JP2007123130A - バックライトユニット及びそれを備えた表示機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 輝度が高く、均一な明るさが得られるバックライトユニットを得る。
【解決手段】 導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、光源13を導光板12のコーナ切欠部に配設し、導光板12に光源を中心とした同心円なる鋸歯状のサーキュラープリズム12aを形成し、該サーキュラープリズム12aのピッチ幅pを一定にして傾斜角θ(θ1、θ2、・・、θi、・・、θn)を光源13から遠のくに従って大きくし、プリズムの深さh(h1、h2、・・、hi、・・、hn)も光源から遠のくに従って深くする。また、傾斜角θは45°以下とし、プリズム12aの谷12jの角度βを90°以上とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は表示装置のバックライトユニット、あるいは、バックライトユニットを備えた表示機器に関し、特に、明るさの向上に関するものである。
液晶表示装置はパーソナルコンピュータ、液晶テレビ、電子手帳、携帯電話、その他装置の端末表示機器などに広く用いられてきている。この液晶表示装置の表示画像を明るく鮮明に映し出すためにバックライトユニットを液晶表示パネルの下面側に配設して用いられる。このバックライトユニットの従来の構造の一つとして図12〜図14に示す構造のものがある。以下、図12〜図14を用いて従来のバックライトユニットの構造を説明する。尚、図12は液晶表示装置の要部断面図を示していて、図13は図12における光源の配設個数による導光板への光放射状態を説明する説明図を示している。また、図14は図12における導光板の要部断面図を示している。
図12に示すバックライトユニット8は液晶表示パネル1の下面側に配設されて用いられ、バックライトユニット8と液晶表示パネル1とで液晶表示装置10を構成している。また、バックライトユニット8は、導光板2と、導光板の一側面に配設したLEDなる光源3と、導光板2の上面側に配設した光拡散シート4と、この光拡散シート4上に設けた2枚の第1のプリズムシート5及び第2のプリズムシート6と、導光板2の下面側に設けた反射板7とから構成している。ここでの第1のプリズムシート5と第2のプリズムシート6は直線状に連ねて形成されたプリズムのシートで、第1のプリズムシート5と第2のプリズムシート6とは直線状のプリズムが互いに直交する状態で積層されて用いられる。
上記の構成を取るバックライトユニット8の働きは次のようになっている。LEDなる光源3から放射された光を導光板2の下面に設けたプリズムなどの反射手段によって導光板2の奥方に導くと共に拡散シート4に向かって放射させる。光拡散シート4はその入射した光を拡散して均一な光量分布状態にして第1のプリズムシート5、並びに、第2のプリズムシート6に向けて放射する。第1のプリズムシート5、及び第2のプリズムシート6では拡散した平面軸でのX軸方向の光、及びY軸方向の光を垂直光にして液晶表示パネル1に向けて出射する。また、導光板2の下面に設けたプリズムなどの反射手段を抜けて導光板2の下方に出射した光は反射板7によって反射され、再び導光板2内に入射する。このようにして、光源3の光の多くの光量を有効的に利用して液晶表示パネル1の表示画像を明るく照明する働きをなしている。
ここで、LEDなる光源3は導光板2の一側面に近接して配設される。図13の(a)は光源3が導光板2の側面中心部に1個配設されており、図13の(b)は光源3が導光板2の側面に均等間隔に3個配設されている状態を示している。光源3にLEDを用いるが、LEDには光放射の指向性を持っていることからその放射角は制限される。図13の(a)において、導光板2が大きいとその放射角で導光板2全体をカバー出来ず、光量が少なくて暗影が現れる見栄えの悪い部位2fが広い面積をもって現れる。この見栄えの悪い部位2fの面積を小さくするためにはLEDの数を増やす必要がある。図13の(b)において、LEDを3個用いることによって隣り合うLEDでもって光放射の領域を広げ、暗影が現れる見栄えの悪い部位2fの面積が、図に示すごとく、小さくなる。LEDの個数を多く配置すると見栄えの悪い部位2fの面積が小さくなり、導光板2のほぼ全面に光が回り込み全面が明るくなる。導光板2の側面にLEDを配設する構造は導光板2の大きさに応じてLEDの個数を増やすことが求められることから、部品コストのアップをきたす。
また、導光板2は透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂などで形成され、その下面には、図14に示すように、プリズムによる光反射手段が設けられる。図14において、この導光板2の下面には傾斜角θ、ピッチpが一定なプリズム2aが側面2eと平行に複数設けられている。光源3のLEDから放射された光Lはプリズム2aの斜面2b(この斜面2bは光源3と対面する斜面)で反射されて導光板2の上面2dに進む。斜面2bで反射された光Lは上面2dとの入射角度において臨界角に達しなければ再び上面2dから反射されて導光板2内に戻される。このように導光板2内の光の走査が繰り返されて、上面2dとで臨界角に達したときに上面2dから外に光が屈折を起こして出射される。下面のプリズム2aから外に出射する光も現れるが、導光板2の下方に配設した反射板7によって反射され、再び導光板内に戻される。
図15はプリズム2aの斜面2bの傾斜角θの大きさによって輝度がどのように変わるかを表した輝度カーブを示している。mは光源3側の導光板2の側面2eからの距離を示している。図15から、プリズムの傾斜角θが大きい場合は、導光板2の光入射口の位置から中程位の位置までは輝度が高く、中程から奥に行くに従って輝度が極度に低くなる。即ち、プリズムの傾斜角θが大きいと光が導光板の奥まで行き届かないことを示している。一方、プリズムの傾斜角θが小さいと、光入射口の位置から中程位の位置までは輝度が極度に低く、中程から奥の位置で輝度が高くなる。即ち、プリズムの傾斜角θが小さいと光が奥の方に多く集まって入射口の方は光量が少ないことを示している。このことから、プリズムの傾斜角θは中央部付近が一番輝度が高くなって、入射口並びに奥部が極度に輝度が低くならない程度での傾斜角θを設定してプリズムを形成している。しかしながら、中央部は輝度が一番高くなるも入射口、並びに、一番奥部との輝度差が依然として発生し、拡散シート4を介しても輝度の均一性が解消できず、表示画像に明るさのムラが現れる問題を有する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、使用する光源を少なくし、表示パネル全面に渡って明るく、そして、均一な明るさの表示画像を得ることを目的としている。
課題を解決するための手段として、本発明のバックライトユニットの特徴は、表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状のサーキュラープリズムを有し、該サーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1斜面、該第1斜面の傾斜角を第1傾斜角とすると、前記サーキュラープリズムはピッチの幅が一定で、前記第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状のサーキュラープリズムを有し、該サーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1斜面、該第1斜面の傾斜角を第1傾斜角とすると、前記サーキュラープリズムは深さが一定で、前記第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、ピッチの幅は光源から遠のくに従って小さくなることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状の第1のサーキュラープリズムと該第1のサーキュラープリズムに連設して第2のサーキュラープリズムを有し、前記第1のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面、該第1プリズムの第1斜面の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とし、前記第2のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第2プリズムの第1斜面、該第2プリズムの第1斜面の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、前記第1のサーキュラープリズムは光源側に設けられていて、前記第1プリズムの第1傾斜角は前記第1プリズムの第1斜面で反射する前記光源の光の一部を前記導光板の上面から外に出射する傾斜角をなしており、前記第2のサーキュラープリズムはピッチの幅が一定で、前記第2プリズムの第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状の第1のサーキュラープリズムと該第1のサーキュラープリズムに連設して第2のサーキュラープリズムを有し、前記第1のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面、該第1プリズムの第1斜面の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とし、前記第2のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第2プリズムの第1斜面、該第2プリズムの第1斜面の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、前記第1のサーキュラープリズムは光源側に設けられていて、前記第1プリズムの第1傾斜角は前記第1プリズムの第1斜面で反射する前記光源の光の一部を前記導光板の上面から外に出射する傾斜角をなしており、前記第2のサーキュラープリズムは深さが一定で、前記第2プリズムの第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、ピッチの幅は光源から遠のくに従って小さくなることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、前記第1傾斜角は45°以下であることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、前記第1斜面の反対側にある斜面を第2斜面とすると、前記第1斜面と前記第2斜面とで形成される前記サーキュラープリズムの谷の角度は90°以上であることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、前記第1斜面と前記第2斜面は光沢面になっていることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、前記導光板の上面及びコーナ切欠部の端面は光沢面になっていることを特徴とするものである。
また、本発明のバックライトユニットの特徴は、前記光源はLEDであることを特徴とするものである。
また、本発明の表示機器の特徴は、表示パネルの下面側にバックライトユニットを備えた表示機器において、本発明のバックライトユニットを用いて前記表示パネルを明るく、そして、均一な明るさで照明したことを特徴とするものである。
発明の効果として、本発明では、光源を導光板のコーナ切欠部に配設する。光源の放射光に指向性を有していてもコーナ部であると90度内の領域範囲を照明すれば良いので光源の数を少なくでき、コスト低減の効果を得る。また、コーナの切欠部に配設することにより、光源の光を面で、しかも光源の放射光に対してほぼ直角になる面で採光することになるので光の採光効率は非常に高くなる。また、導光板は光源を中心とした同心円なるサーキュラープリズムを持つ。サーキュラープリズムであると、プリズムで反射される反射光は光の光軸の進行方向と同じ方向に向かって反射される。従って、プリズムからの反射光は放射状に広がって行くのでプリズムから反射光量の分布に均一性が得られる。また、本発明では、サーキュラープリズムはピッチの幅が一定で、第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなる。プリズムの第1傾斜角が大きいとそこで反射される光の反射角は小さくなり、小さい反射角の光は導光板の上面への入射角は大きくなる。上面への入射角の大きい光は臨界角を越えるので、上面から抜け出て外に出射される。これに対して、プリズムの第1傾斜角が小さいとそこで反射される光の反射角は大きくなり、大きい反射角の光は導光板の上面への入射角は小さくなる。上面への入射角の小さい光は臨界角に至らぬため上面から再び反射されて導光板内に戻ってくる。ここで、光源の近くのプリズムの第1傾斜角<光源から遠いプリズムの第1傾斜角の関係を作ると、光源の近くのプリズムからの反射光は導光板の奥(光源から遠い位置)の方へと導かれ、光源から遠いプリズムからの反射光は導光板の表面から出射するようになる。光源から遠のくに従って第1傾斜角を大きくしていくと、導光板の奥の方にも光が届き、そして、奥の方での導光板からの出射光も多くなるので、導光板から出射される光量分布は均一になってくる。次に、プリズムの深さを光源から遠のくに従って深くすると、第1斜面の面積を広くすることができる。第1斜面の面積が広くなるとその斜面に入射する光量も多くなり、反射光量も従って多くなる。深さが一定であると、光源から遠のくに従って第1斜面への入射光量は少なくなり、そこでの反射光量も少なくなる。深さを深くすることで入射光量、反射光量を減らさずに済む。このことは導光板からの出射光量分布を均一化に作用する。以上の様な作用・効果によって導光板全体に渡って均一な照明輝度が得られる。
また、本発明では、プリズムの深さを一定にして第1傾斜角を光源から遠のくに従って大きくし、ピッチ幅を小さくする。第1傾斜角を光源から遠のくに従って大きくしたときの効果は上述した通りであるが、ピッチ幅を小さくすると、第1斜面の長さが小さくなりその面積は少なくなるものの、その反面では第1斜面の数は増す。そして、1つの第1斜面での反射光量は少なくなるものの数が増えることにより全体的に反射光量は増え、反射光量の増大と均一性が得られるようになる。これにより、出射光量分布の均一化が図れて輝度が均一化し、明るく、均一な明るさの照明が得られる。
また、本発明では、導光板に第1プリズムと第2プリズムを設ける。そして、第1プリズムは光源側に設けて、第1プリズムの第1傾斜角を大きめにして光源の光の一部を導光板から出射するようにする。この様にすると光源に近い所でも出射光が多くなり輝度がアップする。光源に近い位置での輝度低下を防止する。また、第2プリズムは、ピッチの幅が一定で、第1傾斜角が光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなる。或いはまた、深さが一定で、第1傾斜角が光源から遠のくに従って大きくなり、ピッチの幅は光源から遠のくに従って小さくなる。これによる作用・効果は上記に述べた通りで、この第1プリズムと第2プリズムにより、導光板全体の輝度が高くなると同時に輝度均一化を図ることができる。
また、第1傾斜角を45°以下とすることにより第1斜面に臨界角より小さい角度で入射した光は全反射する。そして、導光板の上面側に光を反射する。多くの光量を導光板の上面側に反射させる効果を生む。
また、プリズムの谷の角度を90°以上とすることによって射出成形時における金型の離型性が良くなり、導光板の成形が容易になる。
また、本発明では、プリズムの第1の斜面、第2の斜面を光沢面になっている。斜面で光の反射を行うので光沢面になっていると反射率が非常に高くなる。また、本発明では、導光板の上面及びコーナ切欠部の端面は光沢面になっている。上面が光沢面になっていると上面での反射率が高くなり、導光板の奥の方へ光を導くことができる。また、切欠部の端面が光沢面になっていると光源の光が直線的に導光板内に進入し、放射状に進行する。光源の光を効率的に使用し、輝度の均一化に効を奏する。
また、本発明では、光源にLEDを使用する。小型にして安いことから、小型の導光板にも対応ができ、小型化ができる。また、コストダウンにも寄与する。また、駆動電圧が小さいことから消費電力の面で経済的であり、小型にして明るい照明が得られることから小型の表示パネルのバックライト光源として好適に利用できる。
また、表示機器の表示装置に本発明のバックライトユニットを用いれば、明るく、そして、均一な明るさでの表示画像が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。最初に、本発明の第1実施形態に係るバックライトユニットを図1〜図5を用いて説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態に係るバックライトユニットを用いた表示装置の側面図を示していて、図2は図1における導光板と光源との配置状態を示した平面図、図3は図2におけるE−E断面図を示している。また、図4は図2における導光板の作用を説明する説明図、図5は図2における導光板の輝度状態を示した輝度曲線図を示している。
図1より、本発明のバックライトユニット18は表示パネル11の下面側に備えられて表示装置20の一構成ユニットとして設けられる。ここでのバックライトユニット18は導光板12の上面側に光拡散シート14、第1のプリズムシート15、第2のプリズムシート16を積層した構成を取る。また、導光板12の下面側に反射板17を設けた構成を取る。また、導光板12のコーナに切欠部を設けて、そのコーナ切欠部にLEDなる光源13を配設した構成を取っている。
ここでの表示パネル11は液晶表示パネルを用いており、上下基板の隙間に液晶を封入し、更に、上下基板の上面及び下面に偏光板を設けた構造を取っている。また、薄膜トランジスタ(TFT)素子を用いた複数の表示画素が設けられており、その画素毎に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の何れかのカラーフィルタが順次並んで設けられたアクティブマトリックス型のカラー表示を行う液晶表示パネルになっている。光拡散シート14はシリカ粒子を分散した樹脂のシートを用いている。また、第1のプリズムシート15と第2のプリズムシート16は直線状に連ねて形成したプリズムのシートで、第1のプリズムシート15と第2のプリズムシート16とは直線状のプリズムが互いに直交する状態で積層されて用いられている。また、反射板17は板状またはシート状のものを用いており、板状のものとしてはアルミ金属板や真鍮板などに銀メッキなどを施したものなどが用いられる。また、シート状のものとしては透明なシートにアルミ金属膜や銀金属膜などを施したものが用いられる。これらの表面は光沢面に仕上げられたものが用いられる。
導光板12はポリカーボネイト樹脂やポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、などの耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性に優れた樹脂を用いて射出成形方法にて形成する。図2に示すように、矩形形状のコーナ(隅)にコーナ切欠部12kを設け、その切欠部12kの所に光源13を配設している。そして、切欠部12kの端面12kから光源13の光を導光板12内に取り入れている。また、光源13は白色発光のLEDを用いている。導光板12はその下面に、図2、図3に示すように、光源13を中心とした同心円状の鋸歯状の複数のサーキュラープリズム12a(以降、単にプリズムと呼ぶ)を設けている。図2に示すように、このプリズム12aは光源13を中心とするプリズム12aの稜線12gが同一ピッチ幅をなして複数設けられている。このプリズム12aは、図3に示すように、光源13に対面して第1斜面12bを持ち、それと反対側に第2斜面12cを持つ。また、第1斜面12bの傾斜角を第1傾斜角θとすると、この第1傾斜角θは光源13から遠のくに従って大きくなっている。即ち、プリズム12aの第1傾斜角θは光源13の一番近い位置でθ1の傾斜角を持ち、次にθ2の傾斜角を持ち、順次光源13からは遠のくに従ってθ3、・・、θi、・・θn(i=1〜n)の傾斜角を持つ。そして、傾斜角θ1<θ2<・・<θi<・・<θnの関係になっている。また、これらの傾斜角θは45°より小さい傾斜角になっている。
また、このプリズム12aはピッチの幅pは一定で、同じ間隔で形成されている。また、プリズム12aの深さhは光源13から遠のくに従って深くなっている。この深さhは第1斜面12bと第2斜面12cとの交点で形成される谷12jの深さを云い、プリズムの稜線12gの頂点と、第1斜面12bと第2斜面12cとの交点との高さを云っている。このプリズム12aの深さhは光源13の一番近い位置でh1の深さ持ち、次にh2の深さを持ち、順次光源13からは遠のくに従ってh3、・・、hi、・・hn(i=1〜n)の深さを持つ。そして、h1<h2<・・<hi<・・<hnの関係になっている。また、第1斜面12bと第2斜面12cとの交点で形成される谷12jの角度βは90°以上になっている。
また、このプリズム12aの第1斜面12bと第2斜面12cは光沢面に仕上げられている。第1斜面12bが光沢面になっていると光源13からの入射光を良く反射して反射効率を非常に高める。この光沢面は射出成形時に鏡面加工を施した金型からの転写によって形成する。
また、導光板12の上面12dやコーナ切欠部12kの端面12eは光沢面に仕上げられている。導光板12の上面12dが光沢面になっていると、上面12dに臨界角に至らぬ角度で入射する光源13の直接光や第1斜面12bからの反射光を上面12dの境界面で反射して導光板12の奥方へと導き入れる。即ち、導光板12の奥の方に光を導き、奥の方の明るさを明るくする。また、端面12eに光沢があると、光源13の光がストレートに導光板12内に入射して、光源13の光の利用効率が非常に高められる。
光源13はLEDを使用する。本第1実施形態では白色発光のLEDを用い、液晶表示装置のカラー表示画像が鮮明に現れるようにしている。導光板12のコーナ切欠部12kに配設すると、図2に示すように、暗影が現れる見栄えの悪い部位12fを小さい面積に押さえることができる。そして、導光板12のかなりの大きさのものまでLEDの指向領域内で用いることができる。また、1個のLEDで全体を照明することができるのでコスト面で安く押さえることができる。また、コーナ切欠部12kに配設することでバックライトユニットそのものの大きさを大きくせずにユニットサイズの小型化が可能になる。尚、用いるLEDは白色発光のLEDに限るものではなく、表示パネルの仕様に応じて発光色を選択するのが好ましい。
次に、上記の形状をなす導光板12の作用について図4を用いて説明する。第1実施形態におけるプリズム12aはピッチの幅pが一定で第1斜面12bの第1傾斜角θが光源から遠のくに従って順次大きくなる。又、プリズム12aの深さも順次深くなる。光源13から出射した光で、光源13から2番目の位置にあるプリズム12aにおいては、第1斜面を12b2、第1傾斜角をθ2とすると、第1斜面12b2に当たった光L2は第1傾斜角θ2が小さい(光源13から遠のくに従って第1傾斜角を大きく設定してあるので、光源13から2番目のプリズムの位置の第1傾斜角θ2は小さい方に入る)ことにより反射して上面12dに向かって進む。そして、上面12dの境界面で、境界面との入射角δ2が小さいことから再び境界面で反射して導光板12内に戻ってくる。上面12dの境界面での反射はその所における入射角によって決まる。入射角が臨界角よりも小さいと反射し、臨界角よりも大きいと導光板の外に屈折を起こして出射する。境界面への入射角は第1斜面12での反射角によって決まる。例えば、第1傾斜角θ2が小さい場合は第1斜面12b2での反射角γ2は大きくなる。このため、上面12dの境界面への入射角δ2が小さくなり境界面での反射が起きる。光源13から近い位置にある所のプリズム12aは第1傾斜角θ2が小さいことから光源13の光は反射を繰り返して導光板12の奥の方へと進む。尚、光源13から導光板12の上面12dに直接向かって放射される光もあり、光源13から近い位置にある所は上面12dの境界面に入射する入射角が臨界角に達するのも現れる。臨界角に達した光はそのまま上面12dから導光板12の外に出射するようになる。
導光板12のかなり奥まった所でのi番目のプリズム12aにおいては、第1斜面12biの第1傾斜角θiはかなり大きくなる。従って、第1斜面12biに入射した光Liは、第1斜面12biで反射したときの反射角γiは小さくなる。このため、反射して上面12dの境界面へ入射した光は、その入射角δiは大きくなり、臨界角を越える光が多く現れる。臨界角を越えた光は導光板12から外に出射し、臨界角に至らぬ光は導光板12内に反射する。また、i番目のプリズム12aにおいては、プリズム12aの深さhiが光源13から近い位置でのプリズム12aの深さより深くなっている。このため、第1斜面12biの長さは光源13から近い位置でのプリズム12aの第1斜面12bより斜面の長さが長くなっている。斜面の長さが長いとそれだけ斜面の面積が大きくなり、斜面に入射する光量も多く、また、斜面で反射する光量も多くなる。尚、プリズム12aの第1斜面12biに対して臨界角を越えた入射角で入射する光も現れる。この臨界角を越えた入射角で入射した入射光は第1斜面12biを通り抜けて導光板12の下面側に配設してある反射板17に向かって進む。そして、反射板17に反射されて再び導光板12に入射する。
導光板12の一番奥まった所でのn番目のプリズム12aにおいては、第1斜面12bnの第1傾斜角θnは一番大きくなる。従って、第1斜面12bnに入射した光Lnは、第1斜面12bnで反射したときの反射角γnは小さくなる。このため、反射して上面12dの境界面へ入射した光は、その入射角δnは大きくなり、臨界角を越える光が多く現れる。そして、導光板12から外に出射する光も多くなる。また、n番目のプリズム12aにおいては、プリズム12aの深さhnが一番深くなっている。このため、第1斜面12bnの長さは一番長くなり、斜面の面積も一番大きくなっている。このため、第1斜面12bnの境界面に入射する光量も多く、また、その境界面で反射する光量も多くなる。尚、プリズム12aの第1斜面12bnに対しても臨界角を越えた入射角で入射する光も現れるが、臨界角を越えた入射角で入射した入射光は第1の斜面12bnを通り抜けて反射板17に向かって進み、そして、反射板17に反射されて再び導光板12に入射する。
ここで、プリズム12aの第1斜面12bと第2斜面12c、及び、導光板12の上面12dは光沢面に仕上げられていて光沢反射面になっている。また、第1斜面12bの傾斜角θは45°以下に設定してある。この45°はポリカーボネイト樹脂などの樹脂で形成した導光板の臨界角より小さい値で、第1斜面12bの境界面に臨界角より小さい入射角で入射した光は全反射する。従って、第1斜面12bは光源13からの多くの光を反射する。また、第1傾斜角θは光源13から遠のくに従って大きくなっている。このため、第1斜面12bの境界面で反射する光の反射角(図4においてγにあたる)も順次小さくなってくる。そして、その反射した光が上面12dの境界面に入射するときの入射角(図4においてδにあたる)は順次大きくなってきて、臨界角を越えて上面12dの境界面に入射する光も多くなり、上面12dから外に出射する光も多くなる。また、プリズム12aの深さが光源13から遠のくに従って順次深くなっている。これにより、第1斜面12bの面積も順次広くなるので、第1斜面12bの境界面に入射する光量も順次多くなり、また、反射する光量も順次多くなる。従って、導光板12の奥の方の位置にあっても導光板12の上面12dから出射する光量も多くなる。
また、光源13から出射した光はプリズム12aの第1斜面12bの境界面で反射されるが、その反射光の反射方向は、プリズム12aが光源13を中心とした同心円なるサーキュラープリズムの形状を取っているために、光の進行方向が変わることなく同一方向に反射する。従って、光源13の放射目状に放射された光は第1斜面12bで反射されても光の進行方向は変わらず放射目状に広がって行く。そして、光源13の指向領域を狭めることなく遠くまで光を導くことができる。このことは、輝度の均一化効果も生む。
また、プリズム12aの第1斜面12bと第2斜面12cとで形成された谷12jの角度βは90°以上の角度を持っている。谷12jの角度βが90°以上有すると、導光板12の射出成形での金型と導光板12との離型性が良くなるので製作が容易になる。
以上の作用によって、光源13の光は導光板12の奥方に導かれ、奥方の位置にあっても出射光が多くなることから出射光量は均一化されてくる。そして、導光板12の輝度は全体に均一になってくる。図5は導光板12の輝度曲線を描いたグラフを示している。図5に示すように、全体的になだらかな輝度カーブを描く。光源13の光が入射する入射入口側と一番奥側とが僅かに輝度が低い状態を示して、輝度の最大と最小の差が非常に小さくなってほぼ均一な輝度が得られることが分かる。前述の従来技術で説明した導光板の構造と比較すると格段と全体に均一な輝度が得られる。
更にまた、光源13はLEDを用い、導光板12のコーナ切欠部12kに配設する。LEDは小型であることからスペースを余り増やさずにバックライトユニットを小型に纏めることができる。また、LEDも1個で済むのでコストも安くできる。また、LEDは駆動電圧が低いことから消費電力も少なくて済み、経済的である。
また、上記の導光板12と光源13とを有するバックライトユニット18を液晶表示パネル11の下面側に設けた表示装置20は表示パネルのカラー表示画像が明るく、そして、均一な明るさのカラー表示画像が得られる。また、本発明のバックライトユニット18を備えた表示装置20を表示機器に用いれば明るく、そして、均一な明るさのカラー表示画像が得られる。
尚、第1実施形態でのバックライトユニット18は導光板12、光源13、光拡散シート14、第1のプリズムシート15、第2のプリズムシート16、反射板17とで構成したものであるが、本発明のバックライトユニットは特にこの構成に限るものではない。例えば、2枚用いたプリズムシートを1枚削除し、1枚のプリズムシートで構成することもできる。また、プリズムシートを全く用いないで構成することも可能である。このプリズムシートは表示装置の仕様によって適宜に選択すると良い。また、反射板17に代えて反射手段を有してこれらの構成部品を保持して収納する収納枠をもってバックライトユニットを構成しても良いものである。
また、第1実施形態においては、光拡散シート14にシリカ粒子を分散した樹脂のシートを用いたが、特にこの仕様のシートに限るものではなく、例えば、表面に微小の凹凸を設けた拡散シート、シリカ粒子以外の拡散粒子を設けたシートなどの光拡散性と光透過性の機能を有するシートであれば良いものである。
また、第1実施形態においては、表示パネルにアクティブマトリックス型のカラー液晶表示パネルを用いたが、表示パネルは特にアクティブマトリックス型のカラー液晶表示パネルに限るものではなく、白黒表示の液晶表示パネルでも同じ効果が得られる。
次に、本発明の第2実施形態に係るバックライトユニットを図6、図7を用いて説明する。ここで、図6は本発明の第2実施形態に係るバックライトユニットの導光板と光源との配置を示した平面図で、図7は図6におけるE−E断面図を示している。
本発明の第2実施形態に係るバックライトユニットは前述の第1実施形態のバックライトユニットの構成と対比すると導光板の形状のみが異なり、他の構成部品は前述の第1実施形態における構成部品と同じ仕様の部品を用いている。従って、ここでは導光板を主体にして説明し、他の構成部品の説明は最小限度にとどめることにする。また、前述の第1実施形態で用いた部品と同じ仕様の部品は同一符号を付して説明する。
図6より、導光板22は1箇所のコーナ(隅)に、前述の第1実施形態での導光板と同様に、コーナ切欠部22kを設けており、そのコーナ切欠部22kの所にコーナ切欠部22kの端面22eに近接して光源13を配設した構造を取っている。導光板22は、その下面に光源13を中心にした同心円なる鋸歯状の複数のサーキュラープリズム22a(以降、単にプリズムと呼ぶ)を形成している。また、この導光板22はポリカーボネイト樹脂やポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、などの耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性に優れた樹脂を用いて射出成形方法にて形成する。
このプリズム22aは、図7に示すように、稜線22gのピッチの幅pは光源13から遠のくに従って順次幅が狭くなっている。即ち、光源に一番近い1番目のプリズムのピッチの幅をp1、2番目のプリズムのピッチの幅をp2、i番目のプリズムのピッチの幅をpi、そして、一番奥のプリズムのピッチの幅をpnとすると、p1>p2>・・・>pi>・・・>pnの関係(i=1〜n)になっている。また、このプリズム22aは光源13と対面している第1斜面22bと、それと反対側の第2斜面22cを持っている。そして、第1斜面22bの傾斜角を第1傾斜角とすると、第1傾斜角θは光源13から遠のくに従って順次大きくなっている。即ち、光源に1番近いプリズムの第1斜面22bの第1傾斜角をθ1、2番目のプリズムの第1斜面22bの傾斜角をθ2、i番目のプリズムの第1斜面22bの傾斜角をθi、一番奥の位置にあるn番目のプリズムの第1斜面22bの傾斜角をθnとすると、θ1<θ2<・・・<θi<・・・<θnの関係になっている(i=1〜n)。そして、これらの第1傾斜角θは45°以下になっている。また、プリズム22aの深さhはどのプリズムを取っても同一深さになっている。また、プリズム22aの第1斜面22bと第2斜面22cは光沢面を持った反射面として仕上げられている。また、導光板22の上面22dやコーナ切欠部22kの端面22eも光沢面に仕上げられている。また、第1斜面22bと第2斜面22cとの交点で形成される谷22jの角度は90°以上の角度になっている。
このような構造を取った導光板22は、光源13に近い位置にあるプリズム22aにおいては第1斜面22bの第1傾斜角θが小さいことにより、第1斜面22bの境界面での光源13の光の反射角も大きく、また、その反射光の上面22dの境界面への入射角も小さくなることから上面22dの境界面で反射されて導光板22の奥の方へと進む。しかしながら、光源13から遠ざかるにつれてプリズム22aのピッチの幅pも小さくなり、更に第1斜面22bの第1傾斜角θも大きくなることから、第1斜面22bの境界面で反射される光の反射角も小さくなる。そして、その反射光も上面22dの境界面に入射する入射角が大きくなり臨界角を越える光が多く現れる。このため、臨界角を越えた光は導光板の外に屈折を起こして出射する。即ち、前述の第1実施形態でも説明したように、光源から遠のくに従って第1傾斜角を大きくすると、光源の光を導光板22の奥の方に導き入れて、導光板22の上面22dから多くの光量を出射させることができる。そして、これによって輝度の均一化効果を得る。
このプリズム22aの構造はプリズムの深さが皆同じで、光源13から遠ざかるに従ってピッチの幅pが順次小さくなり、第1斜面22bの第1傾斜角θが順次大きくなる。従って、光源13から遠ざかるに従って第1斜面22bの長さも順次小さくなり、斜面22bの面積も小さくなってくる。しかしながら、第1斜面22bの数は増してくる。このため、1つの第1斜面22bの境界面で反射される光量は光源13から遠ざかるに従って徐々に少なくなるが、反面、第1斜面22bの数が多くなるので全体的に反射光量も増え、反射光量分布は全体的に均一になる。そして、導光板22からの出射光量分布の均一化が図れて均一な輝度が得られる。
上記の構造を取った導光板22の照明輝度は前述の第1実施形態で図5をもって示した輝度カーブと同様な輝度カーブを取り、全体的に輝度差の少ない均一な輝度が得られる。
次に、本発明の第3実施形態に係るバックライトユニットを図8〜図10を用いて説明する。ここで、図8は本発明の第3実施形態に係るバックライトユニットに用いられる導光板と光源との配置を示した平面図で、図9は図8におけるE−E断面図を示している。また、図10は図8における導光板の輝度状態を示した輝度曲線図を示している。
本発明の第3実施形態に係るバックライトユニットは前述の第1実施形態のバックライトユニットの構成と対比すると導光板の形状のみが異なり、他の構成部品は前述の第1実施形態における構成部品と同じ仕様の部品を用いている。従って、ここでは導光板を主体にして説明し、他の構成部品の説明は最小限度にとどめることにする。また、前述の第1実施形態で用いた部品と同じ仕様の部品は同一符号を付して説明する。
図8より、導光板32は1箇所のコーナ(隅)に、前述の第1実施形態での導光板と同様に、コーナ切欠部32kを設けており、そのコーナ切欠部32kの所にコーナ切欠部32kの端面32eに近接して光源13を配設した構造を取っている。導光板32は、図9に示すように、その下面に光源13を中心にした同心円なる鋸歯状の2種類のサーキュラープリズム(以降、単にプリズムと呼ぶ)を連設して設けている。この2種類のプリズムは光源13に近い領域に第1サーキュラープリズム(以降、第1プリズムと呼ぶ)A1が、この第1プリズムA1に繋がって光源13から離れた領域に第2サーキュラープリズム(以降、第2プリズムと呼ぶ)A2がある。何れも光源13を中心にした同心円なるサーキュラープリズムをなしている。図8に示す導光板32には第1プリズムA1の稜線32g1と第2プリズムA2の稜線32g2とが等間隔に並んでいる。
第1プリズムA1は複数のプリズム32a1からなり、このプリズム32a1の光源13と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面32b1、この第1プリズムの第1斜面32b1の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とすると、第1プリズムの第1傾斜角は同じ傾斜角θ1を取っている。そして、第1傾斜角θ1は45°以下の角度に設定している。また、ピッチの幅pも同じピッチ幅で設けてあり、プリズム32a1の深さも同じ深さを取っている。
次に、第2プリズムA2は複数のプリズム32a2から成り、この複数のプリズム32a2の光源13と対面する各々の斜面を第2プリズムの第1斜面32b2、この第1斜面32b2の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、この第2プリズムの第1傾斜角θは光源から遠ざかるに従って順次大きくなっている。即ち、第2プリズムA2の光源13に一番近いプリズム32a2の傾斜角をθ2、i番目のプリズム32a2の傾斜角をθi、一番奥のプリズム32a2の傾斜角をθnとすると、θ2<・・<θi<・・<θnの関係(i=2〜n)になっている。そして、何れの第1傾斜角も45°以下になっている。また、第2プリズムA2の各々のプリズム32a2のピッチの幅は皆同一寸法を取っており、第1プリズムA1のピッチの幅pと同一寸法を取っている。また、第2プリズムA2のプリズム32a2の各々の深さは光源から遠ざかるに従って順次深くなっている。即ち、第2プリズムA2の光源13に一番近いプリズム32a2の深さをh2、i番目のプリズム32a2の深さをhi、一番奥のプリズム32a2の深さをhnとすると、h2<・・<hi<・・<hnの関係(i=2〜n)になっている。この第2プリズムA2の仕様は前述の第1実施形態におけるプリズム仕様と同じ仕様を取っている。
ここで、第1プリズムA1の第1傾斜角θ1は少し大き目に設定してあり、光源13からの光が第1斜面32b1の境界面で反射し、その反射光が導光板32の上面32dの境界面に入射したときに一部の入射光は導光板32の外に出射し、一部の光は導光板32内に反射するような傾斜角にしてある。即ち、光源13から第1斜面32b1の境界面に入射する入射光は斜面の入射する位置によって入射角が異なる。従って、この境界面で反射される光の反射角もそれぞれ異なってくる。この反射角のそれぞれ異なる反射光は次に上面32dの境界面に入射する。それぞれ反射角の異なる反射光の上面32dの境界面に入射したときの入射角はそれぞれ異なった入射角を示す。このそれぞれ異なる入射角を臨界角前後になるようにすると、臨界角を越えて入射した入射光は導光板32の外に出射され。また、臨界角に至らぬ入射角で入射した入射光は導光板32内に反射される。このように、第1斜面32b1の境界面で反射して上面32dの境界面に入射する入射角を臨界角前後になるように第1斜面32b1の第1傾斜角θ1を設定することによって、第1斜面32b1の境界面で反射する光源13の光の一部を導光板32の外に出射させることができる。この第1プリズムA1は導光板32の光源13に近い所の位置の輝度を高めるために設けている。導光板を第2プリズムA2だけで構成した場合、前述の第1実施形態で示した如く、光源13に近い所の位置の輝度はどうしても低くなる。このため、光源13に近い所の位置に第1プリズムA1を設けてその所の輝度を高くする。
この第1プリズムA1を設ける範囲は導光板32の対角線での長さに対して5〜10%の長さの幅で良く、例えば、対角線長が50mmであればコーナ切欠部32kの端面32eから2.5〜5mmの範囲で設けると良い。
図10は上記のプリズム構成を取る導光板32の輝度カーブを描いたグラフである。図10に示すように、第1プリズムA1の領域においては輝度がa1’からa1にアップする。そして、Max輝度とMin輝度との輝度差が小さくなって非常に均一性の優れた輝度カーブが得られる。なお、第2プリズムA2による作用・効果は前述の第1実施形態で説明した通りであるのでここでの説明は省略する
また、第1プリズムA1での第1斜面32b1と、その反対側の第2斜面32c1とで形成されるプリズム32a1の谷の角度は90°以上になるように設定する。同様に、第2プリズムA2での第1斜面32b2と、その反対側の第2斜面32c2とで形成されるプリズム32a2の谷の角度も90°以上になるように設定する。90°以上に設定しておくと導光板32の射出成形時の金型との離型性が良くなる。
また、第1プリズムA1での第1斜面32b1と第2斜面32c1、第2プリズムA2での第1斜面32b2と第2斜面32c2、及び、導光板32の上面32d、コーナ切欠部32kの端面32eは光沢面に仕上げている。光沢面をなしているため反射効率などが非常に高められる。
上記の構成を取る導光板32はポリカーボネイト樹脂やポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂などの耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性に優れた樹脂を用いて射出成形方法にて形成する。斜面や上面などの光沢面は金型からの転写によって形成する。
以上の構成を取った導光板32を用いてバックライトユニットを構成すると、表示パネルの表示画像に画像の隅々まで明るさが均一になった表示画像が得られる。照明の明るさが明るく、そして、均一になるとカラー画像のカラー色が鮮明になって綺麗なカラー表示画像が得られる。
尚、本第3実施形態においては、第1プリズムA1における複数のプリズム32a1のピッチ幅pと深さは何れも同一寸法で形成したが、特に同一寸法に限るものではない。得られる輝度の状況を見て、均一な輝度が得られるように適宜に設定すると良い。また、第1プリズムA1におけるプリズム32a1の第1傾斜角は皆同じ傾斜角である必要もなく、得られる輝度を見てそれぞれの角度を多少変えても構わない。
次に、本発明の第4実施形態に係るバックライトユニットを図11を用いて説明する。ここで、図11は本発明の第4実施形態に係るバックライトユニットに用いられる導光板の要部断面図を示している。
本発明の第4実施形態に係るバックライトユニットは前述の第1実施形態のバックライトユニットの構成と対比すると導光板の形状のみが異なり、他の構成部品は前述の第1実施形態における構成部品と同じ仕様の部品を用いている。従って、ここでは導光板を主体にして説明し、他の構成部品の説明は最小限度にとどめることにする。また、前述の第1実施形態で用いた部品と同じ仕様の部品は同一符号を付して説明する。
第4実施形態に係る導光板42は、図示はしていないが、前述の第1実施形態での導光板と同様に、1箇所のコーナ(隅)にコーナ切欠部を設けており、そのコーナ切欠部の端面42eに近接して光源13を配設した構造を取っている。また、導光板42はその下面に光源13を中心にした同心円なる鋸歯状の2種類のサーキュラープリズム(以降、単にプリズムと呼ぶ)を連設して設けている。この2種類のプリズムは、図11に示すように、光源13に近い領域に第1プリズムA1が、この第1プリズムA1に繋がって光源13から離れた領域に第2プリズムA2がある。何れも光源13を中心にした同心円なるサーキュラープリズムをなしている。
第1プリズムA1は複数のプリズム42a1からなり、このプリズム42a1の光源13と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面42b1、この第1プリズムの第1斜面42b1の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とすると、第1プリズムの第1傾斜角は同じ傾斜角θ1を取っている。そして、第1傾斜角θ1は45°以下の角度に設定している。また、ピッチの幅p1も同じピッチ幅で設けてあり、プリズム42a1の深さも同じ深さを取っている。
次に、第2プリズムA2は複数のプリズム42a2から成り、このプリズム42a2の光源13と対面する斜面を第2プリズムの第1斜面42b2、この第1斜面42b2の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、この第2プリズムの第1傾斜角θは光源から遠ざかるに従って順次大きくなっている。即ち、第2のプリズムA2の光源13に一番近いプリズム42a2の傾斜角をθ2、i番目のプリズム42a2の傾斜角をθi、一番奥のプリズム42a2の傾斜角をθnとすると、θ2<・・<θi<・・<θnの関係(i=2〜n)になっている。そして、何れの第1傾斜角も45°以下になっている。また、第2プリズムA2の各々のプリズム42a2のピッチの幅は光源13から遠のくに従って順次小さくなっている。即ち、光源に一番近い1番目のプリズム42a2のピッチの幅をp2、i番目のプリズム42a2のピッチの幅をpi、そして、一番奥のプリズム42a2のピッチの幅をpnとすると、p1>・・>pi>・・>pnの関係(i=1〜n)になっている。また、複数のプリズム42a2の各々の深さhは皆同じ深さになっている。この第2プリズムA2の仕様は前述の第2実施形態における導光板のプリズム仕様と同じ仕様を取っている。
ここで、第1プリズムA1における第1プリズムの第1傾斜角θ1は少し大き目に設定してあり、光源13からの光が第1プリズムの第1斜面42b1の境界面で反射し、その反射光が導光板42の上面42dの境界面に入射したときに一部の入射光は導光板42の外に出射し、一部の光は導光板42内に反射するような傾斜角にしてある。即ち、光源13から第1斜面42b1の境界面に入射する入射光は斜面の入射する位置によって入射角が異なる。従って、この境界面で反射される光の反射角もそれぞれ異なってくる。この反射角のそれぞれ異なる反射光は次に上面42dの境界面に入射する。それぞれ反射角の異なる反射光の上面42dの境界面に入射したときの入射角はそれぞれ異なった入射角を示す。このそれぞれ異なる入射角を臨界角前後になるようにすると、臨界角を越えて入射した入射光は導光板42の外に出射され。また、臨界角に至らぬ入射角で入射した入射光は導光板42内に反射される。このように、第1斜面42b1の境界面で反射して上面42dの境界面に入射する入射角を臨界角前後になるように第1プリズムの第1傾斜角θ1を設定することによって、第1斜面42b1の境界面で反射する光源13の光の一部を導光板42の外に出射させることができる。この第1プリズムA1は導光板42の光源13に近い所の位置の輝度を高めるために設けている。導光板を第2プリズムA2だけで構成した場合、前述の第2実施形態で示した如く、光源13に近い所の位置の輝度はどうしても低くなる。このため、光源13に近い所の位置に第1プリズムA1を設けてその所の輝度を高くする。
この第1プリズムA1を設ける範囲は導光板42の対角線での長さに対して5〜10%の長さの幅で良く、例えば、対角線長が50mmであればコーナ切欠部の端面42eから2.5〜5mmの範囲で設けると良い。
上記のプリズム構成を取る導光板42の輝度カーブは、前述の第3実施形態における図10に示した輝度カーブとほぼ同じような輝度カーブが得られ、光源に近い位置の所の導光板の輝度はアップし、Max輝度とMin輝度との輝度差が小さくなって非常に均一性の優れた輝度カーブが得られる。なお、第2プリズムA2による作用・効果は前述の第2実施形態で説明した通りであるのでここでの説明は省略する
また、第1プリズムA1での第1斜面42b1と、その反対側の第2斜面42c1とで形成される谷の角度は90°以上になるように設定する。同様に、第2プリズムA2での第1斜面42b2と、その反対側の第2斜面42c2とで形成される谷の角度も90°以上になるように設定する。90°以上に設定しておくと導光板42の射出成形時の金型との離型性が良くなる。
また、第1プリズムA1での第1斜面42b1と第2斜面42c1、第2プリズムA2での第1斜面42b2と第2斜面42c2、及び、導光板42の上面42d、コーナ切欠部の端面42eは光沢面に仕上げている。光沢面をなしているため反射効率などが非常に高められる。
上記の構成を取る導光板42はポリカーボネイト樹脂やポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂などの耐熱性、耐湿性、耐衝撃性、耐薬品性に優れた樹脂を用いて射出成形方法にて形成する。斜面や上面などの光沢面は金型からの転写によって形成する。
以上の構成を取った導光板42を用いてバックライトユニットを構成すると、表示パネルの表示画像に画像の隅々まで均一になった明るさが得られる。照明の明るさが明るく、そして、均一になるとカラー画像のカラー色が鮮明になって綺麗なカラー表示画像が得られる。
尚、本第4実施形態においては、第1プリズムA1における複数のプリズム42a1のピッチ幅p1と深さは何れも同一寸法で形成したが、特に同一寸法に限るものではない。得られる輝度の状況を見て、均一な輝度が得られるように適宜に設定すると良い。また、第1プリズムA1における第1プリズムの第1傾斜角は皆同じ傾斜角である必要もなく、得られる輝度を見てそれぞれの角度を多少変えても構わない。
以上、本発明のバックライトユニットの構成を4つの実施形態を用いて説明した。本発明のバックライトユニットの構成は照明輝度を均一化するばかりではなく、輝度自体のアップ効果を得る。厚みが0.6〜1.0mm、2.5〜3インチサイズの大きさの導光板を用いた液晶表示パネルにおいて15%〜20%の輝度アップの効果を得ている。これは、導光板のプリズムの形状工夫により光源の光を無駄なく効果的に照明に活用したことによる。
そして、携帯電話やFAXなどの通信情報機器や各種装置や機器の表示端末装置などの表示装置のバックライトに本発明のバックライトユニットを用いると、照明輝度がアップして表示画像に明るさが増すと共に均一な明るさの表示画像が得られる効果を生む。
本発明の第1実施形態に係るバックライトユニットを用いた表示装置の側面図である。 図1における導光板と光源との配置状態を示した平面図である。 図2におけるE−E断面図である。 図2における導光板の作用を説明する説明図である。 図2における導光板の輝度状態を示した輝度曲線図である。 本発明の第2実施形態に係るバックライトユニットの導光板と光源との配置を示した平面図である。 図6におけるE−E断面図である。 本発明の第3実施形態に係るバックライトユニットに用いられる導光板と光源との配置を示した平面図である。 図8におけるE−E断面図である。 図8における導光板の輝度状態を示した輝度曲線図である。 本発明の第4実施形態に係るバックライトユニットに用いられる導光板の要部断面図である。 従来の液晶表示装置の要部断面図である。 図12における光源の配設個数による導光板への光放射状態を説明する説明図である。 図12における導光板の要部断面図である。 プリズムの斜面の傾斜角の大きさによって輝度がどのように変わるかを表した輝度曲線図である。
符号の説明
11 表示パネル
12、22、32、42 導光板
12a、22a、32a1、32a2、42a1、42a2 サーキュラープリズム
12b、22b、32b1、32b2、42b1、42b2 第1斜面
12c、22c、32c1、32c2、42c1、42c2 第2斜面
12d、22d、32d、42d 上面
12e、22e、32e、42e 端面
12f 見栄の悪い部位
12g、22g、32g1、32g2 稜線
12j、22j 谷
12k、22k、32k コーナ切欠部
13 光源
14 光拡散シート
15 第1のプリズムシート
16 第2のプリズムシート
17 反射板
18 バックライトユニット
20 表示装置
A1 第1サーキュラープリズム
A2 第2サーキュラープリズム
θ、θ1、θ2、θi、θn 第1傾斜角
p、p1、p2、pi、pn ピッチ幅
h、h1、h2、hi、hn 深さ

Claims (10)

  1. 表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状のサーキュラープリズムを有し、該サーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1斜面、該第1斜面の傾斜角を第1傾斜角とすると、前記サーキュラープリズムはピッチの幅が一定で、前記第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなることを特徴とするバックライトユニット。
  2. 表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状のサーキュラープリズムを有し、該サーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1斜面、該第1斜面の傾斜角を第1傾斜角とすると、前記サーキュラープリズムは深さが一定で、前記第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、ピッチの幅は光源から遠のくに従って小さくなることを特徴とするバックライトユニット。
  3. 表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状の第1のサーキュラープリズムと該第1のサーキュラープリズムに連設して第2のサーキュラープリズムを有し、前記第1のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面、該第1プリズムの第1斜面の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とし、前記第2のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第2プリズムの第1斜面、該第2プリズムの第1斜面の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、前記第1のサーキュラープリズムは光源側に設けられていて、前記第1プリズムの第1傾斜角は前記第1プリズムの第1斜面で反射する前記光源の光の一部を前記導光板の上面から外に出射する傾斜角をなしており、前記第2のサーキュラープリズムはピッチの幅が一定で、前記第2プリズムの第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、深さは光源から遠のくに従って深くなることを特徴とするバックライトユニット。
  4. 表示パネルの下面側に備えられて導光板と光源を有するバックライトユニットにおいて、前記光源は前記導光板のコーナ切欠部に配設され、前記導光板は前記光源を中心とした同心円なる鋸歯状の第1のサーキュラープリズムと該第1のサーキュラープリズムに連設して第2のサーキュラープリズムを有し、前記第1のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第1プリズムの第1斜面、該第1プリズムの第1斜面の傾斜角を第1プリズムの第1傾斜角とし、前記第2のサーキュラープリズムの前記光源と対面する斜面を第2プリズムの第1斜面、該第2プリズムの第1斜面の傾斜角を第2プリズムの第1傾斜角とすると、前記第1のサーキュラープリズムは光源側に設けられていて、前記第1プリズムの第1傾斜角は前記第1プリズムの第1斜面で反射する前記光源の光の一部を前記導光板の上面から外に出射する傾斜角をなしており、前記第2のサーキュラープリズムは深さが一定で、前記第2プリズムの第1傾斜角は光源から遠のくに従って大きくなり、ピッチの幅は光源から遠のくに従って小さくなることを特徴とするバックライトユニット。
  5. 前記第1傾斜角は45°以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  6. 前記第1斜面の反対側にある斜面を第2斜面とすると、前記第1斜面と前記第2斜面とで形成される前記サーキュラープリズムの谷の角度は90°以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  7. 前記第1斜面と前記第2斜面は光沢面になっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  8. 前記導光板の上面及びコーナ切欠部の端面は光沢面になっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  9. 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  10. 表示パネルの下面側にバックライトユニットを備えた表示機器において、前記バックライトユニットは前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載のバックライトユニットを用いて前記表示パネルを明るく、そして、均一な明るさで照明したことを特徴とする表示機器。
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