯時に、注水ホース7から供給された水により、洗剤投入ケース8内で洗剤が溶かされ、フレキシブルホース10を流れて外槽2の上部から内部に投入される。
洗濯乾燥槽(ドラム)11は、外槽2に回動自在に内置される。前側に投入口が設けられた有底円筒形を有する洗濯乾燥槽(ドラム)11は、投入口11aが斜め上向きになるように回転軸心線を傾斜させて置かれる。
回転軸心線は、水平線に対する傾き角度θを15度にとっている。洗濯乾燥槽11の傾斜は、洗濯物の取り出しなどから15度程度が望ましいが、(5〜30)度程度の範囲内で傾き角度θを選択できる。
外槽2は、洗濯乾燥槽11と同じように前側に投入口11bが設けられた有底円筒形を有し、投入口が斜め上向きになるように中心(中央)を通る中心軸線を傾斜させて置かれる。
外槽2の中心軸線は、洗濯乾燥槽11の回転軸心線と同じ傾斜角度で、かつ同心上に重なるように置かれる。
外枠筐体1は、前側に投入口11cを有する。外枠筐体1の投入口11cは、洗濯乾燥槽11、および外槽2の投入口と同じ向きに揃えて設けられ、開閉自在なる外蓋12が備わる。洗濯物の出し入れは、外蓋12を開けて行う。
ベローズ21は、外枠筐体1の投入口11cの口縁部と、外槽2の投入口11bの内縁部に水密的に取付けられる。外枠筐体1と外槽2の間の水密は弾性体で出来ているベローズ21により保たれる。外蓋12は、内側がベローズ21に密着するので、外枠筐体1の投入口11cから外部への漏水は生じない。
洗濯乾燥槽11は、投入口11aの外周にバランサー13を有する。このバランサー13により、脱水時の振動が低減される。また、洗濯乾燥槽11は、円筒部に複数の脱水穴14を有する。脱水時に、洗濯物に含まれている水分が脱水穴14により遠心力で外槽2内に脱水される。
洗濯乾燥槽11の円筒部には、複数(3本)のリフター16が設けられる。このリフター16は、回転軸心線の方向に沿って延在する。リフター16の高さは、通常は長手方向に亘ってほぼ同じ高さである。奥側に位置する洗濯物の動きを良くするため、リフター16は洗濯乾燥槽11の回転軸心に対してほぼ水平(下側に位置した際での水平)とすることもある。複数(3本)のリフター16は3本の場合、120度の等間隔で配置される。
DCブラシレスモータ19は、外槽2の後部外面に取付け固定される。このDCブラシレスモータ19は、洗濯乾燥槽11を回転駆動する駆動源である。
洗濯乾燥槽11は、円筒部の底側である後端にフランジ17を有する。フランジ17に設けた主軸18は、DCブラシレスモータ19のロータ側に結合される。こうして、洗濯乾燥槽11は、駆動源のDCブラシレスモータ19を介して外槽2に回転自在に支持される。
排水電磁弁22は、外槽2の後下部に設けられ、排水ホース23が接続される。排水電磁弁22を開放操作することにより、外槽2に溜まっていた洗濯水やすすぎ水は、排水ホース23を通じて機外に排水される。
次にヒートポンプ装置、及び関連するところを含めて、図2〜図7を加えて説明する。
ヒートポンプ装置は、図1、図2に示すように、圧縮機15、吸熱器52、放熱器53、減圧用の調整弁26、冷媒が流れる連通管25等を有する。このヒートポンプ装置は、外槽2に取り付け支持されるように設けられる。
圧縮機15は、出力が400W程度である。圧縮された冷媒は圧縮機15の出力の約3〜6倍の熱エネルギーが得られる。
また、圧縮機の種類としてはレシプロ方式、ロータリ方式及びリニヤー方式がある。いずれの方式を使用してもよい。
しかし、ヒートポンプ装置の全体サイズをコンパクトにする必要から圧縮機用駆動用モータはネオジマグネットで作られた希土類の磁石を使用したDCブラシレスモータを採用したリニヤー方式にすることにより、騒音、振動が小さく、効率の良い圧縮機用モータにすることができる。
圧縮機15は、外槽2の外側下面の前端側に取り付け支持される。吸熱器52は、外槽2の外側後面の上側寄りに取り付け支持される。放熱器53は、外槽2の下部内側に配置される。
吸熱器、放熱器について詳しく説明する。吸熱器も放熱器も共通の構成を有する。
図3〜図6に示す吸熱器を例に挙げて説明する。
吸熱器52は、内部に乾燥用空気が流れる筒状体100と、筒状体100の内周に長手方向に延在するように一体形成された伝熱フィン101と、筒状体100の外周側に設けられ、冷媒を流通させる冷媒流通管102を有する。
さらに吸熱器52は、筒状体100の外周に長手方向に延在するように一体形成され、冷媒流通管102を保持する冷媒流通管保持ガイド103と、冷媒流通管102を含めて筒状体100の外周を囲い、冷却風の流通を導く通風カバー104と、筒状体100の吐出側に設けた吐出接続管105と、筒状体100の流入側に設けた流入管106とを有する。
アルミで一体形成される筒状体100、伝熱フィン101、冷媒流通管保持ガイド103、流入管106は、引き抜き加工により形成される。筒状体100、伝熱フィン101、冷媒流通管保持ガイド103がアルミで一体に作られているので、熱の伝わりが良好である。
筒状体100を流れる乾燥用空気107と冷媒流通管102を流通する冷媒との熱交換、通風カバー104内を流れる冷却空気108と冷媒流通管102を流通する冷媒との熱交換が良好に行なわれる。
伝熱フィン101は、図3に示すように、筒状体100の長手方向に延在し、図5に示すように筒状体100の中心に向かって立ち上がる形状をしてので、引き抜き加工により形成することができる。アルミを使うので、引き抜き加工がし易い。
筒状体100内を流れる乾燥用空気107は、多数の伝熱フィン101の長手方向に沿って流れる。多数の伝熱フィン101は、筒状体100の長手方向に延在しているので、乾燥用空気に含まれるリントの付着が生じ難い。
特に図6に示す変形例のように、伝熱フィンの長手方向先端角(乾燥用空気の流入側先端角)を丸く落とすことにより、リントの付着が殊のほか生じ難くい。筒状体100内に流通する乾燥用空気の流れが良好に保たれる。
吐出接続管105は、筒状体100と別体に形成される。吐出接続管105は筒状体100の吐き出し側の端部に着脱自在に結合される。筒状体100内の保守点検に際しては、吐出接続管105を取り外すことにより、容易に行なうことができる。
流入管106と吐出接続管105が乾燥用空気循環路を構成するダクトが接続されることにより、吸熱器52は乾燥用空気循環路と連通し、乾燥用空気の流通が行なわれる。
筒状体100の外周に形成される冷媒流通管保持ガイド103は、図4、図5に示すように冷媒流通管102を両外から挟持するように対をなして多数設けられ、かつ筒状体100の長手方向に延在している。
銅で作られた冷媒流通管102は、対をなす冷媒流通管保持ガイド103の間に挟持されて蛇道を繰り返すように筒状体100の外周を這うように備えられる。冷媒流通管102は、冷媒流通管保持ガイド103に両側から挟まれ、筒状体100の外周にも接するので、熱の伝わりが良好である。
冷却風の流通を導く通風カバー104は、図3、図5に示すように、冷却風が流入する冷却風流入口120と、冷却風が流出する冷却風流出口121を有する。冷却風流入口120は吐出接続管105側に、冷却風流出口121は流入管106側に位置し、かつ筒状体100の中心を間にして対称(反対側)に設けられている。
このような構成になっているので、通風カバー104内に流れる冷却風は冷媒流通管102に全体的に触れる。これにより、冷却風と、冷媒流通管102内を流れる冷媒との熱交換がより良く行なわれるのである。
上記のような構成を有する吸熱器52は、図2に示すように、乾燥用空気循環路に連通するように置かれる。吸熱器52と共通な構成を有する放熱器53は、吸熱器52の下流側も来るようにして乾燥用空気循環路に連通される。
吸熱器52には、吸熱器用冷却ファン141が設けられる。放熱器53には、放熱器用ファン142が設けられる。吸熱器用冷却ファン141、放熱器用ファン142の冷却により、放熱器53や吸熱器52の能力アップが行なわれる。
乾燥用空気循環路は、ヒートポンプ装置の吸熱器52、放熱器53、吸熱器52、洗濯乾燥機の外槽2、通風用のダクト122を含めて構成される。さらに、乾燥用空気循環路には、フレキシブルホース123、リントフィルタ装置124、湿度センサー125、送風ファン126、フレキシブルホース127が備わる。
送風ファン126の送風により、乾燥用空気は乾燥用空気循環路内を循環する。洗濯物128から出で乾燥用空気に乗って流れ来るリントは、リントフィルタ装置124に捕集される。リントは、放熱器53、吸熱器52に流れ行く前に捕集されるので、放熱器53、吸熱器52のリント詰まりを防ぐことができる。
洗濯物128の水分を吸収した高温多湿の乾燥用空気は、乾燥用空気循環路を流れて吸熱器52内に流入する。吸熱器52で冷却されて乾燥用空気に含まれる水分は、凝縮水となって分離される。凝縮水は、排水電磁弁22、排水ホース23を経て機外に排出される。
水分の抜けた乾燥用空気は、放熱器53内に流れて加熱され、湿度の低い暖かな乾燥用空気となって外槽2内に流入し、洗濯乾燥槽11内の洗濯物128の乾燥を行なう。水分を吸収した高温多湿の乾燥用空気は、再び吸熱器52に流れて乾燥用空気に含まれる水分は、奪取される。このような乾燥用空気の循環が繰り替えされて洗濯物の乾燥が行なわれるのである。
ここで、乾燥工程での効率の良い運転について図9、図10を引用して説明する。
吸熱器52が乾燥用空気より水分を奪取するのは、乾燥用空気の温度が高く、湿度が高い高温多湿の状態になってから行われる。
乾燥運転開始時には、洗濯乾燥槽11内の温度は低く、洗濯物128の水分蒸発が殆ど行われない。乾燥用空気は低温低湿度であるので、吸熱器52よる乾燥用空気の水分除去は殆ど行われない。
そこで、乾燥運転開始時には、吸熱器用冷却ファン141を運転する。吸熱器52は吸熱器用冷却ファン141による常温の風に吹かれる。吸熱器52はその風の熱を取り込み、その熱は放熱器53側に放出される。このため、乾燥用空気の加熱が加速され、洗濯乾燥槽11内の温度上昇は早まる。
乾燥運転が開始して数十分すると、乾燥用空気は湿度85%程度(所定値)の高温多湿状態に達する。湿度は湿度センサー125で検知する。
その所定値に達したところで、放熱器用ファン142を運転する。放熱器53は、放熱器用ファン142による常温の風に吹かれる。放熱器53は、その風の熱を取り込み、その熱は吸熱器52側に放出される。
これにより、吸熱器52の吸熱が高まり(凝縮温度が更に低下する)、乾燥用空気の含まれる水分の凝縮奪取が高められる。
このように、乾燥運転開始時には、吸熱器用冷却ファン141を運転して洗濯乾燥槽11、および乾燥用空気の温度上昇を加速し、乾燥用空気が高湿に達したら放熱器用ファン142も運転して乾燥用空気の水分の凝縮奪取が高めることにより、乾燥工程の乾燥が効率良く行われ、結果的には乾燥時間が短縮化される。
図10のフローチャートに沿って乾燥工程の運転を更に説明する。
ステップS1000で乾燥が開始する。乾燥運転開始後、数十分間程度は湿度が85%に達しないので、吸熱器用冷却ファン141だけの運転が続く(ステップS1002)。ステップS1001で、湿度センサー125に検知される湿度が85%に達すると、放熱器用ファン142の運転も加わる(ステップS1003)。
そして、吸熱器用冷却ファン141、放熱器用ファン142が運転を続ける乾燥工程の運転が進行して洗濯物の乾燥が近づくと、湿度センサー125に検知される湿度が低下を始める。湿度が85%を下回ったところで、吸熱器用冷却ファン141、放熱器用ファン142の運転を止めて湿度センサー125の湿度の情報より洗濯物の乾燥度が99%以上となるまで乾燥運転がされる(ステップS1004)。その後、次の工程へと進む(ステップS1005)。
リントフィルタ装置の他の実施例について、図7を引用して説明する。
リントフィルタ装置700は、内部に吹流し形状のリントフィルタ701を有する。リントフィルタ701の枠部702は、表面に取っ手703を有する。リントフィルタ701は、枠部702も一緒にリントフィルタ装置700内に着脱自在に収納される。着脱は取っ手703を摘んで行う。
リントフィルタ装置700の上流側には、ダクト704を介して送風ファン705が置かれる。リントフィルタ装置700の下流側は、ダクト706を介して吸熱器側に連通する。
インジゲータ707は、リントフィルタ701の入り口側(上流側)に連通するようにしてリントフィルタ装置700に設けられる。連通管708を介してインジゲータ706とリントフィルタ701の入り口側(上流側)は連通される。
リントフィルタ701には、リントが捕集される。リントの捕集が増えるにつれてリントフィルタ701の上流側に生じる空気圧が高まる。その空気圧の高りがインジゲータ707に表示される。これにより、リントの捕集量が分るので、リントフィルタ701の掃除を忘れずに行うことができる。
リントフィルタ701に捕集されるリントは、上流側に設けた送風ファン705で押し込まれる。この押し込み方式は、上流側に設けた送風ファンで吸引する方式(吸引方式)とは違って、リントがリントフィルタ701のフィルタ網目に密着し難くい。このため、押し込み方式は、リントの捕集によるフィルタ目詰まりは吸引方式に比べ、生じ難い。
次に図11を引用してドラム式の洗濯乾燥機の運転工程について説明する。
この運転工程は、洗濯物9に付着した汚れを落したり、またすすぎで洗剤分をすすいだり、また洗濯物9に含まれた水分を洗濯乾燥槽11の回転により脱水穴14から遠心力で脱水したり、それらの水分を排水することを自動的に行う一般的な自動洗濯コースを示すブロック図である。
先ず、給水電磁弁6の操作により給水28が行われる。
洗い29では洗濯に必要な水が外槽2内に給水されると、DCブラシレスモータ19が回転して洗濯乾燥槽11を駆動回転する。
この時、洗濯乾燥槽11の回転速度は毎分40〜50回転くらいで、休止を間において右回転、左回転を数分間行い、洗濯物が洗濯乾燥槽11内のリフター16によりかき上げられながら、叩き洗いにより洗濯される。この洗濯運転中に放熱器53に放熱により洗濯水が加熱され、洗浄が促進される。
洗い29が終了すると、洗濯物から流出た汚れを含む洗濯水を洗濯乾燥機の機外に排出する排水30へ移行する。
排水が終了した後、洗濯物に含まれている洗剤分を脱水する脱水31へ移行する。脱水31では、洗濯乾燥槽11を高速回転して洗濯物を遠心力により洗濯乾燥槽11の内壁に複数個設けられた脱水穴14より洗濯物に含まれる水が脱水される。
脱水31が終了すると、洗濯物に含まれた洗剤分をすすぐ、すすぎ33へと移行する。
すすぎ33の運転に入る前に、洗い時29と同じように清水を給水する給水32にて必要な清水を外槽2内に給水する。
一般的に、すすぎに必要な清水は洗い時と同じく、約30L程度の給水が行われる。
規定量の清水が給水されると、すすぎ33に自動的に進行し、洗い時29と同じように洗濯乾燥槽11が低速で反転しながら回転し、洗濯物にふくまれた洗剤分を除去する。
すすぎ終了後の排水−脱水−すすぎ(2)−排水は前述した動作と同じように行われ、最後に洗濯物に含まれる水分を十分に脱水する最終脱水38へ移行する。
最終脱水38の脱水時間は一般的に5分以上で洗濯乾燥槽11を高速にて回転させ洗濯物の水分を除去するものであり、この時の脱水率は60〜65%に至る。
なお、ドラム式の洗濯乾燥機にヒートポンプ装置を設けて、洗いから乾燥まで自動的に進行するドラム式の洗濯乾燥機の場合などは、最終脱水38が終了した後、自動的に乾燥工程39へ移行する。
乾燥工程39では、洗濯物の水分が脱水工程で十分に除去された後、図2で説明したヒートポンプ装置により放熱器53で熱交換された温風の乾燥用空気を洗濯物に吹き付けながら洗濯乾燥槽11を毎分約50回転くらいの速度で反転もしくは一方向に回転させて洗濯物の水分を除去し乾燥させるものである。
乾燥工程では、洗濯物の乾燥が行なわれる。洗濯乾燥槽11内で洗濯物の水分が乾燥用空気に吸収され、送風ファン126に吸われて吸熱器52へ送られた乾燥用空気より水分が凝縮水をして奪取される。奪取された結露水(凝縮水)は結露水排水ホース27を通して排水される。
除湿された乾燥用空気は、ダクト122を流れて洗濯乾燥槽11内に送り込まれる。
放熱器53は洗濯乾燥槽11および外槽2を加熱して洗濯物の乾燥を促進する。乾燥終了後は、自動的に終了40へ移行して洗濯乾燥コースを終了する。
次に図8の回路ブロック図を引用してドラム式の洗濯乾燥機の駆動について説明する。
電源41はAC100V50/60Hzに接続され、先ず電源スイッチ42を投入する。
通電された電源は、電源ラインノイズや空中電波ノイズをカットするフルター回路43を介在して、DCブラシレスモータ19の駆動電源である整流回路44で交流電源から高圧の直流電源に変換し、DCブラシレスモータ駆動回路であるDCインバータ駆動回路45に供給する。
DCインバータ駆動回路45はDCブラシレスモータU相46、V相47、W相48の各相コイルにマイコン49の制御指令により、電気角120度もしくは180度で電源を供給するIGPT素子回路から構成されており運転制御される。
DCブラシレスモータ19の回転制御は、複数個の磁石を有したロータ(図省略)の回転により、DCブラシレスモータ19の外周部に固定して設置されているICホール素子50からの信号をマイコン49に取り込み回転数を制御して洗濯乾燥槽11の回転速度を調整している。
また、洗い時に洗濯物に付着した汚れや洗剤分を除去するすすぎ時に必要な清水はマイコン49の指令により、駆動回路部51に接続された給水電磁弁6に通電されて給水される。また排水時においては、排水電磁弁22の開放操作を行い、洗濯乾燥機の機外に汚れた水を排水する。
また、乾燥時には、ヒートポンプ装置の圧縮機15や、減圧調整弁26、送風ファン126、吸熱器用冷却ファン141、放熱器用ファンの運転制御が行われる。
また、ヒートポンプ装置に使用されている冷媒について説明する。
従来の冷媒として使用されていた特定フロン(CFC5種)は環境問題より既に廃止されている。
また、HCHC(R−22)についても消費規制がかかっており、現在使用されている冷媒はHFC−134aが代替フロンとなっている。しかし、HFC−134aも近年では削減開始の方向となっている。このため、今後冷媒としてはHC系(炭化水素=イソブタン、ブタン、シコロプロパンなど)へ移行しつつある。
また、二酸化炭素を冷媒として使用する傾向にもあるが、100気圧前後と圧縮しないと良く性能が出ないなどの欠点があり、技術的に大きな課題を持っている。
例えばHC系のプロパンガスを冷媒として使用した場合には、電気系統などは冷媒を循環している冷媒管より上部の位置(特に切片など)に配設するなどの考慮が必要である。
本発明の実施例に係わるもので、洗濯乾燥機の縦断面図を示す。 本発明の実施例に係わるもので、乾燥運転工程での洗濯乾燥機の内部拡大図である。 本発明の実施例に係わるもので、吸熱器の断面図である。 本発明の実施例に係わるもので、通風カバーが外された吸熱器の外観図である。 本発明の他の実施例に係わるもので、図3のX―X断面図である。 本発明の実施例に係わるもので、吸熱器の変形例を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係わるもので、リントフィルタ装置を示す図である。 本発明の他の実施例に係わるもので、回路ブロック図である。 本発明の他の実施例に係わるもので、乾燥用空気湿度、吸熱用冷却ファンの運転、放熱器用冷却ファンの運転に関する関係をフローで示す図である。 本発明の実施例に係わるもので、乾燥用空気湿度、乾燥時間、吸熱用冷却ファンの運転、放熱器用冷却ファンの運転に関する関係を示す図である。 本発明の実施例に係わるもので、洗濯乾燥機の運転工程を示す図である。
符号の説明
1…外枠筐体、2…水槽、11…洗濯乾燥槽、15…圧縮機、16…放熱器、26…調整弁、52…吸熱器、53…放熱器、122…ダクト、141…吸熱器用冷却ファン、142…放熱器用ファン。

Claims (9)

  1. 外枠筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ洗濯物を収納する洗濯乾燥槽と、冷媒を圧縮する圧縮機,圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器,圧縮された冷媒の圧力を減圧する調整弁,減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器を備えるヒートポンプ装置と、前記洗濯乾燥槽内の洗濯物を乾燥する乾燥用空気が流通する
    前記水槽、前記吸熱器、前記放熱器を含めた乾燥用空気循環路とを有する洗濯乾燥機において、
    前記吸熱器を冷却する吸熱器用冷却ファンと、前記放熱器を冷却する放熱器用ファンとを備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    乾燥工程にて前記ヒートポンプ装置が運転されて、前記吸熱器で吸熱される前の乾燥用空気の湿度が所定値になるまでは吸熱器用冷却ファンを運転し、前記湿度が所定値に達したら前記放熱器用ファンの運転も行なうように、乾燥工程に際して前記吸熱器用冷却ファン・前記放熱器用ファンの運転を制御する制御装置を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項2記載の洗濯乾燥機において、
    前記所定値は、湿度85%程度以上であることを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    乾燥する洗濯物の乾燥容量に応じて、前記吸熱器用冷却ファンと前記放熱器用ファンの運転を任意に選択できる制御装置を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項4記載の洗濯乾燥機において、
    前記吸熱器または前記放熱器は、前記乾燥用空気が流通する内部には長手方向に延在する伝熱フィンが設けられた筒状体と、この筒状体の外周に設けた冷媒流通管と、この冷媒流通管を含めて筒状体の外周を囲い、前記前記吸熱器用冷却ファンまたは前記放熱器用ファンによる通風を流す通風カバーとを有することを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 請求項5記載の洗濯乾燥機において、
    アルミで一体なる前記筒状体と前記伝熱フィンは、引き抜き加工により形成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 請求項6記載の洗濯乾燥機において、
    前記筒状体の吐出側には、筒状体と別体なる吐出接続管を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  8. 請求項5記載の洗濯乾燥機において、
    前記伝熱フィンは、長手方向先端角を落としたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  9. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    前記乾燥用空気循環路には、リントフィルタを有するリントフィルタ装置を設け、
    前記リントフィルタ装置の上流側に送風ファンを設け、
    前記リントフィルタにリントが捕集されるにともないリントフィルタの上流側に生じる空気圧の高まりを表示するインジゲータを設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
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