JP2007137112A - Head protective airbag device - Google Patents
Head protective airbag device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007137112A JP2007137112A JP2005330053A JP2005330053A JP2007137112A JP 2007137112 A JP2007137112 A JP 2007137112A JP 2005330053 A JP2005330053 A JP 2005330053A JP 2005330053 A JP2005330053 A JP 2005330053A JP 2007137112 A JP2007137112 A JP 2007137112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- guide member
- pillar
- window
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両の前後のピラー間に形成された窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、窓の上縁側から下方へ展開膨張して、窓の車内側を覆い可能なエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置に関する。 The present invention is folded and housed on the upper edge side of the window formed between the front and rear pillars of the vehicle, and expands and expands downward from the upper edge side of the window when inflating gas flows to cover the inside of the window. The present invention relates to a head protecting airbag device including a possible airbag.
膨張用ガスの圧力が低下した場合でも、乗員を確実に車室内に留めるため、長尺部材をエアバッグ下辺に係合させ、引き込み手段で長尺部材に張力を与えることが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
しかし、上記構成の頭部保護エアバッグ装置では、通常時長尺部材の両端は、両ピラーの下端に位置している。そして長尺部材の両端それぞれを2つの引き込み手段で引き込んだり、一端を固定し他端を引き込み手段で引き込んだりしている。その結果、複数の引き込み手段が必要だったり、引き込み量の大きな引き込み手段が必要だったりした。特にピラーの傾斜が小さい(鉛直に近い)場合、大きな引き込み量が必要となり、引き込み手段の大型化を招いていた。 However, in the head protection airbag device having the above-described configuration, both ends of the normally long member are positioned at the lower ends of both pillars. Then, both ends of the long member are pulled in by two pulling means, one end is fixed and the other end is pulled in by the pulling means. As a result, multiple pull-in means were required, or a large pull-in means was required. In particular, when the inclination of the pillar is small (close to the vertical), a large pull-in amount is required, leading to an increase in the pull-in means.
本発明は、上述の課題を解決するものであり、 車両の前後のピラー間に形成された窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、窓の上縁側から下方へ展開膨張して、窓の車内側を覆い可能なエアバッグと、
エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレータと、
エアバッグと供に窓の上縁側に収納され、エアバッグに対し前後方向に移動可能に、エアバッグの下辺に係合する長尺部材と、
ピラーの一方に取り付けられるとともに、長尺部材の一端を案内可能に上下方向に配設されるガイド部材と、
ピラーの他方の下部に配設され、長尺部材の他端を引き込む引き込み手段を有し、
引き込み手段が作動した場合、長尺部材が前後のピラーの下部間に張力を持って配設されることを特徴とする。
The present invention solves the above-mentioned problem, is folded and stored on the upper edge side of the window formed between the front and rear pillars of the vehicle, and expands downward from the upper edge side of the window when inflating gas flows in. An airbag that can inflate and cover the inside of the window;
An inflator for supplying inflation gas to the airbag;
A long member that is housed on the upper edge side of the window together with the airbag and engages with the lower side of the airbag so as to be movable in the front-rear direction with respect to the airbag;
A guide member that is attached to one of the pillars and that is disposed in the vertical direction so that one end of the long member can be guided;
Disposed at the other lower portion of the pillar, and has a pull-in means for pulling in the other end of the long member,
When the retracting means is activated, the long member is disposed with tension between the lower portions of the front and rear pillars.
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、窓の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグに、膨張用ガスが流入されれば、エアバッグは、窓の車内側を覆うように、エアバッグカバーを押し開いて、窓の上縁側から下方へ展開膨張する。このとき、エアバッグの下辺に係合している長尺部材も、その一端がガイド部材に案内されて、一方のピラーの下部に移動する。そして引き込み手段が作動すれば、長尺部材の他端が引き込まれ、長尺部材は前後のピラーの下部間に張力を持って配設される。 In the head protection airbag device according to the present invention, when the inflation gas flows into the airbag folded and stored on the upper edge side of the window, the airbag covers the vehicle interior side of the window. The bag cover is pushed open to expand and expand downward from the upper edge side of the window. At this time, one end of the long member engaged with the lower side of the airbag is guided by the guide member and moves to the lower part of one pillar. When the retracting means is activated, the other end of the elongated member is retracted, and the elongated member is disposed with tension between the lower portions of the front and rear pillars.
本発明では、長尺部材の一端がガイド部材に案内されてピラー下部に移動するため、通常時(収納状態)での長尺部材を短くでき、ひいては引き込み量を小さくできるので、引き込み手段を可及的に小型化できる。 In the present invention, since one end of the long member is guided by the guide member and moves to the lower part of the pillar, the long member in the normal state (stored state) can be shortened, and hence the amount of pull-in can be reduced. The size can be reduced as much as possible.
本発明は、引き込み手段が配設される他方のピラーが、ガイド部材が配設される一方のピラーより大きく傾斜している形式の車両、例えばピックアップトラックや2ボックスカー、シングルキャブ車、ダブルキャブ車に適用するのが、より大きな効果を発揮するので望ましい。 The present invention relates to a vehicle in which the other pillar on which the retracting means is disposed is inclined more than the other pillar on which the guide member is disposed, such as a pickup truck, a two-box car, a single cab vehicle, and a double cab. It is desirable to apply it to a car because it has a greater effect.
また、乗員をより確実に車室内に留めるため、長尺部材とエアバッグ下辺とは、複数箇所で係合するのが望ましい。 Further, in order to secure the occupant in the vehicle interior, it is desirable that the long member and the lower side of the airbag are engaged at a plurality of locations.
さらに、エアバッグは、その一端がガイド部材に案内される係合部を有しているのが望ましい。このようにすれば、エアバッグのガイド部材と長尺部材に挟まれた領域に乗員が侵入してきても、確実に乗員を車内留めることができる。また、このようにすれば、長尺部材が引き込まれた時に、長尺部材に引きずられてエアバッグが所定位置からずれて膨張してしまうのを防止できる。 Furthermore, it is desirable that the airbag has an engaging portion whose one end is guided by the guide member. In this way, even if the occupant has entered the region sandwiched between the guide member and the long member of the airbag, the occupant can be securely held in the vehicle. In this way, when the long member is pulled in, it is possible to prevent the airbag from being displaced from the predetermined position by being dragged by the long member.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1に示す実施形態の頭部保護エアバッグ装置(以下「エアバッグ装置」と省略する)M2は、ダブルキャブ車Vに搭載されるものであり、エアバッグ46、インフレータ37、ガイド部材41、ベルト60、ベルト巻取り装置70及び、エアバッグカバー13、を備えて構成されている。
A head protection airbag device (hereinafter abbreviated as “airbag device”) M2 of the embodiment shown in FIG. 1 is mounted on a double cab vehicle V, and includes an
なお、ダブルキャブ車Vは、乗員が着座する前席・後席シートの側方に配置されて車両側面に位置するサイドウインドとしての窓SW(SW1・SW2)を備えるとともに、窓SW2の後方側で窓SW2と略直交するように配置される後壁部10を備えて構成されている。さらに、このダブルキャブ車Vは、窓SW1の前方側でルーフサイドレール部RRから約45度の角度で斜め下方に延びて、略上下方向に配設され、本発明の他方のピラーに相当するフロントピラー部FP、窓SW1・SW2間でルーフサイドレール部RRから下方に延びるセンターピラー部CP、及び、窓SW2と後壁部10との間でルーフサイドレール部RRから略真下(角度:0度)に延び、本発明の一方のピラーに相当するリヤピラー部RP、を備えて構成されている。なお、窓SW1は、前席の側方に配置されて、実施形態の場合には、フロントドアの窓としており、窓SW2は、後席の側方に配置されて、実施形態の場合には、リヤドアの窓としている。
The double cab vehicle V is provided with windows SW (SW1 and SW2) as side windows that are disposed on the side of the vehicle and are located on the side of the front and rear seats on which the occupants are seated, and behind the window SW2. The
各ピラー部FP・CP・RPには、それぞれ、車体(ボディ1)側の板金製のインナパネル2を覆うように、合成樹脂製のガーニッシュ6・8・9が配設されている。また、ルーフサイドレール部RRにおいても、車内側では、インナパネル2を覆うように、合成樹脂製のルーフヘッドライニング7が配設されている。
また、後壁部10は、図1に示すように、上部に、リヤウインドRWを配設させて、車体(ボディ1)側の板金製のリヤパネル11と、リヤパネル11の車内側を覆う合成樹脂製のリヤトリム12と、を備えて構成されている。なお、後壁部10の上端側は、天井側から延びるルーフヘッドライニング7に覆われている。
Further, as shown in FIG. 1, the
そして、エアバッグカバー13は、実施形態の場合、フロントピラーガーニッシュ6とルーフヘッドライニング7との下縁6a・7aから構成されている。エアバッグカバー13は、折り畳まれて収納されたエアバッグ46の車内側を覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエアバッグ46を車内側へ突出可能とするために、図3の二点鎖線で示すように、エアバッグ46に押されて車内側Iに開くように、構成されている。
In the embodiment, the
エアバッグ46は、図1に示すように、センターピラー部CPを跨いで、窓SW(SW1・SW2)の車内側の上縁側に、折り畳まれて収納されている。そして、エアバッグ46は、図1・4に示すように、窓SW1・SW2と、センターピラー部CP・リヤピラー部RPとの車内側を覆い可能なエアバッグ本体47と、エアバッグ本体47の後端47c側に配設されて、ガイド部材41に係合する係合部としての複数(実施形態では3個)の輪部32と、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 1, the
エアバッグ本体47は、後述する延設部31を除いて、ポリアミド糸やポリエステル糸等を利用した袋織りによって、形成されている。そして、エアバッグ本体47は、インフレータ37からの膨張用ガスGを流入させて車内側壁部と車外側壁部とを離すようにして膨張するガス流入部18と、膨張用ガスGを流入させない非流入部26と、から構成されている。なお、延設部31は、後述する周縁結合部28の前縁側に縫合されている。
The airbag
ガス流入部18は、実施形態の場合、前後に配置される前席用・後席用流入部21・22と、インフレータ37から吐出される膨張用ガスGを前席用・後席用流入部21・22に案内する流入膨張部49と、から構成されている。前席用流入部21は、展開膨張時に、前席側方の窓SW1の車内側を覆う構成であり、後席用流入部22は、後席側方の窓SW2の車内側を覆う構成である。各前席・後席用流入部21・22は、後述する区画結合部29で区画されて、それぞれ、膨張用ガスを流入させて上下方向に棒状に膨らむ縦膨張部24を複数配設させて、構成されている。そして、後席用流入部22における後端側に配置される縦膨張部24が、膨張用ガスGの流入当初に、各輪部32をガイド部材41に沿わせて下降移動可能に、ガイド部材41に沿って膨張する初期縦膨張部24Aとされている。
In the embodiment, the
流入膨張部49は、前席用・後席用流入部21・22における各縦膨張部24の上端と連通するように、エアバッグ本体47の上辺47a側に位置して、前後方向に延びるように配設されている。そして、流入膨張部49の中央は、上方に円筒状に突出して、インフレータ37と接続させる流入口部49aとされている。
The
非流入部26は、車内側壁部と車外側壁部とを結合させたように構成されて、取付部27、周縁結合部28、区画結合部29、板状部30、及び、延設部31、を備えて構成されている。
The
周縁結合部28は、ガス流入部18の周囲で、ガス流入部18と接する部位に配設されて、ガス漏れが生じないように密に織成されている。取付部27は、エアバッグ本体47の上辺47a側における周縁結合部28から上方に突出するように、複数配置されている。各取付部27には、インナパネル2に取り付けるための取付ブラケット34が固着されることとなり、取付ボルト35を挿通させるための取付孔27aが形成されている。そして、各取付部27は、取付ボルト35を使用して、取付ブラケット34ごと、ボディ1側のインナパネル2に固定されている。
The peripheral
区画結合部29は、前席用・後席用流入部21・22の領域内で、周縁結合部28の下縁側部から流入膨張部49まで上方に延びるようにして、前席用・後席用流入部21・22を複数の縦膨張部24に区画して、厚さを略均等にするために、複数配設されている。
The
板状部30と延設部31とは、エアバッグ本体47の全体形状を確保するとともに、ガス流入部18の容積を少なくして、展開膨張完了までの時間を短縮させるために配設されている。板状部30は、略長方形状とされて、前席用流入部21と後席用流入部22との間で、流入膨張部49の下方に配置されている。
The plate-
延設部31は、前席用流入部21の前端側から前方に延びる略三角板形状として、先端31aを、フロントピラー部FPの下部側におけるボディ1側のインナパネル2に、取付固定させている。すなわち、この延設部31は、エアバッグ本体47の前端側を、窓SW1周縁の略上下方向に配置される縦縁としてのフロントピラー部FPに固定させる部位となる。そして、延設部31の先端31aは、取付ボルト35を挿入させる取付孔31bを備えて構成され、取付ブラケット34を固着させ、取付ボルト35を利用して、フロントピラー部FPの下部のインナパネル2に固定されている。なお、実施形態では、延設部31は、エアバッグ本体47と別体に、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した織布で形成されて、周縁結合部28の前縁側に縫着されている。勿論、延設部31は、エアバッグ本体47と袋織りにより一体的に形成してもよい。
The extending
各輪部32は、ガイド部材41に係合して、エアバッグ46の展開膨張時にガイド部材41に案内される係合部を構成し、実施形態の場合、エアバッグ本体47と別体に、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した織布から、円筒状に形成されて、周縁結合部28後縁側に縫着されている。輪部32は、上下方向の3箇所に、それぞれ、後方側に突出して配置され、上下方向に開口してガイド部材41の後述する本体部41aを挿通可能に配設されている。
Each
エアバッグ下辺47bには、複数の下輪部33が設けられている。前端の下輪部33は、延設部31先端の直下に配設され、後端の下輪部33は、初期縦膨張部24Aの真下に配設されている。下輪部33は、輪部32と同様に円筒状に形成・縫着され、後述するベルト60が挿通される。
A plurality of
インナチューブ50は、流入膨張部49内に配設されて、インフレータ37から吐出される膨張用ガスGを前席用流入部21側と後席用流入部22側とに流入させる構成とされている。インナチューブ50は、ポリアミド糸・ポリエステル糸等を使用した織布で形成されて、流入口部49a内に配設されて流入口部49aとともに、インフレーター37に外装される略円筒形状の取付部51と、取付部51と連通しつつ、取付部51と略直交するように配置されて、両端が開口とされた略円筒形状の本体部52と、を備えて構成されている。そして、本体部52は、前側に配置される開口部分52aの内径寸法を、後側に配置される開口部分52bの内径寸法より、小さくするように形成されて、インフレータ37から吐出される膨張用ガスGを、エアバッグ本体47の後端47c側に配置される初期縦膨張部24A内に流入させ易く構成されている。
The
長尺部材としてのベルト60は、下輪部33内に挿通されることで、エアバッグ下辺47bに対し前後方向に移動可能に係合している。このベルトはナイロン等の織布から形成されており、通常時はエアバッグ本体47とともにエアバッグカバー13内に収納されている。そしてベルト60の後端はループ部61とされ、後述するガイド部材41が挿通されている。
The
ベルト60の前端は、引き込み手段としての巻取り装置70に結合されている。この巻取り装置70は、シートベルトのウェビング巻取り装置と同様な構造であり、その駆動手段は、バネ、モータ、パイロ技術を使用したガス圧等が利用可能である。
The front end of the
インフレータ37は、図1に示すように、略円柱形状のシリンダタイプとして、エアバッグ本体47の流入膨張部49における流入口部49aを外装させ、クランプ40を利用して、エアバッグ本体47と連結されている。そして、インフレーター37は、取付ブラケット38と取付ボルト39とを利用して、ボディ1のインナパネル2に、車内側をルーフヘッドライニング7の下縁7aに覆われて、取付固定されている。
As shown in FIG. 1, the
ガイド部材41は、可撓性を備えた金属製の線材で構成され、図2・3に示すように、リヤピラー部RPの後端側において、リヤピラーガーニッシュ9における展開膨張完了時のエアバッグ46の後端47c側となる後縁側で上下方向に延びた縁部9aに、車内側Iを覆われて配設されている。リヤピラー部RPのボディ1側は、図2・3に示すように、インナパネル2とアウタパネル3とを配設させて構成されている。このガイド部材41は、輪部32を下降移動可能に、輪部32を係合させて上下方向に配設される本体部41aと、本体部41aの上端及び下端に配置される取付部41b・41cと、を備える構成である。そして、ガイド部材41は、取付部41b・41cをボディ1側のインナパネル2にボルト42止めして固定され、エアバッグ46の展開膨張時に、本体部41aが、下降移動する輪部32により車内側Iに引っ張られて、撓みつつ、図2・3に二点鎖線で示すように、収納位置SPから車内側Iへ突出する構成である。
The
なお、実施形態の場合、上方側の取付部41bは、折り畳まれて収納されるエアバッグ46の上方側のインナパネル2に固定され、下方側の取付部41cは、展開膨張完了時のエアバッグ下辺47b付近のインナパネル2に固定されている。
In the case of the embodiment, the upper mounting
リヤピラーガーニッシュ9の縁部9aの前部側付近には、図2に示すように、ヒンジ部9bが形成されて、エアバッグ46の展開膨張時に、車内側Iに突出するガイド部材41の本体部41aに押されて、車内側Iへ開き可能な構成とされている。なお、図2に示す符号44の部材は、ガラスランである。また、本体部41aは、エアバッグ46が膨張を略完了させた状態において、撓んだ状態で、車内側Iへ突出可能な長さ寸法に設定されている。そして、エアバッグ本体47は、膨張を略完了させた状態で、後端47c側を、前方側への移動を規制されて、ガイド部材41の本体部41aに保持されることとなる。
As shown in FIG. 2, a
この実施形態のエアバッグ装置M2の車両Vへの搭載について説明すると、まず、エアバッグ46を折り畳む。エアバッグ46は、平らに展開した状態から、流入口部49aの部位を除いて、エアバッグ本体47の下辺47b側を上辺47a側に接近させるように、前後方向に沿った多数の折り目C(図4の二点鎖線参照)をつけて、蛇腹折りする。そして、折り畳んだエアバッグ46の所定箇所を、適宜、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のテープ材でくるんでおく。このとき、エアバッグ下辺47bに係合したベルト60も並列させてくるんでおく。
The mounting of the airbag device M2 of this embodiment on the vehicle V will be described. First, the
その後、各取付部27や延設部31の先端31aに、取付ブラケット34を固着させ、流入口部49aに、クランプ40を利用して、インフレータ37を連結させる。そして、インフレータ37に取付ブラケット38を取り付け、インフレータ37をエアバッグ46に組み付けて、エアバッグ組付体を形成する。
Thereafter, the mounting
その後、各取付部27や延設部31の先端31aを、取付ボルト35を使用して、エアバッグ46をインナパネル2に取付固定するとともに、取付ブラケット38を取付ボルト39を使用してインフレータ37をインナパネル2に取付固定し、さらに巻取り装置70をインナパネルに固定すれば、エアバッグ組付体を車両Vのボディ1に取り付けることができる。
Thereafter, the
そして、本体部41aを各輪部32・ループ部61に挿通させて、リヤピラー部RPの部位に配置されるインナパネル2の所定部位に取付部41b・41cをボルト52止めして、ガイド部材41を固定する。
Then, the
次いで、インフレータ37から延びる図示しないリード線を、所定のエアバッグ作動回路に接続させるとともに、フロントピラー部FPでは、インナパネル2にフロントピラーガーニッシュ6を取付固定し、ルーフサイドレール部RRでは、インナパネル2にルーフヘッドライニング7を取付固定し、さらに、センターピラー部CPやリヤピラー部RPのガーニッシュ8・9をボディ1のインナパネル2に固定すれば、エアバッグ装置M2を車両Vに搭載することができる。
Next, a lead wire (not shown) extending from the inflator 37 is connected to a predetermined airbag operating circuit, and the front pillar FP is attached and fixed to the
その後、インフレータ37が作動されれば、膨張用ガスGが、流入口部49aから流入膨張部49内に流入して、図示しないテープ材を破断させる。そして、膨張用ガスGが、前席用・後席用流入部21・22内に流入して、エアバッグカバー13としてのフロントピラーガーニッシュ6やルーフヘッドライニング7の下縁6a・7aを押し開かせて、図1の二点鎖線で示すように、エアバッグ46が、窓SW1・SW2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPの車内側を覆うように展開膨張することとなる。なお、このときベルト60も、係合しているエアバッグ本体47の下辺47bとともにエアバッグカバーから飛び出す。また、エアバッグ46は、膨張を略完了させた状態で、前端側がフロントピラー部FP下部側の部位に配置されるインナパネル2に固定され、後端47c側がリヤピラー部RPの部位に配置されるガイド部材41の本体部41aの下部側に、前方移動を規制されて保持されることとなる。そして、エアバッグ本体47には、縦膨張部24が多数配置されており、各縦膨張部24は前後方向の長さ寸法を縮めるように、膨張することから、膨張を略完了させたエアバッグ46の下辺47b側に、車両Vの前後方向に沿ってテンションが生じることとなる。
Thereafter, when the inflator 37 is actuated, the expansion gas G flows into the
このとき、実施形態のエアバッグ装置M2では、エアバッグ46にインフレータ37からの膨張用ガスGが流入されると、まず、初期縦膨張部24Aが膨張することから、初期縦膨張部24Aの膨張にともなって、係合部としての輪部32およびベルト60のループ部61が、ガイド部材41の本体部41aに案内されて下降移動し、所定のエアバッグ46の展開完了位置に配置されることとなる。すなわち、エアバッグ46における他の縦膨張部24に膨張用ガスGが流入されて、エアバッグ46の下縁側にテンションが生ずる前に、予め、輪部32がガイド部材41の本体部41aに案内されて、エアバッグ46の展開を略完了状態とさせることから、エアバッグ46は、支障なく、展開膨張を完了させて、下辺47b側に前後方向のテンションを生じさせることができる。
At this time, in the airbag apparatus M2 of the embodiment, when the inflation gas G from the inflator 37 flows into the
従って、実施形態のエアバッグ装置M1では、展開膨張完了時の下辺47b側に前後方向のテンションを生じさせるように、エアバッグ46を構成しても、エアバッグ46が、ガイド部材41に円滑に案内されて、展開を完了させることができる。
Therefore, in the airbag apparatus M1 of the embodiment, even if the
エアバッグ46の展開が完了した時点で、巻取り装置70が作動して、ベルト60を巻き取る。この時、ベルト60の後端ループ部61はリヤピラー部RPの下部に位置し、また、ベルト60の前部は最前部の下輪部33の位置、即ちフロントピラーFP下部に位置しているので、この間にベルト60が張力を有して配設される。そして、エアバッグ46は、上下辺47a、47bがルーフサイドレール部RRとベルト60で支持されるので、乗員を確実に車内に留めることができる。
When the deployment of the
また、下輪部33とベルト60は、移動可能に挿通することで係合しているため、ベルト60の巻取りにより、膨張部が所定位置からずれてしまったり、取付部27に前後方向の異常な力が働くことを防止できる。
Further, since the
さらに、エアバッグ後端47cは、ガイド部材41に係合しているので、ベルト60の巻取りによる膨張部の位置ずれをより確実に防止している。
Furthermore, since the airbag
本実施形態では、略垂直のリヤピラー部RPに設けられたガイド部材41を、ベルト60の後端が移動するようにしたので、ベルトの巻取り量(引き込み量)が小さくてすむ。従って、可及的に巻取り装置の小型化を図ることができる。
In the present embodiment, the
なお、エアバッグ装置M2では、エアバッグ46の非展開時には、ガイド部材41が、リヤピラーガーニッシュ9の縁部に車内側Iを覆われることから、ガイド部材41を搭載した車両Vの意匠性が良好となる。そして、エアバッグ46の展開膨張時には、ガイド部材41の車内側Iを覆っている縁部9aが車内側Iに開くことから、エアバッグ46の展開膨張を阻害する虞れは生じない。この点を考慮しなければ、ガイド部材41の車内側を内装材で覆わず、車内側に露出した状態で配設させてもよい。また、ガイド部材41の車内側Iを覆う内装材としては、ピラーガーニッシュに限られるものではなく、例えば、ガイド部材41の車内側Iを、トリム等で覆う構成としてもよい。
In the airbag apparatus M2, the
また、実施形態のエアバッグ装置M2では、ガイド部材41を、可撓性を備えた材料で形成し、エアバッグ46の展開膨張時に、ガイド部材41が、リヤピラーガーニッシュ9の縁部9aを開かせて、収納位置から車内側Iへ突出する構成であるため、エアバッグ46の係合部32がリヤピラーガーニッシュ9と干渉することなく、円滑にエアバッグ46を展開膨張させることができる。この点を考慮しなければ、ガイド部材を、剛性を有した棒状材等で構成してもよい。
In the airbag apparatus M2 of the embodiment, the
さらに、実施形態では、エアバッグ装置M2を、ダブルキャブ車Vに搭載させているが、本発明のエアバッグ装置は、ダブルキャブ車Vに限られるものではなく、シングルキャブ車やセダンタイプの車両等に搭載させてもよい。 Further, in the embodiment, the airbag device M2 is mounted on the double cab vehicle V. However, the airbag device of the present invention is not limited to the double cab vehicle V, and is a single cab vehicle or a sedan type vehicle. Etc. may be mounted.
また、実施形態では、エアバッグ後端47cをガイド部材41に係合させたが、膨張部の位置が多少ずれてもいい場合は、輪部32を廃止してもよい。
Further, in the embodiment, the airbag
さらに、実施形態では、ベルト60全体を下輪部33に対し前後方向に移動可能に係合したが、固定することで膨張途中や膨張完了時に影響のある部分のみ移動可能としてもよい。例えば、実施形態で最後部の下輪部の位置では、エアバッグ本体47とベルト60を縫合固定し、他部のみを移動可能としてもよい。
Furthermore, in the embodiment, the
また、引き込み装置として巻取り装置70を利用したが、ピストンとシリンダを利用した直線状の移動装置を利用してもよい。
Further, although the winding
1…ボディ、
2…インナパネル、
9…リヤピラーガーニッシュ、
46…エアバッグ、
32…輪部(係合部)、
33…下輪部、
37…インフレータ、
41…ガイド部材、
60…ベルト(長尺部材)、
70…巻取り装置(引き込み手段)、
SW(SW1・SW2)…窓、
V…ダブルキャブ車、
M2…頭部保護エアバッグ装置。
1 ... Body
2 ... Inner panel,
9 ... Rear pillar garnish,
46 ... Airbag,
32 ... ring part (engagement part),
33 ... lower ring,
37 ... Inflator,
41 ... guide member,
60 ... belt (long member),
70 ... Winding device (retraction means),
SW (SW1, SW2) ... Window,
V ... Double cab car,
M2 ... Head protection airbag device.
Claims (4)
該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレータと、
前記エアバッグと供に窓の上縁側に収納され、前記エアバッグに対し前後方向に移動可能に、前記エアバッグの下辺に係合する長尺部材と、
前記ピラーの一方に取り付けられるとともに、前記長尺部材の一端を案内可能に上下方向に配設されるガイド部材と、
前記ピラーの他方に配設され、前記長尺部材の他端を引き込む引き込み手段を有し、
該引き込み手段が作動した場合、前記長尺部材が前記前後のピラーの下部間に張力を持って配設されることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。 Folded and housed on the upper edge of the window formed between the front and rear pillars of the vehicle, and can expand and expand downward from the upper edge of the window when inflating gas flows to cover the inside of the window An airbag,
An inflator for supplying inflation gas to the airbag;
A long member which is housed on the upper edge side of the window together with the airbag and engages with the lower side of the airbag so as to be movable in the front-rear direction with respect to the airbag.
A guide member that is attached to one of the pillars and that is disposed in a vertical direction so that one end of the elongated member can be guided;
Provided on the other side of the pillar, and having a drawing means for drawing the other end of the long member,
The head protecting airbag device according to claim 1, wherein when the retracting means is operated, the long member is disposed with tension between the lower portions of the front and rear pillars.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005330053A JP2007137112A (en) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | Head protective airbag device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005330053A JP2007137112A (en) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | Head protective airbag device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007137112A true JP2007137112A (en) | 2007-06-07 |
Family
ID=38200520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005330053A Withdrawn JP2007137112A (en) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | Head protective airbag device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007137112A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1995657A2 (en) | 2007-05-23 | 2008-11-26 | Sony Corporation | Display device |
KR101003920B1 (en) | 2008-05-09 | 2010-12-30 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | Curtain Air Bag |
-
2005
- 2005-11-15 JP JP2005330053A patent/JP2007137112A/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1995657A2 (en) | 2007-05-23 | 2008-11-26 | Sony Corporation | Display device |
KR101003920B1 (en) | 2008-05-09 | 2010-12-30 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | Curtain Air Bag |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3928451B2 (en) | Head protection airbag device | |
US7841621B2 (en) | Tether guided inflatable sail panel | |
JP5656646B2 (en) | Airbag | |
US9027954B2 (en) | Airbag device | |
JP5783818B2 (en) | Airbag device | |
JP2006175920A (en) | Head section protecting airbag device | |
US7357413B2 (en) | Curtain airbag device | |
JP2007022265A (en) | Head protection airbag device | |
JP4550730B2 (en) | Crew protection device | |
JP2017065398A (en) | Head protection airbag device | |
JP3972766B2 (en) | Head protection airbag device | |
JP5435913B2 (en) | Airbag device | |
JP2007137112A (en) | Head protective airbag device | |
JP4363294B2 (en) | Head protection airbag | |
JP2006151390A (en) | Vehicle occupant protection device | |
JP4019919B2 (en) | Head protection airbag device airbag | |
JP2003048503A (en) | Heat part protection air bag device | |
JP3922015B2 (en) | Head protection airbag device | |
JP4315113B2 (en) | Head protection airbag device | |
JP2019010940A (en) | Head protection airbag device | |
JP3799522B2 (en) | Head protection airbag device | |
JP7367644B2 (en) | head protection airbag device | |
JP4353134B2 (en) | Crew restraint system | |
JP5347715B2 (en) | Head protection airbag device | |
JP4254676B2 (en) | Crew restraint system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071221 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090625 |