JP2007133099A - カートリッジ有無検知装置および制御方法 - Google Patents

カートリッジ有無検知装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流検出によるプロセスカートリッジの有無検出手段において、感光体ドラムなどの劣化を防ぐとともに感光体ドラムを回転させることなくカートリッジの有無を検知する。
【解決手段】プロセスカートリッジの有無を検出する際に、プロセスカートリッジへ電圧を印加する電圧発生回路において、発生させる電圧の上限を所定値以下に制限する電圧制限部を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、カートリッジの有無を検知する装置および制御方法に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置では、プロセスカートリッジ方式が採用されている。この方式によれば、感光体ドラム、帯電器、現像器、クリーニング部等をプロセスカートリッジとして一体構造化することで、本体からの着脱および交換を容易にしている。
プロセスカートリッジ(以降、カートリッジと記載する。)は、装置本体に対して着脱の機会が多い。そのため、画像形成装置は、画像形成にあたって装置本体内にカートリッジが装着されているか否かを確認する必要がある。
特許文献1は、帯電部材または転写部材に流れる電流値を検出することで、電気的にカートリッジの有無を検知する方式を開示している。この方式は、タクトスイッチ等のメカ的な機構を用いてカートリッジの有無を検知する方式と比べて低コスト化及び製品の小型化に寄与している。そのため、近年多くの画像形成装置は、電気的にカートリッジの有無を検知する方式を採用している。
特開2002−108138号公報
しかしながら、前述したカートリッジ有無検出手段では、カートリッジが存在する場合と、カートリッジが存在しない場合とのそれぞれで下記のような問題点がある。
上記のカートリッジ有無検知手段は、プリント時と同等の負荷電流をカートリッジ内の帯電ローラと感光体ドラムに流そうとする。そのため、カートリッジが存在する場合、感光体ドラムの表面の同一位置に電圧が印加されることになるため、感光体ドラムの劣化が促進されてしまう。感光体ドラムが劣化すれば、形成される画像の品質が劣化することはいうまでもない。この問題を避けるため、カートリッジ有無検知の際には、感光体ドラムを回転駆動させることで、同一位置への連続した電圧の印加を回避しようとする関連技術もある。しかしながら、この関連技術は、モータの起動時間を必要とするため、カートリッジ有無検知に要する時間が長くなってしまうという欠点がある。
一方、カートリッジが存在しない場合、電流が流れないため、カートリッジ有無検知手段が回路能力の限界まで一定電流を流そうとしてしまう。その結果、通常プリント時よりもはるかに大きな電圧が回路内で発生してしまうおそれがある。これは、回路内における部品の耐圧を大きくしなければいけないという欠点がある。あるいは、安全性のために部品間のパターン間距離を大きく取らなければいけないといった欠点がある。そのため、従来のカートリッジ有無検出手段では、基板サイズまたは、製品サイズが大きくなりやすいという問題がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、例えば、カートリッジ有無検知時に印加する電圧を制限することによって回路規模または製品サイズの大型化を防ぐことを目的とする。
また、本発明は、カートリッジ有無検知時に印加する電圧を制限した場合でも、カートリッジの有無を確実に検知することを目的とする。
本発明は、カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知装置に係る。カートリッジ有無検知装置は、電圧を出力する電圧出力部と、電圧出力部から出力される電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部とを含む。また、カートリッジ有無検知装置は、電圧制限部によって制限された電圧に応じて前記カートリッジに給電を行う給電部と、給電されたカートリッジを介して流れる電流を検出する電流検出部とを含む。さらに、カートリッジ有無検知装置は、電流検出部で検出された電流に基づいて、カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知部を含むことを特徴とする。
本発明は、例えば、カートリッジ有無検知時に印加する電圧を制限することによって、回路規模又は製品サイズの大型化を防止することができる。
また、カートリッジ有無検知時に印加する電圧を制限した場合でも、確実にカートリッジの有無を検知可能にすることができる。
[実施形態1]
以下、本発明における実施形態について図を用いて説明する。なお、本実施形態は、あくまで一例であり、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
図1は、一般的な画像形成装置の全体を表す図である。ここでは、画像形成装置として、レーザビームプリンタ100を例に挙げて説明する。しかしながら、本発明に係る画像形成装置は、着脱可能なカートリッジを有するような画像形成装置であればよい。なお、図1については、明瞭かつ簡潔に説明するため、本発明に深く関係する部分を中心に説明する。
レーザビームプリンタ100は、電子写真プロセスに必要な現像剤(例:トナー)を含むプロセスカートリッジ105を有する。プロセスカートリッジ105は、現像剤担持体である現像スリーブ103を備えた現像剤容器であるトナー容器104、帯電プロセスにおいて使用される帯電ローラ102、クリーニング機構106、および電子写真感光体である感光体ドラム101を含む。また、プロセスカートリッジ105は、画像形成装置100に対して、着脱可能な状態で装着されうる。なお、感光体ドラム101は、レーザビームプリンタ100におけるドラムモータ110によって所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。前述したように、この回転駆動は、放電によるエネルギーによって感光体ドラム101の表面の磨耗を抑制するためにおこなわれる。
感光体ドラム101上には、レーザスキャナ部からのレーザ光により画像信号に基づいた像露光がおこなわれ、静電潜像が形成される。この潜像は、現像スリーブ103を含む現像装置によって、トナー像として感光体ドラム101上に現像される。また、トナー像は、転写手段である転写ローラ107によって、感光体ドラム101と転写ローラ107のニップ部に搬送されてきた記録紙に転写される。なお、電源部108は、通常、帯電ローラ102と、現像スリーブ103と、転写ローラ107とに所望の電圧を印加するための電圧発生回路を有している。本発明の実施形態では、帯電ローラ102用の電圧発生回路を利用した例を挙げる。しかしながら、本発明に係るカートリッジ検知のための電圧の印加は、上記現像スリーブ103または転写ローラ107を用いて実施されてもよい。すなわち、本発明は、感光体ドラム101に対して給電可能な電圧発生回路であればよい。
表示装置112は、CPU111からの信号によってレーザビームプリンタ100の状態を外部に表示する機能をもっている。カートリッジがレーザビームプリンタ100に装着されていない場合、CPU111が、上記表示装置112へ警告を表示するようにしてもよい。プリンタ制御部109は、レーザビームプリンタ100を制御するものである。なお、プリンタ制御部109は、CPU111と各種入出力制御回路とを含む。さらに、CPU111は、ROM、RAM、タイマ、デジタル入出力ポート(以下I/Oポート)、アナログ−デジタル変換入力ポート(以下A/Dポート)およびデジタル−アナログ変換出力ポート(以下D/Aポート)を含む。
図2は、従来例を発展させたカートリッジ有無検知手段を示す図である。ここでは、まず従来例である図6を用いて一般的なカートリッジ有無検知手段について説明する。次に、本発明における特徴的な部分を、図2を用いて説明する。
図6は、電流検出を用いるカートリッジ有無検知装置の概要を示す回路図である。カートリッジ有無検知装置は、電源部(電圧発生回路)108およびCPU111を含む。また、電源部108は、電圧を出力する電圧出力部250と、トランスに印加される電圧を制御するための電圧制御部220とを含む。以下の説明では、説明を容易におこなうため、電圧出力部250は、クロックパルスを発生するものと想定する。また、電源部108は、カートリッジに対して給電をおこなう給電部230と、カートリッジを介して流れる電流を検知するための電流検出部240とを含む。さらに、給電部230は、1次巻線と2次巻線とを有するトランスを含む。なお、給電部230は、前述したトランスを介して帯電プロセスにおいて使用される帯電ローラ102に給電をおこなう。また、CPU111は、電流検出部240によって検出された電流を用いてカートリッジ有無を検知するためのカートリッジ有無検知部を含む。
まず、電源部108は、CPU111のI/Oポート252からのクロックパルス(PRICLK)を受ける。クロックパルスを受けると、電源部108では、プルアップ抵抗206およびベース抵抗207を介してトランジスタ208のスイッチングがおこなわれる。その後、電源部108では、プルアップ抵抗209およびダイオード210を介して接続されているオペアンプ211の出力に応じた振幅のクロックパルスが発生される。この振幅が大きいと給電部230のトランスに入力される正弦波の振幅も大きくなり、結果としてトランスの二次巻線側に生じる交流電圧の振幅も大きくなる。
電圧制御部220において、前述したクロックパルスは、正弦波に変換され、給電部230におけるトランスの一次巻線側に入力される。その結果、給電部230におけるトランスの二次巻線側に正弦波の交流電圧が発生する。また、前述したトランスの二次巻線側の一端は、抵抗215を介して直流(DC)電圧発生回路214に接続される。したがって、帯電ローラ102には、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧が印加される。
前述の直流電圧発生回路214の駆動によって発生した電流は、コンデンサ244を通過する。なお、矢印A方向の半波電流はダイオード245を介して流れ、一方、矢印B方向の半波電流はダイオード241を介して流れる。ダイオード245を通過した矢印A方向の半波電流は、抵抗242、コンデンサ243で構成された積分回路によって、交流電圧に変換され、入力抵抗212を介してオペアンプ211の負極入力端子に入力される。一方、CPU111のD/Aポート254から出力された電流値制御信号(PRICNT)が、入力抵抗213を介してオペアンプ211の正極入力端子に入力される。電流値制御信号(PRICNT)は、電流レベルを設定する信号であり、例えば、0Vから5Vまでの間で変化するアナログ信号であることが好ましい。
オペアンプ211の負極入力端子の交流電圧が電流制御信号(PRICNT)よりも小さい場合は、オペアンプ211の出力が大きくなる。前述したように、オペアンプ211の出力が大きくなると、電圧制御部220に入力されるクロックパルスの振幅が大きくなり、交流電圧は大きくなる。したがって、交流電圧のレベルは、交流電流が電流値制御信号(PRICNT)に応じた値となるように制御されうる。すなわち、電流制御信号(PRICNT)に応じた定電流制御が行われる。
さらに、電流検出部240からの出力値は、CPU111のA/Dポート256に入力され、カートリッジの有無を判断するための信号として使用されうる。カートリッジがある場合、給電部230内のトランスの2次巻線側に流れる交流電流値は、カートリッジが無い場合の交流電流値と比較して大きくなる。一方、カートリッジがない場合、前述した交流電流値は、トランスの2次巻線側がオープンとなるため、トランスの2次巻線側にほとんど電流が流れない。よって、カートリッジがない場合の交流電流値は、カートリッジがある場合の交流電流値よりも相対的に小さくなる。通常、例えば、A/Dポート256に入力される電圧値をモニタし、入力される電圧値と予め定めた閾値とを比較することでカートリッジ有無の検知が可能となる。
図2は、本発明による第1の実施形態におけるカートリッジ有無検知装置を表す回路図である。本発明のカートリッジ有無検知装置は、電源部108と、当該電源部108を制御するCPU111とを含む。電源部108は、図6の従来例と比較すると、さらに、電圧出力部250によって出力される電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部260を含む。前述したように、本実施形態によれば、電圧出力部250は、例えば、クロックパルスを発生させるクロックパルス発生部を含むようにしてもよい。しかしながら、本発明は、これに限定されることはない。さらに、電源部108は、クロックパルスに基づいて電圧を出力するための電圧制御部220を含むことが好ましい。また、電圧出力部250がクロックパルス発生部を含む場合、電圧制限部260は、クロックパルスの振幅の上限を所定値以下に抑制することによって電圧を制限することが好ましい。
前述した電圧制限部260は、抵抗201、トランジスタ204、ベース抵抗202およびプルダウン抵抗203を含む。トランジスタ204は、CPU111のI/Oポート253によってON/OFF制御され、例えば、カートリッジ有無検知時にI/Oポート253をHighにすることで駆動される。
抵抗201は、カートリッジ有無検知時に図2に示すC点の上限値をプルアップ抵抗209との分圧比で決定するための抵抗である。プルアップ抵抗209および抵抗201は、プルアップ抵抗209:抵抗201を、例えば、2:1となるように設定する。この場合、例えば、電圧出力部250から約24Vの振幅のクロックパルスが発生した場合、図2に示すC点での振幅の上限値は約8Vとなる。前述したように、電気的なカートリッジ有無検知手段は、カートリッジが存在しない場合においても、一定の電流を流そうとする。よって、給電部230へ入力されるクロックパルスの振幅が上昇してしまう。しかしながら、本実施形態に係る電源部108は、プルアップ抵抗209および抵抗201によって、カートリッジに流れる電流を所定の値以下となるように好適に制限できる。そのため、不必要な電圧の発生を防止することが可能となりうる。
また、本発明に係るカートリッジ有無検知装置は、カートリッジが存在する場合においても、感光体ドラム101に印加される電圧を抑えることが可能である。よって、感光体ドラム101の劣化を図6の関連技術よりも防止できる。結果として、本発明によるカートリッジ有無検知装置は、カートリッジ有無検知時に、磨耗を避けるために、感光体ドラム101を回転させることは必須ではない。
図3は、第1の実施形態に係るカートリッジの有無を検知する電圧発生回路内の処理を表すフローチャートである。なお、ここでは電源部108内における処理の流れを中心に説明するが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明に係る制御は、可能な範囲で予めROMに格納されたプログラムに従って動作するCPU111によって実行されてもよい。
ステップS301において、電圧出力部250は、CPU111からの入力によってクロックパルスを発生する。ここで、CPU111は、電源部108へクロックパルス(PRICLK)を入力した後、電源部108の電圧が安定するまでカートリッジ有無の検知を待機することが好ましい。CPU111の待機方法についての詳細は、図4(ステップS401からステップS405)を用いて後述する。
ステップS302において、電圧出力部250によって発生させられたクロックパルスに応じて、電圧制限部260は、クロックパルスの振幅における上限を所定値以下に抑える。次に、ステップS303において、電圧制御部220は、ステップS302で発生されたクロックパルスを正弦波に変換し、給電部230へ供給する。
ステップS304において、給電部230は、ステップS303で供給された正弦波に応じて帯電ローラ102へ電流を供給(電圧を印加)する。これが、感光体ドラム101を帯電させるための帯電電流または帯電電圧となる。さらに、ステップ305において、電流検出部240は、検出した電流をCPU111へ入力する。その後、CPU111によって、電流のサンプリングがおこなわれ、カートリッジの有無が判断されうる。判断方法の詳細については、図4(ステップS406からステップS412)を用いて後述する。
図4は、第1の実施形態に係るカートリッジ有無検知の制御処理を表すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す制御処理は、予めROMに格納されたプログラムに従ってCPU111によって実行されることが好ましい。
ステップS401において、CPU111は、D/Aポート254から所定の値を出力する。この出力値は、例えば、通常のプリント動作時に用いられる値以下であることが好ましい。これは、結果として感光体ドラム101に対して放電されるエネルギー量を減少させ、感光体ドラム101の劣化を抑制するためである。次に、ステップS402において、CPU111は、I/Oポート253にHighを出力する。さらに、ステップS403において、CPU111は、I/Oポート252に所定のクロックパルスを出力する。このクロックパルスは、前述したように、感光体ドラム101に対して放電されるエネルギー量を減少させるため、通常のプリント動作時に用いられる値以下であることが好ましい。
ステップS404およびステップS405において、CPU111は、クロックパルスを出力してからt秒経過するまで待機する。ここで、t秒とは、クロックパルスを出力してから電流検出部240の出力が安定するまでの時間である。ステップS406において、CPU111は、A/Dポート256の値を読み込む。ステップS407において、CPU111は、A/Dポートの読み込みが5回おこなわれるまでステップS406のA/Dポート256の読み込みを繰り返す。本実施形態では、A/Dポート256の値を5回読み込む例を挙げているが、限定するわけではない。例えば、A/Dポート256へ入力される値の安定度によって(デバイスの性能によって)、サンプリングする回数を変更することが好ましい。
ステップS408において、CPU111は、ステップS406で読み込んだA/Dポート256の値を平均化(ノイズ除去)する。さらに、ノイズ除去の精度を上げる方法としては、5回読み込んだ値のうち最大値、最小値を除いた3回分の値を平均化するほうが好ましい。これは、5回の読み込みのうち離散した値があった場合に、平均に誤差が生じてしまうことを防ぐのに有効である。
続いて、ステップS409において、CPU111は、平均化した値Vavを予め定めた値Vrefと比較する。CPU111は、VavがVrefより大きければカートリッジ有りと判断し、ステップS410において、クロックパルスの出力を停止し、I/Oポート253の出力をLowとして、カートリッジ有無検知を終了する。なお、予め定めた値Vrefは、予め経験的に求めておくものとする。
一方、CPU111は、VavがVrefより小さい場合にカートリッジ無しと判断し、ステップS411において、クロックパルスの出力を停止し、I/Oポート253の出力をLowとする。ステップS412において、CPU111は、表示装置112を通じてユーザにカートリッジ無しの警告を通知する。
前述したように、第1の実施形態によれば、回路に流れる電流を検知してカートリッジ105の有無を検出するカートリッジ有無検知装置において、電源部108における出力電圧の上限を所定値以下に制限する。よって、カートリッジが画像形成装置に装着されていない場合、電源部108は、必要以上の電圧を発生させない。また、カートリッジが画像形成装置に装着されている場合においても、電源部108は、感光体ドラム101に印加される電圧を小さくすることで感光体ドラム101の劣化を抑制する。したがって、プリンタ制御部109は、感光体ドラム101を回転する必要が乏しくなるであろう。結果として、カートリッジ有無検知の時間を短縮するとともに、画像形成装置のイニシャライズ時間を短縮する効果がある。
なお、本実施形態では、給電部230のトランスの1次側に与えられる電圧に対して制限をかけて出力電圧を抑制する構成としている。しかしながら、本発明はこれに限定されることはない。例えば、トランスの2次側に与えられる電圧に対して制限をかける構成としてもよい。すなわち、本発明は、結果として感光体ドラム101に印加される電圧を抑制できればよいのである。また、本実施形態は、電圧発生回路に流れる電流値に応じてカートリッジの有無を検知する方法に関するものである。しかしながら、本発明は、転写用電圧発生回路の電流値の検知に基づくカートリッジ有無検知手段にも適用できる。
[実施形態2]
図5は、第2の実施形態に係るカートリッジ有無検知装置を表す回路図である。前述したように、第1の実施形態は、カートリッジ有無検知時に、電圧発生回路の出力電圧における上限を所定値以下に制限するものである。しかしながら、第1の実施形態では、出力電圧の制限によって、カートリッジが装着されている場合にカートリッジに流れる電流値も小さくなってしまう。そのため、カートリッジ装着時の電流値と未装着時の電流値との間のレベル差が十分でなくなり、カートリッジの有無を誤認識してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、カートリッジ有無検知時に電流検出部240の検出感度を切り替える切り替え部を導入する。第2の実施形態における電流検出部240は、抵抗500とトランジスタ501、ベース抵抗502、プルダウン抵抗503及びインバータ504を含む。トランジスタ501は、CPU111のI/Oポート253によってON/OFF制御される。さらに、トランジスタ501は、カートリッジ有無検知の時にI/Oポート253をLowに設定することで駆動されるようにしてもよい。
さらに詳しく説明すると、電流検出部240の出力電圧Vnは下記のような特性となる。
Vn=R×Imean
ここで、Imeanは、帯電交流電流における半波電流の平均値である。また、Rはトランジスタ501がOFFの時は抵抗242の抵抗値(Raとする)であり、トランジスタ501がONの時は抵抗242と抵抗500との並列抵抗値(Rbとする)となる。
すなわち、RaとRbとの関係は、Ra>Rbとなる。したがって、カートリッジ有無検知時には、I/Oポート253の制御によって電圧制限部のONと同時にトランジスタ501をOFFすることにより、電流検出抵抗値Rを通常時よりも大きくする。これにより、電流検出部240は、Imeanが小さくともカートリッジ有無をより確実に検知することができる。なお、I/Oポート253のON/OFFのタイミングは第1の実施形態と同じである。
このように、第2の実施形態によれば、カートリッジ有無検知時に、電圧発生回路(電源部108)における出力電圧の上限を所定値以下とするとともに、電流検出感度を切り替える。そのため、第2の実施形態では、カートリッジ有無検知時に使用する帯電電流値が小さい場合においても確実にカートリッジの有無を検知することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るカートリッジ有無検知装置によれば、帯電ローラ等の帯電部材に含まれる電圧発生回路において、カートリッジ有無検出時に、発生させる電圧の上限を所定値以下に制限する。そのため、本実施形態に係るカートリッジ有無検知装置は、必要以上の電圧を発生させない。したがって、画像形成装置における基板において、安全性を保ちつつ、基板内の各部品におけるパターン間距離を従来よりも短くすることができ、回路規模または製品サイズが大型化することを防止できよう。
なお、本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能となる。例えば、カートリッジ有無検知装置は、電流検出部の検出感度を切り替えることによって、電圧の上限値の制限により帯電電流が小さくなるような場合であっても、カートリッジの有無を好適に判断できよう。よって、本発明は、誤動作が発生しにくい画像形成装置の提供を期待できる。
また、本発明におけるカートリッジ有無検知部は、電流検出部から出力された電流値を複数回読み出し、平均化するようにしてもよい。この利点は、読み出した電流値の精度を向上させることによって、さらにカートリッジ有無検知時における誤動作を抑えることができうる点である。さらに、本発明におけるカートリッジ有無検知部は、複数回読み出した電流値のうち、最大値と最小値を除いた値で平均化するようにしてもよい。これによって、平均化の精度がさらに向上し、平均化における電流値の読み出し回数を削減することができうる。すなわち、カートリッジ有無検知時の処理は高速化されるであろう。
また、本発明におけるカートリッジ有無検知装置は、電圧制限部を、適用するか否かを切り替えるようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、カートリッジ有無検知時には電圧制限部を有効にし、通常の使用時には無効にすることができるため、通常時の品質を損なわず本発明を適用できよう。
さらに、本発明は、帯電部材である帯電ローラまたは転写ローラ等の電圧発生回路に適用しうる。よって、本発明は、画像形成装置ごとに、より最適な方法で適用されよう。
本発明における画像形成装置の概要を表す断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるカートリッジ有無検知を表す回路図である。 本発明の第1の実施形態におけるカートリッジの有無を検知する電圧発生回路内の流れを表すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるカートリッジ有無検知の制御処理を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるカートリッジ有無検知を表す回路図である。 本発明の従来例におけるカートリッジ有無検知を表す回路図である。
符号の説明
100:画像形成装置(レーザビームプリンタ)
101:感光体ドラム
102:帯電ローラ
103:現像スリーブ
104:トナー容器
105:プロセスカートリッジ
106:クリーニング機構
107:転写ローラ
108:電源部
109:プリンタ制御部
110:ドラムモータ
111:CPU
201:抵抗
202:ベース抵抗
203:プルダウン抵抗
204:トランジスタ
206:プルアップ抵抗
207:ベース抵抗
208:トランジスタ
209:プルアップ抵抗
210:ダイオード
211:オペアンプ
212:入力抵抗
213:入力抵抗
214:直流電圧発生回路
215:抵抗
220:電圧制御部
230:給電部
240:電流検出部
250:電圧出力部
252:I/Oポート
253:I/Oポート
254:D/Aポート
256:A/Dポート
260:電圧制限部
500:抵抗
501:トランジスタ
502:ベース抵抗
503:プルダウン抵抗
504:インバータ

Claims (12)

  1. カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知装置であって、
    電圧を出力する電圧出力部と、
    前記電圧出力部から出力される電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、
    前記電圧制限部によって制限された電圧に応じて前記カートリッジに給電を行う給電部と、
    給電された前記カートリッジを介して流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部で検出された電流に基づいて、前記カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知部と
    を含むことを特徴とするカートリッジ有無検知装置。
  2. 前記電圧出力部は、クロックパルスを発生させるクロックパルス発生部を有し、
    前記電圧制限部は、前記クロックパルスの振幅の上限を所定値以下に抑制することによって電圧を制限することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ有無検知装置。
  3. 更に、振幅が抑制された前記クロックパルスに基づいて電圧を出力する電圧制御部を有し、
    前記給電部は、前記電圧制御部から出力された電圧に応じて前記カートリッジに給電をおこなうことを特徴とする請求項2に記載のカートリッジ有無検知装置。
  4. 前記電流検出部の検出感度を切り替える検出感度切替部を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカートリッジ有無検知装置。
  5. 前記カートリッジ有無検知部は、
    前記電流検出部から出力された値を1回以上読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部によって読み出された値を平均化する平均化部と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカートリッジ有無検知装置。
  6. 前記平均化部は、前記読み出し部によって、複数回読み出された値のうち最大値と最小値を除いた値を平均化することを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ有無検知装置。
  7. 前記電圧制限部を適用するか否かを切り替える制限切替部をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のカートリッジ有無検知装置。
  8. 前記カートリッジを介して流れる電流は、該カートリッジに関する帯電プロセスまたは転写プロセスにおいて該カートリッジに電圧を印加することによって流れる電流であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカートリッジ有無検知装置。
  9. 画像形成装置であって、
    着脱可能なプロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジを検知するための、請求項1乃至8のいずれかに記載のカートリッジ有無検知装置と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  10. カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知装置の制御方法であって、
    電圧を発生させる電圧発生ステップと、
    前記発生された電圧を所定の電圧に制限する電圧制限ステップと、
    前記電圧制限ステップで制限された電圧に応じて、前記カートリッジに給電をおこなう給電ステップと、
    前記カートリッジを介して流れる電流の検出をおこなう電流検出ステップと、
    前記電流検出ステップで検出された電流によって、前記カートリッジの有無を検知するカートリッジ有無検知ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  11. 前記電圧発生ステップとは、クロックパルスを発生させるクロックパルス発生ステップを有し、
    更に、前記クロックパルスの振幅を所定値以下に抑制する振幅設定ステップを有することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  12. 更に、前記振幅設定ステップによって、抑制された前記クロックパルスに基づいて電圧を出力する電圧出力ステップを有することを特徴とする請求項11に記載の制御方法。
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CN116633328A (zh) * 2023-07-25 2023-08-22 电子科技大学 一种首级积分器电压钳位电路

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