JP2007101746A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の漏れが適切に抑制される画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、シール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、を備えた画像形成装置であって、前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節することを特徴とする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して現像剤を移動させる現像剤移動体と、媒体に転写されずに現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部と、を備えている。
上記の回収部には、掻き取りブレードが設けられており、当該掻き取りブレードは、現像剤移動体上に残された現像剤を回収するために、現像剤移動体に当接して、現像剤移動体上の現像剤(現像剤移動体の回転に伴って移動する現像剤)、を掻き取る。また、回収部には、シール部材が設けられており、当該シール部材は、現像剤移動体に接触部にて接触して、掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤の、回収部外への漏出、を防止する。また、当該掻き取りブレード及びシール部材は、現像剤移動体に対して接離可能となるように構成されている。すなわち、掻き取りブレードは、当接位置と非当接位置との間を移動し、シール部材は、接触位置と非接触位置との間を移動することができるようになっている。
また、上記の画像形成装置の中には、回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口を備えたものがある。掻き取りブレードやシール部材が移動(接離)する際には、回収部の容積(例えば、回収部のハウジング、掻き取りブレード、シール部材、掻き取りブレードを支持する部材、及び、シール部材を支持する部材によって囲まれる部分の容積)が変化する。そして、かかる容積の変化により、回収部内に気流が発生し、かかる気流が、回収部内の現像剤を移動させることにより、離間した掻き取りブレードと現像剤移動体との間から現像剤が漏れてしまう問題が生じる。前記通気口は、当該問題を解決するためのものであり、回収部内の空気を前記回収部外へ移動させて回収部内の気圧を下げることにより、離間した掻き取りブレードと現像剤移動体との間から現像剤が漏れることを適切に防止する。
特開2004−157285号公報
ところで、上記の画像形成装置の中には、前記通気口を通過する空気の量を調節するための弁を備えたものがある。そして、離間した掻き取りブレードと現像剤移動体との間からの現像剤の漏れ量がなるべく少なくなるように、前記空気の量の弁による調節が行われることが望ましい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の漏れが適切に抑制される画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
主たる本発明は、(a)現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b1)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、 (b2)前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、(c)を備えた画像形成装置であって、(d)前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b1)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、(b2)前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、(c)を備えた画像形成装置であって、(d)前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節することを特徴とする画像形成装置。
かかる画像形成装置によれば、現像剤の漏れが適切に抑制される。
また、前記弁は、前記変化率が増加しているときには前記量が減少せず前記変化率が減少しているときには前記量が増加しないように、該量を調節することとしてもよい。
かかる場合には、現像剤の漏れがより適切に抑制される。
また、前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動可能なシール支持部材を有しており、前記弁は、前記シール支持部材に設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤の漏れが適切に抑制される画像形成装置、を簡易に構成することができる。
また、前記シール部材は、前記掻き取りブレードの移動に連動して移動することとしてもよい。
かかる場合には、現像剤の漏れが適切に抑制される画像形成装置、を簡易に構成することができる。
また、前記弁は、前記回収部の内部に設けられた第一弁及び前記回収部の外部に設けられた第二弁であることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤の漏れが適切に抑制される画像形成装置、を簡易に構成することができる。
また、前記通気口を通過して前記回収部外へ移動する現像剤を受けるための現像剤受け部が設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、通気口を現像剤が通過した場合であっても、現像剤を受けることにより現像剤が飛び散ることを防止することができる。
また、(a)現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b1)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、(b2)前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、(c)を備えた画像形成装置であって、(d)前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節し、(e)前記弁は、前記変化率が増加しているときには前記量が減少せず前記変化率が減少しているときには前記量が増加しないように、該量を調節し、(f)前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動可能なシール支持部材を有しており、前記弁は、前記シール支持部材に設けられており、(g)前記シール部材は、前記掻き取りブレードの移動に連動して移動し、(h)前記弁は、前記回収部の内部に設けられた第一弁及び前記回収部の外部に設けられた第二弁であり、(i)前記通気口を通過して前記回収部外へ移動する現像剤を受けるための現像剤受け部が設けられていることを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の総ての効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、を備えた画像形成装置であって、前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節する画像形成装置、を有することを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
かかる画像形成システムによれば、現像剤の漏れが適切に抑制される。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、現像剤移動体の一例としての中間転写体70、感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、回収部の一例としての中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100(図2)を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており(なお、図1においては、イエロー現像装置54のみが保持部55dに保持されている様子が示されているが、ブラック現像装置51は保持部55cに、マゼンタ現像装置52は保持部55aに、シアン現像装置53は保持部55bに、それぞれ保持され得る)、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、画像形成装置本体、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70は、感光体20上のトナー像を媒体の一例としての記録材(紙、フィルム、布等)に転写する際の中間媒体であり、トナー(トナー像)を記録材に転写するために、トナー(トナー像)を担持した状態で所定の回転方向(図1中、矢印で示す)へ回転してトナー(トナー像)を移動させる。この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトである。中間転写体70は、駆動ローラ71、従動ローラ72等に巻き掛けられて張架されており、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
また、中間転写体70及び後述する中間転写体クリーニングユニット85の近傍には、中間転写体70上のトナー像(トナー)の濃度を検出するための濃度検出部材としてのパッチセンサ73が設けられている。プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、かかる際に、当該パッチセンサ73が用いられる。すなわち、前記制御動作が実行される際には、トナー像としてのパッチ像(テストパターン)が現像され、当該パッチ像が中間転写体70に転写される。そして、中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が、パッチセンサ73により検出され、検出されたパッチ像の濃度に基づいて、画像の濃度が調整される。
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを感光体クリーニングブレード76により掻き落として回収するための装置である。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に転写するための装置である。
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するための装置である。中間転写体クリーニングユニット85については、後に詳述する。
定着ユニット90は、記録材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に担持された潜像をトナーにてトナー像として可視化する。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、中間転写体70には、一次転写ユニット60を介して、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加され、中間転写体70は当該逆の特性に帯電される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。なお、記録材は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに、二次転写電圧が当該二次転写ユニット80に印加される。また、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーは、中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
記録材に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録材に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75によって、その表面に付着しているトナーが回収され、次の潜像を形成するための帯電に備える。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===中間転写体クリーニングユニット85の構成例===
次に、図3乃至図8を用いて、中間転写体クリーニングユニット85の構成例について説明する。図3及び図4は、中間転写体クリーニングユニット85の断面を示した模式図であり、図3は、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に位置し、かつ、上シール220が接触位置に位置する様子を、図4は、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に位置し、かつ、上シール220が非接触位置に位置する様子を、それぞれ示した図である。図5は、図3に示した中間転写体クリーニングユニット85をX方向から見たときの図である。図6は、図5に示した中間転写体クリーニングユニット85から第二弁228及びシート材238が除去された様子を示した図である。図7は、図3に対応した図であり、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に位置し、かつ、上シール220が接触位置に位置するときの、接離機構300等の様子を示した模式図である。図8は、図4に対応した図であり、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に位置し、かつ、上シール220が非接触位置に位置するときの、接離機構300等の様子を示した模式図である。
中間転写体クリーニングユニット85は、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するためのものであり、ハウジング202、トナー収容部205、掻き取りブレードの一例としての中間転写体クリーニングブレード210、シール部材の一例としての上シール220、通気口224、弁225、第一トナー受け部235、現像剤受け部の一例としての第二トナー受け部239、接離機構300等を有している。
ハウジング202は、上シール220及び中間転写体クリーニングブレード210と協働して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。このハウジング202の内部には、トナー収容部205及び第一トナー受け部235が形成されており、また、中間転写体クリーニングブレード210等が設けられている。
中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に当接部210aにて当接して中間転写体70上のトナー(すなわち、中間転写体70の回転に伴って移動するトナー)を掻き取る機能を有している。この中間転写体クリーニングブレード210は、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられている。中間転写体クリーニングブレード210は、厚さ約2mmのゴム製ブレードであり、その先端が中間転写体70の回転方向の上流側に向くように配置されている。なお、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70の従動ローラ72への巻き掛け部70a(図3において、記号A、Bで示される位置を境界としたときの右上側部分)、の当該従動ローラ72の中心軸72aより鉛直方向下側に位置する部分、に当接する。
また、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に対して離当接可能(接離可能)となるように構成されている。すなわち、中間転写体クリーニングブレード210は、これを支持するブレード支持板金212を介して、回動軸302に固定されており、当該回動軸302が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置(図3)と非当接位置(図4)との間を往復移動する。なお、中間転写体クリーニングブレード210の接離機構300の構成等については、後に詳述する。
また、ブレード支持板金212とハウジング202との間には、当該ブレード支持板金212とハウジング202との間から後述する第一トナー受け部235へ向かってトナーが漏出することを防止するための下シール213が設けられている。この下シール213は、スポンジからなり、その長手方向が中間転写体クリーニングブレード210の長手方向に沿うように設けられている。
トナー収容部205は、中間転写体クリーニングブレード210によって掻き取られたトナーを収容するためのものである。このトナー収容部205は、中間転写体クリーニングユニット85の下部に形成されており、中心軸まわりに回転可能なスクリュー部207を備えている。当該スクリュー部207は、回転することにより、トナー収容部205内に収容されたトナーを、不図示の廃トナーボックス(図3の紙面と直交する方向において、スクリュー部207よりも手前側に設けられている)に送りこむ。すなわち、トナー収容部205、廃トナーボックスは、それぞれ、トナーの一次収容部、二次収容部としての役割を果たすこととなる。
第一トナー受け部235は、トナー収容部205に収容されることなく中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側に移動したトナー、を受ける機能を有する。この第一トナー受け部235は、中間転写体クリーニングユニット85の下部、かつ、中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側(前記感光体20側)、に形成されている。
上シール220は、中間転写体70に接触部220aにて接触して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。この上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210よりも鉛直方向上側に位置し、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられている。上シール220は、厚さ約120μmのシート状の部材であり、その先端が中間転写体70の回転方向の下流側に向くように配置されている。上シール220の材質は、中間転写体70の材質と同材質である。すなわち、上シール220は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したものである。なお、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210と同様、中間転写体70の従動ローラ72への巻き掛け部70a、の当該従動ローラ72の中心軸72aより鉛直方向下側に位置する部分、に接触する。また、接触部220aは、中間転写体クリーニングブレード210の当接部210aよりも、鉛直方向上側、かつ、中間転写体70の回転方向上流側に位置する。
また、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210と同様、中間転写体70に対して接離可能となるように構成されている。すなわち、上シール220は、これを支持し当該上シール220と共に移動可能なシール支持部材222を介して、回動部320に固定されており、当該回動部320が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、上シール220が接触位置(図3)と非接触位置(図4)との間を往復移動する。また、本実施の形態においては、上シール220が、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するようになっており(後に詳述する)、中間転写体クリーニングブレード210の前記当接位置から前記非当接位置への移動に連動して、上シール220が前記接触位置から前記非接触位置へ移動し、中間転写体クリーニングブレード210の前記非当接位置から前記当接位置への移動に連動して、上シール220が前記非接触位置から前記接触位置へ移動する。なお、上シール220の接離機構300の構成等については、後に詳述する。
通気口224は、中間転写体クリーニングユニット85内の気圧を下げるために、中間転写体クリーニングユニット85内の空気を中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させるためのものである。この通気口224は、中間転写体クリーニングユニット85の上部に設けられており、中間転写体クリーニングユニット85の内部から外部へ連通している。通気口224は、図6に示すように、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられている。また、通気口224は、ハウジング202とシール支持部材222とにより形成されている。
弁225は、通気口224を通過する空気の量を調節するためのものである。本実施の形態においては、当該弁225として、中間転写体クリーニングユニット85の内部に設けられた第一弁226と中間転写体クリーニングユニット85の外部に設けられた第二弁228が備えられている。
第一弁226及び第二弁228は、双方とも、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられている(第二弁228の長手方向が前記幅方向に沿う様子が、図5に示されている)。また、第一弁226及び第二弁228は、双方とも、前記シール支持部材222に取り付けられている。したがって、第一弁226及び第二弁228は、上シール220の移動に連動して移動して(上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するから、第一弁226及び第二弁228は、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するとも言える)、通気口224を通過する空気の量を調節することとなる。なお、本実施の形態においては、図3に示すように、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に位置し、上シール220が接触位置に位置する際には、第二弁228が通気口224の出口を塞いでおり、図4に示すように、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に位置し、上シール220が非接触位置に位置する際には、第一弁226が通気口224の入口を塞いでいる。
第二トナー受け部239は、通気口224を通過して中間転写体クリーニングユニット85外へ移動するトナー、を受けるためのものである。図6に示すように、ハウジング202の外面には、補強用のリブ237が複数備えられており、図3及び図4に示すように、当該リブ237に沿ってPET(ポリエチレンテレフタレート)製のシート材238が設けられている。そして、第二トナー受け部239は、ハウジング202の外面と当該シート材238とによって、構成されている。
接離機構300は、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220を接離させるための機構である。この接離機構300は、中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)において中間転写体70の外側に設けられており、図7及び図8に示すように、前述した回動軸302、レバー306、カム310、引っ張りバネ314、前述した回動部320、ねじりバネ等を有している。
回動軸302は、第一回動位置(図7に示された位置)と第二回動位置(図8に示された位置)との間を往復回動可能な軸であり、前述したとおり、中間転写体クリーニングブレード210が、ブレード支持板金212を介して、当該回動軸302に固定されている。
また、この回動軸302には、レバー306がその一端部で固定されている。したがって、レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210が、一体的に回動するように構成されている。また、レバー306は、回動することにより、回動部320に対し接触、押圧して回動部320を回動させる。
カム310は、レバー306に接触して、レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210を回動させるためのものであり、不図示の駆動源により回転駆動される。
引っ張りバネ314は、レバー306を図7及び図8中反時計方向に付勢する付勢部材である。この引っ張りバネ314の一端314aは、レバー306の他端部に連結され、また、他端(不図示)は、中間転写体クリーニングユニット85に設けられている不図示のバネ掛け部に連結されている。
回動部320は、軸320aを中心として、第一回動位置(図7に示された位置)と第二回動位置(図8に示された位置)との間を往復回動可能であり、前述したとおり、上シール220が、シール支持部材222を介して、当該回動部320に固定されている。したがって、回動部320及び上シール220が、一体的に回動するように構成されている。
ねじりバネ(不図示)は、回動部320を図7及び図8中時計方向に付勢する付勢部材である。このねじりバネは、軸320aに装着されており、その一端は、回動部320に連結され、また、他端は、中間転写体クリーニングユニット85に設けられている不図示のバネ掛け部に連結されている。
なお、接離機構300の動作及び当該動作による中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離動作については、次項で詳述する。
===中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離動作について===
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離動作について説明する。なお、本項では、当該接離動作を説明する前に、先ず、プリンタ10による前述した画像形成動作が実行される際の、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離タイミング、について説明し、引き続いて、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の具体的な接離動作について説明する。
<<<画像形成動作が実行される際の中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離タイミングについて>>>
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離タイミングについて、説明する。
前述したとおり、一次転写ユニット60が感光体20上に形成された各色のトナー像を中間転写体70に順次転写することにより、4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写され、フルカラートナー像が中間転写体70上に形成される。中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。
そして、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーが、中間転写体70の回転に伴って、中間転写体クリーニングユニット85に到達する直前に、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70へ当接し、かつ、上シール220が中間転写体70へ接触する。中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70上に残されたトナーを掻き取り終えると、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70から離間して、一次転写ユニット60による感光体20上の各色のトナー像の次の転写、に備える。
<<<中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離動作について>>>
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離動作について、図7及び図8を用いて説明する。なお、以下の説明においては、弁225(第一弁226及び第二弁228)の動作についても言及する。
先ず、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接し、かつ、上シール220が中間転写体70に接触している状態(図7)において、駆動源がカム310を回転させると、カム310は、レバー306に接触して当該レバー306を押圧する。カム310により押圧されたレバー306は、引っ張りバネ314の付勢力に抗して図7中時計方向に回動し始める。
また、レバー306及び中間転写体クリーニングブレード210は、回動軸302に固定されているため、レバー306の回動に伴って、回動軸302及び中間転写体クリーニングブレード210も図7中時計方向に回動する。このことにより、前記当接位置に位置する中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70から離間し、前記非当接位置へ移動し始める。
レバー306が、図7中時計方向への回動を継続する(かかる際には、中間転写体クリーニングブレード210も、前記非当接位置への移動を継続している)と、やがて、レバー306は回動部320に接触し、回動部320を押圧する。レバー306により押圧された回動部320は、ねじりバネの付勢力に抗して図7中反時計方向に回動し始める。
また、上シール220は、回動部320に固定されているため、回動部320の回動に伴って、上シール220も図7中反時計方向に回動する。このことにより、前記接触位置に位置する上シール220は、中間転写体70から離間し、前記非接触位置へ移動し始める。また、弁225(第一弁226と第二弁228)及び上シール220は、共に、シール支持部材222に設けられているため、上シール220が移動を開始すると、弁225も移動し始める。
レバー306及び回動部320が連動して回動を継続すると、やがて、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に、上シール220が非接触位置に、到達する(図8)。そして、この間に、通気口224の出口を塞いでいた第二弁228(図7)は、移動することにより当該通気口224の出口を開放させる(図8)。逆に、通気口224の入口を開放させていた第一弁226(図7)は、移動することにより当該通気口224の入口を塞ぐこととなる(図8)。
一方、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が、中間転写体70から離間している状態(図8)において、駆動源がカム310を回転させると、レバー306は、引っ張りバネ314の付勢力により、図8中反時計方向に回動する。そして、レバー306の回動に伴って、回動軸302及び中間転写体クリーニングブレード210も、図8中反時計方向に回動し、やがて、中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70に当接する(図7に示される当接位置まで移動する)。レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210のさらなる反時計方向への回動は、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接することによって規制される。
また、レバー306が、図8中反時計方向に回動すると、回動部320は、ねじりバネの付勢力により、図8中時計方向に回動する。そして、回動部320の回動に伴って、上シール220も、図8中時計方向に回動し、やがて、上シール220が、中間転写体70に接触する(図7に示される接触位置まで移動する)。中間転写体クリーニングユニット85には、上シール220が中間転写体70に接触した際に回動部320の回動を規制するための不図示のストッパー、が設けられており、上シール220、及び、回動部320のさらなる時計方向への回動は、当該ストッパーにより規制される。なお、この間に、通気口224の入口を塞いでいた第一弁226(図8)は、移動することにより当該通気口224の入口を開放させる(図7)。逆に、通気口224の出口を開放させていた第二弁228(図8)は、移動することにより当該通気口224の出口を塞ぐこととなる(図7)。
===中間転写体クリーニングユニット85の容積変化率と通気口224を通過する空気の量との関係について===
上述したように、本実施の形態において、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70に対して接離可能となるように構成されており、中間転写体クリーニングブレード210は、当接位置と非当接位置との間を移動し、上シール220は、接触位置と非接触位置との間を移動する。そして、中間転写体クリーニングブレード210や上シール220が移動(接離)する際には、中間転写体クリーニングユニット85の容積(すなわち、図3や図4において、ハウジング202、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220、ブレード支持板金212、及び、シール支持部材222よって囲まれる部分の容積)が変化する。一方、中間転写体クリーニングユニット85には、通気口224と弁225とが設けられており、弁225が通気口224を通過する空気の量を調節する。
そして、本実施の形態に係る中間転写体クリーニングユニット85は、前記容積の変化率(すなわち、前記容積の単位時間当たりの変化量。以下、単に、容積変化率とも呼ぶ)と弁225が調節する前記空気の量とが一定の関係となるように、設計されている(中間転写体クリーニングブレード210、上シール220、ブレード支持板金212、シール支持部材222、接離機構300等の形状、位置等が決められている)。本項では、これについて、図3、図4、図9、及び、図10を用いて説明する。図9は、第一距離d1が第二距離d2と等しくなるときの中間転写体クリーニングユニット85の断面、を示した模式図である。図10は、中間転写体クリーニングユニット85の容積変化率の変遷を示した図である。
先ず、通気口224を通過する空気の量について説明する。前述したとおり、本実施の形態に係る中間転写体クリーニングユニット85においては、弁225として、中間転写体クリーニングユニット85の内部に設けられた第一弁226と中間転写体クリーニングユニット85の外部に設けられた第二弁228が備えられている。したがって、かかる場合には、通気口224を通過する空気の量の大小は、第一弁226及びハウジング202間の第一距離(図9において、記号d1で示す)と第二弁228及びハウジング202間の第二距離(図9において、記号d2で示す)のうちの小さい方の距離、に依存する(すなわち、当該小さい方の距離が大きい場合には、通気口224を通過する空気の量は多くなり、当該小さい方の距離が小さい場合には、通気口224を通過する空気の量が小さくなる)。
上シール220が接触位置に位置するときには、第一距離d1は最大となるが、第二距離d2が0であるため、前記小さい方の距離は0となり、空気は通気口224を通過しない。そして、かかる状態から、上シール220が中間転写体70から離間し前記非接触位置へ移動し始めると、第一距離d1は徐々に小さくなり、かつ、第二距離d2は徐々に大きくなる。そのため、前記小さい方の距離(すなわち、第二距離d2)は徐々に大きくなり、通気口224を通過する空気の量は徐々に多くなる。
上シール220が移動を継続すると、やがて、図9に示すように、第一距離d1が第二距離d2と等しくなる。そして、かかる際に、前記小さい方の距離は最大となり、通気口224を通過する空気の量は最も多くなる。そして、以降は、前記小さい方の距離(すなわち、第一距離d1)が徐々に小さくなり、したがって、通気口224を通過する空気の量は徐々に少なくなる。最終的に、上シール220が非接触位置に到達すると、(第二距離d2が最大となるが)第一距離d1は0となる。したがって、前記小さい方の距離は0となり、空気が通気口224を通過しなくなる。
次に、前記容積変化率について、図10を用いて説明する。中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に位置し、かつ、上シール220が接触位置に位置する状態にて(図10中、時間T1)、中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70から離間し、前記非当接位置へ移動し始めると、容積変化率は徐々に増えていく。そして、その後、時間T2で、中間転写体クリーニングブレード210に遅れて上シール220が中間転写体70から離間し前記非接触位置へ移動し始めるが、容積変化率が徐々に増加することについては変わりない。しかしながら、その後、時間T3になると、容積変化率は最大となり、以降は、容積変化率が減少し始める。そして、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に、上シール220が非接触位置に、それぞれ到達する(図10中、時間T4)まで、容積変化率は減少し続ける。
そして、容積変化率と通気口224を通過する空気の量との関係について考察すると、本実施の形態に係る中間転写体クリーニングユニット85に設けられた弁225は、容積変化率が最大となる(時間T3)際に通気口224を通過する空気の量が最大となる(換言すれば、前記小さい方の距離が最大となる)ように、当該量を調節するようになっている。さらに、弁225は、容積変化率が増加しているとき(すなわち、時間T1から時間T3までの間)には、通気口224を通過する空気の量が減少せず(より具体的には、時間T1から時間T2までは一定であり、時間T2から時間T3までは増加する)、容積変化率が減少しているとき(すなわち、時間T3から時間T4までの間)には、通気口224を通過する空気の量が増加しない(減少する)ように、当該量を調節するようになっている。
そして、容積変化率と通気口224を通過する空気の量とが上述したような関係を有していることにより、以下に説明する効果が生ずる。すなわち、背景技術の項等で説明したとおり、前記容積が変化すると、中間転写体クリーニングユニット85内に気流が発生し、かかる気流が、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーを移動させることにより、離間した中間転写体クリーニングブレード210と中間転写体70との間からトナーが漏れてしまう問題が発生する。そして、当該トナーの漏れ量がなるべく少なくなるように、前記空気の量の弁225による調節が行われることが望ましい。
これに対し、本実施の形態においては、容積変化率が最大となる際に通気口224を通過する空気の量が最大となるから、前記容積が大きく変化することにより気流が最も顕著に発生する際、すなわち、離間した中間転写体クリーニングブレード210と中間転写体70との間からトナーが最も漏れ易くなる際に、通気口224を通過する空気の量が最大になって中間転写体クリーニングユニット85内の気圧が最も下がることとなる。したがって、本実施の形態に係るプリンタ10においては、トナーの漏れが適切に抑制されることとなる。また、本実施の形態においては、前記容積があまり大きく変化せず、したがって、気流の発生が顕著でない場合(すなわち、離間した中間転写体クリーニングブレード210と中間転写体70との間からのトナー漏れが顕著となりにくい場合)には、通気口224を通過する空気の量があまり大きくならないため、空気と共にトナーが通気口224を通過してしまう不都合の発生が軽減されることとなる。
さらに、本実施の形態においては、容積変化率が増加しているときには(すなわち、気流が徐々に発生し易くなっていく状況では)、通気口224を通過する空気の量が減少せず、容積変化率が減少しているときには(すなわち、気流が徐々に発生しにくくなっていく状況では)、通気口224を通過する空気の量が増加しないため、より適切に、トナーの漏れが抑制されることとなる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置としてフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、上記実施の形態においては、現像剤移動体として、トナーを媒体としての記録材に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる中間転写体70を、回収部として、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するための中間転写体クリーニングユニット85を、例にとって説明したが、これに限定されるものでない。例えば、現像剤移動体は、トナーを中間媒体としての中間転写体70に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる感光体20であり、回収部は、中間転写体70に転写されずに感光体20上に残されたトナーを回収するための感光体クリーニングユニット75であることとしてもよい。また、かかる際には、本発明を、中間転写型以外のレーザプリンタにも適用することができる。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態において、弁225は、容積変化率が増加しているときには通気口224を通過する空気の量が減少せず容積変化率が減少しているときには当該量が増加しないように、当該量を調節することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、容積変化率が減少しているときに通気口224を通過する空気が増加するように、弁225が通気口224を通過する空気の量を調節することとしてもよい。
また、上記実施の形態において、中間転写体クリーニングユニット85は、上シール220を支持し該上シール220と共に移動可能なシール支持部材222を有しており、弁225は、シール支持部材222に設けられていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、弁225は、シール支持部材222に設けられていないこととしてもよい。
容積変化率の大小に関連する上シール220と通気口224を通過する空気の量を調節する弁225とが共通の部材(シール支持部材222)に設けられている場合には、容積変化率と通気口224を通過する空気の量について上述した関係を有するプリンタ10(中間転写体ユニット65)、換言すれば、トナーの漏れが適切に抑制されるプリンタ10、を簡易に構成することができる。かかる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、上シール220と中間転写体クリーニングブレード210とが、独立に移動することとしてもよい。
中間転写体クリーニングブレード210も容積変化率の大小に関連するため、上シール220が、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動する場合には、容積変化率と通気口224を通過する空気の量について上述した関係を有するプリンタ10(中間転写体ユニット65)、換言すれば、トナーの漏れが適切に抑制されるプリンタ10、を簡易に構成することができる。かかる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、弁225は、中間転写体クリーニングユニット85の内部に設けられた第一弁226及び中間転写体クリーニングユニット85の外部に設けられた第二弁228であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、弁225は、一枚であることとしてもよい。
ただし、容積変化率と通気口224を通過する空気の量について上述した関係を有するプリンタ10(中間転写体ユニット65)、換言すれば、トナーの漏れが適切に抑制されるプリンタ10、を簡易に構成することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、通気口224を通過して中間転写体クリーニングユニット85外へ移動するトナーを受けるための第二トナー受け部239が設けられていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、当該第二トナー受け部239が設けられていないこととしてもよい。
ただし、通気口224をトナーが通過した場合であっても、トナーを受けることによりトナーが飛び散ることを防止することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図12は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図13は、図12に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面を示した模式図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面を示した模式図である。 図3に示した中間転写体クリーニングユニット85をX方向から見たときの図である。 図5に示した中間転写体クリーニングユニット85から第二弁228及びシート材238が除去された様子を示した図である。 中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に位置し、かつ、上シール220が接触位置に位置するときの、接離機構300等の様子を示した模式図である。 中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に位置し、かつ、上シール220が非接触位置に位置するときの、接離機構300等の様子を示した模式図である 中間転写体クリーニングユニット85の断面を示した模式図である。 中間転写体クリーニングユニット85の容積変化率の変遷を示した図である。 中間転写体クリーニングユニット85の容積変化率の変遷を示した図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図12に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、
40 露光ユニット、50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、
51 ブラック現像装置、52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、
54 イエロー現像装置、55a、55b、55c、55d 保持部、
60 一次転写ユニット、70 中間転写体、70a 巻き掛け部、
71 駆動ローラ、72 従動ローラ、72a 中心軸、73 パッチセンサ、
75 感光体クリーニングユニット、76 感光体クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、85 中間転写体クリーニングユニット、
90 定着ユニット、92 給紙トレイ、94 給紙ローラ、95 表示ユニット、
96 レジローラ、100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
202 ハウジング、205 トナー収容部、207 スクリュー部、
210 中間転写体クリーニングブレード、210a 当接部、
212 ブレード支持板金、213 下シール、220 上シール、
220a 接触部、222 シール支持部材、224 通気口、225 弁、
226 第一弁、228 第二弁、235 第一トナー受け部、237 リブ、
238 シート材、239 第二トナー受け部、300 接離機構、302 回動軸、
306 レバー、310 カム、314 引っ張りバネ、314a 一端、
320 回動部、320a 軸、700 画像形成システム、
702 コンピュータ、704 表示装置、706 プリンタ、708 入力装置、
708A キーボード、708B マウス、710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット

Claims (8)

  1. (a)現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    (b1)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、
    (b2)前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、
    (c)を備えた画像形成装置であって、
    (d)前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記弁は、前記変化率が増加しているときには前記量が減少せず前記変化率が減少しているときには前記量が増加しないように、該量を調節することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動可能なシール支持部材を有しており、
    前記弁は、前記シール支持部材に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記シール部材は、前記掻き取りブレードの移動に連動して移動することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記弁は、前記回収部の内部に設けられた第一弁及び前記回収部の外部に設けられた第二弁であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記通気口を通過して前記回収部外へ移動する現像剤を受けるための現像剤受け部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. (a)現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    (b1)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、
    (b2)前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、
    (c)を備えた画像形成装置であって、
    (d)前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節し、
    (e)前記弁は、前記変化率が増加しているときには前記量が減少せず前記変化率が減少しているときには前記量が増加しないように、該量を調節し、
    (f)前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動可能なシール支持部材を有しており、前記弁は、前記シール支持部材に設けられており、
    (g)前記シール部材は、前記掻き取りブレードの移動に連動して移動し、
    (h)前記弁は、前記回収部の内部に設けられた第一弁及び前記回収部の外部に設けられた第二弁であり、
    (i)前記通気口を通過して前記回収部外へ移動する現像剤を受けるための現像剤受け部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. コンピュータ、及び、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードであって、当接位置と非当接位置との間を移動する掻き取りブレードと、前記現像剤移動体に接触して前記回収部外への現像剤の漏出を防止するためのシール部材であって、接触位置と非接触位置との間を移動するシール部材と、前記回収部内の空気を前記回収部外へ移動させるための通気口と、該通気口を通過する空気の量を調節するための弁と、を有し、前記掻き取りブレード及び前記シール部材の移動により前記回収部の容積が変化する回収部と、を備えた画像形成装置であって、前記弁は、前記移動により変化する前記容積の変化率が最大となる際に前記量が最大となるように、該量を調節する画像形成装置、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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