JP2007137509A - 容器封緘構造および容器封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体と蓋体とからなる容器の開閉縁に沿って粘着テープを用いて封緘する新たな容器封緘構造を提供する。
【解決手段】 本発明の容器封緘構造は、プラスチック製容器本体とプラスチック製蓋体とを粘着テープにて封緘する容器封緘構造であって、該粘着テープは、プラスチックテープに、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されているものであり、該粘着テープは、前記容器本体と前記蓋体とに跨って、かつ、前記容器本体の周囲に粘着されており、前記容器本体と前記蓋体とに粘着された該粘着テープの一部には、粘着剤同士が接合されていることを特徴とする。前記粘着剤テープの前記粘着剤同士が接合されている部分の近傍に、劣化部分が形成されていることが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、容器封緘構造および封緘装置に関し、特には、コンビニエンスストア・スーパーマーケット・弁当屋・惣菜屋などで常用されているプラスチック容器入りの食品等における、容器本体と蓋体とを封緘する容器封緘構造ならびにそのための封緘装置に関する。
家族構成やライフスタイルの変化に伴って、弁当や調理済みの惣菜等、いわゆる中食といわれる食品群が隆盛を極めている。また、商品の販売形態も、小規模な個人商店から、スーパーマーケット・コンビニエンスストア等、大資本によるチェーンストア・フランチャイズストア等の形態がますます増え、食品を中心にしてパック化された形態に移行してきている。
パックは、通常、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の安価な材料により造った蓋付容器を用い、蓋の外面と容器の外側壁とに掛け渡す様に容器開口端に直交して粘着テープを貼付したり、蓋付容器全体を薄いラップで包んで陳列・販売される。容器の本体が発泡材料とされる場合もある。
蓋の外面と容器の外側壁とに掛け渡す様に粘着テープを貼付したり、蓋付容器全体を薄いラップで包む操作は、多くは人手による手作業で行われおり、コスト高となっている。前者の粘着テープの貼付においては、機械化・自動化する試みもなされている(特許文献1参照)。
前者の封緘形態では、本体と蓋体との固着箇所が部分的であるために、封緘が完全でなく、事後的に異物の混入(悪意や悪戯に基づく挿入を含む)や、汚染等を防ぐ機能に欠ける憾みがある。
本体と蓋体間の合わせ目が周側に形成される蓋付容器の当該合わせ目に沿って粘着するテープを貼付するタイプの封緘も試みられている(特許文献2参照)。
特許文献2における封緘(テープ貼り)は、本体と蓋体間の合わせ目の一ヵ所に粘着テープの端部を貼付して固定し、その合わせ目に貼付した粘着テープの端部から順次合わせ目に沿って粘着テープを繰り出し、巻き付けロール(押さえつけロール)を用いて貼付して行き、最初に粘着した粘着テープの端部に若干重ね合わせたところで粘着テープの他端を切断している。その際に、粘着テープの重なり部分の後端部をしっかり貼着しない状態で残すことにより、粘着テープの引き剥がし時の手掛かりとすることもできる、としている。
巻き付けロール(押さえつけロール)の周面には、凹溝が形成されており、その凹溝のフランジ部分で、本体の端部が内嵌合となっている容器の、蓋体の端部水平部ならびに本体端部の水平部に回り込み粘着させる態様が採用されている。
また、特許文献2における封緘装置(テープ貼り装置)では、封緘されるべき容器を固定し、容器の合わせ目に沿って粘着テープの案内装置を、ターンテーブルを利用して、容器の周囲を回転させる方式を採用しており、装置が複雑大掛かりになっている。
また、この封緘装置においては、容器は間歇的に送られ、新たに容器の封緘を始める度に、粘着テープの先端部の背面を、押さえローラである中空のローラの周囲に形成されている吸引口で吸引保持して容器の合わせ目の所定位置に粘着テープを位置させ、貼付している。
そして、特許文献2における封緘は、ガスパック包装を指向しており、封緘部での完全・永続する密閉が指向されている
したがって、特許文献2の封緘においては、容器の内嵌合部分の重なり部分の製造精度の許容度が小さく、容器の移送が間歇的であることに基づく複雑・高性能な移送機構が必要であり、粘着テープの巻回に複雑・高機能の機構が必要であるという問題がある。
特開平11−292028号公報 特開2005−15003号公報
本発明は、上記事情に鑑み、容器本体と蓋体とからなる容器の開閉縁に沿って粘着テープを用いて封緘する新たな容器封緘構造を提供し、併せて、そのような封緘を簡易に行うことができる容器封緘装置を提供することを課題とする。
本発明の容器封緘構造は、プラスチック製容器本体とプラスチック製蓋体とを粘着テープにて封緘する容器封緘構造であって、該粘着テープは、プラスチックテープに、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されているものであり、該粘着テープは、前記容器本体と前記蓋体とに跨って、かつ、前記容器本体の周囲に粘着されており、前記容器本体と前記蓋体とに粘着された該粘着テープの一部には、粘着剤同士が接合されていることを特徴とする。前記粘着剤テープの前記粘着剤同士が接合されている部分の近傍に、劣化部分が形成されていることが好ましい。
また、本発明の封緘装置は、容器を移送する送り装置と、一対の粘着テープのストックと、該粘着テープを移送されてくる前記容器の外周縁部分に案内し押しつけ粘着させ、かつ、該粘着テープの粘着剤同士を接触させる、基本的に前記送り装置の送り方向に直行する方向に前進後退することができる一対の案内押し付け回転ロールとからなることを特徴とする。前記粘着テープの粘着剤同士を接触させる位置近傍で、該粘着テープに破断し易くするための劣化部分を形成させる機構が組み込まれていることが好ましい。
本発明の容器封緘構造は、粘着テープの粘着剤同士が接合されている部分を摘んで簡便に開封することができ、また、本発明の容器封緘装置は、簡易な機構の装置であって、しかも、原則的に連続的な封緘操作を行うことができるものであって、能率のよい装置であるという利点がある。
本発明は、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層された粘着テープを用いることにより、その粘着テープの粘着剤同士を接触された部分が封緘用の粘着テープの作動始端とすることを基本的な特徴としている。この種の粘着テープは、野菜結束テープの通称で市販されている。具体的には、ニチバン(株)から『たらばね』(登録商標)テープ、(株)共和から『パイロン』(登録商標)テープ等、の商品名で市販されている。
因みに、この野菜結束テープは、粘着剤同士が接触した場合には、人の力では容易に引き離すことはできない。一般のセロハンテープと野菜結束テープとの、“自着力”(粘着材同士を接触させたときにそれを引き離すのに要する剥離力)の差異を例示すると、セロハンテープ(『セロテープ』(登録商標))でおよそ100〜150g、野菜結束テープで800〜1000gとなる(100mm幅のテープを使い、テープの粘着材同士を貼り合わせ、180度(直線状)になるように張り、毎分20mmの速度で剥がすのに要する錘の重量で表した場合)。
野菜結束テープを、ステンレス板に粘着したときの剥離力に関する具体的なデータを求めたところ、以下の結果を得た。
すなわち、ステンレス板に粘着したときの剥離力は、1分間に300mmの速度で剥離させた場合に要する力は、300〜400gである。そして、この値は、一般のセロハンテープの場合とほぼ同じである。
さらに、ステンレス板に変えて、PP、オレフィン系の板で計ると、150〜200gとなる。
なお、野菜結束テープに用いられている粘着剤の組成・成分については、公開されていないようである。そして、市販される地域の気候条件等で、自着力に差が設けられているようであるが、そのグレード等も公表されていないようである。
本発明において、この種の粘着テープ(“野菜結束テープ”)を、仮に、強粘着テープと名付けておく。
この種の食品等を包装封入するパックは、内部に収納する食品等が乾燥する心配がないことが要求される。また、食品が発する匂いが外部に漏れると、近接して陳列している商品に移ることになり、これも避けることが望まれる。逆に、近接して陳列している商品からの移り香も避けることが要求される。パックには、前述の通り、事後的に異物の混入(悪意や悪戯に基づく挿入を含む)や、汚染等を防ぐ機能も望まれる。
この観点を重視する場合には、封緘は、密閉性が要求されることとなる。
一方、内部に収納される食品等によっては、低温状態で陳列され、また、その場で加温して販売されるものもあり、それらの場合には、封入された内部空間に存在する空気の体積変化が生じ、過度の内部方向への容器の変形(へこみ)や、容器の膨張・破裂等が避けられることも要求されることもある。
これら種々の要求に対応し得るものである必要がある。
以下に、添付図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の容器封緘構造を形成する手順の第一段階を説明するための説明図である。図2は、強粘着テープで容器本体と蓋体との合わせ目を封緘する工程を順を追って説明する説明図であり、図2(イ)は、容器が強粘着テープに接触を開始する時期、図2(ロ)は、容器の側辺に接触している時期、図2(ハ)は、容器封緘が容器の周囲に施工された時期、図2(ニ)は、容器封緘の完了の時期、図2(ホ)は、容器封緘の完了し、強粘着テープの粘着剤同士の接触部での切り離しとノッチ切り込みを入れているた状態を示す。
図3は、容器本体と蓋体のノリ面の形状の幾つかを例示する説明図であって、図3(イ)は、蓋体外嵌合で両ノリ面平面状、図3(ロ)は、蓋体内嵌合で両ノリ面平面状、図3(ハ)は、蓋体外嵌合でノリ面重なり状、図3(ニ)は、蓋体内嵌合でノリ面重なり状の状態を示す。
図1において、1は、強粘着テープで、リール2、2から適量ずつ巻き出される。3は、強粘着テープ1の粘着剤同士を接触させた部分である。
封緘操作を開始する場合には、二つのリール2、2からそれぞれの強粘着テープ1の始端を引き出し、二つの案内押し付け回転ロール4、4の中間部でその粘着剤面同士を接触させて、粘着剤同士接触部分3を形成する。強粘着テープ1の始端の引き出しは、人手によっても差し支えないが、自動化させておくことが望ましい。
連続運転中は、封緘の終端と始端とを、基本的に相互に接近・離反動する二つの案内押し付け回転ロール4、4によって形成し、そこで切断する。
案内押し付け回転ロール4は、それ自身の軸まわりに自転回転自在で、送り装置5の送り方向に垂直に相互に離隔接近可能に、押出引き込み可能に軸支持されている。
案内押し付け回転ロール4は、強粘着テープ1を容器の周囲に貼着させるべく、容器に押し付けられるので、強粘着テープ1の幅以上の長さを有することが一般的であり、強粘着テープ1の高さ(容器の封緘位置)に合わせて、上下方向に調節可能となっていることが好ましい。 案内押し付け回転ロール4は、一般には平ロールで差し支えないが、後述するように、強粘着テープ1の端辺側が、容器本体側・蓋体側に折れ曲がり込みの態様で適用されるものにあっては、コの字状ないしL字状の凹部(段部)を形成されたロールとすることができる。
二つの案内押し付け回転ロール4、4のほぼ中央の位置に粘着剤同士接触部分3が形成されたら、その位置に、送り装置5により、封緘すべき容器6(図1では図示せず、図2参照)が、矢印方向に移送されてくる。送り装置は、適宜のものが利用できるが、移送物、この場合には容器、を上下に挟んだ状態で移送する、双ベルト機構などが好適に利用できる。
図2(イ)には、容器が強粘着テープに接触を開始する時期の説明をする模式図が描かれている。すなわち、強粘着テープ1の粘着剤同士接触部分3が送り装置5のほぼ中央に設けられており、送り装置5によって封緘すべき容器6が、図示例では手前側から向こう側に向かって矢印方向に移送されてくる。このとき、案内押し付け回転ロール4は、送り装置5上を送られてくる容器6の幅に対応する程度に間隔を開けられている。
強粘着テープ1に容器6が接触すると、容器の先端縁に強粘着テープ1が粘着し、続いて、容器6が強粘着テープ1を押しながら矢印方向に進行する(図2(ロ))。そのとき、案内押し付け回転ロール4が強粘着テープ1を押し、容器側縁と強粘着テープ1との粘着をより完全にする。
更に容器6が進行すると、容器6の終端縁に至る(図2(ハ))。今度は、案内押し付け回転ロール4が接近していき、強粘着テープ1を容器6に押しながら、遂に強粘着テープ1の粘着剤同士を接触させる(図2(ハ)は強粘着テープ1の粘着剤同士を接触させる直前の状態を示している)。
図2(ハ)は、強粘着テープ1の粘着剤同士を案内押し付け回転ロール4で接触させ、その状態を所要量(時間)継続することを示す。
そして、図2(ホ)に示すように、強粘着テープ1の粘着剤同士の接触部近傍で、ミシン刃またはノッチ刃を付した切り込み治具7でイージーオープン用の切り込み(劣化部)を形成させ、溶断ないし切断用のカッター8で、強粘着テープ1の粘着剤同士の接触部で切り離す。
ミシン刃は、複数本の針を連ねた治具の態様とすることができ、ノッチ刃は、強粘着テープ1の片端または両端に小さな切り込みを入れるような三角刃の態様の治具とすることができる。更に、該劣化部は、紫外線その他の電磁波や加熱治具で形成することでも差し支えないものとする。
劣化部を形成する位置は、強粘着テープの粘着剤同士の接触部に近い強粘着テープが一枚の部分であることが、イージーオープンのためには最も好ましいが、境目に近接していれば、強粘着テープの粘着剤同士の接触部に入り込んでいても差し支えない。
強粘着テープの粘着剤同士の接触部に近い強粘着テープが一枚の部分であるとしては、図2(ニ)における案内押し付け回転ロール4の外側でも良いし、図2(ニ)の後、案内押し付け回転ロール4、4を若干開いて隣接部を露わにしても良い。
この段階を経て、先行する一つの容器の封緘が完了すると同時に、次の封緘すべき容器を受け入れる準備が完了する(図1に示す状態に戻る)。
案内押し付け回転ロール4で強粘着テープ1の粘着剤同士を接触させる場合、強粘着テープ1と容器縁部との粘着に浮き上がり部ができる場合がある。この浮き上がり部は、比較的小さいので、そのままでも差し支えないが、強粘着テープ1と容器縁部との粘着により完全を期すならば、案内押し付け回転ロール4を所要量左右に振るようにするか、送り装置5の進行方向側にも押圧力が作用するようにしてもよい。あるいは、強粘着テープ1の粘着剤同士の接触部で切り離した後工程で、容器に進行方向の前後をロール状のもので押圧するようにしてもよい。
図示例においては、容器6は矩形形状のもの、換言すると、基本的に送り装置5の送り方向に平行な辺と垂直な辺で構成されている容器を示したが、本発明の上述の封緘操作態様に鑑みれば、必ずしもそれに限られない。
容器の進行に伴って強粘着テープ1がリール2から巻き出されると共に容器の外周縁に沿って粘着・固定されていくのであるから、容器の送り装置上での向きも格別限定されず、全体形状も制限を受けず、六角形・八角形等の多角形、円形・楕円形等の断面輪郭が曲線からなる形状等、適宜のものが用いられ得る。
容器の封緘される部分は、強粘着テープ1の柔軟性の範囲内で、自由度を有する。
強粘着テープ1に伸びや変形が加わらないという意味では、容器本体と蓋体のそれぞれのノリ面が相互に同一平面上にあり、その合わせた幅が強粘着テープ1の幅と同等ないしそれ以上であることがもっとも自然である。しかし、容器本体ないし蓋体の厚み程度の段差は、強粘着テープ1の柔軟性の範囲内で十分吸収し得る。
図3に、本発明で好適に利用し得る容器本体と蓋体のノリ面の形状の幾つかを例示する。
図3(イ)および図3(ロ)は、容器本体7のノリ面8と蓋体10のノリ面11とがほぼ同一平面をなす状態を示し、その内の図3(イ)は、容器本体の縁嵌合凹凸部9が蓋体の縁嵌合凹凸部12に対して外嵌合となっている状態を、また、図3(ロ)は、逆に、容器本体の縁嵌合凹凸部9が蓋体の縁嵌合凹凸部12に対して内嵌合となっている状態を、それぞれ示している。
図3(ハ)および図3(ニ)は、容器本体7のノリ面8と蓋体10のノリ面11とが、重なり状となり、ノリ面の厚さの程度において段差を有している状態にあるものを示し、その内の図3(ハ)は、容器本体の縁嵌合凹凸部9が蓋体の縁嵌合凹凸部12に対して外嵌合となっている状態を、また、図3(ニ)は、逆に、容器本体の縁嵌合凹凸部9が蓋体の縁嵌合凹凸部12に対して内嵌合となっている状態を、それぞれ示している。
図3に示されているものは、容器本体7のノリ面8と蓋体10のノリ面11との和(重なり状状態の場合には、その重なり部分を除く)、すなわち、強粘着テープ1が貼付されるべき部分の幅が、強粘着テープ1の幅よりも大きいことを前提としているが、必ずしもこの前提は必須のものではない。強粘着テープ1のテープ基体を構成する樹脂テープに一軸延伸材料を用いる場合には、加熱することにより、その強粘着テープ1は幅方向に収縮させることができる。この収縮作用により、強粘着テープ1の端辺側が、容器本体側・蓋体側に折れ曲がり込み、一面による封緘よりもより確実・強固な封緘を行うことができる。
この折れ曲がり込みを利用すると、図3(ハ)ないし図3(ニ)に示す様な、容器本体7のノリ面8と蓋体10のノリ面11とが、重なり状となる場合にあっては、両ノリ面の上側になる部分から下側になる部分が、図示のように、外側にまで延びている必要は、必ずしも必須ではない。この折れ曲がり込みの量が充分で、他方のノリ面にまで達して封緘作用が保たれるならば、重なり状となる場合にあっては、両ノリ面の上側になる部分から下側になる部分が、短くても差し支えない。
容器本体7のノリ面8と蓋体10のノリ面11を基本的に全面平面としておくことによって、封緘は、より機密性を発揮することとなる。しかし、例えばカレーライス等の弁当・みそ汁やスープ等の汁物等の食品のように、容器を開封する前に容器内の内容物を加熱することが望ましい場合には、封緘内が密封されていると容器が爆発的に開封ないし破損し、内容物が飛散することがあるために、ノリ面に、容器内部と外部に連通する通路、例えば細溝等を形成しておくことが好ましい。
本発明を適用するに際して、強粘着テープを貼付する容器の個所に、プライマー処理を施しておくと、強粘着テープ貼付にいったん剥離した場合に、再度貼付しても粘着力が不十分となり、販売前に部分的たりとも封緘を開いたことが明らかとなり、販売商品への事前不正アクセスを確認することができるメリットが得られる。
本発明は、コンビニエンスストア・スーパーマーケット・弁当屋等で取り扱われる食品等の包装・封緘に用いられて高能率・簡便でありながら極めて有効であり、物流・包装の産業分野に寄与すること大である。
本発明の容器封緘構造を形成する手順の第一段階を説明するための説明図である。 強粘着テープで容器本体と蓋体との合わせ目を封緘する工程を順を追って説明する説明図であり、図2(イ)は、容器が強粘着テープに接触を開始する時期、図2(ロ)は、容器の側辺に接触している時期、図2(ハ)は、容器封緘が容器の周囲に施工された時期、図2(ニ)は、容器封緘の完了の時期、図2(ホ)は、容器封緘の完了し、強粘着テープの粘着剤同士の接触部での切り離しとノッチ切り込みを入れた状態を示す。 容器本体と蓋体のノリ面の形状の幾つかを例示する説明図であって、図3(イ)は、蓋体外嵌合で両ノリ面平面状、図3(ロ)は、蓋体内嵌合で両ノリ面平面状、図3(ハ)は、蓋体外嵌合でノリ面重なり状、図3(ニ)は、蓋体内嵌合でノリ面重なり状の状態を示す。
符号の説明
1:強粘着テープ
2:リール
3:粘着剤同士接触部分
4:案内押し付け回転ロール
5:送り装置
6:(封緘すべき)容器
7:容器本体
8:(容器本体の)ノリ面
9:(容器本体の)縁嵌合凹凸部
10:蓋体
11:(蓋体の)ノリ面
12:(蓋体の)縁嵌合凹凸部

Claims (4)

  1. プラスチック製容器本体とプラスチック製蓋体とを粘着テープにて封緘する容器封緘構造であって、該粘着テープは、プラスチックテープに、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されているものであり、該粘着テープは、前記容器本体と前記蓋体とに跨って、かつ、前記容器本体の周囲に粘着されており、前記容器本体と前記蓋体とに粘着された該粘着テープの一部には、粘着剤同士が接合されていることを特徴とする容器封緘構造。
  2. 前記粘着剤テープの前記粘着剤同士が接合されている部分の近傍に、劣化部分が形成されている請求項1に記載の容器封緘構造。
  3. 容器を移送する送り装置と、一対の粘着テープのストックと、該粘着テープを移送されてくる前記容器の外周縁部分に案内し押しつけ粘着させ、かつ、該粘着テープの粘着剤同士を接触させる、基本的に前記送り装置の送り方向に直行する方向に前進後退することができる一対の案内押し付け回転ロールとからなることを特徴とする容器封緘装置。
  4. 前記粘着テープの粘着剤同士を接触させる位置近傍で、該粘着テープに破断し易くするための劣化部分を形成させる機構が組み込まれている請求項3に記載の容器封緘装置。
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