JP2007141550A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材のはみ出しを抑制する燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】セパレータと膜電極接合体とを交互に積層してなる燃料電池であって、前記セパレータの平面上の各辺に沿って、該セパレータの厚み方向に複数の貫通孔を設け、前記積層されたセパレータの貫通孔によって、前記燃料電池の内部に反応ガス用のマニホールドを形成し、前記積層において、前記燃料電池の外部への前記反応ガスの漏れを抑えるシール部材を介装し、前記シール部材には、前記貫通孔を囲み、該貫通孔とは異なる形状のシールラインを設け、前記シールラインの少なくとも一部であって、前記セパレータの一辺と当該一辺に対応する一の前記貫通孔との間に形成される当該シールラインの部分の過半を、当該セパレータの一辺から該シールラインまでの距離が該一辺方向に連続的に変化する形状に成形した燃料電池とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、燃料電池の構造に関し、詳しくは燃料電池で使用される反応ガスの漏れを抑えるシールの構造に関する。
従来から、車両用の燃料電池として、種々の構造が検討されている。例えば、固体高分子型と呼ばれる燃料電池は、固体高分子の電解質膜に電極を接合した膜電極接合体(MEA)の両側にセパレータを配置して形成される単セルを複数積層し、両端から所定の圧力をかけて保持する構造を、基本構造としている。各セパレータには外部から供給される反応ガスが通過する貫通孔が設けてあり、複数のセパレータを積層することで、反応ガスの流路としてのマニホールドが燃料電池内部に形成されている。
こうした基本構造を有する燃料電池の一例として、下記特許文献1には、三つのプレートを積層して形成したセパレータと、膜電極構造体とを積層した構造が開示されている。
特開2004−6104号公報
ところで、こうした内部にマニホールドを有する燃料電池では、燃料電池外部への反応ガスの漏れを抑制するために、積層過程でシール部材を介装している。こうしたシール部材は、組付け時の所定の圧力により固定されているが、マニホールド内を流れる反応ガスの圧力を受けて、シール部材が燃料電池の外周からはみ出すことがあった。その結果、燃料電池内部のシール性が低下してしまうことがあった。
こうした問題に対応するため、シール部材の外周などに補強枠などを設け、マニホールド内の圧力を受けても、シール部材がはみ出さないような構成を採ることも考えられるが、部品点数や製造工程が増えると共に、燃料電池自体の重量も増大し、現実的ではなかった。そのため、シール部材自体の構造によって、外周へのはみ出しに対応することが望まれていた。
本発明は、シール部材がはみ出すといった問題を踏まえて、シール部材のはみ出しを抑制する燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池は、上記課題を鑑み、以下の手法を採った。すなわち、セパレータと膜電極接合体とを交互に積層してなる燃料電池であって、前記セパレータの平面上の各辺に沿って、該セパレータの厚み方向に複数の貫通孔を設け、前記積層されたセパレータの貫通孔によって、前記燃料電池の内部に反応ガス用の複数のマニホールドを形成し、前記積層において、前記燃料電池の外部への前記反応ガスの漏れを抑えるシール部材を介装し、前記シール部材には、前記貫通孔を囲み、該貫通孔とは異なる形状のシールラインを設け、前記シールラインの少なくとも一部であって、前記セパレータの一辺と当該一辺に対応する一の前記貫通孔との間に形成される当該シールラインの部分の過半を、当該セパレータの一辺から該シールラインまでの距離が該一辺方向に連続的に変化する形状に成形したことを要旨としている。
本発明の燃料電池によれば、反応ガスの漏れを抑制する機能を果たすシールラインの形状を貫通孔とは異なる形状とし、セパレータ一辺と貫通孔との間の部分の過半を、セパレータ一辺からシールラインまでの距離が一辺方向に連続的に変化する形状に成形する。シールラインのうち、セパレータ一辺と貫通孔との間の部分は、貫通孔を流れる反応ガスの圧力により、燃料電池、あるいは、セパレータ外周からはみ出す方向への力(一辺に垂直方向の力)を受ける。かかる部分を、距離が連続的に変化する形状に形成するため、一辺に垂直方向の力は分散される。したがって、シールラインは、燃料電池、あるいは、セパレータ外周からはみ出す方向へ変形し難い構造となり、反応ガスの圧力によるシール部材のはみ出しを抑制することができる。その結果、燃料電池内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
上記の構成を有する燃料電池における距離が一辺方向に連続的に変化する形状は、前記セパレータの一辺に垂直な方向へ、所定の曲率を備えた形状であるものとしても良い。
かかる燃料電池によれば、距離が一辺方向に連続的に変化する形状として、所定の曲率を備えた形状を採用する。つまり、セパレータ一辺と貫通孔との間のシールライン部分を、セパレータ一辺方向に平行な直線状ではなく、曲率を付けた形状に形成する。したがって、セパレータ外周からはみ出す方向への力は曲率に沿って分散され、シール部材のはみ出す方向への変形を抑制することができる。その結果、燃料電池内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
上記の構成を有する燃料電池のセパレータは、略矩形状の平面に形成されると共に、略矩形状の前記貫通孔を備え、前記所定の曲率を備えたシールライン全体の形状は、前記セパレータの略矩形の一辺に垂直な方向に凸な略三日月状の形状であるものとしても良い。
かかる燃料電池によれば、略矩形状の貫通孔に対して、略三日月状のシールラインを形成し、セパレータ一辺に垂直方向に略三日月の凸を向けて配置する。かかる方向に略三日月状のシールラインを形成することで、シール部材にはセパレータ一辺に垂直方向と直交する方向にも力が働く。こうした力により、シール部材がセパレータ外周からはみ出す方向へ変形し難い構造となり、反応ガスの圧力によるシール部材のはみ出しを抑制することができる。
上記の構成を有する燃料電池は、前記セパレータの平面上の各辺に沿って、同一の前記反応ガスに対し、隣接する複数の貫通孔を設け、前記シール部材に、前記貫通孔毎に対応する前記シールラインを形成するものとしても良い。
かかる燃料電池によれば、同一の反応ガスに対応して、セパレータの平面上の各辺に沿った隣接する箇所に貫通孔を複数設け、貫通孔毎にシールラインを設ける。シールラインを貫通孔毎に設けることで、隣接する貫通孔の間にはシール部材が存在し、シール部材がセパレータ外周からはみ出す方向へ変形し難い構造とすることができる。
上記の構成を有する燃料電池において、セパレータは、三つの導電性プレートを積層して形成される三層積層型のセパレータであり、前記シール部材は、前記膜電極接合体を取り囲み、該膜電極接合体と一体で構成し、前記三層積層型のセパレータと、前記一体構造の膜電極接合体とを交互に複数積層して形成するものとしても良い。
かかる燃料電池によれば、シール部材を膜電極接合体と一体で構成し、三層積層型のセパレータと一体構造の膜電極接合体とを交互に複数積層して、燃料電池を形成する。シール部材を一体構造とすることで、部品点数を減らし、組立工数を低減することができる。また、シール部材のはみ出しが懸念される三層積層型のセパレータからなる燃料電池に、本シール部材の構造を適用することで、反応ガスの漏れの抑制に大きな効果を奏する。
本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.燃料電池システムの構成:
B.第1実施例のシールライン:
C.第2実施例のシールライン:
D.変形例:
A.燃料電池システムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池を含む燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。図示するように、燃料電池システム1は、水素と酸素との電気化学反応により発電する燃料電池10、燃料電池10に水素ガスを供給する水素タンク100、燃料電池10に酸素を含有する空気を供給するコンプレッサ110、燃料電池10を冷却するラジエータ120、燃料電池10の電力を蓄電するバッテリー140、燃料電池10の電力等により駆動する走行モータ160などを備え、車両に搭載されている。
燃料電池10は、固体高分子型燃料電池であり、電解質膜や電極やセパレータなどを有する複数のモジュール20の両端に、ターミナル34、インシュレータ33、エンドプレート30を順に備えて構成される。エンドプレート30は、水素,酸素,冷却水等の供給口や排出口を有すると共に、テンションプレート31と結合するボルト32の締結部を備えている。このボルト32によって、複数積層されたモジュール20の両端のエンドプレート30間をテンションプレート31で接続することで、各モジュール20の積層方向に所定の圧縮力を与えている。セパレータには、その厚み方向に複数の貫通孔が設けられており、複数のモジュール20を積層することで、内部に複数のマニホールドを形成する。この各マニホールドの位置と、エンドプレート30の給排口の位置とは対応しており、外部からの各種流体は滞り無く各モジュール20に供給されている。なお、モジュール20やセパレータの詳細構造については後述する。
水素タンク100は、こうして形成される燃料電池10に水素ガスを供給する供給源であり、高圧の水素ガスを貯留している。水素タンク100と燃料電池10とは、水素供給配管104で接続され、水素タンク100からの高圧の水素ガスは、水素供給配管104上に設けた減圧バルブ102によって、所定の圧力に減圧されて燃料電池10内に供給される。供給された水素ガスは上記の反応に使用されると共に、反応に供しきれず、水素排出配管106から排出された一部の水素ガスは、水素排出配管106上に設けた循環ポンプ108により、供給側へ循環される。
コンプレッサ110は、燃料電池10に空気を供給する供給源であり、大気中の空気を吸い込み、これを燃料電池10に供給している。コンプレッサ100と燃料電池10とは、空気供給配管112により接続され、外部からの空気は空気供給配管112を通って燃料電池10内に供給される。供給された空気は上記の反応に使用され、反応後のガスは空気排出配管115から外部へ排出される。
こうして供給される水素ガス,空気による反応は、発熱反応である。ラジエータ120と燃料電池10とは、冷却水供給配管121と冷却水排出配管122とによって接続されており、ラジエータ120を介して冷却水を循環させることで、燃料電池10内の温度上昇を所定範囲に収めている。なお、冷却水の循環は、冷却水供給配管121上に設けたポンプ125を駆動することで行なわれる。
燃料電池10内の反応による電力は、DC/DCコンバータ130を介してバッテリー140に蓄電されると共に、インバータ150を介して走行モータ160の回転動力に使用される。
図2は、燃料電池10のモジュール20の概略構造を示す断面図である。この断面図は、略長方形の表面に所定の厚みを備えたモジュール20を厚み方向に切断した断面を示している。図示するように、モジュール20は、単セル40と、その両端に配置したセパレータ50の一部とから構成されている。単セル40は、電解質膜を含むMEA(膜電極接合体、Membrne Electrode Assembly)42と、MEA42の外側に配置された第2ガス拡散層44,46と、主にMEA42の外周を覆うシール部材48とを有し、これらを一体で形成してなる。
MEA42は、薄膜である電解質膜の表面に、それぞれ電極(アノード、カソード)を備え、各電極の外側に第1のガス拡散層を備えている。電解質膜は、プロトン伝導性を備える固体高分子材料からなり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。電極は、電気化学反応を促進する触媒、例えば、白金などを備えている。第1ガス拡散層は、カーボン製の多孔質体であり、例えば、カーボンクロスやカーボンペーパによって形成される。こうした材料からなる各部は、接合により一体化されてMEA42となる。
第2ガス拡散層44,46は、発泡金属や金属メッシュなど、内部に多数の細孔を備えた金属製の多孔質体から形成されている。この内部の細孔により形成される空間は、単セル40内の空気,水素ガスの流路として機能する。つまり、第2ガス拡散層44は、MEA42のカソード側とセパレータ50との空間に配置されて空気の流路として働き、第2ガス拡散層46は、MEA42のアノード側とセパレータ50との空間に配置されて水素ガスの流路として働く。この多孔質体からなる流路に供給された空気,水素ガスは、流路を流れる過程でMEA42のそれぞれの表面に拡散される。MEA42に供給された空気,水素ガスは、第1ガス拡散層により拡散され、それぞれの電極に到達し、電解質膜を介して反応する。以下、MEA42に第2ガス拡散層44,46を備えた構造をMEGA47と呼ぶ。
図3は、MEGA47の外周を覆うシール部材48の一部を示す斜視図である。シール部材48は、シリコンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴムなどの弾性を有する絶縁性樹脂材料により形成され、図示するように、MEGA47と一体化されている。具体的には、シール部材48は、MEGA47の外周に射出成形され、多孔質体の隙間に絶縁性樹脂材料を含浸させることでMEGA47と一体化される。こうしてシール部材48は、MEGA47と隙間なく接合される。以下、こうした構成の単セル40を、シール一体構造のMEGA47と呼ぶ。
このシール部材48には、その厚み方向に、燃料電池10内部の各マニホールドの孔を覆い囲む凸部が形成され、凸部に囲まれた内部領域にはマニホールドの孔に対応する孔が形成されている。こうしたシール一体構造のMEGA47とセパレータ50を交互に積層して、テンションプレート31による積層方向の圧縮力を与えると、シール部材48の凸部は、2つの隣接するセパレータ50に接触し、積層方向に潰れて変形する。その結果、凸部は、マニホールド内からの反応ガス(空気、水素ガス)の漏れを抑制するシールラインSLを形成している。
本実施例の燃料電池10は、上記のように、シール一体構造のMEGA47とセパレータ50を交互に積層して形成される。すなわち、シール部材48は、2つの隣接するセパレータ50に挟持されて固定され、シール部材48よりも剛性の高い樹脂フレームなどをセパレータ50間に設ける必要がない。したがって、部品点数を低減すると共に、燃料電池10の容積、重量を低減することができる。
次に、セパレータ50の詳細構造について説明する。図2に示すように、セパレータ50は、空気の流路となる第2ガス拡散層44と接触するカソード側プレート52と、水素ガスの流路となる第2ガス拡散層46と接触するアノード側プレート54と、両プレートの中間に配置される中間プレート53との3つのプレートを備えている。セパレータ50は、これらのプレートを、カソード側プレート52,中間プレート53,アノード側プレート54の順に積層した三層構造からなり、かかる構造のセパレータ50を三層積層型のセパレータと呼ぶ。
図4は、カソード側プレート52の平面形状を示す説明図である。図示するように、カソード側プレート52は、略長方形の外形形状に形成され、長方形の4辺に沿って6個の略長方形の貫通孔60a〜65aを備えている。具体的には、長方形の2つの長辺のうちの一辺に沿って、空気供給用(図中に空気inと記す)の貫通孔60aを備え、他辺に沿って、空気排出用(図中に空気outと記す)の貫通孔61aを備えている。また、2つの短辺のうち一辺に沿って、水素ガス供給用(水素inと記す)の貫通孔65aと、冷却水排出用(水outと記す)の貫通孔63aとを備え、他辺に沿って、冷却水供給用(水inと記す)の貫通孔62aと、水素ガス排出用(水素outと記す)の貫通孔64aとを備えている。
さらに、カソード側プレート52は、空気用の貫通孔60a,61aからカソード側プレート52の中心方向へ、所定距離だけ移動した位置に、複数の略円形の孔55,56を備えている。つまり、複数の孔55,56は、カソード側プレート52の長辺方向に並んで配置され、孔55は貫通孔60aに、孔56は貫通孔61aに、それぞれ対応している。この孔55,56も、空気の流路の一部として機能するが、空気の流れについては後述する。
図5は、アノード側プレート54の平面形状を示す説明図である。図示するように、アノード側プレート54は、カソード側プレート52と同一の略長方形の外形形状に形成され、カソード側プレート52と同一の位置に、同一形状の貫通孔60b〜65bを備えている。このアノード側プレート54は、水素ガス用の貫通孔62b,63bからアノード側プレート54の中心方向へ、所定距離だけ移動した位置に、複数の略円形の孔57,58を備えている。つまり、複数の孔57,58は、アノード側プレート54の短辺方向に並んで配置され、孔57は貫通孔65bに、孔58は貫通孔64bに、それぞれ対応している。
図6は、中間プレート53の平面形状を示す説明図である。図示するように、中間プレート53は、カソード側プレート52と同一の略長方形の外形形状に形成されている。中間プレート53は、2つの長辺のうち、一辺に沿って空気供給用の貫通部60cを、他辺に沿って空気排出用の貫通部61cを、それぞれ備えている。空気供給用の貫通部60cは、カソード側プレート52の貫通孔60aと孔55とをつなぎ合わせた形状に形成され、空気排出用の貫通部61cは、カソード側プレート52の貫通孔61aと孔56とをつなぎ合わせた形状に形成されている。
また、中間プレート53は、2つの短辺のうち、一辺に沿って水素ガス排出用の貫通部64cを、他辺に沿って水素ガス供給用の貫通部65cを、それぞれ備えている。空気用の貫通部と同じように、水素ガス排出用の貫通部64cは、アノード側プレート54の貫通孔64bと孔58とをつなぎ合わせた形状に形成され、水素ガス供給用の貫通部65cは、アノード側プレート54の貫通孔65bと孔57とをつなぎ合わせた形状に形成されている。
さらに、中間プレート53は、図4,図5に示した冷却水供給用の貫通孔62a,62bの位置と、冷却水排出用の貫通孔63a,63bの位置とを接続する細長い穴部66を複数備えている。この穴部66は、中間プレート53の略中央付近を、長辺方向に直線状に形成されており、直線部分の両端は、冷却水用の貫通孔62a,62b,63a,63bの大きさに収まるように斜めに形成されている。
こうした平面形状の3つのプレートは、流路などの凹凸形状のない平坦な表面を有し、ステンレス鋼やチタン,チタン合金など、導電性の金属材料から形成されている。これらのプレートを重ね合わせて接合することで、セパレータ50が完成する。なお、図4,図5,図6に矢印で示したAA断面は、図2に示したセパレータ50の断面形状に該当している。
こうした平坦なプレートを積層してセパレータ50を構成し、多孔質体で流路を形成したMEGA47を用いることで、エッチング等の複雑な製造方法による流路用の溝を形成する必要がない。なお、セパレータ50を構成するプレートの材料は、導電性を有する樹脂材料であっても良い。
完成したセパレータ50には、各貫通孔を重ね合わせることで各種流体の流路が形成され、さらに、こうしたセパレータ50を複数積層することで燃料電池10内部にマニホールドが形成される。以下、貫通孔60a等により形成されるマニホールドを空気供給マニホールド60と、貫通孔61a等により形成されるマニホールドを空気排出マニホールド61と、貫通孔65a等により形成されるマニホールドを水素供給マニホールド65と、貫通孔64a等により形成されるマニホールドを水素排出マニホールド64と、貫通孔62a等により形成されるマニホールドを冷却水供給マニホールド62と、貫通孔63a等により形成されるマニホールドを冷却水排出マニホールド63と、それぞれ呼ぶこととする。
次に、こうした構造のセパレータ50内における流体の流れについて説明する。空気供給マニホールド60を流れる空気、つまり、セパレータ50のカソード側プレート52の貫通孔60aに供給された空気(図4の紙面の表側から裏側へ向かって流れる空気)は、中間プレート53の貫通部60c,アノード側プレート54の貫通孔60bを流れると共に、中間プレート53の貫通部60cにより、その一部は、カソード側プレート52の孔55を流れる。すなわち、図4の孔55は、紙面の裏側から表側へ向かって空気が流れる。こうしてセパレータ50の表面(カソード側プレート52の表面)に流れる空気は、セパレータ50と隣接するMEGA47の第2ガス拡散層44内を流れ、反応に供されつつ、カソード側プレート52の孔56へ流れる(図4の孔56は、紙面の表側から裏側へ流れる)。そして、中間プレート53の貫通部61cにより、アノード側プレート54の貫通孔61b,中間プレート53の貫通部61cを流れてきた空気(空気排出マニホールド61を流れる空気)と合流し、カソード側プレート52の貫通孔61aを図4の紙面の表側へ向かって流れる。
水素ガスも空気の流れとほぼ同様であり、中間プレート53の貫通部64c,65cによって、水素ガスはアノード側プレート54の表面上を孔57から孔58に向かい、セパレータ50と隣接するMEGA47の第2ガス拡散層46内を流れ、反応に供される。なお、冷却水は、中間プレート53の穴部66を介して、滞りなく循環する。
このセパレータ50を複数積層して形成されるマニホールド内の反応ガスは、100kPa程度の圧力をもって流れる。そのため、セパレータ50間のシールラインSLにはマニホールド内の内圧が働く。この内圧によって、シールラインSL(シール部材48)は、膨張する方向へ変形しようとする。つまり、セパレータ50の外周からはみ出す方向へ変形しようとする。本実施例では、シールラインSL自体の形状により、シール部材48のセパレータ50の外周からのはみ出しを抑制している。以下、こうしたシールラインSLの形状について説明する。
B.第1実施例のシールライン:
図7は、第1実施例としてのシール一体構造のMEGA47の平面形状を示す説明図である。図示するように、シール一体構造のMEGA47は、セパレータ50の各プレートと同一の略長方形の外形形状を有し、MEGA47の外周を覆うシール部材48には、各マニホールド60〜65に対応した位置、大きさの孔60d〜65dが備えられている。このシール部材の一部であって、各孔60d〜65dの周りにはシールラインSLが設けてある。
通常、シールラインの形状は、マニホールドの形状に合わせて形成される。例えば、マニホールドが長方形であれば、シールラインも長方形に形成される。これに対して、本実施例では、図7に示すように、略長方形のマニホール孔(セパレータの貫通孔)に対して、マニホールド孔の形状とは異なる略三日月状の形状によってシールラインを形成している。
このシールラインSLは、略長方形のマニホールド孔を覆い囲み、シール部材48の外周(セパレータ50の外周)の一辺と、これに対応する一の貫通孔との間に形成されるシールラインSLの部分を、外周の一辺に垂直な方向へ、所定の曲率を備えて形成し、全体として略三日月状に形成されている。空気供給マニホールド60を例に採ると、図示するシール部材48外周の一辺αと、シール部材48の孔60dとの間に形成されるシールラインSLを、図中のY方向に凸である曲線で形成している。つまり、Y方向に凸な略三日月状にシールラインSLを形成している。なお、図示するY方向は、シール部材48外周の一辺αに垂直な方向(略長方形の外形を有するシール部材48の短辺方向)を示し、X方向は、シール部材48外周の一辺αに平行な方向(シール部材48の長辺方向)を示している。
こうした略三日月状のシールラインSLは、各マニホールド孔、つまり、図示する各孔60d〜65dの周りに設けられ、シール一体構造のMEGA47の中心から、シール部材48の外周の各辺に垂直な方向へ凸となるように形成されている。
図8は、一のマニホールド付近のシールラインSLの形状を示す拡大図である。図示するシールラインSLは、図7に示したシール部材48の孔60d(空気供給マニホールド60に対応する孔)を拡大したものである。なお、図7と同様、図中のY方向はシール部材48の短辺方向を示し、X方向はシール部材48の長辺方向を示している。
図示するように、所定圧力の空気が空気供給マニホールド60に供給されると、セパレータ50間に挟持されたシール部材48の孔60dを空気が流れ、シールラインSLには空気の圧力がかかる。この圧力は、略三日月状のシールラインSLの各部に均等に作用し、シールラインSLを膨張させる方向へ働く。
上述のように、シールラインSLを含むシール部材48は弾性を有する絶縁性樹脂材料からなり、MEA42を含むMEGA47に比べて剛性が低い。すなわち、シールラインSLのうち、MEGA47側に近い部分はMEGA47の剛性の影響を受けて変形し難い。その結果、圧力を受けたシールラインSLは、専らY方向(シール部材48をセパレータ50外周からはみ出す方向)へ変形しようとする。
本実施例のシールラインSLは、セパレータ50外周側に所定の曲率を有する略三日月状に形成されているため、圧力によってY方向へ変形させようとする力を受けると共に、X方向への力も受ける。つまり、シール部材48をセパレータ50外周からはみ出す方向への力を分散して、はみ出す方向と直交する方向への力Fを発生させる(図8参照)。こうした直交方向の力Fにより、シール部材48は引っ張られ、セパレータ50外周からはみ出す方向への変形を抑制する。
なお、MEGA47側に近いシールラインSL部分は、上記のようにもともと変形し難いが、略三日月状の凹部によって、MEGA47側のシール部材48にはX方向の圧縮力が作用する。したがって、シールラインの形状により、Y方向へ変形し難い構成とすることができる。
また、本実施例のシールラインSLは、セパレータ50外周側に所定の曲率を有しており、セパレータ50外周からシールラインSLまでのY方向の距離は、X方向に渡って連続的に変化している。つまり、X方向に長いシールラインSLの両端付近は、中央付近に比べてY方向の余肉が厚い。したがって、X方向上のシールラインSLの各部におけるY方向への変形のし易さが異なり、シールラインを直線状に形成した場合のような変位の連続による大きな変形が生じることは無い。
こうした形状のシールラインSLを採用することで、反応ガスの圧力によるセパレータ50外周からのシール部材48のはみ出しを抑えることができる。その結果、燃料電池10内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
特に、セパレータ間にシール部材を挟み、モジュールの積層方向への圧縮力によりシール部材を保持する構成の燃料電池に、かかる形状のシールラインSLを採用する場合には、その効果は大きい。こうした形状のシールラインSLを用いて、シール部材の信頼性を向上することで、シール部材の変形(ずれ)を防止するための部材や構成を採る必要がなくなり、部品点数を低減し、構造を簡素化することができると共に、燃料電池全体の容積や重量を低減することができる。その結果、製造コストを抑え、量産性を向上することができる。
以上の第1実施例では、中心からシール部材48外周の各辺に垂直な方向へ凸な略三日月状のシールラインSLを形成するものとしたが、中心からシール部材外周の各辺に垂直な方向へ凹な略三日月状のシールラインを形成するものとしても良い。
具体的には、図9に示すように、図7の凸の向きを反転させた略三日月状のシールラインSL2を形成する。こうした形状のシールラインSL2に、圧力がかかると、シール部材48aをセパレータ50外周からはみ出す方向への力を分散して、はみ出す方向と直交する方向への力(例えば、図示する力F2)を発生させる。こうした直交方向の力により、シール部材48aは圧縮され、セパレータ50外周からはみ出す方向への変形を抑制する。
また、X方向に長いシールラインSL2の中央付近は、両端付近に比べてY方向の余裕代が長い。そのため、シールラインを直線状に形成した場合のような変位の連続による大きな変形が生じることは無い。したがって、シール部材48aのはみ出しを抑え、燃料電池10内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
C.第2実施例のシールライン:
図10は、第2実施例としてのシール一体構造のMEGA47の平面形状を示す説明図である。図示するように、第2実施例のMEGA47部分は、図7に示した第1実施例のMEGA47部分と同一であり、シールラインを含むシール部材の形状が異なる。したがって、シール部材を中心として、第1実施例とは異なる部分のみを説明する。
図示するように、略長方形のシール部材48bは、図7に示した水素用および冷却水用の孔62d〜65dと同じ位置、大きさの孔62d〜65dを備えている。なお、説明を簡単にするために、図7と同一符号を付している。
さらに、このシール部材48bは、図7に示した2つの空気用の孔60d,61dを、それぞれ3等分した計6つの孔71〜76を備えている。このシール部材48bの一部であって、各孔62d〜65d,71〜76の周りには、セパレータ外周方向に凸な略三日月状のシールラインSL3が設けてある。つまり、第2実施例では、3つの孔71,72,73が、第1実施例における空気の供給路としての孔60dとして働き、3つの孔74,75,76が、空気の排出路としての孔61dとして働く。なお、図示は省略するが、第2実施例のセパレータは、第1実施例のセパレータ50とほぼ同様の三層積層型のセパレータであり、空気用の貫通孔の形状が異なる。すなわち、図10に対応して空気用の貫通孔が複数設けてあり、第1実施例の空気用のマニホールド60,61を3等分に分割した計10個のマニホールドを備えて燃料電池が形成されている。
こうして各マニホールド(各孔62d〜65d,71〜76)の周りに形成されたシールラインSL3に圧力が働くと、第1実施例と同様、シール部材48bがセパレータ外周からはみ出す方向の力を分散し、シール部材48bのセパレータ外周からのはみ出しを抑制する。
さらに、シール部材48bの一の長辺方向に、3つの略三日月状のシールラインSL3を並べて配置する。各シールラインSL3は独立して閉じた領域を形成しているため、隣接するシールラインSL3の間には、シール部材48bが存在する(図10のB部参照)。こうした部分(B部)は、セパレータ外周からのはみ出し方形への変形を抑制する補強(いわゆるリブ)として働く。したがって、シール部材48bのセパレータ外周からのはみ出しを抑え、燃料電池内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
なお、本実施例では、第1実施例の空気用のマニホールド60,61を分割しているため、マニホールドの開口面積の合計が減少する。こうした場合には、シールラインSL3の形状に合わせてマニホールド孔の形状を設定し、燃料電池内での反応に必要な量の反応ガスを供給可能な開口面積を確保すれば良い。つまり、略三日月状のシールライン内側の領域内に収まるように、マニホールド孔の形状を設定する。こうすることで、必要十分な開口面積を確保しつつ、第2実施例のシールラインを採用することができると共に、容積の小さい燃料電池を形成することもできる。
本実施例では、空気用のマニホールドを、隣接する複数の貫通孔により形成し、貫通孔毎にシールラインSL3を設けるものとしたが、水素用のマニホールドを隣接する複数の貫通孔により形成するものとしても良い。さらに、冷却水用のマニホールドを隣接する複数の貫通孔により形成するものとしても良い。つまり、冷却水を含め、空気や水素など、同一の反応ガスの流路を隣接する複数のマニホールドで形成する。同一の反応ガスの隣接するマニホールド内には、略同一の圧力が作用する。こうしたセパレータ(燃料電池)に対して、本実施例のシールライン形状を成形したシール部材を採用することで、シール部材のセパレータ外周からのはみ出しを抑えることができる。
D.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
本実施例では、シールラインを略三日月状に形成するものとして説明したが、これに限るものではなく、セパレータ外周の一辺と、これに対応する一の貫通孔との間に形成されるシールラインの部分を、セパレータ外周の一辺からシールラインまでの距離がその一辺の方向に連続的に変化する形状であれば良い。
具体的には、図11(a)〜(d)に示すように、半円形状、三角形状、楕円形状、あるいは、円形状にシールラインを形成するものであっても良い。なお、図11は一の貫通孔に対するシールライン形状であり、シールライン内部の破線はセパレータの貫通孔の形状を示している。
図11に示した形状にシールラインを形成することで、圧力によるセパレータ外周からシール部材がはみ出す方向の力を分散し、シール部材のはみ出しを抑え、燃料電池内部からの反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
また、本実施例では、シールラインを備えたシール部材をMEGAと共に一体構造であるとして説明したが、必ずしもシール部材は一体構造である必要はない。例えば、MEGAを覆うフレーム状にシール部材を形成し、個別の部品としてのシール部材を、セパレータ間に挟み込む構成であっても、本発明のシールライン形状を採用することができる。
さらに、本実施例では、MEGAに接触する表面が平坦であるセパレータを例に説明したが、流路用の溝を形成したセパレータであっても、本発明のシールライン形状を採用することができる。この場合、例えば、多孔質体流路として機能する第2ガス拡散層を除いたMEAを、流路用の凹凸溝を表面に備えたセパレータで挟んで燃料電池を形成する。このセパレータとMEAとの間に、MEAを覆うフレーム状に形成したシール部材を挟み込み、シール部材に例えば略三日月状のシールラインを設ける。こうすることで、シール部材のセパレータ外周からのはみ出しを抑え、燃料電池の外部への反応ガスの漏れを適切に抑制することができる。
本発明の燃料電池を含む燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。 燃料電池のモジュールの概略構造を示す断面図である。 MEGAの外周を覆うシール部材の一部を示す斜視図である。 カソード側プレートの平面形状を示す説明図である。 アノード側プレートの平面形状を示す説明図である。 中間プレートの平面形状を示す説明図である。 第1実施例のシール一体構造のMEGAの平面形状を示す説明図である。 一のマニホールド付近のシールラインSLの形状を示す拡大図である。 第1実施例の変形例のシール一体構造のMEGAの平面形状を示す説明図である。 第2実施例のシール一体構造のMEGAの平面形状を示す説明図である。 変形例としてのシールラインの形状を示す説明図である。
符号の説明
1…燃料電池システム
10…燃料電池
20…モジュール
30…エンドプレート
31…テンションプレート
32…ボルト
33…インシュレータ
34…ターミナル
40…単セル
42…MEA
44,46…第2ガス拡散層
47…MEGA
48,48a,48b…シール部材
50…セパレータ
52…カソード側プレート
53…中間プレート
54…アノード側プレート
55,56,57,58…孔
60a,61a,62a,63a,64a,65a…貫通孔
60b,61b,62b,63b,64b,65b…貫通孔
60c,61c,64c,65c…貫通部
60…空気供給マニホールド
61…空気排出マニホールド
62…冷却水供給マニホールド
63…冷却水排出マニホールド
64…水素排出マニホールド
65…水素供給マニホールド
60d,61d,62d,63d,64d,65d…孔
66…穴部
71,72,73…孔
74,75,76…孔
100…水素タンク
102…減圧バルブ
104…水素供給配管
106…水素排出配管
108…循環ポンプ
110…コンプレッサ
112…空気供給配管
115…空気排出配管
120…ラジエータ
121…冷却水供給配管
122…冷却水排出配管
125…ポンプ
130…DC/DCコンバータ
140…バッテリー
150…インバータ
160…走行モータ

Claims (5)

  1. セパレータと膜電極接合体とを交互に積層してなる燃料電池であって、
    前記セパレータの平面上の各辺に沿って、該セパレータの厚み方向に複数の貫通孔を設け、
    前記積層されたセパレータの貫通孔によって、前記燃料電池の内部に反応ガス用のマニホールドを形成し、
    前記積層において、前記燃料電池の外部への前記反応ガスの漏れを抑えるシール部材を介装し、
    前記シール部材には、前記貫通孔を囲み、該貫通孔とは異なる形状のシールラインを設け、
    前記シールラインの少なくとも一部であって、前記セパレータの一辺と当該一辺に対応する一の前記貫通孔との間に形成される当該シールラインの部分の過半を、当該セパレータの一辺から該シールラインまでの距離が該一辺方向に連続的に変化する形状に成形した
    燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池であって、
    前記距離が前記一辺方向に連続的に変化する形状は、前記セパレータの一辺に垂直な方向へ、所定の曲率を備えた形状である燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池であって、
    前記セパレータは、略矩形状の平面に形成されると共に、略矩形状の前記貫通孔を備え、
    前記所定の曲率を備えたシールライン全体の形状は、前記セパレータの略矩形の一辺に垂直な方向に凸な略三日月状の形状である燃料電池。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池であって、
    前記セパレータの平面上の各辺に沿って、同一の前記反応ガスに対し、隣接する複数の貫通孔を設け、
    前記シール部材に、前記貫通孔毎に対応する前記シールラインを形成した
    燃料電池。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池であって、
    前記セパレータは、三つの導電性プレートを積層して形成される三層積層型のセパレータであり、
    前記シール部材は、前記膜電極接合体を取り囲み、該膜電極接合体と一体で構成し、
    前記三層積層型のセパレータと、前記一体構造の膜電極接合体とを交互に複数積層して形成する
    燃料電池。
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