JP2007142612A - 無線マルチホップネットワーク、通信端末及びそれらに用いる資源予約通信方法 - Google Patents

無線マルチホップネットワーク、通信端末及びそれらに用いる資源予約通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンドツウエンドの通信において、端末の移動に対してもタイムスロットの衝突や経路変化によるスロットの再予約が発生せず、安定して帯域保証された通信を行うことが可能な無線マルチホップネットワークを提供する。
【解決手段】 帯域保証された通信を介する通信端末1−1はスロット割当サーバ21に3Hop分のスロット割当要求を行う。スロット割当サーバ21において割り当てられたネットワーク内でユニークなスロットを使用するため、他の通信端末によってそのスロットを干渉されることはない。送信端末1−1はそのスロット情報をオプションヘッダに入れてパケットを送信する。パケットを転送する転送端末1−2〜1−4はオプションヘッダのスロット情報と自分のホップカウントとを基に送信スロットをパケット転送時に決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線マルチホップネットワーク、通信端末及びそれらに用いる資源予約通信方法に関し、特にTDMA(Time Division Multiple Access)方式で制御された無線マルチホップネットワークにおいて移動する端末を中継ノードとしてパケット転送を行う場合における帯域保証された通信方法及び通信端末に関する。
従来、無線ネットワークでは、端末同士が無線によって直接通信するだけでなく、自らの無線信号が届く通信範囲内に存在する他の端末を中継ノードとして経由することで、その無線通信範囲を超えて通信端末間でデータを送受信することを可能とする無線マルチホップネットワークが知られている。
この無線マルチホップネットワークは、複数の端末で構成されており、各通信端末は自分宛てでないパケットを転送するためのルータ機能を持っている。このルータ機能によって、各端末は直接無線の届かない端末に対してパケットを他の端末を介することによって目的の端末へ届けることができる。
このパケット転送経路を自律分散的に制御するルーティングプロトコルとしては、通信開始時に経路を探索するリアクティブ型プロトコル(例えば、非特許文献1,2参照)や、定期的に他の通信端末とメッセージを交換して常時最新経路を維持するプロアクティブ型プロトコル(例えば、非特許文献3,4参照)等が採用されている。
TDMA方式で制御される無線ネットワークで、帯域を確保して優先的にパケットを送信する方式としては、無線到達範囲において隣接する(すなわち、無線到達範囲内に存在する)端末との通信においてスロットを確保する方法がある(例えば、特許文献1,2及び非特許文献5,6参照)。
また、TDMAにおける帯域保証ではないが、無線マルチホップネットワークにおいて遅延制御を伴う経路確立を行う方式もある(例えば、特許文献3参照)。この方式と、TDMAの上述したスロット予約方式とを組み合わせることで、帯域保証された通信経路を確立することが可能である。
特許第2793991号公報 特開2004−186935号公報 特表2005−504484号公報 C.Perkins,E.Belding−Royer,and S.Das,"Ad hoc On−Demand Distance Vector(AODV) Routing",IETF RFC3561.July 2003 David B.Jhonson,David A.Maltz,and Yih−Chun Hu,"The Dynamic Source Routing Protocol for Mobile Ad hoc Networks(DSR)",IETF draft−ietf−manet−dsr−09.txt.April 2003. T.Clause,他1名,"Optimized Link State Routing Protocol (OLSR)",IETF RFC3626,2003年10月 R.Ogier,他2名,"Topology Dissemination Based on Reverse−Path Forwarding(TBRPF)",IETF RFC3684,2004年2 月 Zeenyu Tang他,"A Protocol for Topology−Dependent Transmission Scheduling in Wireless Networks",IEEE WCNC’99 Mahesh K.Marina他,"RBRP:A Robust Broadcast Reservation Protocol for Mobile Ad hoc Networks",IEEE 2001 Globecom
上述した従来の帯域保証された通信方法では、通信経路上の各端末が、次にパケットを転送する相手端末との間で干渉しないタイムスロットを予約することによって、エンドツウエンド(End−to−End)で帯域保証を行う方式である。
しかしながら、無線マルチホップネットワークでは、端末それぞれが自律的に移動するため、隣接端末との間だけでタイムススロットを予約する従来方式では、同じスロットを使う異なる端末同士が接近することによって干渉が発生し、通信ができなくなる。
このような事例について図16を参照して説明する。図16では、端末1−1から端末1−4への通信と、端末2−1から端末2−4への通信がそれぞれ行われているものとする。端末1−1から端末1−2、端末1−2から端末1−3、端末1−3から端末1−4へのパケットの転送はそれぞれタイムスロット2,3,4を使って行っている。端末2−1から端末2−2、端末2−2から端末2−3、端末2−3から端末2−4へのパケットの転送はそれぞれタイムスロット1,2,5を使って行っている。
通信を開始した時点では、端末1−1〜1−4と端末2−1〜2−4とは互いに無線の届かない範囲に存在しており、これらのスロットは上述したような従来方式で取得されるものとする。通信中に、端末1−2と端末2−2とが、図16に示すように、互いに近づく方向へ移動し、端末2−2が送信する電波が届く範囲に端末1−2が入った場合、端末1−2では、端末1−1が発する電波と端末2−2が発する電波とをスロット2で同時に受信して衝突が起こり、正常なデータを受信することができなくなる。このような状態になると、端末1−1または端末2−2のどちらかが、使用するスロットを変更しない限り、端末1−2における通信が正常に戻らない。
また、無線マルチホップネットワークでは、通信経路が頻繁に変化する。通信経路の制御(ルーティング)は、上述したルーティングプロトコルによって行われるが、予約したタイムスロットは転送相手が変化するため、取り直さなければならない。
このような事例について図17を参照して説明する。図17では、端末1−1から端末1−2、端末1−3を経由して端末1−4への通信が行われているものとする。端末1−2から端末1−3、端末1−3から端末1−4へのパケットの転送はそれぞれタイムスロット2,3,4を使って行っている。こうしたスロットを予約した経路は、例えば、特許文献3に記載の応用方式等で確立されるものとする。これらのスロットは上述したような従来方式で取得されるものとする。
図17に示すように、端末1−2が端末1−1及び端末1−3の無線範囲外に移動し、新たに端末1−5が入ってきた場合、ルーティングプロトコルによって端末1−1から端末1−4への経路は、端末1−1−端末1−5−端末1−3−端末1−4へと切り替わる。スロット3は端末1−2が確保したスロットであるため、新たに転送ノードとなった端末1−5はそのスロットを利用することはできない。
特許文献3に記載の方式によれば、経路の再確立と、それに伴うスロット確保とが必要となり、両方(経路再確立及びスロット確保)が終了するまでの間は通信ができない。従来のスロット確保はダイナミックであるが故に、失敗も多く、時間もかかる。そのため、長時間の通信途絶が発生する。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、無線マルチホップネットワークにおけるエンドツウエンドの通信において、端末の移動に対してもタイムスロットの衝突や経路変化によるスロットの再予約が発生せず、安定して帯域保証された通信を行うことができる無線マルチホップネットワーク、通信端末及びそれらに用いる資源予約通信方法を提供することにある。
本発明による無線マルチホップネットワークは、複数の通信端末が無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークであって、送信端末が、ヘッダに予約資源情報を挿入して前記パケットを送信している。
本発明による通信端末は、他の通信端末とともに無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークを構成する通信端末であって、前記パケットの送信時にそのパケットのヘッダに予約資源情報を挿入して送信する手段を備えている。
本発明による資源予約通信方法は、複数の通信端末が無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークに用いる資源予約通信方法であって、前記通信端末が、前記パケットの送信時にそのパケットのヘッダに予約資源情報を挿入して送信する処理を実行している。
すなわち、本発明の無線マルチホップネットワークは、TDMA(Time Division Multiple Access)で制御された無線マルチホップネットワークにおいて、パケットを送信するために予約されたタイムスロットをオプションヘッダでパケットに格納し、転送端末がオプションヘッダの情報から判断したタイムスロットでパケットを送信(転送)している。これによって、本発明の無線マルチホップネットワークでは、エンドツウエンド(End−to−End)で安定しかつ帯域保証された通信を実現することを可能としている。
より具体的に説明すると、本発明の無線マルチホップネットワークでは、上記の目的を達成するために、帯域保証通信方法を、複数の通信端末と1つまたはそれ以上のスロット割当サーバとから構成して実現している。
これらの通信端末は、上記の帯域保証通信方法を備え、アプリケーションプログラムと、パケット受信処理部と、パケット転送処理部と、パケット作成処理部と、パケット送信処理部と、パケットスケジューリング処理部と、無線受信処理部と、無線送信処理部と、QoS(Quality of Service)設定処理部とから構成されている。
また、これらの通信端末は、アプリケーションプログラムからのQoS設定要求に基づいてスロット要求を行い、フロー識別処理部へ該アプリケーションのフロー情報[宛先端末及びアプリケーションを特定する情報(ポート番号等)等を組とした情報]を登録するスロット要求処理部と、アプリケーションプログラムで作成された送信データがQoS設定されたフローであるかどうかを識別するフロー識別処理部と、QoS設定されたフローであった場合に予約されたスロット情報を格納したオプションヘッダを作成するオプションヘッダ作成処理部と、オプションヘッダを含む全ヘッダを作成するヘッダ作成処理部と、パケット作成処理部で作成された送信パケットまたはパケット受信処理部から受け取った転送パケットのヘッダ情報を基に転送先端末を決定する転送先端末決定処理部と、オプションヘッダを解析して該パケットを送信するタイムスロットをパケットスケジューリング部に設定するオプションヘッダ解析部と、設定されたタイムスロットでパケットを送信するスケジューリング制御を行う送信スロット制御処理部とを有することを特徴とする。
本発明の無線マルチホップネットワークでは、スロット割当サーバにおいて割り当てられたネットワーク内でユニークなスロットを使用するため、他の端末によってそのスロットを干渉されることがない。
また、本発明の無線マルチホップネットワークでは、オプションヘッダ情報を基に転送端末が転送時にスロットを決定するため、移動によって経路が変化しても、従来の方式のように経路を構成する端末がそれぞれスロットを取り直す必要がない。
したがって、本発明の無線マルチホップネットワークでは、従来の方式でできなかった無線マルチホップネットワークにおける安定したエンドツウエンド帯域保証通信が可能となり、上述した課題を克服することが可能となる。
つまり、本発明の無線マルチホップネットワークでは、帯域保証された通信を介する通信端末が、スロット割当サーバに3Hop分のスロット割当要求(必要帯域のスロットの3倍)を行い、スロット割当サーバにおいて割り当てられたネットワーク内でユニークなスロットを使用するため、他の端末によってそのスロットを干渉されることはない。
次に、送信端末はそのスロット情報をオプションヘッダに入れてパケットを送信する。パケットを転送する端末はオプションヘッダのスロット情報と自分のホップカウントを基に送信スロットをパケット転送時に決定する。そのため、本発明の無線マルチホップネットワークでは、移動により経路(転送端末)が変化しても従来方式のように経路を構成する端末がそれぞれスロットを取り直す必要がなく、確保したスロットを使って通信を継続することが可能となる。
これによって、本発明の無線マルチホップネットワークでは、無線マルチホップネットワークにおける安定したエンドツウエンド帯域保証通信が可能となるので、無線マルチホップネットワークにおけるエンドツウエンドの通信において、端末の移動に対してもタイムスロットの衝突や経路変化によるスロットの再予約が発生せず、安定して帯域保証された通信が可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、無線マルチホップネットワークにおけるエンドツウエンドの通信において、端末の移動に対してもタイムスロットの衝突や経路変化によるスロットの再予約が発生せず、安定して帯域保証された通信を行うことができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例による無線マルチホップネットワークの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の第1の実施例による無線マルチホップネットワークは通信端末1−1〜1−5と、スロット割当サーバ21とから構成されている。
各通信端末1−1〜1−5は、データ用チャネルと制御用チャネルとの2チャネルを持ち、それぞれのチャネルにおいて複数の通信端末1−1〜1−5がそれぞれ無線ネットワーク上のノードを構成し、それら各通信端末1−1〜1−5間で無線によって自律的にルーティングパケットを交換することで無線マルチホップネットワークが形成されている。
また、無線マルチホップネットワークのデータ用チャネルのメディアアクセスはTDMA(Time Division Multiple Access)で制御され、タイムスロットはスロット割当サーバ21が管理している。通信端末11〜15がスロット割当サーバ21にスロット割当を要求する場合、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)等で制御された別の制御用チャネルを利用してスロット割当サーバ21にスロット割当要求パケットを送信する。制御用チャネル上でも、ルーティングによって無線マルチホップネットワークが形成されている。
本実施例では、スロット割当サーバ21を1つとしているが、他の実施形態として複数のスロット割当サーバが無線マルチホップネットワーク内に存在することも可能である。また、通信端末1−1〜1−5は携帯電話機やノートPC(パーソナルコンピュータ)、車両等のいずれでも適用可能である。
各通信端末1−1〜1−5は、それぞれ固有のノードID(IDentifier)とIP(Internet Protocol)アドレスとを持っている。通信端末11〜15に割り当てられるIPアドレスは重複しないため、IPアドレスをノードIDとして利用することも可能である。
図2は本発明の第1の実施例による通信端末1−1〜1−5の機能構成を示すブロック図である。図2において、通信端末1−1はアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとする)10と、パケット受信処理部11と、パケット転送処理部12と、パケット作成処理部13と、パケット送信処理部14と、パケットスケジューリング処理部15と、無線受信処理部16と、無線送信処理部17と、QoS(Quality of Service)設定処理部18とから構成されている。
また、パケット受信処理部11はヘッダ解析処理部111を備え、パケット転送処理部12は転送先端末決定処理部121を備え、パケット作成処理部13はフロー識別処理部131とオプションヘッダ作成処理部132とヘッダ作成処理部133とを備えている。パケット送信処理部14はオプションヘッダ解析部141を備え、パケットスケジューリング処理部15は送信スロット制御処理部151を備え、QoS設定処理部18はスロット要求処理部181を備えている。尚、他の通信端末1−2〜1−5も上記の通信端末1−1と同様の構成となっている。
通信端末1−1ではアプリケーション10からのQoS設定要求に基づいてスロット要求が行われると、スロット要求処理部181がフロー識別処理部131へ該アプリケーションのフロー情報[宛先端末及びアプリケーションを特定する情報(ポート番号等)等を組とした情報]を登録する。
フロー識別処理部131はアプリケーション10で作成された送信データがQoS設定されたフローであるかどうかを識別し、オプションヘッダ作成処理部132はQoS設定されたフローであった場合に、予約されたスロット情報を格納したオプションヘッダを作成する。ヘッダ作成処理部133はオプションヘッダを含む全ヘッダを作成する。
転送先端末決定処理部121はパケット作成処理部13で作成された送信パケットまたはパケット受信処理部11から受け取った転送パケットのヘッダ情報を基に転送先端末を決定する。オプションヘッダ解析部141はオプションヘッダを解析して該パケットを送信するタイムスロットをパケットスケジューリング部15に設定する。送信スロット制御処理部151は設定されたタイムスロットでパケットを送信するスケジューリング制御を行う。
図3は本発明の第1の実施例で用いるTDMAフレーム構成を示す図である。図3において、TDMAフレームは1フレームがフレーム同期用スロット(S)と、データ送信用スロット(1〜200)とから構成されている。本実施例では、上記のような1フレーム200スロットで構成されたTDMAを前提として以下の説明を行う。
図4は本発明の第1の実施例において作成されるオプションヘッダの構成を示す図であり、図5は図2のヘッダ作成処理部133に渡されるオプションヘッダの構成を示す図であり、図6は本発明の第1の実施例において作成される送信パケットの構成を示す図である。
図7は図2のフロー識別処理部131が保持するフローテーブルを示す図であり、図8は図2のオプションヘッダ作成処理部132が保持するスロット情報テーブルを示す図である。図9は本発明の第1の実施例におけるフローキャッシュテーブルの構成を示す図であり、図10は本発明の第1の実施例におけるキャッシュテーブルの構成を図であり、図11は本発明の第1の実施例におけるスケジューリング動作の概要を示す図である。
図4において、オプションヘッダは“Slot#1 for hop1”〜“Slot#N for hopM”の前に付加され、“Option Type”、“Length(4+M*4N)”、“Flow ID”、“Hop Count”、“Slot# per hop(N)”、“Hop Cycle(M)”、“Reserved(0)”を含んでいる。
図5において、オプションヘッダは“Slot#1 for hop1”=2,“Slot#1 for hop2”=50,“Slot#1 for hop3”=80の前に付加され、“Option Type”、“Length(4+M*4N)”=20、“Flow ID”=1000、“Hop Count”=0、“Slot# per hop(N)”=1、“Hop Cycle(M)”=3、“Reserved(0)”=0を含んでいる。
図6において、送信パケットは“IP Header”と、“IP Option Header”と、“Upper Layer Headers(TCP/UDP/RTP etc)”と、“Data”とから構成されている。
図7において、フローテーブルには、フローID(「1000」,「1001」,・・・)、送信ポート(「14560」,「1300」,・・・)、宛先アドレス(「172.16.5.4」,「192.1.1.100」,・・・)、宛先ポート(「80」,「22」,・・・)の各項目が設けられている。
図8において、スロット情報テーブルには、フローID(「1000」,「1001」,・・・)、“Hop Cycle”(「3」,「5」,・・・)、“Slot per Hop”(「1」,「2」,・・・)、予約スロット1(「2」,「3,4」,・・・)、予約スロット2(「50」,「14,15」,・・・)、予約スロット3(「80」,「75,76」,・・・)、・・・、予約スロットM(「−」,「−」,・・・)の各項目が設けられている。
図9において、フローキャッシュテーブルには、送信者アドレス(「172.16.1.1」,「192.2.3.4」,・・・)、フローID(「1000」,「1201」,・・・)、“Hop Count”(「0」,「2」,・・・)、“Slot per Hop”(「1」,「2」,・・・)、使用スロット(「2」,「3,4」,・・・)、キューID(「1」,「2」,・・・)の各項目が設けられている。
図10において、キャッシュテーブルには、キューID(「1」,「2」,・・・)、送信スロット(「2」,「3,4」,・・・)の各項目が設けられている。
これら図1〜図11を参照して本発明の第1の実施例による無線マルチホップネットワークの動作について説明する。
まず、(1)パケットの送信について説明する。通信端末1−1上で動作するアプリケーション10が通信端末1−5上のアプリケーションに対して帯域保証された通信を行う場合、はじめに通信端末1−1のアプリケーション10はQoS設定処理部18に対してQoS設定要求を行う。QoS設定処理部18はアプリケーション10が要求する帯域等を保証するスロットの割当要求をスロット割当サーバ21に送信する。
スロット割当サーバ21は無線マルチホップネットワークのデータ用チャネルの全TDMAタイムスロットを管理しており、スロット要求に対して必要なスロット割当を行う。スロット割当はネットワーク内でユニークになるように行われる。つまり、割り当てられたスロットは、要求した通信端末1−1が発信するフローのみが利用可能となる。スロット割当サーバ21は帯域保証に必要なスロットのM倍[例えば、10Kbpsの要求に対して(10*M)Kbps]のスロットを要求者に割当応答を返す。
スロットの割当が成功すると、QoS設定処理部18はフロー識別処理部131に対して、該アプリケーションのパケットを帯域保証されたスロットで通信するためのフロー情報を設定する。フロー情報は、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号等で構成される。フロー識別処理部131は新たなフローが登録されると、そのフローに対して識別し(フローID)を割り当てる。図7にフロー識別処理部131が保持するフローテーブルを示す。
フロー識別処理部131はフローIDを割り当てると、オプションヘッダ作成処理部132にフロー情報とそのフローで予約されたスロット情報とを登録する。オプションヘッダ作成処理部132が保持するスロット情報テーブルを図8に示す。図8において、“Slot per Hop”は1ホップでパケットの転送に必要なスロットの数、“Hop CYCLE”はスロットを再利用するホップ数サイクルである。以下の説明では、簡単のため、“Slot per Hop”=1(1スロットでパケットを転送可能)、“Hop CYCLE”=3(3ホップ毎にスロットを再利用)とする。
“Slot per Hop”はスロット設定要求で要求された予約帯域情報等からスロット割当サーバ21が必要スロット数を計算し、スロット割当応答によって返される値である。“Hop CYCLE”はQoS設定処理部18が計算してスロット割当要求に入れる情報である。通常、“Hop CYCLE”は3であるが、パケット転送中に衝突が発生する場合や指向性アンテナを利用できる場合等の状況によって、この値を変えることもできる(詳細については後述する)。本実施例では、スロット割当サーバ21から割り当てられたスロットを2番,50番,80番とし、このアプリケーションのフローIDを1000番とする。
QoS設定要求が成功すると、通信端末1−1のアプリケーション10はデータの送信を開始する。アプリケーション10から送信されたデータは、パケット作成処理部13に渡される。パケット作成処理部13のフロー識別処理部131は、このデータがQoS保証対象のデータであることを識別し、オプションヘッダ作成処理部132に渡す。オプションヘッダ作成処理部132は、該フローに予約されたスロット情報を基に図4に示すオプションヘッダ(IP通信の場合、IPオプションヘッダ)を作成し、ヘッダ作成処理部133へ渡す。その場合、オプションヘッダは図5に示すような構成となる。
ヘッダ作成処理部133は、上位レイヤヘッダ[TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)、RTP(Real Time transport Protocol)等]のヘッダとIPヘッダとを作成し、オプションヘッダやデータとマージして送信パケットを作成する。作成された送信パケットの構成を図8に示す。
スロット番号の表現方法は、図4に示すように、個別に示す以外にも複数存在する。一つは、複数のスロットをまとめたブロックを予め定義しておき、そのブロック番号を記述する方式である。別の方法としては、スロット番号を階層化し、上位Nビットは固定化し、下位Mビットをサイクルする方法も考えられる。こうしたスロット表現方法を用いることで、オプションヘッダに入れる情報を減らすことができる。
また、スロットのセットを複数記述しておき、Nホップ目の端末からは何番目のスロットセットを利用するという指定も可能である。さらに、特定の端末は指定したスロットを利用することをオプションヘッダ内に記述することもできる。
パケット作成処理部13は送信パケットをパケット転送処理部12に渡す。パケット転送処理部12ではIPヘッダの宛先アドレスからIP経路表を検索し、パケットを転送するネクストホップを決定する。ネクストホップが決まると、パケットをパケット送信処理部14に渡す。IP経路表はルーティングプロトコルによって予め設定され、逐次更新されているものとする。
パケット送信処理部14のオプションヘッダ解析部141では、IPオプションヘッダの有無を確認し、あれば中身を解析する。具体的には、オプションヘッダの“Hop Count”フィールドと、“Hop CYCLE”フィールドを参照する。それぞれの値が、C、Uであったとすると、“C mod U”を計算する。パケット送信処理部14はその結果を基に、どのスロットを利用してこのパケットを送信するかを決定する。
通信端末1−1がパケットを送信する場合、C=0、U=3であるので、“C mod U”=0である。“C mod U”=0であれば、Slot for Hop 1(この場合、2)を使用してパケットを送信するように送信スロット設定要求を送信スロット制御処理部151に行い、オプションヘッダの“Hop Count”フィールドの値に1を足して該フィールドを書き換え、パケットをパケットスケジューリング部15に渡す。
パケットスケジューリング部15は設定されたスロット2番を使って、ネクストホップである通信端末1−2にパケットを送信する。パケットスケジューリング処理部15はパケット送信処理部14から受け取ったパケットを、フロー毎にキューで管理して送信を行う。そのスケジューリング動作の概要を図11に示す。
オプションヘッダ解析部141では、2回目からの解析を高速化するため、フローキャッシュテーブルを持つこともできる。そのフローキャッシュテーブルの構成を図9に示す。フローキャッシュテーブルには、そのパケットの送信者IPアドレス、フローID、Hop Count、Slot per Hop、使用スロット番号を記録しておく。
次に、同じフローからのパケットを受信し、オプションヘッダを見た場合、送信者IPアドレス、フローID、“Hop Count”が同じであれば、上記の計算をせず、テーブル(図示せず)に記録されたスロットを利用すると判断する。さらに、パケットスケジューリング部15にも、図10に示すようなキャッシュテーブルを持たせることによって、オプションヘッダ解析部141でフローキャッシュテーブルにヒットしたパケットは送信スロット制御処理部151への送信スロット設定要求を省略することができる。
続いて、(2)パケットの転送について説明する。通信端末1−1からパケットを受信した通信端末1−2では、パケット受信処理部11にパケットを渡す。パケット受信処理部11はIPヘッダの宛先IPアドレスが自分宛でないことを確認し、パケットをパケット転送処理部12へ渡す。パケット転送処理部12ではIP経路表から次にパケットを転送するネクストホップを決定し、パケット送信処理部14へ渡す。
パケット送信処理部14では、IPオプションヘッダの有無を確認し、IPオプションヘッダがあれば、上記の(1)の場合と同様に、中身を解析する。C=1、U=3であるので、“C mod U”=1である。“C mod U”=1であれば、Slot for Hop 2(この場合、50)を使用してパケットを送信するよう送信スロット制御処理部151に設定し、オプションヘッダの“Hop Count”フィールドの値に1を足して該フィールドを書き換え、パケットをパケットスケジューリング部15に渡す。パケットスケジューリング部15は、設定されたスロット50番を使って、ネクストホップである通信端末1−3パケットを送信する。
以下同様に、通信端末1−3から通信端末1−4へはスロット80番を利用してパケットが転送され、通信端末1−4から通信端末1−5へはスロット2番を使ってパケットが転送される。
ここで、各通信端末の電波送信範囲が同じであるとすると、スロットの再利用ができる条件は、2Hop以上離れているとなる。図1に示すように、通信端末1−1が通信端末1−2へスロット2番を使ってパケットを送信した場合、通信端末1−2はスロット2番を使うことはできない。さらに、通信端末1−3もスロット2番を使って通信端末1−4にパケットを送信することができない。なぜならば、通信端末1−3の電波は通信端末1−2にも届くため、通信端末1−2では通信端末1−1からの電波と通信端末1−3からの電波をスロット2番で同時に受信してしまうため、通信端末1−1から正常にパケットを受信できなくなるからである。通信端末1−4は、スロット2番を再利用して通信端末1−5にパケットを送ることができる。
こうして、本実施例では、3ホップ毎にスロットを再利用することによって、スロットの利用効率を高めることができる。これが、通常、“Hop CYCLE”が3である理由である。
次に、(3)パケットの受信について説明する。通信端末1−4からパケットを受け取った通信端末1−5の無線受信処理部16は、パケットをパケット受信処理部11へ渡す。パケット受信処理部11は、IPヘッダの宛先IPアドレスが自分であるため、受信データをアプリケーション10へ渡す。尚、この説明では、TCP、RTP、UDP等の上位レイヤーの処理の記述を省略している。
このように、本実施例では、上述した(1)〜(3)の処理によって、確保されたスロットを使って通信端末1−1と通信端末1−5との間で帯域保証されたマルチホップ通信を行うことができる。
上記のように、本発明の第1の実施例による資源予約通信方法によれば、上述した課題を克服することが可能となる。まず、本発明の第1の実施例による資源予約通信方法では、スロット割当サーバ21において割り当てられたネットワーク内でユニークなスロットを使用するため、他の通信端末によってそのスロットが干渉されることがない。また、本発明の第1の実施例による資源予約通信方法では、オプションヘッダ情報を基に転送端末が転送時にスロットを決定するため、転送端末の移動によって経路が変化しても、従来の資源予約通信方法のように経路を構成する端末がそれぞれスロットを取り直す必要がない。
よって、本発明の第1の実施例による資源予約通信方法では、従来の資源予約通信方法においてできなかった無線マルチホップネットワークにおける安定したエンドツウエンド(End−to−End)帯域保証通信が可能となる。
上述した本発明の第1の実施例においては、”Hop CYCLE”(スロットを再利用するホップ数サイクル)を、上記の理由によって、通常、3であるとしているが、指向性アンテナを用いることによって、この値を2にすることも可能である。
図12は本発明の第2の実施例によるパケットの転送例を示す図である。図12においては、指向性アンテナを利用した場合の2スロットを再利用したパケットの転送例を示している。図12に示す転送例の場合、通信端末1−3が送信する電波は通信端末1−2に届かないため、スロットを2ホップサイクルで再利用することができる。
図13は本発明の第3の実施例における送信干渉の例を示す図であり、図14は本発明の第3の実施例において“Hop CYCLE”を増やしたオプションヘッダの例を示す図である。図13においては、通信端末1−1〜1−5毎に電波送信出力が異なる場合、特に通信端末1−4の出力が大きく、通信端末1−2まで届く場合を示している。この場合、通信端末1−4がスロット1番を再利用すると、端末1−1から端末1−2への送信と干渉し、通信端末1−2で頻繁に受信エラーが発生し、安定した通信ができなくなる。
このように、ある通信端末で受信エラーが頻発する場合、“Hop CYCLE”を大きくすることで事態が緩和されることがある。例えば、“Hop CYCLE”を4とし、4つのスロットを使うことによって、図13に示す通信端末1−1と通信端末1−4との送信干渉を解消することができる。
そこで、通信端末1−2は帯域保証された通信(本発明のオプションヘッダ付きパケットのフロー)で確保されたスロットにおいて頻繁にエラーが発生する場合、フローの送信者である通信端末1−1に対して、制御用チャネルを使ってスロット再割当要求を出す。スロット再割当要求を受信した通信端末1−1は、“Hop CYCLE”を増やしてQoS設定要求を再度行い、新たに追加スロットをスロット割当サーバ21から割り当ててもらう。
それが完了すると、次のパケットから図14に示すように“Hop CYCLE”を増やしたオプションヘッダを付けて送信する。また、通信開始時に、予め多めにスロットを割り当ててもらうことで、スロット再割り当て要求を他の通信端末から受けた後、スロット割当サーバ21にスロット割り当て要求を送信する手順を省き、“Hop Cycle”を増やすことが可能である。
また、上述した非特許文献3に記載されているようなルーティングプロトコルに対して片方向リンクを広告するように拡張することによって、送信端末はQoS設定時に宛先端末までの経路上に存在する通信端末を確認し、片方向リンクが存在してスロットが干渉する部分を発見した場合、予め干渉しない“Hop CYCLE”を計算してスロット要求を行うことができる。
図13でいうと、通信端末1−2は通信端末1−4との片方向リンクを持っており、通信端末1−4は通信端末1−1〜1−5の通信経路上で通信端末1−2が受信するスロットを使うホップ数にあることが判明した場合、“Hop CYCLE”を4に設定しスロット要求を行い、4“Hop Cycle”で通信を行うようにする。これによって、予め“Hop CYCLE”=3では干渉が発生することがわかっている場合には、QoS設定時にそれを避けることができる。
また、送信端末は、通信開始の前に宛先端末までの経路上にあるすべての端末に対して干渉しないスロット数の調査を行うことで、ルーティングプロトコルで片方向リンク情報を広告しない場合でも、予め必要なスロット数を知ることができる。
転送端末で予約されたスロットにおいて受信エラーが頻発する原因としては、上記の場合以外に、通信端末の移動による干渉範囲の変化やトポロジーの変化が考えられる。本発明の第3の実施例の場合との区別は、図14に示す場合で言えば、通信端末1−2が通信端末1−4との間に片方向リンクを持っているかどうかで判断することができる(片方向リンクは、例えば非特許文献3においては、Asymmetric Neighborとして扱われるものである)。
この場合には、ルーティングプロトコルに制御メッセージを送信するトリガーをかけて経路更新を促すことによって、通信経路が更新され受信エラーを解消することができる。
また、これまでの通信における干渉頻度やルーティングプロトコル等から得られた他の端末の分布状況等を考慮して、干渉しないスロット数を推測し、通信開始時に推測したスロット数を予約することもできる。こうした推測ができない場合には、予め決められた数のスロットを予約することも考えられる。
図15は本発明の第4の実施例による資源予約通信方法を示す図である。図15においては、有線ネットワーク102と無線マルチホップネットワーク101,103とが混在する環境を示している。有線ネットワーク102と無線マルチホップネットワーク101,103とは変換接続点31,32で接続され、無線マルチホップネットワーク101内には通信端末1−1,1−2とスロット割当サーバ21とを含み、有線ネットワーク102内にはルータ41を含み、無線マルチホップネットワーク103内には通信端末1−3,1−4とスロット割当サーバ22とを含んでいる。
示すような、有線ネットワークと無線ネットワークとが混在する環境において、無線ネットワークから有線ネットワークへの変換接続点31ではオプションヘッダのスロット情報を基に有線ネットワークでの帯域予約を行い、逆に有線ネットワークから無線ネットワークへの変換接続点32では有線ネットワークの帯域予約情報を基に無線ネットワークのスロットを予約する。
これによって、本実施例では、無線マルチホップネットワーク内だけでなく、無線ネットワークと有線ネットワークとの混在環境においても、エンドツウエンド(End−to−End)の帯域保証通信が可能となる。
上述した本発明の第1の実施例から第4の実施例では、無線制御方式としてTDMAを前提とし、帯域保証に必要なリソースをタイムスロットとしたが、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で制御される無線ネットワークにおいては、コードを資源とすることで、上記と同様に、本発明による資源予約通信方法を適用することができる。
本発明の第1の実施例による無線マルチホップネットワークの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例による通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例で用いるTDMAフレーム構成を示す図である。 本発明の第1の実施例において作成されるオプションヘッダの構成を示す図である。 図2のヘッダ作成処理部に渡されるオプションヘッダの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例において作成される送信パケットの構成を示す図である。 図2のフロー識別処理部が保持するフローテーブルを示す図である。 図2のオプションヘッダ作成処理部が保持するスロット情報テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施例におけるフローキャッシュテーブルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるキャッシュテーブルの構成を図である。 本発明の第1の実施例におけるスケジューリング動作の概要を示す図である。 本発明の第2の実施例によるパケットの転送例を示す図である。 本発明の第3の実施例における送信干渉の例を示す図である。 本発明の第3の実施例において“Hop CYCLE”を増やしたオプションヘッダの例を示す図である。 本発明の第4の実施例による資源予約通信方法を示す図である。 従来の資源予約通信方法の問題点の一例を示す図である。 従来の資源予約通信方法の問題点の他の例を示す図である。
符号の説明
1−1〜1−5 通信端末
10 アプリケーションプログラム
11 パケット受信処理部
12 パケット転送処理部
13 パケット作成処理部
14 パケット送信処理部
15 パケットスケジューリング処理部
16 無線受信処理部
17 無線送信処理部
18 QoS設定処理部
21,22 スロット割当サーバ
31,32 変換接続点
41 ルータ
101,103 無線マルチホップネットワーク
102 有線ネットワーク
111 ヘッダ解析処理部
121 転送先端末決定処理部
131 フロー識別処理部
132 オプションヘッダ作成処理部
133 ヘッダ作成処理部
141 オプションヘッダ解析部
151 送信スロット制御処理部
181 スロット要求処理部

Claims (15)

  1. 複数の通信端末が無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークであって、
    送信端末が、ヘッダに予約資源情報を挿入して前記パケットを送信することを特徴とする無線マルチホップネットワーク。
  2. 転送端末が、前記ヘッダの情報から自端末が転送に利用できる予約資源を決定し、その資源を使って前記パケットを転送することを特徴とする請求項1記載の無線マルチホップネットワーク。
  3. 前記転送端末が、前記予約資源において通信が失敗した場合に前記送信端末に失敗を通知し、
    前記送信端末が、その通知を受信した時に資源予約を再調整することを特徴とする請求項2記載の無線マルチホップネットワーク。
  4. 前記転送端末が、前記予約資源において通信が失敗した場合にルーティングプロトコルに対して経路更新を行うトリガーを発することを特徴とする請求項2記載の無線マルチホップネットワーク。
  5. 前記送信端末が、前記ルーティングプロトコルからの情報を用いて通信開始時に必要な資源を計算することを特徴とする請求項4記載の無線マルチホップネットワーク。
  6. 他の通信端末とともに無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークを構成する通信端末であって、
    前記パケットの送信時にそのパケットのヘッダに予約資源情報を挿入して送信する手段を有することを特徴とする通信端末。
  7. 前記パケットの転送時に前記ヘッダの情報から自端末が転送に利用できる予約資源を決定する手段と、その決定した資源を使って前記パケットを転送する手段とを含むことを特徴とする請求項6記載の通信端末。
  8. 前記パケットの転送時に前記予約資源において通信が失敗した場合に当該パケットを送信した送信端末に失敗を通知する手段と、
    前記パケットを送信する際に前記パケットを転送する転送端末から前記失敗の通知を受信した時に資源予約を再調整する手段とを含むことを特徴とする請求項7記載の通信端末。
  9. 前記パケットの転送時に前記予約資源において通信が失敗した場合にルーティングプロトコルに対して経路更新を行うトリガーを発する手段を含むことを特徴とする請求項7記載の通信端末。
  10. 前記パケットの送信時に前記ルーティングプロトコルからの情報を用いて通信開始時に必要な資源を計算する手段を含むことを特徴とする請求項9記載の通信端末。
  11. 複数の通信端末が無線によってパケットの送信、受信、転送を行う無線マルチホップネットワークに用いる資源予約通信方法であって、
    前記通信端末が、前記パケットの送信時にそのパケットのヘッダに予約資源情報を挿入して送信する処理を実行することを特徴とする資源予約通信方法。
  12. 前記通信端末が、前記パケットの転送時に前記ヘッダの情報から自端末が転送に利用できる予約資源を決定する処理と、その決定した資源を使って前記パケットを転送する処理とを実行することを特徴とする請求項11記載の資源予約通信方法。
  13. 前記通信端末が、前記パケットの転送時に前記予約資源において通信が失敗した場合に当該パケットを送信した送信端末に失敗を通知する処理と、前記パケットを送信する際に前記パケットを転送する転送端末から前記失敗の通知を受信した時に資源予約を再調整する処理とを実行することを特徴とする請求項12記載の資源予約通信方法。
  14. 前記通信端末が、前記パケットの転送時に前記予約資源において通信が失敗した場合にルーティングプロトコルに対して経路更新を行うトリガーを発する処理を実行することを特徴とする請求項12記載の資源予約通信方法。
  15. 前記通信端末が、前記パケットの送信時に前記ルーティングプロトコルからの情報を用いて通信開始時に必要な資源を計算する処理を実行することを特徴とする請求項14記載の資源予約通信方法。
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