JP2007111832A - Mems素子の製造方法およびmems素子 - Google Patents

Mems素子の製造方法およびmems素子 Download PDF

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Abstract

【課題】MEMS素子の構造体のリリース工程で、構造体の周辺部に配置された配線への
損傷を与えず、集積度の向上を可能とするMEMS素子の製造方法およびMEMS素子を
提供する。
【解決手段】半導体基板10に絶縁膜11を形成する工程と、絶縁膜11の一部を除去し
絶縁膜11の上に構造体形成膜14を形成する工程と、構造体形成膜14をエッチングし
構造体18の形状を形成する工程と、構造体形成膜14の上方に層間絶縁膜20,24と
配線23とを設けた配線層を形成する工程と、構造体18の上方に位置する部分の層間絶
縁膜20,24にBイオンを注入する工程と、構造体18の上方の層間絶縁膜20,24
にBイオンを注入した領域より内側の領域を少なくとも構造体18表面までエッチングし
て開口部を形成する工程と、構造体18に接するBイオンを注入した層間絶縁膜22およ
び絶縁膜11をエッチングし構造体18をリリースする工程とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体基板に構造体を備えた、MEMS素子の製造方法およびMEMS素子に
関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を利用し、半導体基板に
MEMS素子を備えたセンサや共振器、通信用デバイスなどが注目されている。MEMS
素子は半導体製造プロセスを用い、半導体基板上に製作された微小な構造体からなる機能
素子である。この構造体は、電気的な力、または加速度などの外力で変形する片持ち梁あ
るいは両持ち梁構造の可動部(可動電極)と、固定部(固定電極)を備えている。例えば
、特許文献1に示すような櫛歯状可動電極と櫛歯状固定電極を備えたMEMS素子が知ら
れている。
特開2004−276200号公報
このようなMEMS素子において、構造体の電気信号を取り出すための配線、あるいは
回路素子を同じ半導体基板に形成する場合には、構造体の周辺部に配線層を積層すること
が行われる。
具体的には図5を用いて説明する。図5は上記のような構成を備えたMEMS素子の製
造工程の一部を示す断面図である。
MEMS素子100は、半導体基板101に下部電極102を形成し、その上に形成し
た絶縁膜103の一部を除去して構造体110が形成される。そして、構造体110の上
に層間絶縁膜104、下部電極102に接続する配線105、層間絶縁膜106、パッシ
ベーション膜107を順次積層して形成する。その後、図5(a)に示すように、構造体
110上部のパッシベーション膜107、層間絶縁膜106,104を構造体110の表
面までドライエッチング(異方性エッチング)し、開口部111を形成する。そして、最
後に図5(b)に示すように、層間絶縁膜104の一部と絶縁膜103をウェットエッチ
ング(等方性エッチング)して、構造体110をリリースしている。
しかしながら、このようなMEMS素子の製造工程において、構造体110をリリース
するための等方性エッチングで開口部111に露出する層間絶縁膜104,106も同時
にエッチングが進行し、さらには配線105にまで達して配線105に損傷を与えること
がある。この場合、配線105の配置をエッチングが進行しない位置に遠ざけることも考
えられるが、MEMS素子100の集積度を低下させることになる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は構造体のリリース
工程で、この構造体の周辺部に配置された配線への損傷を与えることがなく、集積度の向
上を可能とするMEMS素子の製造方法およびMEMS素子を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、半導体基板に配線と層間絶縁膜とを含む配線層
が積層され、前記配線層の一部が前記半導体基板上まで開口され、この開口部内の半導体
基板上に構造体が備えられたMEMS素子の製造方法であって、半導体基板に絶縁膜を形
成する工程と、前記絶縁膜の一部を除去し前記絶縁膜の上に構造体形成膜を形成する工程
と、前記構造体形成膜をエッチングし構造体の形状を形成する工程と、前記構造体形成膜
の上方に層間絶縁膜と配線とを設けた配線層を形成する工程と、前記構造体の上方に位置
する部分の前記層間絶縁膜にBイオンを注入する工程と、前記構造体の上方の前記層間絶
縁膜にBイオンを注入した領域より内側の領域を少なくとも前記構造体表面までエッチン
グして開口部を形成する工程と、前記構造体に接する前記層間絶縁膜および前記絶縁膜を
エッチングし前記構造体をリリースする工程と、を備えることを特徴とする。
このMEMS素子の製造方法によれば、配線層の一部が前記半導体基板上まで開口され
た開口部の側壁に露出している層間絶縁膜にはB(ボロン)イオンが注入されている。B
イオンを注入したSiO2などの層間絶縁膜は、SiO2などの層間絶縁膜に比べてフッ酸
系のエッチング液に対してエッチングレートが低いことが知られている。
このことから、構造体のリリース工程で、開口部の側壁に露出している層間絶縁膜はエ
ッチング液によるエッチングの進行が遅いため、配線層に設けられた配線までエッチング
が進行せず、配線に損傷を与えることがない。このため、配線を開口部近くに配置するこ
とができ、集積度の向上を可能とするMEMS素子の製造方法を提供できる。
本発明のMEMS素子の製造方法は、多数の前記層間絶縁膜に対して、複数の前記層間
絶縁膜ごとに分けてBイオンを注入することが好ましい。
このMEMS素子の製造方法によれば、構造体の上方に多数の配線層を積層してなる多
数の層間絶縁膜の部分にBイオンを注入する際、複数の層間絶縁膜ごとに分けてBイオン
を注入することで、層間絶縁膜に1層ごとBイオンを注入する必要がなく、Bイオンの層
間絶縁膜への注入が効率的にできる。
本発明のMEMS素子の製造方法は、多数の前記層間絶縁膜に対して、一括して層間絶
縁膜にBイオンを注入することが好ましい。
このMEMS素子の製造方法によれば、構造体の上方に多数の配線層を積層してなる多
数の前記層間絶縁膜の部分にBイオンを注入する際、一括して層間絶縁膜にBイオンを注
入することで、層間絶縁膜に1層ごとBイオンを注入する必要がなく、Bイオンの層間絶
縁膜への注入が効率的にできる。
本発明は、半導体基板に配線と層間絶縁膜とを含む配線層が積層され、前記配線層の一
部が前記半導体基板上まで開口され、この開口部内の半導体基板上に構造体が備えられた
MEMS素子であって、前記開口部の側壁に露出される層間絶縁膜にB元素が含まれてい
ることを特徴とする。
この構成によれば、開口部の側壁に露出される層間絶縁膜にB(ボロン)元素が含まれ
ている。MEMS素子の製造において、B元素が含まれているSiO2などの層間絶縁膜
は、SiO2などの層間絶縁膜と比べてフッ酸系のエッチング液に対してエッチングレー
トが低いことから、長時間のエッチングによる開口部の側壁がオーバーハング形状となる
のを防ぐことができる。
また、開口部の側壁がオーバーハング形状とならないことから、構造体のリリース工程
でエッチングが進行して、この構造体の周辺部に配置された配線へ損傷を与えることがな
く、集積度の向上を可能とするMEMS素子を提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態)
図1は本発明に係るMEMS素子としてのMEMS共振器の実施形態を示す概略構成図
である。図1(a)はMEMS素子の平面図、1図(b)は同図(a)のA−A断線に沿
う断面図である。
図1において、MEMS素子1は、シリコンからなる半導体基板10上に、ポリシリコ
ンからなる櫛歯状の可動電極15および櫛歯状の固定電極16a,16bで構成される構
造体18が形成されている。この構造体18はそれぞれ両持ち梁構造に設けられている。
さらに、半導体基板10にはn型の下部電極13が形成され、構造体18との電気的接続
がなされている。また、構造体18の周辺部には、半導体基板10の上に形成されたSi
2からなる熱酸化膜である絶縁膜11が形成され、その上に層間絶縁膜20、配線23
、層間絶縁膜24、パッシベーション膜27が積層されている。
層間絶縁膜20,24はSiO2膜からなり、パッシベーション膜27はSi34膜か
ら形成されている。また、配線23はAlまたはCuなどからなり、下部電極13あるい
は半導体基板10に形成される回路素子と接続されている(図示せず)。
なお、配線と層間絶縁膜を配線層として、何層にも配線層を積層する構成としても良い
このように、MEMS素子1は、半導体基板10に配線23と層間絶縁膜20,24と
を含む配線層が積層され、配線層の一部がこの配線層の最上面から半導体基板10上まで
開口され、この開口部内の半導体基板10上に構造体18が備えられた構成となっている

そしてこの開口部の側壁31には全周にわたり層間絶縁膜が露出し、この露出した部分
はBイオンが注入された(B元素を含む)層間絶縁膜22,26で構成されている。
以上の構成のMEMS素子1は、一方の固定電極16aと接地電極(図示せず)との間
に交流電圧を印加することにより、櫛歯状の固定電極16aと可動電極15との間に静電
力を発生させて可動電極15を平面的に振動させ、この振動の共振周波数を他方の固定電
極16bから取り出している。
次に、MEMS素子1の製造方法について説明する。このMEMS素子の製造において
は、半導体CMOSプロセスを用いている。
図2、図3、図4はMEMS素子1の製造工程を示す概略断面図である。
まず、図2(a)においてシリコンからなる半導体基板10上に熱酸化膜(SiO2
)である絶縁膜11を形成し、その上にフォトレジストを塗布し、フォトレジスト膜12
を形成する。そして、フォトレジスト膜12を所定の形状にパターニングする。その後、
図2(b)に示すように、パターニングされた半導体基板10の上からP(リン)イオン
を注入し半導体基板10にn型の下部電極13を形成する。次に、フォトレジスト膜12
を除去し、再度フォトレジストを塗布し、下部電極13の上方の絶縁膜11の一部を除去
するためにパターニングを行う。そして、図2(c)に示すようにエッチングにより絶縁
膜11の一部を下部電極13までエッチングし、フォトレジストを除去する。次に、その
上から図2(d)に示すように、ポリシリコンからなる構造体形成膜14を形成する。こ
のとき、絶縁膜11の一部を除去した部分にもポリシリコンが回り込んでいる。次に、図
2(e)に示すように、構造体形成膜14をパターニングして、構造体18(可動電極1
5、固定電極16a,16b)の形状を分離する。
そして、図3(a)に示すように、可動電極15、固定電極16a,16bの上にSi
2からなる層間絶縁膜20を形成する。
その後、図3(b)に示すように、層間絶縁膜としてのSiO2膜20の上にフォトレ
ジストを塗布し、可動電極15、固定電極16a,16bの上方部を取り除くようにフォ
トレジスト膜21をパターニングする。続いて、その上からB(ボロン)イオンを注入す
る。
そして、図3(c)に示すように、フォトレジスト膜21を除去して、層間絶縁膜はB
イオンを注入したSiO2膜22とSiO2膜20に分離される。
次に、図3(d)に示すように、SiO2膜20の上に配線23をパターニングして形
成し、その上から層間絶縁膜としてのSiO2膜24を形成する。
そして、図3(e)に示すように、層間絶縁膜としてのSiO2膜24の上にフォトレ
ジストを塗布し、可動電極15、固定電極16a,16bの上方部を取り除くようにフォ
トレジスト膜25をパターニングする。ここで、このフォトレジスト膜25のパターニン
グ位置は図3(b)で説明したフォトレジスト膜21のパターニング位置とほぼ同一の位
置である。続いて、その上からBイオンを注入する。
次に、図4(a)に示すように、フォトレジスト膜25を除去して、層間絶縁膜はBイ
オンを注入したSiO2膜26とSiO2膜24に分離される。
続いて、図4(b)に示すように、Bイオンを注入したSiO2膜26とSiO2膜22
の上にSi34膜からなるパッシベーション膜27を形成する。
次に、図4(c)に示すように、フォトレジストをパッシベーション膜27の上に塗布
し、可動電極15、固定電極16a,16bの上方部を取り除くようにフォトレジスト膜
28をパターニングする。このときのパターニング位置は、図3(b)、(e)において
、層間絶縁膜にBイオンを注入した際のフォトレジスト膜21,25のパターニング位置
より内側に1μm以上入った位置でパターニングを行う。そして、フォトレジスト膜28
をマスクとして、パッシベーション膜27,Bイオンを注入したSiO2膜26,22を
少なくとも可動電極15、固定電極16a,16bの表面が露出するまでドライエッチン
グ(異方性エッチング)する。
このようにすることで、ドライエッチッグにより形成された開口部の側壁30には、B
イオンを注入したSiO2膜26,22が開口部の全周に露出した状態となる。
なお、Si34膜からなるパッシベーション膜27のドライエッチングではCF4など
のエッチングガスが用いられ、Bイオンを注入したSiO2膜26,22のドライエッチ
ングにはフッ素系あるいは塩素系のエッチングガスが用いられている。
次に、図4(d)に示すように、可動電極15、固定電極16a,16bの表面より下
のBイオンを注入したSiO2膜22およびSiO2膜からなる絶縁膜11をフッ酸系のエ
ッチング液を用いてウェットエッチング(等方性エッチング)し、可動電極15、固定電
極16a,16bから構成される構造体18の一部をリリースする。このとき、開口部の
側壁31に露出したBイオンを注入したSiO2膜26,22もエッチングされるが、絶
縁膜11のSiO2膜に比べてエッチングレートが遅いため、構造体18の一部をリリー
スした後でも露出したBイオンを注入したSiO2膜26,22が側壁31に残っている
。そして、最後にフォトレジスト膜28を除去してMEMS素子1が完成する。
以上のMEMS素子1の製造方法によれば、開口部の側壁31には層間絶縁膜としての
Bイオンを注入したSiO2膜26,22が露出している。Bイオンを注入したSiO2
は、SiO2膜に比べてフッ酸系のエッチング液に対してエッチングレートが低いことか
ら、構造体18のリリース工程において、層間絶縁膜のエッチングが配線にまで進行して
配線に損傷を与えることがなく、集積度の向上を可能とするMEMS素子の製造方法を提
供できる。
また、この製造方法で製造されたMEMS素子1は、従来のように構造体18のリリー
ス工程における長時間のエッチングで開口部の側壁31がオーバーハング形状となるのを
防ぐことができる。
また、上記実施形態において、層間絶縁膜としてのSiO2膜20,24を形成するご
とに構造体18の上方に位置する部分にBイオンを注入したが、図3(b)で説明したB
イオンを注入する工程を経ずに、図3(e)で説明した工程で一括してSiO2膜20,
24にBイオンを注入することも可能である。
さらに、構造体の周辺に配線と層間絶縁膜を配線層として、多層に配線層を積層する構
成の場合、多数の層間絶縁膜としてのSiO2膜にBイオンを注入する必要があるが、複
数の層間絶縁膜ごとに分けてBイオンを注入することも可能である。
このような、複数のSiO2膜にBイオンを注入する際には、イオン化したB(ボロン
)の加速度を高くすることでSiO2膜の深くまで注入することができ、また、段階的に
加速度を制御することで、SiO2膜の深い部分から浅い部分にまでBイオンを注入する
ことができる。
以上のように複数の層間絶縁膜にBイオンを注入することで、層間絶縁膜に1層ごとB
イオンを注入する必要がなく、Bイオンの層間絶縁膜への注入が効率的にできる。
なお、本実施形態における層間絶縁膜へのBイオンの注入量は共に1×1019個/cm
2程度であることが好ましい。
また、上記実施形態では半導体基板の材料としてシリコンにて説明したが、他にGe、
SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaN、ZnSeな
どを用いることができる。
また、本実施形態で可動部をポリシリコンで形成したが、CMOSトランジスタにおけ
るシリサイド化された他のゲート電極材料を用いて実施することもできる。
さらに、MEMS素子として、MEMS共振器をはじめとしてMEMS技術を利用した
アクチュエータ、ジャイロセンサ、加速度センサなどに利用が可能である。
本発明の実施形態によるMEMS素子の概略構成図であり、(a)はMEMS素子の平面図、(b)は同図(a)のA−A断線に沿う断面図。 本実施形態のMEMS素子の製造工程を示す概略断面図。 本実施形態のMEMS素子の製造工程を示す概略断面図。 本実施形態のMEMS素子の製造工程を示す概略断面図。 (a)、(b)は発明が解決しようとする課題を説明するMEMS素子の製造工程の概略断面図。
符号の説明
1…MEMS素子、10…半導体基板、11…絶縁膜、13…下部電極、14…構造体
形成膜、15…構造体を形成する可動電極、16a,16b…構造体を構成する固定電極
、18…構造体、20…層間絶縁膜としてのSiO2膜、22…Bイオンを注入したSi
2膜、23…配線、24…層間絶縁膜としてのSiO2膜、26…Bイオンを注入したS
iO2膜、27…パッシベーション膜、31…開口部の側壁。

Claims (4)

  1. 半導体基板に配線と層間絶縁膜とを含む配線層が積層され、前記配線層の一部が前記半
    導体基板上まで開口され、この開口部内の半導体基板上に構造体が備えられたMEMS素
    子の製造方法であって、
    半導体基板に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の一部を除去し前記絶縁膜の上に構造体形成膜を形成する工程と、
    前記構造体形成膜をエッチングし構造体の形状を形成する工程と、
    前記構造体形成膜の上方に層間絶縁膜と配線とを設けた配線層を形成する工程と、
    前記構造体の上方に位置する部分の前記層間絶縁膜にBイオンを注入する工程と、
    前記構造体の上方の前記層間絶縁膜にBイオンを注入した領域より内側の領域を少なく
    とも前記構造体表面までエッチングして開口部を形成する工程と、
    前記構造体に接する前記層間絶縁膜および前記絶縁膜をエッチングし前記構造体をリリ
    ースする工程と、を備えることを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載のMEMS素子の製造方法において、
    多数の前記層間絶縁膜に対して、複数の前記層間絶縁膜ごとに分けてBイオンを注入す
    ることを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  3. 請求項1に記載のMEMS素子の製造方法において、
    多数の前記層間絶縁膜に対して、一括して層間絶縁膜にBイオンを注入することを特徴
    とするMEMS素子の製造方法。
  4. 半導体基板に配線と層間絶縁膜とを含む配線層が積層され、前記配線層の一部が前記半
    導体基板上まで開口され、この開口部内の半導体基板上に構造体が備えられたMEMS素
    子であって、
    前記開口部の側壁に露出される層間絶縁膜にB元素が含まれていることを特徴とするM
    EMS素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8872287B2 (en) 2008-03-27 2014-10-28 United Microelectronics Corp. Integrated structure for MEMS device and semiconductor device and method of fabricating the same
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