JP2007093685A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を低減することができ、また高歩留まりに製造することができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る液晶装置は、互いに交差して延びる複数の走査線3a(第1配線)及び複数のデータ線6a(第2配線)と、前記走査線3aとデータ線6aとの各交差点に対応して配列された複数の島状電極とを備えており、前記複数の島状電極のうち一部の島状電極である画素電極9が、画像表示を行う有効表示領域110aに属して表示画素111を構成する一方、他の複数の前記島状電極119が、前記有効表示領域110aの周辺に位置するダミー領域(周辺領域)110bに属してダミー素子112を構成しており、前記ダミー領域110bに属する前記島状電極119が、前記走査線3a及びデータ線6aと絶縁されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
従来から、基板上に画素を配列形成してなる液晶装置等において、表示領域における基板表面の平坦化や画素スイッチング素子の電気的特性のばらつきの低減を目的として、表示領域の周辺に表示画素と同一構成のダミー画素を形成することが知られている。例えば、下記特許文献1には、表示領域の周囲に1画素分のダミー画素領域を設けた液晶装置が記載されている。
特開2004−69993号公報
ところで、上記特許文献1に記載の液晶装置では、表示領域の周囲に表示画素と同一構成のダミー画素を設けており、このような構成とすることで、表示領域とダミー画素領域との境界で段差が生じるのを防止でき、ラビング処理の均一性を得る点では有効である。しかしながら、液晶装置の動作時に、表示に寄与しないダミー画素領域のTFT(薄膜トランジスタ)が動作するため消費電力が大きくなるという問題がある。また、ダミー画素のTFTは表示領域から延びる走査線やデータ線に接続されているため、このダミー画素のTFTに静電破壊が生じると表示画素の動作に支障を来し、液晶装置の製造歩留まりが低下するという問題もある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、消費電力を低減することができ、また高歩留まりに製造することができる電気光学装置を提供することを目的としている。
本発明の電気光学装置は、画像表示を行う有効表示領域と、前記有効表示領域の周辺に位置する周辺領域とを有する電気光学装置であって、前記有効表示領域に属する表示画素は、基板上に、互いに交差して延びる複数の第1配線及び複数の第2配線と、前記第1配線と第2配線との間に介挿され電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応して設けられ電気的に接続された島状電極とを有し、前記周辺領域に属するダミー素子は、前記基板上に、前記表示画素の前記第1配線と前記第2配線と前記島状電極とで構成されていることを特徴とする。
このようにダミー素子が第1配線、第2配線、及び島状電極からなる構成とすることで、ダミー素子は表示画素と異なり動作しない構成とすることができる。これにより、当該スイッチング素子の動作に係る消費電力を節約することができる。また、周辺領域においてスイッチング素子の静電破壊が生じることがないため、かかる静電破壊による歩留まり低下を防止することができる。また、製造工程の一部を省略ないし変更するのみで移行が行えるので、製造が容易であるという利点もある。
本発明の電気光学装置は、画像表示を行う有効表示領域と、前記有効表示領域の周辺に位置する周辺領域とを有する電気光学装置であって、前記有効表示領域に属する表示画素は、基板上に、互いに交差して延びる複数の第1配線及び複数の第2配線と、前記第1配線と第2配線との間に介挿され電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応して設けられ電気的に接続された島状電極とを有し、前記周辺領域に属するダミー素子は、前記基板上に、前記表示画素の前記第1配線と前記第2配線と前記島状電極と、前記表示画素に設けられるスイッチング素子とを備えており、前記ダミー素子のスイッチング素子は、少なくとも前記ダミー素子の第1配線又は前記島状電極と電気的に接続されていないことを特徴とする。
このようにダミー素子においてスイッチング素子と第1配線、又はスイッチング素子と島状電極との電気的接続を行わない構成とすることで、スイッチング素子が実質的に動作しないものとなるので、ダミー素子における消費電力を節約でき、またスイッチング素子の静電破壊による歩留まり低下を回避することができる。さらに、本構成では表示画素の一部の導電接続構造を省略するのみでダミー素子を構成できるので、製造工程の移行が容易である。
本発明の電気光学装置では、前記ダミー素子が、前記表示画素から前記スイッチング素子を形成する半導体層を除いたものと同一の構成を備えていてもよい。
このようにダミー素子の半導体層が取り除かれている構成とすることで、ダミー素子にスイッチング素子が設けられている場合に比して当該スイッチング素子の動作に係る消費電力を節約することができる。また、ダミー素子にスイッチング素子が設けられていないので、ダミー素子において静電破壊が生じることもなく、従ってスイッチング素子の静電破壊による歩留まり低下を回避できる。また、表示画素の構成から半導体層を取り除くのみでダミー素子を構成できるので、製造工程の大幅な変更を伴わず本構成に移行することができ、容易に製造することが可能である。
前記ダミー素子の前記島状電極は、定電位の第3配線に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
このような構成とすることで、前記第3配線を介して島状電極の電位制御を行うことができる。ダミー素子の島状電極が電気的に「浮いた」状態となっていると、島状電極の電位変動により電気光学物質が駆動されて表示品質の低下を生じるおそれがあるが、このような構成とすることで、周辺領域における電気光学物質の状態を制御することができ、表示品質の低下を防止することができる。
本発明の電気光学装置では、前記表示画素に、前記第1配線から前記スイッチング素子を介して前記島状電極に入力される電気信号を保持する蓄積容量が設けられ、前記ダミー素子には、前記蓄積容量を構成する一対の容量電極と略同一構成の一対の電極部材が設けられており、前記表示画素の一の容量電極と、前記ダミー素子の一の電極部材とが、前記第3配線と電気的に接続されている構成とすることができる。すなわち、前記第3配線が容量線である構成とすることができる。電気光学装置では、通常、表示画素に入力された電圧を保持するために蓄積容量が設けられているので、かかる蓄積容量の電極ないし配線を利用してダミー素子における電位制御を行うようにすれば、配線の複雑化を避けつつ表示品質に優れた電気光学装置を構成できる。なお、後述の実施形態では、ダミー素子中に延在する容量線が前記電極部材を兼ねている構成となっている。
本発明の電気光学装置では、前記周辺領域が、前記有効表示領域を取り囲む平面視額縁状の領域であることが好ましい。このような構成とすることで、液晶装置を構成する場合のラビング不良をより効果的に防止することができる。
本発明の電気光学装置では、電気光学物質を挟持して前記島状電極と対向する対向電極が設けられた対向基板を備え、前記ダミー素子の前記島状電極に前記対向電極の入力波形と同期した同一極性信号を入力する信号供給手段を備えていることが好ましい。このような構成とすれば、電気光学物質に印加される電圧を実質的にゼロにすることができるので、周辺領域において電気光学物質が駆動されるのを防止でき、表示品質の低下を防止することができる。
本発明の電気光学装置では、前記ダミー素子の平面領域内に、前記第1配線、第2配線、又は第3配線と同層、同一材質の導電膜が形成され、前記導電膜の平面形状によって当該ダミー素子に識別情報が付与されていてもよい。このような構成とすれば、周辺領域をさらに有効に利用することができる。
次に、本発明の電子機器は、先に記載の本発明の電気光学装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、本発明に係る電気光学装置からなる表示部を備えたことで、低消費電力の電子機器を安価に提供することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下で参照する各図面においては、図面を見易くするために各部の寸法や膜厚について適宜変更して表示を行うこととする。また、複数の図面に共通の構成要素については同一の符号を付してその詳細な説明を省略することとする。
(第1の実施形態)
[全体構成]
図1は、本発明に係る電気光学装置の一実施形態である液晶装置の概略平面図である。図1に示す液晶装置100は、矩形状のTFTアレイ基板10と、このTFTアレイ基板10上に配設された対向基板20とを備えている。TFTアレイ基板10と対向基板20とは図示略のシール材を介して貼り合わされ、両基板10,20間には図示略の液晶(電気光学物質)が封入されている(図5参照)。
TFTアレイ基板10の平面領域内には、矩形状の有効表示領域110aと、有効表示領域110aを取り囲む矩形枠状のダミー領域(周辺領域)110bと、データ線駆動回路101と、走査線駆動回路102と、制御回路105と、外部接続端子108とが設けられている。外部接続端子108には、外部回路120が実装されたフレキシブル基板106が接続されている。ここでダミー領域110bとは、後述するダミー素子が形成された、有効表示領域110aの周囲の領域をいう。
有効表示領域110aには、画像表示を行う表示画素111がマトリクス状に配列形成され、ダミー領域110bには、表示画素111の配列に連続して配列された表示を行わないダミー素子112が形成されている。ダミー素子112の外側に延出された配線(走査線及びデータ線)を介して走査線駆動回路102及びデータ線駆動回路101が接続され、画素駆動制御を行うようになっている。
液晶装置100の有効表示領域においては、図2に示すように、複数の表示画素111がマトリクス状に配列され、これら表示画素111の各々には、画素スイッチング素子であるTFT30が形成されており、画素信号S1、S2、…、Snを供給するデータ線6aがTFT30のソースと電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画素信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。また、TFT30のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmをこの順に線順次で印加するように構成されている。画素電極(島状電極)9は、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線6aから供給される画素信号S1、S2、…、Snを各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S1、S2、…、Snは、液晶を挟持して画素電極9と対向する電極(対向電極)との間で一定期間保持される。
そして、保持された画素信号S1、S2、…、Snがリークするのを防ぐために、画素電極9と対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量60が付加されている。この蓄積容量60によって、画素電極9の電圧をソース電圧が印加された時間よりも3桁程度長く保持することができ、これによって電荷の保持特性が改善され、コントラスト比の高い液晶装置を実現することができる。
図3は、本実施形態の液晶装置における表示画素111及びダミー素子112の配列形態を示す平面構成図である。図3に示す平面構成は、図1に示す有効表示領域110a及びダミー領域110bのうち、図示左上側の角部を拡大して示している。
図3に示すように、有効表示領域110aに延在する複数の走査線3a(第1配線)及び複数のデータ線6a(第2配線)は、ダミー領域110bを経由してダミー領域110bの外側の走査線駆動回路102及びデータ線駆動回路101と接続されている。また、走査線3aに並行して延びる容量線3b(第3配線)が、各表示画素111及びダミー素子112中に配置されている。有効表示領域110aにおいて、隣接する走査線3a及び隣接するデータ線6aに囲まれた矩形状の領域が表示画素111の平面領域であり、ダミー領域110bにおいて、走査線3aとデータ線6aとに囲まれた矩形状の領域がダミー素子112の平面領域である。
本実施形態の場合、液晶装置100はカラー液晶装置であり、走査線3aの延在方向に並んだ3つの表示画素111は、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の原色光を射出するサブ画素として機能し、3つのサブ画素によって1つの画像表示単位(画素)を構成するようになっている。そこで、本実施形態では、有効表示領域110aの走査線3aの延在方向外側に、表示画素111の配列に対応した個のダミー素子112を配置し、データ線6aの延在方向外側には、最外周に配置された表示画素111に隣接して1個のダミー素子112を配置した構成としている。ただし、ダミー領域110bにおけるダミー素子112の配列は本実施形態に限定されず、液晶装置の態様に応じて種々に変更することができる。
[表示画素]
図4(a)は表示画素111の平面構成図である。表示画素111は、2本の走査線3aと2本のデータ線6aとに囲まれる矩形状の平面領域を有しており、当該平面領域にほぼ対応する形状の画素電極9と、画素電極9と電気的に接続されたTFT30と、蓄積容量60とを備えている。TFT30は、平面視U形の半導体層42を主体としてなるものであり、蓄積容量60は、半導体層42と一体に形成された矩形状の容量電極44を一方の電極として備えるものである。
U形の半導体層42は、その両枝の2箇所において図示左右方向に延びる走査線3aと交差しており、この交差部分において走査線3aはTFT30のゲート電極32,33として機能する。すなわちTFT30は、デュアルゲート(ダブルゲート)構造のTFTである。半導体層42のうちデータ線6a側に延びる枝部は、その先端部に設けられた拡幅部分においてデータ線6aの拡幅部6bと重なって配置されており、この重畳位置に設けられたソースコンタクトホール43を介してデータ線6aと電気的に接続されている。また、表示画素111の中央部側へ延びる他方の枝部は、その先端部において矩形状の容量電極44と接続されている。容量電極44は、前記走査線3aと平行に延びる容量線3bと平面的に重なる位置まで延設されている。
画素電極9は、ITO(インジウム錫酸化物)等からなる透明導電膜であり、容量電極44とほぼ重なる位置に設けられた矩形状の中継電極45に対して、画素コンタクトホール46を介して電気的に接続されている。前記中継電極45は画素コンタクトホール46の走査線3a側に設けられたドレインコンタクトホール47を介して容量電極44と電気的に接続されている。このような構造により、画素電極9とTFT30とが電気的に接続された構成となっている。
ここで、図5は図4(a)のA−A’線に沿う断面構成図である。図5に示す断面構造を見ると、TFTアレイ基板10は、例えば石英、ガラス、プラスチック等からなる基板本体(基体)10aの一面側(図示上面側)に、下地絶縁膜11が形成されており、下地絶縁膜11上にTFT30の主要部を成す半導体層42が設けられている。半導体層42を覆って絶縁薄膜2が形成されている。下地絶縁膜11は半導体層42のパターニング工程におけるオーバーエッチングに対するバッファ層として機能するものであり、また基板本体10aの表面の荒れや汚染等に起因するTFT30の特性劣化を抑える作用をも奏する。
半導体層42を覆う絶縁薄膜2上に、例えばMo膜とAl膜との積層膜からなるゲート電極32,33(走査線3a)が形成されており、半導体層42を延設してなる容量電極44上には容量線3bが配置されている。従って絶縁薄膜2は、ゲート電極32,33と平面的に重なる位置ではTFT30のゲート絶縁膜として機能し、容量線3bと容量電極44とに挟まれた領域では、蓄積容量60の誘電体膜として機能するものとなっている。
図示のように、本実施形態のTFT30はデュアルゲート構造を有しており、さらにいわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造を有している。すなわち、ゲート電極32,33と対向する領域に各々形成されたTFT30のチャネル領域1aを挟んでLDD部を成す低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cがそれぞれ形成されている。前記低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1bの外側の半導体層42は、より高濃度に不純物が導入された高濃度ソース領域ないし高濃度ドレイン領域となっている。蓄積容量60の一方の電極をなす容量電極44も同様の高濃度不純物領域である。
本実施形態に係る半導体層42は多結晶シリコンにより形成されており、基板上に成膜したアモルファスシリコンを、レーザーアニール法や、Ni助長固相成長法等のガラス基板の融点より低い低温プロセスにより多結晶化したものを用いることが好ましい。ゲート電極32,33(走査線3a)、及び容量線3b上を含む絶縁薄膜2上には、第1層間絶縁膜13が形成されており、第1層間絶縁膜13上には、中継電極45が形成されている。中継電極45と同層にはデータ線6aが形成されている。データ線6a及び中継電極45は、例えばAl等の低抵抗金属を用いて形成される。
データ線6aは、絶縁薄膜2及び第1層間絶縁膜13を貫通して形成されたソースコンタクトホール43を介して半導体層42(高濃度ソース領域)と電気的に接続されている。また、絶縁薄膜2と第1層間絶縁膜13とを貫通して半導体層42に達するドレインコンタクトホール47が形成されており、このドレインコンタクトホール47を介して中継電極45と容量電極(半導体層42の高濃度ドレイン領域)とが電気的に接続されている。
中継電極45及びデータ線6a上を含む第1層間絶縁膜13上には、第2層間絶縁膜14が形成されており、第2層間絶縁膜14上に画素電極9が形成されている。そして、前記中継電極45の平面領域において、上記第2層間絶縁膜14を貫通して中継電極45に達する画素コンタクトホール46が形成されており、画素コンタクトホール46を介して画素電極9と中継電極45とが電気的に接続されている。以上の構成により、中継電極45を介して半導体層42の高濃度ドレイン領域と画素電極9とが電気的に接続されている。また、画素電極9上を含む第2層間絶縁膜14上には、ラビング処理等の配向処理が施されたポリイミド膜などからなる配向膜17が設けられている。
対向基板20は、図5に示すように、基板本体20aの液晶層50側に、カラーフィルタ22と、ベタ状の対向電極21と、対向電極21を覆う配向膜27とを備えている。対向電極21は、ITO等の透明導電材料により形成でき、配向膜27は、先のTFTアレイ基板10の配向膜17と同様の構成とすることができる。また、カラーフィルタ22は、各表示画素111に対応した平面領域を有するR(赤)、G(緑)、B(青)の色材層からなるものである。また、基板本体10a、20aの外面側(液晶層50と反対側)には、それぞれ偏光板を含む光学素子16,26が配設されている。
[ダミー素子]
次に、図4(b)はダミー素子112の平面構成図である。ダミー素子112は、表示画素111と同様、2本の走査線3aと2本のデータ線6aとに囲まれた矩形状の平面領域を有しており、表示画素111の画素電極9と同等の平面領域を有する矩形状の島状電極119を備えている。データ線6aの拡幅部6bに挟まれた位置に矩形状の中継電極115が設けられており、中継電極115と島状電極119とは、コンタクトホール116を介して電気的に接続されている。
また、中継電極115は、容量線3bと一部平面的に重なって配置され、当該重畳位置に設けられたコンタクトホール117を介して容量線3bと電気的に接続されている。従って、ダミー素子112においては、島状電極119と容量線3bとが電気的に接続されており、液晶装置100の動作時に島状電極119は容量線3bと同電位に保持されるようになっている。
図6は、図4(b)のB−B’線に沿う断面構成図である。ダミー素子112の形成領域において、基板本体10a上に下地絶縁膜11と絶縁薄膜2とが積層され、その上に走査線3a、容量線3bが延在している。走査線3a、容量線3bを覆う第1層間絶縁膜13には、当該第1層間絶縁膜13を貫通して容量線3bに達するコンタクトホール117が設けられており、第1層間絶縁膜13上に形成された中継電極115が、前記コンタクトホール117を介して容量線3bと電気的に接続されている。中継電極115を覆って形成された第2層間絶縁膜14には、中継電極115に達するコンタクトホール116が貫設されており、このコンタクトホール116を介して第2層間絶縁膜14上の島状電極119と中継電極115とが電気的に接続されている。かかる構造により、島状電極119と容量線3bとが電気的に接続されている。島状電極119上を含む第2層間絶縁膜14上の領域には配向膜17が形成されている。
図3及び図4から明らかなように、本実施形態のダミー素子112は、その概略形状において表示画素111と同様であり、より詳細には、表示画素111から半導体層42(及び容量電極44)を取り除き、中継電極と容量線3bとを電気的に接続した構成である。ダミー素子112には半導体層42が設けられていないため、表示画素111におけるソースコンタクトホール43、ドレインコンタクトホール47に相当するコンタクトホールは省略されているが、コンタクトホール43,47に対応する位置にコンタクトホールが設けられていても構わない。
上記構成を備えた本実施形態の液晶装置100では、各種素子が設けられた有効表示領域110aの周囲に、表示画素111と大略同様の配線構造を有するダミー素子112からなるダミー領域110bを形成し、有効表示領域110aとその外側の基板表面との間で段差が生じるのを防止している。これにより、配向膜17が有効表示領域110aとダミー領域110bとに渡って均一な表面形状を有して形成されるので、配向膜17を有効表示領域110a上で均一にラビング処理することができ、またダミー領域110bにおいてラビング不良が生じたとしても、有効表示領域110aに影響しないようにすることができる。従って、ラビング不良に起因する表示品質の低下を防止することができる。
また、本実施形態に係るダミー素子112では、特許文献1等に記載の従来構成に係るダミー画素と異なり、表示画素111に備えられる半導体層42が取り除かれており、このような構成を備えたことで、本実施形態の液晶装置100は、低消費電力であり、かつ高歩留まりに製造可能なものとなっている。
すなわち、ダミー素子112に表示画素111と同様の半導体層42が備えられているとすれば、ダミー素子112にTFTが形成されていることになり、液晶装置100の動作時にはかかるTFTも動作することになるので、その分消費電力が大きくなる。従って、本実施形態ではダミー領域にTFTが設けられている構成に比して消費電力を低減することができる。
また、ダミー素子にTFTが設けられていると、このTFTが静電破壊されてソースとゲートとの間、及びゲートとドレインとの間で短絡が生じる可能性がある。このような静電破壊が生じると、走査線3aとデータ線6aとが短絡したり、走査線3aと島状電極119とが短絡することになり、有効表示領域110aの表示画素111にまで上記静電破壊の影響が及ぶおそれがある。そこで本実施形態のようにダミー素子112について半導体層を除去しておけば、ダミー領域での静電破壊は生じなくなるので、歩留まりの低下や、ダミー領域についてのリペアが不要になり、高歩留まりに効率よく製造可能なTFTアレイ基板となる。
また、数万〜数百万のTFTが設けられているTFTアレイ基板では、TFTの破損は確率的に生じるため不可避的な面があるが、本実施形態の構成によれば、TFTアレイ基板10のTFT総数が少なくなるので、TFTアレイ基板全体でのTFT破損の確率を低下させることができ、この点でも歩留まり向上に有効である。
さらに、本実施形態では、ダミー素子112について半導体層42を取り除く一方で、中継電極115、走査線3a、容量線3bは表示画素111と同様に形成しており、一部部材を除去することによる表面形状の変化を最小限に抑えている。これにより、ダミー領域110bと有効表示領域110aとの間で段差が生じるのを防止でき、配向膜17のラビング処理に不良を生じるのを防止することができるようになっている。
またさらに、本実施形態では、ダミー素子112の島状電極119が、中継電極115を介して容量線3bと電気的に接続されているので、液晶装置の動作時に島状電極119を容量線3bと同電位に保持できる。このようにして島状電極119が電気的に「浮いた」状態となるのを防ぐことで、液晶装置の動作に伴ってダミー領域110bの液晶が駆動されるのを防止でき、光漏れ等によるコントラスト低下を抑えることができる。
あるいは、容量線3bを介して島状電極119に電気信号を供給することもできる。例えば、液晶装置100がノーマリブラックの液晶装置であれば、島状電極119が対向電極21と同電位になるように(両者の電位差がゼロになるように)容量線3bを介して電位制御すれば、ダミー領域110bを常に黒表示とすることができるので、有効表示領域110aとダミー領域110bとのコントラストを高めることができる。なお、液晶装置100がノーマリホワイトであれば、対向電極21と逆極性の電位となるように島状電極119の電位制御を行えばよい。
なお、表示に寄与しないダミー領域110bでは、液晶装置100は透光性を有している必要はないため、ダミー領域110bの配線層(走査線3aの属する配線層、ないしデータ線6aの属する配線層)を利用して、ダミー素子112にさらに機能を付加することもできる。例えば、上記配線層の導電膜をパターニングして、ダミー素子112の領域内に数値やアルファベット等の文字列や、図形等からなる識別情報を表示することもできる。具体的には、ダミー素子112の位置情報(行番号又は列番号)や、当該液晶装置の型番号、製造番号、ロット等のプロセス情報を表示することができる。前記配線層に識別情報を形成したとしても、島状電極119は透明導電膜であるので、前記識別情報は外部から容易に視認することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。本実施形態は、第1の実施形態の液晶装置100において、ダミー素子112の構成に変更を加えた変形例である。図7は、本実施形態の液晶装置200に設けられた1つのダミー素子112の平面構成図であって、第1実施形態における図4(b)に相当する図面である。図8は、図7のD−D’線に沿う断面構成図である。なお、本実施形態の液晶装置200は、図7及び図8に示すダミー素子112の構成以外は第1実施形態の液晶装置100と共通の構成を備えている。従って以下では、かかる相違点について主に説明することとする。
図7に示す本実施形態に係るダミー素子112と、図4に示した第1実施形態に係るダミー素子112と比較すると、本実施形態のダミー素子112は、表示画素111と共通の半導体層42を備えている。ただし、表示画素111において半導体層42とデータ線6aとを電気的に接続しているソースコンタクトホール43、及び半導体層42(容量電極44)と中継電極45とを電気的に接続しているドレインコンタクトホール47は、第1実施形態に係るダミー素子112と同様に形成されていない。そのため、図7に示すダミー素子112の半導体層42はTFTを構成しておらず、従って、本実施形態の液晶装置200についても第1実施形態の液晶装置100と同様の作用効果を得ることができる。
図8に示す断面構造をみると、基板本体10a上に下地絶縁膜11を介して半導体層42が形成されており、この半導体層42上に絶縁薄膜2を介して容量線3bが積層されている。そして、第1層間絶縁膜13上にコンタクトホール117を介して容量線3bと導電接続された中継電極115が形成され、第2層間絶縁膜14上にコンタクトホール116を介して中継電極115と導電接続された島状電極119が形成されている。
図5に示した表示画素111の断面構造と比較すれば明らかなように、本実施形態の液晶装置200では、ダミー素子112における各部材の積層構造が表示画素111と共通の構造とされている。このような構成とすることで、ダミー領域110bにおけるTFTアレイ基板10の表面形状を、有効表示領域110aと同じくすることができるので、ダミー領域110bと有効表示領域110aとの境界において段差が形成されるのを防止することができ、前記段差に起因する配向膜17のラビング不良を効果的に防止することができる。従って、本実施形態の液晶装置200によれば、有効表示領域110aのラビング処理の均一性がさらに向上し、より優れた表示品質を有するものとなる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図9を参照して説明する。図9は、本実施形態の液晶装置300の画素配列を示す平面構成図であって、上記第1実施形態における図3に相当する図面である。本実施形態の液晶装置300は、第1実施形態の液晶装置100と同様の基本構成を備えており、有効表示領域110aを構成する表示画素111及びダミー領域110bを構成するダミー素子112の具体的構成に相違点を有している。従って以下では、かかる相違点について主に説明することとする。
上記第1実施形態では、表示画素111に画素電極9の電圧を保持する蓄積容量60が設けられ、ダミー素子112は、蓄積容量60の構成を利用して形成した容量線3bと島状電極119との導線接続構造を有するものとなっていた。これに対して、本実施形態の液晶装置300では、表示画素111に蓄積容量は設けられておらず、平面視U形の半導体層42を主体としてなるTFT30は、中継電極45を介して画素電極9と電気的に接続されている。
より詳細には、半導体層42の2本の枝部のうち、データ線6a側に延びる一方の枝部はソースコンタクトホール43を介してデータ線6aと電気的に接続され、中継電極45側に延びる他方の枝部はドレインコンタクトホール47を介して中継電極45と電気的に接続されている。そして、中継電極45の平面領域内に設けられた図示略の画素コンタクトホールを介して中継電極45と画素電極9とが電気的に接続されている構成である。
そして、本実施形態に係るダミー素子112は、上記構成を備えた表示画素111から、半導体層42を省略した構成となっている。すなわち、ダミー素子112は、画素電極9に対応する矩形状の島状電極119と、中継電極45とを備えており、中継電極45と島状電極119とは、表示画素111の前記画素コンタクトホールに相当するコンタクトホールを介して電気的に接続されている。また、実際に導電接続部として機能するものではないが、データ線6aの形成領域にはコンタクトホール43が形成され、中継電極45の平面領域にはコンタクトホール47が形成されている。
以上の構成を備えた液晶装置300においても、ダミー素子112について半導体層42が取り除かれているので、ダミー素子112に動作可能なTFTが設けられている従来構成に比して消費電力を低減することができ、またダミー領域においてTFTの静電破壊されるという不具合も生じることがないので、高歩留まりに効率よく製造することが可能である。また、有効表示領域110aの表示画素111とダミー領域110bのダミー素子112とが半導体層42の有無以外で共通の構成を備えているので、従来の製造工程に対してほとんど変更を加えることなく製造することが可能であり、製造プロセスの移行を極めて容易に行うことができる。
なお、本実施形態の液晶装置300においても、TFTアレイ基板10の製造工程において配向膜のラビング処理を有効表示領域110aの領域内で均一化でき、表示品質を向上させることができるのは勿論である。
上記第3実施形態の液晶装置300では、ダミー素子112として、表示画素111から半導体層42を取り除いた構成のものを形成することで、ダミー素子112における電力消費の防止と、素子破壊の防止とを実現しているが、同様の作用効果を得られる範囲でダミー素子112の構成に変更を加えることもできる。
例えば、ダミー素子112について、半導体層42を取り除くのに代えて、表示画素111において半導体層42とデータ線6aとを接続しているソースコンタクトホール43を形成しない構成としてもよい。また同様に、ドレインコンタクトホール47を形成しない構成としてもよい。このような構成とした場合であっても、ダミー素子112においてTFTが動作しないようにすることができるので、先の作用効果を得ることができる。また、ダミー素子112の平面領域内に半導体層が形成されているので、TFTアレイ基板10の表面形状において有効表示領域110aとダミー領域110bとがほぼ同一の平面形状となり、ラビング処理の均一化の点で有効である。
(他の実施形態)
本発明の技術範囲は上記第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る電気光学装置の実施形態には、異なる構成を備えた液晶装置や、有機エレクトロルミネッセンス装置(有機EL装置)が含まれる。そこで以下に、画素領域にメモリ素子を備えた構成の液晶装置としての実施形態、及び有機EL装置としての実施形態について簡単に説明する。
[画素メモリ内蔵液晶装置]
図10は、画素内にメモリ素子を有する電気光学装置を液晶装置に適用した場合における1画素の回路構成図である。図に示す画素140には、スイッチング素子として機能する4個のTFT141〜144、液晶容量145、蓄積容量146、及び一対のインバータ147a、147bを備えて構成されている。TFT141〜144のうち、TFT141〜143はpチャネル型トランジスタであり、TFT144はnチャネル型トランジスタである。各TFTのチャネル型はこれに限定されるものではないが、TFT142,143は排他的に導通すべきものであるので、これらを同一制御信号で制御する場合にはこれらTFT142,143について互いに異なるチャネル型を選択する必要がある。
第1のTFT141のソースは1本のデータ線6aに接続され、そのゲートは1本の走査線3aに接続されている。同一列に並んだ画素140に関してそれぞれのTFT141のソースが同一のデータ線6aに接続され、同一行に並んだ画素140に関してそれぞれのTFT141のゲートが同一の走査線3aに接続される点は先の第1実施形態等と同様である。第1のTFT141のドレインは、液晶容量145とそれに並列に設けられた蓄積容量146とに接続されている。液晶容量145は、画素電極と対向電極(共通電位Vcom)との間に挟持された液晶により構成されており、蓄積容量146は画素電極と図示略の容量線(共通電位Vcs)との間に付与されている。
画素140内には、一対のインバータ147a、147bを備えたメモリ素子147が内蔵されている。一方のインバータ147aの出力端が他方のインバータ147bの入力端に接続されており、前記他方のインバータ147bの出力端は、第4のTFT144を介して前記一方のインバータ147aの入力端に接続されている。第4のTFT144は第1の信号線d1を介して供給される制御信号によって導通制御される。また前記インバータ147aの入力端は第2のTFT142を介して第1のTFT141のドレインに接続されている。第2のTFT142は、第1の信号線d1を介して供給される制御信号によって導通制御され、第4のTFT144がオフ状態となるときにはオン状態となり、逆にオン状態となるときにはオフ状態となる。他方のインバータ147bの入力端は、第3のTFT143を介して第1のTFT141のドレインに接続されている。第3のTFT143は、第2の信号線d2を介して供給される制御信号によって導通制御される。このようなフリップフロップ構成により、一対のインバータ147a、147bは、1ビットのデータを記憶するメモリ素子147として機能する。
そして、上記構成の画素140を有効表示領域に備えた液晶装置においても、本発明は問題なく適用することができる。すなわち、有効表示領域の周辺に、ダミー素子として、画素140を構成するTFT141〜144の半導体層を除いた構成を具備したものを設けることができる。あるいは、画素140のTFT141〜144において、半導体層とソース電極ないしドレイン電極との導電接続を排除した構成のダミー素子を設けることができる。そして、このような構成のダミー素子からなるダミー領域を有効表示領域の外側に設けた液晶装置によれば、先の第1〜第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記画素140を備えた液晶装置によれば、画素140内に設けたメモリ素子147へのデータの書込動作又は読出動作によって画素140を駆動することが可能であるので、例えばデータ線6aと接続されたデータ線駆動回路を停止した状態でメモリ素子147を低周波数で駆動することで、省電力の2値表示モードで液晶装置を動作させることができる。また、上記メモリ素子147はデータ線6aにデコーダを接続することで、当該デコーダ(及び走査線駆動回路)を介して外部回路からアクセス可能になるので、外部回路の作業空間として利用することもできる。
[有機EL装置]
次に、図11は、本発明を適用できる有機EL装置の回路構成図である。図11に示す回路構成において、有機EL装置150は、複数の走査線151と、これら走査線151に対して交差する方向に延びる複数の信号線152と、これら信号線152に並列に延びる複数の共通給電線153とがそれぞれ配線されたもので、走査線151及び信号線152の各交点毎に、画素171が設けられて構成されている。
信号線152に対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、及びアナログスイッチ等を備えるデータ側駆動回路172が設けられている。一方、走査線151に対しては、シフトレジスタ及びレベルシフタ等を備える走査側駆動回路173が設けられている。画素171の各々には、走査線151を介して走査信号がゲートに供給されるスイッチング用TFT162と、このスイッチング用TFT162を介して信号線152から供給される画像信号を保持する保持容量capと、保持容量capによって保持された画像信号がゲートに供給される駆動用TFT163と、この駆動用TFT163を介して共通給電線153に電気的に接続したときに共通給電線153から駆動電流が流れ込む画素電極161と、この画素電極161と共通電極164との間に挟み込まれる発光部160と、が設けられている。前記画素電極161と共通電極164と、発光部160とによって構成される素子が有機EL素子(発光素子)である。
このような構成のもとに、走査線151が駆動されてスイッチング用TFT162がオンとなると、そのときの信号線152の電位が保持容量capに保持され、該保持容量capの状態に応じて、駆動用TFT163のオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用TFT163のチャネルを介して共通給電線153から画素電極161に電流が流れ、さらに発光部160を通じて共通電極164に電流が流れることにより、発光部160は、これを流れる電流量に応じて発光する。
そして、上記構成の画素171を配列してなる有効表示領域に備えた有機EL装置150においても、本発明は問題なく適用することができる。すなわち、有効表示領域の周辺に、ダミー素子として、画素171を構成するTFT162,163の半導体層を除いた構成を具備したものを設けることができる。あるいは、画素171のTFT162,163において、半導体層とソース電極ないしドレイン電極との導電接続を排除した構成のダミー素子を設けることができる。そして、このような構成のダミー素子からなるダミー領域を有効表示領域の外側に設けた有機EL装置によれば、先の第1〜第3実施形態と同様、ダミー素子による無駄な電力消費を抑えることができる。
(電子機器)
次に、上記実施の形態の液晶装置ないし有機EL装置を備えた電子機器の例について説明する。図12は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図12に示す携帯電話1300は、上記実施形態の液晶装置又は有機EL装置からなる表示部1301と、操作ボタン部1302と、受話部1303と、送話部1304とを備えて構成されている。図12に示す電子機器は、上記実施形態の液晶装置又は有機EL装置を備えているので、表示品質に優れた低消費電力の電子機器となる。
第1実施形態に係る液晶装置の平面構成図。 同、回路構成図。 有効表示領域とダミー領域の平面構成を拡大して示す図。 表示画素とダミー素子の平面構成図である。 図4(a)のA−A’線に沿う断面構成図。 図4(b)のB−B’線に沿う断面構成図。 第2実施形態に係るダミー素子の平面構成図。 図7のD−D’線に沿う断面構成図。 第3実施形態に係る有効表示領域及びダミー領域の平面構成図。 メモリ素子を内蔵した液晶装置の表示画素の回路構成図。 有機EL装置の回路構成の一例を示す図。 電子機器の一例を示す斜視構成図。
符号の説明
100,200,300 液晶装置(電気光学装置)、10 TFTアレイ基板、20 対向基板、30 TFT(スイッチング素子)、110a 有効表示領域、110b ダミー領域(周辺領域)、111 表示画素、112 ダミー素子、9 画素電極(島状電極)、119 島状電極、3a 走査線(第1配線)、6a データ線(第2配線)、3b 容量線(第3配線)、42 半導体層、44 容量電極、60 蓄積容量、150 有機EL装置(電気光学装置)

Claims (6)

  1. 画像表示を行う有効表示領域と、前記有効表示領域の周辺に位置する周辺領域とを有する電気光学装置であって、
    前記有効表示領域に属する表示画素は、基板上に、互いに交差して延びる複数の第1配線及び複数の第2配線と、前記第1配線と第2配線との間に介挿され電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応して設けられ電気的に接続された島状電極とを有し、
    前記周辺領域に属するダミー素子は、前記基板上に、前記表示画素の前記第1配線と前記第2配線と前記島状電極とで構成されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 画像表示を行う有効表示領域と、前記有効表示領域の周辺に位置する周辺領域とを有する電気光学装置であって、
    前記有効表示領域に属する表示画素は、基板上に、互いに交差して延びる複数の第1配線及び複数の第2配線と、前記第1配線と第2配線との間に介挿され電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応して設けられ電気的に接続された島状電極とを有し、
    前記周辺領域に属するダミー素子は、前記基板上に、前記表示画素の前記第1配線と前記第2配線と前記島状電極と、前記表示画素に設けられるスイッチング素子とを備えており、
    前記ダミー素子のスイッチング素子は、少なくとも前記ダミー素子の第1配線又は前記島状電極と電気的に接続されていないことを特徴とする電気光学装置。
  3. 前記ダミー素子の前記島状電極は、定電位の第3配線に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記周辺領域は、前記有効表示領域を取り囲む平面視額縁状の領域であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  5. 電気光学物質を挟持して前記島状電極と対向する対向電極が設けられた対向基板を備え、
    前記ダミー素子の前記島状電極に前記対向電極の入力波形と同期した同一極性信号を入力する信号供給手段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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