JP2007114569A - ディスプレイおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の中心位置を回転中心として画像が相対的に回転するとき、表示される画像の品位を向上させることのできる配置構造を有するディスプレイおよびこのディスプレイを使用して画像を表示する表示装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ201は、所定の中心点に存在する中心表示用セル221と、中心点から放射状に配置された直線で同心円を仕切った第1周〜第7周表示用セル222〜228と、更に外部に配置された同心円と前記した直線の間に1本ずつ直線を足して同心円をより多く仕切った第8周〜第14周表示用セル229〜235等の表示用セルで構成されている。したがって、中心を通過する直線を表示する際にその方向における表示用セルの欠けが発生しない。
【選択図】図5

Description

本発明は、各種の情報を視覚的に表示するデバイスとしてのディスプレイとこのディスプレイを備えて画像を表示する表示装置に係わり、特にある角度範囲で回転しながら、あるいはある角度回転した画像を表示するのに適したディスプレイおよび表示装置に関する。
身の回りには、テレビジョン、パーソナルコンピュータのディスプレイ、携帯電話機のディスプレイあるいは腕時計の表示部といったように多くの表示装置が活躍している。このような表示装置の多くは、長方形あるいは正方形の画面を備えた四角に角ばったディスプレイを備えている。
このような角ばったディスプレイを備えた表示装置は、工業的に製造しやすいという利点がある。また、たとえば四角形のディスプレイであれば、広い板状の素材から表示領域を無駄なく切り出せる可能性が高い。したがって、たとえば円形のディスプレイを切り出す場合と比較すると、無駄な部分がなく、その分、単価を引き下げることができる。
ところで、図14は人間の目を表わしたものである。目101は、円形のいわゆる黒目102の中心に、同じく円形の瞳孔103を有している。この瞳孔103から入射した光が、黒目102を構成するアイリスの背後に配置された図示しないレンズ状の水晶体によって収束し、同じく図示しない網膜に画像を結ぶ。したがって、人間の1つ1つの目の視野は四角形ではなく、ほぼ円形の領域になっている。このため、円形あるいはこれに近い形のディスプレイを備えた表示装置は人間との相性がよいことになる。
円形のディスプレイを有する代表的な工業製品として腕時計が存在している。腕時計は、その主流が機械式の装置であったとき、時刻を表示するための針を文字盤の中で回転させている。その歴史的な経緯から、時計の多くがディジタル化された今日においてもディスプレイは円形となっているのが通常である。腕時計がディジタル化されてディスプレイが液晶や有機EL(organic electroluminescence)となると、ある種の機種ではここに機械式の腕時計の秒針等の回転する針の映像を表示するような工夫を行っている。
ところが、従来のこのようなディスプレイでは、個々の表示素子(表示用セル)がマトリックス状に配置された構成となっている。したがって、回転位置によって、秒針のように細い線状の画像の太さが変わり、不自然な画像表示になるという問題がある。
図15および図16は、表示用セルがマトリックス状に配置されている場合の回転角によって直線状の細線の画像の外観が相違する例を表わしたものである。これらの図で垂直方向および水平方向のライン111、112で区切られた1つ1つの正方形は、表示用セル113を表わしている。このため、1画素ずつを1つの方向に並べて直線状の細線を表現したとすると、これが水平方向となる図15と45度の角度となった図16では大きく異なった画像となってしまう。すなわち、図15に示した画像の方は細線114を構成する表示用セル113が太さを変えずに連続した帯状のものとして表現されているのに対して、図16に示した画像の方は細線115を構成する表示用セル113が周期的に太さを零から特定の太さまで変化させる断続的なものとなっており、ギザギザとした画像となってしまう。すなわち、マトリックス状に表示用セルを配置したディスプレイでは、回転角によって、表示される画像が大きく変化することになる。
そこで、表示用セルを四角形にしてこれらをマトリックス状に配置する配置構造を採用するのではなく、表示用セルを正六角形としてこれらを同心円状に配置することが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
図17は、この提案の表示用セルが組み合わされた状態を表わしたものである。中心に1つの表示用セル121が配置され、これを中心としてその周囲に同心円状(リング状)に第1の表示用セル122がリング状に6個配置され、更にその周囲に第2の表示用セル123が同心円状に12個配置されている。以下、同様である。
特開2002−14300号公報(第0017段落、図4)。
この図17に示した提案では、中心の表示用セル121を構成する6個の辺のいずれかと直交すると共に表示用セル121の中心を一端とする破線131〜136で示す6つの角度方向(直線131を0度とすると、0度、60度、120度、180度、240度、300度の各方向)にのみ、表示用セル121、122、123、……を使用した直線が途切れなく表現される。したがって、図15に示したような表示用セル113が4つの角度方向(0度、90度、180度、270度の各方向)に直線が途切れなく表現される場合と比べると、直線が途切れなく表現される角度が増加するという利点がある。しかしながら、これら以外の角度で細い直線を表わす場合には先の正方形の表示用セル113と同様の問題が発生する。
図18は、図17における2つの破線133、134の中間方向を表わす直線の一部を示したものである。このように、この例の方向では直線を表示するつもりでも直線か点線か分からないような線分が表現されることになる。したがって、ディスプレイ上で細い線分を回転させていったとすると、図17に示した正六角形の表示用セル121、122、……を使用した場合にも回転角によって、表示される画像が大きく変化してしまい、画像の品位が大きく低下することになる。
以上の説明では、固定されたディスプレイに、回転する細い線分からなる画像が表示される場合の不具合を説明した。これとは逆にディスプレイが回転するときでも、ディスプレイ内の画像を水平に対して常に一定になるように画像に補正をかけた場合、ディスプレイの回転に応じて細い線分の画像の表示態様が変化してしまい、画像の品位が大きく低下するという同様の不都合を発生させる。更に、以上は直線状の線分を画像として表示する場合を説明したが、通常の2次元画像も同様に各表示位置での表示態様がばらつくことを考えると、相対的な回転位置によって画像の品位が大きく低下するという不都合を発生させることになる。
そこで本発明の目的は、所定の中心位置を回転中心として画像が相対的に回転するとき、表示される画像の品位を向上させることのできる配置構造を有するディスプレイおよびこのディスプレイを使用して画像を表示する表示装置を提供することにある。
本発明では、(イ)中心に配置された半径aの円形をした第1の表示用セルと、(ロ)この第1の表示用セルの中心から半径aだけ離れた位置から長さb(bは任意の正の値)ずつ遠ざかる方向のそれぞれの位置に半径aの円形に対する同心円が存在すると仮定したときに、第1の表示用セルの外側の最初のc個(cは1以上の整数)の同心円によって区切られたそれぞれのリング状の領域を、互いに等しい角度ずつ第1の表示用セルの中心を一端とするd本(dは2以上の整数)の直線で分割したときのそれぞれの区画に個別に配置された第2の表示用セルと、(ハ)c個の同心円の更に外側に前記した同心円と同一間隔を置きながら同心円をe個(eは2以上の整数)描くたびに第1の表示用セルの中心を一端とする隣接する2つずつの直線の間のリング状の領域を、互いに等しい角度ずつ第1の表示用セルの中心を一端とする新たなf本(fは1以上の整数)の直線によって分割することで、数値(f+1)の倍数ずつe個の同心円とこれらの直線によって仕切られる区画を増加させていったとき、それぞれの増加された区画に配置された第3の表示用セルとをディスプレイに具備させる。
すなわち本発明(請求項1記載の発明)では、ディスプレイの中心に配置された半径aの円形をした第1の表示用セルの周りに放射状に第2および第3の表示用セルを配置する。ここで第2の表示用セルはc個の同心円と、隣接するもの同士が互いに等しい角度を有し前記した中心を一端とするd本の直線で分割されたそれぞれの区画に個別に配置されている。また、第3の表示用セルは、第2の表示用セル用のc個の同心円の外側にe個ずつ存在する同心円を放射状に配置された直線で分割することによって生じる区画にそれぞれ配置されるが、第3の表示用セルを区切る直線は第2の表示用セル用のc個の同心円の外側にe個ずつ存在する同心円単位で増加するようになっている。その増加の様子は、第2の表示用セルを区切ったd本の直線のそれぞれ隣接するものを、第1の表示用セルの中心を新たに通過するf本(fは1以上の整数)の直線によって分割することで数値(f+1)の倍数ずつ元の2つの直線の間の表示用セルを増加させるようになっている。同心円をe個ずつ増加させるたびに、その直前に増加させたe個の同心円を分割した放射状の直線の隣接する2本ごとに新たにf本の直線によって分割し、このようにして同心円の外側に行くほど、直線によって分割されてなる表示用セルの数が量子的に増加することになる。
また、本発明では、(イ)請求項1記載のディスプレイと、(ロ)ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段とを表示装置に具備させる。
すなわち本発明では、請求項1記載の発明で示した配置構造のディスプレイの表示用セルのそれぞれを画像データに対応させて表示駆動させることで円形のディスプレイへの画像データの表示を可能にしている。なお、画像データが矩形のフレームとして送られてくれば円形のディスプレイの矩形部分にのみ画像データが表示されることになる。これに対して、画像データが円形のフレームとして送られてくれば、円形のディスプレイの全面に画像を表示することが可能になる。
また、本発明では、(イ)請求項1記載のディスプレイと、(ロ)このディスプレイの第1の表示用セルの回転角を検出する回転角検出手段と、(ハ)ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段と、(ニ)回転角検出手段の検出した回転角に相当する角度だけ画像データを逆方向に回転させる補正を行う画像データ補正手段とを表示装置に具備させる。
すなわち本発明では、請求項1記載の発明で示した配置構造のディスプレイの表示用セルのそれぞれを画像データで表示駆動する際に、第1の表示用セルの回転角を検出して、検出した回転角に相当する角度だけ画像データを逆方向に回転させる補正を行ってディスプレイの表示を行う。したがって、たとえばこのディスプレイを頭部に装着したときに顔を傾けても、画像データにおける水平方向あるいは垂直方向が保たれるような表示が行われる。
また、本発明では、(イ)請求項1記載のディスプレイと、(ロ)このディスプレイの重力方向を検出する重力方向検出手段と、(ハ)ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段と、(ニ)重力方向検出手段の検出した重力方向が画像データの重力方向と一致するように画像データを回転させる補正を行う画像データ補正手段とを表示装置に具備させる。
すなわち本発明では、請求項1記載の発明で示した配置構造のディスプレイの表示用セルのそれぞれを画像データで表示駆動する際に、ディスプレイの重力方向を検出して、この検出した重力方向が画像データの重力方向と一致するように画像データを回転させる補正を行うことにした。これにより、ディスプレイを任意の方向に傾けて、たとえば台や机の上においても、常に上になるべき画像部分が上に表示されるので、画像の把握が容易になる。
以上説明したように本発明によれば、ディスプレイの表示単位としての表示用セルが放射状に配置されている。したがって、時計の秒針のように1点を支点として回転する細線をその回転角に係わらず高品位に表示することができる。特に円の中心に第1の表示用セルが配置されているので、中心を通過するような線分についても画像が断続的に欠落するおそれがない。したがって、円内で直線を回転させたり、反対に円を回転させたときにその内部の直線等の画像を静止したように見せる画像処理を行ったとき、これらの表示を高品位に行うことができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における表示装置の概要を表わしたものである。この表示装置200は、円形をしたディスプレイ201と、このディスプレイ201を駆動する駆動回路202と、外部から一般的な映像信号203を入力してディスプレイ200に表示するための専用の信号に変換して駆動回路202に与える信号入力回路204とから構成されている。
図2および図3は、ディスプレイの表示領域と送られてくる1フレームの画像との関係を例示したものである。図2に示した例では、1フレームの画像領域211が矩形状をしており、ディスプレイ201の全領域に包含されている。この場合、従来と同様に図1に示した表示装置200は矩形の表示部212を備えている。1フレームの画像は、この表示部212ですべて表示される。ディスプレイ201のこれ以外の領域2131〜2134は、実際にはマスクされており、表示に役立たない。したがって、これらの領域2131〜2134の全部または一部を省略してディスプレイ201を製造することができる。
図3に示した例では、ディスプレイ201の全領域に画像を表示するため、矩形をした1フレームの画像領域214内にディスプレイ201の表示領域のすべてが含まれている。このように従来の矩形をしたフレーム画像をそのまま使用して、本実施例のディスプレイ201に画像を表示することができる。
図4はこれに対して、映像信号の各フレームが円形をしている場合を示したものである。後に示すディスプレイにおける表示用セルと同一配置の光電変換素子を使用したり、あるいは各走査線S1、S2、S3、……の長さを円の上端PSから下端PEに移動するのに従って、円形のフレーム215を水平方向にそれぞれ切断する長さに設定することで、ラスタスキャンによる円形のフレーム画像を得ることができる。
図5は、円形のディスプレイにおける表示用セルの配置を示したものである。ただし、この図ではディスプレイ201に対して表示用セルの大きさを相対的に大きく描いている。この図に示すようにディスプレイ201には、その中心に円形の中心表示用セル221を配置している。この中心表示用セル221の半径をRとする。中心表示用セル221の外側に、半径2Rの同心円を描いて、この同心円と中心表示用セル221の外周とに挟まれたリング状の領域を、中心表示用セル221の中心を通過する線分でそれぞれ22.5度ずつ16等分したときのそれぞれの表示用セルを第1周表示用セル222(2221〜22216)とする。また、16個の第1周表示用セル2221〜22216の外側に、半径3Rの同心円を描いて、この同心円と16個の第1周表示用セル2221〜22216の外周とに挟まれたリング状の領域を、前記した線分でそれぞれ22.5度ずつ16等分したときのそれぞれの表示用セルを第2周表示用セル223(2231〜22316)とする。以下、同様である。
ただし、ディスプレイ201の外側の周にいくほど、1つ1つの表示用セルのサイズ、すなわち円周方向の円弧の長さが大きくなっていく。これにより、円弧の方向あるいは円周方向における画像の解像度がディスプレイ201の外側に存在するものほど低下することになる。そこで、このような不都合を解消するために、本実施例のディスプレイ201では、図5に示した例で第7周表示用セル228(2281〜22816)の外側に、前記した線分で16分割し、更にこれらの線分の中間位置で16分割することで、それぞれ11.25度ずつ32等分した第8周表示用セル229(2291〜22932)を配置している。以下同様であり、このようにリング状の領域を順次32分割して表示用セルを配置していった後、必要によりそれよりも外側の図示しないリング状の領域を今度は64分割することになる。以下同様である。
このような構成の表示用セル221、222、223、……を配置したディスプレイ201は、最外周でリング状の領域を分割した分割数をNとすると、次の(1)式で示す角度θを最小単位とする回転角度で細線を表示することができる。
θ=360÷N ……(1)
たとえば図5と同一構成で中心表示用セル221の最も外側の第14周表示用セル235(2351〜23532)が32分割されているディスプレイ201では、11.25度ずつの回転角度で細線を表現できる。もちろん、実際の装置に使用する表示装置の多くは、1つ1つの表示用セルが微小であり、分割数Nは図5に示した例よりもかなり多くなる場合が通常である。したがって、このようなディスプレイでは、図5に示した例よりも更に細かい回転角度で細線を表示することができる。
図6は、図5に示したディスプレイで、垂直方向のある線分を表わしたものであり、図7は図6よりも時計方向に11.25度回転した線分を表わしたものである。このように隣接する2つの線分231、232は、共に途切れがない連続的な画素として表現されている。
次に本発明の表示装置の製品への適用例の幾つかを示す。
<第1の適用例>
図8および図9は、携帯電話機のサブディスプレイとして本発明の表示装置を適用した例を示している。折り畳み型の携帯電話機301のサブディスプレイ302は、円形をしており、液晶や有機ELで構成されている。通常の場合、このサブディスプレイ302には図8に示すようにアナログ式の時計が時、分、秒を表示している。サブディスプレイ302は、図5に示した円形のディスプレイ201を使用しているので、細い秒針303であっても高品位に表示することができる。
図9は、同一の携帯電話機301のサブディスプレイ302に方位を表示した例を示している。この携帯電話機301は図示しない地磁気センサを備えており、磁石を使用したコンパスと同様に方位表示モードで方位を表示することができる。微妙な方位の変動もサブディスプレイ302の使用により可能となる。
<第2の適用例>
図10は、腕時計に本発明の表示装置を適用した例を示している。腕時計311の円形のディスプレイ312は、液晶や有機ELで構成されている。この部分は図5に示した円形のディスプレイ201を使用している。また、この腕時計311は重力の方向を検知する図示しない重力センサと体温を検知する温度センサを備えている。したがって、腕時計を外して図10に示したように文字盤がほぼ90度回転したような状態に配置しても、時計の表示情報を回転させて、正午の位置のマーク313が常に上に向くように表示形態を変更することができる。
すなわちユーザが腕時計311を腕から外して温度センサが温度の低下を検知すると、重力センサが重力の方向を検知して、これと反対の方向に正午の位置のマーク313が配置されるように円形の画像を回転させる。図5に示した円形のディスプレイ201は、画像が円の中心を中心として回転しても画質が劣化しないので、図8に示した携帯電話機301のサブディスプレイ302と同様にアナログ式の時計を高品位に表示することができる。
<第3の適用例>
図11は、ヘッドマウントディスプレイ装置に本発明を適用した場合を示したものである。ユーザ321の頭部には、右目の前方にディスプレイ322を配置したヘッドマウントディスプレイ装置323が取り付けられている。ヘッドマウントディスプレイ装置323には、次に説明する映像処理部が格納されており、アンテナ324によって受信した映像信号をディスプレイ322に送り、映像を出力させるようになっている。ディスプレイ322は、図5に示した円形のディスプレイ201と原理的には同一のディスプレイである。
図12は、映像処理部の構成を表わしたものである。映像処理部331は、顔の傾きを検出する傾斜検出センサ332と、図11に示したアンテナ324から送られてきた映像信号333からなる映像フレームを傾斜検出センサ332の検出した傾斜角に応じて回転させる映像回転回路334と、この映像回転回路334で回転補正の行われた映像フレームをディスプレイ322に表示させる表示駆動回路335を備えている。したがって、たとえば傾斜検出センサ332が顔の面を垂直に保ったとしたときの目の瞳孔103(図14参照)を中心とした角度θの傾きを検出すると、映像回転回路334はこの傾きだけ映像フレームを回転させる。これにより、ユーザは顔の回転にかかわらず、画像における垂直方向や水平方向を保持させることができる。
以上説明した各種の応用例は例示であり、本発明を各種の用途に適用することができることは当然である。また本発明の表示装置はモノクロだけでなく、カラーの表示も可能であることは当然である。
また、実施例では図5に示したように中心部で16分割し、順次分割数を2倍ずつ増加させるように表示用セルを配置したが、初期的な分割数および更に円周の外周に向かったときの分割数の増加の割合はこれに限るものではない。たとえば、中心部で10分割し、順次分割数を3倍ずつ増加させるように表示用セルを配置するといった各種の変形が可能である。
図13は、本発明に基づく一般的なディスプレイの配置構造を説明するためのものである。本発明のディスプレイ400は、中心部に半径aの円形をした第1の表示用セル401が配置されている。この第1の表示用セル401の中心から半径aだけ離れた位置から長さbずつ長さが増加する位置(中心から外側に遠ざかる位置)にそれぞれ同心円411、412、……が存在すると仮定する。このとき、第1の表示用セル401の外側の最初のc個(cは1以上の整数)の同心円によって区切られたそれぞれのリング状の領域421、422、……をd個(dは2以上の整数)に所定の角度θずつ第1の表示用セルの中心を一端とする直線4311、4312、……431dで等分割したときのそれぞれの区画に個別に配置された表示用セルを第2の表示用セル402とする。たとえば、第1の表示用セル401の外周部分と同心円411によって区画されたリング状の領域は、直線4311、4312、……431dで等分割した結果、この領域にd個の第2の表示用セル402が存在することになる。なお、この図13ではcの値を3個としているので、第2の表示用セル402はディスプレイ400の全部で3d個存在することになる。
c個の同心円の更に外側には、これらの同心円と同一間隔で同心円をe個(eは1以上の整数)描くたびに第1の表示用セル401の中心を一端とする隣接する2つずつの直線の間をこの中心を一端とするf本(fは1以上の整数)の直線によって等角度(θ/(f+1))ずつ分割することで、数値(f+1)ずつ、同心円と隣接する直線によって仕切られる区画を増加させていったとき、それぞれの増加された区画に第3の表示用セル403が配置されるようになっている。なお、図13ではeの値を3とし、fの値を2として描いている。この結果、最初のe個の同心円を描いたことによる第3の表示用セル403の総数は、図13の場合には次の式で表わされる。
(f+1)×d×e
なお、図5に示した一例としての実施例の場合、各値は次のようになる。
a=b
c=7
d=16
e=7(繰り返しは1回)
f=1
本発明の一実施例における表示装置の概要を表わした概略構成図である。 表示部が矩形の場合のディスプレイの表示領域と1フレームの画像との関係を表わした説明図である。 表示部が円形の場合のディスプレイの表示領域と1フレームの画像との関係を表わした説明図である。 映像信号の各フレームが円形をしている場合のラスタスキャンの様子を表わした説明図である。 円形のディスプレイにおける表示用セルの配置を示した平面図である。 図5に示したディスプレイで、垂直方向のある線分の表示される様子を示した説明図である。 図6よりも時計方向に11.25度回転した線分の表示される様子を示した説明図である。 本発明の第1の適用例として時計が表示された折り畳み型の携帯電話機の平面図である。 本発明の第1の適用例としてコンパスが表示された折り畳み型の携帯電話機の平面図である。 本発明の第2の適用例としての腕時計の要部正面図である。 本発明の第3の適用例としてのヘッドマウントディスプレイ装置をユーザの頭部に装着した状態を表わした正面図である。 この第3の適用例における映像処理部の構成を表わしたブロック図である。 本発明のディスプレイの一般的な構造の説明図である。 人間の目の正面図である。 表示用セルがマトリックス状に配置されている場合の水平方向の細線を表わした平面図である。 表示用セルがマトリックス状に配置されている場合の45度回転方向の細線を表わした平面図である。 従来の提案による表示用セルが組み合わされた状態を表わした要部平面図である。 図17における2つの破線133、134の中間方向を表わす直線の一部を示した説明図である。
符号の説明
200 表示装置
201、312、322 ディスプレイ
202 駆動回路
204 信号入力回路
221 中心表示用セル
222 第1周表示用セル
223 第2周表示用セル
224 第3周表示用セル
225 第4周表示用セル
226 第5周表示用セル
227 第6周表示用セル
228 第7周表示用セル
229 第8周表示用セル
230 第9周表示用セル
231 第10周表示用セル
232 第11周表示用セル
233 第12周表示用セル
234 第13周表示用セル
235 第14周表示用セル
302 サブディスプレイ
332 傾斜検出センサ
334 映像回転回路
335 表示駆動回路

Claims (6)

  1. 中心に配置された半径aの円形をした第1の表示用セルと、
    この第1の表示用セルの中心から半径aだけ離れた位置から長さb(bは任意の正の値)ずつ遠ざかる方向のそれぞれの位置に前記半径aの円形に対する同心円が存在すると仮定したときに、前記第1の表示用セルの外側の最初のc個(cは1以上の整数)の同心円によって区切られたそれぞれのリング状の領域を、互いに等しい角度ずつ前記第1の表示用セルの中心を一端とするd本(dは2以上の整数)の直線で分割したときのそれぞれの区画に個別に配置された第2の表示用セルと、
    前記c個の同心円の更に外側に前記同心円と同一間隔を置きながら同心円をe個(eは1以上の整数)描くたびに前記第1の表示用セルの中心を一端とする隣接する2つずつの直線の間のリング状の領域を、互いに等しい角度ずつ前記第1の表示用セルの中心を一端とする新たなf本(fは1以上の整数)の直線によって分割することで、数値(f+1)ずつ前記e個の同心円とこれらの直線によって仕切られる区画を増加させていったとき、それぞれの増加された区画に配置された第3の表示用セル
    とを具備することを特徴とするディスプレイ。
  2. 請求項1記載のディスプレイと、
    前記ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段
    とを具備することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1記載のディスプレイと、
    このディスプレイの前記第1の表示用セルの回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段と、
    前記回転角検出手段の検出した回転角に相当する角度だけ前記画像データを逆方向に回転させる補正を行う画像データ補正手段
    とを具備することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1記載のディスプレイと、
    このディスプレイの重力方向を検出する重力方向検出手段と、
    前記ディスプレイの第1〜第3の表示用セルを、対応する位置の画像データに応じて独立して駆動する表示駆動手段と、
    前記重力方向検出手段の検出した重力方向が前記画像データの重力方向と一致するように画像データを回転させる補正を行う画像データ補正手段
    とを具備することを特徴とする表示装置。
  5. 前記ディスプレイはメインディスプレイ以外のディスプレイとして携帯端末に組み込まれていることを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載の表示装置。
  6. 地磁気センサを備え、この地磁気センサの検出結果を基にして、前記メインディスプレイ以外のディスプレイにコンパスを表示することを特徴とする請求項5記載の表示装置。
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