JP2007124216A - 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007124216A
JP2007124216A JP2005312850A JP2005312850A JP2007124216A JP 2007124216 A JP2007124216 A JP 2007124216A JP 2005312850 A JP2005312850 A JP 2005312850A JP 2005312850 A JP2005312850 A JP 2005312850A JP 2007124216 A JP2007124216 A JP 2007124216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
address
waiting time
network
access router
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005312850A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Takahashi
秀明 高橋
Katsutoshi Nishida
克利 西田
Shinichi Isobe
慎一 磯部
Naoki Matsubara
直樹 松原
Kenji Nishimura
健治 西村
Hiroaki Amada
博章 天田
Takehiro Nakamura
武宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Docomo Technology Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Docomo Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc, Docomo Technology Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2005312850A priority Critical patent/JP2007124216A/ja
Publication of JP2007124216A publication Critical patent/JP2007124216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】IPv6アドレスの重複を検出するための待ち時間の適正化を図る通信ノードを提供すること。
【解決手段】通信ノードは、IPv6アドレスを用意する手段と、ネットワークの輻輳度合を表すパラメータから待ち時間を導出する手段と、前記IPv6アドレスを含む検出要求メッセージを周囲の1以上の通信ノードに送信する手段とを有する。前記検出要求メッセージに対する検出応答メッセージが前記待ち時間の間に得られたか否かに応じて前記IPv6アドレスの使用の可否が決定される。
【選択図】図1

Description

本発明はインターネットプロトコル(IP)に準拠したパケット通信の技術分野に関連し、特にIPv6アドレスの重複検出機能(DAD: Duplicate Address Detection)を使用する通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法に関連する。
IPに準拠した通信ではIPアドレスが使用され、IPアドレスはIPパケットの宛先及び送信元を識別する識別子として使用される。IPアドレスは端末に自動的に割り当てられてもよいし、手動で設定されてもよいが、IPアドレスは端末に一意に設定されるべきであり、異なる端末で重複して設定されるべきではない。ある統一したポリシーでアドレスが一元的に管理されているドメインでは、同じIPアドレスを保有する端末は原理的に存在しない。しかし、異なるポリシーでアドレスが管理されているドメインや、アドレス割当方法が複数混在するネットワークでは、同じIPアドレスを有する端末が存在する可能性がある。
非特許文献1に記載されているようなインターネットプロトコルバージョン4(IPv4)とは異なり、非特許文献2に記載されているようなIPv6では重複アドレス検出機能(DAD)が用意されている(例えば、非特許文献3参照。)。DADは同じIPアドレスを有する端末を検出するための手法である。この手法では先ずアドレスを決定しようとする端末が仮の(tentative)IPv6アドレスを何らかの方法で作成する。端末は仮のIPv6アドレスをターゲットアドレスとして記載した近隣要請(Neighbor Solicitation)メッセージを、その端末が接続しようとするIPリンク内に送信する。この送信はマルチキャスト方式でなされ、マルチキャストアドレスは事前に端末に報知されている。IPリンク内の端末は近隣要請メッセージをそれぞれ受信し、各自のIPv6アドレスとターゲットアドレスとを比較する。比較結果が異なっていれば各端末は何の応答も返さない。近隣要請を送信した端末は送信後1秒以内に近隣通知を受信しなければ、問い合わせたIPv6アドレスがIPリンク内で一意なアドレスであると判断し、それを仮のアドレスとしてではなく正式に割り当てたアドレス(assigned address)として以後使用する。一方、比較結果が一致していた端末は、近隣要請を送信した端末に対して近隣通知(Neighbor Advertisement)を送信し、同じアドレスが既に使用されていることを通知する。通知を受けた端末は仮のアドレスを破棄し、再度IPv6アドレスを作成し、アドレスの一意性が確保されるまで手順を繰り返す。
J.Postel, "Internet Protocol", Request For Comments 791, September, 1981. S.Deering and R.Hinden, "Internet Protocol, Version 6(IPv6) Specification", Request For Comments 2460, December 1998. S.Thomson, T.Narten, "IPv6 Stateless Address Autoconfiguration", Request For Comments 2462, December 1998.
上記のように既存のDADアルゴリズムではアドレスの重複を検出するのに1秒程度の待ち時間が費やされる。この程度の時間は例えば基地局のような固定端末がネットワークに接続される場合には不都合ではないかもしれない。しかしながら移動端末がセル間を移動しながらIPアドレスを更新するような場合には、そのような待ち時間は充分に短いとは言えず、ハンドオフ処理時間の長期化や通信品質の劣化等の悪影響が懸念される。逆に、通信状況によっては、例えばネットワークの込み具合によっては、1秒程度の待ち時間では充分でないかもしれない。
本発明は、上記問題点の少なくとも1つに対処するためになされたものであり、その課題は、IPv6アドレスの重複を検出するための待ち時間の適正化を図る通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法を提供することである。
本発明で使用される通信ノードは、IPv6アドレスを用意する手段と、ネットワークの輻輳度合を表すパラメータから待ち時間を導出する手段と、前記IPv6アドレスを含む検出要求メッセージを周囲の1以上の通信ノードに送信する手段とを有する。前記検出要求メッセージに対する検出応答メッセージが前記待ち時間の間に得られたか否かに応じて前記IPv6アドレスの使用の可否が決定される。
本発明によれば、IPv6アドレスの重複を検出するための待ち時間の適正化を図ることができる。
本発明の一形態によれば、通信ノードが接続しようとするネットワークの輻輳度合を表すパラメータから重複アドレス検出のための「待ち時間」が導出される。ネットワークの実情に即して待ち時間が決定されるので、過剰に長く待機せずにハンドオーバ等を行うことができる。或いは逆に従来よりも長く待機する必要のある通信状況でも、適切に待機することができ、通信ノードでの待機は過不足なく行える。
ネットワークの輻輳度合を表すパラメータは、同じIPリンクに接続している通信ノード数で表現されてもよい。通信ノード数のようなパラメータはアクセスルータで直ちに把握できるので、待ち時間を簡易に導出できる点で好ましい。
ネットワークの輻輳度合を表すパラメータは、通信ノード間の往復遅延時間で表現されてもよい。より好ましくは接続を希望する通信ノードとアクセスルータ間の往復遅延時間で表現される。往復遅延時間は通信ノードの側で簡易に測定できるので、この形態は簡易に実現する観点から好ましい。
待ち時間を簡易に導出する観点からは、端末数や往復遅延時間のようなパラメータと待ち時間とは1以上の一次関数で関連付けられてもよい。
検出要求メッセージは、1以上の通信ノードのネットワークへの接続状況を管理するアクセスルータにユニキャスト方式で送信されてもよい。そのようなアクセスルータを用意することは、本発明を実現する際にトラフィックを実質的に増やさない点で好ましい。
図1は本発明の一実施例による通信システムの概要を表す。図1には複数の通信ノードが描かれており、1以上の移動端末(MN_1)と、1以上の固定端末(NodeB_1, NodeB_2)と、アクセスルータARと、固定端末及びアクセスルータを接続するハブ又はL2スイッチとが描かれている。本実施例では固定端末は基地局である。図示の簡明化のため1つの移動端末MN_1しか描かれていないが、接続済みの移動端末MN_2,MN_3,...も通信システムに含まれている。これらのネットワーク要素は同一のIPリンクの範囲内にある。
図2は本発明の一実施例で使用される移動端末の機能ブロック図を示す。移動端末は無線通信を行うための送受信機21と、各種の機能を実行する処理装置23と、記憶装置25とを有する。処理装置23は、待ち時間を算出するためのパラメータを取得する機能部231と、待ち時間を算出する機能部232と、IPアドレスを作成する機能部233と、タイマー機能部234と、重複アドレスの検出要求を行う機能部235と、重複アドレスの検出を行う機能部236とを有する。
待ち時間を算出するためのパラメータを取得する機能部231は、送受信機21を通じて受信したパケット又はメッセージから所定のパラメータを抽出する。このパラメータは、アドレスの重複を検出する際の待ち時間を算出するのに使用される。この待ち時間は従来のシステムでは1秒程度に固定されていたが、本発明では通信状況に応じて適切に変更される。パラメータの具体例としては本実施例で使用されるような同一IPリンクに接続中の端末数が挙げられるが、それに限定されず、様々なパラメータが使用されてもよい。パラメータはネットワークの輻輳度合(込み具合)を表す何らかの量であればよい。
待ち時間を算出する機能部232は受信したパラメータに基づいて待ち時間を算出する。待ち時間とパラメータの対応関係は何らかの関数で決定されてもよいし、一覧表の形式で事前に用意されていてもよい。いずれにせよ、ネットワークが混雑していれば待ち時間が多くなり、混雑していなければ待ち時間が少なくなるような関係が定義されていればよい。動作説明で明らかにされるように、本実施例では待ち時間と接続ノード数が一次関数で表現される。
IPアドレスを作成する機能部233は適切なアルゴリズム又は取り決めに従ってIPv6アドレスを作成する。作成されたIPv6アドレスは、ネットワーク内での一意性が確認される前は仮の状態として取り扱われ、確認後に正式なアドレスとして取り扱われる。IPアドレスはアルゴリズムに従って算出されてもよいし、ユーザ又はオペレータから手動で入力されてもよい。
タイマー機能部234は機能部232で算出された待ち時間を計測する。計測の始点は近隣要請メッセージの送信時である。
重複アドレスの検出要求を行う機能部235は、仮の状態のIPv6アドレスをターゲットアドレスとする近隣要請メッセージを作成し、送受信機21を通じてそれを周囲の通信ノードに送信する。この送信は本実施例ではマルチキャスト方式で行われる。マルチキャストアドレスは、同一IPリンクに属する通信ノードが所属するグループアドレスであり、ネットワーク内で報知されている。
重複アドレスの検出を行う機能部236はタイマー機能部234を利用して「待ち時間」が経過したか否かを判別する。待ち時間が経過する前に何れかの端末から近隣通知メッセージが受信されたならば、近隣要請メッセージで問い合わせたIPv6アドレスは使用済みであることが判明する。この場合、機能部236はIPアドレスを作成する機能部233に別のアドレスを用意するように指示する。一方、待ち時間の経過後にどの端末からも近隣通知メッセージが受信されなかったならば、問い合わせたIPv6アドレスの一意性が検証されたことになる。この場合はそのIPv6アドレスは正式に割り当てたアドレスとして以後取り扱われる。
記憶装置25は、パラメータ、待ち時間及びIPアドレスその他の情報を適宜記憶する。
図3は本発明の一実施例によるアクセスルータの機能ブロック図を示す。アクセスルータは無線通信を行うための送受信機31と、各種の機能を実行する処理装置33と、記憶装置35とを有する。処理装置33は、接続状況を管理する機能部331と、待ち時間を算出するためのパラメータを通知する機能部332とを有する。
接続状況を管理する機能部331は、同一のIPリンクに接続している端末又は通信ノード(基地局又は移動端末を含む)と、IPv6アドレスと、MACアドレスとの対応関係や、通信ノードの状態等を管理する。図1のAPの例では、移動端末MN_2のIPアドレスはMN_2MACアドレスに対応付けられる。移動端末MN_3は2種類のIPアドレスを有し(“link”, “global”)、それらはMN_3MACアドレスに対応付けられる。移動端末MN_2,3は何れもIPリンク内で到達可能な状態にある(REACHABLE)。これらの内容は近隣キャッシュ(Neighbor Cache)で管理され、図3の記憶装置35に記憶される。
待ち時間を算出するためのパラメータを通知する機能部332は、通信ノードからの要請に応じて通知するパラメータを用意する。このパラメータは、アドレスの重複を検出する際の待ち時間を算出するのに使用される。上述したようにパラメータは同一IPリンクに接続中のノード数でもよいが、それ以外のパラメータが使用されてもよい。
図4は一実施例による移動端末での動作例のフローチャートを示す。フローはステップ602から始まり、移動端末MN_1はアクセルルータARからパラメータを受信する。移動端末は例えばICMPメッセージを受信することでルータ通知(Router Advertisement)情報を取得することができ、この情報に上記のパラメータが含まれていてもよい。一例としてパラメータはIPリンクに接続している端末数である。本実施例では、各端末は複数のIPv6アドレスを使用することができ、平均的に1つの端末が2つのIPv6アドレスを使用できるとする。従って見かけ上の端末数は近似的に2×(実際の端末数)で表現でき、これは近隣キャッシュエントリ(Neighbor Cache Entry)数と呼ばれる。図1の例では近隣キャッシュエントリ数は100であり、これが移動端末に通知される。
ステップ604ではARから受信したパラメータに基づいて重複アドレス検出の待ち時間が導出される。本実施例ではARから通知されたエントリ数xと待ち時間y[msec]は一次関数で関連付けられる。
y=(1/10)x+5
エントリ数が多ければそれだけネットワークは混雑しており、アドレスの重複検出の要求メッセージが全ての端末に行き届き、必要に応じて応答が得られるまでの待ち時間は長く設定しなければならない。逆にエントリ数が少なければネットワークは混雑していないので待ち時間は短くて済む。一次関数の傾きや切片の値は経験的に又はシミュレーションにより適切に設定される。上記の数値例では、待ち時間は、
y=(1/10)・100+5=15 [msec]
となる。
ステップ606では移動端末でIPv6アドレス(例えば、2000:12:34::5678)が算出される。IPv6アドレスの一意性が確認されるまでは、このIPv6アドレスは仮のアドレスである。
ステップ610では近隣要請メッセージが他の端末にマルチキャストされ、待ち時間の計時が開始される。近隣要請メッセージのターゲットアドレスは、ステップ606で作成された仮のIPv6アドレスである。
ステップ612では、15msの待ち時間が経過するまで(タイムアウトするまで)の間に何れかの端末から近隣通知が受信されたか否かが判定される。それが受信されなかったならば、仮のIPv6アドレスの一意性は検証され、フローはステップ614に進む。
ステップ614ではIPv6アドレスの状態が仮の状態から正式に割り当てられた状態に変更され、以後そのIPv6(2000:12:34::5678)を利用した通信が行われ、フローは終了する。なお、移動端末MN_1がIPv6アドレス2000:12:34::5678を使用することは、アクセスルータARの近隣キャッシュにも反映される。
一方、ステップ612で何れかの端末から近隣通知が受信されたならば、仮のIPv6アドレスはその移動端末で使用できないのでステップ616で破棄され、フローはステップ606に戻り、別のIPv6アドレスが再び用意される。以後、作成されたIPv6の一意性が検証されるまで同様の手順が反復される。
説明の便宜上IPv6アドレスの作成が待ち時間の算出後に行われるように描かれているが、このことは本発明に必須でなく、別の順序でなされてもよい。
図5は本発明の一実施例によるアクセルルータでの動作例を示すフローチャートである。本実施例では、アクセスルータはエントリ数のようなパラメータをIPリンク内の端末に通知する。本実施例ではこの通知はマルチキャスト方式で行われる。
本実施例によれば、重複アドレス検出の待ち時間がネットワークの込み具合に応じて適切に設定されるので、過剰に長く待機するおそれが軽減される。
図6は本発明の一実施例による通信システムの全体図を示す。システム構成は第1実施例で説明されたものと同様であるが、第2実施例では待ち時間の算出方法が主に異なる。
図7は本発明の一実施例による移動端末の動作例のフローチャートを示す。本実施例では、ステップ702にて、移動端末MN_1はアクセスルータARとの間で生じる往復遅延時間(RTT: Round Trip Time)を測定する。移動端末MN_1がルータ要請(Router Solicitation)をアクセスルータARに送信すると、アクセスルータARは速やかにルータ通知(Router Advertisement)を返送する。移動端末はルータ要請の送信時点からルータ通知の受信時点までの期間を測定することで、アクセスルータとの間で生じる往復遅延時間RTTを測定できる。
ステップ704では測定された往復遅延時間RTTから、重複アドレスの検出に要する待ち時間が導出される。本実施例では測定された往復遅延時間x[msec]はと待ち時間y[msec]は一次関数で関連付けられる。
y=αx
RTTが長ければそれだけネットワークは混雑しており、アドレスの重複検出の要求が全ての端末に行き届き、必要に応じて応答が得られるまでの待ち時間は長くなる。逆にRTTが短かければネットワークは混雑していないので待ち時間は短くて済む。一次関数の傾きの値は経験的に又はシミュレーションにより適切に設定される。α=1,x=2であったとすると、
y=1・2=2 [msec]
となる。
ステップ606以降は図4のフローチャートで説明済みのものと同様であるため、重複的な説明は省略される。
移動端末がルータ要請をアクセスルータARに送信すると、アクセスルータARが速やかにルータ通知を返送することは、IPv6で規定されている。従って本実施例によれば、アクセスルータを変更せずに「待ち時間」を端末で適切に導出することができる。第1実施例ではアクセスルータに何らかの変更を要する(端末数を端末に通知するためにメッセージのフィールドを調整しなければならない)。従って第2実施例は既存のシステム要素に加える変更が少なくて済む点で有利である。
図8は本発明の一実施例による通信システムの全体図を示す。システム構成は第1及び第2実施例で説明されたものと同様であるが、第3実施例ではアドレスの一意性がアクセスルータで確認される点が主に異なる。
図9は本発明の一実施例で使用される移動端末の機能ブロック図を示す。移動端末は無線通信を行うための送受信機91と、各種の機能を実行する処理装置93と、記憶装置95とを有する。処理装置23は、待ち時間を算出するためのパラメータを取得する機能部931と、待ち時間を算出する機能部932と、IPアドレスを作成する機能部933と、タイマー機能部934と、重複アドレスの検出要求を行う機能部935と、近隣通知を処理する機能部936とを有する。
待ち時間を算出するためのパラメータを用意する機能部231は、送受信機21を通じて受信したメッセージから所定のパラメータを抽出する。或いは何らかの手法でパラメータが用意される。パラメータは、アドレスの重複を検出する際の待ち時間を算出するのに使用される。例えばパラメータは第1実施例で説明されたような同一IPリンクに接続中の端末数でもよいし、第2実施例で説明されたような往復遅延時間RTTでもよい。
待ち時間を算出する機能部932は受信したパラメータに基づいて待ち時間を算出する。
IPアドレスを作成する機能部933は適切なアルゴリズム又は取り決めに従ってIPv6アドレスを作成する。
タイマー機能部934は機能部932で算出された待ち時間を計測する。計測の始点は近隣要請の送信時である。
重複アドレスの検出要求を行う機能部935は、仮の状態のIPv6アドレスをターゲットアドレスとする近隣要請メッセージを作成し、送受信機21を通じてそれをアクセスルータにユニキャスト方式で送信される。この点、近隣要請がマルチキャストされていた第1及び第2実施例での動作と大きく異なる。
近隣通知を処理する機能部936は、近隣通知メッセージを監視する。「待ち時間」が経過する前にアクセスルータから近隣通知メッセージが受信されたならば、近隣要請メッセージで問い合わせたIPv6アドレスは使用済みであることが判明する。この場合、機能部936はIPアドレスを作成する機能部233に別のアドレスを作成するように指示する。一方、待ち時間の経過後にアクセスルータから近隣通知メッセージが受信されなかったならば、問い合わせたIPv6アドレスの一意性が検証されたことになる。この場合はそのIPv6アドレスは正式に割り当てたアドレスとして以後取り扱われる。
図10は本発明の一実施例によるアクセスルータの機能ブロック図を示す。アクセスルータは無線通信を行うための送受信機101と、各種の機能を実行する処理装置103と、記憶装置105とを有する。処理装置103は、接続状況を管理する機能部331と、待ち時間を算出するためのパラメータを通知する機能部332と、重複アドレスを検出する機能部1033と、近隣通知を処理する機能部1035とを有する。
接続状況を管理する機能部331は、同一のIPリンクに接続している端末又は通信ノード(基地局又は移動端末を含む)と、IPv6アドレスと、MACアドレスとの対応関係や、通信ノードの状態等を管理する。これらの内容は近隣キャッシュで管理され、記憶装置105に記憶される。
待ち時間を算出するためのパラメータを通知する機能部1032は、通信ノードからの要請に応じて通知するパラメータを用意する。このパラメータは、アドレスの重複を検出する際の待ち時間を算出するのに使用される。上述されたようにパラメータは同一IPリンクに接続中の端末数でもよいが、それ以外のパラメータが使用されてもよい。
重複アドレスを検出する機能部1033は、端末からの近隣要請メッセージのターゲットアドレス(仮のIPv6アドレス)と、使用済みのIPv6アドレスとを照合し、仮のIPv6アドレスが何れかのアドレスと重複するか否かを調べる。
近隣通知を処理する機能部1035は、仮のIPv6アドレスが何れかのアドレスと重複していたことを示す近隣通知メッセージを作成し、その場合に送受信機101を通じて端末に送信する。
図11は本発明の一実施例による移動端末の動作例のフローチャートを示す。本実施例では、ステップ1104にて第1又は第2実施例で説明済みの方法で重複アドレス検出のための「待ち時間」が導出される。
ステップ1106では移動端末で仮のIPv6アドレス(例えば、2000:12:34::5678)が作成される。
ステップ1110では仮のIPv6アドレスをターゲットアドレスとする近隣要請メッセージが作成され、それがアクセスルータにユニキャストで送信される。この点、近隣要請メッセージがマルチキャストで送信されていた第1,2実施例と異なる。近隣要請メッセージの送信に合わせて「待ち時間」の計時が開始される。
ステップ1112では、待ち時間(例えば15ms)が経過するまでの間にアクセスルータから近隣通知が受信されたか否かが判定される。それが受信されなかったならば、仮のIPv6アドレスの一意性は検証され、フローはステップ1114に進む。
ステップ1114ではIPv6アドレスの状態が仮の状態から正式に割り当てられた状態に変えられ、以後そのIPv6(2000:12:34::5678)を利用した通信が行われ、フローは終了する。なお、移動端末MN_1がIPv6アドレス2000:12:34::5678を使用することは、アクセスルータARの近隣キャッシュにも反映される。
一方、図8に示されるように、ステップ1112でアクセスルータから近隣通知が受信されたならば、仮のIPv6アドレスはその移動端末で使用できない。図8の例では移動端末MN_3がグローバルなIPアドレスとしてそれを既に使用中である。この場合、そのIPアドレスは移動端末MN_1で使用できないのでステップ1116で破棄され、フローはステップ1106に戻り、別のIPv6アドレスが再び用意される。以後、作成されたIPv6の一意性が検証されるまで同様の手順が反復される。
図12は本発明の一実施例によるアクセスルータの動作例のフローチャートを示す。ステップ1204では、必要に応じて所定のパラメータが端末に通知される。例えば第1実施例の手法で「待ち時間」が算出される場合には、端末数が端末に通知される。第2実施例の手法で「待ち時間が」が算出される場合には、端末からのルータ要請に応じてルータ応答が返される。いずれにせよ、このステップの後で端末が待ち時間を算出できればよい。
ステップ1206ではアクセスルータは端末から近隣要請メッセージを受信する。近隣要請メッセージのターゲットアドレスは、端末で作成された仮のIPv6アドレスである。図11で説明されたようにこの近隣要請メッセージはユニキャストで送信されている。
ステップ1208では、仮のIPv6アドレスが近隣キャッシュで管理されているIPアドレスと重複するか否かが調査され、重複していなければ何らの応答もなされずにフローは終了する。一方、アドレスが重複していたならばフローはステップ1210に進む。
ステップ1210では仮のIPv6アドレスが使用済みであることを示す近隣通知メッセージが作成され、アドレスの検出要求を行った端末宛にユニキャスト方式で近隣通知メッセージが送信され、アクセスルータ側のフローは終了する。以後、端末側でステップ1106以降の処理が反復される。
本実施例によれば、近隣要請メッセージが多数の端末にマルチキャストされないので、本実施例はネットワーク内でのトラフィックをなるべく増やさない観点から好ましい。
本発明の一実施例による通信システムの全体図を示す。 本発明の一実施例で使用される移動端末の機能ブロック図を示す。 本発明の一実施例によるアクセスルータの機能ブロック図を示す。 本発明の一実施例による移動端末の動作例のフローチャートを示す。 本発明の一実施例によるアクセスルータの動作例のフローチャートを示す。 本発明の一実施例による通信システムの全体図を示す。 本発明の一実施例による移動端末の動作例のフローチャートを示す。 本発明の一実施例による通信システムの全体図を示す。 本発明の一実施例で使用される移動端末の機能ブロック図を示す。 本発明の一実施例によるアクセスルータの機能ブロック図を示す。 本発明の一実施例による移動端末の動作例のフローチャートを示す。 本発明の一実施例によるアクセスルータの動作例のフローチャートを示す。
符号の説明
AP アクセスルータ
MN 移動端末
NodeB 基地局
21 送受信機; 23 処理装置; 25 記憶装置; 231 待ち時間算出パラメータ取得機能部; 232 待ち時間算出機能部; 233 IPアドレス作成機能部; 234 タイマー機能部; 235 重複アドレス検出要求機能部; 236 重複アドレス検出機能部;
31 送受信機; 33 処理装置; 35 記憶装置; 331 接続状況管理機能部; 332 待ち時間算出パラメータ通知機能部;
91 送受信機; 93 処理装置; 95 記憶装置; 931 待ち時間算出パラメータ取得機能部; 932 待ち時間算出機能部; 933 IPアドレス作成機能部; 934 タイマー機能部; 935 重複アドレス検出要求機能部; 936 近隣通知処理機能部;
101 送受信機; 103 処理装置; 105 記憶装置; 1031 接続状況管理機能部; 1032 待ち時間算出パラメータ通知機能部; 1033 重複アドレス検出機能部; 1035 近隣通知処理機能部

Claims (9)

  1. IPv6アドレスを用意する手段と、
    ネットワークの輻輳度合を表すパラメータから待ち時間を導出する手段と、
    前記IPv6アドレスを含む検出要求メッセージを周囲の1以上の通信ノードに送信する手段と、
    を有し、前記検出要求メッセージに対する検出応答メッセージが前記待ち時間の間に得られたか否かに応じて前記IPv6アドレスの使用の可否が決定される
    ことを特徴とする通信ノード。
  2. 前記ネットワークの輻輳度合を表すパラメータが、同じIPリンクに接続している通信ノード数で表現される
    ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
  3. 前記ネットワークの輻輳度合を表すパラメータが、通信ノード間の往復遅延時間で表現される
    ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
  4. 前記検出要求メッセージが、1以上の通信ノードのネットワークへの接続状況を管理するアクセスルータにユニキャスト方式で送信される
    ことを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
  5. 1以上の通信ノードのネットワークへの接続状況を管理する手段と、
    ある通信ノードが待ち時間を算出できるように、ネットワークの輻輳度合を表すパラメータを前記通信ノードに通知する手段と、
    待ち時間を算出した前記のある通信ノードから受信した検出要求メッセージのターゲットアドレスと、1以上の他の通信ノードのIPv6アドレスとを比較する手段と、
    を有し、前記他の通信ノードのIPv6アドレスの何れかと前記ターゲットアドレスとが一致する場合に、前記待ち時間の間に前記ある通信ノードに検出応答メッセージが送信される
    ことを特徴とするアクセスルータ。
  6. 前記ネットワークの輻輳度合を表すパラメータが、同じIPリンクに接続している通信ノード数、又は通信ノード及びアクセスルータ間の往復遅延時間で表現される
    ことを特徴とする請求項5記載のアクセスルータ。
  7. 前記検出要求メッセージ及び前記検出応答メッセージがユニキャスト方式で通信される
    ことを特徴とする請求項5記載のアクセスルータ。
  8. 1以上の通信ノード及びアクセスルータを有する通信システムであって、
    前記1以上の通信ノードの少なくとも1つは、IPv6アドレスを用意する手段と、ネットワークの輻輳度合を表すパラメータから待ち時間を導出する手段と、前記IPv6アドレスを含む検出要求メッセージを他の通信ノードに送信する手段とを有し、前記検出要求メッセージに対する検出応答メッセージが前記待ち時間の間に得られたか否かに応じて前記IPv6アドレスの使用の可否が決定され、
    前記アクセスルータは、1以上の通信ノードのネットワークへの接続状況を管理する手段と、ネットワークの輻輳度合を表すパラメータを通信ノードに通知する手段とを有する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 1以上の通信ノードと1以上の通信ノードのネットワークへの接続状況を管理するアクセスルータとを有する通信システムで使用される通信方法であって、
    ネットワークの輻輳度合を表すパラメータが前記アクセスルータから通信ノードに通知され、
    前記パラメータから待ち時間が導出され、
    前記通信ノードで用意されたIPv6アドレスと1以上の他の通信ノードのIPアドレスとの比較結果が、前記待ち時間の間に前記通信ノードで得られたか否かに応じて、前記IPv6アドレスの使用の可否が決定される
    ことを特徴とする通信方法。
JP2005312850A 2005-10-27 2005-10-27 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法 Pending JP2007124216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005312850A JP2007124216A (ja) 2005-10-27 2005-10-27 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005312850A JP2007124216A (ja) 2005-10-27 2005-10-27 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007124216A true JP2007124216A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38147581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005312850A Pending JP2007124216A (ja) 2005-10-27 2005-10-27 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007124216A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526774A (ja) * 2008-06-24 2011-10-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動体サブネット環境でIPv6の一意性を保証する方法および装置
JP2012502544A (ja) * 2009-03-20 2012-01-26 ネットマン カンパニー リミテッド IPv6ネットワーク内ホスト遮断及び探索方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526774A (ja) * 2008-06-24 2011-10-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動体サブネット環境でIPv6の一意性を保証する方法および装置
JP2012502544A (ja) * 2009-03-20 2012-01-26 ネットマン カンパニー リミテッド IPv6ネットワーク内ホスト遮断及び探索方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7414996B2 (en) Address autoconfiguration in ad hoc networks
US9900183B2 (en) IP address automatic assignment method, device, and system
US11616753B2 (en) Method and apparatuses for avoiding paging storm during ARP broadcast for ethernet type PDU
US20150180823A1 (en) System and data card for stateless automatic configuration of IPv6 address and method for implementing the same
US8175102B2 (en) Neighbor discovery method and apparatus for mobile node in heterogeneous network environment
US8811190B2 (en) Maximum transmission unit (MTU) size discovery mechanism and method for data-link layers
JP4838360B2 (ja) 移動ネットワークにおけるループ検出
CA2599745A1 (en) Providing mobility management protocol information to a mobile terminal for performing handover in a mobile communication system
WO2013064170A1 (en) Discovery and disconnection of client addresses in an access node for an ip network
KR101503677B1 (ko) 액세스 네트워크에서 멀티캐스트 ip 패킷들을 제어하기 위한 방법 및 장치
CN102143164B (zh) 报文中继方法、装置及基站
JP4549055B2 (ja) 無線パーソナルエリアネットワークにおけるネットワークアドレスの設定方法
Pongpaibool et al. Fast duplicate address detection for mobile IPv6
CN103457794B (zh) 确定ip承载网故障的方法和***
WO2018006684A1 (zh) 报文处理方法、装置及路由器
JP2007124216A (ja) 通信ノード、アクセスルータ、通信システム及び通信方法
WO2011044729A1 (zh) 通信网络中用于检测任意播组配置情况的方法和装置
KR100789933B1 (ko) 아이피 버전 6 주소에 대한 중복 주소 검출 방법
Han et al. Movement detection analysis in mobile IPv6
KR101094436B1 (ko) IPv6 네트워크 내 장비들의 주소 정보 획득 방법
Mutanga et al. Wise-DAD Auto-Configuration for Wireless Multi-hop Networks
JP3993510B2 (ja) ノード装置及びパケット通信方法
Quartulli et al. Improving mesh-agnostic client announcement in BATMAN-advanced
JP2004186801A (ja) ネットワークシステム及びネットワーク接続装置
CN104579794B (zh) 查询设备故障检测方法以及装置