JP2007093880A - 投影装置、投影装置の運転制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却ファンに経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護する。
【解決手段】光源ランプ18と、入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影するマイクロミラー表示素子28、投影レンズ45を含む投影系と、光源ランプ18を冷却する冷却風を発生する冷却ファン87と、この冷却ファン87の累積運転時間を計時し、その計時値が所定値となった時点で光源ランプ18への通電を停止する制御部80とを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】光源ランプ18と、入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影するマイクロミラー表示素子28、投影レンズ45を含む投影系と、光源ランプ18を冷却する冷却風を発生する冷却ファン87と、この冷却ファン87の累積運転時間を計時し、その計時値が所定値となった時点で光源ランプ18への通電を停止する制御部80とを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、光源に高圧水銀ランプ等の冷却が必要な高温となるランプを使用する投影装置、投影装置の運転制御方法及びプログラムに関する。
従来よりプロジェクタ装置では、非常に高温となる高圧水銀灯等の光源ランプの劣化防止の目的も含んで、投影動作時のみならず、投影動作後もアフタークーリングと称される、投影を完了し、光源ランプを消灯した後にも複数の冷却ファンを継続して駆動させ、光源ランプを含む筐体内部を充分に冷却することが必要であった。
この種のプロジェクタ装置では、通常の投影時よりも光源ランプへの印加電圧を低減してその発光輝度を抑え、併せて各冷却ファンの動作(回転)速度を抑えることで静音化を図るようにした動作モード(静音モード)を設けるものもある。
例えば、特許文献においても、機器の設定状態に応じた冷却用ファンの回転数制御を行ない、さらに機器の設定変化により冷却用ファンの回転数を上昇させる必要が生じた場合にも使用者に不快感を与えないようにすることを目的とし、機器内部を冷却する冷却用ファンと、この冷却用ファンを駆動するファン駆動手段と、この機器内部の温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段にて検出される温度に応じたこの冷却用ファンの回転数制御を行なう投射型表示装置であって、この機器の設定を切り替える複数の設定切替手段と、この設定切替手段が操作されこの機器の設定が変化した際、変化後の機器設定状態に対応して各機器設定状態毎に設定されているファン回転数制御特性を切替え、切替え後のファン回転数制御特性に従いこの冷却用ファンの回転数を制御する噴火手数制御手段とを有するようにした技術が記載されている。(例えば、特許文献1)
特開2005−099379号公報
しかるに、一般的に使用される冷却用ファンは例外なく、例えば累積運転時間で30,000時間程度といったオーダーで経年劣化を生じ、定格の電圧を印加しても規定の回転数に達しなくなるという特性を有している。
したがって、上記特許文献に記載された技術も含め、冷却用ファンの経年劣化を考慮していないプロジェクタ装置では、長年の使用によっていずれは光源ランプを正しく冷却できなくなる事態を生じるもので、その際には冷却が不十分となって高価な光源ランプを劣化させ、その寿命を著しく縮めてしまうことや、場合によっては光源ランプを破裂させてしまうこともあり得る、という不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、冷却ファンに経年劣化を生じる場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護することが可能な投影装置、投影装置の運転制御方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、光源ランプと、入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、この冷却ファンの累積運転時間を計時する計時手段と、この計時手段での計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記制御手段は、計時手段での計時値が第1の所定値となった時点で上記冷却ファンへの駆動電圧を昇圧設定し、第1の所定値より大きい第2の所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、光源ランプと、入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、この冷却ファンの回転数を計測する回転数計測手段と、この回転数計測手段での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、光源ランプと、入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、上記光源ランプの温度を計測する温度計測手段と、この温度計測手段での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項3または4記載の発明において、上記制御手段は、上記冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超える場合に上記光源ランプへの通電を停止することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項3または4記載の発明において、上記制御手段は、上記冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超える場合に上記光源ランプの発光輝度が低下するよう駆動制御することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項3及び4記載の発明において、上記冷却ファンは複数からなり、上記制御手段は、上記複数の冷却ファンを複数のグループに分けて、グループ毎に上記回転数計測手段での計測値に基づく制御と上記温度計測手段での計測値に基づく制御によりそれぞれ冷却ファンへの上記一定値分ずつの供給電圧の昇圧設定を行なう
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、上記冷却ファンの累積運転時間を計時する計時工程と、この計時工程での計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、上記冷却ファンの回転数を計測する回転数計測工程と、この回転数計測工程での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、上記光源ランプの温度を計測する温度計測工程と、この温度計測工程での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記冷却ファンの累積運転時間を計時する計時ステップと、この計時ステップでの計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記冷却ファンの回転数を計測する回転数計測ステップと、この回転数計測ステップでの計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記光源ランプの温度を計測する温度計測ステップと、この温度計測ステップでの計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、冷却ファンに経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護することができる。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、冷却ファンの軽度の経年劣化にも対処し、冷却ファンがまだ使用可能である状態では順次供給電圧を上げていくことで、多少の騒音は発生するものの最後まで投影動作を続行することができる。
請求項3記載の発明によれば、冷却ファンの回転数を常時モニタリングし、低下が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行することができる。
請求項4記載の発明によれば、光源ランプの温度を常時モニタリングし、上昇が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行することができる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項3または4記載の発明の効果に加えて、冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超えた場合には、冷却ファンが完全に劣化してしまったものと判断して上記光源ランプへの通電を停止し、光源ランプを確実に保護することができる。
請求項6記載の発明によれば、上記請求項3または4記載の発明の効果に加えて、冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超えた場合には、冷却ファンが完全に劣化してしまったものと判断して上記光源ランプの発光輝度を低下させ、光源ランプで発生される熱量を大幅に低減させることで、光源ランプを保護しながら投影動作を続行することができる。
請求項7記載の発明によれば、上記請求項3及び4記載の発明の効果に加えて、冷却ファン毎の特性等に合わせてよりきめ細かい制御を行なうことにより、冷却ファンに劣化が生じている場合でも、冷却ファンが発生する騒音をできる限り抑えながら、より長い時間に渡って投影動作を続行することができる。
請求項8記載の発明によれば、冷却ファンに経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護することができる。
請求項9記載の発明によれば、冷却ファンの回転数を常時モニタリングし、低下が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行させることができる。
請求項10記載の発明によれば、光源ランプの温度を常時モニタリングし、上昇が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行させることができる。
請求項11記載の発明によれば、冷却ファンに経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護することができる。
請求項12記載の発明によれば、冷却ファンの回転数を常時モニタリングし、低下が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行させることができる。
請求項13記載の発明によれば、光源ランプの温度を常時モニタリングし、上昇が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行させることができる。
(第1の実施の形態)
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、このプロジェクタ装置の使用状態での外観斜視図、図2は上記プロジェクタ装置の横断平面図、図3は図2のIII−III線に沿った縦断面図である。
このプロジェクタ装置は、平面形状が矩形状をなすプロジェクタケース1内に、光源装置17と、複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有し、上記複数の画素に入射した光の出射を制御して画像を表示する表示素子28と、上記光源装置17からの出射光を上記表示素子28に入射させる光源側光学系29と、上記表示素子28からの出射光を図示しないスクリーン等の投影面に投影する投影レンズ45とを配置したものである。
上記プロジェクタケース1は、その両側面及び後面と底面とを構成するケース本体1aと、上面パネル1bと、前面パネル1cとからなっており、その後面に、パソコン用のUSB端子及びカラー画像信号と音声信号の入力端子と、ビデオ信号入力端子と、電源コネクタ(いずれも図示せず)を設け、上面に、電源キー2と、上記光源装置17の点灯を表示するランプインジケータ3及び上記光源装置17の過熱を表示する過熱インジケータ4と、自動画質調整キー5及び静音モード設定キー6と、上記電源コネクタを商用電源に接続したスタンバイ状態と上記電源キー2をオンさせたときとで表示色が変化するパワー/スタンバイインジケータ7と、開閉蓋8を開いて操作される各種調整キー(図示せず)と、スピーカ用放音部9を設け、前面に、図示しないリモコン器からの赤外線信号を受けるリモコン受信部10を設ける。
また、上記プロジェクタケース1の底面には、その後側領域の両側部に配置された左右一対の後足部材14aと、前側領域の中央部付近にケース前縁部よりもある程度後方にずらして配置された1つの前足部材14bを設ける。
この後足部材14a及び前足部材14bは、プロジェクタの使用時(投影時)に、上記プロジェクタケース1を、その前側を高くした斜め上向き状態に支持するものであり、一対の後足部材14aは、プロジェクタケース1の底部に螺合された図示しないねじ脚の下端に固定されており、前足部材14bは、上記プロジェクタケース1内に設けられた図示しない脚ロック機構に上下方向にスライド可能に保持されたロッド脚15の下端に固定され、ケース底面からの突出高さを調整可能に設ける。
次に光源装置17について説明する。この光源装置17は、図2及び図3に示すように、光源ランプ18と、光を出射させる開放面を有し、内部に配置された上記光源ランプ18からの放射光を反射して上記開放面から出射するリフレクタ21とを備える。
上記光源ランプ18は、中間部に球状の膨らみ部を有する高圧水銀ランプ等のショートアークランプである。一方のリフレクタ21は、その軸線上のリフレクタ内の点と上記開放面の前方の点とにそれぞれ焦点を有する楕円面リフレクタで、耐熱ガラス製の本体内面全体に紫外線透過性反射膜を設けており、該開放面の前側に筒状の防爆カバー25及び防爆ガラス24を嵌合する。
上記表示素子28(図2参照)は、カラーフィルタのような入射光を着色する手段を備えない表示素子であり、この実施の形態では、一般にDMDと略称されるマイクロミラー表示素子(Digital Micromirror Device)(登録商標)を用いる。以下、この表示素子28をマイクロミラー表示素子と言う。
上記マイクロミラー表示素子28は、その構成は図示しないが、1つ1つの画素をそれぞれ、CMOSをベースとするミラー駆動素子によって一方の傾き方向と他方の傾き方向とに傾動されるアレイ状に配列されたマイクロミラーにより形成したものであり、これらのマイクロミラーは、縦横の幅が10[μm]〜20[μm]の極薄金属片(例えばアルミニウム片)からなる。
上記マイクロミラー表示素子28は、上記プロジェクタケース1内の後部領域の一側部に、その正面方向を上記プロジェクタケース1の前面の一側部に設けられた投影口11に対向して配置される。
また、上記光源装置17からの出射光を上記マイクロミラー表示素子28に入射させる光源側光学系29は、図2及び図3に示すように上記光源装置17からの出射光を赤、緑、青の3色に順次着色するためのカラーホイール30と、上記光源装置17からの出射光の強度分布を均一にするための導光ロッド33と、上記カラーホイール30により着色され、上記導光ロッド33により強度分布を均一にされた光を上記マイクロミラー表示素子28の前面に向けて投射する前後2つの光源側レンズ34,35及びミラー37とからなる。
上記カラーホイール30は、扇状の赤、緑、青の3色のカラーフィルタが周方向に並べて設けられた回転板からなり、カラーホイール回転モータ32の回転軸に固定され、ホイール周方向の一部を上記光源装置17からの出射光の光路に介在させて配置されて、上記モータ32により上記3色のカラーフィルタが上記光源装置17からの出射光の光路を順次横切るように高速で回転駆動される。
上記導光ロッド33は、上記マイクロミラー表示素子28の複数の画素がマトリックス状に配列している表示エリアの外形と相似な断面形状を有し、内周面全体に反射膜が設けられた角筒状体からなり、その一端に光を入射させる入射面が形成され、他端に上記入射面から入射した光の出射面が形成されて、上記入射面から入射した光をロッド内周面の反射膜により反射しながら導いて上記出射面から均一な強度分布の光を出射する。
上記光源側レンズ34,35は、上記導光ロッド33の出射側に配置されたレンズ支持筒36内に配置される。
上記光源装置17のリフレクタ21と、上記光源側光学系29のカラーホイール回転モータ32と、上記導光ロッド33と光源側レンズ34,35を支持したレンズ支持筒36は、両端が開放する光源側ハウジング38内に所定の位置関係で固定される。
上記光源側光学系29のミラー37は平面鏡でなる。このミラー37は、一側面と後面及び前面に開口40,41,42を有し、一側面の開口40内に上記レンズ支持筒36の出射端を挿入し、後面の開口41を上記マイクロミラー表示素子28に対向させて上記プロジェクタケース1内に設置されたミラーハウジング39内に、上記マイクロミラー表示素子28の正面方向領域を挟んで上記レンズ支持筒36の出射端と対向させて、上記光源装置17から出射し、上記カラーホイール30と導光ロッド33と光源側レンズ34,35とを透過した光を上記マイクロミラー表示素子28に向けて反射し、その反射光を上記マイクロミラー表示素子28にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から投射するように配置する。
上記マイクロミラー表示素子28の前面には、このマイクロミラー表示素子28を保護するカバーガラス43が配置され、その前面側に、上記ミラーハウジング39の後面の開口に設けられ、上記光源装置17から出射し、上記光源側光学系29によりマイクロミラー表示素子28に投射された光を上記マイクロミラー表示素子28の正面方向に対して所定角度傾いた方向に沿う平行光に補正して上記マイクロミラー表示素子28に入射させ、上記マイクロミラー表示素子28から出射した画像光を集光させて投影レンズ45に入射させる中継レンズ44を配置する。
この中継レンズ44は、上記光源側光学系29からの投射光のうち、中継レンズ面で表面反射した光を、上記投影レンズ45による投影方向以外の方向に出射するもので、その有効領域は、円形レンズのうちの上記マイクロミラー表示素子28の表示エリアに対応する部分であり、他の部分は非有効領域であるため、この実施の形態では、円形レンズから上記非有効領域を切り落とした形状とする。
上記投影レンズ45は、入射側固定鏡筒46と、この固定鏡筒46に係合され、回転操作により軸方向に進退移動される出射側可動鏡筒47とを備え、これらの鏡筒46,47内にそれぞれ複数枚のレンズ素子を組合わせて構成されたレンズ群48,49を設けた可変焦点レンズであり、この固定鏡筒46の入射端を上記中継レンズ44を介して上記マイクロミラー表示素子28に対向させ、上記可動鏡筒47の出射端をプロジェクタケース1の前面の一側部に設けられた投影口11に移動可能に嵌装して上記プロジェクタケース1内に配置する。
なお、上記プロジェクタケース1の投影レンズ配置側の側面には、上記投影レンズ45の可動鏡筒47を手動により回転させて軸方向に移動させ、上記投影レンズ45の焦点調整を行なうための開口50が設けられる。
また、上記プロジェクタケース1内には、プロジェクタケース1の後面に設けられた図示しないUSB端子、カラー画像信号及び音声信号の入力端子、ビデオ信号入力端子に接続された表示/音声系回路基板51が、プロジェクタケース1の後面部と上記光源側ハウジング38との間に立設状態で配置されており、この回路基板51に、上記マイクロミラー表示素子28と、上記プロジェクタケース1内の上面部にスピーカ用放音部9に対向させて配置されたスピーカ(図示せず)が接続される。
さらに、上記プロジェクタケース1内の上記光源側ハウジング38の前側のスペースには、プロジェクタケース1の後面に設けられた図示しない電源コネクタに接続された電源系回路基板52が水平に配置されており、この回路基板52に、上記光源装置17の光源ランプ18が図示しないリード線を介して接続され、また上記カラーホイール回転モータ32も図示しないリード線を介して接続される。
また、上記プロジェクタケース1内には、その上面部と光源側ハウジング38及びミラーハウジング39との間に、プロジェクタ制御回路基板54が水平に配置されており、この制御回路基板54に、上記表示/音声系回路基板51及び電源系回路基板52と、プロジェクタケース1の上面に設けられたランプインジケータ3及び過熱インジケータ4と、自動画質調整キー5及び静音モード設定キー6と、パワー/スタンバイインジケータ7と、開閉蓋8を開いて操作される各種調整キーと、プロジェクタケース1内にその前面のリモコン受信部10に対向させて設けられた図示しない受信素子と、上記光源側ハウジング38内にリフレクタ21の近傍に位置させて配置された、ここでは図示しないが後述する光源温度測定センサ78が接続される。
さらに、上記プロジェクタケース1の底面と、上記投影レンズ45が配置された側の側面、及び後面には、それぞれ、プロジェクタケース1内を空冷するための複数の長孔状吸気孔55,56,57が設けられる。
なお、上記光源側ハウジング38と電源系回路基板52は、プロジェクタケース1の底面部との間に通風空間を確保して配置されており、ケース底面の複数の吸気孔55は、上記光源側ハウジング38及び電源系回路基板52の下側に設けられる。
また、上記投影レンズ45は、プロジェクタケース1の側面部との間に通風空間を確保して配置されており、ケース側面の複数の吸気孔56は、上記ケース側面の投影レンズ焦点調整用開口50よりも後側の部分の略全域にわたって設けられる。
さらに、上記表示/音声系回路基板51は、プロジェクタケース1の上面部との間に通風空間を確保して配置されており、ケース後面の複数の吸気孔57は、上記マイクロミラー表示素子28の配置部に対応する部分に設けられる。
上記ケース底面の複数の吸気孔55のうち、上記電源系回路基板52の下側に設けられた吸気孔(図示せず)と、ケース右側面の吸気孔56は自然吸気孔、上記ケース底面の光源側ハウジング38の下側の部分に設けられた吸気孔55と、ケース後面のマイクロミラー表示素子28の配置部に対応する部分に設けられた吸気孔57は強制吸気孔であり、上記プロジェクタケース1内には、上記強制吸気孔55,57にそれぞれ対向させて吸気ファン58,59が配置される。
また、上記プロジェクタケース1の光源装置17が配置された左側の側面には、その略全体にわたって複数の長孔状排気孔61が設けられる。
なお、上記プロジェクタケース1の光源装置17が配置された側の側面は、嵌め込みパネル60により構成されており、この嵌め込みパネル60の略全域に上記複数の排気孔61が設けられる。
これらの排気孔61はいずれも強制排気孔であり、上記プロジェクタケース1内には、上記排気孔61の形成領域、つまり上記嵌め込みパネル60の略全域に対応させて、複数台、例えば3台の大風力排気ファン62,63,64が配置される。
そして、上記吸気ファン58,59及び排気ファン62,63,64は、上記電源系回路基板52に接続される。
また、上記プロジェクタケース1の上面パネル1b下面には、上記プロジェクタ制御回路基板54と平行にして水平に延在した複数の放熱フィン66が直接配設される。これら放熱フィン66は、上記上記吸気ファン58,59及び排気ファン62,63,64の回転駆動に伴う冷却風Wの流れに沿って、図3中では左右の方向に延在するように複数が同一間隔で並列配置され、上面パネル1bを介して(特にプロジェクタ直上部の)外気とプロジェクタ内を流れる冷却風Wとの間での熱交換を促進し、該冷却風Wを冷却する。
このプロジェクタは、光源装置17から光を出射させ、光源側光学系29のカラーホイール30を高速で回転駆動させることにより、上記光源装置17から出射して上記光源側光学系29に入射した光を、上記カラーホイール30により赤、緑、青の3色に順次着色し、さらに上記導光ロッド33により強度分布を均一にして、上記光源側レンズ34,35及びミラー37によりマイクロミラー表示素子28に向けて投射するとともに、上記赤、緑、青の光の投射周期に同期させて上記マイクロミラー表示素子28に赤、緑、青の単色画像データを順次書込むことにより、上記マイクロミラー表示素子28に赤、緑、青の単色画像を順次表示させ、上記マイクロミラー表示素子28から順次出射する赤、緑、青の単色画像光を、投影レンズ45により拡大して投影面に投影するものであり、上記投影面に、赤、緑、青の3色の単色画像が重なって視覚上はフルカラー画像を表示する。
なお、このプロジェクタは、電源キー2の操作で電源をオンさせて使用されるものであり、電源をオンさせた時点で上記光源装置17の光源ランプ18が点灯し、上記カラーホイール30が回転駆動されてマイクロミラー表示素子28に赤、緑、青の光が順次投射され、上記マイクロミラー表示素子28から順次出射する赤、緑、青の光が投影レンズ45により投影されるとともに、上記吸気ファン58,59及び排気ファン62,63,64が駆動され、プロジェクタケース1内の空冷が開始される。
また、上記投影レンズ45による投影方向を投影面に合わせるプロジェクタケース1の姿勢調整は、上記赤、緑、青の光を投影レンズ45により投影させた状態で前足部材14bの突出高さを調整することにより行なわれる。
なお、パソコンからの画像信号またはビデオ信号が入力されないときは、上記マイクロミラー表示素子28の表示エリア全体からフル階調で赤、緑、青の光が順次出射し、その光が投影レンズ45により投影される。そのため、このときの投影面の投影領域は視覚上はその全体にわたって白となる。
そして、上記画像信号またはビデオ信号が入力されると、上記マイクロミラー表示素子28に赤、緑、青の単色画像データが順次書込まれ、上記投影面に赤、緑、青の3色の単色画像が順次投影されてフルカラー画像が表示される。
また、画像投影の終了後は、上記画像信号またはビデオ信号の入力を停止し、電源キー2を操作して電源をオフさせればよく、電源キー2の操作による電源オフで光源装置17の光源ランプ18が消灯し、上記カラーホイール30の回転駆動が停止されるとともに、それからアフタークーリングが完了する一定時間後、または光源温度が一定温度以下になったときに吸気ファン58,59及び排気ファン62,63,64の駆動が停止される。
次いで図4を用いて上記プロジェクタ装置の主となる電子回路の機能構成について説明する。
図中、入出力コネクタ部71より入力されたRGBビデオ信号を含む各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)72、システムバスSBを介して画像変換部73で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影エンコーダ74へ送られる。
図中、入出力コネクタ部71より入力されたRGBビデオ信号を含む各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)72、システムバスSBを介して画像変換部73で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影エンコーダ74へ送られる。
投影エンコーダ74は、送られてきた画像信号をビデオRAM75に展開記憶させた上でこのビデオRAM75の記憶内容からビデオ信号を生成して投影処理部76に出力する。
この投影処理部76は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動で上記マイクロミラー表示素子28を表示駆動する。
このマイクロミラー表示素子28に対して、リフレクタ21内に配置された光源ランプ18が出射する高輝度の白色光を、上記カラーホイール30を介して適宜原色に着色し、上記導光ロッド33、ミラー37等を介して照射することで、その反射光で光像が形成され、上記投影レンズ45等を介してここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
しかるに、光源ランプ18の点灯駆動、カラーホイール30を回転駆動するカラーホイール回転モータ(M)32はいずれも投影駆動部77からの供給電圧に基づいて動作する。
この投影駆動部77はまた、リフレクタ21の光源ランプ18近傍に取り付けられた光源温度測定センサ78からの検知信号を受け、これをデジタル化して制御部80へ出力する。
上記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部80である。この制御部80は、CPUと、後述する投影動作、電源制御動作の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを記憶したEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)80a、及びワークメモリ等により構成される。
この制御部80にはまた、システムバスSBを介してインジケータ部81、音声処理部82、及びファン制御部83が接続される。
インジケータ部81は、上記上面パネル1bに配設されたランプインジケータ3、過熱インジケータ4、及びパワー/スタンバイインジケータ7でなり、それらを点灯/点滅駆動する。
音声処理部82は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、上記ケース本体1aのスピーカ用放音部9内に設けられたスピーカ84を駆動して拡声放音し、あるいは必要によりビープ音を発生させる。
また、ファン制御部83は、上記吸気ファン58,59、及び大風力排気ファン62,63,64でなる冷却ファン87を統括して駆動制御し、それぞれに必要な電力を供給する一方で、各ファン58,59,62〜64が回転に同期して出力するパルス信号により、それらの回転速度が低下し、あるいは停止しているのを個々に検出する。
なお、このプロジェクタ装置に備えられる上記開閉蓋8を開いての各種調整キー及び上記電源キー2、自動画質調整キー5、静音モード設定キー6でキースイッチ部85を構成するものであり、このキースイッチ部85と、Ir受信部86からの信号が直接制御部80へ入力される。
このIr受信部86は、このプロジェクタ装置の前面に設けられた上記リモコン受信部10、及び背面にリモコン受信部10と同様に設けられる図示しないリモコン受信部からなり、その赤外光受信信号をコード信号化して上記制御部80に送出する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図5は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
図5は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
すなわち、電源キー2が操作されると制御部80は、まずファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59、及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ通常運転時の定格電圧を印加して回転駆動させる一方で(ステップS01)、投影駆動部77により光源ランプ18をこれも定格電圧を印加して発光駆動させる(ステップS02)。
その後、EEPROM80a内部に予め記憶しておいた、冷却ファン87の交換時に“0(ゼロ)”となる初期値フラグの内容をチェックし(ステップS03)、その初期値フラグの内容により、この電源キー2を操作しての投影動作が冷却ファン87を交換してからの初めてのものであるか否かを判断する(ステップS04)。
ここで、初期値フラグの内容により、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作であると判断した場合にのみ、冷却ファン87の累積動作時間として初期値「0(ゼロ)」をEEPROM80aに記憶設定する(ステップS05)。
なお、初期値フラグの内容が、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作ではないと判断した場合には、すでに冷却ファン87を交換してからの累積動作時間がEEPROM80aに設定されていることになるので、このステップS05の処理は行なわない。
その後、冷却ファン87の累積動作時間を計測してさらにEEPROM80aに更新した上で(ステップS06)、その更新後の累積動作時間が予め設定されている第1の耐用時間、例えば25,000時間を経過したか否か判断し(ステップS07)、経過していなければ再び上記ステップS05からの処理に戻る。
以後、これらステップS05,S06の動作を繰返し実行することにより、冷却ファン87を定格の電圧値で駆動させながら、累積動作時間が第1の耐用時間に達するのを待機する。
しかして、EEPROM80aに記憶される累積動作時間が第1の耐用時間を経過するとステップS07でこれを判断し、冷却ファン87の駆動電圧を一定値分、例えば定格電圧の10%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS08)、再び冷却ファン87の累積動作時間を計測してさらにEEPROM80aに更新した上で(ステップS09)、その更新後の累積動作時間が予め設定されている上記第1の耐用時間より大きい第2の耐用時間、例えば30,000時間を経過したか否か判断し(ステップS10)、経過していなければ再び上記ステップS09からの処理に戻る。
以後、これらステップS09,S10の動作を繰返し実行することにより、冷却ファン87を定格より一定値分だけ高い電圧値で駆動させ、冷却ファン87自体に経年劣化を生じていた場合でも発生する風量が低下することなく、光源装置17の光源ランプ18を確実に冷却させながら、累積動作時間が第2の耐用時間に達するのを待機する。
しかして、EEPROM80aに記憶される累積動作時間が第2の耐用時間を経過するとステップS10でこれを判断し、その時点で光源ランプ18を消灯させて投影動作を停止すると共に(ステップS11)、冷却ファン87にエラーが生じた旨を例えばランプインジケータ3と過熱インジケータ4双方の点滅表示などによって報知し(ステップS12)、以上でこの図5の処理を終了して、冷却ファン87が交換されるのを待機する。
このように、冷却ファン87に経年劣化を生じる場合でも、投影動作に使用した冷却ファン87の動作時間を計測し、管理しておくことで、プロジェクタ装置内部の温度が上昇してしまうのを未然に防止し、光源ランプ18を確実に保護することができる。
加えて、上記実施の形態では、冷却ファン87の動作時間と比較する時間値を複数設定することにより、冷却ファン87の軽度の経年劣化にも対処し、冷却ファンがまだ使用可能である状態では供給電圧を上げることで、多少の騒音は発生するものの冷却風量は低下させない状態を維持し、冷却ファン87が経年劣化により完全に使用できなくなると判断する最後まで投影動作を続行することができる。
(第2の実施の形態)
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、このプロジェクタ装置の使用状態での外観斜視図については上記図1と、横断平面図については上記図2と、縦断面図については上記図3と、そして主となる電子回路の機能構成については上記図4と、それぞれ基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図6は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
図6は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
すなわち、電源キー2が操作されると制御部80は、まずファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59、及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ通常運転時の定格電圧を印加して回転駆動させる一方で(ステップS21)、投影駆動部77により光源ランプ18をこれも定格電圧を印加して発光駆動させる(ステップS22)。
その後、EEPROM80a内部に予め記憶しておいた、冷却ファン87の交換時に“0(ゼロ)”となる初期値フラグの内容をチェックし(ステップS23)、その初期値フラグの内容により、この電源キー2を操作しての投影動作が冷却ファン87を交換してからの初めてのものであるか否かを判断する(ステップS24)。
ここで、初期値フラグの内容により、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作であると判断した場合にのみ、ファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の各回転状態を各ファンを回転させるモータから検出されるパルス信号により計測し(ステップS25)、正常回転時の冷却ファン87の回転数としてEEPROM80aに記憶設定しておく(ステップS26)。
なお、初期値フラグの内容が、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作ではないと判断した場合には、上記ステップS25,S26の処理は行なわない。
その後、冷却ファン87を構成する個々のファンモータの回転数を実際に計測し(ステップS27)、計測した回転数をEEPROM80aに記憶している回転数を基準として比較し、より低い値となっているか否かにより経年による劣化を生じているか否か判断する(ステップS28)。
ここで、冷却ファン87の実測による回転数がEEPROM80aに記憶している回転数と同等であると判断した場合には、まだ冷却ファン87を構成する個々のファンモータに経年劣化を生じていないものとして、再び上記ステップS27からの処理に戻る。
以後、これらステップS27,S28の動作を繰返し実行することにより、冷却ファン87を定格の電圧値で駆動させながら、その回転数が経年劣化により低下するのを待機する。
しかして、冷却ファン87を構成する個々のファンモータの回転数のうちの少なくとも一つがEEPROM80aに記憶される対応する回転数より低下した場合、ステップS28でこれを判断し、冷却ファン87を構成する個々のファンモータの駆動電圧を一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS29)、その調整により駆動電圧が予め設定された限界値、例えば定格電圧の25%増分を超えていないことを確認した上で(ステップS30)、再び上記ステップS27からの処理に至る。
こうして冷却ファン87を構成する個々のファンモータの駆動電圧がその限界値を超えない範囲内で、規定の回転数を下回った場合に駆動電圧を一定値分ずつ上昇させるような調整制御を行ない、常に冷却ファン87の回転数を維持して光源ランプ18が確実に冷却する。
しかして、冷却ファン87の劣化により順次その駆動電圧を一定値分ずつ上昇させていった結果、その限界値を超えてしまうと直ちにステップS30でこれを判断し、その時点で光源ランプ18を消灯させて投影動作を停止すると共に(ステップS31)、冷却ファン87にエラーが生じた旨を例えばランプインジケータ3と過熱インジケータ4双方の点滅表示などによって報知し(ステップS32)、以上でこの図6の処理を終了して、冷却ファン87が交換されるのを待機する。
このように、冷却ファン87の回転数を常時モニタリングし、低下が検出された場合には順次冷却ファン87への供給電圧を上げていくことにより、冷却ファン87がある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行することができる。
加えて、冷却ファン87への供給電圧が予め設定される限界値を超えた場合には、冷却ファン87が完全に劣化してしまったものと判断して上記光源ランプ18への通電を停止し、光源ランプ18を確実に保護することができる。
なお、上記実施の形態では、説明を容易にするために、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59、大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータのうちの少なくとも一つが規定の回転数より低下した場合に一律に供給電圧を一定値ずつ上昇するものとして説明したが、回転数が低下していないファンモータの駆動電圧を上昇させる必要性はないことから、現実には個々のファンモータ毎に同様の制御を行なうこととする。
(第3の実施の形態)
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、このプロジェクタ装置の使用状態での外観斜視図については上記図1と、横断平面図については上記図2と、縦断面図については上記図3と、そして主となる電子回路の機能構成については上記図4と、それぞれ基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なおこの実施の形態においては、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59を第1グループ(図では「第1群」と称する)、大風力排気ファン62,63,64を第2グループ(図では「第2群」と称する)として2つのグループに分け、グループを単位とした制御を行なう場合について説明するものである。
なおこの実施の形態においては、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59を第1グループ(図では「第1群」と称する)、大風力排気ファン62,63,64を第2グループ(図では「第2群」と称する)として2つのグループに分け、グループを単位とした制御を行なう場合について説明するものである。
図7は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
すなわち、電源キー2が操作されると制御部80は、まずファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59、及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ通常運転時の定格電圧を印加して回転駆動させる一方で(ステップS41)、投影駆動部77により光源ランプ18をこれも定格電圧を印加して発光駆動させる(ステップS42)。
その後、EEPROM80a内部に予め記憶しておいた、冷却ファン87の交換時に“0(ゼロ)”となる初期値フラグの内容をチェックし(ステップS43)、その初期値フラグの内容により、この電源キー2を操作しての投影動作が冷却ファン87を交換してからの初めてのものであるか否かを判断する(ステップS44)。
ここで、初期値フラグの内容により、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作であると判断した場合にのみ、ファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の各回転状態を各ファンを回転させるモータから検出されるパルス信号により計測し(ステップS45)、正常回転時の冷却ファン87の回転数としてEEPROM80aに記憶設定しておく(ステップS46)。
なお、初期値フラグの内容が、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作ではないと判断した場合には、上記ステップS45,S46の処理は行なわない。
その後、冷却ファン87のうち、特に第1グループ(群)を構成する吸気ファン58,59のファンモータの回転数を実際に計測し(ステップS47)、計測した回転数をEEPROM80aに記憶している対応する回転数を基準として比較し、より低い値となっているか否かにより経年による劣化を生じているか否か判断する(ステップS48)。
ここで、第1グループを構成する吸気ファン58,59の実測による回転数がEEPROM80aに記憶している回転数と同等であると判断した場合には、まだ吸気ファン58,59個々のファンモータに経年劣化を生じていないものとして、再び上記ステップS47からの処理に戻る。
以後、これらステップS47,S48の動作を繰返し実行することにより、吸気ファン58,59を定格の電圧値で駆動させながら、その回転数が経年劣化により低下するのを待機する。
しかして、吸気ファン58,59個々のファンモータの回転数のうちの少なくとも一つがEEPROM80aに記憶される対応する回転数より低下した場合、ステップS48でこれを判断し、吸気ファン58,59個々のファンモータの駆動電圧を一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS49)、その調整により駆動電圧が予め設定された限界値、例えば定格電圧の25%増分を超えていないことを確認した上で(ステップS50)、再び上記ステップS47からの処理に至る。
こうして第1グループの吸気ファン58,59個々のファンモータの駆動電圧がその限界値を超えない範囲内で、規定の回転数を下回った場合に駆動電圧を一定値分ずつ上昇させるような調整制御を行ない、常に吸気ファン58,59の回転数を維持して光源ランプ18を確実に冷却する。
しかして、吸気ファン58,59の劣化により順次その駆動電圧を一定値分ずつ上昇させていった結果、その限界値を超えてしまうと直ちにステップS50でこれを判断し、とりあえず第1グループの吸気ファン58,59の駆動電圧を定格値に戻すようにファン制御部83に設定した上で(ステップS51)、次に第2グループ(群)を構成する大風力排気ファン62,63,64を定格電圧から一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なう(ステップS52)。
次いで、光源温度測定センサ78からの検出温度をチェックし(ステップS53)、光源ランプ18が規定の温度を超えているか否かを判断する(ステップS54)。
ここで光源ランプ18が規定の温度範囲内にある場合には何ら問題ないものとして、再び上記ステップS53からの処理に戻る。
以後、これらステップS53,S54の動作を繰返し実行することにより、吸気ファン58,59を定格の電圧値で、大風力排気ファン62,63,64を定格の電圧値から一定値だけ上げた電圧でそれぞれ駆動させながら、光源ランプ18の検出温度が規定値を超えるのを待機する。
しかして、光源ランプ18の検出温度が規定値を超えた場合、ステップS54でこれを判断し、第2グループの大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータの駆動電圧をさらに一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS55)、その調整により駆動電圧が予め設定された限界値、例えば定格電圧の25%増分を超えていないことを確認した上で(ステップS56)、再び上記ステップS53からの処理に至る。
こうして第1グループの吸気ファン58,59個々のファンモータの駆動電圧をあえて定格のままとし、その冷却風量の低下を第2グループの大風力排気ファン62,63,64側の駆動電圧を徐々に上昇させることで補いながら光源ランプ18を確実に冷却させる。
しかして、大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧を一定値分ずつ上昇させていった結果、その限界値を超えてしまうと直ちにステップS56でこれを判断し、それ以上は第2グループの大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧の上昇によっても補いきれないものとして、その時点で光源ランプ18を消灯させて投影動作を停止すると共に(ステップS57)、冷却ファン87にエラーが生じた旨を例えばランプインジケータ3と過熱インジケータ4双方の点滅表示などによって報知し(ステップS58)、以上でこの図7の処理を終了して、冷却ファン87が交換されるのを待機する。
このように、光源ランプの温度を常時モニタリングし、上昇が検出された場合には順次冷却ファンへの供給電圧を上げていくことにより、冷却ファンがある程度までの経年劣化を生じた場合でも装置内部の温度上昇を未然に防止し、光源ランプを確実に保護しながら投影動作を続行することができる。
加えて、上記実施の形態では冷却ファン87を構成する第1グループの吸気ファン58,59と第2グループの大風力排気ファン62,63,64とを分けて、個々の冷却ファン毎の特性等に合わせてよりきめ細かい制御を行なうことにより、一部の冷却ファンに劣化が生じている場合でも、他の冷却ファンが発生する騒音をできる限り抑えながら、より長い時間に渡って投影動作を続行することができる。
(第4の実施の形態)
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、このプロジェクタ装置の使用状態での外観斜視図については上記図1と、横断平面図については上記図2と、縦断面図については上記図3と、そして主となる電子回路の機能構成については上記図4と、それぞれ基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図8は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
図8は、電源キー2の操作により電源をオンしてからの主として冷却ファン87の運転に関する制御処理の内容を示すもので、その制御動作は制御部80が予め内部のEEPROM80aに記憶した動作プログラムに基づいて実行する。
すなわち、電源キー2が操作されると制御部80は、まずファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59、及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ通常運転時の定格電圧を印加して回転駆動させる一方で(ステップS61)、投影駆動部77により光源ランプ18をこれも定格電圧を印加して発光駆動させる(ステップS62)。
その後、EEPROM80a内部に予め記憶しておいた、冷却ファン87の交換時に“0(ゼロ)”となる初期値フラグの内容をチェックし(ステップS63)、その初期値フラグの内容により、この電源キー2を操作しての投影動作が冷却ファン87を交換してからの初めてのものであるか否かを判断する(ステップS64)。
ここで、初期値フラグの内容により、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作であると判断した場合にのみ、ファン制御部83により冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の各回転状態を各ファンを回転させるモータから検出されるパルス信号により計測し(ステップS65)、正常回転時の冷却ファン87の回転数としてEEPROM80aに記憶設定しておく(ステップS66)。
なお、初期値フラグの内容が、冷却ファン87を交換してからの初めての投影動作ではないと判断した場合には、上記ステップS65,S66の処理は行なわない。
その後、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59と大風力排気ファン62,63,64の各ファンモータの回転数を実際に計測し(ステップS67)、計測した回転数をEEPROM80aに記憶している対応するそれぞれの回転数を基準として比較し、少なくとも一つがより低い値となっているか否かにより経年による劣化を生じているか否か判断する(ステップS68)。
ここで、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の実測による回転数がいずれもEEPROM80aに記憶している回転数と同等であると判断した場合には、まだ吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータに経年劣化を生じていないものとして、再び上記ステップS67からの処理に戻る。
以後、これらステップS67,S68の動作を繰返し実行することにより、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ定格の電圧値で駆動させながら、そのいずれかの回転数が経年劣化により低下するのを待機する。
しかして、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータの回転数のうちの少なくとも一つがEEPROM80aに記憶される対応する回転数より低下した場合、ステップS68でこれを判断し、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータの駆動電圧を一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS69)、その調整により駆動電圧が予め設定された限界値、例えば定格電圧の25%増分を超えていないことを確認した上で(ステップS70)、再び上記ステップS67からの処理に至る。
こうして冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータの駆動電圧がその限界値を超えない範囲内で、規定の回転数を下回った場合に駆動電圧を一定値分ずつ上昇させるような調整制御を行ない、常に吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の回転数を維持して光源ランプ18を確実に冷却する。
しかして、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の劣化により順次その駆動電圧を一定値分ずつ上昇させていった結果、その限界値を超えてしまうと直ちにステップS70でこれを判断し、冷却ファン87を構成するいずれかのファンモータが経年劣化を生じているものとして警告出力、例えばランプインジケータ3と過熱インジケータ4双方を発光色を黄色として点滅表示させるなどによって報知し(ステップS71)、併せて光源ランプ18のへの印加電圧を許容範囲内で最も低い値に設定することで低輝度での発光駆動とし、光源ランプ18から発生される熱量自体を低減するように設定した上で(ステップS72)、冷却ファン87を構成する吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧をそれぞれ定格値に戻すようにファン制御部83に設定する(ステップS73)。
次いで、光源温度測定センサ78からの検出温度をチェックし(ステップS74)、光源ランプ18が規定の温度を超えているか否かを判断する(ステップS75)。
ここで光源ランプ18が規定の温度範囲内にある場合には何ら問題ないものとして、再び上記ステップS74からの処理に戻る。
以後、これらステップS74,S75の動作を繰返し実行することにより、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64をそれぞれ定格の電圧値で駆動させながら、光源ランプ18の検出温度が規定値を超えるのを待機する。
しかして、光源ランプ18の検出温度が規定値を超えた場合、ステップS75でこれを判断し、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64個々のファンモータの駆動電圧を一定値分、例えば定格電圧の5%分上昇させるような調整制御を行なった後(ステップS76)、その調整により駆動電圧が予め設定された限界値、例えば定格電圧の25%増分を超えていないことを確認した上で(ステップS77)、再び上記ステップS74からの処理に至る。
こうして光源ランプ18を低輝度発光させることで発熱量自体を抑えながら、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧を徐々に上昇させることで光源ランプ18を確実に冷却させる。
しかして、吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧を一定値分ずつ上昇させていった結果、その限界値を超えてしまうと直ちにステップS77でこれを判断し、それ以上は吸気ファン58,59及び大風力排気ファン62,63,64の駆動電圧の上昇によっても補いきれないものとして、その時点で光源ランプ18を消灯させて投影動作を停止すると共に(ステップS78)、冷却ファン87にエラーが生じた旨を例えばランプインジケータ3と過熱インジケータ4双方の赤色による点滅表示などによって報知し(ステップS79)、以上でこの図8の処理を終了して、冷却ファン87が交換されるのを待機する。
このように、冷却ファン87を構成する個々のファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超えた場合には、冷却ファンが劣化してしまったものと判断して光源ランプ18の発光輝度を低下させ、この光源ランプ18で発生される熱量を大幅に低減させることで、冷却能力の低下に光源ランプ18を合わせて光源ランプ18を保護しながらも投影動作を続行することができる。
なお、上記第1乃至第4の実施の形態は、いずれもマイクロミラー表示素子28を用いた方式のプロジェクタ装置に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限るものではなく、透過型のカラー液晶パネルを表示素子として使用する液晶プロジェクタ装置等にも同様に適用可能であることは勿論である。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…プロジェクタケース、2…電源キー、3…ランプインジケータ、4…過熱インジケータ、5…自動画質調整キー、6…静音モード設定キー、7…パワー/スタンバイインジケータ、10…リモコン受信部、15…ロッド脚、17…光源装置、18…光源ランプ、19…ガラスバルブ、21…リフレクタ、22…モータ、24…防爆ガラス、25…防爆カバー、28…マイクロミラー表示素子、29…光源側光学系、30…カラーホイール、32…カラーホイール回転モータ、33…導光ロッド、34,35…光源側レンズ、37…ミラー、38…光源側ハウジング、43…カバーガラス、44…中継レンズ、45…投影レンズ、52…電源系回路基板、58,59…吸気ファン、62〜64…大風力排気ファン、71…入出力コネクタ部、72…入出力インタフェース、73…画像変換部、74…投影エンコーダ、75…ビデオRAM、76…投影処理部、77…投影駆動部、78…光源温度測定センサ、80…制御部、80a…EEPROM、81…インジケータ部、82…音声処理部、83…ファン制御部、84…スピーカ、85…キースイッチ部、86…Ir受信部、87…冷却ファン、SB…システムバス、W…冷却風。
Claims (13)
- 光源ランプと、
入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、
上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、
この冷却ファンの累積運転時間を計時する計時手段と、
この計時手段での計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御手段と
を具備したことを特徴とする投影装置。 - 上記制御手段は、計時手段での計時値が第1の所定値となった時点で上記冷却ファンへの駆動電圧を昇圧設定し、第1の所定値より大きい第2の所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
- 光源ランプと、
入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、
上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、
この冷却ファンの回転数を計測する回転数計測手段と、
この回転数計測手段での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御手段と
を具備したことを特徴とする投影装置。 - 光源ランプと、
入力された画像信号に対応した画像を上記光源ランプからの光により投影する投影手段と、
上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンと、
上記光源ランプの温度を計測する温度計測手段と、
この温度計測手段での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御手段と
を具備したことを特徴とする投影装置。 - 上記制御手段は、上記冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超える場合に上記光源ランプへの通電を停止することを特徴とする請求項3または4記載の投影装置。
- 上記制御手段は、上記冷却ファンへの供給電圧が予め設定される限界値を超える場合に上記光源ランプの発光輝度が低下するよう駆動制御することを特徴とする請求項3または4記載の投影装置。
- 上記冷却ファンは複数からなり、
上記制御手段は、上記複数の冷却ファンを複数のグループに分けて、グループ毎に上記回転数計測手段での計測値に基づく制御と上記温度計測手段での計測値に基づく制御によりそれぞれ冷却ファンへの上記一定値分ずつの供給電圧の昇圧設定を行なう
ことを特徴とする請求項3及び4記載の投影装置。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、
上記冷却ファンの累積運転時間を計時する計時工程と、
この計時工程での計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御工程と
を有したことを特徴とする投影装置の運転制御方法。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、
上記冷却ファンの回転数を計測する回転数計測工程と、
この回転数計測工程での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御工程と
を有したことを特徴とする投影装置の運転制御方法。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置の運転制御方法であって、
上記光源ランプの温度を計測する温度計測工程と、
この温度計測工程での計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御工程と
を有したことを特徴とする投影装置の運転制御方法。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
上記冷却ファンの累積運転時間を計時する計時ステップと、
この計時ステップでの計時値が所定値となった時点で上記光源ランプへの通電を停止する制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
上記冷却ファンの回転数を計測する回転数計測ステップと、
この回転数計測ステップでの計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 入力された画像信号に対応した画像を光源ランプからの光により投影する投影系と、上記光源ランプを冷却する冷却風を発生する冷却ファンとを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
上記光源ランプの温度を計測する温度計測ステップと、
この温度計測ステップでの計測値が所定値以下となった時点で上記冷却ファンへの供給電圧を一定値分昇圧する制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2005281838A JP2007093880A (ja) | 2005-09-28 | 2005-09-28 | 投影装置、投影装置の運転制御方法及びプログラム |
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- 2005-09-28 JP JP2005281838A patent/JP2007093880A/ja active Pending
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