JP2007108299A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】画像に関連のある香りを発生させることができる香り発生部を備えた画像表示装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ２からの画像データと、その画像データに関連づけられた、複数の香り成分の配分率を表わす香りデータとを画像表示装置１が備える外部通信装置により受信する。その外部通信装置で受信した画像データに基づく画像を表示画面１０上に表示するとともに、外部通信装置で画像データに関連づけられた香りデータを受信した場合には、その画像データに基づく画像を表示するタイミングにあわせて香りデータに基づく香りを発生させて孔１２から空中に浮漂させる。
【選択図】図１

Description

本発明は、画像データを受信し受信した画像データに基づく画像を表示画面上に表示する画像表示装置に関する。

画像表示装置の中には特定の香料を空中に放出することにより再生時に表示画面上の画像とともに香りを楽しむことができるようにしようとしているものがある（例えば特許文献１参照）。また、プリンタの中には画像のプリントを記録紙に行なう際に香りを記録紙に付着させるものが考えられている（例えば特許文献２参照）。しかしながら、特許文献１、特許文献２どちらのものも特定の香りを発生させることしかできない。
特開２００４−４０６１０号公報 特開２００２−９６５３０号公報

本発明は、上記事情に鑑み、画像に関連のある香りを発生させることができる香り発生部を備えた画像表示装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成する本発明の画像表示装置は、画像データを受信し受信した画像データに基づく画像を表示画面上に表示する画像表示装置において、
画像データと、その画像データに関連づけられた、複数の香り成分の配分率を表わす香りデータとを受信するデータ受信部と、
複数種類の香り成分それぞれの香料を収容した複数のカートリッジが装填される香料保管部と、
上記データ受信部で受信した画像データに基づく画像を表示画面上に表示する画像表示部と、
上記データ受信部で、上記画像データに関連づけられた香りデータを受信した場合に、その香りデータに基づく香りを発生させる香り発生部とを備えたことを特徴とする。

上記本発明の画像表示装置によれば、上記画像表示部によって表示画面上に画像が表示されているときに上記香り発生部にその画像に関連づけられた上記香り成分の配分率を示す香りデータに応じた香りを発生させることができる。

以上説明したように、画像に関連のある香りを発生させることができる香り発生部を備えた画像表示装置が実現する。

例えば上記香り発生部が上記香料保管部に装填された複数のカートリッジ内の複数の香料から上記香りデータにより指示された香りを合成する香り合成部を備え、その香り合成部で合成された香りを空中に浮漂させるものであると、各カートリッジからの香料を上記香りデータが示す香料配分率になるように上記香り合成部で合成してから香料が発する香りを空中に浮標させることができる。

また、上記香り発生部が、上記香料保管部に装填された複数のカートリッジ内の複数の香料を空中に噴霧する複数のノズルを備え、その複数のノズルを用いて上記香りデータにより指定された香料配分率となるように香料を空中に噴霧するものであっても良く、その場合には、ノズルから噴霧された各香料の成分が空中で合成される。

さらに、記録紙に香りを付与するか否かを切り替える選択スイッチを備え、
上記香り付与部は、上記選択スイッチが香りを付与する側に切り替えられた状態にある場合に限り記録紙に香りを付与するものであることが好ましい。

上記選択スイッチを設けておくと、ユーザが画像とともに香りを楽しみたいと思った場合に限り、画像とともに香りデータに基づく香りを楽しむことができるようになる。

以上、説明したように、画像に関連のある香りを発生させることができる香り発生部を備えた画像表示装置が実現する。

以下、本発明の一実施形態である画像表示装置の一例を説明する。

図１は、画像表示装置の外観を示す斜視図である。

図１に示す画像表示装置１は、例えばデジタルカメラ（以降デジタルカメラという）２から画像データを受信し受信した画像データに基づく画像を表示画面１０上に表示するものであって、さらにその画像データに関連付けられた香りデータが画像データに付加されていた場合には、内部にある香り発生部にその香りデータに基づく香りを発生させるものである。

図１に示すデジタルカメラ２は、画像を撮影するときにその画像を表わす画像データに関連付けて香りを表わす香りデータを可搬型の記録媒体に記録することができるようなものであるとして以降話を進める。

なお、図１には画像表示装置１に香り発生モード選択スイッチ１１を設けてその香り発生モード選択スイッチ１１が操作によりｏｎ側に切り替えられたときにだけ内部にある香り発生部から香りを発生させるようにした画像表示装置が示されている。この選択スイッチ１１がｏｎ側に切り替えられているときに例えばデジタルカメラ２側から画像表示装置１に上記画像データとともに香りデータが送信されてきたら、画像データに基づく画像を表示画面上に表示するとともに、内部の香り発生部に発生させた香りを多数の孔１２から空中に浮漂させる。図１には料理を表わす画像を表示画面上に表示したときにその料理が発する香りを内部の香り発生部に発生させた場合の例が示されている。図１に示すように料理の出来上がり時の香りを発生させるようなことができるようになると、料理メニューなどを電子化データにして各家庭に配信するようなことができる。

図2は図１に示す画像表示装置１の内部構成を示す図である。

図１に示すように、この画像表示装置１の動作はＣＰＵ１００により統括的に制御される。このＣＰＵ１００に上記香り発生モード選択スイッチ１１からのｏｎ信号が供給されたらそのｏｎ信号に応じて香りを付与する処理を行なう準備がＣＰＵ１００によって整えられる。

このようにして準備が整えられた後、デジタルカメラ２から画像データとその画像データに関連づけられた、複数の香り成分の配分率を表わす香りデータとが送信されてきたら、ＣＰＵ１００は外部通信装置１０１を制御して外部通信装置１０１に画像データと香りデータとの双方を受信させる。さらにＣＰＵ１００は、香りデータ・画像データ読込部１０２を制御してその香りデータ・画像データ読込部１０２に外部通信装置１０１内の画像データと香りデータとの双方を読み込ませる。この香りデータ・画像データ読込部１０２で画像データと香りデータの分離が行なわれた後、このデータ読込部１０２によって分離されたデータのうちの画像データの方は、ＣＰＵ１００の制御の基、バス１００Ｂを介して画像信号処理部１０３へ、香りデータの方は香り信号処理部１０４へとそれぞれ供給される。

画像データの方は画像信号処理部１０３で例えばデジタルカメラ２側から送信されてきた画像データに相当するＲＧＢ信号がＹＣ信号に変換されて画像表示部１０８に供給される。また、香り信号処理部１０４側においては、デジタルカメラ２側から送信されてきた香りデータに基づいて第1のカートリッジ１０６１内の第１の香り成分の香料の放出量と第２のカートリッジ１０６２内の第２の香り成分の香料の放出量と第３のカートリッジ１０６３内の第３の香り成分の香料の放出量がそれぞれ算出される。これら３種類のカートリッジが本発明にいうところの香料保管部に装填されている。

上記画像データが画像表示部に供給されたら、その画像データに基づく画像が、画像表示部が備える表示画面１０上に表示され、また各成分の放出量を表わすデータが香り処理部で算出されたら、ＣＰＵ１００からの指示の基、第１のカートリッジ１０５１、第２のカートリッジ１０５２、第３のカートリッジ１０５３それぞれから各香りの成分を示す香料がそれぞれ放出され始める。各カートリッジからの放出量が上記各成分の放出量それぞれに達したときに各カートリッジからの香料の放出がそれぞれ停止され香り合成部１０６で各香料の成分が合成される。そうしたらＣＰＵ１００は香り合成部１０６の放出口を開放させこの合成された香料から発せられる香りを空中に浮漂させる。なお、本実施形態においては、画像表示のタイミングと香りの発生のタイミングとをあわせるために画像表示・香り発生同期部１０７を設けて、香りの合成処理の進行に応じて画像表示部１０８に画像の表示を行なわせることができるようにしてある。また、３種類の香料を設けた例を示したが、2種類であっても４種類以上であっても良い。

上記香り信号処理部１０４と上記第１のカートリッジ１０５１と上記第２のカートリッジ１０５２と上記第３のカートリッジ１０５３と上記香り合成部１０６とＣＰＵ１００が本発明にいう香り発生部に該当する。

以上説明したように、画像に関連のある香りを発生させる香り発生部を備えた画像表示装置が実現する。

ここで、ＣＰＵ１００が行なう画像の表示処理と香り発生の処理との双方を図３を参照して説明する。

図３は、ＣＰＵ１００が行なう処理の手順を示すフローチャートである。

ステップＳ３０１で香り発生モード選択スイッチ１０がｏｎになっているかどうかを判定する。このステップＳ３０１で選択スイッチがｏｆｆになっていると判定したらＯＦＦ側に進む。次のステップＳ３０２でデジタルカメラ２から送信されてきた画像データを香りデータ・画像データ読込部１０２に読み込ませる。次のステップＳ３０３で画像信号処理部１０３に画像データを供給して画像信号処理を行なわせて画像信号処理された画像データを画像表示部１０８に供給し、画像表示部１０８に画像の表示を行なわせてこのフローの処理を終了する。

ステップＳ３０１で香り発生モード選択スイッチ１１がｏｎ側に切り替えられていると判定したらＯＮ側に進んで次のステップＳ３１０で外部通信装置１０１内のデータを香りデータ・画像データ読み込み部１０２に読み込ませる。画像データの方は、画像信号処理部１０３に供給して、前述のステップＳ３０３の処理と同様の処理をステップＳ３１１で行なう。また香りデータの方は、香り信号処理部１０４に供給して香りデータが示す香り成分の配分率から各香り成分の放出量の算出を行なわせる。この各香り成分の放出量に基づいてステップＳ３１４〜ステップＳ３１６の各ステップで第１のカートリッジ１０６１、第２のカートリッジ１０６２、第３のカートリッジ１０６３それぞれからの香料の放出を上記各成分の放出量になったところで停止させてステップＳ３１６で香りを例えば容器内で合成する。次のステップＳ３１７で容器に設けた香り放出口を開放して容器内の香りを放出させ図１に示す多数の孔から空中にその香りを浮漂させてこのフローの処理を終了する。

なお、本実施形態では香り発生モード選択スイッチ１１を設けた例を示したが、このようなスイッチ１１を設けずとも外部通信装置で受信したデータの中に香りを表わすデータがあるかないかをＣＰＵ自らが判定するようにして、香りデータが無ければ通常の画像印刷モードであると判定し、香りを表わすデータが在れば香り発生モードであると判定するようにしても良い。

また、上記実施形態では、容器内に各カートリッジから異なる香りを有する香料をそれぞれ放出させて容器内で香りを合成するようにした例を示したが、香りをしみ込ませ易いものに針で香料を注入するような構成にしても良い。

さらに上記香り発生部が、上記香料保管部に装填された複数のカートリッジ内の複数の香料を空中に噴霧する複数のノズルを備えたものであってその複数のノズルを用いて上記香りデータにより指定された香料配分率となるように香料を空中に噴霧するものであっても良い。

画像表示装置の外観を示す斜視図である。 図１に示す画像表示装置１の内部構成を示す図である。 ＣＰＵ１００が行なう処理の手順を示すフローチャートである。

符号の説明

１ 画像表示装置
１０ 表示画面
１１ 香り発生モード選択スイッチ
１２ 多数の孔
１００ ＣＰＵ
１００Ａ 記憶部
１００Ｂ バス
１０１ 外部通信装置
１０２ 香りデータ・画像データ読込部
１０３ 画像信号処理部
１０４ 香り信号処理部
１０５１ 第1のカートリッジ
１０５２ 第２のカートリッジ
１０５３ 第３のカートリッジ
１０６ 香り合成部
１０７ 画像表示・香り発生同期部
１０８ 画像表示部
２ デジタルカメラ

Claims (4)

1. 画像データを受信し受信した画像データに基づく画像を表示画面上に表示する画像表示装置において、
   画像データと、該画像データに関連づけられた、複数の香り成分の配分率を表わす香りデータとを受信するデータ受信部と、
   複数種類の香り成分それぞれの香料を収容した複数のカートリッジが装填される香料保管部と、
   前記データ受信部で受信した画像データに基づく画像を表示画面上に表示する画像表示部と、
   前記データ受信部で、前記画像データに関連づけられた香りデータを受信した場合に、該香りデータに基づく香りを発生させる香り発生部とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
2. 前記香り発生部は、前記香料保管部に装填された複数のカートリッジ内の複数の香料から前記香りデータにより指示された香りを合成する香り合成部を備え、該香り合成部で合成された香りを空中に浮漂させるものであることを特徴とする請求項１記載の画像表示装置。
3. 前記香り発生部は、前記香料保管部に装填された複数のカートリッジ内の複数の香料を空中に噴霧する複数のノズルを備え、該複数のノズルを用いて前記香りデータにより指定された香料配分率とするように香料を空中に噴霧するものであることを特徴とする請求項１記載の画像表示装置。
4. 記録紙に香りを付与するか否かを切り替える選択スイッチを備え、
   前記香り付与部は、前記選択スイッチが香りを付与する側に切り替えられた状態にある場合に限り記録紙に香りを付与するものであることを特徴とする請求項１記載の画像表示装置。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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