JP2007113640A - 駆動装置 - Google Patents
駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007113640A JP2007113640A JP2005304337A JP2005304337A JP2007113640A JP 2007113640 A JP2007113640 A JP 2007113640A JP 2005304337 A JP2005304337 A JP 2005304337A JP 2005304337 A JP2005304337 A JP 2005304337A JP 2007113640 A JP2007113640 A JP 2007113640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- drive device
- oil pump
- check valve
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/102—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C11/00—Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
- F04C11/001—Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations of similar working principle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C13/00—Adaptations of machines or pumps for special use, e.g. for extremely high pressures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C15/00—Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/0021—Generation or control of line pressure
- F16H61/0025—Supply of control fluid; Pumps therefore
- F16H61/0031—Supply of control fluid; Pumps therefore using auxiliary pumps, e.g. pump driven by a different power source than the engine
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/701—Cold start
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H2061/004—Venting trapped air from hydraulic systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2312/00—Driving activities
- F16H2312/14—Going to, or coming from standby operation, e.g. for engine start-stop operation at traffic lights
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】電動機からの動力を変速して駆動軸に伝達する変速機が備えるクラッチの作動をより迅速に行なう。
【解決手段】エンジンの動力により作動する機械式オイルポンプとモータの動力により作動する電動オイルポンプEOPとを並列に設けると共に両ポンプの吐出側に逆止弁を設け、両ポンプのいずれかからオイルを圧送して変速機が備えるクラッチに供給する駆動装置において、機械式オイルポンプMOPのケース61に吐出ポート68に連通するエア抜き用の貫通孔68aを形成する。これにより、エンジンの始動を伴って機械式オイルポンプMOPの駆動を開始する際に内部に混入されているエアを迅速に排出して内部の圧力を逆止弁が開弁するのに必要な圧力にまで迅速に高めることができるから、逆止弁を介して変速機のクラッチにオイルを供給してその作動を迅速に行なうことができる。
【選択図】図4
【解決手段】エンジンの動力により作動する機械式オイルポンプとモータの動力により作動する電動オイルポンプEOPとを並列に設けると共に両ポンプの吐出側に逆止弁を設け、両ポンプのいずれかからオイルを圧送して変速機が備えるクラッチに供給する駆動装置において、機械式オイルポンプMOPのケース61に吐出ポート68に連通するエア抜き用の貫通孔68aを形成する。これにより、エンジンの始動を伴って機械式オイルポンプMOPの駆動を開始する際に内部に混入されているエアを迅速に排出して内部の圧力を逆止弁が開弁するのに必要な圧力にまで迅速に高めることができるから、逆止弁を介して変速機のクラッチにオイルを供給してその作動を迅速に行なうことができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両に搭載された変速機が備えるクラッチの駆動に用いられる駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、自動変速機が備えるクラッチを駆動する油圧回路として車両に搭載され、エンジンのアイドリングストップ時に作動を停止する機械式ポンプの出力側に第1逆止弁を設置すると共に機械式ポンプに並列に設けられアイドリングストップ時に作動する電動ポンプの出力側に第2逆止弁を設置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、第1逆止弁によってアイドリングストップ時に作動する電動ポンプから吐出されたオイルが機械式ポンプに流れるのを抑止し、第2逆止弁によって機械式ポンプから吐出されたオイルが電動ポンプに流れるのを抑止することにより、機械ポンプや電動ポンプの小型化を図ることができるとしている。
特開2005−90659号公報
しかしながら、上述の駆動装置では、例えば、機械式ポンプの作動を開始する際にオイルを迅速にクラッチに供給することができずにクラッチの係合を迅速に行なえない場合がある。エンジンの停止に伴って機械式ポンプの作動が停止しているときには、時間の経過と共に機械式ポンプ周辺の油路にエアが混入することがあるが、エアが混入している状態で機械式ポンプの作動を開始すると、エアが抜けて第1逆止弁が開弁するのに必要な圧力に至るまで時間を要するから、クラッチに十分な油圧が作用するまでに遅れが生じる。
本発明の駆動装置は、こうした問題を解決し、変速機が備えるクラッチの作動をより迅速に行なうことを目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
車両に搭載された変速機が備えるクラッチの駆動に用いられる駆動装置であって、
前記クラッチに供給する作動流体を圧送する第1のポンプと、
前記第1のポンプの出力側に設けられた第1の逆止弁と、
前記第1のポンプと前記第1の逆止弁との間の流路に形成され、該第1のポンプの駆動に伴って該流路内に混入されているエアを排出可能なエア排出部と
を備えることを要旨とする。
車両に搭載された変速機が備えるクラッチの駆動に用いられる駆動装置であって、
前記クラッチに供給する作動流体を圧送する第1のポンプと、
前記第1のポンプの出力側に設けられた第1の逆止弁と、
前記第1のポンプと前記第1の逆止弁との間の流路に形成され、該第1のポンプの駆動に伴って該流路内に混入されているエアを排出可能なエア排出部と
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、第1のポンプと第1の逆止弁との間の流路に第1のポンプの駆動に伴って流路内に混入されているエアを排出可能なエア排出部を形成したから、第1のポンプの作動を開始したときに第1のポンプと第1の逆止弁との間に混入したエアをエア排出部から排出することができる。したがって、第1のポンプから第1の逆止弁を開弁させるのに必要な圧力にまで迅速に高めることができ、クラッチに作動流体を迅速に供給することができる。ここで、前記エア排出部は、エアの排出は促進されると共に作動流体の排出は抑制されるよう径が定められた貫通孔であるものとすることもできる。また、前記第1のポンプは、前記車両に搭載された内燃機関からの動力により駆動する機械式ポンプであるものとすることもできる。
こうした本発明の駆動装置において、前記第1のポンプに並列して設けられ、前記クラッチに供給する作動流体を圧送する第2のポンプと、前記第2のポンプの出力側に設けられた第2の逆止弁と、を備えるものとすることもできる。この場合、第2のポンプは、電力の供給を受けて駆動する電動ポンプであるものとすることもできる。
また、本発明の駆動装置において、前記変速機は、前記車両に搭載された電動機の回転軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、前記クラッチの係合状態を変更することにより変速段を切り替えて両軸の動力を伝達するものであるものとすることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての変速機30のブレーキを駆動する駆動装置40を搭載した車両10の構成の概略を示す構成図である。実施例の車両10は、燃料により動力を出力する内燃機関としてのエンジン12と、エンジン12のクランクシャフト13にキャリアが接続されたプラネタリギヤ14と、プラネタリギヤ14のサンギヤに接続されたモータ16と、変速機30を介してプラネタリギヤ14のリングギヤに連結された駆動軸26に接続されたモータ18と、インバータ22,24を介して二つのモータ16,18と電力をやりとりするバッテリ20と、を備える。なお、駆動軸26にはデファレンシャルギヤ28を介して車輪29a,29bに接続されており、駆動軸26に出力される動力は走行用の動力として用いられる。
実施例の車両10は、運転者のアクセル操作に基づいて要求される要求トルクが駆動軸26に出力されるようエンジン12や二つのモータ16,18が運転制御されている。エンジン12と二つのモータ16,18の運転制御としては、エンジン12を運転すると共にバッテリ20の充放電を伴って又はバッテリ20の充放電を伴わずにエンジン12から出力される動力を二つのモータ16,18とプラネタリギヤ14とによりトルク変換することにより駆動軸26に要求トルクが出力されるようエンジン12とモータ16,18とを運転制御するエンジン運転モードや、エンジン12の運転を停止してモータ18からの動力だけで要求トルクが駆動軸26に出力されるよう制御するモータ運転モードなどがある。
変速機30は、モータ18の回転軸18aと駆動軸26との接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータ18の回転軸18aの回転数を2段に減速して駆動軸26に伝達可能に構成されている。変速機30の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機30は、ダブルピニオンの遊星歯車機構30aとシングルピニオンの遊星歯車機構30bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構30aは、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合する複数の第1ピニオンギヤ33aと、この第1ピニオンギヤ33aに噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数の第2ピニオンギヤ33bと、複数の第1ピニオンギヤ33aおよび複数の第2ピニオンギヤ33bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備えており、サンギヤ31はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構30bは、外歯歯車のサンギヤ35と、このサンギヤ35と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ36と、サンギヤ35に噛合すると共にリングギヤ36に噛合する複数のピニオンギヤ37と、複数のピニオンギヤ37を自転かつ公転自在に保持するキャリア38とを備えており、サンギヤ35はモータ18の回転軸18aに、キャリア38は駆動軸26にそれぞれ連結されていると共にリングギヤ36はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構30aとシングルピニオンの遊星歯車機構30bとは、リングギヤ32とリングギヤ36、キャリア34とキャリア38とによりそれぞれ連結されている。変速機30は、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータ18の回転軸18aの回転を比較的大きな減速比で減速して駆動軸26に伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータ18の回転軸18aの回転を比較的小さな減速比で減速して駆動軸26に伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。
変速機30のブレーキB1,B2は、実施例の駆動装置40としての油圧回路による油圧によってオンオフされる。図3に実施例の駆動装置40の構成の一例を示す。図示するように、実施例の駆動装置40は、エンジン22からの動力によりオイルタンク42に貯留されているオイルを吸引して圧送する機械式オイルポンプMOPと、機械式オイルポンプMOPと並列して設けられモータ44からの動力によりオイルタンク42に貯留されているオイルを吸引して圧送する電動オイルポンプEOPと、機械式オイルポンプMOPの吐出側と電動オイルポンプEOPの吐出側とにそれぞれ設けられた逆止弁46,48と、機械式オイルポンプMOPや電動オイルポンプEOPから圧送されたオイルの圧力(ライン圧)の高低を2段階に切替可能な3ウェイソレノイド51およびプレッシャーコントロールバルブ52と、ライン圧を調節可能な圧力をもってブレーキB1,B2側に個別に作用するリニアソレノイド54,55およびコントロールバルブ56,57およびアキュムレータ58,59と、ライン圧を降圧して3ウェイソレノイド51やリニアソレノイド54,55の各入力ポートに供給するモジュレータバルブ53と、から構成されている。電動オイルポンプEOPは、エンジン12の運転に伴って機械式オイルポンプMOPが作動しているときにはその作動を停止し、エンジン12の運転停止に伴って機械式オイルポンプMOPが作動を停止しているときに作動するよう図示しない電子制御ユニットにより制御される。機械式オイルポンプMOPの吐出側と電動オイルポンプEOPの吐出側とには逆止弁46,48を設けているから、電動オイルポンプEOPの作動により圧送されたオイルが機械式オイルポンプMOP側に流れるのを逆止弁46によって抑止することができ、機械式オイルポンプMOPの作動により圧送されたオイルが電動オイルポンプEOP側に流れるのを逆止弁48によって抑止することができる。
機械式オイルポンプMOPは、エンジン22のクランクシャフト13に接続されてその回転力によって作動するよう構成されている。図4に機械式オイルポンプMOPの断面構成の一例を示す。図示するように、機械式オイルポンプMOPは、ケース61に収容され、内周に内歯が形成されたアウタロータ62と外周に外歯が形成されその回転中心がアウタロータ62の回転中心に対して偏心したインナロータ64とからなるトコロイドポンプとして構成されており、インナロータ64に取り付けられたエンジン22のクランクシャフト13(図3参照)の回転に伴って吸入ポート66を介してオイルを吸引すると共に吐出ポート68を介して送り出すことができるようになっている。ケース61には、吐出ポート68と連通するエア抜き用の貫通孔68aが形成されている。この貫通孔68aは、機械式オイルポンプMOPの内部に混入しているエアの排出を促進することができると共にオイルの排出は抑制されるようその径(例えばφ0.6など)が設計されている。したがって、エンジン22の始動に伴って機械式オイルポンプMOPがその駆動を開始したときに内部の混入しているエアは貫通孔68aを介してケース61外に排出される。なお、ケース61外の空間はオイルタンク42(図3参照)に繋がっており、貫通孔68aからエアと共に排出された若干のオイルはオイルタンク42に再び貯留される。
こうして構成された実施例の駆動装置40の動作について説明する。いま、運転モードをモータ運転モードからエンジンモータ運転モードに切り替えた場合を考える。この場合、エンジンの始動に伴って機械式オイルポンプMOPが作動を開始する。このとき、機械式オイルポンプMOPの内部にエアが混入されているときでもそのエアは機械式オイルポンプMOPの作動に伴って貫通孔68aからケース61外に迅速に排出される。これにより、機械式オイルポンプMOPの吐出側の圧力は逆止弁46が開弁するのに必要な圧力にまで迅速に高められるから、機械式オイルポンプMOPから吐出されたオイルは逆止弁46を介して変速機30の必要なブレーキに迅速に供給されることになる。したがって、機械式オイルポンプMOPを作動させる際に変速機30の作動に遅れが生じることはない。
以上説明した実施例の駆動装置40によれば、機械式オイルポンプMOPのケース61に吐出ポート68に連通する貫通孔68aを形成したから、機械式オイルポンプMOPの作動を開始したときに内部に混入されているエアを貫通孔68aを介してケース61外に迅速に排出することができる。したがって、過剰な性能のポンプを用いることなしに機械式オイルポンプMOPの吐出側の圧力を逆止弁48が開弁するのに必要な圧力にまで迅速に高めることができるから、機械式オイルポンプMOPから吐出されたオイルを変速機30の必要なブレーキに迅速に供給してその作動を迅速に行なうことができる。
実施例の駆動装置40では、機械式オイルポンプMOPのケース61に吐出ポート68に連通するエア抜き用の貫通孔68aを形成するものとしたが、同様に、電動オイルポンプEOPのケースに吐出ポートに連通するエア抜き用の貫通孔を形成するものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、変速機の駆動装置の製造産業に利用可能である。
10 車両、12 エンジン、13 クランクシャフト、14 プラネタリギヤ、16,18 モータ、18a 回転軸、20 バッテリ、22,24 インバータ、26 駆動軸、28 デファレンシャルギヤ、29a,29b 車輪、30 変速機、30a ダブルピニオンの遊星歯車機構、30b シングルピニオンの遊星歯車機構、31,35 サンギヤ、32,36 リングギヤ、33a 第1ピニオンギヤ、33b 第2ピニオンギヤ、34,38 キャリア、37 ピニオンギヤ、40 駆動装置、42 オイルタンク、44 モータ、46,48 逆止弁、51 3ウェイソレノイド、52 プレッシャーコントロールバルブ、53 モジュレータバルブ、54,55 リニアソレノイド、56,57 コントロールバルブ、58,59 アキュムレータ、61 ケース、62 アウターロータ、64 インナーロータ、66 吸入ポート、68 吐出ポート、68a 貫通孔、MOP 機械式オイルポンプ、EOP 電動オイルポンプ。
Claims (6)
- 車両に搭載された変速機が備えるクラッチの駆動に用いられる駆動装置であって、
前記クラッチに供給する作動流体を圧送する第1のポンプと、
前記第1のポンプの出力側に設けられた第1の逆止弁と、
前記第1のポンプと前記第1の逆止弁との間の流路に形成され、該第1のポンプの駆動に伴って該流路内に混入されているエアを排出可能なエア排出部と
を備える駆動装置。 - 前記エア排出部は、エアの排出は促進されると共に作動流体の排出は抑制されるよう径が定められた貫通孔である請求項1記載の駆動装置。
- 前記第1のポンプは、前記車両に搭載された内燃機関からの動力により駆動する機械式ポンプである請求項1または2記載の駆動装置。
- 請求項1ないし3いずれか記載の駆動装置であって、
前記第1のポンプに並列して設けられ、前記クラッチに供給する作動流体を圧送する第2のポンプと、
前記第2のポンプの出力側に設けられた第2の逆止弁と、
を備える駆動装置。 - 前記第2のポンプは、電力の供給を受けて駆動する電動ポンプである請求項4記載の駆動装置。
- 前記変速機は、前記車両に搭載された電動機の回転軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、前記クラッチの係合状態を変更することにより変速段を切り替えて両軸の動力を伝達するものである請求項1ないし5いずれか記載の駆動装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005304337A JP2007113640A (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 駆動装置 |
CNA2006800230346A CN101208544A (zh) | 2005-10-19 | 2006-10-16 | 驱动装置 |
EP06822013A EP1938000A2 (en) | 2005-10-19 | 2006-10-16 | Driving device |
PCT/JP2006/320977 WO2007046509A2 (en) | 2005-10-19 | 2006-10-16 | Driving device |
KR1020087007774A KR20080049089A (ko) | 2005-10-19 | 2006-10-16 | 구동장치 |
US11/794,813 US20090082153A1 (en) | 2005-10-19 | 2006-10-16 | Driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005304337A JP2007113640A (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007113640A true JP2007113640A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=37779897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005304337A Pending JP2007113640A (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 駆動装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090082153A1 (ja) |
EP (1) | EP1938000A2 (ja) |
JP (1) | JP2007113640A (ja) |
KR (1) | KR20080049089A (ja) |
CN (1) | CN101208544A (ja) |
WO (1) | WO2007046509A2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009159658A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Nabtesco Corp | モータユニット及び減速装置 |
CN102086934A (zh) * | 2009-12-08 | 2011-06-08 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有独立受控定子冷却流的变速器液压控制*** |
CN103522890A (zh) * | 2012-07-02 | 2014-01-22 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有单个电泵的混合动力车辆变速器 |
WO2015049564A1 (en) | 2013-10-04 | 2015-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic circuit for power transmission device of vehicle |
JP2015086883A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | トヨタ自動車株式会社 | 油圧制御装置 |
JP2016017556A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用油圧供給装置 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5206641B2 (ja) | 2008-12-25 | 2013-06-12 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 動力伝達装置およびこれを搭載する車両 |
KR101134734B1 (ko) * | 2009-10-30 | 2012-04-13 | 기아자동차주식회사 | 하이브리드 차량용 변속기 유압회로 |
JP5379654B2 (ja) * | 2009-11-13 | 2013-12-25 | 富士重工業株式会社 | モータ変速装置 |
KR101126238B1 (ko) * | 2009-11-19 | 2012-03-19 | 지엠비코리아 주식회사 | 유압제어장치를 구비한 자동변속기 |
JP5214644B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2013-06-19 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機用オイルポンプの空気抜き構造 |
US8403793B2 (en) * | 2010-02-17 | 2013-03-26 | GM Global Technology Operations LLC | Hydraulic control system for an automatic transmission having a lubrication regulation valve |
US8833335B2 (en) * | 2011-02-15 | 2014-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device of vehicle oil supply device |
US9145049B2 (en) * | 2011-12-19 | 2015-09-29 | Ford Global Technologies, Llc | Pressure controlled driveline mechanical coupling |
JP5652414B2 (ja) * | 2012-02-27 | 2015-01-14 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
US9080666B2 (en) | 2012-05-29 | 2015-07-14 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Discrete mechanism for electronic transmission range selection |
KR101394038B1 (ko) * | 2012-09-03 | 2014-05-12 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 자동변속기의 유압공급시스템 |
KR101338455B1 (ko) * | 2012-09-03 | 2013-12-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 자동변속기의 유압공급시스템 |
KR101338454B1 (ko) * | 2012-09-03 | 2013-12-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 자동변속기의 유압공급시스템 |
KR20140032033A (ko) * | 2012-09-03 | 2014-03-14 | 현대자동차주식회사 | 차량용 자동변속기의 유압공급시스템 |
DE112014000298T5 (de) * | 2013-01-18 | 2015-09-03 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hydrauliksteuervorrichtung |
JP5914414B2 (ja) * | 2013-06-03 | 2016-05-11 | 本田技研工業株式会社 | 車両のオイル吸入装置 |
JP6048347B2 (ja) * | 2013-08-29 | 2016-12-21 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
DE102016204399A1 (de) | 2016-03-17 | 2017-09-21 | Zf Friedrichshafen Ag | Hydrauliksystem für ein Getriebe eines Kraftfahrzeugs |
JP7060089B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2022-04-26 | 株式会社アイシン | 油供給装置及び車両用駆動伝達装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09119383A (ja) * | 1995-08-14 | 1997-05-06 | Luk Fahrzeug Hydraulik Gmbh & Co Kg | ポンプ |
JP2005090659A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Denso Corp | 駆動力伝達システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3924096C1 (ja) * | 1989-07-20 | 1990-09-13 | Danfoss A/S, Nordborg, Dk | |
DE19631846A1 (de) * | 1995-08-14 | 1997-02-20 | Luk Fahrzeug Hydraulik | Pumpe |
DE502005003843D1 (de) * | 2004-03-09 | 2008-06-05 | Brueninghaus Hydromatik Gmbh | Antriebssystem mit gemeinsamen arbeitsdruckanschluss |
-
2005
- 2005-10-19 JP JP2005304337A patent/JP2007113640A/ja active Pending
-
2006
- 2006-10-16 WO PCT/JP2006/320977 patent/WO2007046509A2/en active Application Filing
- 2006-10-16 US US11/794,813 patent/US20090082153A1/en not_active Abandoned
- 2006-10-16 CN CNA2006800230346A patent/CN101208544A/zh active Pending
- 2006-10-16 EP EP06822013A patent/EP1938000A2/en not_active Withdrawn
- 2006-10-16 KR KR1020087007774A patent/KR20080049089A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09119383A (ja) * | 1995-08-14 | 1997-05-06 | Luk Fahrzeug Hydraulik Gmbh & Co Kg | ポンプ |
JP2005090659A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Denso Corp | 駆動力伝達システム |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009159658A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Nabtesco Corp | モータユニット及び減速装置 |
CN102086934A (zh) * | 2009-12-08 | 2011-06-08 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有独立受控定子冷却流的变速器液压控制*** |
CN103522890A (zh) * | 2012-07-02 | 2014-01-22 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有单个电泵的混合动力车辆变速器 |
CN103522890B (zh) * | 2012-07-02 | 2016-05-11 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有单个电泵的混合动力车辆变速器 |
WO2015049564A1 (en) | 2013-10-04 | 2015-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic circuit for power transmission device of vehicle |
US9897199B2 (en) | 2013-10-04 | 2018-02-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic circuit for power transmission device of vehicle |
JP2015086883A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | トヨタ自動車株式会社 | 油圧制御装置 |
US9702381B2 (en) | 2013-10-28 | 2017-07-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydraulic control system |
JP2016017556A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用油圧供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007046509A3 (en) | 2007-07-05 |
KR20080049089A (ko) | 2008-06-03 |
US20090082153A1 (en) | 2009-03-26 |
EP1938000A2 (en) | 2008-07-02 |
WO2007046509A2 (en) | 2007-04-26 |
CN101208544A (zh) | 2008-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007113640A (ja) | 駆動装置 | |
JP5591830B2 (ja) | フライホイールモジュール | |
US8561502B2 (en) | Dual drive pump system with one way clutches | |
US20120270691A1 (en) | Multi-mode electric drive hybrid transmission | |
WO2014192363A1 (ja) | オイルポンプ装置 | |
CN109469715A (zh) | 自动变速器 | |
JP4700163B2 (ja) | 自動車用自動変速装置 | |
JP2003239852A (ja) | 油圧ポンプ駆動装置 | |
US20150300459A1 (en) | Transmission for a motor vehicle | |
JP2011231844A (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP3885636B2 (ja) | ハイブリッド車両の油圧供給装置 | |
JP5800081B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2007051720A (ja) | 車両用パワーユニットのオイルポンプ駆動装置 | |
JP2013068313A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2010048399A (ja) | オイルポンプの駆動装置 | |
JP2006316666A (ja) | オイルポンプ | |
US9951846B2 (en) | Transmission for use in a motor vehicle | |
KR101272723B1 (ko) | 자동변속기 | |
JP4617708B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP4930881B2 (ja) | 車両用オイルポンプ | |
JP2021116695A (ja) | ポンプ制御装置及びポンプ制御方法 | |
JP2019163013A (ja) | オイルポンプ装置 | |
JP2012225466A (ja) | 油圧制御装置 | |
JP5131460B2 (ja) | オイルポンプ駆動システム | |
JP2018167747A (ja) | 車両用駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070705 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111213 |